JPH01301540A - 帯電防止性ガラス繊維束、帯電防止性ロービング、樹脂補強用繊維体並びにシートモールディングコンパウンドの製造法 - Google Patents

帯電防止性ガラス繊維束、帯電防止性ロービング、樹脂補強用繊維体並びにシートモールディングコンパウンドの製造法

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JPH01301540A
JPH01301540A JP63131458A JP13145888A JPH01301540A JP H01301540 A JPH01301540 A JP H01301540A JP 63131458 A JP63131458 A JP 63131458A JP 13145888 A JP13145888 A JP 13145888A JP H01301540 A JPH01301540 A JP H01301540A
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/24Coatings containing organic materials
    • C03C25/26Macromolecular compounds or prepolymers

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 帯電防止性ガラス繊維束、帯電防止性ロービング、樹脂
補強用m!I体並びにシートモールディングコンパウン
ドの製造法に関する。
[従来の技術] ブッシングから引出したガラス繊維に集束剤を附学して
所定本数集束して巻取り、加熱乾燥することにより製造
されたガラス繊維束(ストランド)は繊維補強樹脂体(
FRP)を製造する際の樹脂補強用繊維体として広く用
いられる。
又上記のストランドは引揃えてローピンクとなし、或は
そのまま、又は引揃えた状態で切断してチョツプドスト
ランド(C3)となし、或はストランド又はC8を移動
するコンベア上に堆積せしめてC3M(コンティニュア
スストランドマット)又はCM(チョツプドストランド
マット)とした状態で補強繊維体として使用される。
又C8を移動するコンベア上に堆積せしめてなるマット
状物にMgOのような増粘剤を含む不飽和ポリエステル
樹脂のような熱硬化性樹脂を含浸させ、次いで養生して
樹脂粘度を上昇させてSMC(シートモールディングコ
ンパウンド)となし、FRPの製造に使用される。
このようなガラス繊維束に切断等の加工を施す際、静電
気か発生し、各種トラブルを生ずることかあるのて、こ
れを防止する為集束剤に帯電防止剤を含有させる。
帯電防止剤としてはノニオン系、カチオン系、両性イオ
ン系、アニオン系、或は無機塩類が知られている。
[発明か解決しようとする課題] 従来技術は次のような問題点(解決すべき課題)を有す
る。
(1)充分な帯電防止効果を得るためには多量の帯電防
止剤を使用する必要がある。
(2)多量の帯電防止剤を使用するとストランドを加熱
乾燥する際ストランドが着色し易い。
(3)集束剤中に含まれる被膜形成剤、カップリンク剤
、@滑剤等と帯電防止剤とが反応し、ストランドの性能
が低下し易い。例えばフィラメントの剛性が低下し、或
は集束性が悪化し、ストランドがモノフィラメント状に
なり、このストランドを補強用繊維体として使用する際
、樹脂の含浸性が不良となる。
特にSMCを製造する場合、補強繊維体に含浸させる樹
脂は増粘されているため樹脂の含浸不良か生じ易い。
(4)集束剤と帯電防止剤の反応による性能の低下は両
者の組合せ如何によって変化する。このため帯電防止剤
による性能低下を少なくしようとすると、使用する集束
剤と帯電防止剤の種類が制限されてしまう。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する為1本発明においては、帯電防止剤
を含まない集束剤を附与集束し、次いで好ましくは乾燥
してなるガラス繊維束の表面に帯電防止剤又は帯電防止
剤及び潤滑剤が被着せしめられている帯電防止性ガラス
繊維束、又はこの繊維束を引揃えたロービングをFRP
補強Ia維として使用する。
又本発明においては、ブッシングから引出したガラスt
agに帯電防止剤を含まない集束剤を附与し1次いで好
ましくは乾燥したガラス繊維束表面に帯電防止剤又は帯
電防止剤及び潤滑剤を被着せしめることにより樹脂補強
用#am体を製造する。
更に又本発明においては、ブッシングから引出したガラ
