JPH01300207A - 光フアイバアレイの製造方法 - Google Patents

光フアイバアレイの製造方法

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JPH01300207A
JPH01300207A JP63130126A JP13012688A JPH01300207A JP H01300207 A JPH01300207 A JP H01300207A JP 63130126 A JP63130126 A JP 63130126A JP 13012688 A JP13012688 A JP 13012688A JP H01300207 A JPH01300207 A JP H01300207A
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JP
Japan
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optical fiber
optical
fiber array
mold
optical fibers
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Pending
Application number
JP63130126A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kato
猛 加藤
Kenichi Mizuishi
賢一 水石
Koichi Abe
康一 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の光ファイバを所定の位置に配列させて成
る光ファイバアレイの製造方法に係り、特に高精度に光
ファイバを位置決めし且つ高い信頼性を得るのに好適な
光ファイバアレイの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の光ファイバアレイには、例えば特公昭58−11
604や特公昭60−14326に記載のように、光フ
アイバ多心コネクタとして用いられているものが知られ
ている。そこでは、シリコン材に加工したV溝ないしは
四角錐状の貫通口に光ファイバを接着固定し、該シリコ
ン材自体を光フアイバ多心コネクタとして使用していた
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の光ファイバアレイは、上記シリコン材自身がコネ
クタ端面に露出しているので、接続時や光フアイバ端面
研磨時の外力によってシリコン材が脆性破壊を起こし、
機械的な信頼性に欠けるという問題があった。また、シ
リコン材とコネクタを形成する他の部材との熱膨張係数
が異なる為に、熱歪みが生じてシリコン材と他の部材と
の剥離等が起こり、耐熱寿命的な信頼性に関しても問題
があった。更に、接着固定時に上記V溝あるいは貫通口
と光ファイバとの間に接着剤が入り込むので、接着剤の
厚み分、光ファイバが位置ずれや角度ずれを起こしてし
まうという問題があった。
本発明の目的は、高精度に光ファイバを位置決めでき、
且つ高い信頼性を有する光ファイバアレイを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、シリコン材を型として用い、複数の光ファ
イバをシリコン材の型により所定位置に配置すると共に
、シリコン材の型内に成形材料を充填することによって
モールドして、光ファイバアレイを成形加工によって製
作することにより、達成される。
〔作用〕
上記の製造方法によれば、光ファイバアレイは成形材料
から構成されるので、シリコン材自身をコネクタ端面に
用いた時のような脆性破壊が起こらない。したがって、
光ファイバアレイに外力が加わっても機械的に安定であ
り、光ファイバアレイの信頼性が向上する。また、シリ
コン材は型として使用されたあと取り外さオしるので、
熱歪みの問題もなくなり、耐熱寿命も向上する。更に、
金型と成るシリコン材に高精度加工された■溝や貫通口
等を設けておけば、光ファイバの位置は、従来のような
接着剤を介さずに、シリコン材の■溝あるいは貫通口等
によってのみ既定される。成形材料は光ファイバの位置
を既定した後に型内に流し込まれるので、従って位置ず
れや角度ずれは生じることがなく、複数の光ファイバは
V溝または貫通口の加工精度と等しい精度で配列され、
高精度に位置決めされる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面と共に説明する。
第1図から第6図は、本発明の第1実施例の光ファイバ
アレイの製造方法を説明する図であり、順に製造工程の
フローを示している。
第1図は、本発明のシリコン製の下型1の斜視図である
。第1図において、下型1は、シリコン材(結晶面(1
00)、厚さ2+m)から成り、@晶面(111)から
成るV溝2,3と凹部4が形成されている。■溝2と3
は、それぞれ、光ファイバ5とガイドピン7(後から第
2図で述べる)を設置するための溝である。5本の■溝
2の配列間隔は250.0um、幅は227−3 a 
m + 2本のV溝3の間隔は4000.0 μm 、
幅は564.1μmである。■溝2,3の形成は、以下
のようにして行なった。まず、シリコン材(結晶面(1
00))上に熱酸化によって酸化膜(S i Ox )
を形成し。
この酸化膜上にホトリソグラフィによってライン状の開
口をパターンニングした。吹に、パターンニング済みの
酸化膜をエツチングマスクとして、水酸化カリウム系溶
液によってシリコンをエツチングした。結晶面(111
)のエツチングレートは他の結晶面よりも非常に遅いの
で、結晶異方性エツチングが行なわれ、結晶面(111
)から成るV溝2.3(V溝の角度は結晶学的に70.
