JPH01307037A - 光記録媒体の製造方法 - Google Patents
光記録媒体の製造方法Info
- Publication number
- JPH01307037A JPH01307037A JP63135407A JP13540788A JPH01307037A JP H01307037 A JPH01307037 A JP H01307037A JP 63135407 A JP63135407 A JP 63135407A JP 13540788 A JP13540788 A JP 13540788A JP H01307037 A JPH01307037 A JP H01307037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- recording
- optical recording
- recording film
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims description 21
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 12
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims abstract description 12
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 10
- 229910052797 bismuth Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 229910052785 arsenic Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims description 23
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 claims description 20
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 29
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 abstract description 10
- 239000000956 alloy Substances 0.000 abstract description 10
- 229910000521 B alloy Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229910052787 antimony Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 abstract description 3
- 229910052714 tellurium Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 abstract description 3
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000002425 crystallisation Methods 0.000 description 7
- 230000008025 crystallization Effects 0.000 description 7
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 7
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 6
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 4
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 3
- 229910001215 Te alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000004431 polycarbonate resin Substances 0.000 description 2
- 229920005668 polycarbonate resin Polymers 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- WSSSPWUEQFSQQG-UHFFFAOYSA-N 4-methyl-1-pentene Chemical compound CC(C)CC=C WSSSPWUEQFSQQG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N Acetaminophen Chemical compound CC(=O)NC1=CC=C(O)C=C1 RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910002909 Bi-Te Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910002899 Bi2Te3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 1
