JPH01303971A - ビデオ・カメラ・ユニット - Google Patents

ビデオ・カメラ・ユニット

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JPH01303971A
JPH01303971A JP63132763A JP13276388A JPH01303971A JP H01303971 A JPH01303971 A JP H01303971A JP 63132763 A JP63132763 A JP 63132763A JP 13276388 A JP13276388 A JP 13276388A JP H01303971 A JPH01303971 A JP H01303971A
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lenses
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一八男 竹本
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惣慶 博一
Junichiro Nakajima
中島 準一郎
Masayuki Takahashi
正行 高橋
Kunio Niwa
丹羽 国雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオ・カメラ・ユニット、特に小型で明るい
ビデオ・カメラ・ユニットに関する。
〔従来の技術〕
近年、超小型の1/3インチ固体撮像デバイスが開発さ
れ、これを応用したドアスコープTVカメラ等が試みら
れている。
これに用いられる広角レンズは、球面収差、非点収差、
歪曲収差、色収差、正弦条件等に係る一定の光学的性状
が要求されることから、8〜10枚のレンズが組み合わ
されている(例えば特開昭48−64927号公報)。
また、フォトダイオードとスイッチMO5FETとの組
合せからなる固体撮像チップ(ICチップ)は、例えば
特開昭56−152382号公報で公知である。上記固
体撮像チップを利用した監視用又は家庭用等のテレビジ
ョンカメラでは、光学レンズに自動絞り機構が設けられ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記広角レンズはレンズの枚数が多く、小型化に向いて
いない。
また、上記自動絞り機構部のレンズは、比較的複雑な機
械部品を必要とし、テレビジョンカメラにおけるレンズ
部の大型化及び高コスト化の原因となっている。また、
上記自動絞り機構は、比較的複雑な機械部品からなるた
め、機械的機構部分の摩耗による信頼性の点でも問題が
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の実施例によれば、幾つかのレンズを非球面に形
成した複数のプラスチックレンズと電気的に感度が可変
できる撮像回路とから成るビデオ・カメラ・ユニットが
提供される。
〔作用〕
全レンズがプラスチン−り製であるから、これらのレン
ズは、射出成形等適宜成形手段により簡単に成形でき、
したがって、研磨を要するガラスレンズでは不可能な非
球面レンズも容易に製作でき、幾つかのレンズを非球面
にすることにより、少ない枚数であっても、問題となる
球面収差、非点収差、歪曲収差、色収差、正弦条件を補
正でき、レンズの枚数を減らすことができ、小型化、軽
量化、低コスト化を可能とする。
また、固体撮像回路は電気的に感度が可変であるため、
従来のような機械的な絞り機構を不要とすることができ
、」二記レンズの小型化と併せカメラ全体の大幅な小型
化を達成することができる。
特に超小型監視用カメラでは両者の技術はその一方でも
欠かせない重要な技術となった。
〔実施例〕
第1図乃至第4図、表1は、本発明に係る広角レンズと
1.これを用いた超小型′rVカメラユニットを示して
いる。第1図はカメラユニットの断面図、第2図はそれ
を下から(撮像デバイス側)がらみたときの平面図であ
る。
第1図および第2図において、1は、基部に撮像デバイ
ス収納部11を形成した筒状のレンズホルダー、Ll、
L2.L、、L4は、このレンズホルダーのレンズ収納
部12に内装された組合せプラスチックレンズ、6は、
上記撮像素子収納部11にレンズと対応させて内装した
固体撮像デバイスである。
レンズホルダー1は、プラスチックレンズL。
〜L4と熱膨張係数の近い材料、例えば合成樹脂等から
成る。撮像デバイス収納部11は撮像デバイス6がぴた
りと収まるよう直方体状に形成される。撮像デバイス収
納部11とレンズ収納部12との間には内向きフランジ
13が設けられ、この内向きフランジ13によってレン
ズL1〜L4と固体撮像デバイス6との位置合せができ
るようになっている。ホルダー1の先端にはレンズが抜
は出ないようリング状のふた14が取り付けられている
プラスチックレンズL1〜L4は、具体的には別表第1
に示す定数で設計され第4図に示す特性を持つ。第1番
目のレンズL、と第2番目のレンズL2が凹レンズを、
また、第3番目のレンズL3と第4番目のレンズL4が
凸レンズをなし、第3番目のレンズL3の前後両面35
.36と第4番目のレンズL4の前面#7を非球面にし
ている。これらのレンズL、〜L4は、周縁部に上記レ
ンズ収納部12に嵌りかつレンズ相互に所定の間隔を保
つリブ2]、31,41.51を備えている。
固体撮像デバイス6は、基板62と、基板62上にマウ
ントされた固体撮像半導体チップ64と、基体62の2
辺に取付けられた外部接続用リード61から成る。チッ
プ64の大きさは例えば対角1/3インチに設定される
次に、レンズし、〜L4の構成を第3図、第4図、表1
及び表2を参照して説明する。
第3図は第1図に示されるレンズL工〜L4のみを取り
