JPH01301234A - リボンの植毛方法 - Google Patents

リボンの植毛方法

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JPH01301234A
JPH01301234A JP13144888A JP13144888A JPH01301234A JP H01301234 A JPH01301234 A JP H01301234A JP 13144888 A JP13144888 A JP 13144888A JP 13144888 A JP13144888 A JP 13144888A JP H01301234 A JPH01301234 A JP H01301234A
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JP
Japan
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ribbon
base material
blades
ribbons
film
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Application number
JP13144888A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Taniguchi
易之 谷口
Yutaka Owada
豊 大和田
Mitsunori Araki
荒木 光徳
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Dai Ichi High Frequency Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基材に対して、多数の有限長さのリボンを植
毛する方法に関し、特に、基材に対して高分子材の極薄
フィルムリボンを植毛してなる海洋生物付着防止用のリ
ボン植毛構造の製造に好適なリボンの植毛方法に関する
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、先に海洋生物の付着防止を目的として、
基材に対して高分子材薄フィルム製の、一定長さのリボ
ンを植毛してなるリボン植毛構造を開発し、特許出願し
た(特願昭62−24443号)。このリボン植毛構造
は、これを海中構造物表面に取付けると。
樹脂の極薄フィルムリボンの植毛体が海中にて18動じ
生物付着を長期間に渡って防止することができる優れた
効果を有している。ここで、効率のよい海洋生物付着防
止を図るには、植毛するリボンの厚みが10μ程度、リ
ボン寸法が幅0.1インチ、長さ1インチ程度が好適で
ある。
ところで、このリボン植毛構造では、樹脂の極薄フィル
ムリボンの植毛体が海中にて揺動しながら長期間に渡っ
て使用されるものであることから、植毛根の強度並びに
耐久性が必要である。また、大量に使用されることから
、高速、安価な供給が望まれるものである。
シート状の基材へのフィルムリボンの植毛は、リボンの
接着、縫い付け、織り込みなどの製作手段で可能である
が、広い面積の基材に対して細いリボンを1本ずつ接着
したり、縫い付は或いは織り込む方法は、挽めて生産性
が悪いという問題がある。また、接着による方法を除い
た他の方法、即ち縫い付けや織り込みでは、植毛根の強
度が弱いという問題がある。植毛根の強度を強くするに
は、植毛後に毛根部に補強層を設ける必要が生じ、−層
生産性が落ちる。このため、これらの方法は、上述の品
質、生産性等の要請を全面的に満足するものではない。
繊維類や細線材の植毛に用いられる常法として、上記の
他に、打ち込み、静電植毛、釘打ち5ニーセンなどの諸
法があり、これらの諸法をリボンの植毛に適用すること
が考えられるが9 これらの諸法はいずれも。
本来、海中での使用を前提としたものではないので。
必要な強度が得られにり(、また、植毛の対象とするリ
ボンが、10μ前後の厚さと1インチ前後の長さの極く
腰の弱いフィルムリボンであるので、簡単な設備対策に
よって高生産性が得られるものでもなく、従ってリボン
植毛には適用困難である。
植毛根の耐久性から言えば、リボンと基材とが同一原材
から一体製作された構造が最良と考えられ、また。
このような構造は射出成形、基材からのそぎ出し、或い
は基材の局部延伸によって作製することが原理的には可
能である。しかし、ここでも、リボンの極薄性が高度の