- VVQNEPGJFQJSBK-UHFFFAOYSA-N Methyl methacrylate Chemical compound COC(=O)C(C)=C VVQNEPGJFQJSBK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000003466 anti-cipated effect Effects 0.000 description 1
- 229910052798 chalcogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000001787 chalcogens Chemical class 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 229910052733 gallium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052745 lead Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000000113 methacrylic resin Substances 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 238000001420 photoelectron spectroscopy Methods 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001955 polyphenylene ether Polymers 0.000 description 1
- 238000000634 powder X-ray diffraction Methods 0.000 description 1
- 239000005297 pyrex Substances 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 1
- 229910052718 tin Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007738 vacuum evaporation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、レーザー光等の光の熱作用、あるいはフォト
ン効果により情報を記録する光記録媒体の製造方法に関
するものである。
ン効果により情報を記録する光記録媒体の製造方法に関
するものである。
、最近、小型で高性能のレーザーの進歩に伴い、レーザ
ー光を利用した技術、即ち、光通信、光記録等のいわゆ
る光関連技術の研究が急速に進展し、一部は実用化され
ている。中でも収束レーザー光を基板上の薄膜媒体に照
射して、その薄膜に穿孔もしくは非晶質−結晶質転移の
ような構造変化を生じさせて情報の記録を行う光記録は
、高密度・大容量の記録を可能とする新技術として注目
されている。とりわけ、非晶質−結晶質転移に基づく方
式は、レーザー光により薄膜を融点以上に加熱して急冷
することにより、レーザー光照射部を非晶質化して記録
を行い、また、その非晶質化部分をレーザー光により結
晶化温度以上に加熱して徐冷することにより結晶状態に
もどして消去を行うもので、この2つの状態間の転移を
可逆的になすことにより、多数回の書込と消去が可能で
あることから、異なった情報を何度でも書換えることが
可能であるという汎用性の高さのため、書換型光記録媒
体として今後重要になると予測される。
ー光を利用した技術、即ち、光通信、光記録等のいわゆ
る光関連技術の研究が急速に進展し、一部は実用化され
ている。中でも収束レーザー光を基板上の薄膜媒体に照
射して、その薄膜に穿孔もしくは非晶質−結晶質転移の
ような構造変化を生じさせて情報の記録を行う光記録は
、高密度・大容量の記録を可能とする新技術として注目
されている。とりわけ、非晶質−結晶質転移に基づく方
式は、レーザー光により薄膜を融点以上に加熱して急冷
することにより、レーザー光照射部を非晶質化して記録
を行い、また、その非晶質化部分をレーザー光により結
晶化温度以上に加熱して徐冷することにより結晶状態に
もどして消去を行うもので、この2つの状態間の転移を
可逆的になすことにより、多数回の書込と消去が可能で
あることから、異なった情報を何度でも書換えることが
可能であるという汎用性の高さのため、書換型光記録媒
体として今後重要になると予測される。
この書換型光記録媒体には、従来、Se系やTe系のカ
ルコゲン、Bi、 Sb、 Pb、 Sn、 Ga等の
金属、Ge等の半導体を含む多元系の合金膜が記録膜と
して用いられ、これらは真空蒸着やスパッタリング等の
方法により、基板上に膜厚100〜1000人の薄膜と
して形成される。
ルコゲン、Bi、 Sb、 Pb、 Sn、 Ga等の
金属、Ge等の半導体を含む多元系の合金膜が記録膜と
して用いられ、これらは真空蒸着やスパッタリング等の
方法により、基板上に膜厚100〜1000人の薄膜と
して形成される。
しかるに、書換型光記録媒体は、(1)記録状態が長期
にわたり安定である、具体的には、記録部が10年以上
安定であるように非晶質相の結晶化温度が100℃以上
であること、(2)信号を消去するときの消去速度即ち