出して表わした図で、左から順番に#1〜#8のレンズ
面番号を付けている。表1は各レンズ面#1〜#8及び
各レンズL1〜L4に対応するレンズ面曲率半径γ、レ
ンズ面間距離d、屈折率nおよび分散率νの各設計定数
の一例を示すもので、半径γ及び距離dは4枚のレンズ
の合成焦点距離E、F、Lを1としたときのE、F、L
との比で表わしている。
レンズをなるべく少ない枚数で所定の特性を得るために
は次のような考え方を採り入れると良い。
■ 第2レンズL2は凸面(#1)を被写体側にむけた
メニスカス正レンズ、 ■ 第2レンズL2は両面(#3.#4)凹状の負レン
ズ、 ■ 第3レンズL、は両面(#5、#6)凸状で非球面
正レンズ、 ■ 第4レンズL4は非球面の凸面(#7)を被写体側
に向けたメニスカス正レンズにすれば良い。
また、各レンズ及びレンズ面の各定数は、好ましくは次
のような条件に合うように選ばれる。
(1)f、>sof (2)0.4 f<d2<0.6 f (J )  1− Of < r 3 ここで、fはレンズL8〜L4の合成焦点距離、f工は
レンズL1の独立焦点距離、d2はレンズ面#2及び4
3間に距離、r3はレンズ面#3の曲率半径である。
各条件の設定理由は下記の通りである。
(1)の条件に関し、仮にf、<50fとした場合負の
歪曲収差が大きくなり、像面湾曲の補正過剰となる。ま
た、コマ収差が発生する。
(2)の条件においてはd2の値が下限を下回る内向性
のコマ収差が発生し、上限を超えると外向性のコマ収差
が発生する様になる。
(3)の条件においてr、の値が合成焦点距離fを下回
ると下限に向うと負の歪曲収差が大きくなる。
なお、さらに良好な収差補正上、上記諸条件の他に実施
例に示すように第3レンズの両面及び第4レンズの被写
体側の面を非球面にする事によって容易に調整が可能で
ある。
本実施例における各収差は、第4図に示すようになり、
図中り、G、C,F、E線は、夫々、D−線、G−線、
C−線、F−線、E−線9球面収差曲線9色収差を表わ
す。M、Sはメリディオナル断面、サジタル断面を表わ
す。
これらの収差曲線より分かる様に、原曲収差の補正が良
く、開放時におけるフレアーが極めて小である。又ザイ
デル係数(表3)に見られる様にコマ収差の補正が良く
結像性能が良好である。本来の目的から歪曲収差は、補
正に対して大きい。
なお、レンズ面#5〜#7は非球面に形成されており、
表1の曲率半径Pには傘1〜串3の注釈を付けているが
、この曲率の算出方法は表2とその下の注釈に示しであ
る。
第5図は本発明による固体撮像ユニットの他の実施例を
示す断面図であり、第6図はそれを下からみたときの平
面図(レンズL1〜Lいふた114、ホルダ1の上端部
は省略)であり、第5図は第6図の■−■切断線を切断
面としたときの断面となっている。
114はレンズL1〜L4をレンズホルダー1に収納し
た後に組立てるふたである。レンズホルダー1の上部先
端部111の高さはレンズL1の縁部分よりも高く形成
され、またその内側には切欠きによる垂直部112と水
平底部113が形成されている。この水平底部113の
高さはレンズL1の縁部分とほぼ同じ高さが若干それよ
り高くなるよう設定される。
このように、レンズホルダー1の上部先端部に111〜
113の階段部分を形成することによって、ふた114
のはめ込みが容易になると共にふた114と階段部分1
1゛1〜113の接着面積が増え接着強度が高くなる。
また、ふた114の底部はレンズL1の縁部分とレンズ
ホルダー1の部分113の双方に接着剤等を介して接触
するので安定した構造が得られる。
ふた114の下方には切り欠き部110が設けられ、接
着剤の注入口として利用される。
レンズホルダー1の下方内側部分には突起部116と切
欠き部115とが設けられている。切欠き部115はレ
ンズL4〜L1を順次積み重ねていったときの追い出さ
れる空気のトレイン口として役立ち、レンズL4〜L1
が空気により浮き上がるのを防止できる。突起部116
は下側レンズL4と固体撮像チップ64との距離を定め
るのに有効である。また、突起部116は乱反射光がチ
ップ64に入射してフレア現象を引き起こすのを防ぐた
めの遮光体としても役立っている。81〜S、も同様な
目的で設けられた。つやのない黒色の遮光板であり、ド
ーナツ状に形成されている。
レンズホルダー1の外形は下部に平坦な突出部117が
設けられるようにされており、この突出部117はこの
撮像ユニットをカメラ本体に設けられた穴に挿入すると
きのストッパとして利用できる。
ふた114の内側傾斜面150は階段状に形成され、そ
の部分に当る不要な光を外部へ乱反射させるためのもの
である。
固体撮像デバイス6はホルダ1の下側内壁125に沿っ
てはめ込まれる。このときのガイドになるのが、ホルダ
1の底面に突出して設けられた半円部126であり、デ
バイス6のプラスチック基板62もその形状に合わせ半
円の凹部が形成されている。なお、第6図の平面図では
、ホルダ1の底面部118に便宜上ハツチングをしであ
る。
デバイス6の平面(X、Y方向)上の位置合わせはこの
ようにホルダ1の内壁125,126によって行われる
が、縦カ行(2方向)についてはホルダ1の底面から少
し奥の方に位置する(第5図)階段部123,124で
決められ、レンズL1〜L4の撮像チップ64面への焦
点合わせ距離を決めることができる。階段部123,1
24は第6図の平面図において、上下2箇所に設けられ
ており、境界線123,124の部分で段差が形成され
ている。階段部123,124はパッケージ62の上面
のり−ド61が無い部分に接しているので、リード61
の厚みやたわみがレンズ、撮像チップ間の距離精度に影
響を及ぼさない。
第7図は本発明によるビデオ・カメラ・ユニットの他の
実施例を示す断面図である。
