JPH01292206A - 物体の表面状態測定装置及び表面の高さ測定装置 - Google Patents

物体の表面状態測定装置及び表面の高さ測定装置

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JPH01292206A
JPH01292206A JP63122635A JP12263588A JPH01292206A JP H01292206 A JPH01292206 A JP H01292206A JP 63122635 A JP63122635 A JP 63122635A JP 12263588 A JP12263588 A JP 12263588A JP H01292206 A JPH01292206 A JP H01292206A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は物体の表面状態、特に表面の局所的な凹凸変化
を測定する装置に関し、特に半導体ウェハ等のフラット
ネス計測を行なう装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、半導体素子の製造現場では、縮小投影型露光装置
、所謂ステッパーが多用されるようになった。ステッパ
ーはレチクルに形成された回路パターンを投影光学系を
介して半導体ウェハ上の一部分の領域に結像投影すると
ともに、ウェハを一定1だけステッピングさせては別の
領域を露光することを操り返してウェハ全面に回路パタ
ーンの像を焼き付けていくものである。最近のステッパ
ーでは、集積度の急激な上昇に対応して、より高解像力
の高い投影光学系が使われるようになった0例えば露光
用証明光の波長をg線とし、有効投影領域をウェハ上で
15X15mm程度にして、開口数(N、 A、)を0
゜48程度にした投影レンズの開発が進んでいる。この
ような投影レンズは、実用解像力としてウェハ上で0.
6μ醜程度の線幅が焼き付は可能であるが、その反面焦
点深度が±0.8μ−程度と極端に浅くなるといった問
題がある。
このためウェハ上の1つの露光領域(ショット領域)に
対して投影レンズの像面を精密に一致させる自動焦点合
わせが必須となる。ところが、ウェハの表面には多かれ
少なかれそり、うねり、厚みムラ等が発生しているのが
実情であり、1つのショットfiI域内で表面のうねり
(微小凹凸)が焦点深度内の許容される範囲(例えば±
0.2μ耐を超える場合があると、1シヨツ)tiI域
内で部分的な解像不良、線幅不良等が発生し、素子製造
上の歩留りを左右することになる。
そこで、ウェハの平坦度(フラットネス)を予め高精度
に測定する技術、ないしは装置の要求が高まっている。
ウェハのフラットネス測定では、ウェハ上の異なる2点
での高さ方向のちがいを0゜1μm〜0.01μ−程の
分解能で計測する必要があり、現在のところ簡便さの理
由で光学式、又は静電容量式の非接触型測定器が実用化
されている。
静電容量式の測定方法としては、ウェハをほぼ水平に回
転させ、ウェハの上面側と下面側に静電容量型センサー
を対向配置し、これら各センサーとウェハの表面、裏面
の各間隔変化を計測することでフラットネスを知る装置
が実用化されている。
また光学の測定方法としてはウェハ全面にガラス板、又
はプリズムを介してコヒーレント光を照射し、そのガラ
ス板又はプリズムの基準平面からの反射光と、ウェハ表
面からの反射光とを干渉させ、その干渉縞の様子を解析
することでフラットネスを知る装置が実用化されている
〔発明が解決しようとする問題点〕
ここで、前者の静電容量式の場合は、比較的精度が低く
、例えば±0.2μ−程度しか得られない。
さらにセンサーの感度との兼ね合いで、表面の測定点の
面積をあまり小さくできないといった問題点もある。こ
れに対して後者の干渉方式の場合は、理論的には精度の
高いものが得られるが、基準平面自体のフラットネスが
測定値に誤差として重畳されてくるため、基準平面を規
定する光学部材が高価になる。一般に光学部材の平面性
を高めようとすると、加工上の制約から、あまり小さな
面積で平面を仕上げることはむずかしく、それなりに大
きな部材になってしまう、さらに干渉縞の明暗変化から
ウェハ上の任意の部分領域のフラットネスを知ろうとす
ると、その解析が複雑になるといった問題もある。さら
に基準平面とのウェハ面と相対的な傾きも測定結果に大
きく影響することがある。
〔問題点を解決する為の手段〕
そこで本発明は、フラットネス等の測定を行うべき物体
の表面の局所部分(例えば1ml1φ)に測定ビームを
斜めに投射する投射系と、その局所部分からの反射ビー
ムを受光して光電信号を出力する受光系とを備えた一対