5゜と決まる)を高精度に加工することができた。シリ
コン材の不純物濃度や結晶欠陥、ホトリソグラフィにお
けるパターンニング精度、エツチング溶液の温度等に十
分注意したので、サブミクロンオーダーの加工精度が得
られた。凹部4は、V i#2 。
3の加工が終わった後でブレードソーによる研削によっ
て加工し、深さは1mである。加工において、ブレード
にはシリコンに適したものを選び、凹部4の側壁にチッ
ピングが生じないようにブレード送り速度を充分調節し
た。この凹部4の加工は、■溝2,3と同様に結晶異方
性エツチングによって行なうこともできる。
第2図に示す光ファイバアレイの製造工程では、シリコ
ン製下型1のV溝2に光ファイバ5を、■溝3にガイド
ピン7を、それぞれ設置した。光ファイバ5とガイドピ
ン7は、それぞれV溝2,3の2箇所において支持され
る。5本の光ファイバ5は石英系単一モード光ファイバ
(外径125μm、スポットサイズ5μm)であり、テ
ープ型5心光フアイバ6の被覆を剥いで充分清掃したも
のである。2本のガイドピン7は、外径400μmの金
属製精密加工部品である。
第3図は、本発明のシリコン製の上型8の斜視図である
。第3図において、上型8は、シリコン材(結晶面(1
00)、厚さ2薗)から成り、結晶面(111)から成
るV溝11と凹部9が形成されている。■溝11は、ガ
イドピン7を押さえ付けるための溝であり(後から第4
図で述べる)、幅は401.5  μmである。V溝1
1は、第1図で述べたV溝2,3と同様の結晶異方性エ
ツチングによって、サブミクロンオーダーの精度で加工
されている。凹部9は、■溝11の加工が終わった後で
、第1図の凹部4と同様にブレードソーによる研削によ
って加工し、深さは1mmである。この凹部9の加工を
V溝11と同様に結晶異方性エツチングによって行なう
こともできる。尚1面10.10’は、後から第4図で
述べるように光ファイバ5を押さえ付けるための面なの
で、その表面平坦度はサブミクロン以下となっている。
第4図に示す光ファイバアレイの製造工程では、まず第
3図の上型8を、第2図のように光ファイバ5とガイド
ピン7を載せた下金型1の上に被せた。被せた後、治工
具を用いて上型8の両端(面10.10’側)を押さえ
付け1面10,10’によって光ファイバ5をV溝2に
、■溝11によってガイドピン7をV溝3に対して、充
分密接させた。シリコン材の弾性定数は鋼と同程度であ
り上型8は撓うので、良好な密接状態が得られ、光ファ
イバ5とガイドピン7はV溝2,3の加工精度と等しい
精度で配列され、高精度に位置決めされる。ところで、
上型8を下型1に被せたことにより、凹部4と凹部9が
合わさって型キャビティ12が形成される1以上の工程
が終わった後、上型8の両端を治工具で押さえ付けたま
ま、キャビティ12に成形材を注入・充填し固化させた
。ここでは、成形材料として、成形収縮率が小さく成形
後の寸法安定性が良い精密成形用樹脂を用いた。
尚、成形に際して、光ファイバ5とガイドピン7は2箇
所で位置決めされているので、成形材注入時に圧力分布
が生じても、光ファイバ5やガイドピン7が位置ずれや
角度ずれを起こすことはなかった。
第5図は、成形が完了した後、上型8と下型1を取り除
いたところを示す、凹部4,9に予め成形材の剥離材を
塗布しておけば、上金型8と下金型1を簡単に取り除く
ことができる。成形ブロック13には、5本の光ファイ
バ5と2本のガイドピン7が埋め込まれている。先程述
べた理由から。
成形ブロック13中の光ファイバ5とガイドピン7の配
列位置は、■溝2,3の加工精度を忠実に転写している
ので、サブミクロンオーダーの高い精度となっている。
光ファイバ5の配列間隔は250.0μm、ガイドピン
7の間隔は4000.0pmであり、5本の光ファイバ
5の光軸と2本のガイドピン7の中心軸とは平行且つ同