設備技術を要求するところとなり、大面積を対象として
容易に実現しうるものではない。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたもので、基材に対
して成る適当な長さのリボンを強固に、且つ効率良く植
毛することの可能なフィルムリボンの植毛方法を提供す
ることを目的とする。
なお3本発明は、上記したようにシート状の基材に対し
て高分子材の薄フイルムリボンを植毛した海洋生物付着
防止用のリボン植毛構造の作成を対象として着想したも
のであるが1本発明はこのような海洋生物付着防止用リ
ボン植毛構造に限らず、他の目的、用途のリボン植毛構
造の作成にも適用可能である。
〔課題を解決するための手段〕
本願第一の発明は、広幅のフィルムをリボンの幅にスリ
ットして多数の並んだリボンを形成し、該多数のリボン
を同時にスリット方向と直角に畝状に摺曲させて両側に
頂部を形成し1次いで畝の一方の頂部を基材に接着し、
接着部位に対向する他方の頂部を切断開放することを特
徴とするリボンの植毛方法を要旨とする。
また1本願第二の発明は、広幅のフィルムをリボンの幅
にスリットして多数の並んだリボンを形成し、該多数の
リボンをスリット方向と直角に畝状に摺曲させて両側に
頂部を形成し1次いで畝の一方の頂部を一つの基材に、
他方の頂部を他の基材に接着し8両横着部位の間にある
畝の中腹を切断開放することを特徴とするフィルムリボ
ンの植毛方法を要旨とする。
以下に本発明方法の構成を詳述する。
まず1本発明に使用するリボン形成用のフィルムは。
スリット可能で且つ摺曲可能な可撓性を有するものであ
れば、任意であり1例えば、ポリエチレン、塩化ビニル
、フッ素樹脂などの樹脂1紙、布、金属箔等を挙げるこ
とができる。このフィルム幅は、スリットして所望本数
のリボンを形成することができるように選定される。こ
こで2 リボン本数は、多ければ多いほど。
生産効率が増すが、あまり多くなると、スリット、摺曲
、接着等の各工程が困難となり、且つ設備コストがアッ
プするので、これらを考慮して定められる。
リボンを植毛する対象の基材としては、各種プラスチッ
クシート5紙、布、不織布、金属箔、これらの積層物等
の可撓性のシートが好適であるが、可撓性のシートに限
らず、剛性の物体の表面を基材として使用することも可
能である8例えば、外面にブラスチフクライニングを施
した管、m矢板、ブイ、船外面等を基材とすることもで
きる。
フィルムのリボン幅へのスリットは、樹脂フィルム。
紙、布などの高分子材に対しては、串型に多数配列した
カッターナイフを、フィルムと相対的に移動させるのが
最も簡便な方法である0回転刃も技術的には好適である
が、リボンが細幅の場合、設備コストが大となるので、
フィルムとして金属箔など硬質の材料を用いるような場
合でなければ、過剰な方策と言えよう。
次に、フィルムをスリットして形成した多数のリボンを
同時に畝状に摺曲させるには、全リボンに対してスリッ
ト方向とは直角方向に接触する直線部を備えた数形成工
具を用いるのが良い。間隔をあけて配置した一対の畝形
成工具間にリボン群を通し1次いで少なくとも一方の数
形成工具を他方に対してオーバーラツプするような位置
に移動させることにより、リボン群をN字状に摺曲させ
1両側に頂部を形成した畝の最小単位を生成することが
できる。この時、畝の頂部は各数形成工具の直線部で支
持されている。また、一対の直線部の間に長細い間隙を
形成した数形成工具を用い。
その長細い間隙の間にリボン群の懸垂ループを作ること
により、畝の最小単位を生成することができる0本発明
方法は、バッチ法で実施する場合も、連続法で実施する
場合も、複数対の数形成工具を用いる方が高生産性を実
現しやすい。数形成工具は線材であってもよいが、板状
のものの方が畝に直角方向の撓みが少なく有利である。
撓みを小とする手だてとして、炭素繊維複合材など、比
弾性率の大な材料で工具を作成することも好ましい結果
につながる。
リボンの畝の頂部を基材に接着する手段としては。
ビニル系、ゴム系などの溶剤型接着剤やエポキシ系。
ウレタン系などの反応硬化型接着剤による接着、或いは
エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル共
重合体、熱融硬化型エポキシ樹脂などの熱溶融性材料を
挿入して行う熱融着、或いは基材材質をリボンと同−又
は融合性のある材質として行う熱融着を例示できる。中