の検知手段を、物体表面上の局所領域が互いに所定の間
隔(例えばステッパーで露光される1シヨツト領域の寸
法と同等)だけ離れるように複数付設けるとともに、こ
の複数の検知手段と物体とをほぼ平行に相対移動させる
移動手段と、この検知手段の夫々から得られる光電信号
に基づいて物体表面の平面度等の表面状態を解析する測
定手段とを設けるようにした。
〔作 用〕
本発明では物体表面の局所部分の仮想的な基準面に対す
る高さ位置を、複数の検知手段によって同時に検知する
ため、物体と検知手段との相対移動量が少なくてよく、
測定のスループットが向上する。
また絞った測定ビームを斜めに投照する方式であるため
、検出分解能が高く、実験の結果によれば0.02μ−
程度の分解能が得られ、さらに検出再現性も高い。
〔実施例〕
第1図は本発明の実施例による測定装置の主要部分の概
略構成を示す斜視歯であり、第2図はさらに全体的な構
成を示すシステムブロック図である。x、y方向に2次
元移動する移動ステージ1の位置(座標値)は、測長器
(レーザ干渉計、リニアエンコーダ等)3.5によって
検出される。
ステージ1の上部にはウェハWの裏面を吸着するウェハ
ホルダー7と、基準反射面を有する基準部材FMとが設
けられ、ステージ1には、これらウェハホルダー7と基
準部材FMとを一体に2方向(上下方向)に微動させる
2ステージも含まれている。第2図にも示すように、ス
テージlのx1y方向の移動はモータ9によって行なわ
れ、ステージコントローラ11は測長器3.5の位置情
報に基づいてモータ9を最適に制御する。
さて、ステージlの上方には、本実施例の場合、5組の
斜入射光式位置検出センサー20.21.22.23.
24が所定の間隔でy方向に配列されている。
ここで第2図を用いて代表して位置検出センサー20の
詳細な構成を説明する。発光ダイオード(LED) 、
半導体レーザダイオード(LD)等の光源20aからの
光はコンデンサーレンズ20bを介してピンホール、又
はスリットを形成した遮光板20cを照明する。ピンホ
ール又はスリット(以下ピンホールとする)を透過した
光は、投射光学系としての結像レンズ20dによって結
像光束になって射出し、ミラー20eで反射され、ウェ
ハWの表面の所定点に遮光板20cのピンホール像(例
えば直径IIIII11)として結像される。
この時結像レンズ20d光軸とウェハ表面との成す角度
は5°〜15″程度に設定される。こうしてウェハ表面
で反射された光はミラー2Ofを介して結像レンズ20
gに入射し、ミラー20hで反射して、スリット板2O
i上にウェハW上のピンホール像の反射像として再結像
する。スリット板20iには受光するピンホール反射像
とほぼ等しいか若干率さい幅のスリットが第2図中の紙
面と垂直な方向に伸びるように形成されている。
従ってウェハ表面の測定点(ピンホール像投射部分)が
所定の平面(仮想基準面)と一致したとき、ピンホール
反射像はスリット板20i上のスリット中心位置に正確
に一致し、その測定点が仮想基準面に対して上下動する
ことにより、ピンホール反射像もスリット板20iのス
リットを横切るように上下動する。光電センサー20j
はスリット20iの透過光を受光し、その光量に応じた
光電信号を位置ずれ検出回路20kに出力する0位置ず
れ検出回路20には増幅器等を含み、仮想基準面に対す
るウェハ表面の2方向の位置ずれ量に対応したアナログ
信号20sをアナログ−デジタル変換回路(ADC)3
0に出力する。
以上、代表して1つの位置検出センサー20の構成を説
明したが、他の位置検出センサー21.22.23.2
4についても全く同様の構成であり、それぞれ測定点の
2方向の位置ずれ量に対応したアナログ信号21s、2
2s、23s、24SをADC30へ出力する。ここで
第1図に示すように、5組の位置検出センサー21〜2
4各投耐糸の結像レンズ20d、21d、22d、23
d、24dはともに同一のものであり、それぞれ測定ビ
ームLo 、Lr −Lx 、Ls 、L4を入射する
。また各受光系の結像レンズ20g、21g、22 g
、 23 g、 24 gはともに同一のものであり、
それぞれウェハWからの反射ビームを入射する。
尚、基準部材FMの反射性表面はウェハ表面とほぼ等し
い高さ位置になるように固定されている。
この基準部材FMは5組の位置検出センサーの相互の検
出誤差(オフセット)を求めるために使われる。再び第
2図の説明に戻り、ADC30でデジタル値に変換され
た各信号20s、21s、22s、23s、24sの大
きさは、メモリ32に2方向のずれ量として記憶される
。このとき、ステージlの座標値も重要なファクターで