本実施例の第1図および第5図の実施例と異なる特徴点
の1つは、視野角が広角でなく通常の角度にした点であ
り、レンズの枚数が1枚少なく合Jt3枚と原価低減を
可能とした点である。
レンズLrtは両面(#11. #12)共に凸状の正
レンズ、レンズL12は凹面#13を被写体に向け、撮
像デバイス側の面#14を非球面としたメニスカス正レ
ンズ、レンズLzaは被写体側の面#15を非球面とし
たメニスカス正レンズで構成される。
各レンズ面の定数は表4、非球面レンズ面の定数は表5
、各レンズ面のサイデル収差係数等の諸特性は表6およ
び第8図に示してあり、各記号及び各記号の添字の付は
方は前述の第3図の実施例と同様であるのでその説明は
省略する。
このような各レンズ、レンズ面の最適設計定数は下記の
通りである。
(4)f2>0 (5)re>0 (6)0.25<da<0.35 (7) f♂> f x> f l> 0(8) 1番
〉0 このような構成によれば、第8図の収差曲線より明らか
なように高次の球面収差及びコマ収差の補正が良く、開
放時におけるフレアーが極めて小さい。また表6に示す
ザイデル係数から明らかなように、コマ収差の補正が良
く結像性能が良好である。
本実施例の他の特徴点はホルダー100にカーボンを含
ませることによって撮像デバイス64を外部から静電シ
ールドした点である。
このホルダー100は、ポリカーボネート樹脂に適量の
ガラスを混合させ、更に全体の10〜20%の割合でカ
ーボンを混入させてトランスファーモールドすることに
よって形成される。
このホルダーはカメラ・ユニットを本体に取付ける際本
体のシャーシ150を介して固体撮像デバイス64のリ
ード61と共に交流的に接地される。
なお、ホルダー100に混入させる材料としてはカーボ
ンの他に銀粒子を使用しても良い。
なお、上述のTVカメラユニットは、全長および最大径
をそれぞれ15m+内外に小型に形成できる。また、光
学系では、広角、標準、望遠を可能とし、それぞれを例
えば、焦点距離f = 4 、8 nn 。
f=7.3mm、f=15.0+Ii++、明るさF=
1 : 1゜6〜2.0、画角80″〜90′(広角)
、45”〜50°(標ilり、20°〜25° (望遠
)等に構成できる。
ところで、固体撮像チップ64は、電気的に感度が可変
とされており、従って絞り或はシャッタスピードを電気
的に調整できる機能を持たせており、前述した固定式の
レンズにおいては極めて好都合である。以下チップ64
の内部回路を第9図で、撮像(カメラ)回路全体のブロ
ック構成を第10図を参照しながら説明する。
第9図には、この発明が適用されるTSL(Trans
versal S ignal L 1ne)方式の固
体撮像装置の一実施例の要部回路図が示されている。同
図の各回路素子は、公知の半導体集積回路の製造技術に
よって、特に制限されないが、単結晶シリコンのような
1個の半導体基板上において形成される。
同図の主要なブロックは、実際の幾何学的な配置に合わ
せて描かれている。
図の上下端にある0印は信号端子であり、第1図、第2
図に示されたデバイス6のリード61に電気的に接続さ
れる。なお、第1図、第2図のリード61の数は便宜上
16個で表わしているが、第9図のチップ内回路に合わ
せると24個(通称24ピンDILパツケージ)にすれ
ば良い。
画素アレイPDは、4行、2列分が代表として例示的に
示されている。但し、図面が複雑化されてしまうのを防
ぐために、上記4行分のうち、2行分の画素セルに対し
てのみ回路記号が付加されている。1つの画素セルは、
フォトダイオードD1と垂直走査線vL1にそのゲート
が結合されたスイッチMO8FETQIと、水平走査線
HLIにそのゲートガ結合されたスイッチMO8FET
Q2の直列回路から構成される。上記フォトダイオード
D1及びスイッチMO8FETQI、Q2からなる画素
セルと同じ行(水平方向)に配置される他の同様な画素
セル(D2.Q3.Q4)等の出力ノードは、同図にお
いて横方行に延長される水平信号線H8Iに結合される
。他の行についても上記同様な画素セルが同様に結合さ
れる。
例示的に示されている水平走査線HLIは、同図におい
て縦方行に延長され、同じ列に配置される画素セルのス
イッチMO8FETQ2.Q6等のゲートに共通に結合
される。他の列に配置される画素セルも上記同様に対応
する水平走査線HL2等に結合される。
この実施例では、固体撮像装置に対して実質的な電子式
の自動絞り機能を付加するため、言い換えるならば、フ
ォトダイオードに対する実質的な蓄積時間を可変にする
ため、上記画素アレイを構成する水平信号線H8Iない
しH84等の両端に。
それぞれスイッチMO8FETQ8、Q9及びQ26、
Q28が設けられる。右端側に配置される上記スイッチ
MOSFETQ8、Q9は、上記水平信号線H8I、H
82をそれぞれ縦方向に延長される出力線vSに結合さ
せる。この出力線vSは、端子Sに結合され、この端子
Sを介して外部に設けられるプリアンプの入力に読み出
し信号が伝えられる。また、左端側に配置される上記ス
イッチMO3FETQ26、Q28は、上記水平信蜂線
H8I、H32をそれぞれ縦方向に延長されるダミー(
リセット)出力線DVSに結合させる。
この出力線DVSは、特に制限されないが、端子RVに
結合される。これによって必要なら上記ダミー出力線D
VSの信号を外部端子RVから送出できるようにしてい
る。
この実施例では、特に制限されないが、上記各行の水平
信号線H8IないしH34には、端子RPから水平帰線
期間において供給されるリセット信号によってオン状態
にされるスイッチMO8FETQ27.Q29等が設け
られる。これらのMOS F E T Q 27、Q2
9等のオン状態によって、外部端子RVから上記ダミー
