JPH01284283A - ゲーム機のパイ自動整列装置 - Google Patents

ゲーム機のパイ自動整列装置

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JPH01284283A
JPH01284283A JP11404288A JP11404288A JPH01284283A JP H01284283 A JPH01284283 A JP H01284283A JP 11404288 A JP11404288 A JP 11404288A JP 11404288 A JP11404288 A JP 11404288A JP H01284283 A JPH01284283 A JP H01284283A
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JP
Japan
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pie
game machine
turntable
pies
storage chamber
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Application number
JP11404288A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Nagaoka
永岡 昌光
Satoru Nagata
哲 永田
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Gakken Holdings Co Ltd
Original Assignee
Gakken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、マーシャン等のパイの攪拌・表裏の整列・積
み上げを自動的に行なうゲーム機に係るものであり、特
に円盤状のパイを用いこれを円形状に整列するゲーム機
のパイ自動整列装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の自動式麻雀卓は、直方体の牌を用いてこれを攪拌
し、表裏並びに向きを揃えた一定の層数を2段に積み上
げ、麻雀卓上に牌を井桁状に配置するものである。牌の
表裏は層内に埋め込まれた鉄片と、磁石の吸着力を利用
して判定し、牌の向きは縦・横の寸法の違いで判別して
いる。向きを揃えた牌はベルトコンベア等の移送手段で
ゲーム者毎に対応して設けられた牌積み上げ機構に送ら
れる。牌積み上げ機構は層数を計数するかあるいは一列
に整列させた牌の長さを判定する等して、所定数の牌を
2段に積み上げた後、卓台上に持ち上げるものである。
(発明が解決しようとする課題) 前述の構造を有する麻雀卓は、牌の表裏を判定する磁石
を必要とし、又、縦・横の向きを揃える手段が必要であ
る。さらに牌を移動する手段、層数を制御して積み上げ
る手段及び整列させた牌を卓台上に上昇させる手段が必
要であり、かつ牌積み上げ手段と牌上昇手段はゲーム者
毎に対応して4ケ所必要である。従って麻雀卓の構造は
複雑とならざるを得す、価格は高いものである。このた
め、主に営業用として用いられており、家庭に普及する
までには至らなかフな。
本発明は、前記従来例の不具合を解決するためになされ
たもので、その目的とする処は、構造を簡易化し、部品
点数を削減することでコストダウンを図り、家庭でも容
易に自動式麻雀卓と同様のゲーム機でゲームを楽しめる
ようにすることにある。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため本発明のパイ自動整列装置は、
ゲームに使用するパイの形状を周縁に段差部を設けた円
盤状とし、このパイが投入されるパイ投入筒と、パイの
段差部に係合してパイの表裏を一定の向きに揃える表裏
整列機構と、表裏の揃ったパイを外周部に送り出すター
ンテーブルと、ターンテーブルの外側に複数の仕切られ
た室が円形に配置されたパイ収容室と、このパイ収容室
に収容されたパイをゲーム卓面まで上昇させるエレベー
タ機構を設けたものである。
そして、パイの攪拌をより確実にするためパイ投入筒に
攪拌機構を備えることが好ましい。
また、表裏整列機構は小径部を下向きにしたパイは表裏
を反転せずに通過させる傾斜路と、逆向きのパイは表裏
を反転させて排出する反転路とで構成することができる
また、エレベータ機構により上昇するパイが、パイ収容
室パイ収容口上側にあたり反転するのを防止するため、
パイ収容口部の形状は山形に開口された形状とするのが
好ましい。
また、パイ収容室はパイを複数段重ねて収容する構造と
することもできる。
また、パイ収容室のすべての室にパイが所定段数収容さ
れたことを検出するパイ収容検出機構を備えてもよい。
また、ターンテーブルからパイ収容室へ収容されるパイ
の反転を防止するための反転防止ガイドを備えてもよい
さらに、この反転防止ガイドは上下方向に移動できる取
付構造とすることが好ましい。
(作用) パイ投入筒に没入されたパイは、表裏整列機構で表裏を
一方向に揃えられ、ターンテーブルにより外周方向に押
し出され、ターンテーブル外側のパイ収容室に収容され
た後、エレベータ機構によりゲーム卓面に整列された状
態で持ち上げられる。
そして、パイ投入筒にはパイを攪拌させる機構を備えて
いるのでパイは確実に攪拌される。
また、パイの段差に係合する傾斜路又は反転路をパイが
通過することによりパイの表裏は揃えられる。
また、エレベータ機構により上昇するパイが山形に開口
されたパイ収容口に接すると、パイは収容室内へ押され
るので、反転したり、エレベータ機構の上昇動作が停止
したりすることがない。
また、パイは2段重ね等複数段重ねで整列することもで
きる。
また、各収容室にパイがすべて収容されたことを検出す
るパイ収容検出機構を備えているので、パイが不足した
状態でゲーム卓面に上昇することはない。
また、反転防止ガイドを備えているので、ターンテーブ
ルからパイ収容室へ収容されるパイが反転することはな
い。
さらに、この反転防止ガイドは上・下方向に穆動できる
よう取り付けられており、エレベータ機構により上昇す
るパイが反転防止ガイドに接すると、反転防止ガイドは
パイに押されて上方に穆動するので、パイが反転したり
、エレベータ機構の上昇動作が停止することはない。パ
イがさらに上昇すると前記の山形に開口されたパイ収容
口の働きによりパイは収容室内へ押され、反転防止ガイ
ドは自重で下降する。
(実施例) 次に本発明の好適実施例を、添付した図面に基づいて説
明する。
第1図は本発明に係るゲーム機の外観を示す斜視図であ
る。
図で1はゲーム機を示し、ゲーム機1は脚3・・・を有
し、外形が正方形の枠5と枠5の内側にゲームをする卓
