JPH01290625A - 脳機能向上剤 - Google Patents

脳機能向上剤

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JPH01290625A
JPH01290625A JP11687588A JP11687588A JPH01290625A JP H01290625 A JPH01290625 A JP H01290625A JP 11687588 A JP11687588 A JP 11687588A JP 11687588 A JP11687588 A JP 11687588A JP H01290625 A JPH01290625 A JP H01290625A
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JP
Japan
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active ingredient
improver
dha
oil
docosahexaenoic acid
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Pending
Application number
JP11687588A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Okuyama
奥山 治美
Yukio Nishizawa
西沢 幸雄
Yoshihiro Isoda
磯田 好弘
Haruo Kageyama
影山 治夫
Kazuo Sakai
和男 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaizu Suisan Kagaku Kogyo Co Ltd
NOF Corp
Original Assignee
Yaizu Suisan Kagaku Kogyo Co Ltd
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、学習能面上機能、脳発育促進機能及び識別能
低下抑制機能を有する脳機能向上剤に関する。
〈従来の技術〉 現在我国の食生活では、リノール酸(C18:2、α−
6)系列脂肪酸を多量に含有する鳥獣肉類、卵製品、乳
製品等の摂取が増加しており、また最近では、ベニバナ
油、コーン油等のリノール酸に富む油が、健康食品とし
て用いられたり、病院においても術前術後の栄養補助食
品として使用されている。
しかしながら該α−6系の脂肪酸を過剰摂取すると、P
GF、c、、TXA、等の「タイプ2」のプロスタグラ
シン及びロイコトリエンの産生が促進され、血小板凝集
及び血管収縮を引き起こし、動脈硬化及び血栓症等の原
因となることが明らかにされている。そこでこれらの症
状を抑制するために、α−リルン酸、エイコサペンタエ
ン酸(以下EPAとする)、ドコサヘキサエン酸(以下
DHAとする)等のα−3系の脂肪酸が注目されており
該α−3系の脂肪酸には、前記症状を抑制する他に、例
えば胎児期、乳児期において、必要な栄養成分であるこ
とが報告されており(Neuringer 5 。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、、 8
3 (11) 、 4021−4025 (1986)
)、またα−3系の脂肪酸であるα−リルン酸には、ラ
ットの明度弁別型学習能を高める作用があることも報告
されている(Yamamotoら、 J、 Lipid
 Res、、 28 、144−151 (1987)
’)、該α−リルン酸は、生体内でEPAへ、さらには
DMAへ変換されることが知られており、最近箱又は網
膜、特に脳へは、選択的にDHAが取込まれることが明
らかにされている(Oonumaら、 Biochim
、 Biophys、 Acta、。
793 (1)、80−85 (1984))。しかし
ながら生体内において、α−リルン酸をDHAに変換す
るには、かなりの時間を要するので、該α−リルン酸を
摂取することによって、脳機能を向上させるという効果
はあまり期待できないのが実状である。即ち、従来幼児
期における脳の発育を助け、老齢期における識別能の低
下を抑制し、且つ長時間摂取しても安全な、優れた脳機
能向上剤は、はとんど知られていないのが現状である。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、副作用がほとんどなく、脳機能向上効
果が得られる脳機能向上剤を提供することにある。
本発明の別の目的は、幼児期における脳の発育促進機能
、学習指向上機能及び老齢期における識別能の低下を抑
制する機能等を発現するために、摂取することができ、
特に食品中に添加可能な、脳機能向上剤を提供すること
にある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明によれば、ドコサヘキサエン酸(DHA)及びそ
のエステルからなる群より選択される1種又は2種以上
を有効成分として含むことを特徴とする脳機能向上剤が
提供される。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明に用いるDHA及び/又はそのエステルは、純度
の高いものほど好ましいが、通常は他の脂肪酸及び/又
はそれらのエステルとの混合物の形で使用することもで
きる。この際のDHA及びまたはそのエステルの含有量
は20重量%以上が好ましい。またDMA及び/又はそ
のエステル以外の成分としては、特に制限はなく一般の
油脂が使用できる。
本発明に用いるDHA及び/又はそのエステルは、例え
ば、マグロ、カツオ等のDHA含有量の高い魚油を常法
により精製し、次いで、ウィンタリングして飽和トリグ
リセリドを除去する方法により、DMA含量25〜30
重量%のDHA高含有油脂を得ることができる。また、
カツオ、マグロ等の魚油をアルカリ加水分解し常法によ
り脂肪酸を精製し、得られた魚油脂肪酸を尿素附加法に
より、飽和酸の一部を除去し、DMA60%程度の魚油
脂肪酸を得て、さらにこれを分子蒸留し。
炭素数18以下の短鎖脂肪酸を除去する方法によりDH
A70〜90%の脂肪酸混合物を得ることもできる。
本発明に用いる、DHAエステルとしては、例えば、エ
チルエステル、モノグリセリド、ジグリセリド及びトリ
グリセリド等から成る群の1種又は2種以上より選択さ