出力線DVSを介して一定のバイアス電圧(図示せず)
が各水平信号線HSIないしHS4に与えられる。上記
のようなリセット用MO8FETQ27、Q29等が設
けられる理由は、次の通りである。上記水平信号線H3
IないしH84に結合されるスイッチMO8FETのド
レイン等の半導体領域も感光性を持つことがあり、この
ような寄生フォトダイオードにより形成される偽信号(
スメア、ブルーミング)が、非選択時にフローティング
状態にされる水平信号線に蓄積される。そこでこの実施
例では、上述のように水平帰線期間を利用して、全ての
水平信号線H8I’ないしHS4を上記所定のバイアス
電圧にリセットするものである。これにより1選択され
る水平信号線に関しては、常に上記偽信号をリセットし
た状態から画素信号を取り出すものであるため、出力さ
れる画素信号に含まれる偽信号を大幅に低減できる。な
お、上記偽信号(スメア、ブルーミング)に関しては、
例え【(、特開昭57−17276号公報に詳細に述べ
られている。
上記水平走査線HLIないしHL2等には、水平シフト
レジスタHSRにより形成された水平走査信号が供給さ
れる。
上記画素アレイPDにおける垂直選択動作(水平走査動
作)を行う走査回路は、次の各回路により構成される。
この実施例では、上記画素アレイPDの水平信号線H8
IないしH84等の両端に、一対のスインf M OS
 F E T Q 8、Q9等及びスイッチMO8FE
TQ26、Q28等が設けられることに対応して一対の
走査回路が設けられる。
この実施例では、産業用途にも適用可能とするため、イ
ンタレースモードの他に選択的な2行同時走査、ノンイ
ンクレースモードでの走査を可能にしている。画素アレ
イPDの右側には、次のような走査回路が設けられる。
垂直シフトレジスタVSRは、読み出し用に用いられる
出力信号S■1、SV2等を形成する。これらの出力信
号SV1、SV2等は、インクレースゲート回路ITG
及び駆動回路VDを介して上記垂直走査fiVL1ない
しVL4及びスイッチMO8FETQ8、Q9等のゲー
トに供給される。
上記インタレースゲート回路ITGは、インクレースモ
ードでの垂直選択動作(水平走査動作)を行うため、第
1(奇数)フィールドでは、垂直走査線VLIないしV
L4には、隣接する垂直走査線VLI、VL2とVL3
の組み合わせで同時選択される。すなわち、奇数フィー
ルド信号FAによって制御されるスイッチMO5FET
Q18により、垂直シフトレジスタVSRの出力信号S
v1は、水平信号線H8Iを選択する垂直走査線VLI
に出力される。同様に、信号FAによって制御されるス
イッチMo5FETQ20とQ22によって、垂直シフ
トレジスタVSRの出力信号SV2は、水平信号線H8
2とH83を同時選択するよう垂直走査線VL2とVL
3に出力される。
以下同様な順序の組み合わせからなる一対の水平信号線
の選択信号が形成される。
また、第2(偶数)フィールドでは、垂直走査線VLI
ないしVL4には、隣接する垂直走査線VL1とVL2
及びVL3とVL4の組み合わせで同時選択される。す
なわち、偶数フィールド信号FBによって制御されるス
イッチMO8FETQ19とQ21により、垂直シフト
レジスタvSRの出力信号SVIは、水平信号線H8I
とH82を選択する垂直走査線VLIとVL2に出力さ
れる。同様に、信号FBによって制御されるスイッチM
O8FETQ23とQ25によって、垂直シフトレジス
タVSRの出力信号SV2は、水平信号線H33とH8
4を同時選択するよう垂直走査線VL3とVL4に出力
される。以下同様な順序の組み合わせからなる一対の水
平信号線の選択信号が形成される。
上記のようなインタレースゲート回路ITGと、次の駆
動回路DVとによって、以下に説明するような複数種類
の水平走査動作が実現される。
上記1つの垂直走査線VLIに対応されたインタレース
ゲート回路ITGからの出力信号は、スイッチMO5F
ETQ14とQ15のゲートに供給される。これらのス
イッチMO8FETQ14とQ15の共通化されたドレ
イン電極は、端子V3に結合される。上記スイッチMO
SFETQI4は、端子v3から供給される信号を上記
垂直走査、1VL1に供給する。 マタ、 スイッチM
OS FETQ15は、上記端子V3から供給される信
号を水平信号線H8Iを出力線vSに結合させるスイッ
チMO8FETQ8のゲートに供給される。
また、出力信号のハイレベルがスイッチMO8FETQ
14、Q15によるしきい値電圧分だけ低下してしまう
のを防止するため、特に制限されないが、MO8FET
Q14のゲートと、MO8FETQ15の出力側(ソー
ス側)との間にキャパシタC1が設けられる。これによ
って、インタレースゲート回路ITGからの出力信号が
ハイレベルにされるとき、端子v3の電位をロウレベル
にしておいてキャパシタC1にプリチャージを行う。
この後、端子v3の電位をハイレベルにすると。
キャパシタC1によるブートストラップ作用によって上
記MO8FETQ14及びQ15のゲート電圧を昇圧さ
せることができる。
上記垂直走査線VLIに隣接する垂直走査線VL2に対
応されたインタレースゲート回路I T Gからの出力
信号は、スイッチMO5FETQ16とQ17のゲート
に供給される。これらのスイッチMO8FETQ16と
Q17の共通化されたドレイン電極は、端子v4に結合
される。上記スイッチMO8FETQ16は、端子v4
から供給される信号を上記垂直走査線VL2に供給する
。また、スイッチMO8FETQI 7は、上記端子V
4から供給される信号を水平信号線H32を出力線vS
に結合させるスイッチMO3FETQ9のゲートに供給
される。また、出力信号のハイレベルがスイッチMO3
FETQI6、Q17によるしきC)値電圧分だけ低下
してしまうのを防止するため、特に制限されないが、M
