JPH01284393A

JPH01284393A - 汚水処理装置

Info

Publication number: JPH01284393A
Application number: JP11448288A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Nozaki; 聡野崎; Isao Koshimizu; 越水　功; Toshio Nihei; 仁平　俊男
Original assignee: Hitachi Chemical Co Ltd
Current assignee: Resonac Corp
Priority date: 1988-05-11
Filing date: 1988-05-11
Publication date: 1989-11-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、汚水処理装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の汚水処理装置、即ちＦ−Ｒ−Ｐ等の合成樹脂によ
って形成された運搬可能な汚水処理装置１は、第５図に
示すように円筒胴内部を仕切板で仕切り沈澱分離室２、
曝気室３、沈澱室４並びに消毒室５を形成し、各室内部
に所要機料を配設するとともに円筒胴の両端に椀状鏡板
９．９を閉塞固定させたものである。そして、処理水流
出側における消毒室５や沈澱室４は両端の鏡板９．９を
固定した後、消毒室５を形成する部材や沈澱室４を形成
する傾斜板８等を汚水処理装置１内へ搬入し内部で組立
て作業を行なっていた。

また、第６図に示すように円筒胴の内部を仕切板により
沈澱分離室２、曝気室３並びに沈澱室４に仕切り、円筒
胴両端に椀状鏡板９．９をもって閉塞させて汚水処理装
置１を形成し、該装置１と別体に形成させた消毒槽１０
とを接続管１１によって接続させたものもある。

〔発明が解決しようとする課題〕

第５図に示す構成の汚水処理装置にあっては、消毒室の
各構成部材や沈澱室の傾斜板等を汚水処理装置内に搬入
し、これらを狭い場所で組立てすることは作業性能が極
めて悪いという課題がある。また、沈澱室を形成する傾
斜板の背部や消毒室の両側にデッドスペース７が生じ、
汚水処理装置がデッドスペース７分太き（且つ材料を多
（使用し高価になるという課題がある。

また、第６図に示す構成の汚水処理装置にあっては、消
毒槽を汚水処理装置と別に据付工事をしなければならず
手間と費用がかかるとともに消毒槽が直接土庄を受ける
ので消＠棺の厚さを厚くしなければならず材料費が高価
になる課題がある。

本発明は上記欠点に鑑みてなされたものであり、作業性
良好でしかも容易に消毒室及び沈澱室が形成できるとと
もにデッドスペースのない汚水処理装置を安価に提供す
ることを目的としたものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明の構成を実施例に対応
する第１図、第２図を用いて説明すると、本発明は、槽
内部に流入口（１２）を有する沈澱分離室（２）、該分
離室（２）に連通ずる曝気室（３）、曝気室（３）に連
通ずる沈澱室（４）を設けて汚水処理装置（１）を形成
し、沈澱室（４）の流出口（１３）側の躯体外側に沈澱
室（４）と連通し且つ沈澱室（４）側の側壁が開口面に
形成され開口面（１６）の周囲７ランヂ部（１５）を設
けた消毒室（５）を一体的に固定した技術手段を講じて
いる。

〔作用〕

そして、本発明は前記の手段により、汚水処理装置の端
部に形成された沈澱槽外側の流出口下方にバッフル及び
消毒筒等を設けた消毒樋を固し、沈澱槽外側の流出口及
び消毒樋を中心に消毒室の周囲にフランジ部を設けた開
口面を挿入させるとともに開口面周囲のフランジ部を沈
澱室外側にボルト又は接着剤等で固定する。

〔実施例〕

本発明の実施例を第１図〜第４図に基づき以下説明する
。

第１図は本発明の実施例を示す縦断面図、第２図は第１
図の部分平面図、第３図は本発明の他の実施例を示す部
分平面図、第４図は本発明の消毒槽を示す斜視図である
。

１は、円筒胴内部を仕切板で仕切り沈澱分離室２、曝気
室３、曝気室３に隣接して流出口１３を有するホッパー
状の沈澱室４を設け、沈澱分離室２の流入側開口部を流
入口１２を有する椀形鏡板９で閉塞し各室２．３．４上
部に点検口１４を設けＦ−Ｒ−Ｐ等の合成樹脂により形
成させた汚水処理装置である。そして、椀形鏡板９と対
向する沈澱室４の外側上方部は略垂直にまた、下方部は
略６０度の傾斜をもたせて形成しである。５は、汚水処
理装置１と別体に形成させた消毒室であり、消毒室５の
沈澱室４の外側と対向する側面には略全面に亘って開口
面１６が形成され、その開口面１６周囲にはフランジ部
１５が形成されている。１７は、沈澱室４外側の流出口
１３下方にボルト・ナツト又は接着剤等で固定させた消
毒筒６及びバッフル１８を設けた消毒樋である。

