JPH01285393A - 折りたたみ式ブツクハンガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自立性に乏しい複数の本を型崩れすることなく
背文字が読めるように収納し、取出し自由に収納できる
と共に、不使用時に小さく折たたむことができて搬送が
容易なブックハンガーに関する０本発明はオフィス、図
書館、研究所などにおいて使用頻度の高い本の収納整理
に適している。

またユニットを随時連結して任意の長さに延長すること
ができる。

〔従来の技術〕

表紙が薄く、自立性に乏しい本は本棚に立てて収納して
おいても、空隙が生じると収納中に次第に倒れて形状が
歪み、本を構成する各紙片の下端部に曲がり癖がついて
使い難くなる。そこで、横にして積重ねて収納されるこ
とも多いが、この場合は背文字が読み難く、たとえ読め
てもその本が下にある場合には取出しに際し、上の本を
除かねばならず、上の本は重（手間を要する不便があっ
た。実開昭６２−７５８９２号公報には平行な前桟と横
桟を有する枠体に本の中央部の頁間に奥深く挿入した金
属リボン状の懸架杆を懸架する方法が提案されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、前記方法にあっては不使用時に枠体が嵩
張り流通、保存の便を考慮すると充分に満足すべきもの
ではなかった。

本発明は上記技術に更に改良を加え、搬送、収納にあた
って扁平に小さ（折たたまれ、且つ美観にも優れた折た
たみ式ブックハンガーを提供することを目的とする。

〔問題解決の手段〕

本発明の構成は、互いに隣接する４本の横桟に順次第１
ないし第４の符号を付し、第１及び第３の横桟を、中央
に回動部を有する第１の支柱で固定し、第２及び第４の
横桟を、中央に回動部を有する第２の支柱で固定すると
共に、第１、第２、第・３及び第４の横桟の端部を互い
に連結する継手を設けて２以上のユニットを連結可能と
した枠体と、硬質リボンの両端が一方の端縁線方向に湾
曲した、第１及び第２の横桟に懸架容易な複数の懸架杆
とからなることを特徴とする。

本発明に係るユニットの材質は木材、金属、プラスチッ
ク、これらの複合材、これらと他の素材との複合材など
であって、好ましくは同一長さの４本の横桟を要する。

第１及び第２の横桟は本を懸架した懸架杆を吊り下げる
ために使用され、第３及び第４の横桟は支柱を介して第
１及び第２の横桟を支持するために使用される。

第１の支柱は第１及び第３の横桟と固定され、第２の支
柱は第２及び第４の横桟と固定されている。第１及び第
２の支柱はほぼ中央部で回動自在に連結されている。収
納、搬送の場合には懸架杆をはずし、第１及び第２の支
柱を平行に並ぶまで回動させれば小さ（折たたむことが
できる。使用に際しては、第１及び第２の横桟が懸架杆
の両端の湾曲部の間隔と一致するまで回動部を回動させ
て開けばよい。回動部の開き過ぎを防止するためには底
部となる第３及び第４の横桟間に調節用の紐、棒または
管などを設けることが好ましい。これらの調節具はユニ
ットを連結する継手に設けてもよい。

このようにして形成したユニットはそれぞれの横桟の上
下の位置が固定したものではなく、全体を約９０度回動
させれば、底で支持している上横桟を懸架杆を懸架する
上横桟として使用することもできる。また、第１及び第
２の支柱は必ずしも同一長さであることを必要とせず、
第２の支柱が長い場合には本はやや斜めに懸架され、背
文字が読みやすくなる。

枠体は１以上のユニットから構成される。１箇のユニッ
トからなる場合には１本の横桟に少なくとも２対の支柱
を要する。ユニットとユニットは横桟の端部に脱着自在
に設けた継手によって何箇でも連結することができる。

