JPH01291520A - 固定基準電圧レベルの交流電圧によるクロスオーバを検出する回路配置 - Google Patents

固定基準電圧レベルの交流電圧によるクロスオーバを検出する回路配置

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JPH01291520A
JPH01291520A JP1078685A JP7868589A JPH01291520A JP H01291520 A JPH01291520 A JP H01291520A JP 1078685 A JP1078685 A JP 1078685A JP 7868589 A JP7868589 A JP 7868589A JP H01291520 A JPH01291520 A JP H01291520A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、固定基準電圧レベル(例えば零レベル)の夫
々上下に位置する2つの個別のスレシホルドレベルの供
給交流電圧によるクロスオーバを検出する回路配置に関
するものである。
(従来の技術) この種の回路配置は既知であり、例えば“零交差検出回
路”を含む種々の形態および用途を有している。文献“
マラードテクニカルパブリケーション”1976年IO
月の論文“零−交差検出回路”には、零−交差検出回路
に関する詳細およびその他の情報が記載されている。
いわゆる“零−交差検出回路”は通常トライアックのよ
うな固体スイッチング装置が組込まれ交流幹線電圧源か
ら給電される電力制御システムに用いられている。この
場合には交流幹線電圧源の“零−交差点”を検出する“
零−交差検出器”を用いて、固体スイッチング装置をト
リガすると共に交流幹線電圧の波形に対しゲートパルス
を発生し得るようにする。
“零−交差検出器”をかかる電力制御システムに用いて
前記固体スイッチング装置の導通を保持すると共に電力
制御システムの電力消費を最小にし得るようにする場合
には供給された幹線電圧の瞬時値に対するゲートパルス
の開始および終了を正確に決める必要がある。固体スイ
ッチング装置の導通を保持する場合には、装置の電流が
“保持電流レベル”まで降下し、かつ、次の半サイクル
で装置の電流(反対方向)が“ラッチ電流レベル”に到
達するまで継続し得るようにする前に、ゲートパルスは
各幹線電圧の半サイクルの終りに供給する必要がある。
また、ゲートパルスエネルギーを幹線供給電圧源から降
圧抵抗を経て得る場合にはゲートパルスの幅を最小にし
て電力制御システムの電力を保有し得るようにする必要
がある。ゲートパルスの開始および終了の正確な決定は
、極めて小さな許容公差に整合される特性を有するトラ
ンジスタを用いて既知の“零−交差”回路配置により達
成することができる。
本発明はかかる正確な決定を簡単に、かつ、左程正確で
ない回路素子を用いて達成し得るようにした上述した種
類の固定基準電圧レベルの交流電圧によるクロスオーバ
を検出する回路配置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は固定基準電圧レベルの夫々上下の2つの個別の
スレシホルドレベルの供給交流電圧によるクロスオーバ
を検出する回路配置において、基準電圧に対し固定され
た大きさの直流供給電圧を供給する直流電流源と、供給
された交流電圧および直流供給電圧間に延在し直列接続
の2個の抵抗を有する電気通路と、2つの可能な論理出
力状態を有し前記2個の抵抗の接続点の電圧および前記
直流供給電圧を比較するように接続されて任意瞬時にお
ける論理出力状態を前記直流供給電圧に対する前記接続
点の電圧によって決めるようにした第1電圧比較器と、
2つの可能な論理出力状態を有し前記2個の抵抗の接続
点の電圧および前記基準電圧を比較するように接続され
て任意瞬時における論理出力状態を前記基準電圧に対す
る前記接続点の電圧によって決めるようにした第2電圧
比較器と、前記第1電圧比較器の論理出力状態と前記第
2電圧比較器の論理出力状態とを論理的に組合わせる論
理手段とを具え、固定基準電圧を有する供給交流電圧に
よるクロスオーバの各瞬時をスパンし前縁および後縁を
有するパルスを発生し、これら前縁および後縁は夫々2
つの個別のスレシホルドレベルを有する供給交流電圧に
よる交差の瞬時に夫々相当し、かつ、一方のスレシホル
ドレベルを前縁直流電圧の大きさによって決め、他方の
スレシホルドレベルを前記2つの抵抗の抵抗値と前記直
流電圧との比によって決めるようにしたことを特徴とす
る。
前記固定基準電圧を零ボルトとする。
前記2つの抵抗はその値を相互に適宜設計してクロスオ
ーバの各瞬時をスパンする各パルスの中間点が前記固定
基準電圧を有する供給交流電圧によるクロスオーバの各
瞬時に一致し得るようにする。
本発明の1例では前記第1電圧比較器を第1トランジス
タにより構成し、そのベース−エミッタ通路を前記直流
電圧点および前記直列接続の抵抗の一方の抵抗間に接続
して前記電気通路の一部分を形成し、前記第2電圧比較
器を前記第1トランジスタとは反対導電型の第2トラン
ジスタにより構成し、そのベース−エミッタ通路を前記
基準電圧点および前記両抵抗の接続点間に分離手段を経
て接続し得るようにする。
前記直流供給電圧は前記2つの抵抗の接続点の電圧を整
流することによって取り出すようにするのが有利である
供給された交流電圧および直流電圧間には電気通路を延
在させ、この通路に直列接続の2つの抵抗を設け、これ
ら抵抗の双方の抵抗値を一定とする。しかし、集積回路
技術を用いる場合には固定抵抗値の回路素子より成る回
路網を用いるのが一般的である。代表的にはかかる回路
網は有利に使用し得る非直線性の電圧対電流特性を呈す
る。本発明の他の例では前記直列接続の抵抗の一方を非
直線性の電圧対電流特性とし、回路素子の回路網で構成
し得るようにする。
