JPH01300402A - Ｖｔｒにおける音声信号の記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はＶＴＲにおける音声信号の記録方法に関するも
のである。

従来の技術 従来のＶＴＲにおける音声信号の記録方法としては、固
定ヘッドを用いてテープの端部にアナログ信号のまま記
録する方法が一般的であった。第４図に従来のＶＴＲの
シリンダ部の構成図を示す。

２　ベージ １はシリンダ、２と３は回転ヘッドであシ、映像信号の
記録を行なう。４は固定ヘッドで音声信号の記録を行な
う。５は磁気テープで矢印の方向に走行し、シリンダ１
に対しては１８０度の巻付は角を有している。第５図に
この時の磁気テープ上での記録信号フォーマットを示す
。映像信号は１フイ一ルド単位で、回転ヘッド２と３を
用いて交互に、磁気テープ上に斜めに記録され、音声信
号は固定ヘッド４によシ磁気テープの端部に記録される
。以下、この方法で記録された音声信号をリニアオーデ
ィオ信号という。

一方、音声信号を一旦ディジタル信号に変換して記録す
る方法が、高品質な音声信号の記録再生を可能とするこ
とから、近年性なわれるようになってきた。１９８６年
６月１９日の電子通信学会磁気記録研究会ＭＲ８６−５
にも発表されているように、この音声信号をディジタル
信号に変換して記録する方法では、ディジタル信号化に
よシ記録信号の周波数が高くなり従来の固定ヘッドでは
記録再生ができなくなり、映像信号と同じように回３　
・＼−ノ 転ヘッドを用いて記録再生を行なっている。第６図にシ
リンダ部の構成図を示す。第６図でも明らか々ようにシ
リンダ１に対する磁気テープ５の巻付は角を従来の１８
０度よりもα度大きくしている。そしてこの大きくしだ
α度の部分で、ディジタル信号に変換した音声信号が記
録される。

第７図にこの時の磁気テープ上での記録信号フォーマッ
トを示す。ディジタル信号に変換された音声信号は１フ
イ一ルド単位で時間軸圧縮され、映像信号と同様に回転
ヘッド２と３を用いて交互に、映像信号の延長線上に記
録される。以下、この方法で記録された音声信号をＰＣ
Ｍオーディオ信号という。

しかしながら、このＰＣＭオーディオ信号は、磁気テー
プを早送シや巻戻し等の定速走行以外のモードで走行さ
せた場合には、正しく再生することが困難であシ、その
だめに記録されている音声信号の識別や頭出しが出来な
いという問題点がある。

そこで、高品質な音声信号の記録再生を目的としてＰＣ
Ｍオーディオ信号の記録を行なうＶＴＲにおいても、音
声信号の識別や頭出しを目的としてＰＣＭオーディオ信
号と同じ音声信号を固定ヘッドを用いてリニアオーディ
オ信号として記録している。第８図にこの場合の磁気テ
ープ上での記録信号フォーマットを示す。ＰＣＭオーデ
ィオ信号とリニアオーディオ信号の２種類の音声信号が
記録されている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような記録方法では、ＰＣＭオーデ
ィオ信号とリニアオーディオ信号の２種類の音声信号の
記録領域が各々必要となり、従来よシも磁気テープ上で
の音声信号の記録領域を増やす必要があり、記録密度の
点で効率が悪いという問題点があった。

本発明はかかる点に鑑み、ＰＣＭオーディオ信号とリニ
アオーディオ信号を磁気テープ上に効率よく記録する方
法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は、回転ヘッドを備えたシリンダよりも、５　ヘ
ー・ 磁気テープの走行方向に対して上流側に固定ヘッドを設
けることにより、磁気テープ上に固定ヘッドを用いてリ
ニアオーディオ信号を記録した後に、同じ記録領域に回
転ヘッドを用いてＰＣＭオーディオ信号を記録するもの
である。

作　　用 本発明は、上記の方法により、ＰＣＭオーディオ信号と
リニアオーディオ信号が磁気テープ上の同じ記録領域に
記録され、音声信号の識別や頭出しに；亭リニアオーデ
ィオ信号を利用することが可能となる。

