JPH01295623A - スポツトネツトワーク受電装置の保護継電方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビル用受電設備等に好適なスポットネットワ
ーク受電装置に２いて、プロテクタ遮断器の動作をネッ
トワーク継電器により自動制御する保護継電方法に関す
る。

〔従来の技術〕

従来より、大都市のビル等にどける受電設備として、供
給信頼性と安全性が極めて高いスポットネットワーク受
電方式が広く採用されるようになっている。

この受電方式は、低圧スポットネットワークの場合、第
６図に示すように、電力会社等の変電折込）から引き出
された２〜４回線（図では２回線）の配電線画）にそれ
ぞれ、１次断路器（１）全弁してネットワーク変圧器（
２１を接続し、該各変圧器（２１の２次側ヲプロテクタ
ヒューズ（３）及びプロテクタ遮断器（４）を通してネ
ットワーク母線（５）で並列接続すると共に、この母線
（５）から分岐した複数のティクオフ装置（６）ヲ経て
各負荷に電力全供給する方式である。

この受電方式によれば、各変圧器（２１が常時２次側で
並列接続されているため、任意の配電線画）ノ作業停止
や事故あるいは変圧器１２１の停止や事故があっても、
これらの停止や事故に無関係な残りの配電線（Ｌ＋から
受電し続けることが可能である。

ここで、各バンク毎の遮断器（４１は、逆電力継電器（
７）と差電圧投入継電器、（８）とからなるネットワー
ク継電器により自動制御される。

すなわち、逆電力継電器（７）は、短絡、地絡等の故障
時や点検等の計画停電時に変電断固の任意の配電線遮断
器（５）′がオフした場合、当該配電線（Ｌ＋に対し、
母線（６）から逆電力が供給されると、計器用変流器（
以下ＣＴという）（９）により検出された遮断器（４１
ヲ流れる電流と、変圧器側計器用変圧器（以下計器用変
圧器ｔＰＴという）αＧにより検出された変圧器（２１
の２次側電圧とで逆電力を検出し、当該遮断器（４１全
自動遮断する。

また、差電圧投入継電器（８）は、配電線（Ｌ＋の故障
解除や点検完了後に配電線遮断器（Ａｒｔ投入して再送
電した場合等、変圧器側ＰＴＱ（Ｉにより検出された２
次側電圧と、母線側Ｐ　Ｔ　Ｈにより検出された母線１
６１の電圧との差電圧を検出し、変圧器＋２１側から遮
断器（４１ヲ通じて母線（５）側に電流が正しく流れる
ことを条件に、尚該遮断器（４１全自動投入する。

ところで、第７図は、前記逆電力継電器（７）の位相特
性を示したものであり、相電圧ＶＡｔ−基準とし、動径
に電流値を目盛った極座標で表わされて寥り、ＣＴ　（
９）により検出された電流ＩＯベクトル頭が動作限界直
線（動作感度角）Ｘより動作域に入ったときに逆電力継
電器【７）が動作し、遮断器（４１全逆電力遮断する。

な２、ＶＡＣは線間電圧を示す。

そして、この種受電装置を設計する際、逆電力が発生し
た場合に、該逆電力の位相特性が前記した動作域に入る
ようにしなけれはならず、従来では、逆電力の位相特性
に大きな影響を与える変圧器（２）の特性、すなわち磁
化電流Ｉｅ及び鉄損電流Ｉｉを制限、管理する方法が採
られて２！７、所要特性含有する変圧器１２１　′ｆｔ
製作するようにしている。

〔発明が解決しょうとする課題〕

ところが、従来方法では、逆電力の位相特性が逆電力継
電器（７］の動作域に入るよう、変圧器（２１の特性を
制限、管理する方法であるため、第７図からもわかるよ
うに、鉄損電流Ｉｉの大きな変圧器（２）としなければ
ならず、特殊な変圧器となり、通常の電力変圧器全適用
できず、高価になる欠点がある。

本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に留意
してなされたものであり、その目的とするところは、あ
らゆる特性の電力変圧器や配電線に８いても確実に逆電
力遮断し得る保護継電方法を提供しようとするものであ
る。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するために、本発明によるスポットネッ
トワーク受電装置の保護継電方法は、複数回線の配電線
にそれぞれ接続された電力変圧器０２次側をそれぞれプ
ロテクタ遮断器を介してネットワーク母線に接続し、前
記各遮断器毎に、前記変圧器の２次側電圧と前記遮断器
を流れる電流とを入力とし前記母線側からの逆電力を検
出してそれぞれの前記遮断器を自動遮断する逆電力継電
器を設け、かつ、該継電器に入力電圧の位相を可変する
移相手段を備え、前記継電器の動作感度角を可変するこ
とを特徴とするものである。

〔作用〕

したがって、逆電力継電器の入力電圧の位相を移相手段
によって可変することにより、該継電器の動作感度角を
可変できるため、変圧器の特性を制限、管理することな
く、逆電力の位相特性が逆電力継電器の動作域に入らな
いといった問題を容易に解消できる。