あるので、測長器3.5からの位置情報S1をステージ
コントローラ11を介してメモリ32に取り込む、主制
御系34は、キーボード等の端末を含む入力部36から
の指令に応答して各種動作を実行する。
さらに主制御系34は、メモリ32に記憶された各測定
点での2方向の位置ずれ量情報S2やステージコントロ
ーラ11を介して得られるステージ1の位置情報51等
を入力し、ウェハ表面のフラットネスの様子を解析する
とともに、その結果をテレビブラウン管、プリンター、
ハードコピー等の表示部38に出力する。また、主制御
系34に内蔵された主な機能ブロックは、較正モード3
40、グローバル測定モード342、及びローカル測定
モード344の3つであり、このうちいずれか1つのモ
ードがセレクタ一部346で選択され、それに伴った制
御アルゴリズムの情報ALGがステージコントローラ1
1、メモリ32、及びADC30へ出力される。
第3図はウェハWの表面と5組の位置検出センサー20
〜24の各測定点P、、P、、 Pm、Pl、P4の配
列との関係を示す平面図である。5つの測定点P、〜P
、は、例えば、ウェハW上に形成される1つのショッH
IIMtCPの寸法と同程度(約15m)の距離だけ間
隔をあけて、X方向に並べられており、ピンホール(又
はスリット)の像が投射されている。
尚、第3図中のり、′、Ll ′、L2 ″、Ls  
’、L4 ′、の各々は各測定点P0〜P4からの反射
ビームを表す。
次に、本実施例の動作を第4図のフローチャートを参照
して説明するが、前提としてステージ1のピッチング量
は極めて少ないものとする。まず、実際のウェハWを測
定する前に、5組の位置検出センサー20〜24の各検
出オフセット量を求めるキャリブレーション(較正動作
)が必要か否かを判断する(ステップ100)、キャリ
ブレーションの必要がないときはステップ108でオフ
セット値を零に設定しておく、キャリブレーションの必
要があるときは、セレクタ346が較正モード340を
選択し、基準部材FMを各センサー20〜24の測定点
P、〜P、のもとに順次送り込み、基準部材FM上のほ
ぼ同一の点の高さ位置を順次に計測する(ステップ10
2.104)、この際、ステージ1のZステージを制御
して、基準部材FMの表面が検出範囲内に入いるように
基準部材FMの高さ位置を調整して固定しておく、これ
らの測定点P0〜P4の各々での基準部材FMでの高さ
位置のずれ量は、ADC30を介してメモリ32に取り
込まれる。
次に主制御系34は、メモリ32から計測データを読み
込み、各位置検出センサー20〜24に対してオフセッ
ト値を設定する(ステップ1゜6)。
次に入力部36で予めセットされた測定モードに従って
セレクタ346はグローバル測定モードとローカル測定
モードのいずれか一方を選択する(ステップ110)、
ここでグローバルモードが選択されると、ウェハWの全
面を、例えば15au++ピツチで測定する(ステップ
112)、この場合、第3図に示すように5つの測定点
P0〜P4はX方向に15閤間隔で配列されているため
、X方向に約151III11ピツチでステージ1をス
テッピングさせては各センサー20〜24からの位置ず
れ情報をADC30を介してメモリ32に取り込む、こ
の際、同時にステージlの座標値も取り込む。また大き
なウェハを測定する場合は、X方向に関してもステージ
1をステッピングさせる必要があるが、その量は15m
+aX5=75mであり、通常の6インチウェハ(直径
的150m)を対象とすると、X方向には1回だけステ
ッピングさせよばよい、X方向については9〜10回の
ステッピング(15閣ピツチ)が必要とする。メモリ3
2にウェハ全面の計測データが取り込まれたら、各測定
点での実測値を各センサー毎に設定されたオフセット値
で補正する(ステップ114)、この様子を第5図に模
式的に表わす、第5図(B)は各センサー20〜24(
測定点P0〜P、)毎のオフセット量を表わし、第5図
(A)の矢印は、ウェハ上のある測定点での実測値を表
わす、各実測値をオフセット補正すると、第5図(A)
中の破線で表わしたウェハ表面のフラットネス状態が求
まる。この補正後のフラットネス状態が表示部38に出
力される(ステップ116)、ただし、ここでのフラッ
トネス状態は15+n+wピッチの格子点で表された粗
いものとなる。
また先のステップ110でローカル測定モードが指定さ
れると、主制御系34はウェハW上の測定すべき1つの
部分領域(例えば15■×15m)の座標位置と表面位
置検出センサー20〜24のうちの使用すべきセンサー
とを指定する(ステップ11B)、この場合、第4図の
配置からも明らかなように、測定点P0〜P4はX方向