面7を備えている。枠5をなす4つの片には、それぞれ
枠5の各片と平行にゲーム中にパイPを置くための長溝
9が設けられている。卓面7の下部にはパイ自動整列装
置11が取り付けられ、卓面7のほぼ中央には蝶番13
を介して蓋15が開閉自在に取り付けられている。ゲー
ム機1はパイ自動整列装置11の電源となる電池を収容
する電池ケース17、電源スィッチ19、スタートスイ
ッチ21及び強制復旧ボタン23を備えている。
卓面7に略三角形状に記されたマーク25は本ゲームの
起点を表すものである。
尚、麻雀では通常136枚の牌を用いてゲームを行なう
が、本実施例では麻雀のゲーム方法に準じた子供も遊べ
るゲーム機を意図したものであり、ゲームに使用するパ
イの数は84枚で、パイ自動整列装置は84枚のパイを
2段積みに整列させるものでる。
ゲーム者は、蓋15を開けてパイPを全数パイ自動整列
装置11に投入する。その後スタートスイッチ21を押
すとパイ自動整列装置11は動作を開始し、第1図に示
したようにパイPを2段積みにし円形状に整列させる。
次にこのゲーム機1で使用するパイPについて第2図に
より説明する。パイPは円盤状で周縁部に径の異なる段
差を設けたものである。第2図においてDlは大径部の
直径、’D 2は小径部の直、径、Hlは大径部の高さ
、H2は小径部の高さである。
本ゲームでは、径の大きい面を裏面、径の小さい面を表
面とし、ゲームに必要な絵・文字等は表面に表示される
次に本ゲーム機の主要部であるパイ自動整列装置11に
ついて説明する。
第3図はパイ自動整列装置の構造を示す分解斜視図、第
4図は同縦断面図、第5図は同平面図、第6図は第4図
のrV−mV線矢視水平断面図である。
パイ自動整列装置11は、中央上部に位置するパイ投入
筒31と筒の底部を形成する攪拌テーブル41からなる
パイ投入部と、パイ投入筒31の下部側面に取付けられ
たパイPの表裏を揃える表裏整列機構35と、本装置の
略中央に位置し、パイPをパイ収容室Sへ送り出すター
ンテーブル77と、パイ収容室Sを構成する仕切ユニッ
ト117と外壁135、パイ収容室S内のパイPをゲー
ム卓面まで持ち上げるエレベータ台137、エレベータ
ガイド143、水平回転板155及び回転制御装置17
1からなるエレベータ機構とベース115並びにカバ1
75から構成されている。エレベータ機構を構成する回
転制御装置171は、攪拌テーブル41及びターンテー
ブル77の回転を制御する機構と、ターンテーブル77
に内蔵されているパイセンサ機構79と連動してパイ収
容室内にパイが収容されたことを検出するパイ収容検出
機構とを備えている。
以下第3図を中心に各部分の構造を説明する。
31はゲーム開始時にパイPを投入する円筒形のパイ投
入筒であり、ゲーム卓面7の中央に設けられたM2Sの
下側に位置する。パイ投入筒31は、パイ投入筒31の
上部外周に等間隔に固定された放射状に延出する4木の
支持板33を介して、後述する仕切ユニット117に取
付けられる。パイ投入筒31の下部外周には、との筒内
のパイPを後述するターンテーブル71へ排出するとと
もにパイPの表裏を揃える表裏整列機構35が等間隔で
放射状に4ケ所に設けられている。各表裏整列機構35
・・・の左側面には、パイ投入筒31の底部から表裏整
列機構35より外方に伸びる横長矩形のパイ移動バー3
7が垂下する形で固定され、各パイ移動バー37・・・
には、4本のパイ移動バー37に外接する円筒の一部を
形成するパイ早期落下防止壁39がパイ移動バー37の
先端から左回転方向に取り付けられている。
パイ投入筒31の底部には、投入したパイを攪拌するた
めの攪拌テーブル41が設けられて、パイ投入部を形成
している。攪拌テーブル41は、底面の径がパイ投入筒
31の内径より少し小さい半球形又は円錐形の形状で、
パイの攪拌を促進するために斜面の頂部から下部にかけ
てゆるやかに曲折する線状突起43を備えている。攪拌
テーブル41の底面中心から垂直に下方に伸びる取付軸
45のほぼ中間部には、水平方向に延出するアーム47
とアーム47の先端から下方に突出する突起部49とを
備えた回転係合部材51が固定されている。攪拌テーブ
ル41は取付軸45の先端を、後述する回転制御機構1
71から垂直に延びるテーブル回転軸53の先端に固定
された軸受け55の軸穴55aに差し込むことによって
回転自在に取り付けられる。軸受け55は円筒形で外周
面より軸線と直角方向に突出する係合突起57を備えて
いて、係合突起57の先端と回転結合部材51の突起部
49とを係合させて、テーブル回転軸53の回転を攪拌
テーブル41に伝達するものである。
攪拌テーブル41で攪拌されたパイPを排出すると共に
パイPを裏返しの状態でターンテーブル71へ供給する
表裏整列機構35は、第7図に示すように、パイ投入筒
31の下部側面に設けたパイ排出口31aに当接させて
取り付けられている。このパイ排出口31aの幅はパイ
Pの大径部の直径D1より広く、高さはパイPの高さ(
H1+H2)より若干高く設定されていて、パイPはパ
イ投入筒31内から横向きに順次表裏整列機構35へ排
出される。
ここで表裏整列機構35の構造を第8図、第9図により
、パイの動きを第10図、第11図により説明する。
第8図は表裏整列機構35の平面図、第9図は同側断面
図であり、図において59はパイ排出口31aから排出
されたパイPが乗るすべり台部であり、すべり台部59
の幅W1は、パイの大径部の直径D1より大きい。すべ
り台部59は左から右に傾斜する平面部61とこれに続
いて内側に曲がる曲面部63とから構成されている。す
べり台部59の両側面に略三角形状の側板65,65が
取り付けられている。すべり合手面部61の上面から側
板65が突出する寸法H3は、この平面部61に直角な
方向で規定して、パイPの大径部の高さHlより大きく
、パイPの小径部の高さHlより小さく設定する。各々
の側板65.65の内側に、三角形の一辺を円弧状に切
欠いた形状のガイド板67.67を設けて、対向するガ
イド板67.67の幅W2は、パイPの小径部の直径D
2より広くかつパイPの大径部の直径D1より狭く設定
する。さらに、すべり台部59の曲面部63とガイド板
67の円弧形状部とで形成されるパイPの表裏の向きを
反転させる反転路69の高さH4は、パイPの大径部の
高さHlより広く設定する。尚、反転路69の高さは反
転路全長にわたって一定寸法でなく、下方に向かって漸
次高くなっても良い。
以上の寸法関係から、小径部を下向きにしたパイPは対
向するガイド板67.67の傾斜面67a、67aから
形成される傾斜路を通過し、大径部を下向きにしたパイ
Pは反転路69を通過する。この時のパイPの動きを第
10図及び第11図により説明する。
攪拌テーブル41からパイPが裏向きに排出された場合
、パイの大径部下面がガイド板67゜67の傾斜面67
a、67aに接してターンテーブル71にすべり落ちる