ス繊維に帯電防止剤を含まない集束剤を附与集束、し次
いで乾燥してなるガラス繊維束又はその引揃え物に帯電
防止剤又は帯電防止剤及び潤滑剤とを含む溶液を塗布し
、次いて好ましくは加熱下に再度乾燥したガラス繊維又
はその引揃え物を切断し、移動するコンベア上に堆積せ
しめてマット状物となし、該マット状物に増粘剤を含む
液状の熱硬化性樹脂を含浸させた後、養生することによ
りSMCを製造する。
次に本発明を更に具体的に説明する。
ブッシングから引出した直径3〜25JL、好ましくは
9〜lagのガラス繊維に集束剤を塗布し、30〜s 
、ooo本、好ましくは50〜1,000本程木実束し
、ストランドとする。
集束剤としては1〜15wt%程度の被膜形成剤、 0
.01〜2wt%程度の潤滑剤、0.旧〜5wt%程度
のカップリング剤を含むものが好適に使用できる。
被膜形成剤としてはポリ酢酸ビニール等を、潤滑剤とし
てはノニオン系或はカチオン系界面活性剤又は油剤等を
、カップリング剤としてはシランカップリング剤等を用
いるのか適当である。
ガラス繊維に対する集束剤の附与量は、固型分として0
.3〜3wt%好ましくは0.5〜2wt%とするのか
適当である。
上述のストランドに帯電防止剤を被着せしめる。
被着の手段に特に限定はなく、帯電防止剤を含む溶液(
本溶液)をストランドに噴霧し、或はロールコータ−を
用いて塗布しても良く、或は又ストランドをテンション
バーの下面に接して張力を与えつつ移動せしめながら、
テンションバーの上面に本溶液を所定割合て、好ましく
は定量ポンプを用いて供給し、本溶液をテンションバー
の下面に流下せしめストランドに本溶液を接触せしめて
塗布することによってストランドに帯電防止剤を被着さ
せることもできる。
帯電防止剤の被着量はガラス繊維に対し0.O1〜1w
t%程度で充分効果をうろことかできる。
本発明においては帯電防止剤は集束剤中に混入すること
なく、別個に附与されるのて、集束剤との関連において
使用しうる帯電防止剤の種類か制限をうけることはなく
アニオン系、ノニオン系、カチオン系、両性イオン系、
無機塩類等各種のものが使用できる。
又本発明においては本溶液中に潤滑剤を1〜30wt%
、好ましくは5〜15wt%程度含有させておくことも
てき、ストランドの潤滑性を一層向上させることかでき
る。
なお、潤滑剤としてはノニオン系或はカチオン系界面活
性剤又は油剤か好適に使用できる。
ストランドに対する本溶液の附与は、ストランド水中の
水分か0.1 wt%以下の状態で行うのか好ましく、
本発明の効果を一層向上させることができる。水分を減
少させる工業的手段としては加熱炉を用いた加熱乾燥、
減圧乾燥を行うのか好適である。
なおストランドに対する本溶液の附与は個々のストラン
ドに対し別々に行うこともできるか、多数のストランド
を引揃えてロービングとなす際、多数のストランドに同
時に附与するのが実際的である。
本溶液を附与したストランド、或はロービングは、30
〜100°C1好ましくは50〜80°Cにおいて加熱
乾燥するのか適当であり、リボナイゼイションを向上さ
せる効果を得ることがてきる。
上述の本発明ストランド或はロービングはそのまま、或
は切断し、又は連続した状態でマット状物とし、或は製
織して布状物となしてFRPの補強用に好適に用いるこ
とができる。
又本発明のストランド或はロービングの切断物(CS)
を用いてSMCを製造することもできる。
[作 用] 帯電防止剤をストランドの表面にのみ被着させることに
より所望の帯電防止効果をうるのに必要な帯電防止剤の
使用量を減少させる。
又帯電防止剤を含まない集束剤を附与してガラス繊維を
集束してストランドとなし、次いでこのストランド表面
に帯電防止剤を被着させることにより、集束剤成分と帯
電防止剤の反応を防止し、ストランドの性能を向上させ
、着色を防止する。
このようなストランドをFRP補強用として用いること
により樹脂の含浸性を良好ならしめる。
この効果はSMC製造の場合特に著しい。
帯電防止剤の被着をストランド乾燥後に行うことにより
、上記効果を一層向上させる。
又帯電防止剤と共に潤滑剤を附与することによリストラ
ンドの潤滑性を一層向上させる。
更に又帯電防止剤附与後ストランドを加熱乾燥するこに
とよりリボナイゼーションを向上させる。
[実施例1] 被膜形成剤としてポリ酢酸ビニールを8wt%、潤滑剤
としてノニオン系界面活性剤を0.5 wt%、カップ
リンク剤としてシランカップリング剤を0.2 wt%
含むサイジング剤をガラス繊維に対し固型分として1.