実施例 第１図は本発明の一実施例におけるＶＴＲのシリンダ部
の構成図を示す。同図において、１はシリンダ、２と３
は回転ヘッドであシ、映像信号とＰＣ’Ｍオーディオ信
号の記録な行なう。４は固定ヘッドでリニアオーディオ
信号の記録を行なう。

５は磁気テープで矢印の方向に走行する。６と７は映像
信号とＰＣＭオーディオ信号の消去をイ１なう回転ヘッ
ドである。

６　ページ 次に音声信号の記録時の動作について説明する。

磁気テープ５にはまず最初に固定ヘッド４を用いてリニ
アオーディオ信号が記録される。磁気テープ５はその後
、シリンダ１にそって走行する。この時、シリンダ１に
対する磁気テープ５の巻付は角は１８’Ｏ＋α度である
。このα度の部分で、回転ヘッド６．７でリニアオーデ
ィオ信号が記録されている部分を消去し、その後固定ヘ
ッド２．３によｐＰｃＭＰＣＭオーディオ信号する。そ
の結果磁気テープ上での記録信号フォーマットは第２図
に示すようになる。即ち、リニアオーディオ信号の記録
された領域にＰＣＭオーディオ信号が斜めに記録される
ことになる。

実際には映像信号とＰＣＭオーディオ信号の記録トラッ
クと磁気テープの走行方向との角度θば４度位であり、
まだそのトラック幅もリニアオーディオ信号のトラック
幅に比べると％以下であシ、　　　　′トラックとトラ
ックの間のガード幅はさらに小さくなるため、第３図に
示すような記録信号フォーマットとなる。

７７、 その結果、リニアオーディオ信号が記録されている領域
は、ＰＣＭオーディオ信号が記録されているトラックと
トラックの間のガード部分だけということになる。

次にこのように記録された信号を再生する場合を考える
と、ＰＣＭオーディオ信号は回転ヘッドを用いることに
よシ正しく再生される。一方、リニアオーディオ信号で
あるが、固定ヘッドを用いて再生した場合、リニアオー
ディオ信号とＰＣＭオーディオ信号の両方を再生するこ
とになる。しかし、ＰＣＭオーディオ信号の記録信号周
波数は、映像信号とほぼ同じ周波数に設定されており、
リニアオーディオ信号の記録信号周波数よりも、はるか
に高い周波数である。その結果、固定ヘッドからの再生
信号としては、ＰＣＭオーディオ信号は再生されずに、
リニアオーディオ信号の成分だけが再生されることにな
る。ただし、正規のトランク幅に対し、リニアオーディ
オ信号が記録されている領域は非常に小さくなっている
ため出力レベルとしては小さくなり、性能面では悪くな
る。

しかしながら、音声信号の認別や頭出しとして使用する
ことは十分可能である。

発明の詳細 な説明したように木発明によれば、固定ヘッドを用いて
リニアオーディオ信号を記録した後、同じ記録領域に回
転ヘッドを用いてＰＣＭオーディオ信号を記録すること
により、音声信号の記録領域を増やすことなく、ＰＣＭ
オーディオ信号の記録と、音声信号の識別や頭出しをリ
ニアオーディオ信号を用いてすることができ、その実用
的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は木発明における一実施例のシリンダ部の構成図
、第２図は同実施例における記録信号のフォーマット図
、第３図は同実施例の更に詳細なフォーマット図、第４
図は従来のＶＴＲのシリンダ部の構成図、第５図は従来
のＶＴＲの記録信号フォーマント図、第６図は従来のＰ
ＣＭオーディオ信号を記録できるＶＴＲのシリンダ部の
構成図、第７図は第６図によるＰＣＭオーディオ信号を
記９　／＼−７ 録した場合の記録信号フォーマット図、第８図はリニア
オーディオ信号とＰＣＭオーディオ信号の両方を記録し
た場合の従来の記録信号フォーマット図である。 １・・・・・・シリンダ、２．３・・・・・・回転ヘッ
ド、４・・・・・・固定ヘッド、５・・川・磁気テープ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転ヘッドを備えたシリンダよりも、磁気テープの走行
   方向に対して上流側に固定ヘッドを設け、該固定ヘッド
   を用いて音声信号を記録した後、該音声信号と同じ記録
   領域に、前記回転ヘッドを用いてディジタル信号に変換
   された音声信号を記録することを特徴とするＶＴＲにお
   ける音声信号の記録方法。