JPH01304126A - 掻取機構付き変態生起室 - Google Patents

掻取機構付き変態生起室

Info

Publication number
JPH01304126A
JPH01304126A JP13650988A JP13650988A JPH01304126A JP H01304126 A JPH01304126 A JP H01304126A JP 13650988 A JP13650988 A JP 13650988A JP 13650988 A JP13650988 A JP 13650988A JP H01304126 A JPH01304126 A JP H01304126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scraper
cylinder
pushed out
shaft
vibrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13650988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06102729B2 (ja
Inventor
Hideki Wada
和田 秀基
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP63136509A priority Critical patent/JPH06102729B2/ja
Publication of JPH01304126A publication Critical patent/JPH01304126A/ja
Publication of JPH06102729B2 publication Critical patent/JPH06102729B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばビス(2−ヒドロキシエチル)テレフ
タレート(以下BHETということがある)又はその低
重合体を真空下に加熱重縮合してポリエステルを製造す
る様な化学反応装置等における凝縮器等の様に、器壁面
或は室壁面等の気体或は液体が変態固化し、付着するこ
とのある変態生起室に関するものである。尚木明細書に
おいては上記ポリエステルの製造装置における変態生起
室を代表的に取上げて説明を行なうが、本発明の用途は
ポリエステルの製造装置に限定されるものではなく、様
々な物質の製造1反応、移送その他の工程で気体或は液
体が器壁面に固化・付着する現象を生じる恐れのある装
置・設備等に利用できるものである。
[従来の技術] 合成線状ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレ
ートの製造は、一般に次の様にして行なわれる。まず、
テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールのエステル
交換反応やテレフタル酸とエチレングリコール或はエチ
レンオキシドの直接エステル化法等により前記したBH
ET若しくはその低重合体(以下中間原料ということが
ある)を製造し、次に中間原料を加熱重縮合させつつ副
生エチレングリコールを系外へ除去してポリエステルを
製造する。上記重縮合反応は、一般に高温高真空下で行
なわれる為、・エチレングリコールを除去するに当たっ
ては、テレフタル酸等の低分子未反応原料、BHET等
の中間原料或は初期重縮金物が、昇華したり或はエチレ
ングリコールに随伴されたりして溜出してくる。これら
の溜出物は降温によって凝固する性質を有している為、
エチレングリコールの冷却捕集器等に接続されている配
管内や器壁において温度降下の影習を受けて固化・付着
することがあり、エチレングリコール等の円滑な流れを
阻害し、遂にはバイブ等の閉塞を招き装置・設備等の機
能が停止するおそれがある。
この様な不都合を解消する目的で従来から様々な提案(
特公昭38−7144.特公昭43−14233等)が
なされたが、前記凝固性気体若の固化・付着の防止、エ
チレングリコールの捕集性或は装置の経済性等の点で依
然として多くの問題が残されていた。そこで本出願人等
は、エチレングリコール及びその他の溜出物との相溶性
が優れているジエチレングリコール或はトリエチレング
リコールを捕集液として使用するポリエステルの製造方
法を先に提案した(特公昭56−15653)  。
[発明が解決しようとする課題] 上記提案により溜出物は捕集液に効率良く捕集されるこ
とになった。しかし、ながら、この方法によりポリエス
テルの製造を継続したところ本出願人等は、この方法も
完全なものではないと言う知見を得た。即ち、例えば冷
却捕集器の入口部或は出口部近傍の配管バイブ等は、捕
集器の冷却の影響を受けて温度降下を生じ易く、しかも
この様な部位では溜出物を捕集液に直接接触させること
ができない為、前記の方法でポリエステルの製造を行な
っても、この様な部位において溜出物が固化・付着する
という問題は依然として解消されないことがわかった。
更にこの様な現象は操作条件によっては捕集量内部壁面
でも相変らず生じる可能性が存在することがわかった。
本発明はこの様な状況下になされたものであって、変態
生起室壁面に付着して固化した溜出物を機械的に掻取り
、それによって供給物・穆送物等の円滑な流れを確保す
ることができる掻取機構付き変態生起室を提供すること
を目的とするものである。
[課題を解決する為の手段] 本発明は凝固性気体若しくは凝固性液体又はこれらを伴
う気体若しくは液体を、バイブ経由で導入又は排出する
様に構成してなる変態生起室において、前記変態生起室
には、前記バイブ内に進入して該パイプ内で回勅若しく
は揺動する掻取部材を設けてなることを要旨とするもの
である。
[作用及び実施例] 本発明を実施例の図面に基づいて説明する。
まずテレフタル酸とエチレングリコールとのエステル化