上記消毒室５を沈澱室４に取付けるには、先づ汚水処理
装置１の外側より沈澱室４外側の流出口１３下方位置に
バッフル１８及び消毒筒等を設けた消毒樋１７を固定す
る。次に、沈澱室４外側の流出口１３及び消毒樋１７を
中心に、消毒室５の周囲にフランジ部１５を設けた開口
面１６を挿入させるとともに開口面１６周囲のフランジ
部１５を沈澱室４外側にボルト・ナツト又は接着剤等で
固定する。

尚、上記実施例においては円筒網形汚水処理装置を用い
た構成としたが、これに限定されることなくＰ−几・Ｐ
等の合成樹脂によって形成された汚水処理装置であれば
いかなる形状であってもよい。また、上記実施例におい
て、沈澱室の流出口側の外側と対向する消毒室の側壁に
開口面を設けた構成としたが、上記実施例に限定される
ことなく内部に消毒槽を設けた側壁に開口面のない消毒
室を形成し沈澱室に接続した構成としてもよい。

本発明の実施例において、消毒室の側壁に開口部を設け
たことにより、沈澱室の外側が消毒室の側壁と共用でき
、消毒室が安価に製作できる利点がある。

第３図は本発明の他の実施例であり、汚水処理装置１と
放流光との間に水位落差がない場合には、消毒室５を２
分割して上部で連通し、流出口１３及び消毒槽１７のあ
る一方を消毒室、他方にポンプ２０を設置してポンプ室
１９を形成させたものである。

〔発明の効果〕

本発明は、槽内部に流入口を有する沈澱分離室、曝気室
、流出口を有する沈澱室を設けて汚水処理装置を形成し
、沈澱室の流出口側の躯体外側に沈澱室と連通ずる消毒
室を一体的に固定した構成としたので、汚水処理装置の
流出側に沈澱室を形成しであるので改めて沈澱室の組立
作業の必要性はなく、また消毒室を沈澱室外で接続する
ことができ作業性良好でしかも容易に形成できるととも
にデッドスペースのない汚水処理装置を安価に提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す縦断面図、第２図は第１
図の部分平面図、第３図は第２図の他の実施例を示す平
面図、第４図は本発明の消毒室を示す斜視図、第５図は
従来の実施例を示す縦断面図、第６図は従来の実施例を
示す部分断面図である。符号の説明１・・・汚水処理装置　　　２・・・沈澱分離室３・・
・曝気室　　　　　　４・・・沈澱室５・・・消毒室　
　　　　　６・・・消毒筒７・・・デッドスペース　　
８・・・傾斜板９・・・椀形鏡板　　　　　１０・・・
消毒槽１１・・・接続管　　　　　１２・・・流入口１
３・・・流出口　　　　　１４・・・点検口１５・・・
フランジ部　　　１６・・・開口面１７・・・消毒槽１
８・・・バッフル

Claims

【特許請求の範囲】１、槽内部に流入口を有する沈澱分離室、曝気室、流出
口を有する沈澱室を設けて汚水処理装置を形成し、沈澱
室の流出口側の躯体外側に沈澱室と連通する消毒室を一
体的に固定したことを特徴とする汚水処理装置。２、消毒室が、仕切板で連通する２室に形成され、一方
の沈澱室の流出口側に消毒筒等を設け他方に処理水を系
外に排除するためのポンプを設けたことを特徴とする請
求項１記載の汚水処理装置。３、沈澱室の流出口側躯体外側に当接する消毒室の側壁
が、開口面に形成され、開口面周囲と躯体外側とが接着
剤で固定されるものであることを特徴とする請求項１又
は２記載の汚水処理装置。４、消毒室の開口面が、周囲にフランジ部を設けたもの
であることを特徴とする請求項３記載の汚水処理装置。