ので、パイPは裏返しのままである。(第10図) パイPが表向ぎで排出された場合は、第11図に示すよ
うに、パイPの大径部は反転路69にガイドされ回転し
ながらターンテーブル71にすべり落ちるのでパイPは
裏返しとなる。
尚、パイPの段差部と係合する前記の寸法関係は、表向
き・裏向きそれぞれのパイを選別する箇所だけ満足して
いればよいので、第8図、第9図に示した以外に各種の
形状に設計変更可能である。
第3図に戻って説明を続ける。
パイ移動バー37及びパイ早期落下防止壁39の下側に
位置するターンテーブル71は、側面視台形形状の円盤
で、上面の平坦部73の大きさはパイ早期落下防止壁3
9を延長してできる円の大きさと同じかそれより大きく
、平坦部73から外側に下降する傾斜部75とこれに続
く円筒部77からなり、内部にパイセンサー機構79を
備えている。ターンテーブル71の中心にはテーブル回
転軸53が貫通する軸孔71aが形成され、円筒部77
の側面には長方形の角穴77aが設けられている。尚、
ターンテーブル71の平坦部73からパイ移動パー37
及びパイ早期落下防止壁39の下端までの間隔は、パイ
Pの高さ(H1+82)より小さく設定されている。
次にパイセンサー機構79の構造について説明する。こ
のパイセンサー機構79は、ターンテーブル71の外周
に設けられた後述のパイ収容室SにパイPが2段積みで
収容されていることを検出するためのもので、ターンテ
ーブル71の内側に位置する。
第12図はターンテーブル71を底面側から見た部分図
であって、53は前述のテーブル回転軸、81はテーブ
ル回転軸53に固定されたピニオンである。83は横に
長い矩形状のセンサーベースであり、センサーベース8
3の略中央に略小判形の孔83aを設け、この孔の上辺
にビニオン81と歯合するラック85を形成している。
センサーベース83は、センサーベー83の左上部及び
中央下部の2ケ所に設けられた横長の取付孔83b、8
3bにビス・ボルト等87.87を通して、ターンテー
ブル71に左右方向に摺動自在に取り付けられている。
センサーベース83の左端はコイルスプリング89の一
端に係止され、コイルスプリング89の他端は、ターン
テーブル71に固定されて、センサーベース83は左方
に付勢されている。センサーベース83の右端には接触
片91がセンサーベース83に設けられた軸93に回転
自在に取り付けられている。接触片91の右方に突出し
た部分がパイ接触部95であり、パイ接触部95はター
ンテーブル71の中心線上に位置している。
パイ接触部95の右側には、ターンテーブル71より下
方に突出する同期レバー97が設けられており、同期レ
バー97の左上方にはクラッチ板101と係合するため
の円柱状の小突起98が設けられている。クラッチ板1
01は横長矩形で、左端は後述するパイ収容確認ギア機
構と係合するため先端を略三角形状とした係合部103
を設けている。クラッチ板101はクラッチ板101の
略中央部に設けられた横長の取付孔101aにビス・ボ
ルト等を通し、クラッチ板101の右端は接触片91と
係合した状態で、センサーベース83に横方向に摺動自
在に取り付けられている。クラッチ板101の下辺略中
央より下方へ突出する係止部101bとセンサーベース
83との間にコイススプリング99が設けられ、クラッ
チ板101及びこれと係合する接触片91は右方に付勢
されている。
第12図においてテーブル回転軸53が右回転すると、
センサーベース83はビニオン81とラック85の作用
により右へ移動し、パイ接触部95は、ターンテーブル
71の角穴77aから突出し、ターンテーブル71はパ
イ接触部95を突出した状態で回転する。
ここでターンテーブル71の回転によりノ\イPがパイ
収容室Sへ収容されることを先に説明することとし、パ
イセンサー機構79の動作につし1ては後述する。
第13図はターンテーブル71上のパイの動きを示す図
である。
表裏整列機構35を通り裏返しの状態でターンテーブル
71の平坦部73に落下したパイPは、ターンテーブル
71の左回転により第13図−点金貞線で示したように
パイ移動バー37の側面にあ、たり平坦部73の外側へ
押し出され、傾斜部に移動する。パイ早期落下防止壁3
9は表裏整列機構35から排出されたパイPが、ターン
テーブル71が回転する以前にパイ収容室Sに収容され
るのを防止するためのものである。
再び第3図及び第4図に戻って説明を続ける。
ターンテーブル71の下側には、平面視環状で内側に鋸
歯状の同期溝111を設けた受は台113が位置し、こ
の受は台113はベース115に固定されている。この
受は台113はターンテーブル71の外径よりパイ21
個ないし2個分大きい外形の円筒部113aと、円筒部
の上端から水平に内側に延びる環状の平面部113bと
、平面部113bの内周側面に形成された同期溝111
とからなり、円筒部113aの下部には切欠き113C
が左右2ケ所に設けられている。
受は台113の上に固定される仕切ユニット117は、
第5図及び第14図に示すようにターンテーブル71の
円筒部77の直径と同じかこれより若干大きい直径を有
する筒形の内壁119と、内壁119の外周面より一定
間隔に放射状に取付けられた42枚の仕切壁121・・
・と、複数の仕切壁121の下端を各々連結して仕切壁
121・・・の強度を増すための環状の底板123と、
内壁119の内側上部に固定されて前述のパイ投入筒3
1の支持板33を取り付ける環状の支持台125から構
成されている。この仕切ユニット117の詳細構造を第
14図に示す部分斜視図により説明する。
円筒形状の内壁119の下部は仕切壁121・・・で区
画された範囲毎に山形の切り欠きを有するパイ収容口1
27・・・が設けられている。仕切壁121は内壁11
9より下方に突出しており、突出した部分の内壁19側
には、2段階の切欠きが設けられている。内壁119の
内周面上部に位置する環状の支持台125は内側が1段
低く形成されている。
仕切ユニット117の内側には円筒形状で外周面に等間
隔に4個の柱状突起129を備えた反転防止ガイド13
1が仕切ユニット117の内壁119の内周面に沿って
一定範囲上・下に摺動自在に取り付けられている。(第
16図参照)仕切ユニット117の外側には円筒形状で
90度間隔に深い縦溝133を設けた外壁135が位置
し、この外壁135はベース115に固定されている。
仕切ユニット117の内壁119と仕切壁121及び外
壁135により円周上に42の室に区切られたパイ収容
室Sが形成される。このパイ収容室S内に収容されたパ
イPをゲーム卓面7に上昇させるエレベータ台137は
、内径が仕切ユニット117内壁119の外径寸法より
少し大きく、外径が外壁135の内径より少し小さい環
状で、内側から放射状に等間隔で設けた42本の仕切壁
121逃げる溝139・・・と、側面に90度間隔で放