反応によってBHETを得て、これを第2図に示すポリ
エステル重縮合反応装置を用いて加熱重縮合してポリエ
ステルを製造した。第2図において1は重縮合反応器、
Iaは製品ポリエステル取出口、2は原料供給口、3は
移送バイブ。
4は冷却凝縮器、5はノズル、6は掻取機、7はシール
タンク、8は真空発生装置、9は熱交換器、10はポン
プである。
重縮合反応過程で副生するエチレングリコールや未反応
原料などの溜出物は、移送パイプ3を経由して冷却凝縮
器4に導入され、ノズル5より噴出される捕集液と接触
することにより捕集液中に溶解される。この溶解液はバ
イブ11を経てシールタンク7に導入される。この溶解
液の一部は、バイブ12を経て系外に抜出され、残余は
バイブ13及びポンプ10を経て熱交換器9により冷却
されて再び捕集液として用いられ、ノズル5より噴出さ
れる。尚捕集液の補充はバイブ14を経由して行なわれ
る。
第2図においては、掻取機6は主として冷却凝縮器4の
人口近傍(8送バイブ3の出口部近傍)の壁面固着物を
掻取ることを目的として設けられた場合であって、第1
図にその拡大断面図を示す。
第1図において21は掻取機6に設けられた掻取部材で
あって、該掻取部材21はシリンダ24によって往復運
動を行ない、またシリンダ29によって揺動運動を行な
う。
この場合の掻取部材21の運動は次の様な機構によって
行なわれる。
まず、掻取機6が作動開始信号を受けると、ノズル22
を経由してシリンダ24内に空気が導入される。そして
導入された空気の押圧力によってピストン23はシリン
ダ24内で位置Aから位置A°まで押出される。その際
、ピストン23に固定されている溝付シャフト25は、
シリンダ24内部で固定されているスプライン付シャフ
ト26の外周に形成した凸条に沿ってその軸方向に押出
される。その結果溝付シャフト25の先端部に取付けら
れている掻取部材21も連動して位置Bから位置B“迄
押出される。掻取部材21がB゛の位置へ到達すると磁
性ゴム27で検知され、近接スイッチ28が作動して掻
取部材21は停止する。尚この場合掻取部材21の羽根
部21aは、バイブ3の上部壁面側に向けられた状態に
あり、バイブ3の下部に付着した固型物と衝突して作動
不良の発生が防止される。
そして次の作動開始信号によりシリンダ29にはノズル
30を経由して空気が導入され、スプライン付シャフト
26はその軸を中心に半回転する。スプライン付シャフ
ト26の回転に伴ない、掻取部材21の羽根部21aは
、バイブ3の上部壁面に向けられた状態から下部壁面側
に向けて半回転する。
更に次の作動開始信号により、ノズル3o及びノズル3
1を経由してシリンダ29内部に空気が交互に人、出を
繰り返す。その結果シリンダ29に接続されているスプ
ライン付シャフト26は軸を中心に半回転する。この場
合スプライン付シャフト26の先端外周部では溝付シャ
フト25の内部溝とスプライン付シャフト26の外部溝
が相互に噛合した状態にある為、スプライン付シャフト
26の回動運動に連動して溝付シャフト25も回動する
。その結果溝付シャフト25の先端部に取付けられた掻
取部材21も連動して揺動する。そしてこの場合羽根部
21aはバイブ3の下部壁面側で揺動運動を繰り返す。
尚この場合上記の様にシリンダ29内部へ空気の人、出
を繰り返しつつ、同時にシリンダ24にはノズル32が
ら空気を導入する。これによってピストン23は位置A
゛から位置A方向へ後退することになる。従って掻取部
材21も揺動しつつ位置B°から位置B方向へ向って後
退する。即ち掻取部材21は位置B方向へ後退しつつ揺
動を続けて羽根部21aによってバイブ3の下部に付着
し固化している溜出物を掻き取りつつ位置B°から位置
Bへ復帰する。この場合において掻き取られた固型物塊
の容積が大きければ、この塊によってバイブ等の目詰り
の発生や真空度の低下、これらに伴う操業の不安定或は
製品々質の変動を招くおそれがある。従って固型物塊の
容積が小さく、微粘体の状態で掻き取られる様に、即ち
壁面の付着量が増大しない間に掻き取られる様に掻取機
6は連続的に駆動させるか、短期間の周期で定期的に駆
動させることが好ましい。
尚未実施例においては掻取機6の駆動条件として 作動周期:1回/8時間 作動時間:5分/回 を採用した。その結果1年間の連続運転を行なっても溜
出物の固着による詰りを全く生じなかった。
ところで第1図のポリエステル製造装置においては、前
述の様に冷却凝縮器4の入口部近傍のバイブ3の下部壁
面に溜出物が固着する場合であるが、操作の状況或は掻
取り部位によっては、バイブ等の壁面全周に溜出物が付
着固化する場合もある。この様な場合を考慮すれば掻取
部材21の形状は扇形状、半円状、場合にょフては円形
状と任意に設定することもできる。モして掻取機6によ
って付着物を掻取り除去する方法として、例えば第1図
において前記実施例の場合とは逆に掻取部材21を位置
Bから位置B°力方向進入させつつ該部材21を回動或
は揺動させて壁面全周の付着物を掻取ることもできる。
[発明の効果] 本発明は上記の様に構成されているので変態生起室にお
ける壁面の固着物を効率良く掻取り除去することができ
、それによって供給物・移送物の詰りを防止し、装置・
設備の円滑な稼動を確保することができる掻取機構付き
変態生起室を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における掻取機の断面図、第2
図は本発明の実施例におけるポリエステル製造装置の概
略説明図である。 1・・・重縮合反応器  3・・・バイブ4・・・冷却
凝縮器   6・・・掻取機21・・・掻取部材   
 21a・・・掻取部材羽根部22・・・ノズル   
  23・・・ピストン24・・・シリンダ    2
5・・・溝付シャフト26・・・スプライン付シャフト 27・・・磁性ゴム 28・・・近接スイッチ  29・・・シリンダ30.