でも、熱融着方式は、植毛根の耐久性、接着速度の両面
において優れている。かしめなどの機械的手段は、除外
するものではないが、接着強度、耐久性、簡易な設備に
よる高速生産、の諸点を容易には実現し難い。
本発明方法を熱可塑性樹脂の掻薄フィルムリボンの植毛
に適用し、融着法によって接合する場合、リボンが融損
するのを避けねばならない、このためには、熱?8融が
、リボンと基材との界面に集中するのが良い。
界面にエネルギーv&損性物質を介在させ、磁力線、高
周波電流、マイクロ波などを作用させて行う9選択加熱
は上記指向に適うものである。基材表面を黒色化し。
リボン表面或いは基材裏側から赤外線を作用させるのも
よい。また、植毛シートを作成するのに好適なg様とし
て、不融性布地の表面に熱融着剤を塗工しておき。
該布地の裏面から、熱風、アイロン、赤外線等を作用さ
せて、リボンとの融着を行う方式を例示することができ
る。
最後に、接着部位に対向する畝頂部、或いは畝両側の接
着部位の間にある畝中腹の切断は、ナイフ、鋏により行
ってもよ(、また、赤外線や焼き鏝によって行うことも
できる。畝を作成する工具を絶縁材製とし。
これの先端部に細いニクロム線等を装置しておき、この
線を通電加熱して融断する方式は、設備の簡易さ。
保守性、切断の迅速性の諸点において優れたものと言え
る。
C作用〕 本発明は、上記したように広幅のフィルムをスリットし
て多数の長いリボン群とし、そのリボン群を一体として
畝状に摺曲させ、その畝の頂部に基材を接着するので、
多数のリボンを同時に基材に対して接着する゛ことがで
きる。その際、リボンは所定長さに切断しておらず長い
状態であるので、リボンの取扱いが容易であり、摺曲や
接着動作を容易に行うことができる。畝状の長いリボン
の各頂部を基材に接着すると、基材にはリボンがループ
状に接着されたこととなるが、その後、畝の反対側の頂
部或いは中間部を切断、開放することにより、基材に接
着されたリボンは所望の長さとなる。かくして、所望長
さのリボンが基材に植毛される。
畝状に摺曲させたリボンの両側の頂部にそれぞれ。
別個の基材を接着し、その中間部を切断、開放すると。
同時に2個の植毛構造を作成することができ9片方の頂
部のみに基材を接着する場合に比べて植毛効率を約倍に
することができる。
本発明方法を構成する。スリット、畝作成、接着。
切断開放の単位工程は、その順序を任意に変えても。
本発明方法と同じリボン植毛構造の製造は可能である。
しかし9例えば、畝ピッチの切断とスリットを先行して
作成した両歯櫛形のフィルム片を基材に接合する方式で
は、材料の要支持点が一挙に増す。また、畝の作成、接
合と頂部の切断の切断開放を先行して出来た。
鏡襞状のフィルムにスリットを加える方式では、スリッ
トの工数が増すか或いはスリットが基材の損傷につなが
る。しかるに9本発明方法の工程順序によれば。
上述のような不利はなく、優れた品質と生産性がもたら
されるものである。
〔実施例〕
以下に1本発明方法を具体的に実施するW!及びそれに
よるリボン植毛方法を図面を参照して説明する。
第1図は本発明方法を手動にて実施するバンチ式装置の
例を示す概略斜視図である。同図において、1は。
フィルム2を繰り出すためのペイオフリールである。
このフィルム2は後述するようにスリットされて多数の
リボンを形成するものであり9本実施例では、熱溶融性
樹脂フィルム、例えば高密度ポリエチレンフィルムが使
用されている。フィルム2の厚みは、植毛するリボンに
要求される厚みに応じて定められ2本実施例では約lO
μである。また、フィルム2の幅は1回の植毛操作で形
成する植毛シートの幅に対応して定められ1本実施例で
は600龍に設定している。
このペイオフリール1の下方にガイドロール3,4及び
切断装置5が設けられている。この切断装置5は。
形成すべきリボンの幅に対応した間隔をあけて取付けら
れた多数のスリッターナイフ6を有しており9フイルム
2を通過させることにより、そのフィルムを多数のリボ
ン2aにスリットすることができる0本実施例ではリボ
ンの幅として3龍を採用しており、スリッターナイフ6
の間隔も3璽廁である。なお、切断装置5としては、所
定間隔を開けて取付けられた多数の回転刃を備えた回転
カッターを使用してもよい。
切断装置5の下方には、多数のリボン2aを同時に畝状
に摺曲させるリボン摺曲手段1oが設けられている。こ
のリボン摺曲手段10は、垂直な支持壁12に垂直方向
に一定間隔をあけて設けられた多数の水平な第一ブレー