れることが好ましく、該脂肪酸エステルの製造方法とし
ては、例えば、カツオ、マグロ等の魚油を原料として、
水酸化ナトリウム等の触媒を用いてエステル化し、次い
で常法により尿素附加及び分子蒸留法等により精製して
製造することができる。
本発明における脳機能向上剤の投与形態としては、経口
又は非経口のいずれでもよいが、日常の投与の手軽さか
ら経口投与が好ましく、例えば、DMAエチルエステル
又はグリセリド等の剤形又は、カプセル形にて投与する
ことができる。更にDHAトリグリセリド食品、具体的
には缶づめ、マーガリン、ドレッシング等に配合し摂取
することも可能である。具体的には、マグロの肉を味付
し、蒸煮してからDHA高含有油脂20%を添加して缶
に密封し、次いで加熱殺菌することにより得られる缶づ
め、マーガリン(商品名「ハイフレッシュ」日本油脂株
式会社製)に15%のDHA高含有油脂を添加し、良く
捏和して得られるDHA入りマーガリン、ドレッシング
(食酢及び香辛料を含む水層60偽:植物性サラダ油4
0%)の油の一部をDHA高含有油脂に置換してなるド
レッシング等を好ましく挙げることができ、これ等の食
品を毎日摂取することにより脳機能を向上することがで
きる。
本発明における脳機能向上剤の投与量は、有効成分であ
るDHAの量が1日当り1〜500■/−の範囲にて用
いることが望ましい。
本発明では、DHAが脳及び網膜に局在することによっ
て、脳機能を向上させていると思われる。
〈発明の効果〉 本発明の脳機能向上剤は、魚油中等に多量に存在するD
HAを有効成分としているため、副作用がほとんどなく
、学習能面上機能、脳発育促進機能及び識別能低下抑制
機能等を発現することができ、さらにω−6系の脂肪酸
を過剰摂取することにより起こる血栓症及び喘息等の予
防にも有用である。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
試験動物として、 Sprague Dawieyの雌
性ラット(4週令)を静岡系実験動物農業協同組合より
購入した。
また飼料(餌)として、サフラワー油、シソ油、カツオ
油の3種の油を夫々5%の比率で脱脂固型飼料商品名r
CE−2J  (日本夕レア株式会社製)に混合したも
のを用いた。該サフラワー油、シソ油は市販品(I康科
学株式会社製)をそのまま用い、カツオ油はウィンタリ
ング(低温にして固体脂を除去)したものを使用した。
これらの油の脂肪酸組成を表1に示す。
表 1  飼料に添加した油の脂肪酸組成前記購入した
ラットを、あらかじめ85%の体重に食餌制限し、スキ
ナー箱に入れ、前記ラットにスキナー箱前面のレバーを
押せば、餌(ペレット)が得られることを学習させた0
次にスキナー箱前面のスクリーンに明光、暗光(明光時
の171000光度)をランダムに、しかも20分間の
試験中に同回数呈示し、ラットが明光時にレバーを押す
(R+)と餌(ペレット)が与えられるが、暗光時にレ
バーを押しても(R−)、餌(ペレット)が得られない
という条件において、ラットを12匹ずつ3つのグルー
プに分け、前記サフラワー油、シソ油、カツオ油を添加
した夫々の餌(ペレット)を、該各々のグループに毎日
はぼ同時間に1回、30日間与え、夫々のグループにつ
いて正答率を調べた。その結果を表2及び第1図に示す
尚正答率は下記の式により調べた。
表 2 明度弁別試験に及ぼす食餌脂肪酸の影響表2及
び第1図から試験開始直後、ラットは明光、暗先の条件
を識別せず、R+とR−とはほぼ同回数であり、その正
答率(R”/ (R”)+ (R−))は0.5近辺で
あった。しかし試験を重ねる毎に、ラットは明光、暗光
の条件を識別するようになり、暗光時にレバーを押す回
数(R−)が減少し、実験開始後20日から30日にか
けてDHAを含むカツオ油群が、シソ油群、サフラワー
油群よりも正答率が高くなることが判った。この結果よ
り。
リノール酸等のω−6系の脂肪酸を含むサフラワー油は
もとより、ω−3系のα−リルン酸を含むシソ油よりも
、DHAを含有するカツオ油の方が学習能向上に最も優
れた効果を示すことが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ラットに異なる食餌油を与えて行った弁別試
験の正答率を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ドコサヘキサエン酸(DHA)及びそのエステルからな
    る群より選択される1種又は2種以上を有効成分として
    含むことを特徴とする脳機能向上剤。
JP11687588A 1988-05-16 1988-05-16 脳機能向上剤 Pending JPH01290625A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994005319A1 (en) * 1992-09-02 1994-03-17 Taiyo Gyogyo Kabusiki Kaisya Brain function ameliorant composition, learning capacity enhancer, mnemonic agent, dementia preventive, dementia curative, or functional food with brain function ameliorant effect
US5492938A (en) * 1990-02-13 1996-02-20 Martek Biosciences Corporation Pharmaceutical composition and dietary supplement containing docosarexaenoic acid obtained from dinoflagellates
WO2000041484A3 (fr) * 1999-01-14 2001-05-17 Inst Rech Biolog Sa Nouvelle utilisation de phospholipides d'origine vegetale et animale en therapeutique nutritionnelle
JPWO2005061684A1 (ja) * 2003-12-22 2007-12-13 湧永製薬株式会社 油脂組成物

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