結晶化速度が十分に早い、具体的には、照射レーザーの
、消去に要する最も短いパルス幅が100ナノ秒以下で
あること、(3)記録−消去の繰返しに対する記録状態
および消去状態の信号レベルが長期にわたり安定である
、具体的には、繰返し回数が103回以上であることの
いずれの条件をも満足する必要がある。
にわたり安定である、具体的には、記録部が10年以上
安定であるように非晶質相の結晶化温度が100℃以上
であること、(2)信号を消去するときの消去速度即ち
結晶化速度が十分に早い、具体的には、照射レーザーの
、消去に要する最も短いパルス幅が100ナノ秒以下で
あること、(3)記録−消去の繰返しに対する記録状態
および消去状態の信号レベルが長期にわたり安定である
、具体的には、繰返し回数が103回以上であることの
いずれの条件をも満足する必要がある。
しかしながら、前記従来の書換型光記録媒体は上記条件
のいずれをも満足するものでなく、特に上記条件(2)
及び(3)が十分ではない。
のいずれをも満足するものでなく、特に上記条件(2)
及び(3)が十分ではない。
本発明は、上記事情に鑑み、(1)記録状態の長期安定
性、(2)13号の消去性、(3)記録−消去の繰返し
に対する信号レベルの長期安定性のいずれにも優れた光
記録媒体の製造方法を提供することを目的としている。
性、(2)13号の消去性、(3)記録−消去の繰返し
に対する信号レベルの長期安定性のいずれにも優れた光
記録媒体の製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の光記録媒体の製造
方法においては、回転軸のまわりに公転する基板上に、
元素へ(但し、AはAs、 Biまたはsb)および元
素B(但し、BはSeまたはTe)からなるA−B合金
を蒸発源として、dz/dt≧1/3なる式を満足する
位置(但し、dlは該公転面と該蒸発源との間の距離、
d2は該回転軸と該蒸発源との間の距離)に設け、該蒸
発源に電子線を照射する電子線加熱蒸着法を適用した後
、得られた蒸着層を熱処理して結晶化させることにより
記録膜を設けることを特徴とするものである。この方法
によって製造された記録膜は、基板上に、1種の元素か
らなり該基板面に平行な少なくとも2種の層が周期的に
積層され、がっ、前記少なくとも2種の層を構成する元
素がBizTes型の結晶構造を取る化合物の単相とな
る。
方法においては、回転軸のまわりに公転する基板上に、
元素へ(但し、AはAs、 Biまたはsb)および元
素B(但し、BはSeまたはTe)からなるA−B合金
を蒸発源として、dz/dt≧1/3なる式を満足する
位置(但し、dlは該公転面と該蒸発源との間の距離、
d2は該回転軸と該蒸発源との間の距離)に設け、該蒸
発源に電子線を照射する電子線加熱蒸着法を適用した後
、得られた蒸着層を熱処理して結晶化させることにより
記録膜を設けることを特徴とするものである。この方法
によって製造された記録膜は、基板上に、1種の元素か
らなり該基板面に平行な少なくとも2種の層が周期的に
積層され、がっ、前記少なくとも2種の層を構成する元
素がBizTes型の結晶構造を取る化合物の単相とな
る。
本発明の光記録媒体の製造方法においては、基板を回転
させる。この基板としては、ガラス、メタアクリル酸メ
チルを主体とするメタアクリル系樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリカーボネート樹脂とスチレン系樹脂のブレ
ンド樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂とスチレン系
樹脂とのブレンド樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1
などのオレフィン系樹脂等、通常の光記録媒体用のもの
が挙げられる。この基板上に、電子線加熱蒸着法を適用
して蒸着層を得る。電子線加熱蒸着法は、真空中で蒸発
源に電子線を照射し1発源を溶融させ、基板上に蒸発源
の元素を蒸着させるもので、公知であるが、本発明にお
いてこの方法を用いる際は、(1)蒸発源として元素A
(但し、AはAs、 BiまたはSb)および元素B(
但し、BはSeまたはTe)からなるA−B合金を用い
ること、(2)蒸発源を、d 2 / d + ≧1/
3なる式を満足する位装置(但し、d、は該公転面と該
蒸発源との間の距離、d2は該回転軸と該蒸発源との間
の距離)に設けることが必要である。基板は回転軸のま
わりに公転する。
させる。この基板としては、ガラス、メタアクリル酸メ
チルを主体とするメタアクリル系樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリカーボネート樹脂とスチレン系樹脂のブレ
ンド樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂とスチレン系
樹脂とのブレンド樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1
などのオレフィン系樹脂等、通常の光記録媒体用のもの
が挙げられる。この基板上に、電子線加熱蒸着法を適用
して蒸着層を得る。電子線加熱蒸着法は、真空中で蒸発
源に電子線を照射し1発源を溶融させ、基板上に蒸発源
の元素を蒸着させるもので、公知であるが、本発明にお
いてこの方法を用いる際は、(1)蒸発源として元素A