ド13と、チェーン等の可撓性線材15でつながれた多
数の第ニブレード14とを有している。
第一ブレード13.第ニブレード14は畝形成工具とし
て作用するもので、共に、先端にリボン2aの全部にス
リット方向とは直角に接触してこれを摺曲させることの
可能な直線部13a、]、4aを備えている。第ニブレ
ード14は、各第一ブレード13間の溝内に前面から1
枚ずつ手で挿入することができるよう、可撓性線材15
で吊り下げられている。なお、第一ブレード13間への
挿入を容易にするよう、各第ニブレード14を対向する
溝内に案内する適当なガイドを設け。
このガイドに第ニブレード14を保持させる構成として
もよい、第一ブレード13の高さHは、リボン2aに形
成する敵の高さ(左右の頂部間距離)よりも大きくシ、
第ニブレード14の高さhは、第一ブレード13の高さ
Hよりも若干小さくしている。これにより。
第5図に示すように、第ニブレード14を第一ブレード
13間の溝内に完全に挿入させることができる。第ニブ
レード14は耐熱材料1例えば耐熱樹脂で構成され、第
2図に示すようにその先端にニクロム線16が埋め込ま
れている。なお8図示は省略しているが、各ブレード1
4のニクロム線16は電源に接続されている。第1図に
おいて、支持壁12の下端には、リボン群の先端を固定
するためのクランプ部材17が設けられている。
次に、上記装置を使用したリボン植毛方法を説明する。
第1図に示すようにペイオフリール1からフィルム2を
繰り出し、ガイドロール3を経てスリフタ−ナイフ6に
通し、その後ガイドロール4をjlして下方に引っ張る
。これにより、フィルム2はスリッターナイフ6によっ
て所望のリボン幅にスリットされ、多数の並んだリボン
2aとなる。この時、フィルム2の先端部2bは未スリ
ットの状態で残し、リボン2a群の支持の安定を図る。
次に9フイルム2の先端部2bを持って更に下方に引き
出し、第3図に示すように、その先端部2bを支持壁1
2下端のクランプ部材17によって、支持壁12に固定
する。
次に、第4図に示すように、第ニブレードI4を下側か
ら順に、垂直に延びている多数のリボン2aの前から各
第一ブレード13間の溝内に押し込んで行く。
これにより、多数のリボン2aが、第一ブレード13゜
第ニブレード14によってスリット方向と直角に畝状に
摺曲され、左右両側に、各ブレード13.14の先端で
保持された頂部2d、2eが形成される。ここで。
リボン2aを摺曲させるにつれてフィルム2がペイオフ
リール1から繰り出されるが、スリンターナイフ6を通
過する際に自動的にスリットされており、従って。
ブレード13.14によって畝状に摺曲される部分はす
べてスリットされ5 リボン2aとなっている。
最上部の第ニブレード14まで第一ブレード13間に押
し込んだ後は、第5図に示すように、第一ブレード13
の先端のリボン2aの頂部2d上に、シート状の基材(
以下基材シートという)18を押し当てる。
ここで使用する基材シート1日は表面に融着剤層を有す
るものを使用し、その融着剤層がリボン2aの頂部2d
に当たるように配置する。本実施例では基材シート18
として、1wm厚のポリエステル織布シートの表面に、
エチレン・アクリル共重合物系融着剤を塗工したものを
使用している0次いで、基材シート18の上にホットロ
ール19を押し当て、そのホットロール19を基材シー
ト18に沿って転勤させる。これによって、基材シート
1日がホットロール19で加熱されると共に第一ブレー
ド13の先端で保持されたリボンの頂部2dに押付けら
れ、各リボンの頂部2dが基材シート18に接着される
。この時のホットロール19の温度が、当然リボンの基
材シートへの熱接着を可能にする温度であり1本実施例
では約150℃としている。
次に、各第ニブレード14の先端に設けたニクロム線1
6を通電加熱し1次いで第6図に示すように基材シート
18を引き起こす。これにより、リボン2aの接着部位
とは反対側の頂部2eがニクロム線j6によって切断開
放される。かくして、基材シート18に所定長さの薄フ
イルムリボン2aを植毛したリボン植毛シートが製造さ
れる。
上記装置及び方法によって、リボン植毛シートを製造し
たところ、上記全工程に要した時間は、シート長さ2m
に対して約30分であり、前述の縫い付は方式では数人
で10時間を要したのに比べ、生産速度、所要工数の両
面において大幅な改善を見た。
また、上記リボン植毛シートを60℃の3%食塩水中に
6ケ月間浸漬したが、リボンの脱落や接着力の低下は見