5 wt%附与し、140°Cに12hr加熱乾燥して
ストランドエとした。
このストランドに帯電防止剤として CI。
C1□H,、−N”−CI3・C1−の10%溶液を、
ロール(:II:1 コーターて塗布し、上記帯電防止剤をストランド■の表
面に被着させ、ストランF IIを得た。
帯電防止剤の被着量はガラス繊維の0.05wt%てあ
った。
上記ストランドI、IIを用い、スタティックフォトメ
ーターを使用し、印加電圧8KV、温度25℃、湿度5
0%の条件で帯電圧、半減期を測定した結果を別表に示
す。
ストランドIIは集束性、切断時の分散不良を生ずるこ
となく、液状熱硬化性樹脂の含浸性も良好てあり、着色
を生ずることもなかった。
■ H3 暑 Cl81137−N”  C2H5・C211SSO4
−を用いて得られた砿 を行った結果を別表に示す。
なお、ストランド■の集束性其他の性質はストランドI
Iと同等であった。
[比較例1] c、aLt−N”−CzH5・C2H3SO4−を混入
し、(混入よう定めた)実施例1と同様にして得られた
ストランド■について同様な測定を行った結果を別表に
示す。
なお、このストランド■は分散性、樹脂の含浸性かスト
ランドI、IIに比して不良であり、このストランドを
用いて製造したFRP中に約5%の不良品か発生した。
又このストランド■は黄色に着色した。
別   表 [実施例3] 実施例1.2のストランドII、mを2.5 cmの長
さに切断し、この切断物を750gr/rtfの割合で
堆積させたC8に1次の組成を有する樹脂組成物を含浸
させ、ガラス含有量25wt%のSMCを製造した。
不飽和ポリエステル樹脂  70重量部低収縮剤   
      30重量部炭耐力ルシウム     15
0重量部T B P B           O,0
2重量部ステアリン酸亜鉛     0.05重量部M
g0           0 、01重量部樹脂の含
浸性は良好であり、含浸不良に起因する不良品が発生す
ることはなかった。
[比較例2] 比較例1のストランド■を用いて、実施例3と同様なS
MCを製造した。
樹脂の含浸性は不良で、不良品発生率は5%であった。
[発明の効果] 所定の性能を得るのに必要な帯電防止剤の使用量を減少
し、帯電防止効果を高める。
ストランドの集束性の低下、着色を防止し、樹脂の含浸
性を高め、均質なFRP、SMCをうる。
帯電防止剤と集束剤の組合せ可能な範囲を特徴する

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)帯電防止剤を含まない集束剤を附与集束してなる
    ガラス繊維束の表面に帯電防止剤又は帯電防止剤及び潤
    滑剤が被着せしめられていることを特徴とする帯電防止
    性ガラス繊維束。
  2. (2)帯電防止剤を含まない集束剤を附与集束し、次い
    で乾燥してなるガラス繊維束の表面に帯電防止剤又は帯
    電防止剤及び潤滑剤が被着せしめられていることを特徴
    とする帯電防止性ガラス繊維束。
  3. (3)帯電防止剤は無機塩類、又はカチオン系、ノニオ
    ン系、アニオン系或は両性系の界面活性剤であることを
    特徴とする請求項1、又は2記載の帯電防止性ガラス繊
    維束。
  4. (4)帯電防止剤の被着量はガラス繊維の0.01〜1
    wt%であることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の帯電防止性ガラス繊維束。
  5. (5)集束剤は被膜形成剤、カップリング剤、又は潤滑
    剤を含むことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の帯電防止性ガラス繊維束。
  6. (6)集束剤の附与量はガラス繊維の0.3〜3wt%
    であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記
    載の帯電防止性ガラス繊維束。
  7. (7)潤滑剤はノニオン系或はカチオン系界面活性剤又
    は油剤であることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5又は6記載の帯電防止性ガラス繊維束。
  8. (8)潤滑剤の被着量はガラス繊維の0.01〜1wt
    %であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6又は7記載の帯電防止性ガラス繊維束。