(実施例) 図面につき本発明を説明する。
第1図に示す固定基準電圧レベルの交流電圧によるクロ
スオーバを検出する回路配置において、端子Bおよび0
間に延在する給電ラインしは零ボルトの固定基準レベル
に保持し、交流幹線電圧源Mは端子Aおよび8間に接続
し、直流供給電圧源Sは端子りおよび0間に接続して端
子りを端子Cに対し+40Vに保持する。端子Aおよび
0間には抵抗1および抵抗2を直列に接続配置する。抵
抗1および2はその抵抗値を等しくすると共にその共通
接続点をPで示す。第1電圧比較器vC1は共通接続点
Pの電圧と端子りの電圧とを比較し得るように接続する
。この目的のために、第1電圧比較器MCIは、その反
転入力端子3を共通接続点Pに接続し、非反転入力端子
4を端子りに接続する。また、第2電圧比較器VC2は
共通接続点Pの電圧と給電ラインLの電圧とを比較し得
るように接続し、この目的のために、第2電圧比較器V
C2はその非反転入力端子5を前記共通接続点Pに接続
し、反転入力端子6を前述したように零ボルトに保持さ
れている給電ラインLに接続する。第1電圧比較器VC
Iの出力端子7および第2電圧比較器VC2の出力端子
8をANDゲートGlの各入力端子に接続する。
理想的には、第1図の回路配置の作動は次の通りである
。第1電圧比較器VCIの出力端子7は、入力端子3の
電圧が入力端子4の電圧に対し正である場合には“低”
電位であるが、入力端子3の電圧が入力端子4の電圧に
対し負である場合には“高”電位となるが、第2電位比
較器VC2の出力端子8は、入力端子5の電圧が入力端
子6の電圧に対し負の場合には“低”電位であり、入力
端子5の電圧が入力端子6の電圧に対し正である場合に
は“高”電圧となる。
第1図の回路配置の作動を第2a、 2b、 2cおよ
び2a図につき説明する。第2a図において、端子Bお
よび給電ラインLに対する端子Aの幹線交流電圧を波形
21で示し、給電ラインLの電圧(即ち、零電圧)を破
線Oで示し、端子りの零値に対する電圧(即ち、+ 4
0V )を破線22で示す。端子りに存在する大きさが
等しく、極性が逆の電圧レベル(即ち、−40V)を破
線23で示す。
第2b図において、第1電圧比較器VCIの出力電圧を
波形24で示す。第2c図において、第2電圧比較器V
C2の出力電圧を波形25で示す。第2d図において、
ANDゲートG1の出力電圧を波形26で示す。
第2図の波形から明らかなように、波形21の電圧が4
QVよりも大きく、即ち、破線22以上であるものとす
ると、幹線交流電圧の正の半サイクル中第1電圧比較器
VCIの出力は“低”電位となる。波形21の電圧が破
線22以下になる瞬時TIに第1電圧比較器VCIの出
力は“高”電位となると共に波形21の電圧が再び破線
22で示すように+40V以上になる瞬時T4まで“高
”電位を保持する。かようにして、端子AおよびDに存
在する電圧に対し、端子Aおよび0間の電圧差、抵抗1
および2の各々の両端間の電圧、および共通接続点Pの
電圧を下表1に示す。
表1 上記表1に示すように、電圧波形21の大きさが+40
Vとなる瞬時Tlに端子りの電圧が+4QVとなるため
、共通接続点Pの電圧も+40Vとなり、従って瞬時T
Iの直後電圧波形21の大きさが+40V以下に降下す
る際、第1電圧比較器VCIの入力端子3の電圧が+4
0V以下になりこれにより出力端子7の電圧が“低”電
位から“高”電位に変化するようになる。瞬時TIおよ
び14間では電圧波形21の大きさが+ 40V以下に
保持されるため、第1電圧比較器VCIの出力端子7は
瞬時T4まで“高”電位に保持され、その後電圧波形2
1の大きさが再び+40V以上となり、共通接続点Pの
電圧を端子りの電圧以上として第1電圧比較器vC1の
出力端子7を“低”電位から“高”電位に変化させるよ
うにする。
また、表1に示すように、電圧波形21の大きさが一4
0Vとなる瞬時には端子りの電圧が+40Vとなるため
、共通接続点Pの電圧は零ボルトとなる。
これがため、瞬時T2前における第2電圧比較器VC2
の入力端子5は入力端子6の電圧に対し正となり、従っ
て入力端子8は“高”電位となるが瞬時T2の後には入
力端子5は入力端子6の電圧に対し負となるため、出力
端子8の電圧は“高”電位から“低”電位に変位するよ
うになる。電圧波形21の大きさは瞬時T2および13
間で一40Vに対し負となるため、出力端子8は瞬時T
3まで“低”電位のままであり、その後電圧波形21は
、共通接続点Pの電圧、従って、入力端子7の電圧が入
力端子6の電圧(零ボルト)に対し正となり、これによ
り出力端子7の電圧を“低”電位から“高”電位に変換
するような大きさとなる。
瞬時T1および12間、並びに瞬時T3および14間で
は、正に向かうパルス27および28が”AND”ゲー
)Glの出力側に瞬時TIおよび12間並びに瞬時T3
及び14間に発生するため、第1電圧比較器VCIの出
力端子7が“高”電位となり、第2電位比較器VC2の
出力端子8も“高”電位となる。抵抗1および2はその
値が等しいため、パルス26および27は電圧波形21
が零ボルトに相当する固定基準レベルOと交差する瞬時
を中心として対称となる。
第1図の回路素子と同一部分には同一符号を付して示す
第3図においては、端子Bおよび0間に延在する給電ラ
インは零ボルトの固定基準レベルに保持され、交流幹線
電圧源Mは端子Aおよび3間に接続され、この場合、こ
れら端子間にビーク−ピーク電圧がほぼ70Vの交流電
圧を供給し得るようにする。直流電圧源Sは端子りおよ
び0間に接続し、この場合この直流電圧源SはIOV電
圧源とすると共にこれにより端子りを端子Cに対し+1
゜■に保持し得るようにする。
直列接続の2個の抵抗は値が等しい抵抗31および32
とし、第1電圧比較器はトランジスタTRIおよびその
関連する回路で構成し、第2電圧比較器は、トランジス
タTR2およびその関連する回路で構成する。トランジ
スタTR3は“AND”ゲートとして作用し、トランジ