一平面内にある。
尚、成形ブロック13の寸法は、6×4×厚さ2mであ
る。
第6図に示す光ファイバアレイの製造工程では、まず第
5図の成形ブロック13と光フアイバ露出部分14を覆
うように、フェルール15.16を接着した。フェルー
ル15.16は同一形状の樹脂成形品である0次に、成
形ブロック13から突き出た部分の光ファイバ5を折り
、光ファイバ5の端面(成形ブロック13の端面)を光
学研磨した。
以上の工程により、本発明による5心の光ファイバアレ
イ17が完成した。
本第1実施例の製造方法による光ファイバアレイ17に
よれば、光フアイバ同士の多心−括接続を行なうことが
できる。このときは、光ファイバアレイ17をコネクタ
雄型とし、光ファイバアレイ17からガイドピン7を引
き抜いたものをコネクタ雌型として用いる。光ファイバ
5及びガイドピン7が高精度に配列されているので、非
常に低い結合損失(0,2d B)が得られた。すなわ
ち、本第1実施例はコネクタ性能を向上させる効果があ
る。また、コネクタ自身が成形材料(精密成形用樹脂)
から成るので、小型・軽量である。しかもコネクタ接続
を繰り返しても、コネクタがシリコンから成る従来の場
合のように脆性破壊を起こすことがない、シリコン材は
金型として使用されたあと取り外され、光ファイバは均
一な成形材料によってモールドされているから、熱歪み
の問題がなくなり耐熱寿命が延びた。したがって、本第
1実施例によれば、コネクタの取扱いが簡便になる上1
機械的にも熱的にも信頼性が向上する効果があり実用的
である。更に、シリコン製の型1゜8は半導体プロセス
技術と同様の一括処理によって加工でき、しかも高精度
である。これは、機械加工によって型を作成する場合に
比べて、生産性・経済性と加工精度の点で非常に有利で
ある。尚、本第1実施例では5心の光ファイバの場合を
示したが、心線数を増やしても本発明の効果は勿論発揮
される。また、シリコン材上にV溝2,3を周期的に形
成すれば、光ファイバアレイ17を多数−括生産するこ
とも可能であり、本発明の効果は一層顕著となる。
ところで、光ファイバアレイ17は光集積回路に対して
も使用できる。この場合は、光集積回路の光導波路基板
にガイドビン7配設用の溝をウェットまたはドライエツ
チングによって設けておいた。こうすれば、ガイドビン
7を光導波路基板の溝に密接して設置するだけの簡単な
作業で、光導波路と光ファイバとの高効率な光結合を行
なうことができる。例えば、シリコン基板上に形成した
石英系光導波路(スポットサイズ5μm)から成る方向
性結合器型光合分波器に対して適用した場合は、光ファ
イバ5と光導波路の光結合損失、平均0.6 d B 
以内を実現しており、光合分波器モジュールの伝搬性能
が格段と高まった。
第7図と第8図は、本発明によって製造した光ファイバ
アレイを複数の光入出射端を有する多端子光デバイスと
の光結合に用い、光モジュールを作成した第2実施例を
示す図である。
第7図は、上記光モジュールの斜視図である。
図示する都合上、パッケージ30の上蓋を除いて描いで
ある。第2実施例の光モジュールでは、多端子光デバイ
スとして光スィッチ20を採り上げた。気密封止された
パッケージ30の中に、光スィッチ20と4心の光ファ
イバ23.25が納められている。光スィッチ2oはブ
ロック28に接着されている。光ファイバ23.25の
先端には、それぞれ、本発明による光ファイバアレイ2
1゜22が設けられている。光ファイバアレイ21゜2
2は、それぞれブロック27.29に接着されている。
ブロック27.28.29は、パッケージ30に固着さ
れている。
光スィッチ20は、InGaAsP系4×4完全格子型
光スイツチである。4本と4本の光導波路同士がX字型
に交差しており、この交差部に電気端子31.33から