射状に突設されたローラー141・・・を備えている。
エレベータ台137はローラー141が外壁135の縦
溝133と外壁135の外側に位置するエレベータガイ
ド143のガイド孔145とに係合されて、パイ収容室
S内を昇降可能に取り付けられている。
エレベータガイド143は外壁135の外径より少し大
きい内径の円筒部147と円筒部147の下端より水平
に外側へ延出する一対の突出部149.149とからな
り、エレベータガイド143の円筒部147には90度
間隔でガイド孔145が設けられている。このガイド孔
145はエレベータ台137のローラー141が貫通で
きる幅を有しており、右上りの傾斜部145aと傾斜部
上端から水平に右方向にのびる上部水平部145bと傾
斜部下端から水平に左方向にのびる下部水平部145C
とから形成されている。
エレベータガイド143の下部に設けた一対の突出部1
49にはそれぞれ取付用孔153が設けられており、こ
の取付用孔153を水平回転板155の係合突起157
に係合させて、エレベータガイド143は水平回転板1
55の上に取り付けられる。
水平回転板155は中央に円孔を有する円板部159と
、円板部外周から左右に延出した一対の・略矩形状のエ
レベータガイドアーム161゜161と各エレベータガ
イドアーム161゜161の先端に設けられた垂直に上
方が延びる円柱状の係合突起157,157と、円板部
159に円板部159と同心の円弧状に形成されたラッ
ク163とからなり、円板部159には円板部159と
同心の円弧状の取付用孔165,165が左右対称に設
けられている。水平回転板155は、取付用孔165・
・・にビス・ボルト等167・・・を通してベース11
5に一定角度範囲回動自在に取り付けられる。尚、この
円板部159には後述する回転制御装置の動作制御に関
連する各種の係合部材が取り付けられているが、これら
の係合部材については後述する。
水平回転板155の中央の円孔内には、テーブル回転軸
53とテーブル回転軸53と直行する方向のエレベータ
駆動軸169とを備えた回転制御装置171が位置し、
この回転制御装置171はテーブル回転軸53をベース
115の軸線と一致させるとともに、エレベータ駆動軸
169に固定されたビニオン173と水平回転板155
のラック163とを歯合させて、ベース115に固定さ
れている。ベース115には円筒形で上部に鍔を有する
カバ175が取り付けられている。
回転制御装置171はモーター・ギア・クラッチ機構等
から構成されていて、エレベータ駆動軸169及びテー
ブル回転軸53の回転を一定の順序で制御するものであ
る。エレベータ駆動軸169の正回転又は逆回転により
水平回転板155を左又は右回転させ、エレベータガイ
ドアーム161を介してエレベータガイド143を左又
は右回転させて、エレベータ台137を上昇又は下降さ
せる。テーブル回転軸53の回転により攪拌テーブル4
1が回転しパイPを攪拌させるとともに、ターンテーブ
ル71の回転で、パイPは収容室Sへ収容される。
第15図はパイ自動整列装置11の動作順序を示したフ
ローチャートであり、以下このフローチャートに従って
パイの整列動作を説明する。
電源スィッチ19がオンの状態で、スタートス・イッチ
21が押下されると、本装置は動作を開始する。エレベ
ータ台137は最初ゲーム卓面7と同一面に上昇した位
置であり、エレベータガイド143のローラー141は
エレベータガイド143のガイド孔145の傾斜部14
5a上端に位置している。まず、エレベータガイド14
3は右回転を行ない、ローラー141の位置がガイド孔
145の上部水平部145bの右端に接近すると、エレ
ベータガイド143は左回転となり、ローラー141の
位置はスタート位置を通過し傾斜部145aを下降する
(エレベータ台下降中)。
ローラー141の位置がガイド孔145の下部水平部1
45Cに達した後(エレベータ台下降完了)もエレベー
タガイド143は左回転を続け、ローラー141の位置
が下部水平部145Cの左端に接近した時点でエレベー
タガイド143は右回転となり、ローラー141の位置
が下部水平部145Cの右端となった時エレベータガイ
ドの回転は停止し、ターンテーブル71及び攪拌テーブ
ル41が左回転を開始する。
攪拌テーブル41の回転によりバイ投入筒31内のパイ
Pは攪拌されるとともに前述のように表裏整列機構35
を通ってターンテーブル71側にすべて裏返しの状態で
落下され、ターンテーブル71の左回転によりパイPは
外周へ押し出され、傾斜部75をすべり落ちてバイ収容
室Sに収納される。
ここで第16図によりターンテーブル71の傾斜部75
からバイ整列ユニット131にすべり落ちる時のパイP
の動きを説明する。
反転防止ガイド131はその外周側面に設けられた柱状
突起129を仕切ユニット117の内壁119の内側面
に設けられた上下方向の溝119aと係合させて取付け
られている。上下方向の溝119aは一定の範囲にわた
って設けられていて、反転防止ガイド131が自重で下
った状態では、ターンテーブル71の傾斜部75から反
転防止ガイド131の下端131aとの間隔はパイPが
すべり落ちるだけの間隔に保たれている。
このため、パイPの上面を反転防止ガイド131の下端
131aに接しながらパイPは傾斜部75からエレベー
タ台137にすべり落ちるため、パイPが反転すること
がない。
下降したエレベータ台137の上面からターンテーブル
71の傾斜部75の外周縁までの高さは、パイ21個の
高さより高く、パイ22段積みの高さより低く設定され
ている。したがってパイPは各収容室Sに2段に収容さ
れ、他のパイはターンテーブル71とともに回転を続け
、まだパイが収容されていない収容室Sへすべり落ちる
次に、第17図によりエレベータ台137が上昇する時
のパイの動きを説明する。仕切ユニット117の内壁1
19の溝119aは、反転防止ガイド131の下@ 1
31 aが、内壁119の山形に開口されたバイ収容口
127の頂点と同じ位置かそれ以上の高さまで移動でき
るよう設けられている。かりに、本ゲーム機1が傾けら
れたり、あるいは撮動が与えられたりして、エレベータ
台137上のパイがターンテーブル71側に寄せられた
状態でエレベータ台137が上昇すると、反転防止ガイ
ド131はパイPに押され上方に移動するのでパイPが
反転することはなく、さらにエレベータ台137が上昇
を続けると、パイPの縁はパイ収容口127の山形切欠
き部に接してターンテーブルの外側へ押され、パイPは
パイ収容室Sへ移動する。したがってエレベータ台13
7の上昇が停止したりあるいは、パイPが起立したり反
転したりすることなく、パイPを整列した状態でゲーム
卓面7に上昇させることができる。
次にパイPが各収容室Sに収容されたことを検出する動
作について説明する。
ターンテーブル71より突出したバイセンサー機構79