(但し、AはAs、 BiまたはSb)および元素B(
但し、BはSeまたはTe)からなるA−B合金を用い
ること、(2)蒸発源を、d 2 / d + ≧1/
3なる式を満足する位装置(但し、d、は該公転面と該
蒸発源との間の距離、d2は該回転軸と該蒸発源との間
の距離)に設けることが必要である。基板は回転軸のま
わりに公転する。
通常、回転軸は基板から離れ基板の中心を通らないで、
基板は公転するが、回転軸が基板の中心を通る、即ち基
板が回転軸のまわりに自転してもよい。上記d t /
d +の値が1/3未満では製造された記録膜中の少
なくとも2種の層が基板面に平行となり難くなり、特に
信号の消去性および信号レベルの長期安定性が低下して
くる。一方、d2/ a +が余り大きすぎると、記録
膜の歩留りが悪くなるので1以下とするのが好ましい。
基板は公転するが、回転軸が基板の中心を通る、即ち基
板が回転軸のまわりに自転してもよい。上記d t /
d +の値が1/3未満では製造された記録膜中の少
なくとも2種の層が基板面に平行となり難くなり、特に
信号の消去性および信号レベルの長期安定性が低下して
くる。一方、d2/ a +が余り大きすぎると、記録
膜の歩留りが悪くなるので1以下とするのが好ましい。
記録層の組成は、旧、Te3型の結晶構造を取る化合物
の単相領域内の組成である必要があるが、その組成を制
御するためには、(11d z/ d +を変える、(
2) A −B合金の組成を変える、(3)基板と基板
公転軸の距離を変えるなどの方法を取ればよい。
の単相領域内の組成である必要があるが、その組成を制
御するためには、(11d z/ d +を変える、(
2) A −B合金の組成を変える、(3)基板と基板
公転軸の距離を変えるなどの方法を取ればよい。
以上の発明では、非晶質状態−結晶状態の相変化を利用
するものについて述べてきたが、本発明は、結晶状態−
結晶状態の相変化(2種以上の結晶構造間の相変化)を
利用した媒体についても適用できる。
するものについて述べてきたが、本発明は、結晶状態−
結晶状態の相変化(2種以上の結晶構造間の相変化)を
利用した媒体についても適用できる。
次に本発明の光記録媒体の製造方法を、その実施例によ
って説明する。
って説明する。
実施例1
蒸発源として径15mm、厚さ101鵬のSb+1.5
Tea、 sの合金を、基板として縦50重鵬、横50
mm、厚さ1.2龍のパイレックスガラス板を用い、更
に、蒸発源を回転軸から300 am、基板をその中心
が回転軸から100n、その公転面が蒸発源から600
鶴の距離に置き、基板回転速度を100rp糟として、
電子線加熱蒸着を行った。蒸着時の真空度をI X 1
0 ”’Torr、電子線加速電圧を1OkV、エミッ
ション電流を15+mAとして、基板上に厚さ1000
人のSb −Te合金膜を形成した。合金膜の組成はX
線光電子分光分析によると、5b41原子%、Te59
原子%であり、組成的には5bzTe3合金膜となって
いた。合金膜の作製に先立って、基板上に同じく電子線
加熱蒸着により膜ff1500人の5ift膜をアンダ
ーコー1− L、且つ合金膜作製後に同じく膜厚150
0人のSin、をオーバーコートし、これを特性評価用
の記録媒体とした。
Tea、 sの合金を、基板として縦50重鵬、横50
mm、厚さ1.2龍のパイレックスガラス板を用い、更
に、蒸発源を回転軸から300 am、基板をその中心
が回転軸から100n、その公転面が蒸発源から600
鶴の距離に置き、基板回転速度を100rp糟として、
電子線加熱蒸着を行った。蒸着時の真空度をI X 1
0 ”’Torr、電子線加速電圧を1OkV、エミッ
ション電流を15+mAとして、基板上に厚さ1000
人のSb −Te合金膜を形成した。合金膜の組成はX
線光電子分光分析によると、5b41原子%、Te59
原子%であり、組成的には5bzTe3合金膜となって
いた。合金膜の作製に先立って、基板上に同じく電子線
加熱蒸着により膜ff1500人の5ift膜をアンダ
ーコー1− L、且つ合金膜作製後に同じく膜厚150
0人のSin、をオーバーコートし、これを特性評価用
の記録媒体とした。
以上の作製方法により得られた試料の評価を行うにあた
って、先ず結晶性の評価を行った。この試料を真空中で
、200℃、30分間熱処理を加えて結晶化させた後、
標準粉末X線回折法により観察した。°使用したX線は
CuK 、線である。
って、先ず結晶性の評価を行った。この試料を真空中で
、200℃、30分間熱処理を加えて結晶化させた後、
標準粉末X線回折法により観察した。°使用したX線は
CuK 、線である。
その結果、JCPDSカード15−873に記載される
5bzT’e、の回折線強度の強い、即ち、ランダム配
向なら強く現れる(015)、 (10刊)、 (11
0)等の面からの回折ピークは全(現れず、ランダム配
向なら現れElイ(o06)、 (009)、 (00
15)、 (0018)、 (0021)等の0面から
の回折ピークのみが現れた。即ち、この試料では、基板
面と0面が平行となるBi2Te3型の結晶化を示すこ
とが分った。
5bzT’e、の回折線強度の強い、即ち、ランダム配
向なら強く現れる(015)、 (10刊)、 (11
0)等の面からの回折ピークは全(現れず、ランダム配
向なら現れElイ(o06)、 (009)、 (00
15)、 (0018)、 (0021)等の0面から
