JPH0129805Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は超小形のテープレコーダやカメラな
どを携帯するのに用いられるハンドストラツプに
関する。

超小型のテープレコーダやカメラなどを携帯す
る場合、これら機器に紐体をリング状にしたハン
ドトラツプを取付け、これのリング中に手首を入
れることにより持ち運びするようにしている。

ところが、従来のかかるハンドトラツプは紐体
をリング状にしただけのものなので手から抜け落
ち易く、特に紐体を手首にかけず手の平だけで握
つている場合は握り損ねることがあり大切なテー
プレコーダやカメラを落し使いものにならなくな
るおそれがあつた。

一方、超小形のテープレコーダの場合イヤホー
ンやカセツトテープなどの付属品を一諸に持ち運
ぶことが多いが、従来ではこれらをポケツトやハ
ンドバツクに入れておくため離散し易く紛失する
おそれがあつた。

この考案は上記欠点を除去するためなされたも
ので、指掛け部を設ける一方小物を入れる袋体を
も設けることにより機器などを落すことなく安全
に持ち運びでき、しかも必要な付属品を携帯でき
るハンドストラツプを提供することを目的とす
る。

以下、この考案の一実施例を図面に従い説明す
る。

第１図において１はハンドストラツプ本体で、
このストラツプ本体１は縒り紐などを用い、これ
の両端の間に袋体２を介在しリング状にしてい
る。この袋体２は例えば伸縮し易いように細紐な
どで編まれたものが用いられ、またフアスナ２１
を有し開閉可能にしている。なお、３はストラツ
プ本体１に設けられ図示しないテープレコーダな
どの機器をドツキングするためのリング状の紐体
である。

ストラツプ本体１に縒り紐などからなる１対の
リング４，４を同本体１に沿つて移動自在に設け
ている。そして、これらリング４，４の間を結ぶ
ように指掛け紐５を設けている。この指掛け紐５
は中間部を引き上げるとリング４，４の間隔がつ
ぼまりリング状の指掛け部を構成するようにして
いる。この場合指掛け紐５は指掛け部を構成した
ときのリングの大きさが指が１本入る程度となる
ような長さを有している。

しかして、このようなハンドストラツプは第２
図に示すようにストラツプ本体１に設けられたリ
ング状紐体３にて例えば超小形のテープレコーダ
６をドツキングし、また必要に応じてフアスナ２
１を開いて袋体２中にイヤホーンやカセツトテー
プなどの付属品を収容したのち指掛け紐５をリン
グ状にして例えば人差し指を差込み、この状態で
手の平でストラツプ本体１および袋体２部分を握
ることによりテープレコーダ６を持ち運びするよ
うにする。

この場合リング状の指掛け紐５に指が差込まれ
ているので仮に手の平での握りが不完全になつて
もストラツプ本体１が手から離れテープレコーダ
６を落してしまうようなおそれがない。しかも指
掛け紐５を比較的軟らかいもので作つておけば指
を痛めることがなく安全でもある。また、手の平
で握つたとき付属品が収容され全体に脹らんだ袋
体２部分も手の平の中に入るので握つたときに安
定感がある。

一方、袋体２に何も入れず使用しないときには
第３図に示すように袋体２上に指掛け部を構成す
るリング４，４を、その間隔を指掛け紐５を一杯
に延したところまで開いて位置させるようにすれ
ば袋体２部分を見立なくできる。

したがつて、このような構成によればストラツ
プ本体を指掛け紐を介して確実にしかも安全に指
に掛け止めることできるので機器などを誤つて落
すことなく安全に持ち運びすることができる。ま
た、袋体にイヤホーンやカセツトテープに収容す
ることによりこれら付属品を機器と一諸に持ち運
びできるので、これらが離散してしまうようなこ
とがなく、必要によりすぐに取り出して使用する
こともできる。

なおこの考案は上記実施例にのみ限定されず要
旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば上述の実施例では指掛け部を１個としたが
同様の構成のものを２個以上設け複数の指に掛け
られるようにしてもよい。このようにすれば各指
への負担が減りより安全にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
２図および第３図は夫々同実施例のものの使用状
態を説明するための斜視図である。 １……ストラツプ本体、２……袋体、２１……
フアスナ、３……ドツキング紐、４……リング、
５……指掛け紐、６……テープレコーダ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 紐状をなし袋体を介してリング状に形成した
   ストラツプ本体と、このストラツプ本体に設け
   られた機器ドツキング用紐体と、上記ストラツ
   プ本体に沿つて移動自在に設けられた１対のリ
   ングおよびこれらリングの間を結ぶように設け
   た指掛け紐を有する少なくとも１個の指掛け部
   とを具備したことを特徴とするハンドストラツ
   プ。 (2) 上記ストラツプ本体は縒り紐からなることを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
   のハンドストラツプ。 (3) 上記袋体はフアスナを有することを特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲第１項又は第２項記
   載のハンドストラツプ。 (4) 上記指掛け部の指掛け紐は比較的軟らかいも
   のからなることを特徴とする実用新案登録請求
   の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載のハ
   ンドストラツプ。