枠体全体として少なくとも２対の支柱があれば充分であ
る。継手としては管又は棒をつなぐための公知の継手は
すべて使用できる。

懸架杆は本の中央部に挟み、突出した両端を幅方向の一
方に湾曲させて一対の上横桟に懸架するものであるから
、可及的に薄く好ましくは１．５ｎｕｓ以下であり、充
分な両性を有することを要し、ステンレスなどの金属製
の硬質リボンが好ましい。

〔作用〕

本発明は両端に直交する横桟を固定した２対の支柱をほ
ぼ中央部で回動自在に連結することにより４本の横桟を
折たたみ可能に設けたユニットからなる枠体を使用する
ものである。この枠体は横桟を継手を用いて連結するこ
とにより任意の長さに延長でき、単純な構造でありなが
ら極めて機能的である。この枠体の２本の上横桟に、一
方の幅方向に湾曲した薄い硬質リボンを本のほぼ中央部
に挟んで懸架することにより、型崩れすることなく背表
紙を読みやすく収納でき、任意の本を容易に取出し任意
の部位に収納することができる。

〔実施例〕

第１図は使用状態を示す斜視図、第２図は支柱及び横桟
の回動状態を示す説明図である。１は第１の横桟、２は
第２の横桟であり、共に枠体の上部にあって実質的に本
を支持するものである。３は第２の横桟の下部に位置す
る第３の横桟、４は第１の横桟の下部に位置する第４の
横桟であり、共に支柱５．６と共に上部の横桟１．２を
支持するものである。第１の支柱５は第１の横桟１と第
３の横桟３に固定している。第２の支柱６は第２の横桟
２と第４の横桟４に固定している。第１の支柱５と第２
の支柱６とはほぼ中央部で回動部７により回動自在に連
結されている。第１図はこのようにして構成されたユニ
ット８を継手９を用いて２個連結したものである。本実
施例においては、第３の横桟３と第４の横桟４の端部に
使用した継手９を紐１０で連結した。その結果、回動部
７は紐の長さ以上に開くことができず、枠体を安定に使
用することができた。１１は懸架杆、１２は湾曲部、１
３は本である。また、回動部をやや精巧に工作すれば回
動角度を自由に調節することが可能である。更に１個で
も懸架杆を懸架すれば第１及び第２の横桟が懸架杆の湾
曲部に固定されて回動角度が変動するおそれはない。

横桟と支柱との関係は第２図に示すように、実線で示し
た状態は収納状態であり、２本の支柱はほぼ重なってい
るが、回動部７を中心として支柱は仮想線で示すように
回動して開くことができ、第１及び第２の横桟に懸架杆
を懸架することができる。

また、多数のユニットを連結する場合には支柱を省略し
て単に横桟のみを連結したユニットが混在しても差支え
ない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、使用頻度が高く自己保形性がない本を
背表紙が見える状態で整然と収納することができ、任意
の本を自由に取出し、また収納できる。更に、不使用時
には小さく折りたたむことができる簡易且つ機能的構造
であるため保存、流通及び使用時のいずれΦ場合におい
ても極めて有利に使用できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は使用状態を示す
斜視図、第２図は支柱及び横桟の回動状態を示す説明図
である。 図面中、符号 １．２．３及び４は横桟、５．６は支柱、７は回動部、
８はユニット、９は継手、ｌＯは紐、１１は懸架杆、１
３は本である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 互いに隣接する４本の横桟に順次第１ないし第４の符号
   を付し、第１及び第３の横桟を、中央に回動部を有する
   第１の支柱で固定し、第２及び第４の横桟を、中央に回
   動部を有する第２の支柱で固定すると共に、第１及び第
   ２の支柱の回動部が回動自在に連結しているユニットを
   設け、 第１、第２、第３及び第４の横桟の端部を互いに連結す
   る継手を設けて２以上のユニットを連結可能とした枠体
   と、硬質リボンの両端が一方の端縁線方向に湾曲した、
   第１及び第２の横桟に懸架容易な複数の懸架杆とからな
   る折たたみ式ブックハンガー。