のバイ接触部95は、第18図に示すようにエレベータ
台137上に2段積みに収容された上段のパイPの側面
に接するように、又、同期レバー97は受は台113の
同期溝111に接するように高さ並びに位置が設定され
ている。従ってターンテーブル71の左回転とともにパ
イ接触部95は上段のパイPに、同期レバー97は同期
溝111に接しながら左回転する。このバイ同期溝12
は、3419図に示すように各収容室Sに収容されたパ
イPの中心より少し手前を一番深い溝部111aとして
、左回転方向に溝深さを浅くする鋸歯状である。従フて
、収容室Sに2段重ねでパイPがある場合は、第20図
に示すようにパイ接触部95はパイPに接して内側に押
され、バイ接触片91に係合するクラッチ板101は内
側に押されクラッチ板101の係合部103はテーブル
回転軸53に回転自在に取り付けられている後述するバ
イ検出入力ツメ349と係合した状態となる。パイセン
サー機構79が回転しパイPの中心をすぎても、同期レ
バー9フは同期溝111に接していて接触片91は内側
に押されているので係合部103とパイ検出入力ツメ3
49の係合は保持されたままである。パイPが存在しな
い場合は、同期溝111の深い溝部111aで、係合部
103とパイ検出入力ツメ349との係合がはずれる。
回転制御装置171には、係合部103に係合されてパ
イ検出入力ツメ349が規定の回数以上継続して回転し
た時バイ収容完了と判定 −し、−瞬でも係合部103
とパイ検出入力ツメ349との係合がはずれた時は、初
期状態に戻り再度係合した時点から判定するパイ収容検
出ギア機構345が設けられており、パイセンサー機構
79とパイ収容検出ギア機構345とでパイ収容検出機
構を構成している。
各収容室SのすべてにパイPが収容されていることを検
出すると、回転制御装置171は、テーブル回転軸53
の回転を停止し、エレベータ駆動軸169を回転させる
。これによりエレベータガイド143は右回転を行ない
、エレベータ台137は上昇し、2段積みに整列された
パイPがゲーム卓面7にあられれ、エレベータ台137
のローラー141はエレベータガイド143のガイド孔
145の傾斜部145a上端位置(スタート位置)とな
り、一連の動作が完了する。
次に前記の一連の動作を制御する回転制御装置171の
構造について説明する。
第21図は回転制御装置171の構造を示す平面図であ
り、この回転制御装置171の動作に関連する水平回転
板155の一部を含めた図である。
基盤201にはモータ203及びモータ203の回転軸
205と直角方向で、それぞれ平行に配置された複数の
軸受207,209,211゜213.215,217
が取り付けられている。
モータ203の回転軸205には歯幅の広いピニオン2
19が固定され、この右側にはピニオン219と歯合す
るギア221を固定した右クラッチ軸223が軸受20
9,211.213により取り付けられている。この右
クラッチ軸223は軸受209と軸の後端に固定された
スプリング押え部材225との間に取り付けられコイル
スプリング227により後方に付勢されている。右クラ
ッチ軸223の前端にはウオーム229が固定され、軸
受213のウオーム229側には歯幅の広いピニオン2
31が固定されている。ウオーム229の右側にはウオ
ーム229と係合するツメ部233を有する右りラッチ
軸穆動片235が基盤201に軸支され、一端を右りラ
ッチ軸穆動片235に他端を基盤201に固定したスプ
リング237によりツメ部233をウオーム229側へ
付勢されている。水平回転板155には、水平回転板の
右回転に伴ない右クラッチ穆動片235に係合する右ク
ラッチ解除部材239が取り付けられている。右クラッ
チ軸223の後方には横長短形の右クラッチ駆動アーム
241がこのアームの略中央位置で基盤201に軸支さ
れ、一端を右クラッチ駆動アーム241に他端を基盤2
01に固定したスプリング243により右回転方向に付
勢されている。右クラッチ駆動アーム241の左端上部
には、ストッパ245が基盤201に固定されている。
水平回転板155には、水平回転板の左回転にともない
、右クラッチ駆動アーム241の右端に係合する右クラ
ッチ駆動部材247が取り付けられている。
右クラッチ駆動アーム241の後方には、主動接点ばね
249と従動接点ばね251を固定部253で基盤20
1に取り付けたリーフスイッチ255が位置する。水平
回転板155には、リーフスイッチ255の主動接点ば
ね249に係合するスイッチ駆動部材257が取り付け
られている。
軸受213と軸受215で支持された軸259には、ピ
ニオン231と歯合するギア261とピニオン263が
固定されている。軸受215と軸受217ので支持され
た軸265には右クラッチ軸221が前進した状態でピ
ニオン231と歯合するギア267とギア267に固定
されたとニオン269が回転並びに摺動自在に取り付け
られていて、ギア267と軸受217の間に取り付けら
れたコイルスプリング271によりギア267とピニオ
ン269は軸受215側へは付勢されている。軸受21
5と軸受217で支持された軸273にはピニオン26
9と歯合するギア275とピニオン277が固定されて
いる。
軸受213,21?及び水平回転板155に設けた軸受
279により支持されていてかつ、水平回転板155の
ラック163と歯合するピニオン173を軸の先端に備
えたエレベータ駆動軸169には、とニオン263と歯
合するギア281及びピニオン277と歯合するギア2
83とが固定されている。
モーター203の左側に位置し、軸受209と軸受21
1に支持された軸285には、ピニオン219と歯合す
るギア287とギア287に固定された歯幅の広いビニ
オン289が回転自在に取り付けられている。軸285
の左側には、ビニオン289と歯合するギア291を固
定した左クラッチ軸293が軸受207と軸受211に
取り付けられている。左クラッチ軸293は軸受211
とギア291の間に取り付けられたコイルスプリング2
95により前方に付勢されている。
左クラッチ軸293の後端にはウオーム297が固定さ
れ、軸受207と軸受211の略中間部にはピニオン2
99が固定されている。このビニオン299は左クラッ
チ軸293が後方に移動した時、軸285に回転自在に
取り付けられたギア301と歯合するものである。左ク
ラッチ軸293のウオーム297の左側には、ウオーム
297と係合するツメ部303を有する左クラッチ軸移
動片305が基盤201に軸支され、一端を右クラッチ
軸移動片305に他端を基盤201に固定したスプリン
グ307によりツメ部303をつオーム297側へ付勢
している。
ギア291の左側には略り字形の左クラッチ駆動アーム
309が基盤201に軸支され、一端を左クラッチ駆動
アーム309に他端を基盤201に固定したスプリング