31.32・・・ノズル 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 凝固性気体若しくは凝固性液体又はこれらを伴う気体若
    しくは液体を、パイプ経由で導入又は排出する様に構成
    してなる変態生起室において、前記変態生起室には、前
    記パイプ内に進入して該パイプ内で回動若しくは揺動す
    る掻取部材を設けてなることを特徴とする掻取機構付き
    変態生起室。
JP63136509A 1988-06-01 1988-06-01 掻取機構付き変態生起室 Expired - Fee Related JPH06102729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63136509A JPH06102729B2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01 掻取機構付き変態生起室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63136509A JPH06102729B2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01 掻取機構付き変態生起室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01304126A true JPH01304126A (ja) 1989-12-07
JPH06102729B2 JPH06102729B2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=15176831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63136509A Expired - Fee Related JPH06102729B2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01 掻取機構付き変態生起室

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06102729B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947334A (ja) * 1972-09-02 1974-05-08
JPS63116701A (ja) * 1986-11-04 1988-05-21 Hitachi Ltd 自動かき取り装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947334A (ja) * 1972-09-02 1974-05-08
JPS63116701A (ja) * 1986-11-04 1988-05-21 Hitachi Ltd 自動かき取り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06102729B2 (ja) 1994-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100289445B1 (ko) 폴리에스테르의 연속제조방법
EP2055730B1 (en) Polymer producing method and apparatus and polymer degassing method and apparatus
CA2214032A1 (en) Apparatus and method for liquid mixing
JP2009132857A (ja) ポリマーの製造方法及び製造装置
CN102643413B (zh) 聚乳酸的制造装置及其方法
CA2328367C (en) Method and device for producing solid particles from a liquid medium
JP5624730B2 (ja) ポリエステルの合成方法および装置
US5856423A (en) Apparatus and process for a polycondensation reaction
JPH01304126A (ja) 掻取機構付き変態生起室
JP5186479B2 (ja) ポリエステル繊維廃棄物から異種素材を分離除去する方法
JPH07309863A (ja) ポリ乳酸製品からラクチドを回収する方法
WO2001072736A1 (fr) Procede de purification d'ester cyclique
CN1304357C (zh) (甲基)丙烯酸酯的制造方法
JP3139258B2 (ja) 塗膜付樹脂の連続再生処理方法
JPH0977905A (ja) ポリエチレンテレフタレートからの原料モノマーの回収装置及び回収方法
JP4344621B2 (ja) 無機部材の洗浄方法
JP2000319665A (ja) 廃プラスチックの油化方法及び装置
JP3035273B2 (ja) 不飽和ポリエステル樹脂の合成方法および装置
CN220012179U (zh) 一种环保工程工业废水除磷处理机构
WO1995017245A1 (en) Polymerization reactor scraper and method for its use
CN219816774U (zh) 一种输送带翻新用喷涂设备
KR100467403B1 (ko) 중축합반응방법및장치
CN215233816U (zh) 一种可拆卸的原料搅拌装置
JP2008285680A (ja) ポリマー合成装置
JP2007238496A (ja) ポリヒドロキシカルボン酸の合成方法及びそれに用いるポリヒドロキシカルボン酸合成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees