JPH01299964A - 可動床式水泳プールの水浄化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可動床を有する水泳プールの水を効率良く処理
する浄化装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の水泳プールに於いては、可動床の如く床を上下さ
せて水深を変化させる設備は全く設置されておらない、
また、プール水を外部の循環系路中に設置した処理装置
によって浄化する技術に於いても、プール底面から取水
して濾過と塩素注入とを行った上でプール側壁からプー
ルに注入しているのが一般的である。

〔発明が解決しようとする間語点〕

上記従来技術に於ける問題点は、一般のプールにおいて
児童、小児、四肢の不自由な人等が水泳を行うには水深
が深すぎて不適当な事にある。従って、水深を自由に変
更することが可能な可動床を設置する事によってこの問
題を解決することが可能になるが、従来の取水や注入方
式による水循環方式では可動床が邪魔して、プール水の
置換と異物の循環系路への吸出しとが困難で、水の汚れ
を早める問題を有している。

また、従来の外部循環系路に設置されている濾過器と塩
素注入による水処理装置だけでは細菌・ビールス等を完
全に除去する事が困難であるばかりでなく、多量での塩
素の注入を余儀なくされているため、人体の皮膚・眼・
毛髪等を痛める間層も有している。

本発明は、この様な事情に鑑みて提案されたもので上述
の諸間層を解決するために、先ず、水泳プール中に、水
深を自由に変える事の出来る可動床を設置し、二分割さ
れた上下両部屋のプール水を効果的に浄化する為に外部
循環系路へのプール水の取出しと、外部系路で処理した
水の注入とを該可動床の上側と下側との各部屋について
それぞれ独立して行い、これによって各部屋のプール水
に流動を起こさせる事を可能にし、且つ、水の巾の細菌
・ビールス等の微生物の殺菌を完全に行い、水に活性を
与えるプール水の浄化技術を提供する事を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

その為に本発明は、可動床を設けて水深を自由に変える
事を可能にしたプールに於いて、該可動床によって分割
されるプールの上下の部屋の水を淀みを残す事なく取水
し、外部循環系路中に設置した水浄化装置を通水させて
処理し、可動床の高さが変化しても、常にそれぞれの部
屋の取水と注入とが確実に行える様にし、また、水の浄
化の為に、殺菌効果の大きい殺菌性紫外線とオゾンとを
併用して両者の強力な殺菌効果を相乗的に利用する殺菌
装置と懸濁物を除去する濾過装置と、注入したオゾン気
体を排出する気液分離装置と塩素注入装置等を組合せた
浄化装置によって殺菌する事を特徴とする。

この方法によって１色々な水深のプールが得られると共
に分割されたプールの水を確実に浄化する事も可能にな
る。さらに、効果的な殺菌装置による完璧な水の殺菌と
溶解物の酸化分解による除去が可能になるため、塩素量
を最低限に抑えた運転が可能になり、それにより、塩素
化合物の発生量を減らす事が出来る為、児童・小児に与
える生理的影響を軽減する事が出来る為、眼や皮膚に与
える刺激が無くなり快適な水泳を楽しむ事ができる。

〔作用〕

この水泳プールの技術によって、児童・小児にとっても
安全、且つ、衛生的な水泳が可能になる。

実施例 本発明の実施例を図面によって説明すると第１図に水泳
プールの構造と循環浄化系路の流れ図を示す、同図に於
いて、水泳プール１の中には上下方向に移動可能な可動
床２が設置されておる。可動床の構造は、例えば、プー
ル底面から支えた多段パンタグラフ式昇降機構を用いて
上端にプール床を連結することによって達成出来る。

外部浄化系路へのプール水の取り出しはプールの上面か
らオーバー・フローした水を集める上部取水管３と、プ
ール底の集塵溝４の底に開口する底部取水管５とから行
える様になっている。これら取水管から取水したプール
水は外部循環系路の浄化装置に導かれるが、先ず、前置
濾過装置８で水中の懸濁物を除去した後オゾンと紫外線
とを併用した殺菌装置９で微生物を殺菌し、有機物を酸
化分解する。該オゾンと紫外線とを併用した殺菌装置９
はこの装置内に空気を供給して特殊ランプで空気をオゾ
ンに変えて気泡状にして水中に拡散させると共に紫外線
を照射する方法、または、外部のオゾン発生装置で製造
したオゾンをランプによる紫外線照射装置の中に拡散さ
せる方法等、何れの方法も使用出来る。殺菌装置９の出
口には後置濾過装置ＩＯが設置されているが、該装置で
は殺菌装置９で形成されたフロックや微生物の死骸や懸
濁物等を濾過すると共に、残留オゾンの気体を水から分
離して系外に放出する様になっている。

これ等の装置で処理されたプール水には、プールに注入
するまえに塩素注入袋Ｍ１■からの塩素を注入するが、
該プール水は既に殺菌装置９で浄化されている為、塩素
゛注入出を最小限度に抑える事が可能で、例えば、プー
ル管理基準に於ける遊離残留塩素の最低値まで減少させ
る事が可能となる。

従って、水中の塩素化合物も最小限に抑える事が可能で
、眼や皮膚への刺激が無くなり、快適な水泳を楽しむ事
が可能になる。

また、処理水のプールへの注入方法は複数位置の注入点
から注入するが、それぞれの注入点はプール側壁の垂直
方向の複数の注入孔から注入する事が出来る様配管を分
岐する事により、可動床２の停止位置の上側と下側との
位置それぞれに処理水を注入出来る様になっている。

該装置に於いて、水泳プールの使用目的１例えば、水泳
プールを児童の水泳に使用する場合には、可動床２を移
動して水深を浅く設定する事により。

安全に使用する事が出来るが、この場合でも完全にプー
ル水を循環して浄化する事が可能になるため極めて衛生
的な水泳プールを提供する事が可能　　　−になる。

また、外部循環系路については、可動床２の上側の循環
系路と下側の循環系路との２系路の循環系路を作り、そ
れぞれの糸路に水浄化装置を設ける方法、および、それ
らを合流して１組の水浄化装置で処理する方法の何れも
可能である。

さらに、該可動床２を水面まで上げる事により。

温水プールで一般的に行われている夜間の水面の放熱蓋
いを無くするか、或いは、簡単に行う事が可能になるた
め、毎日の保守の労力を軽減する事が出来、経済的効果
も大きい。

〔発明の効果〕

本発明によれば水泳プールの水深を自由に変える事が可
能で１児童・小児にとっても安全に泳ぐ事が出来る。ま
た、オゾンと紫外線とを併用した殺菌装置により、水泳
プールの水の中に浮遊している細菌類やウィルス、藻菌
類等を効果的に死滅させると共に水中に溶解している有
機物や無機物をも酸化分解してフロック化し、濾過して
浄化する事が可能で衛生的な水泳プールを提供する事が
出来る。また、オーバーフロー水を再利用する事は水を
経済的に使用する事が可能になる為、プールの浄化装置
として極めて勝れた技術である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例になる可動床型水泳プールの
構造と外部循環経路中に設置する水浄化装置の糸路図を
示す。 〔符号の説明〕 １・・・水泳プール、２・・・可動床、３・・・上部取
水管、４・・・集塵溝、５・・・底部取水管、６・・・
傾斜底、７・・・多段パンタグラフ式昇降装置、８・・
・前置濾過装置。 ９・・・殺菌装置、１０・・・後置濾過装置！（気液分
離装置付）、１１・・・塩素注入装置、１２・・・オゾ
ン発生装置、１３・・・注入管、１４・・・紫外線ラン
プ、Ｉ５・・・気体取出管。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水泳プールの床面を上下に移動させて水深を自由に
   変える事を可能にした可動床式水泳プールに於いて、プ
   ール水を浄化する為の外部再循環系路を設けて、該外部
   再循環系路中に、少なくともオゾン・紫外線併用型殺菌
   装置と、該殺菌装置の前置濾過装置、後置濾過装置と気
   水分離器および塩素注入装置等から成る水浄化装置を設
   置し、該プールから浄化装置への循環水の取り出しは、
   可動床上部のプール水についてはプール上面からオーバ
   ーフローする水を取水し、可動床下部のプール水につい
   てはプール底面の少なくとル２個所以上の場所に設けた
   配管から取水し、該配管に設けた弁の切り替えにより汚
   れた水や懸濁物を選択的に高流速で吸い出す事を可能に
   し、また、循環水の水泳プールへの注入は複数の位置に
   設けた注入管から注入するが、各位置の注入管はプール
   側壁の高さの異なる位置に開口する複数本の注入管に分
   岐させる事により、可動床の停止位置が変わっても可動
   床の上側下側それぞれの部屋に注水管が開口するような
   構造を有する事を特徴とする水泳プールの水浄化装置。 ２、上下に移動出来る可動床を有する水泳プールに於い
   て、可動床下部の水の取水方法としてプール底面に溝を
   設け、且つ、プール底面は該溝に向って下り勾配になる
   よう傾斜をつけ、複数本数のプール取水配管を該溝の底
   面に開口させる事により、プール底板に落下した異物を
   一度溝に入れた後この溝を流過させ、外部の循環配管に
   よって吸いだすのを可能成らしめる事を特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の水泳プールの水浄化装置。