スタTR4はトランジスタTR3の出力に対する電流増
幅器として作用する。
端子りはトランジスタTRIのエミッタ・ベース通路を
経て抵抗31の1端に接続し、トランジスタTRIのエ
ミッタ・ベース通路が導通する際端子Aおよび端子り間
に導電路が形成されるようにする。トランジスタTRI
のエミッタ・ベース通路は、共通接続点X(即ち、抵抗
31および32の接続点)の電圧が直流供給電圧Sから
トランジスタTRIのベース・エミッタ電圧を差引いた
値に等しい電圧(即ち、+10V −V bet、t−
9,4V )に対し負となる際にのみ導通する。
また、共通接続点Xは抵抗33およびトランジスタTR
2のベース・エミッタ通路を経て零電位にある給電ライ
ンLに接続する。従って、トランジスタTR2のベース
・エミッタ通路は、共通接続点Xの電圧がトランジスタ
TR2のベース・エミッタ電圧に等しい電圧(即ち、V
 betr2= 0.6V )に対し正である場合にの
み導通する。トランジスタTRIのエミッタ・ベース通
路および/またはトランジスタTR2のベース・エミッ
タ通路が導通状態にある際共通接続点Xの任意瞬時にお
ける電圧が抵抗31.32および33の2つ以上の相対
抵抗値によって決まることは勿論である。
トランジスタTRIのコレクタ電極をトランジスタTR
3(7)エミッタ電極に接続し、このトランジスタTR
3のベースを抵抗34および35の接続点に接続し、そ
のコレクタをトランジスタTR4のベース電極に接続す
る。抵抗34および35は、直流供給電圧源Sの正端子
りと、トランジスタTR2のコレクタ電極との間に直列
に接続する。これがため、抵抗34および35の接続点
、従って、トランジスタTR3のベース電極の電圧はト
ランジスタTR2の導通状態によって決まり、この際抵
抗34および35の値を適宜定めてトランジスタTR3
によって形成されるゲートがトランジスタTR2のコレ
クタ・エミッタ通路の導通時にのみエネーブル状態とな
るようにする。
トランジスタTR4はそのコレクタを端子りに直接接続
し、エミッタを直列接続の抵抗36および37を経て給
電ラインI7に接続し、抵抗36および37の接続点に
出力端子0/Pを設ける。
これがため、トランジスタTR3が“ON”状態の際に
出力端子0/Pに出力パルスが発生する。しかし、トラ
ンジスタTR3が“ON”状態の際にトランジスタTR
4のみを“ON”状態とし、トランジスタTRIおよび
TR2の双方が“ON″状態の際にトランジスタTR3
のみを“ON”状態とすることもできる。
第4図は第3図の回路配置の作動を説明する波形図であ
る。第4a図では、端子Aに存在する給電ラインLに対
する交流電圧のほぼ1サイクルを電圧波形401で示し
、零ボルトの固定基準レベル(即ち、給電ラインLの電
圧)を破線0で示す。直流供給電圧源Sの両端に存在す
る電圧の大きさ、従って、給電ラインLに対する端子り
の電圧(即ち、+10v)を破線402で示し、これに
対し大きさが等しく極性が逆の電圧(即ち、−10V)
を破線403で示す。
任意瞬時における共通接続点Xに存在する電圧を電圧波
形404で示す。トランジスタTRIが“ON″状態か
ら“OFF”状態に、またはその逆に切換わる共通接続
点Xの電圧レベル破線405で示し、トランジスタTR
2が“ON″状態から“OFF”状態に、またはその逆
に切換わる共通接続点Xの電圧レベルを破線406で示
す。
第4b図においては、トランジスタTRIのエミッタ・
コレクタ電流レベルを波形407で示し、第4C図にお
いてはトランジスタTR2のエミッタ・コレクタ電流レ
ベルXを波形408で示す。両図において関連するトラ
ンジスタが“ON”状態になる電流レベルをHで示し、
トランジスタが“OFF”状態になる電流レベルをI、
で示す。
第4d図においては、トランジスタTR4のエミッタ回
路における出力端子0/Pの電圧を波形409で示し、
トランジスタTR4が“ON”状態、または“OFF”
状態となる電流レベルを夫々HおよびI、で示す。
第3図の回路素子の実際の数値零を下表に示す。
&7 抵抗31      200 kΩ 抵抗32      200 kΩ 抵抗33      2MΩ 抵抗34       50 kΩ 抵抗35      200 kΩ 抵抗36      100Ω 抵抗37      1000Ω トランジスタTRI   BC557型トランジスタT
R2BC547型 抵抗33分離抵抗として作用し、トランジスタTR2の
ベース・エミッタ通路が導通状態となる時間中共通接続
点Xを給電ラインI、から分離する。従って抵抗33の
値を抵抗32の値の数倍に選定する必要がある。第5図
の回路配置は第3図の回路配置の実際の変形例を示す。
本例では供給された交流電圧を交流幹線電圧源Mから端
子AおよびBの両端間に供給される実効値がほぼ240
vの幹線交流電圧とし、直流電圧源Sを省略し、これに
より直流供給電圧を前記2個の抵抗の接続点の電圧を整
流して取出すようにしている。
第5図の回路では夫々抵抗54.55.56および57
に夫々関連するトランジスタTR501STR502、
TR503およびTR5Q4は第3図のトランジスタT
RI、TR2、TR3およびTR4並びに関連する抵抗
34.35.36および37に夫々相当し、その特性、
値および作動が一般に同じである。しかし、第5図の回
路配置と第3図の回路配置との間には多少の相違がある
。本発明によれば、端子Aおよび0間にトランジスタT
R501のベース・エミッタ通路を経て電気通路を延在
させる。
このトランジスタTR501のベース・エミッタ通路は
直列接続の抵抗5152を有し、これら抵抗の接続点を
Xで示す。しかし、この場合には接続点Xはツェナーダ
イオードD503を経て給電ラインLに接続すると共に
整流ダイオード0501を経て端子りに接続し、蓄積コ
ンデンサ58を端子Aおよび0間に接続する。また、こ
の場合にはトランジスタTR502のベース電極をスイ
ッチングダイオードD502を経て接続点Xに接続する
と共に抵抗53を経て直流供給電圧源に接続する。また
、直列接続の抵抗53およびスイッチングダイオードD
502を直列接続のトランジスタTR501のエミッタ
・ベース通路および抵抗51によって分路する。抵抗5
1および53の抵抗値を互いに等しくなるように選定す
ると共に抵抗52の抵抗値の2倍とし、トランジスタT
R501のエミッタ・ベース通路が導通すると同時にス
イッチングダイオードD502が導通する度毎に、抵抗
51および53が互いに並列に導通して、接続点Xおよ
び端子り間に延在し、抵抗52に値が等しい単一の抵抗
と等価になる。
第6図は第5図の回路配置の作動を説明するための特性
図である。端子Aおよび8間に供給された交流電圧の大
きさ(実効値24QV)と端子りおよび0間の直流電圧
(公称9.4V)の大きさとを比較することにより、第
5図の回路配置の関連部分に存在する電圧波形は第6図
にのみ、即ち、クロスオーバ瞬時に近い供給交流電圧の
各サイクルの種々の部分に相当する2つの個別の時間間
隔に対し、成る振幅制限の間にかつ成る時間制限の間に
のみ部分的に示す。第6a図は1時間間隔中の波形を示
し、第6b図は残りの時間間隔中の波形を示す。
双方の図面において、これら波形は互いに正しい時間関
係で示す。即ち、第6a図および第6b図において、零
電圧レベルを0で示し、端子Aおよび8間の供給交流電
圧を波形601で示し、端子りおよび0間の直流電圧を
鎖線602で示し、接続点Xに存在する電圧波形を60
3で示し、トランジスタTR501のベース電極および
エミッタ電極間に存在する電圧波形を一点鎖線604で
示し、トランジスタTR502のベース電極およびエミ
ッタ電極間に存在する電圧波形を点線605で示し、抵
抗56および57の接続点に生じる出力電圧波形を60
6で示す。
第6a図は比較的短い幅の時間周期に亘る供給交流電圧
波形601を示し、この時間周期では、波形601は関
連する時間周期中、他の関連する電圧波形と共に供給交
流電圧の正の半サイクルの終わりおよび次の負の半サイ
クルの開始時に零電圧レベルと交差するが、第6b図は
関連する時間周期中、他の関連する電圧波形と共に負の
半サイクルから次の正の半サイクルに逆方向に印加され
る電圧601によって零電圧レベルOと交差する場合を
示す。
第6a図の左側半部で用いた電圧単位は、波形601.
602.603および606のみに関し第6aおよび6
b図の双方に適用し得るが、第6b図の右側半部で用い
る電圧単位は、波形604および605のみに関し第6
aおよび6b図の双方に適用することができる。第6a
および6b図から明らかなように、供給された交流電圧
601の6正の半サイクル中、接続点Xの電圧603は
ツェナーダイオードD 503の作用によりそのツェナ
ー電圧に相当する電圧、即ち、公称lO■、実際にはほ
ぼ9.9vに制限されるようになる。供給交流電圧の負
の半サイクル中、接続点Xの電圧603は零に対しほぼ
0.6vだけ負のレベルに降下し、これはツェナーダイ
オードD503の両端間の順方向電圧降下に相当する。
従って、供給交流電圧の6正の半サイクル中、蓄積コン
デンサ58を整流ダイオードD501を経て、電圧波形
602により示されるように、整流ダイオードD501
の順方向電圧を差引いたツェナーダイオードD503の
ツェナー電圧に相当するレベル、即ち、はぼ9.3vの
ほぼ固定電圧のレベルに充電する。
波形601により示されるように、供給交流電圧の6正
の半サイクルの全期間中接続点Xの電圧(波形603で
示される)は端子りの電圧(波形602で示される)に
対し正であり、トランジスタTR501はカットオフ状
態となる。しかし、供給交流電圧の6正の半サイクルの
終わりに向かって、接続点Xの電圧が端子りの電圧に対
し降下するにつれて、トランジスタTR501が導通状
態となる点に到達する。この点に到達するのは、接続点
Xの電圧がほぼ8.7vとなる際、即ち、はぼ0.6V
 ()−ランジスタTR501のエミッタ・ベース接合
の両端の順方向電圧降下)に等しい量だけ端子りの電圧
よりも低くなる際である。第6a図で波形604に発生
する急峻な立上がりがこの点に相当する。この点からト
ランジスタTR501は、供給交流電圧の6正の半サイ
クルの残部に対し供給交流電圧の続(負の半サイクルを
経て次の正の半サイクル内まで導通し続けるようになる
供給交流電圧の6正の半サイクル中の前半で、接続点X
の電圧は端子りの電圧と同一電圧レベルに向かって立上
がり、接続点Xの電圧(波形603)および立ち上がり
、Dの電圧間の差がほぼ0.6v以下となる際に、再び
カットオフ状態になるようにする。
これは第6b図に示す波形の大きさに存在する鋭敏な立
下がりに相当する。トランジスタTR501は、これが
再び導通状態となるレベルに接続点Xの電圧が再び降下
する際に、供給交流電圧601の正の波形の終わりまで
カットオフ状態を保持する。
トランジスタTR5G2は、供給交流電圧の6正の半サ
イクル(波形601)中導通状態となり、接続点Xの電
圧(波形603)は零電位に対し正となる。その理由は
トランジスタTR502のベース電極の電圧がこの時間
中給電ラインLに対し正となるからである。
端子りが給電ラインLに対し正で、9.3Vであるため
、トランジスタTR502のベース・エミッタ電流は、
はぼ0.6vのトランジスタTR502のベース電流を
給電ラインLに対し正に保持する抵抗53を経て流れ、
これにより、接続点Xの電圧が零に対し正であるものと
すると、スイッチングダイオードD502を逆バイアス
し、従って、カットオフ状態とする。また、接続点Xの
電圧が零以下に降下する場合にはダイアフラムD502
が導通状態となり、トランジスタTR502のベース電
極の電圧が、これをカットオフする電圧、0.6V以下
に降下するようになる。
第6aおよび6b図に示すように、供給交流電圧の6正
の半サイクルの全期間中および供給交流電圧の各員の半
サイクルの開始部分および終端部分中、接続点Xの電圧
が零よりも大きくなり、従って、トランジスタTR50
2はこれらの状態のもとで導通状態となるが、残りの時
間中カットオフ状態となる。
ダイオードD 502がカットオフ状態にあり、トラン
ジスタTR5(11が導通状態にある場合には、任意瞬
時における接続点Xの電圧はこの瞬時における供給交流
電圧の大きさと、抵抗51および52の相対値とによっ
て決まるようになる。しかし、トランジスタTR502
の導通状態からカットオフ状態、またはその逆の状態へ
の変位瞬時は、ダイオードD 502が導通状態となり
、従って、接続点Xの電圧がこの瞬時における供給交流
電圧の大きさおよび抵抗51および52の値によってだ
けではなく、抵抗51により有効に分路された抵抗53
によっても決まるようになる。これがため、導通状態の
カットオフ状態への変位瞬時、または、その逆の変位瞬
時に、接続点Xの電圧が端子への電圧および端子りの電
圧間のほぼ中間に位置するようになる。端子りの電圧が
+9.3■となり、トランジスタTR501のエミッタ
・ベース接合の両端間の順方向電圧降下が0.6V と
なるものとすると、接続点Xの電圧は、供給交流電圧の
瞬時値が−8,7vとなる度毎に、零レベルと交差する
ようになる。
第6a図において、波形605の振幅の鋭敏な立下がり
はトランジスタTR502の導通状態からカットオフ状
態への状態変化に相当するが、第6b図において、波形
605の振幅の鋭敏な立上がりは、上記トランジスタの
カットオフ状態から導通状態への状態変化に相当する。
第5図に示す回路配置におけるトランジスタTR503
およびTR504の作動は第3図の回路配置のトランジ
スタTR3およびTR4の作動とほぼ同様であるため、
その更に詳細な説明は省略する。
第7図の回路配置は第5図の回路配置の変形を示し、図
中第5図の回路素子と同一部分には同一符号を付して示
す。
第7図の回路配置において、トランジスタTR503お
よびTR504並びにこれに関連する回路はコレクタ回
路に抵抗71を有するトランジスタTR701によって
置換することができ、その両端間の出力端子OPに発生
し、得ることができる。トランジスタTR701のベー
ス電極を一対の抵抗72および73の接続点に接続し、
これら抵抗72および73は端子りおよびトランジスタ
TR502のコレクタ電極間に直列に接続し、このトラ
ンジスタTR502のエミッタ電極を給電ラインLに接
続する。また、第7図において、抵抗53のトランジス
タTR502のコレクタ電極とは反対端を第5図に示す
ように、端子りに直接接続するする代わりに、トランジ
スタTR501のコレクタ電極に接続する。
第7図の回路配置の作動は第5図の回路配置の作動と基
本的に同様である。しかし、第7図の回路配置によれば
電圧比較器として夫々作用するトランジスタTR501
およびTR502は、これを適宜相互接続して、組合わ
せにより論理手段が得られるようにする。これがため、
トランジスタTR501がカットオフ状態になる場合に
は、常時トランジスタTI?502もカットオフ状態と
なるようにする。
かようにして、供給交流電圧の正の半サイクル中、接続
点Xの電圧はトランジスタTR501のエミッタ・ベー
ス接合の両端間の順方向電圧降下を差引いた端子りの電
位に対し正となり(即ち8.7Vに対し正)、両トラン
ジスタTR501およびTR502はカットオフ状態と
なり、しかも、トランジスタTR502のコレクタ電位
が“高”レベルにあるため、トランジスタTR701も
カットオフ状態となり、各エミッタ回路の端子OPの電
位は“低”レベルとなる。
供給交流電圧の6正の半サイクルの終わりでは、接続点
Xの電圧がほぼ8.7v以下に降下すると直ちにトラン
ジスタTR501が導通状態となる。トランジスタTR
501のエミッタ・コレクタ通路の導通によリベース・
エミッタ電流をながし、これによってトランジスタTR
5G2をも導通状態にする。トランジスタTR502の
コレクタ電圧のかかる電圧降下によってトランジスタT
R701を導通せしめ、出力端子OPに“高”電圧を生
ぜしめるようにする。しかし、供給交流電圧の各員の半
サイクルの前半部分中、接続点Xの電圧が零以下となる
際に(即ち、端子への供給交流電圧の瞬時値がほぼ−8
,7vとなる際に)、トランジスタTR502のベース
・エミッタ通路を非導通状態にし、従って、トランジス
タTR502およびトランジスタTR701をカットオ
フ状態にし、出力端子OPの電圧を再び“低”レベルと
する。接続点Xの電圧が再び端子りの電圧よりも一層正
となる際にはトランジスタTR501は供給交流電圧の
続く正の半サイクルの初期部分まで導通状態を保持する
。しかし、これは出力端子OPの電圧には影響を及ぼさ
ない。
その理由はトランジスタTR5Q2が非導通状態にある
からである。
第5図の回路配置は、第7図の回路配置と同様に、例え
ば、電気機器に組込まれるトライア・ツクのような固体
スイッチング装置をトリガするに好適である。第5図の
回路配置によれば、かかるゲートパルスは出力端子OP
に得ることができる。
第6aおよび6方図に示す波形を参照して第5図の回路
配置を考察した所から明らかなように両図において、波
形606により形成されるパルスの前縁は、電圧比較器
のトランジスタTR501によって、零以上の所定スレ
シホルドレベルの供給交流電圧601によるクロッシン
グの検出に対応するが、各場合におけるかかるパルスの
後縁は電圧比較器のトランジスタTR502による零以
下の所定スレシホルドレベルの検出に対応する。
第5図の回路配置によれば抵抗51.52および53を
互いに適宜設計して、夫々零の上下のスレシホルドレベ
ルが基準レベル零から等距離の箇所にあり、従って、波
形606によって形成されるパルスの中間点が、第6a
および6方図の双方において供給交流電圧601が基準
レベル零と交差する瞬時に対応し得るようにする。
上側のスレシホルドレベル、従って、波形606により
形成されたパルスの前縁のタイミングはツェナーダイオ
ードD503のツェナー電圧によって主として決めるが
、下側のスレシホルドレベル、従ッて、波形606によ
り形成されたパルスの後縁のタイミングはツェナーダイ
オードD503のツェナー電圧と抵抗52の抵抗値およ
び抵抗51および53の抵抗値の比との組合わせによっ
て決めるようにする。換言すれば、ツェナーダイオード
D503のツェナー電圧および抵抗51.5z及び53
の抵抗値は回路によって発生したパルスの前縁および後
縁のタイミングを主として決めるようにする。
上下両スレシホルドレベルを決める端子りおよびCの両
端間の9.4vの直流供給電圧を有する第5図の回路配
置では、電圧比較器として作用するトランジスタTR5
01およびTR502の検出特性が広く拡張され、スレ
シホルドレベルの変化割合が比較的小さくなる。例えば
、トランジスタTR501およびTR502に関連する
電圧比較器の双方における+〇、3■の仮説的エラーに
よってスレシホルドレベルの検出時3%以上の合成エラ
ーが発生する。かかる+0.3の仮説的エラーは、トラ
ンジスタの選択または整合を行なわない場合でも、製造
の拡張、予測された作動温度範囲を越えるトランジスタ
の検出特性の変化を考慮して、実際に遭遇し得る最大エ
ラー以上になる。はぼ3%のかかるエラーは既知の“零
−交差検出”回路でみられる検出レベルの拡張に比べて
、著しく低いものと見なすことができる。
本発明の上述した所までの記載では、供給交流電圧およ
び直流供給電圧間に延在する直列接続の2つの抵抗を具
える電気通路では、これら抵抗の双方の抵抗値を固定す
る。しかし、集積回路技術を用いる場合には、通常固定
抵抗値の回路素子の回路網を用いるようにしている。代
表的には、かかる回路網は使用に有利な非直線性電圧−
電流特性を呈するようになる。本発明の他の例では直列
接続の抵抗のうちの1方の抵抗はその電圧−電流特性を
非直線性とし、これにより回路素子の回路網を構成し得
るようにする。
第8図はかかる直列接続の抵抗のうちの1方を、非直線
性電圧−電流特性を有する回路素子の回路網を構成する
本発明回路配置の他の例を示す。また、第9図は第8図
の回路配置の作動を説明する波形図である。
第8図の回路配置において、給電ラインLは零電圧の固
定基準レベルにあり、交流電圧源Mは給電ラインLおよ
び交流電圧源のラインA間に接続して直列接続の負荷R
83およびトライアックTACの両端間に交流電圧を印
加する。給電ラインLおよび直流給電9420間にはコ
ンデンサ(Jlを接続する。コンデンサC81は整流ダ
イオードD82、D83およびツェナーダイオードD8
1と相俟って直流供給電圧源を構成し、これにより給電
ラインDの電圧の値が給電ラインLに対し固定されるよ
うにする。
本発明により零値を中心としてその上下に夫々2つの個
別のスレシホルドレベルを有する供給交流電圧の零交差
を検出するためには、トランジスタTR81、TR82
およびTI’183を適宜組合わせ、これに更に抵抗R
81およびR82並びに論理・センス増幅器LSAを組
合わせてトライアックTACに点弧パルスを供給し、本
発明の1部を構成しない手段で論理・センス増幅器LS
Aに供給されるセンス信号に従って制御し得るようにす
る。一方の作動モードではトランジスタTR81,TR
82およびTR83の組合わせによって第1電圧比較器
を構成し、他方の作動モードではトランジスタTR81
TR82TR83の組合わせによって第2電圧比較器を
も構成し、組み合わせた論理出力を抵抗R82の両端間
に発生させるようにし、この出力を論理・センス増幅器
LSAを経てトライアックTACの点弧電極に供給する
。トランジスタTR83のベース電極には論理・センス
増幅器LSAから固定直流バイアス電圧を供給する。こ
のバイアス電圧のレベルによって回路配置の接続点Pと
負の直流給電ラインDとの間に存在するトランジスタT
R82のベース・エミッタ通路およびトランジスタTR
83のコレクタ・エミッタ通路の抵抗値を決めるように
する。
本発明によれば、交流給電ラインAおよび直流給電94
20間に電気通路を生ぜしめ、これに、直列接続の抵抗
R81とトランジスタTR82のベース・エミッタ通路
およびトランジスタTR83のコレクタ・エミッタ通路
の直列配置の回路網とが含まれるようにする。直列配置
のトランジスタTR82のベース・エミッタ通路および
トランジスタTR83のコレクタ・エミッタ通路はダイ
オードD82、D83および081並びにコンデンサC
81の組合わせによって分路する。かようにして形成さ
れた回路網は非直線性電圧・電流特性を呈する。しかし
、接続点Pおよび給電5470間に存在する有効抵抗、
即ち、トランジスタTR82のベース電極および給電5
470間に存在する抵抗は、第1電圧比較器および第2
電圧比較器の二重機能が組み合わせにより達成される場
合にトランジスタTR81、TR82およびTR83の
組み合わせにスイッチングが生じるスレシホルドレベル
の各々に対し臨界的となる。
第8図の回路配置の種々の部分に存在する代表的な作動
状態のもとての電圧波形を第9aおよび9c図に示す。
又、第8図の回路配置の1部分を形成する種々の電流通
路に存在する代表的な作動状態のもとての電流波形を第
9b、9c及び9c図に示す。更に、第9図に示す波形
は供給交流電圧の完全な1サイクルを互いに正しい時間
関係で示す。第9a〜9e図において特定の波形を夫々
表わす数字および文字はほおの場合において第8図の回
路配置の1部分、又は、示された電圧又は電流が存在す
る第8図の回路配置の1部分をも示すために用いる。時
間周期はZA、ZB等で示し、時間瞬時はTZI、TZ
2等で示す。
第8図の回路配置の作動を第9図の波形に関連して示す
。第9図において、供給交流電圧を801で示し、給電
ラインLの固定基準レベルをOで示し、直流給電ライン
Dの電圧レベルを直線899で示す。
接続点Pに存在する電圧、即ち、抵抗R81と直列配置
のトランジスタTR82のベース・エミッタ通路および
トランジスタTR83のコレクタ・エミッタ通路との接
続点に存在する電圧を802で示す。
第8図の回路配置によれば、第1電圧比較器のスイッチ
ング瞬時を時間瞬時TZ2およびTZ3に発生させるこ
とができる。即ち、時間瞬時TZ2には接続点Pの電圧
802が直流給電ラインDの電圧レベル899に降下す
る際にトランジスタTR3が導通状態から非導通状態に
変化する。また、時間瞬時TZ2には電圧802が電圧
レベル899以上に再び上昇する際にトランジスタTR
83を再び導通させるようにする。トランジスタTR8
1も同様に瞬時TZ2および723間で非導通状態とな
る。
また、第2電圧比較器のスイッチング瞬時は時間瞬時T
ZIおよびTZ4に発生させることができる。
即ち、直列接続のトランジスタTR82のベース・エミ
ッタ通路およびトランジスタTR83のエミッタ・コレ
クタ通路が流れる電流の飽和レベルを維持し得なくなり
、トランジスタTR82のベース電流の1部分がそのコ
レクタに流れてトランジスタTR81を導通し始める瞬
時TZIに接続点Pの電圧802が基準レベル0以下に
降下する際にトランジスタTR81を導通せしめるよう
にする。接続点Pの電圧レベルは、プロセスが反転して
接続点Pの電圧が0以上となり、トランジスタTR83
のコレクタ・エミッタ通路が再び飽和し始める瞬時TZ
4まで基準レベル0以下に保持されるようになる。
第8図の回路配置の作動を一層詳細に考察する。
時間周期ZA中(第9a図に示すように供給交流電圧8
01の6正の半サイクルの1部分中)電流は交流給電ラ
インAから抵抗R81およびダイオードD82を経て固
定基準電圧レベル0にある共通給電ラインLに流しる。
この時間周期ZA中トランジスタTR82は完全に飽和
状態にあり、トランジスタTR82のコレクタ電極およ
びエミッタ電極はほぼ同一電位にあり、この電位は固定
基準レベル0に対し高(なり過ぎてトランジスタTR8
1を導通させることができない。従って、時間周期ZA
中トランジスタTR81は非導通状態となり、そのコレ
クタ電流185は第9c図に示すように0となる。供給
交流電圧801が直流給電ラインDの電圧899よりも
降下すると、トランジスタTR82のコレクタ電圧およ
びエミッタ電圧も同様に降下し、瞬時TZIに到達し、
この瞬時ではトランジスタTR82が飽和するもトラン
ジスタTR82のベース電流の1部がそのコレクタを経
て流れ始め、これによりトランジスタTR81を導通せ
しめるようになる。瞬時TZIは時間周期ZBの開始時
を示し、この期間中トランジスタTR81のベース電流
185が増大し、トランジスタTR82のベース電流が
降下するようになる。瞬時TZIは給電ラインLの基準
レベルOに対する電圧802(接続点Pの電圧)によっ
て決まり、電圧802の大きさは、瞬時TZIの直前に
おける抵抗R81と、直列接続のトランジスタTR82
のベース・エミッタ通路およびトランジスタTR83の
コレクタ・エミッタ通路の実効抵抗との間の分圧比によ
って決まる。
時間周期ZB中トランジスタTR82のベース電流18
3が降下すると、トランジスタTR83のコレクタ電流
+83はトランジスタTR81のベースからトランジス
タTR82のコレクタを経て取出されるようになる。時
間周期ZC中、トランジスタTR82のエミッタ電圧は
、トランジスタTR83が飽和するまで接続点Pの負に
向かう電圧に続き一層負となる。トランジスタTR83
が完全に飽和すると、そのコレクタ電圧は給電ラインD
の電位(即ち、電圧899)とほぼ同一電位となり、従
って、接続点Pの電圧が上記電位まで降下すると、直ち
にトランジスタがカットオフ状態となる。これは瞬時T
Z2に発生し、これと同時にトランジスタTR81がカ
ットオフ状態となり、トランジスタTR83も導通を停
止する。
供給電圧801の負の半サイクルの続く部分中、接続点
Pに存在する電圧802は、供給電圧801が負の半サ
イクルの後の部分中再び負に向かい、接続点Pの電圧を
ふたたびスレシホルドレベル899以上に上昇するまで
スレシホルド電圧899以下に、保持され、従って、プ
ロセスが反転され、トランジスタTR82、TR83お
よびTR81が瞬時TZ 3 ニ再び導通状態となり、
トランジスタTR81がトランジスタTR82の飽和に
より時間瞬時TZ4にカットオフ状態となる。
3つのトランジスタTR82、TR83およびTR81
の組合わせ作用のため、第9c図の波形186によって
示すようにトランジスタTR81に電流が流れるように
なり、かつ、抵抗R82に電流が流れるようになり、従
って、この抵抗R82の両端間に電圧が発生するように
なる。この電圧を増幅器LSAで処理してトライアック
TACに供給し得るようにする。第9e図の波形805
が第2d図の波形と同じであることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明固定基準電圧レベルの間流電圧によるク
ロスオーバを検出する回路配置の構成を示すブロック回
路図、 第2図は第1図の回路配置の作動を説明するための波形
図、 第3図は本発明回路配置の他の例の構成を示す回路図、 第4図は第3図の回路配置の作動を説明するための波形
図、 第5図は本発明回路配置の更に他の例の構成を示す回路
図、 第6aおよび6b図は第5図の回路配置の作動を説明す
るための波形図、 第7図は本発明回路配置の更に他の例の構成を示す回路
図、 第8図は直列接続の抵抗の一方を回路素子の回路網で構
成した本発明回路配置の他の例を示す回路図、 第9図は第8図の回路配置の作動を説明するための波形
図である。 ■、2.31,32.33.35.36.37.51.
52.53.54.55.56.57.71.72.7
3.74、R81,R82,R83・・・ 抵抗58 
 ・・・ 蓄積コンデンサ M ・・・ 交流幹線電圧源 S ・・・ 直流供給電圧源 VCI、 VC2・・・ 電圧比較器 G1  ・・・ ANDゲート TRI、TR2、TR3、TR4、TR501%TR5
G2、TR503、TR504、TR701、TR81
、TR82、TR83・・・ トランジスタD5Q1.
D502、D82、D83  ・・・ ダイオードD5
03、D81  ・・・ ツェナーダイオードTAC・
・・ トライアック LSA  ・・・ 論理センス増幅器 L ・・・ 給電ライン ^         ^   −ゝ     ^co 
    、o Q  ℃ C−N ロ ー。 丁 Cつ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、固定基準電圧レベルの夫々上下の2つの個別のスレ
    シホルドレベルの供給交流電圧によるクロスオーバを検
    出する回路配置において、基準電圧に対し固定された大
    きさの直流供給電圧を供給する直流電流源と、供給され
    た交流電圧および直流供給電圧間に延在し直列接続の2
    個の抵抗を有する電気通路と、2つの可能な論理出力状
    態を有し前記2個の抵抗の接続点の電圧および前記直流
    供給電圧を比較するように接続されて任意瞬時における
    論理出力状態を前記直流供給電圧に対する前記接続点の
    電圧によって決めるようにした第1電圧比較器と、2つ
    の可能な論理出力状態を有し前記2個の抵抗の接続点の
    電圧および前記基準電圧を比較するように接続されて任
    意瞬時における論理出力状態を前記基準電圧に対する前
    記接続点の電圧によって決めるようにした第2電圧比較
    器と、前記第1電圧比較器の論理出力状態と前記第2電
    圧比較器の論理出力状態とを論理的に組合わせる論理手
    段とを具え、固定基準電圧を有する供給交流電圧による
    クロスオーバの各瞬時をスパンし前縁および後縁を有す
    るパルスを発生し、これら前縁および後縁は夫々2つの
    個別のスレシホルドレベルを有する供給交流電圧による
    交差の瞬時に夫々相当し、かつ、一方のスレシホルドレ
    ベルを前縁直流電圧の大きさによって決め、他方のスレ
    シホルドレベルを前記2つの抵抗の抵抗値と前記直流電
    圧との比によって決めるようにしたことを特徴とする固
    定基準電圧レベルの交流電圧によるクロスオーバを検出
    する回路配置。 2、前記抵抗の値を相互に適宜設計してクロスオーバの
    各瞬時をスパンする各パルスの中間点が前記固定基準電
    圧を有する供給交流電圧によるクロスオーバの各瞬時に
    一致するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    固定基準電圧レベルの交流電圧によるクロスオーバを検
    出する回路配置。 3、前記固定基準電圧を零ボルトとするようにしたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の固定基準電圧レ
    ベルの交流電圧によるクロスオーバを検出する回路配置
    。 4、前記第1電圧比較器は第1トランジスタを具え、そ
    のベース−エミッタ通路を前記直流電圧点および前記直
    列接続の抵抗の一方の抵抗間に接続して前記電気通路の
    一部分を形成し、前記第2電圧比較器は前記第1トラン
    ジスタとは反対導電型の第2トランジスタを具え、その
    ベース−エミッタ通路を前記基準電圧点および前記両抵
    抗の接続点間に分離手段を経て接続するようにしたこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れかの項に記載の固定基
    準電圧レベルの交流電圧によるクロスオーバを検出する
    回路配置。 5、前記一方の抵抗はその電圧・電流特性を非直線性と
    することを特徴とする請求項1〜3の何れかの項に記載
    の固定基準電圧レベルの交流電圧によるクロスオーバを
    検出する回路配置。 6、非直線性の電圧・電流特性を有する前記抵抗は回路
    素子の回路網で構成することを特徴とする請求項5に記
    載の固定基準電圧レベルの交流電圧によるクロスオーバ
    を検出する回路配置。 7、前記直流供給電圧は前記2つの抵抗の接続点の電圧
    を整流することによって取り出すようにしたことを特徴
    とする請求項1〜6の何れかの項に記載の固定基準電圧
    レベルの交流電圧によるクロスオーバを検出する回路配
    置。
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