電流を流すと光の進行方向が切り換わり光スイッチング
が行われる(電気端子31.33と光スィッチ20の交
差部間の電気配線は1図面簡略のため描いていない)。
電気端子31.33は、ガラス封止によってパッケージ
30と電気絶縁されている。電気端子32.34は、パ
ッケージ30と導通したアース端子である。
光スイツチ20両端の光導波路のアレイ間隔は160μ
m、光導波路のスポットサイズは1.0×2.5μmと
なっている。
4心の光ファイバ23.25は、石英系単一モード光フ
ァイバ(外径125μm、スポットサイズ5μm)から
成る。それぞれ、テープ型4心光ファイバ24.26の
被覆を剥いだものである。
第2実施例では、テープ型4心光フアイバ24から光ス
ィッチ20に入射した光が、光スイツチ20内でスイッ
チングされ、テープ型4心光フアイバ26に出射する。
光ファイバアレイ(ここでは4心接続)21゜22は、
第1実施例に示した光ファイバアレイの製造方法と同様
の方法によって作成した。第2実施例では、第5図の状
態まで製造した後、光ファイバの端面を研磨したものを
用いている。但し、光ファイバの配列間隔は光スイツチ
20両端の光導波路のアレイ間隔と等しい160μmと
し、ガイドビンは設けていない、また、後で第8図で述
べる理由から、成形材料として耐化学薬品性の良い精密
成形用樹脂を用い、光ファイバ23.25の端面に先球
レンズ加工を施している。
ブロック27,28.29とパッケージ30は、コバー
ル合金製である。表面には、A u / N iのメタ
ライズが施されている。ブロック27.28゜29とパ
ッケージ3oとは、Pb5n半田によって固着されてい
る。
第2実施例の光モジュールは、以下のようにして組み立
てた。まず、光スィッチ20が積載されたブロック28
と、光ファイバアレイ21が積載されたブロック27と
、光ファイバアレイ22が積載されたブロック29を、
それぞれ治工具によって個別に保持する。次に、上で述
べた半田を溶融させながら、治工具を微動させて光スイ
ツチ20両端の光導波路と光ファイバアレイ21゜22
の光軸合わせを行なう、光軸が合ったら、治工具でブロ
ック27,28.29を保持し位置関係を維持したまま
5半田を固化させた。こうして、光スィッチ20と光フ
ァイバアレイ21,22とは適切な位置関係で固定され
、高効率な光結合が実現した。最後に、パッケージ30
に蓋をかぶせて気密封止し、光モジュールが完成した。
第8図は、第7図の光モジュールの光ファイバアレイ2
2近傍を拡大した斜視図である(光ファイバアレイ21
近傍も同様)、第8図において。
35は光スィッチ20の光導波路(リッジ型)。
36は光ファイバ25の端面に形成された先球レンズで
ある。先球レンズ36は、光結合損失を低減化するため
に設けた。光ファイバ25と光導波路35のスポットサ
イズが異なるので、先球レンズ36を設けないと結合損
失が大きくなるからである。先球レンズ36は、以下の
ようにして形成した。まず、第1実施例の第5図の状態
まで作成したものの光ファイバ25の端面を研磨した。
その後、光ファイバアレイ22を緩衝フッ酸液中に浸し
、光ファイバ25の端面をエツチングした。
石英系光ファイバのコアとクラッドでは石英中に含まれ
るドーパントの種類が異なるので(コア:Ge0z等、
クラッド: B2O3等)、エツチングレートに差が生
じ、結果としてコアの部分が突き出して先球レンズ36
が形成される。第2実施例では、レンズ半径が10±1
μmになるようにエツチングを調節した。これにより、
光ファイバ25と光導波路35の結合損失を0.9 d
 B に抑えることができた。光ファイバアレイ22や
21の成形材料には耐化学薬品性に優れたものを用いた
ので、アレイ21.22が腐食されることはなかった。
本第2実施例によれば、光ファイバと異なるスポットサ
イズを有する多端子光デバイスと、光ファイバとを低損
失で光結合できる効果がある。この効果は1本発明の光
フアイバファイバアレイの製造方法によって、多心の光
ファイバが高精度に配列され、且つ光ファイバの先端に
均一な先球レンズを形成することができたことによる。
勿論、光ファイバアレイの信頼性が向上しているので、
光モジユール組立の際も取り扱いや作業性が非常に良く
、組立後も機械的及び熱的に安定であるという利点があ
る。本第2実施例では、多端子光デバイスとして光スィ
ッチを採り上げたが、本発明は光スィッチに限らず他の
多くの多端子光デバイスに対しても有効である。例えば
、導波路の種類で言えば、LiNb0δ導波路、高分子
薄膜導波路、5iOz/Si系導波路、半導体系導波路
ガラス導波路、YIG導波路、金属酸化物導波路など、
デバイスの種類で言えば、第1実施例でも述べた光合分
波器デバイス、光変調デバイス、光アイソレータ、光双
安定デバイス、導波路型A−り変換器、導波路型光セン
サなと、多心光ファイバを接続する必要がある箇所に適
用可能である。
第9図は、本発明の第3実施例の光ファイバアレイの製
造方法を説明する図である。第10図は、第3実施例に
よって作成した光ファイバアレイを光インタコネクショ
ンに用いた例である。
第9図において、40は成形用左型、42は成形用右型
、45は成形用中型であり、型40゜42.45と中型
45の蓋45′とによって型キャビティ46が形成され
ている0図では、中型45と蓋45′の一部を切り取っ
て描いである。
型40.42は、シリコン材(結晶面(100))から
成り、結晶面(111)から成る四角錐状の貫通口41
.43がそれぞれ形成されている0貫通口41.43は
、縦5×横5の2次元アレイと成っており、アレイ間隔
は500μm9口径は125.5μm、テーパ角度は7
0.5”である。
44は右金型42の内側に形成された、結晶面(111
)から成る四角錐状の穴(4個2間隔3田、深さ250
μm、テーパ角度70.5°)である1貫通口41.4
3や穴44は以下のようにして作成した。まず、シリコ
ン材上に熱酸化によって酸化膜を形成させ、ホトリソグ
ラフィによって酸化膜上に四角い開口をパターンニング
した。この開口径によって貫通口の口径や穴の深さが決
まる。次に、パターンニングされた酸化膜をエツチング
マスクとして第1実施例と同様の結晶異方性エツチング
を行なった。最後に、緩衝フッ酸液により酸化膜を除去
して、高精度に加工された貫通ロ41.43.穴44を
得た。尚、貫通口41゜43の鋭角部分(小口径側、す
なわちキャビティ46側)には、後で光ファイバを挿入
するので。
加工精度を損なりぬ様に補強を施しである6以上の加工
が終わった後、左型40と右型42を中型45に填め込
み、中型45に蓋45′を被せて、全体で成形用型を形
造った。尚、中型45と蓋45′は金属性である。
光ファイバアレイは、第9図の型を用いて、以下のよう
にして作成した。まず、光ファイバ(外径125μm)
が2次元アレイ状(5X5=25本)に配列されたバン
ドル光ファイバを左型40側から貫通口41に挿入し、
更に右型42の貫通口43に挿入した。次に、キャビテ
ィ46内に精密成形用樹脂を注入・充填させる。この後
、バンドル光ファイバを前後にわずかに動かし、4+1
脂が1遍無く光ファイバの間に行き渡るようにした。
この作業により、光ファイバの曲がりは矯正され角度す
れかなくなり、全ての光ファイバの光軸が平行となった
。樹脂が完全に固化したら型40゜42.45.蓋45
′をはずす、左型40はフッ酸、硝酸、酢酸の混合液を
用いて、エツチングにより除去した。最後に、左型40
側近傍のバンドル光フアイバ周辺に第1実施例のフェル
ール15゜16と同様の被覆を施してから、バンドル光
ファイバの端面(右金型42側)を研磨して、光ファイ