られなかった。このようにして製造したリボン植毛シー
トは、海洋生物付着防止機構に使用するに好適なもので
ある。
第1図〜第6図に示す実施例では9 リボン摺曲手段1
0として、平板状の第一ブレード13と第ニブレード1
4とを用いているが、これ以外の機構を使用することも
可能である。第7図はその1例を示すものであり、この
実施例のリボン摺曲手段10Aは、支持壁12に取付け
た多数のブレード13と、このブレード13を通す穴2
0aを備えた可撓性の板20とを用いている。この実施
例では、ブレード13と板20とが共に数形成工具とし
て作用しており、仮20の下端にスリット済のフィルム
即ち多数のリボン2aの下端を固定し、その後、第8図
に示すように、ブレード13に。
板20の穴20aを下から順に嵌合させることにより。
全リボン2aを同時にスリットと直角方向に畝状に摺曲
させ2両側の頂部2d、’leを形成することができる
。なお、この場合には、一方の頂部2dがブレード13
先端で支持され、他方の頂部2eが板20で支持される
こととなる。また、リボンの接着部位に対向する頂部の
切断開放のため、支持壁12のブレード13間に、ニク
ロム線21を設けている。
なお、上記実施例では、数形成工具として板状のブレー
ド13.14を使用しているが、ブレードとしては必ず
しも板状とする必要はなく、vA材で形成することも可
能である。また、上記実施例では、スリット済のリボン
群を垂直に通し、これを左右に摺曲させて左右両側に頂
部を形成しているが、ブレード13を保持した支持壁を
水平に配置し、リボン群をその上に水平に通し、上下に
摺曲させる構成としてもよい。
第9図は2本願第二の発明方法を手動にて実施するバッ
チ式装置の例を示す概略斜視図である。なお、同図にお
いて、第1図に示す装置と同一部品には同一符号を付け
て示し、説明は省略する。第9図において。
切断袋w5の下方に、第−畝形成具23と第二畝形成具
24とからなるリボン摺曲手段22が配置されている。
第−畝形成具23と第二畝形成具24は、それぞれ垂直
な可撓性の柱材25.26に剛性の線材で形成されたブ
レード27.28を取付けたものであり、このブレード
27.28が全リボン2aに接触して摺曲させる数形成
工具を構成する。左右の柱材25.26には1両者を互
いにくっつけたり離したりすることができるよう、ジッ
パ−、ホック等(図示せず)が取付けられている。更に
、下方には、田楽シャー30が設けられている。この田
楽シャー30は先端に2通電加熱されるようになったニ
クロム線からなるカッター31を有している。なお、ニ
クロム線に変えて先端を鋭利な刃としたカッターを用い
てもよい。
次に、第9図の装置を用いたリボン植毛方法を説明する
。ペイオフリール1からフィルム2を引き出し。
切断装置5を通して所定の幅にスリットした後、そのフ
ィルム先端を一方の畝形成具23又は24の下端に固定
する。その後、第10図に示すように両側の畝形成具2
3.24をその下側から順次、かみ合わせてゆき、柱材
25.26を互いに接合して行く、この際。
各畝形成具23.24のブレード27.28が交互にス
リット済のフィルム即ちリボン2aをその直角方向に押
して畝状に摺曲させる。かくして、リボン2aは左右に
頂部2d、2eを形成した畝状となる。
最上部のブレード27.28までかみ合わせた後。
第11図に示すように、熱溶融層を備えた基材シート1
8を1両側の頂部2d、2eにそれぞれ押し当て。
その外からホシトロール(図示せず)を転動させること
により、各頂部2d、2eを基材シート18に接着する
。その後、第11図、第12図に示すように、田楽シャ
ー30をブレード27.2’8の中央部に挿入していく
。これによって、基材シート18に対する接着部位の中
間でリボン2aが切断され、所定長さのリボンを植毛し
た2枚のリボン植毛シートが得られる。
なお、上記実施例において、ブレード27.28を線材
で形成したが、この代わりに田楽シャー30を通す穴を
備えた板材で構成してもよい。また、田楽シャー30を
ブレード27.28間に下から上に通す代わりに、上か
ら下に通してもよい、更に、上記実施例は畝形成具23
.24を垂直に配置した場合のものであるが、これらを
水平に配置する構成としてもよい。
その場合には、畝の頂部は上下に形成されることになり
、田楽ジャーは当然水平に挿入することとなる。また、
第1O図に示すように、畝形成具23.24を互いにか
み合わせてリボン2aに畝を形成した後、その畝形成具