の回折ピークのみが現れた。即ち、この試料では、基板
面と0面が平行となるBi2Te3型の結晶化を示すこ
とが分った。
次に、レーザー光記録特性にあたり、レーザー光の光源
として、A It GaAsレーザーダイオード(発振
波長λ−8300人)を用い、直径1.4μmに収束し
たレーザー光を記録媒体の基板側から照射して書込と消
去を行った。非晶質、結晶質の状態の変化は、媒体の記
録部に再生用レーザー光(連続発振、レーザー光出力0
.1mW)を照射して反射光量を測定して判断した。ま
た、作製した試料は一般に成膜したままの状態で、非晶
質と結晶質の中間状態となることもあるため、これに出
力31IW程度の連続発振のレーザー光を照射して、完
全に結晶化させたものを初期状態とした。即ち、熱処理
による合金膜の初期結晶化をレーザー光による加熱で行
った。
として、A It GaAsレーザーダイオード(発振
波長λ−8300人)を用い、直径1.4μmに収束し
たレーザー光を記録媒体の基板側から照射して書込と消
去を行った。非晶質、結晶質の状態の変化は、媒体の記
録部に再生用レーザー光(連続発振、レーザー光出力0
.1mW)を照射して反射光量を測定して判断した。ま
た、作製した試料は一般に成膜したままの状態で、非晶
質と結晶質の中間状態となることもあるため、これに出
力31IW程度の連続発振のレーザー光を照射して、完
全に結晶化させたものを初期状態とした。即ち、熱処理
による合金膜の初期結晶化をレーザー光による加熱で行
った。
レーザー光出力を15+++W一定として、レーザーパ
ルス幅を変えて書込を行い、反射率の相対変化としてΔ
R/R(R:結晶質状態の反射率、ΔR:非晶質状態と
結晶質状態の反射率の差)が30%となる条件を記録条
件とした。本試料はレーザーパルス幅にして9Qnse
cであった。
ルス幅を変えて書込を行い、反射率の相対変化としてΔ
R/R(R:結晶質状態の反射率、ΔR:非晶質状態と
結晶質状態の反射率の差)が30%となる条件を記録条
件とした。本試料はレーザーパルス幅にして9Qnse
cであった。
この書込状態に対して、引き続き消去条件の評価を行っ
た。ここでは、レーザー光出力とレーザーパルス幅を変
え、書込信号の消去に要するレーザーパルスの巾でパル
ス幅の最も短いものをもって消去速度とした。本試料は
l 00nsec以下のレーザーパルスで高速消去が可
能であった。
た。ここでは、レーザー光出力とレーザーパルス幅を変
え、書込信号の消去に要するレーザーパルスの巾でパル
ス幅の最も短いものをもって消去速度とした。本試料は
l 00nsec以下のレーザーパルスで高速消去が可
能であった。
次に、記録状態(非晶質状態)の寿命についての評価を
行った。ここでは、書込を行った試料に室温から250
℃までの温度で熱処理を加え、記録信号が100sec
で半減する時の温度をもって結晶化温度とした。その結
果、結晶化温度は180℃以上であり、室温では非晶質
として十分に(50年以上)安定であることが確認され
た。
行った。ここでは、書込を行った試料に室温から250
℃までの温度で熱処理を加え、記録信号が100sec
で半減する時の温度をもって結晶化温度とした。その結
果、結晶化温度は180℃以上であり、室温では非晶質
として十分に(50年以上)安定であることが確認され
た。
次に、記録−消去の繰返し性の評価を行った。
記録は、レーザー光出力15+aW、レーザーパルス幅
9Qnsecで行い、消去はレーザー出力6mW、レー
ザーパルス幅200nsecの条件で記録と消去を繰返
し、信号レベルの変化を観測した。その結果、記録信号
レベルのみならなず消去信号レベルの変動も極めて小さ
く、10’回まで安定して記録−消去を行えることがで
きた。
9Qnsecで行い、消去はレーザー出力6mW、レー
ザーパルス幅200nsecの条件で記録と消去を繰返
し、信号レベルの変化を観測した。その結果、記録信号
レベルのみならなず消去信号レベルの変動も極めて小さ
く、10’回まで安定して記録−消去を行えることがで
きた。
実施例2
以上の5b−Te合金薄膜の他、八5−5e、 B1−
5e+ Bi−Teの合金薄膜についても、実施例1と
同様に評価を行った。
5e+ Bi−Teの合金薄膜についても、実施例1と
同様に評価を行った。
本発明媒体は、いずれの合金系においても、上記実施例
1と同様に基板と平行に0面が成長し、高速消去性及び
記録−消去の繰返し安定性に優れることを確認した。
1と同様に基板と平行に0面が成長し、高速消去性及び
記録−消去の繰返し安定性に優れることを確認した。
以上から明らかなように、本発明により、記録状態の長
期安定性、信号の消去性及び記録−消去の繰返しに対す
る信号レベルの長期安定性のいずれにも優れた光記録媒
体を簡便な製法により提供することができる。
期安定性、信号の消去性及び記録−消去の繰返しに対す
る信号レベルの長期安定性のいずれにも優れた光記録媒
体を簡便な製法により提供することができる。
従って、光記録媒体の研究開発が著しく、商品化が切望
される現在、本発明の光記録媒体の製造方法は、光ディ
スクや光カードの高性能化を達成する上で、1つの技術
的ブレークスルーを提供し得るもので、そのインパクト
は極めて大きい。
される現在、本発明の光記録媒体の製造方法は、光ディ
スクや光カードの高性能化を達成する上で、1つの技術
的ブレークスルーを提供し得るもので、そのインパクト
は極めて大きい。
特許出願人 住友金属鉱山株式会社