 OS F E T Q l 6のゲートと、MO8F
ETQ17の出力側(ソース側)との間にキャパシタC
2が設けられる。これによって、上記同様なタイミング
で端子■4の電位を変化させることによりキャパシタC
2によるブートストラップ作用によって上記MO8FE
TQ16及びQ17のゲート電圧を昇圧させることがで
きる。
上記端子v3は、奇数番目の垂直走査線(水平信号線)
に対応した駆動用のスイッチMO5FETに対して共通
に設けられ、端子■4は偶数番目の垂直走査線(水平信
号線)に対して共通に設けられる。
以上のことから理解されるように、端子v3とv4に択
一的にタイミング信号を供給すること及び上記インタレ
ースゲート回路ITGによる2行同時選択動作との組み
合わせによって、インクレースモードによる読み出し動
作が可能になる。例えば、奇数フィーフドFAのとき、
端子V4をロウレベルにしておいて、端子v3に上記垂
直シフトレジスタVSRの動作と同期したタイミング信
号を供給することによって、垂直走査線(水平信号線)
をVLI (H8I)、VL3 (H33)の順に選択
することができる。また、偶数フィールドFBのとき、
端子v3をロウレベルにしておいて、端子v4に上記垂
直シフトレジスタVSRの動作と同期したタイミング信
号を供給することによって、垂直走査線(水平信号線)
をVL2(H82)、VL4 (H34) の順に選択
することができる。
一方、上記端子■3と■4を同時に上記同様にハイレベ
ルにすれば、上記インタレースゲート回路ITGからの
出力信号に応じて、2行同時走査を行うことができる。
この場合、上記のように2つのフィールド信号FAとF
Bによる2つの画面毎に出力される2つの行の組み合わ
せが1行分上下にシフ1−されることにより、空間的重
心の上下シフト、言い換えるならば1等価的なインタレ
ースモードが実現される。
さらに、例えばFB信号のみをハイレベルにして、1つ
の垂直走査タイミングで、水平シフトレジスタH5Rを
2回動作させて、それに同期して端子v3と■4をハイ
レベルにさせることによって、VLI、VL2.VL3
.VL4(7)順のようにノンインタレースモードでの
選択動作を実現できる。この場合、より高画質とするた
めに、水平シフトレジスタH8R及び垂直シフトレジス
タ■SRに供給されるクロックが2倍の周波数にされる
ことが望ましい。すなわち、端子H1とH2及び端子■
1とv2から水平シフトレジスタHS R及び垂直シフ
トレジスタvSRに供給されるクロック信号の周波数を
2倍の高い周波数にすることによって、1秒間に60枚
の画像をノンインタレース方式により読み出すことがで
きる。なお、端子HIN及びVINは、上記シフトレジ
スタHSR,VSRによってそれぞれシフトされる入力
信号を供給する端子であり、入力信号が供給された時点
からシフト動作が開始される。このため、上記インタレ
ースゲート回路ITG及び入力端子V3、v4に供給さ
れる入力信号の組み合わせによって、上記2行同時読み
出し、インタレース走査。
ノンインタレース走査等を行う場合には、出力信号の垂
直方向の上下関係が逆転せぬよう、上記シフトレジスタ
VSRの入力信号の供給の際に、タイミング的な配慮が
必要である。
また、上記各垂直走査線VLI及びそれに対応したスイ
ッチMO5FETQ8のゲートと回路の接地電位点との
間には、リセット用MO8FETQIOとQllが設け
られる。これらのリセット用MO8FETQIOとQl
lは、他の垂直走査線及びスイッチMO8FETに対応
して設けられるリセット用MO8FETと共通に端子v
2から供給されるクロック信号を受けて、上記選択状態
の垂直走査線及びスイッチMO8FETのゲート電位を
高速にロウレベルに引き抜くものである。
この実施例では、前述のように感度可変機能を付加する
ために、感度制御用の垂直シフトレジスタVSRE、イ
ンタレ−スゲ−1−回路ITGE及び駆動回路DVEが
設けられる。これらの感度制御用の各回路は、特に制限
されないが、上記画素アレイPDに対して、左側に配置
される。これらの垂直シフトレジスタVSRE、インタ
レースゲート回路ITG及び駆動回路DVEは、上記読
み出し用の垂直シフトレジスタVSR、インタレースゲ
ート回路ITG及び駆動回路DVと同様な回路により構
成される。端子VIEないしV4E及びVINE並びに
FAE、ABEからそれぞれ上記同様なタイミング信号
が供給される。この場合。
上記読み出し用の垂直シフトレジスタVSRと上記感度
可変用の垂直シフトレジストVSREとを同期したタイ
ミングでのシフト動作を行わせるため、特に制限されな
いが、端子VIEとvl及びV2Eとv2には、同じク
ロック信号が供給される。したがって、上記端子VIE
とvl及び■2Eとv2とは、内部回路により共通化す
るものであってもよい。上記のように独自の端子VIE
及びV2Eを設けた理由は、この固体撮像装置を手動絞
りや従来の機械的絞り機能を持つテシビジョンカメラに
適用可能にするためのものである。このように感度可変
動作を行わない場合、上記端子VIE及びV2Eを回路
の接地電位のようなロウレベルにすること等によって、
上記垂直シフトレジスタVSREの無駄な消費電力の発
生をおされるよう配慮されている。
次に、この実施例の固体撮像装置における感度制御動作
を説明する。
説明を簡単にするために、上記ノンインタレースモード
による垂直走査動作を例にして、以下説明する1例えば
、感度制御用の垂直シフトレジスタVSRE、インタレ
ースゲート回路I T G E及び駆動回路DVEによ
って、読み出し用の垂直シフトレジスタVSR、インタ
レースゲート回路工TG及び駆動回路DVによる第1行
目(垂直走査線VLI、水平信号線H3l)の読み出し
に並行して、第4行目(垂直走査線VL4、水平信号線