23.24及びリボン2aをその状態で、その場所から
取り外し、別の場所で基材シー)1Bの接合及びリボン
切断を行ってもよい。
第13図、第14図は本願第二の発明方法を連続的に実
施する装置を概略的に示すものである。同図において、
33はペイオフリール、34は薄フィルム、35はガイ
ドロール、36は多数のスリフタ−ナイフ37を一定間
隔をあけて取付けた切断装置、38はガイドロールであ
る。このガイドロール38の下方に、互いに対向した一
対の畝形成具40.40からなるリボン摺曲手段39が
配置されている。各畝形成具40は。
後述する基材シート50の幅よりも大きい間隔をあけて
設けられた一対の無端ベルト4・1と、その無端ベルト
41に一定の間隔をあけて且つ無端ベルト面に対して直
角に取付けられた多数のブレード42と、無端ベルト4
1を掛けるためのロール43,44,45.46等を有
している。ブレード42は、第14図からよく分かるよ
うに、フィルム34をスリットして形成した多数のリボ
ン34aの全部に、スリット方向に直角に接触して摺曲
させるための先端直線部42aと、−端側が開口した中
央の溝42bと8両端に形成された溝42c、42cを
有している。中央の1142bは後述するシャーナイフ
を通過させるための溝であり9両端の溝42Cは後述の
ガイド部材を通すための溝である。ロール43.44は
基材シート50を搬送するロールを兼ねており5図示し
ない駆動源に連結され。
所定速度で強制駆動されるようになっている。ここで。
左右の無端ベル)41.41は同一速度で駆動され。
且つ該無端ベル)41.41が対向して矢印Cで示すよ
うに下向きに移動する際、保持したブレード42゜42
が交互に平行になるように構成されている。なお。
48はブレード42が下向きに移動する際にその通過位
置を規制するガイド部材であり、ブレード42の溝42
Cを案内する。
各無端ベルト41で囲まれた空間内部には、基材シート
50を操り出す基材供給ロール51とそれを巻取る基材
巻取ロール52が配置され、基材シー)50がロール4
3.44を通って走行するように構成されている。また
、ロール43.44の間には、複数のロール53.54
.55が配置されている。ロール43及びロール53は
加熱ロールであす、ロール54゜55は冷却ロールであ
る。これらのロール43.53〜55は、それらの間を
通過するリボン34aの頂部を基材シート50に熱接着
する作用を有する。
ロール55.55のやや下方に中央には、シャーナイフ
57が配置されている。このシャーナイフ57は。
第15図、第16図にその一部を示すように、耐熱樹脂
製の本体58の先端にニクロム線59を取付け、そのニ
クロム線59にリード線60を介して電源を接続し1f
fi電加熱しうるように構成したものである。このシャ
ーナイフ57は、第14図に示すように1片持ち方式で
保持されており、且つブレード42の中央の溝42bを
通過する位置に配置され、ている、なお、シャーナイフ
57としては1図示のようにニクロム線の加熱による溶
断方式のものに限らず、他の形式のもの。
例えば鋭利な刃先を備えたものであってもよい。
次に、上記構成の装置によるリボン植毛方法を説明する
。なお、ここで使用するフィルム34としては。
熱可塑性樹脂のフィルムが使用される。また、基材シー
ト50としては、リボン34aに面する面に、融着剤層
を有するものが使用される。
第13図において、多数のブレード42を有する左右の
無端ベルト42は矢印C方向に同期して走行している。
また、それに応じて左右の基材シート50も同じ速度で
矢印C方向に送られている。この状態において、ペイオ
フリール33からフィルム34が引き出され、切断装置
36によって所定幅にスリットされ、多数のリボン34
aとなる。このリボン34aは、左右の無端ベルト41
が保持したブレード42.42によってスリット方向に
直角に且つ交互に重なるように折り畳まれる。かくして
、リボン34aがスリット方向と直角に畝状に摺曲させ
られる。次に、畝状に摺曲されたリボン34aの両側の
頂部に、ロール43で加熱された基材シート50.50
が接触し、加熱ロール53が更に基材シート50を加熱
しながらブレード42先端に保持されているリボン頂部
に押付ける。その後、冷却ロール54.55が基材シー
ト50を冷却しながらブレード42先端に保持されてい
るリボン頂部に押付ける。これにより、リボン頂部が基
材シート50に強固に接着される。その後、基材シート