311により右回転方向に付勢されている。左クラッチ
駆動アーム309の前方にはストッパ313が基盤20
1に設けられている。左クラッチ駆動アーム309の右
端部315は、左クラッチ軸293のギア291の前側
面に接するよう位置している。
左クラッチ駆動アーム309の他端には、水平回転板1
55に軸支された左クラッチ駆動部材317に係合する
ための右上方に向けて突出する突起部319及び凹部3
21が設けられている。
左クラッチ駆動部材317は一端を左クラッチ駆動部材
31フに他端を水平回転板155に固定されたスプリン
グ323により右回転方向に付勢され、左クラッチ駆動
部材317の後端は水平回転板155に固定されたスト
ッパ325に接している。左クラッチ駆動部材317の
前端には、左クラッチ駆動アーム309の突起部319
に係合する凹部327が設けられ、さらにその先端は略
三角形状のつめ部329を形成している。
左クラッチ駆動アーム309の右側には縦長で矩形のス
ライド板331が位置し、このスライド板331はスラ
イド板331の略中央に設けられた前後方向に長い孔3
31aにボルト・ビス等333を通して基盤201に左
クラッチ軸293と平行な方向に摺動自在に取り付けら
れている。
このスライド板331の後端にはスライド板331より
上方に突出し左クラッチ軸293のギア291のスプリ
ング295取付側の側面に係合する係合突起335が設
けられている。又、このスライド板331の前端はピン
337等により回転アーム339と結合されている。
回転アーム339は基盤201に軸支された横長矩形状
で、右端には上方へ突出しギア267のビニオン269
側の側面に係合する係合突起341が設けられている。
基盤201の後部略中央部には、テーブル回転軸53が
取り付けられていて、このテーブル回転軸53にはカサ
歯車373が固定されている。カサ歯車373を駆動す
るピニオン375はギア301に固定されて軸285に
取り付けられている。
左クラッチ軸移動片305の左方には細長い棒上の強制
リセット部材343が設けられている。
このリセット部材343の動作については後述する。
テーブル回転軸53には前述のパイセンサー機構79と
関係してパイの収容を検出するパイ収容検出ギア機構3
45が設けられている。
第22図はパイ収容検出ギア機構345の構造を示す斜
視図である。
テーブル回転軸53に回転自在に取り付けられた中空の
軸347の上端には、ターンテーブル71に内蔵された
パイセンサー機構79のクラッチ板iotの係合部10
3と係合するパイ検出入カツメ349が固定され、軸3
47の中間部には、ビニオン351が固定されている。
この中空の軸347には上・下一対の腕353,353
が回転自在の取り付けられ、腕353,353の他端に
は軸355が回転自在に取り付けられ、この軸355に
はビニオン351と歯合するギア357及びビニオン3
59が固定されている。下側のアーム353を右回転し
た方向には、アーム353の回転範囲を規制するストッ
パ361が基盤201に設けられている。アーム353
の左回転方向には、基盤201に固定された軸363に
回転自在に取り付けられたギヤ365が位置し、アーム
353,353の左回転に伴いビニオン359とギア3
65は歯合する構造となっている。ギア365は一端を
ギア365に他端を基盤201に設けた係止部367に
固定された戻しバネ369により右回転方向に付勢され
ている。
又、ギア365はギア365の下部側面から下方に突出
し、ギア365の左回転により左クラッチ軸移動片30
5に後端に係合する係合突起371を備えている。
第23図は本ゲーム機1の電気的接続を示す回路図であ
る。リーフスイッチ255とスタートスイッチ21を並
列接続した回路と電池BATと電源スィッチ19とモー
タとを直列に接続する構成である。
次に回転制御装置171の動作を各状態ごとに説明する
第24図は初期状態、第25図はエレベータ下降状態、
第26図はエレベータの下降状態からターンテーブルの
回転状態に加替わる状態、第27図はターンテーブル回
転状態を示す説明図である。尚、第24図から第27図
では、動作に直接関連しない部分を一部省略している。
初期状態は、第24図に示すようにリーフスイッチ25
5はオフ状態、右クラッチ軸223はつオーム229の
後端が右クラッチ移動片235のツメ部233に係合し
た状態(前進位置)である。この状態でスタートスイッ
チ21が押されるとモータ203は時計方向に回転し、
この回転はビニオン219からギア2211ビニオン2
31からギア267、ビニオン269からギア275、
ビニオン2フ7からギヤ283へと伝達されて、エレベ
ータ駆動軸169は時計方向に回転する。エレベータ駆
動軸169の時計方向回転はビニオン173からラック
163に伝達され水平回転板155は左回転する。水平
回転板155の左回転により水平回転板155に取り付
けられた右クラッチ解除部材239が右クラッチ軸移動
片235の後端を押して右クラッチ軸移動片235を反
時計方向に回転させるので、ツメ部233とウオーム2
29との係合がはずされて、右クラッチ軸223はスプ
リング227の復元力で後方に駆動し、第25図に示す
状態となる。
以下第25図により動作を説明する。
右クラッチ軸223の後方駆動により、右クラッチ軸2
23の回転は、ビニオン231からギア261、ビニオ
ン263からギア281へと伝達されて、エレベータ駆
動軸169は反時計方向に回転され、水平回転板155
は左回転となる。
水平回転板155の左回転により、スイッチ駆動部材2
57はリーフスイッチ255の主動接点ばね249から
はなれ、リーフスイッチ255はオン状態となる。この
リーフスイッチ255はスタートスイッチ21と並列に
接続されているので、リーフスイッチ255がオン状態
となった以降はスタートスイッチ21の押下をやめても
モータ203への給電は断続される。
水平回転板155の左回転によってエレベータ台137
が下降する。エレベータ台137のローラー141がエ
レベータガイド孔145の下端に位置するまで水平回転
板155が回転すると、右クラッチ移動部材247は右
クラッチ駆動アーム241の右端に突きあたり、これを
反時計方向に回転させるため、右クラッチ駆動アーム2
41の左端は右クラッチ軸223を前方に押す。前方に
押された右クラッチ軸223のウオーム229は右クラ
ッチ軸移動片235のツメ部233とかみ合い、右クラ
ッチ軸223の回転に伴なうウオーム229とツメ部2
33の作用により軸は前進し、右クラッチ前進位置(第
24図で示した状態)となる。この時、左クラッチ駆動
部材317は第251二点鎖線で示したように、左クラ
ッチ駆動アーム309の係合突起部319に係合した状
態となる。
右クラッチ軸223が前進位置となったことにより、水
平回転板155は再び右回転となり、左クラッチ駆動部