H84)の選択動作を行わせる。これによって、水平シ
フトレジスタHS Rにより形成される水平走査線HL
I、HL 2等の選択動作に同期して。
出力信号線vSには第1行目におけるフォトダイオード
D1、D2等に蓄積された光信号が時系列的に読み出さ
れる。この読み出し動作は、端子Sから負荷抵抗を介し
た上記光信号に対応した電流の供給によって行われ、読
み出し動作と同時にプリチャージ(リセット)動作が行
われる。同様な動作が、第4行目におけるフォトダイオ
ードにおいても行われる。この場合、上記のような感度
可変用の走査回路(VSRE、ITGE、DVE)によ
って、第4行目の読み出し動作は、ダミー出力線DVS
に対して行われる。感度制御動作のみを行う場合、端子
RVには端子Sと同じバイアス電圧が与えられている。
これによって、第4行目の各画素セルに既に蓄積された
光信号の掃き出し、言い換えるならば、リセット動作が
行われる。
したがって、上記垂直走査動作によって、読み出し用の
垂直シフトレジスタVSR,インクレースゲート回路I
TG及び駆動回路DVによる第4行目(垂直走査線VL
4.水平信号線H84)の読み出し動作は、上記第1行
ないし第3行の読み出し動作の後に行われるから、第4
行目に配置される画素セルのフォトダイオードの蓄積時
間は、3行分の画素セルの読み出し時間となる。
上記に代えて、感度制御用の垂直シフトレジスタVSR
E、インタレースゲート回路ITGE及び駆動回路DV
Eによって、読み出し用の垂直シフトレジスタVSR、
インタレースゲート回路ITG及び駆動回路DVによる
第1行目(垂直走査線vL1、水平信号線H81)の読
み゛出しに並行して、第2行目(垂直走査線VL2、水
平信号線11S2)の選択動作を行わせる。これによっ
て、水平シフトレジスタHS Rにより形成される水平
走査線HLI、HL2等の選択動作に同期して、出力信
号線■Sには第1行目におけるフォトダイオードD1、
D2等に蓄積された光信号が時系列的に読み出される。
この読み出し動作は、端子Sから負荷抵抗を介した上記
光信号に対応した電流の供給によって行われ、読み出し
動作と同時にプリチャージ(リセット)動作が行われる
。同様な動作が、第2行目におけるフォトダイオードD
3、D4等においても行われる。これによって、上記第
1行目の読み出し動作と並行して第2行目の各画素セル
に既に蓄積された光信号の掃き出し動作が行われる。し
たがって、上記垂直走査動作によって、読み出し用の垂
直シフトレジスタVSR、インクレースゲート回路IT
G及び駆動回路DYによる第2行目(垂直走査線VL2
.水平信号線H82)の読み出し動作は、上記第1行の
読み出し動作の後に行われるから、第2行目に配置され
る画素セルのフォトダイオードの蓄積時間は、1行分の
画素セルの読み出し時間となる。これによって、上記の
場合に比べて、フォトダイオードの実質的な蓄積時間を
173に減少させること、言い換えるならば、感度を1
/3に低くできる。
上述のように、感度制御用の走査回路によって行われる
先行する垂直走査動作によってその行の画素セルがリセ
ットされるから、そのリセット動作から上記読み出し用
の走査回路による実際な読み出しが行われるまでの時間
が、フォトダイオードに対する蓄積時間とされる。した
がって、525行からなる画素アレイにあっては、上記
両垂直走査回路による異なるアドレス指定と共通の水平
走査回路による画素セルの選択動作によって、1行分の
読み出し時間を単位(最小)として最大525までの多
段階にわたる蓄積時間、言い換えるならば、525段階
にねたる感度の設定を行うことができる。ただし、受光
面照度の変化が、上記1画面を構成する走査時間に対し
て無視でき、実質的に一定の光がフォトダイオードに入
射しているものとする。なお、最大感度(525)は、
上記感度制御用の走査回路は非動作状態のときに得られ
る。
上記のような感度制御動作にあっては、画素信号の読み
出しと先行する垂直走査動作によるリセット動作とが並
行して行われる。このため、リセット動作のための画素
信号が、基板等を介した容量結合によって読み出し信号
に混合してしまう場合が生じる。このような容量結合が
生じると、読み出し画素信号にはテレビジョン受像機に
おけるゴーストのようなノイズが生じて画質を劣化させ
てしまう。
そこで、この実施例では、上記水平走査線HL1、HL
2等に対して、ダイオード接続されたMO3FETQ3
0,31等を介して外部端子spから強制的に全水平走
査線を選択状態にさせる機能を付加する。すなわち、上
記端子SPをハイレベルにすると、水平シフトレジスタ
HS Rの動作に無関係に、ダイオード形態のMO8F
ETQ30、Q31等が全てオン状態になって全水平走
査線HLI、HL2等にハイレベルを供給して選択状態
にさせることができる。また、上記ダイオード形態のM
O8FETQ30.Q31等のような一方向性素子を介
して上記選択レベルを供給するものであるため、上記端
子SPをロウレベルにすれば、上記MO5FETQ30
.Q31等はオフ状態を維持する。これによって、上記
のような強制的な同時選択回路を設けても、水平シフト
レジスタH8Rのシフト動作に従った水平走査線HLl
、HL2等が時系列的に選択レベルにされる動作の妨げ
になることはない、なお、水平シフトレジスタH8Rが
、ダイナミック型回路により構成される等によって、上
記のような強制的な水平走査線HLI、HL2等の選択
レベルによってそのシフト動作に悪影響が生じるなら、
上記選択レベルが水平シフトレジスタH5Rの内部に伝
わらないようなスイッチ回路等が付加される。
上記水平走査線HLI、HL2等の同時選択動作を後述
するような水平帰線期間により行われるとともに、上記
先行する垂直走査を開始さ妊る。