50に接着した両側のリボン頂部の中間位置がシャーナ
イフ57を通過する際に、加熱したニクロム線59で切
断され、開放される。その後、リボンを植毛した基材シ
ート50は巻取ロール52に巻取られる。このようにし
て2連続的に基材シートへのリボン植毛が行われる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように1本発明方法は、広幅のフィルム
をリボンの幅にスリットして多数のリボンを形成し、該
多数のリボンをスリット方向と直角に畝状に摺曲させ1
次いで畝の一方の頂部を基材に接着し、接着部位に対向
する他方の頂部を切断開放するか、或いは広幅のフィル
ムをリボンの幅にスリットして多数のリボンを形成し、
該多数のリボンをスリット方向と直角に畝状に摺曲させ
5次いで敵の一方の頂部を一つの基材に、他方の頂部を
他の基材に接着し1両横着部位の間にある畝の中腹を切
断開放するものであるので、同時に多数のリボンに頂部
を形成し、同時にその頂部を基材に対して接着すること
ができ、かつその後同時に多数のリボンを切断して植毛
リボンを所望長さとすることができ、多数の所望長さの
リボンを基材に対して極めて効率よく植毛することがで
きるという効果を有している。また、リボンを基材に対
して接着しているので、接合強度が大きく、単に縫い付
ける場合などに対して品質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願第一の発明方法を実施する装置の1例を示
す概略斜視図、第2図はその装置に使用する第ニブレー
ド14の断面図、第3図、第4図、第5図、第6図は上
記装置による植毛動作を説明する概略側面図。 第7図は上記装置に使用するリボン摺曲手段の変形例を
示す概略斜視図、第8図はそのリボン摺曲手段の動作を
説明する概略断面図、第9図は本願第二の発明方法を実
施する装置の1例を示す概略斜視図、第10図。 第11図はその装置による動作を説明する概略断面図。 第12図は、第11図のA−A矢視断面図、第13図は
本願第二の発明方法を実施する装置の他の例を示す概略
側面図、第14図は第13図のB−B矢視図、第15図
はその装置に使用するシャーナイフの概略側面図、第1
6図はその断面図である。 ■・・−ペイオフリール、2・−フィルム、2a−・・
リボン。 5・−切断装置、6・・・スリフタ−ナイフ、10.l
0A−リボン摺曲手段、12−・−支持壁、13−第一
ブレード914・・・第ニブレード、16〜・・ニクロ
ム線、18・・・基材シート、19・・−ホットロール
、22−・リボン摺曲手段、23−・・第−畝形成具、
24−第二畝形成具、25.26・・・柱材、27.2
8−・−ブレード、30・−田楽シャー、33・−ペイ
オフリール、34−・−フィルム、34a−リボン、3
6−・切断装置、37−スリッターナイフ、39・−・
−リボン摺曲手段、40−畝形成具、41・−無端ベル
ト、42− ブレード、43.44,45゜46−ロー
ル、5(1−基材シート 51−・・基材供給ロール、
52−M材巻取ロール、53・・・加熱ロール。 54.55・・−冷却ロール、57・・−シャーナイフ
。 代理人 弁理士 乗 松 恭 三 2.7Aルハ オ ] 7 区;−77 :、j−8−H;y 2・−フィルム 2& 第12F ″)−137 714図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)広幅のフィルムをリボンの幅にスリットして多数
    の並んだリボンを形成し、該多数のリボンを同時にスリ
    ット方向と直角に畝状に摺曲させて両側に頂部を形成し
    、次いで畝の一方の頂部を基材に接着し、接着部位に対
    向する他方の頂部を切断開放することを特徴とするリボ
    ンの植毛方法。
  2. (2)広幅のフィルムをリボンの幅にスリットして多数
    の並んだリボンを形成し、該多数のリボンをスリット方
    向と直角に畝状に摺曲させて両側に頂部を形成し、次い
    で畝の一方の頂部を一つの基材に、他方の頂部を他の基
    材に接着し、両接着部位の間にある畝の中腹を切断開放
    することを特徴とするフィルムリボンの植毛方法。
JP13144888A 1988-05-31 1988-05-31 リボンの植毛方法 Pending JPH01301234A (ja)

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