材317は第26図に示すように左クラッチ駆動アーム
309を左回転させる。左クラッチ駆動アーム309の
左回転により、この駆動アームの右端部315はギア2
91の側面にあたり、左クラッチ軸293を後方に移動
する。
これにより左クラッチ軸293のウオーム297は左ク
ラッチ軸移動片305のツメ部303とかみ合い、軸は
後方に送られる。
第27図は左クラッチ軸293が後退位置、右クラッチ
軸223が前進位置で、テーブル回転状態を示した図で
ある。
モータ203の回転は、ピニオン219からギア287
、ピニオン289からギア291と伝達され、左クラッ
チ軸293は右回転し、ピニオン299からギア301
、ピニオン375からカサ歯車373と伝達されてテー
ブル駆動軸53を左回転させる。
ここで、スライド板331はスライド板の係合突起33
5が左クラッチ軸293のギア291の側面に係合して
後方に移動し、回転アーム339は時計方向に回転され
、回転アーム339の係合突起341によりギア267
は軸受217側に移動させられている。このため右クラ
ッチ軸223は前進位置であるが、右クラッチ軸223
の回転はエレベータ駆動軸169に伝達されず、エレベ
ータ台137は下降した状態を保持することができる。
テーブル駆動軸53の回転により、ターンテーブル71
に内蔵されているパインセンサー機構79が作動する。
パイ収容室SにパイPが2段重ねで収容されていると、
パイセンサー機構79の出力に相当するクラッチ板10
1は、第22図で示したようにテーブル駆動軸53側に
移動してクラッチ板101の係合部103は、パイ収容
検出ギア機構345の入力部に相当するパイ検出入力ツ
メ349と係合する。すべてのパイ収容室SにパイPが
が収容されていれば、クラッチ板101の係合部103
とパイ検出入力ツメ349は係合した状態で左回転する
ので、上下のアーム353゜353で支持された軸35
5はアーム353゜353と共に左方向に回転し、軸3
55に取り付けられたピニオン359はギア365と歯
合する。この状態でパイ検出入力ツメ349の回転はピ
ニオン351からギア357、ピニオン359からギア
365と伝達されて、ギア365は左回転し、ギア36
5に設けられた係合突起369が左クラッチ軸移動片3
05を押し、左クラッチ軸移動片305を左向きに回転
させる。左クラッチ軸移動片305の左回転によりツメ
部303とウオーム297との係合ははずされ、左クラ
ッチ軸293はスプリング295の復元力で初期状態の
位置へ移動する。(左クラッチ軸解除)パイPが収容さ
れていない収容室Sがあって、−回でもパイ検出入力ツ
メ349とクラッチ板101とのかみ合いがはずれると
、戻しバネ369の復元力でギア365は右回転し初期
の位置に戻るとともに、この反動でアーム353゜35
3は右回転し、ピニオン359とギア365の歯合はは
ずれる。ギア365の回転した角度が大きい状態でパイ
検出入力ツメ349とクラッチ板101のかみ合いがは
ずれた場合、ギア365の右回転による反動でアーム3
53,353は勢いよく右回転するが、ストッパ361
が設けられているので一定範囲内しか回転できない。
パイが完全に収容された事を検出するには、パイセンサ
ー機構79は最低一回転する必要がある。本実施例では
、パイの収容検出を確実にするためパイ検出入力ツメ3
49が4回転した時に左クラッチ軸293を解除するよ
うにパイ収容検出ギア機構345のギア比を設定してい
る。
パイの収容検出動作が終了して左クラッチ軸293が解
除されると、テーブル駆動軸53は回転を停止、回転ア
ーム339によりかみ合いをはずされていたギア267
は復旧する。
従ってエレベータ駆動軸169は時計方向に回転して、
水平回転板155は右回転を開始する。
エレベータ台が整列したパイをのせて卓面まで上昇する
と、第24図で示したように水平回転板155に取り付
けられたスイッチ駆動部材257がリーフスイッチ25
5の主動接点バネ249を押して、リーフスイッチ25
5をオフ状態とするのでモータ203の回転は停止する
尚、第21図で二点鎖線で示した強制リセット部材34
3は、強制的に左クラッチ軸293を解除させるための
ものであり、ゲーム機1の脚部3に設けられた強制復旧
ボタン23に連結されている。テーブル回転状態で強制
復旧ボタン23を押すことによりターンテーブル回転状
態を停止させ、エレベータ機構を上昇動作状態にするこ
とができる。この強制復旧ボタン23は投入したパイの
数が不足していてターンテーブルが回転し続ける場合や
、パイPを用いないで、ゲーム機の動作確認等を行なっ
た時の動作復旧に使用するものである。
尚、本実施例は84枚のパイPを用いて、このパイPを
円周上に等間隔に配列させるものであるが、パイ収容室
Sの室数を適宜設定することにより、任意のパイ数のゲ
ーム機を構成できる。
また、ゲーム卓面7にゲームの起点等に用いるマーク2
5を設けているが、このマーク25の代わりにパイPを
配置しない個所を設けて、ここをゲームの起点とするこ
とも可能である。この場合、パイ収容室Sの収容口を塞
げば、パイセンサー機構79の動作に支障ないし、その
他適当な方法でパイPを収容しない個所を設けても、パ
イPを収容しない個所に対応する同期溝111の溝形状
を変更することで、パイセンサー機構79及びパイ収容
検出ギア機構345によるパイ収容検出を行なうことが
できる。
さらに同様の考え方で、パイPを円弧状の複数のブロッ
クに分けて配列することも可能であるし、パイPを配置
する間隔を等間隔でなく、任意の間隔とすることもでき
る。
又、パイPを積み重ねる段数は、ターンテーブル71と
エレベータ台137との高さ関係で決定しているので、
容易に変更可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係るゲーム機のパイ自動
整列装置は、パイ投入筒に投入した複数のパイを、パイ
に設けた段差により表裏を揃えてターンテーブルへ排出
し、ターンテーブルの外周に設けたパイ収容室に収容し
て、ゲーム卓面へエレベータ機構で上昇するものである
ため、パイの移動に無駄がなく、特別な移送手段等を用
いることなくパイを整列させることができる。パイを円
盤状にしたことで、パイの姿勢制御は表裏のみで良く、
従来の麻雀牌で必要とした縦・横方向の姿勢制御機構は
不要となり、又、パイを円形状に整列させているのでパ
イ数を計数制御する機構は不要となり、さらにパイ収容
室・エレベータ機構はゲーム者毎に設けるのではなく、
環状に共通化しているので、パイ整列装置の構造は極め
て単純となり、安価なゲーム機を提供することができる
さらに、パイ投入筒に攪拌機構を設けたので、パイはパ
イ投入筒内での積極的攪拌とターンテーブル上でのパイ
の移動とターンテーブルから収容室へ収容される順序・