これにより、上記リセットさせるべき行の全画素の信号
を予め強制的にリセットさせることができる。したがっ
て、上記水平シフトレジスタH8Rによる水平走査線の
選択動作に伴い画素信号の読み出しにおいて、先行する
行からは実質的に画素信号が出力されない。これによっ
て、上記基板等を介した容量結合が存在しても読み出し
信号には上述のようなノイズが現れない。
第10図には、上記固体撮像装置を用いた、自動絞り機
能を持つ撮像装置の一実施例のブロック図が示されてい
る。
固体撮像装置MIDは、上記第9図に示したような感度
可変機能を持つものである。この固体撮像装置MIDか
ら出力される読み出し信号は、プリアンプによって増幅
される。この増幅信号Voutは、一方において図示し
ない信号処理回路に供給され、例えばテレビジョン用の
画像信号とされる。上記増幅信号Voutは、他方にお
いて自動絞り制御用に利用される。すなわち、上記増幅
信号V outは、ロウパスフィルタLPFに供給され
、その平均的な信号レベルに変換される。この信号は、
特に制限されないが、検波回路DETに供給され、ここ
で直流信号化される。感度制御回路は、上記検波回路D
ETの出力信号を受けて、所望の絞り量とを比較して、
最適絞り量に対応した制御信号を形成する。すなわち、
感度制御回路は、固体撮像装置MIDに前述のような走
査タイミングを制御するクロック信号を供給する駆動回
路からの信号VIN、及び■1等を受けて、固体撮像装
置MIDの読み出しタイミングを参照して、それに実質
的に先行する信号VINEを形成する。すなわち、上記
タイミング信号VINを基準にして。
必要な絞り量(感度)に対応した先行するタイミング信
号VINEを形成するものであるため、実際には上記タ
イミング信号VINに遅れて信号VINEが形成される
。しかしながら、繰り返し走査が行われるため、上記信
号VINEからみると、次の画面の走査では信号VIN
が遅れるものとされる6すなわち、タイミング信号VI
Nに対して1行分遅れてタイミング信号VINEを発生
すると、次の走査画面では、タイミング信号VINEは
、タイミング信号VIHに対して524行分先行するタ
イミング信号とみなされる。上記タイミング信号VIN
及びVINEによって、各垂直シフトレジスタVSR及
びVSREのシフト動作が開始されるから、前述のよう
な感度可変動作が行われる。
感度制御回路は、例えば電圧比較回路によって所望の絞
り量に相当する基準電圧と、上記検波回路DETからの
出力電圧とを比較して、その大小に応じて、1段階づつ
絞り量を変化させる。または、応答性を、高くするため
に、上記525段階の絞り量を2値化信号に対応させて
おいて、その最上位ビットから上記電圧比較回路の出力
信号に応じて決定する。例えば、約172の絞り量(感
度256)を基準にして、検波回路DETの信号が基準
電圧より大きいときには1/4(感度128)に、小さ
いときには3/4(感度384)とし、以下、それぞれ
の半分づつの絞り量を決定する。
これによって、感度525段階の中から1つの最適絞り
量を10回の設定動作によって得ることができる。上記
絞・り量の設定動作、言い換えるならば、感度制御用の
垂直シフトレジスタVSREの初期設定動作(VINE
)を垂直帰線期間において行うものとすると、10枚分
の画面からの読み出し信号動作に応じて最適絞り量の設
定を行うことができる。
また、特に制限されないが、感度制御回路は、水平帰線
期間において上記強制リセット動作のための信号SPを
発生させる。これに応じて感度制御回路は、水平帰線期
間に入ると先行する行の垂直選択信号を発生させるもの
である。
この実施例の撮像装置では、感度可変機能が固体撮像装
置iWMIDに内蔵されていること、及びその読み出し
出力信号のレベルを判定して、電気的に上記感度を制御
するものであるため、上記感度制御回路も半導体集積回
路等により構成できるから、装置の小型軽量化及び高耐
久性を図ることができ、特に操作する人がいない、また
明るさが経皮で変わる環境におく監視カメラに好適であ
る。
また、監視カメラを超小型とすることができ、その存在
を判らせないようにすることもできる。
第11図には、上記固体撮像装置の読み出し動作の一実
施例のタイミング図が示されている。
例えば、垂直走査線VLIがハイレベルのとき、第1行
目の読み出し動作が水平走査線HLIないしHLmが時
系列的に順次ハイレベルにされることによって行われる
。すなわち、このようにして次々に選択される画素セル
のフォトダイオードに蓄積された光信号に対応した電流
が流れることによって、その画素セルからの読み出し動
作と1次の読み出し動作のためのリセット(プリチャー
ジ)動作とが同時に行われる。上記光電流を負荷抵抗に
流すことによって形成される電圧信号は、第10図に示
したプリアンプによって増幅されて出力される。上記同
様に、先行する垂直走査線V L nがハイレベルのと
き、第n行目のリセット動作が上記水平走査線HLIな
いしHLmの時系列的の選択動作に応じて行われる。
上記一対の行(1、n)に対する読み出しとりセット動
作が終了すると、水平帰線期間に入る。
この水平帰線期間において上記垂直走査線VLIとV 
L nはハイレベルからロウレベルにされ、非選択状態
に切り換えられる。そして、端子RPがハイレベルにさ
れ、第9図の各リセット用MO8FETQ27、Q29
等をオン状態にする。これによって、非選択状態の水平
信号線H82等に発生した前述したような偽信号のリセ
ットが行われる。また、端子SPがハイレベルにされ、
全水平走査線HLI〜HL mは強制的に選択レベルに
される。このとき、感度制御のために先行する次の行に
対応した垂直走査線VLn+1もハイレベルの選択状態
にされる。したがって、上記感度設定のための垂直走査