  9. (9)請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の
    帯電防止性ガラス繊維束の引揃え物よりなることを特徴
    とする帯電防止性ロービング。
  10. (10)ブッシングから引出したガラス繊維に帯電防止
    剤を含まない集束剤を附与し、次いで好ましくは乾燥し
    たガラス繊維束表面に帯電防止剤を被着せしめることを
    特徴とする樹脂補強用繊維体の製造法。
  11. (11)ブッシングから引出したガラス繊維に帯電防止
    剤を含まない集束剤を附与集束し次いで乾燥してなるガ
    ラス繊維束又はその引揃え物に帯電防止剤を含む溶液を
    塗布することによって帯電防止剤を被着し、次いで好ま
    しくは加熱下に再度乾燥することを特徴とする樹脂補強
    用繊維体の製造法。
  12. (12)帯電防止剤被着前の乾燥を加熱下又は減圧下に
    行うことを特徴とする請求項10又は11記載の樹脂補
    強用繊維体の製造法。
  13. (13)帯電防止剤は無機塩類、又はカチオン系、ノニ
    オン系、アニオン系或は両性系の界面活性剤であること
    を特徴とする請求項10、11又は12記載の樹脂補強
    用繊維体の製造法。
  14. (14)帯電防止剤の被着量はガラス繊維の0.01〜
    1wt%であることを特徴とする請求項11、12又は
    13記載の樹脂補強用繊維体の製造法。
  15. (15)集束剤は被膜形成剤、カップリング剤、又は潤
    滑剤を含むことを特徴とする請求項11、12、13又
    は14記載の樹脂補強用繊維体の製造法。
  16. (16)集束剤の附与量はガラス繊維の0.3〜3wt
    %であることを特徴とする請求項11、12、13、1
    4又は15記載の樹脂補強用繊維体の製造法。
  17. (17)帯電防止剤を含む溶液は潤滑剤をも含むことを
    特徴とする請求項11、12、13、14、15又は1
    6記載の樹脂補強用繊維体の製造法。
  18. (18)潤滑剤はノニオン系或はカチオン系界面活性剤
    又は油剤であることを特徴とする請求項17記載の樹脂
    補強用繊維体の製造法。
  19. (19)ブッシングから引出したガラス繊維に帯電防止
    剤を含まない集束剤を附与集束し次いで乾燥してなるガ
    ラス繊維束又はその引揃え物に帯電防止剤又は帯電防止
    剤及び潤滑剤とを含む溶液を塗布し、次いで好ましくは
    加熱下に再度乾燥したガラス繊維又はその引揃え物を切
    断し、移動するコンベア上に堆積せしめてマット状物と
    なし、該マット状物に増粘剤を含む液状の熱硬化性樹脂
    を含浸させた後、養生することを特徴とするシートモー
    ルディングコンパウンドの製造法。
  20. (20)帯電防止剤は無機塩類、又はカチオン系、ノニ
    オン系、アニオン系或は両性系の界面活性剤であること
    を特徴とする請求項19記載のシートモールディングコ
    ンパウンドの製造法。
  21. (21)帯電防止剤の被着量はガラス繊維の0.01〜
    1wt%であることを特徴とする請求項18、19又は
    20記載のシートモールディングコンパウンドの製造法
  22. (22)集束剤は被膜形成剤、カップリング剤、又は潤
    滑剤を含むことを特徴とする請求項18、19、20又
    は21記載のシートモールディングコンパウンドの製造
    法。
  23. (23)集束剤の附与量はガラス繊維の0.3〜3wt
    %であることを特徴とする請求項18、19、20、2
    1又は22記載のシートモールディングコンパウンドの
    製造法。
  24. (24)潤滑剤はノニオン系或はカチオン系界面活性剤
    又は油剤であることを特徴とする請求項19、20、2
    1、22又は23記載のシートモールディングコンパウ
    ンドの製造法。
  25. (25)潤滑剤の被着量はガラス繊維の0.01〜1w
    t%であることを特徴とする請求項19、20、21、
    22、23又は24記載のシートモールディングコンパ
    ウンドの製造法。
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