に15am間隔で並んでいるため、ウェハW上のX方向
に並んだ2以上の部分領域のフラットネスを測定する場
合は、それに対応した2以上のセンサーを同時に指定す
ることもできる。
次に主制御系34はステージlを計測すべき座標位置に
移動させた後、ウェハW上の1つの測定点が相対的に約
11mピッチでx、X方向に順次ステッピングするよう
にステージ1を制御し、各ステッピング位置毎に、ステ
ージ1の座標情報S1と指定されたセンサーからの情報
をメモリ32に取り込む(ステップ120)、1つの部
分領域を15mm角とすると、1mピッチで高さ位置を
サンプリングしたときのデータ数は16X16=256
個になる。この測定結果はただちに表示部38に表示さ
れる(ステップ122)、この場合、1つの部分領域内
では1つのセンサーを用いているため、オフセット補正
は不要である。ただし、複数の部分領域を別々のセンサ
ーで測定した場合等は、相互のセンサー間のオフセット
を考慮して補正を行なってから表示する必要がある。
尚、上記シーケンス中では省略したが、ローカルモード
で指定されたセンサーが、ウェハW上の部分領域と正し
く焦点合わせされるように、ステージ1のZステージを
上下動させて固定しておく必要がある。その場合、例え
ば部分領域の中心点と1つのセンサーの測定点との座標
値をほぼ一致させ、その位置でディテクタ(20j〜2
4j)の出力が最大となるようにZステージの高さ位置
を調整してから測定を行なうとよい。
またステップ102のキャリブレーション動作ではステ
ージ1上の基準部材FMを用いたが、ウェハW上の同一
点を各センサー20〜24の測定点P0〜P4のもとに
移動させても同様の効果が得られる。
また本実施例のようなフラットネス測定の場合、ウェハ
Wを吸着固定するウェハホルダー7の載置面のフラット
ネスの影響が問題になる。
そこで、特にグローバル測定モードでウェハW全面のフ
ラットネス計測を行なった後、同一のウェハWを90°
回転させて再びウェハホルダー7に固定し、再度フラッ
トネスの計測を行ない、2つの計測データを比較するこ
とにより、ウェハホルダ−7自体のフラットネス(凹凸
状態)を求めておくとよい、そして以後のウェハに対し
ては、フラットネスの実測値にセンサー間のオフセット
分の補正を加え、さらにウェハホルダー7表面のフラッ
トネス分の補正を加えることでウェハW表面の真のフラ
ットネスが求まる。
さらに上記実施例ではウェハWをx、yに2次元移動さ
せるものとしたが、ウェハWをターンテーブルに固定し
、ウニへの中心を軸として回転させ、各センサー20〜
24はウェハ中心から半径方向に所定の間隔で並べても
よい。
ところで本実施例のセンサー20〜24は第2図にも示
したように、ウェハWからの反射ビームをスリット20
iを介して光量検出するだけなので、高速な高さ位置計
測が可能である。そのためグローバルモード、ローカル
モードともステージlをステッピングさせて一時停止さ
せなくともよく、ウェハWが移動している途中で、高さ
位置の情報をADC30を介して取り込んでもよい、こ
の場合、各センサー20〜24の測定点P、〜P4 (
又はいずれか1つ)がウェハW上の測定すべき点に来た
とき、アナログ信号20s〜24sをADC30でデジ
タルサンプリングすればよい。
このタイミングは測長器S1からの位置情報SIをモニ
ターすることで極めて容易に実現できる。
またこのようにウェハWを走らせながら測定する場合は
、機械的な振動、空気のゆらぎ等の影響でアナログ信号
20s〜24sにノイズが重畳することも考えられる。
そこで走査方向に関して、ウェハW上の測定すべき点の
前後の複数点でアナログ信号20s〜24sの大きさを
高速にデジタルサンプリングして、それらの値を平均し
て1つのデータとする手法を採用するとよい。この際、
例えばウェハW上にできるピンホール像の大きさを1閤
φとすると、ウェハWが測定すべき点の前後±1閣の範
囲(計3m)に入ったとき、ピンホール像の大きさより
も小さな移動量(例えば0゜2am)毎に測長器3.5
からの位置情報(アップダウンパルス)に応答してアナ
ログ信号20s〜24sをデジタルサンプリングすると
よい。
尚、このように測長器3.5からの単位移動量毎の位置
情報に応答してADC30でデジタルサンプリングを行
なう手法は、ウェハ全面に渡って適用してもよい。
さて、第2図に示したセンサー20〜24は、ウェハW
からの反射ビームの光量を検出する方式なので、ウェハ
Wの反射率によっては、アナログ信号20s〜24sの
大きさと高さ位置ずれ量との関係が全く異なったものに
なってしまう、そこで第2図中のミラー20hをビーム
スプリッタ−にかえて、結像レンズ20gを通った反射
ビームの一部をビームスプリッタ−を介して直接受光す
る第2のディテクターを設け、この第2のディテクター
からの光電信号を分母にして、ディテクター20jから
の光電信号を分子とするアナログ割算器等を検出回路2
0kに設け、その割算結果をアナログ信号20gとして
出力するようにすれば、ウェハWの反射率のちがいによ
る光量変化は相殺され、アナログ信号20sは常にウェ
ハ表面の高さ位置の変化のみに追従したものになる。
〔発明の効果〕
以上、本発明では複数の検知手段を並設したので、高精
度で、高速に表面状態の測定が可能であり、本装置と物
体(ウェハ)の自動搬送システムとを組み合わせれば、
極めてスループットの高い測定処理が可能となる。また
本発明は、半導体ウェハのみならずほぼ平坦な表面を有
する物体ならば、ガラス板、金属板等どのようなもので
も測定可能である。また計測すべき基板の表面に1〜数
μ糊程度の厚みで薄膜が形成されているようなときは、
投射系から射出される測定ビームの波長帯域を広いもの
にするか、又は異なるスペクトル線を発光する光源を複
数用意し、その異なるスペクトル線を合成して測定ビー
ムとすると、薄膜の干渉作用の影響が低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のの実施例による測定装置の主要部分の
概略構成を示す斜視図、第2図は本実施例による測定装
置の全体的な構成を示すブロック図、第3図はウェハと
測定点との配置関係を示す平面図、第4図は本実施例に
よる装置の動作を説明するフローチャート図、第5図は
、オフセット補正の様子を示す図である。 〔主要部分の符号の説明〕 W・・・ウェハ、FM・・・基準部材、1・・・ステー
ジ、3.5・・・測長器、7・・・ウェハホルダー、 20.21.22.23.24・・・ 表面位置検出センサー、 20d、21d、22d、23d、24d・・・投射系
の結像レンズ、 20g、21g、22g、23g、、、24g・・・受
光系の結像レンズ、 P、 、P、 、pg 、P、 、P4・・・測定点(
ピンホール像)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ほぼ平坦な表面を有する物体に測定ビームを投射
    し、前記表面からの反射ビームを検知することにより、
    前記表面の平面度等の状態を測定する装置において、 前記物体の表面の局所部分に前記測定ビームを斜めに投
    射する投射系と、該表面の局所部分からの反射ビームを
    受光して光電信号を出力する受光系とを備えた一対の検
    知手段を、前記表面上の局所領域が互いに所定の間隔だ
    け離れるように複数対設けるとともに、該複数の検知手
    段と前記物体とを、前記表面とほぼ平行に相対移動させ
    る移動手段と、前記複数の検知手段の夫々から得られる
    光電信号に基づいて、前記表面の平面度等の表面状態を
    解析する測定手段とを有することを特徴とする物体の表
    面状態測定装置。
  2. (2)前記移動手段は前記物体を保持して前記複数の検
    知手段に対して2次元移動する載物台を有し、該載物体
    の一部には、前記複数の検知手段の各投射系からの測定
    ビームのうち、少なくとも1つの測定ビームを所定の平
    面状態で反射させる基準反射部材が設けられていること
    を特徴とする請求項第1項記載の装置。
  3. (3)前記複数の検知手段の各投射系は、前記局所領域
    の夫々へ前記測定ビームを斜めに投射し、前記受光系は
    各測定ビームの前記局所領域での反射ビームの受光位置
    の変化から、前記表面と略垂直な方向に関して前記局所
    領域の高さ位置を検出する高さ位置検出回路を夫々含み
    、 前記基準反射部材を前記の各測定ビームのもとに順次移
    動させては前記高さ位置検出回路の夫々で検出される位
    置情報を読み取り、前記複数の検知手段の相互の検知誤
    差を予め特定することを特徴とする請求項第2項記載の
    装置。
  4. (4)前記基準反射部材の代わりに、前記物体表面の所
    定部分を使うことを特徴とする請求項第3項記載の装置
  5. (5)前記載物体は前記物体を吸着保持する吸着ホルダ
    ーを有し、該吸着ホルダーの表面の高さ位置の変化をほ
    ぼ全面に渡って予め検出し、この検出結果に基づいて前
    記物体表面の測定結果を補正する補正手段を設けたこと
    を特徴とする請求項第3項記載の装置。
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