線VLn+1に対応した1行分の全画素の読み出しくリ
セット)が行われる。
これにより、上記水平帰線期間が終了して次の第2行目
の読み出し動作に入ると、水平走査線HL1ないしHL
mが時系列的に順次ハイレベルにされ、水平信号線H8
2には上記のような読み出し信号が得られる。このとき
、先行する第n+1行目の水平信号線H8n+1には、
上記の強制リセットの直後であることから信号が得られ
ない。
仮に得られたとしても極めて微小な信号であるため無視
することができる。したがって、上記両水平信号線(H
81、H8n + 1)間に基板等を介した容量結合が
存在しても、上記リセット動作に伴う掃き出し信号が上
記読み出し信号側にリークすることがない。したがって
、上記のような水平帰線期間での強制的なリセット動作
によって高画質の読み出し信号を得ることができる。
上記の実施例から得られる作用効果は、下記の通りであ
る。
(1)二次元状に配列された複数個の画素セルの信号を
時系列的に出力させる第1の走査回路と、上記第1の走
査回路による垂直走査方向の選択アドレスと独立したア
ドレスにより垂直走査方向の選択動作を行う第2の走査
回路とを設けて、上記第2の走査回路を先行させて動作
させることによって感度可変を可能にするとともに、上
記二次元状に配列された画素セルの水平走査方向の選択
を行う水平走査線に対して全てを強制的に同時選択状態
にさせる外部端子を設け、上記第2の走査回路と外部端
子からの同時選択信号によって、先行する行の全画素信
号を水平帰線期間内にリセット(掃き出させる)させる
ことができる。
これによって、先行する垂直走査線に対応する水平信号
線には実質的な画素信号が生じないようにすることがで
きるから読み出し画素信号に対するカップリングノイズ
を防止できるという効果が得られる。
(2)二次元状に配列された複数個の画素セルの信号を
時系列的に出力させる第1の走査回路に加えて、上記第
1の走査回路による垂直走査方向の選択アドレスと独立
したアドレスにより垂直走査方向の選択動作を行う第2
の走査回路を設け、上記第2の走査回路によって第1の
走査回路による垂直走査に対して先行する垂直走査を行
わせることによって、上記2つの垂直走査の時間差に応
じて光電変゛換素子の蓄積時間を制御することが可能と
なるという効果が得られる。
(3)上記(1)及び(2)により、高画質を維持しつ
つ、感度可変機能を持つ固体撮像装置を得ることができ
るという効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。例えば、第9図の実施例
回路において、インタレースゲート回路や駆動回路は、
その走査方式に応じて種々の実施形態を採ることができ
る。また、先行する行の垂直走査線は、水平帰線期間の
み選択状態にするものであってもよい、この場合には、
読み出しを行うべき行に対応した水平信号しか読み出し
信号が出力されないから、前記のような容量結合による
ノイズの発生を完全に防止することができる。
〔発明の効果〕
レンズの小型化、機械的な絞り、シャッタ機構を省くこ
とが可能となり、カメラ全体を著しく小型化でき、特に
監視カメラでは有効である。
合成焦点比fi     E、F、L=1.0明るさ 
      FNα =2.0画角   F、 A、 
=87゜ バック・フォーカス B、F  =0.55γ:レンズ
面の曲率半径 d:レンズ面間距離 n:レンズのd−線に対する屈折率 ν:レンズの分散率 A4.A8.As、Atoは非球面G13[である。
ザイデル収差係数 PT:ペッツ・バール係数 ザイデル収差係数
【図面の簡単な説明】
第Ltdは本発明によるビデオ・カメラ・ユニットの断
面図、第2図はその平面図である。 第3図は第1図及び第5図に示すカメラ・ユニットで使
用されるレンズ部分を説明するための図であり、第4図
はその特性図である。 第5図は本発明の他の実施例を示す断面図であり、第6
図はその平面図である。 第7図は本発明の他の実施例を示す断面図であり、第8
図はそれに用いられるレンズの特性を示す図である。 第9図は、この発明に係る固体撮像チップ内部回路の一
実施例を示す要部回路図である。 第10図は、上記固体撮像チップを用いた撮像装置の一
実施例を示すブロック図である。 第11図は、上記固体撮像チップの動作の一例を説明す
るためのタイミング図である。 L 1 ” L 4・・・プラスチックレンズ、1・・
・ホルダー、6・・・固体撮像デバイス、64・・・固
体撮像チップ、14・・・ふた、PD・・・画素アレイ
、VSR・・・読み出し用垂直シフトレジスタ、ITG
・・・読み出し用インタレ−スゲ−1〜回路、DV・・
・読み出し用駆動回路、VSRE・・・感度設定用垂直
シフトレジスタ、ITGE・・・感度設定用インタレー
スゲート回路。 DVE・・・感度設定用駆動回路、H8R・・・水平シ
フトレジスタ、MID・・・固体撮像装置、LPF・・
・ロウパスフィルタ、DET・−・検第5図 第6図 D−015T、        D−AST歪曲収差 
       非点収差 図 球面収差、正弦条住   色収差3球面収差弔11図 −sp            ’H’HD−5A、 
SC,S、 A。 球面収差6正弦条件   色収差、薫回収差D−DIS
T、        D−AST。 歪曲収差       非点収差

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、幾つかのレンズが非球面に形成された複数のプラス
    チックレンズと電気的に感度を可変することのできる固
    体撮像回路とを具備して成ることを特徴とするビデオ・
    カメラ・ユニット。
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