バアレイが完成した(完成品は第10図参照)。
寸法は3.5X3.5X4.O囮であり、その中には光
ファイバがサブミクロンオーダーの精度で2次元アレイ
(500μmピッチ)状に配列されている。
第10図は、上記の製造方法に従い作成した光ファイバ
アレイによって、光インタコネクションを行なった所を
示す図である。第10図において、47は51が第3実
施例による光ファイバアレイである。50と52はバン
ドル光ファイバ、48は光ファイバアレイ47端面の光
ファイバ、49は第9図の穴44によって成形された四
角錐状の突起(高さ250μm)である、53はシリコ
ン基板であり、基板53上には電子集積回路54が形成
されている。また、基板53の光ファイバアレイ47が
接続される部分には1面発光・受光素子2次元アレイ(
5X 5 、アレイ間隔500μm)、4個の穴56(
間隔3mm、深さ235μm)が形成されている(光フ
ァイバアレイ51の下面の基板にも同様に形成されてい
る)。面発光・受光素子2次元アレイは、シリコン基板
53上にGaAsのへテロエピタキシャル結晶成長を行
なって作成され、電子集積回路54と電気接続されてい
る。穴56の形成は、前に述べた方法と同様の結晶異方
性エツチングによった。
光ファイバアレイ47は、図に矢印で示すように、突起
49を穴56に嵌合させて接続される。
光ファイバ48と面発光・受光素子2次元アレイ55と
の間隔は、突起49の高さと穴56の深さによって調節
される0本第3実施例では5μmとした。光ファイバア
レイ51も同様に接続されている。このようにして、電
子集積回路54と外部とは、バンドル光ファイバ50,
52、光ファイバアレイ47,51、面発光・受光素子
2次元アレイ55を介して光信号接続される。
本第3実施例によれば、電子集積回路54と外部とを光
信号によって並列接続できるので、電気配線のような容
量性信号遅延がなく、高速信号処理が行なえる効果があ
る。光ファイバアレイ47゜51は成形材料から成るの
で、基板53に着脱を繰り返しても壊れることがなく、
シかも小型・軽量であるから取り扱いが簡便である。ま
た、光ファイバアレイ端面の光ファイバは、面発光・受
光素子のアレイ間隔と等しく高精度に配列されているの
で、高効率な一括光結合が行なえる。尚、本第3実施例
では5X5の2次元アレイとしたが、アレイ数をより増
やすことや、縦横非対称なアレイも勿論可能である。ま
た、第3実施例の突起49の代わりに、第1実施例と同
様なガイドピンを用いてバンドル光フアイバ同士の多心
接続を行なうことができる。この場合には、光結合損失
0.4 d B  が得られている0本第3実施例は、
光インタコネクションに本発明の光ファイバアレイを適
用した場合を示したが、光コンピュータ等の光情報並列
伝送系にも本発明を適用し得ることは明らかである。
以上、第1図から第10図を用いて本発明の第1から第
3実施例を説明した。今までの例では光ファイバアレイ
同士または光ファイバアレイと光デバイスとの光結合を
行なったが、本発明の光ファイバアレイは、複数の光フ
アイバ中を伝搬する光の強度・位相・偏光の変化を検知
することにより光フアイバセンサとしても利用できる0
例えば、光ファイバアレイ中の一部の光ファイバを入射
光用とし一部の光ファイバを反射光用として、光ファイ
バアレイ前面を移動する物体のドツプラー効果から、速
度を測定できる。また、光ファイバアレイに物理光学材
料から成る光ファイバを用いれば、物理光学効果により
各種物理量の計測が可能になり、光ファイバアレイ自体
をセンサヘッドとして使用することができる0例えば、
電気光学材料(LiNbOδ結晶等)から成る光ファイ
バを用いた光ファイバアレイでは電圧の測定、磁気光学
材料(YIG結晶等)から成る光ファイバを用いた光フ
ァイバアレイでは磁界や電流の測定が可能である。光フ