収容室の位置等の確率に関連する攪拌作用(ランダム性
)の2段階の攪拌を受けるので、パイは確実に攪拌され
る。
又、表裏整列機構はパイの段差に係合して表裏を整列さ
せる構造であるので、パイの表裏は確実に揃えられると
ともに、傾斜路並びに反転路はパイ投入筒内のパイをタ
ーンテーブルへ移送する移送手段を兼ねており、構造の
簡易化に寄与している。
又、パイ収容口の形状を山形として、エレベータ機構に
より上昇するパイの反転を防止しているので、ゲーム卓
面に上方したパイは正確に整列されており、ゲーム機が
傾けられたり、振動を与えられたりしてもパイが裏返し
になることはない。
又、パイ収容室はターンテーブル上のパイを順次重ねて
収容する構造であるので、パイの段数は正確であるとと
もにパイを積み上げる機構は不要であり構造の簡易化に
寄与している。
又、パイ収容室のすべてにパイが収容されたことを確認
する機構を備えているので、ゲーム卓面に上昇したパイ
は正確に整列されており、かりに、パイが数回に分割さ
れてパイ投入筒に投入されても、パイが全数パイ収容室
に収容されるとすみやかに整列したパイをゲーム卓面に
上昇させることができる。
又、ターンテーブルからパイ収容室へパイが収容される
時の反転防止ガイドを備えているので、パイが収容室へ
収容される時に反転することはない。
さらにこの反転防止ガイドは上・下に駆動可能な取付構
造としたのでエレベータ機構で上昇する時にパイが反転
することがなく、パイの整列は確実である。
【図面の簡単な説明】 ・ 第1図は本発明に係るゲーム機の外観斜視図、第2
図は本ゲーム機で使用するパイの平面及び側面図、第3
図はパイ自動整列装置の構造を示す分解斜視図、第4図
はパイ自動整列装置の縦断面図、第5図はパイ自動整列
装置の平面図、第6図は第4図のVl−Vl線矢視水平
断面図、第7図はパイ表裏整列機構の外観及び取付構造
を示す外観斜視図、第8図はパイ表裏整列機構の平面図
、第9図はパイ表裏整列機構の側断面図、第10図及び
第11図はパイ表裏整列機構でのパイの動きを示す説明
図、第12図はパイセンサー機構の構造を示す図、第1
3図はターンテーブル上のパイの動きを示す説明図、第
14図はパイ整列ユニットの要部斜視図、第15図はパ
イ整列機構の動作順序を示すフローチャート、第16図
はパイの収容状態を示す説明図、第17図はパイ裏返し
防止リングの取付構造とエレベータ台上のパイの動きを
示す説明図、第18図はパイセンサー機構のパイ接触部
とパイの関係を示す説明図、第19図はパイ同期溝の形
状を示す部分平面図、第20図はパイセンサー機構の動
作を示す説明図、第21図は回転制御装置の構造及び水
平回転板の一部を示す平面図、第22図は回転制御装置
のパイ収容確認ギア機構の斜視図、第23図は本ゲーム
機の回路図、第24図から27図は回転制御装置の動作
を示す説明図であり、第24図は初期状態、第25図は
エレベータ下降状態、第26図はエレベータ下降状態か
らターンテーブル回転状態に切替わる状態、第27図は
ターンテーブル回転状態を示すものである。 尚、図面中1はゲーム機、11はパイ自動整列機構、3
1はパイ投入筒、35は表裏整列機構、41は攪拌テー
ブル、71はターンテーブル、79はパイセンサー機構
、111は同期溝、117は仕切ユニット、127はパ
イ収容口、131は反転防止ガイド、135は外壁、1
37はエレベータ台、143はエレベ−タガイド、15
5は水平回転板、171は回転制御装置、345はパイ
収容検出ギア機構、Pはパイである。 第15図 第21図 第24図 第25図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周縁に段差部を設けた円盤状のパイと、該パイが
    投入されるパイ投入筒と、前記パイの段差部に係合して
    前記パイの表裏を整える表裏整列機構と、該表裏整列機
    構により表裏を整えられたパイを外周部に送り出すター
    ンテーブルと、該ターンテーブルの外側の円周方向に沿
    って複数の室に仕切られた前記パイを収容するパイ収容
    室と、該パイ収容室に収容された前記パイをゲーム卓面
    まで上昇させるエレベータ機構とを備えたことを特徴と
    するゲーム機のパイ自動整列装置。
  2. (2)前記パイ投入筒は、投入されたパイを攪拌する攪
    拌機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のゲーム
    機のパイ自動整列装置。
  3. (3)前記表裏整列機構は小径部を下向きにしたパイが
    通過する傾斜路と、大径部を下向きにしたパイが通過す
    る反転路とを備えたことを特徴とする請求項1記載又は
    2記載のゲーム機のパイ自動整列装置。
  4. (4)前記パイ収容室は、前記エレベータ機構により上
    昇する前記パイの反転を防止する山形に開口されたパイ
    収容口を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3
    記載のゲーム機のパイ自動整列装置。
  5. (5)前記パイ収容室は前記パイを複数段重ねて収容す
    る構造としたことを特徴とする請求項1又は2又は3又
    は4記載のゲーム機のパイ自動整列装置。
  6. (6)前記エレベータ機構は、前記パイ収容室のすべて
    の室にパイが収容されたことを検出するパイ収容検出機
    構を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3又は
    4又は5記載のゲーム機のパイ自動整列装置。
  7. (7)前記パイ収容室は前記ターンテーブルから前記パ
    イ収容室へ収容される前記パイの反転を防止する反転防
    止ガイドを備えたことを特徴とする請求項1又は2又は
    3又は4又は5又は6記載のゲーム機のパイ自動整列装
    置。
  8. (8)前記反転防止ガイドは上下方向に移動可能に取り
    付けたことを特徴とする請求項7記載のゲーム機のパイ
    自動整列装置。
JP11404288A 1988-05-11 1988-05-11 ゲーム機のパイ自動整列装置 Pending JPH01284283A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733902B1 (ko) * 2000-02-07 2007-07-02 프리토-래이 노쓰 아메리카 인코포레이티드 적층시킬 수 있는 스낵 식품 칩을 제조하는 장치와 방법
CN108176043A (zh) * 2017-12-28 2018-06-19 杭州上冲实业有限公司 一种斜坡出牌式全自动麻将机

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