Claims (1)
- 1、回転軸のまわりに公転する基板上に、元素A(但し
、AはAs、BiまたはSb)および元素B(但し、B
はSeまたはTe)からなるA−B合金を蒸発源として
、d_2/d_1≧1/3なる式を満足する位置(但し
、d_1は該公転面と該蒸発源との間の距離、d_2は
該回転軸と該蒸発源との間の距離)に設け、該蒸発源に
電子線を照射する電子線加熱蒸着法を適用した後、得ら
れた蒸着層を熱処理して結晶化させることにより記録膜
を設けることを特徴とする光記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63135407A JPH01307037A (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 光記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63135407A JPH01307037A (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 光記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01307037A true JPH01307037A (ja) | 1989-12-12 |
Family
ID=15151005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63135407A Pending JPH01307037A (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 光記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01307037A (ja) |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP63135407A patent/JPH01307037A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4435429B2 (ja) | 情報記録媒体 | |
US5058061A (en) | Method for recording information in an optical information memory medium including indium (in) and antimony (sb) | |
US4719594A (en) | Grooved optical data storage device including a chalcogenide memory layer | |
US7166415B2 (en) | Phase-change recording material used for information recording medium and information recording medium employing it | |
JP2574325B2 (ja) | 光学的情報記録媒体 | |
KR20000062984A (ko) | 정보기록매체와 그 제조방법 및 그 기록재생방법 | |
EP1030292B1 (en) | Optical recording medium and method for its initialization | |
EP0594277B1 (en) | Optical recording medium | |
US6660451B1 (en) | Optical information recording medium | |
US7041430B2 (en) | Information recording media, manufacturing technique and information recording method | |
JP2000313170A (ja) | 光学的情報記録用媒体並びにその再生方法及び記録方法 | |
JP3419347B2 (ja) | 光学的情報記録用媒体、記録方法及び光学的情報記録用媒体の製造方法 | |
JPH0522592B2 (ja) | ||
JPH10112028A (ja) | 光学的情報記録用媒体 | |
US5389417A (en) | Optical recording medium | |
JPH10226173A (ja) | 光記録媒体およびその製造方法 | |
US6733858B2 (en) | Optical recording medium and optical recording method therefor | |
JPH01307037A (ja) | 光記録媒体の製造方法 | |
US5215862A (en) | Recording medium for information | |
JPH0253239A (ja) | 光記録媒体の製造方法 | |
JPS63167440A (ja) | 情報を記録もしくは記録及び消去する方法 | |
JP4078633B2 (ja) | 相変化型光情報記録媒体 | |
JP2537875B2 (ja) | 情報記録方法 | |
JPS6058893A (ja) | 光記録媒体 | |
JPH01279434A (ja) | 光記録媒体及びその製造方法 |