〔実施例〕

つぎに、本発明の実施例につき、第１図ないし第５図を
用いて説明する。な２、前記と同一記号は同一もしくは
相当するものを示すものとする。

第１図は、各バンクのプロテクタ遮断器（４）毎に設け
られた逆電力継電器（７）”ｋ示し、Ｑ２１は変圧器側
ＰＴＱＯにより検出された変圧器（２１の２次側電圧を
所定レベルに変換する電圧入力変換手段、α３は該変換
手段ａ２１からの入力電圧の位相を可変する移送手段で
あり、第２図に示すように、可変抵抗（１３Ｒ，）ト可
変コンデンサ（１３Ｃ）とからなり、可変抵抗（１３田
及び可変コンデンサ（１３Ｃ）の一方または両方を変化
させて入力電圧の位相を可変する。

ＩはＣＴ　（９１により検出された遮断器（４）金泥れ
る電流を所定レベルに変換する電流入力変換手段、０５
１は移相手段［１３１からの入力電圧（電圧要素）を基
準にして変換手段Ｉからの入力電流（電流要素）の位相
判定を行う位相判定手段であり、電流工のベクトル頭が
動作域に入っているか否かを判定するものである。

ここで、移相手段θ３ＧＣｇける可変抵抗（１３Ｒ，）
及び可変コンデンサ（１３Ｃ）は、たとえば第３図に示
すようなボリウム（１６Ｒ）、　（１６Ｃ）による接点
切換えや第４図に示すようなタップ（１７几）、　（１
７Ｃ）による接点切換えにより、抵抗値及びコンデンサ
容量全可変し、入力電圧の位相を数段階に切換えるよう
になっている。

このように、入力電力の位相全変化させることは、位相
判定手段０５１に２ける電圧要素の基準位相を変化させ
ることとなり、つまり、電流位相に対する動作感度角が
変化することになる。

したがって、前記逆電力継電器（７）′に第５図に示す
ような動作限界直線Ｘが設定されている状態に２いて、
ネットワーク変圧器として通常の電力変圧器（２１を用
いると、該変圧器１２！の適化電流Ｉｅ及び鉄損電流Ｉ
ｉに影響される逆電力の位相特性が動作域に入らなくな
る場合が生じるが、このような場合に、移相手段Ｈによ
り入力電圧の位相を変化させることにより、逆電力継電
器（７）′の動作感度用全変化させて逆電力の位相特性
を動作限界直線Ｘ′より動作域に入るようにすることが
できる。

すなわち、逆電力継電器（７）′の動作感度角を数段階
に切換えることができるため、あらゆる特性の電力変圧
器（２１や配電線画）に対して、逆電力を確実に検出し
、プロテクタ遮断器（４１を逆電力遮断できることにな
る。

な２、デジタル式逆電力継電器の場合には、予め各種の
入力電圧の位相量（角）全データとして与えてどき、移
送手段としてのデジタルスイッチ等で入力電圧の位相を
可変し、動作感度用全可変するようにすればよく、こｎ
をプログラムで可変することもできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のスポットネットワーク受
電装置の保護継電方法によると、逆電力継電器の移相手
段によってその動作感度角を可変し、逆電力の位相特性
を確実に逆電力継電器の動作域に入るようにしたので、
あらゆる特性の電力変圧器や配電線に適合した逆電力の
検出が実現でき、従来のように変圧器の特性を制限、管
理する必要がなくなり、通常の電力変圧器を適用でき、
安価になり、しかも、逆電力遮断による保護動作が確実
になるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明に２けるスポットネットワ
ーク受電装置の保護継電方法の１実施例を示し、第１図
は逆電力継電器のブロック構成図、第２図は要部の結線
図、第３図及び第４図はそれぞれ移相手段の一例を示す
結線図、第５図は逆電力継電器の位相特性図、第６図は
スポットネットワーク受電装置の単線結線図、第７図は
従来の逆電力継電器の位相特性図である。 （Ｉ、）・・・配電線、（２１・・・変圧器、（４）・
・・プロテクタ遮断器、（６）・・・ネットワーク母線
、（７）′・・・逆電力継電器、θ３・・・移相手段。 第１図 ％２ｒｉＡ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数回線の配電線にそれぞれ接続された電力変圧
   器の２次側をそれぞれプロテクタ遮断器を介してネット
   ワーク母線に接続し、前記各遮断器毎に、前記変圧器の
   ２次側電圧と前記遮断器を流れる電流とを入力とし前記
   母線側からの逆電力を検出してそれぞれの前記遮断器を
   自動遮断する逆電力継電器を設け、かつ、該継電器に入
   力電圧の位相を可変する移相手段を備え、前記継電器の
   動作感度角を可変することを特徴とするスポットネット
   ワーク受電装置の保護継電方法。