アイバセンサとして、第11図の第4実施例に示すよう
に、光ファイバアレイ前面にセンサ素子を取り付ける場
合もある。60は本発明による光ファイバアレイ、61
は光ファイバ、62はセンサ素子、63はバンドル光フ
ァイバである。例えば、センサ素子62に液晶を用いる
と反射光量や散乱光量の変化から温度や圧力の測定が行
なえる。センサ素子62に先はど述べたような物理光学
材料を用いることも有り得る。
本発明の光ファイバアレイを利用した光フアイバセンサ
によれば、複数の光ファイバが高精度に配列されている
ので、多点同時に精密計測が行なえる効果がある。また
、小型・軽量であるから。
取り扱いが簡単であり、狭い箇所での計測に便利である
。従来のようにシリコン材自体を光ファイバアレイ中に
用いていないので、計測時に壊れることがない、これは
、特に医療計測(血流測定など)において、人体を傷つ
ける心配がなく有用である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、光ファイバアレイの信頼性が向上する
ので、実用に際して製品寿命が延び、経済性の点で有利
である。また、複数の光ファイバを高精度に一括接続す
ることが可能になるので、光ファイバの結合損失が低減
化される上、並列伝送性能が格段と向上する効果がある
。さらに、本発明の光ファイバアレイは成形材料から成
るので、小型・軽量であるという利点がある。
尚、本発明は、光フアイバ同士の多心接続のみならず、
種々の光デバイスと光ファイバとの多端子光結合、更に
光インタコネクションや光フアイバセンサに対しても威
力を発揮するものであり、光情報処理装置全般の高機能
化・高性能化を促進する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は、本発明の第1実施例の光ファイバ
アレイの製造方法を説明する図、第7図と第8図は本発
明による光ファイバアレイを光モジュールに適用した第
2実施例を示す図、第9図は本発明の第3実施例の光フ
ァイバアレイの製造方法を示す図、第10図は第3実施
例を光インタコネクションに適用した例を示す図、第1
1図は本発明による光ファイバアレイを光フアイバセン
サとして用いた例を示す図である。 1・・・上型、8・・・下型、4o・・・左型、42・
・・右型。 12.46・・・キャビティ、17,21,22゜47
.51.60・・・光ファイバアレイ。 第  l  図 1・下型 2・・v 5に 3・・V遥 4 ・凹杏p 第 3 日 δ δ・・上型 ?・四重 10・面 /l−・V膚 第 7  町 ?O−尤スイIチ 21.22− tフフイ1%−*A=棲に@第 9 町 42・・石型 45・中型 41、43  貫通口 46  キャビティ 45′  ・L

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の光ファイバを所定の位置に配列させて成る光
    ファイバアレイの製造方法において、シリコン材を型と
    して光ファイバを所定位置に配列し、該シリコン材から
    なる型の内部に成形材料を充填して成形加工することに
    より製作したことを特徴とする光ファイバアレイの製造
    方法。 2、上記シリコン材に結晶面{111}より成るV溝を
    設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光
    ファイバアレイの製造方法。 3、上記シリコン材に結晶面{111}より成る四角錐
    状の貫通口を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の光ファイバアレイの製造方法。
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