JPH0128284Y2 - - Google Patents

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JPH0128284Y2
JPH0128284Y2 JP17878883U JP17878883U JPH0128284Y2 JP H0128284 Y2 JPH0128284 Y2 JP H0128284Y2 JP 17878883 U JP17878883 U JP 17878883U JP 17878883 U JP17878883 U JP 17878883U JP H0128284 Y2 JPH0128284 Y2 JP H0128284Y2
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valve
lubricating oil
engine
overspeed
line
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JP17878883U
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、デイーゼル機関等、内燃機関にお
いて、過速度または潤滑油圧力低下が生じた場合
に自動的に機関を停止する内燃機関の安全装置に
関するものである。
舶用デイーゼル機関では、例えば船体が波上に
乗上げてプロペラが空中に露出すると、内燃機関
にオーバランが生じる。
また、陸用デイーゼル機関では、例えば発電機
駆動用の場合、ガバナの故障等によりオーバラン
が生じる。
このように、オーバランが生じた場合には、デ
イーゼル機関では、機関を一旦停止することがで
きる安全装置を併設してある。
さらに、潤滑油圧力が何等かの原因によつて異
常に低下した場合にも機関を一旦停止することが
できる安全装置を併設してある。
従来のこれら安全装置は、第1図に示すよう
に、回転リレーXによつて検知した過速度発生の
電気信号で電磁弁Yを作動し、過速度トリツプシ
リンダZへの潤滑油給排を制御して機関を停止す
る一方、圧力スイツチX′によつて検知した潤滑
油圧力低下の電気信号で電磁弁Y′を作動し、潤
滑油圧力低下トリツプシリンダへの潤滑油給排を
制御して機関を停止していた。
前記従来の安全装置は、電源がしや断された場
合には機能しないし、過速度が消滅すると、安全
が確認されないうちに自動的に機関停止状態が解
除され、不測の事故を発生するおそれがある点等
に問題があつた。
この考案は、前記問題を解消した内燃機関の安
全装置を提供するもので、完全な機械式安全装置
とし、さらに過速度発生により一旦機関を停止し
たときは、過速度消滅の如何に拘らず、リセツト
バルブを操作しない限り、過速度トリツプシリン
ダを復帰できないようにした点に特徴がある。
ついで、この考案の装置を実施例により図面を
参照しながら説明する。
第2図にはこの考案の装置の実施例を系統図で
示してある。
図中、符号1は機関室内への潤滑油戻開放を自
在とした常閉のリセツトバルブ、2は過速度発生
により開放する常閉の過速度トリツプ装置、3は
逆止弁であつて過速度トリツプ装置2からリセツ
トバルブ1方向への通油のみを可能としてある。
5は過速度トリツプシリンダであつてピストン5
Aがばね5Bの圧力により押下げられると機関へ
の燃料供給をしや断するリンケージ(図示しな
い)を作動し、機関を停止させる。
6は常開のパイロツトバルブであつて、前記リ
セツトバルブ1と逆止弁3及び前記過速度トリツ
プ装置2を具備したラインAに通じている潤滑油
管4内の油圧をパイロツト圧として作動する。
7は逆止弁であり、潤滑油管4からパイロツト
バルブ6を通じて前記過速度トリツプシリンダ5
に至るラインB中に設けてあり、パイロツトバル
ブ6から潤滑油管4方向への逆流を阻止してい
る。
8は潤滑油圧力低下トリツプシリンダであつ
て、潤滑油管4から供給される油圧をパイロツト
圧として作動する常開のパイロツトバルブ9を通
じ潤滑油管4からの油圧を受け、この油圧が所定
値以上であるときにのみ、ピストン8Aがばね8
Bを圧縮して上昇状態にあるが、油圧が低下して
パイロツトバルブ9が切換るとばね8Bによりピ
ストン8Aが押下げられ、機関への燃料供給をし
や断するリンケージ(図示しない)を作動し、機
関を停止させる。
なお、パイロツトバルブ9は潤滑油圧低下トリ
ツプシリンダ8への油圧給排動作を速めるために
設けたのでこれを省略することもある。潤滑油圧
が正常に復帰すれば、自動的にパイロツトバルブ
9は旧態に戻り、再びピストン8Aが上昇して燃
料供給可能の状態となる。
前記の構成からなるこの考案の装置は、図示の
ノルマル状態にあるとき、過速度の発生も、潤滑
油圧の低下も生じていない状態である。
即ち、潤滑油管4内を流れる圧油は、逆止弁7
を経てラインBに入り、パイロツトバルブ6を経
て過速度トリツプシリンダ5に供給され、ピスト
ン5Aをばね5Bに抗して押上げている。
また、潤滑油管4からラインCに入つた圧油
は、パイロツトバルブ9を経て潤滑油圧力低下ト
リツプシリンダ8に供給され、ピストン8Aをば
ね8Bに抗して押上げている。
前記パイロツトバルブ6のノルマル状態は、過
速度トリツプ装置2が常閉(ノルマルクローズ)
であるため、ラインAに潤滑油管4からの圧油が
供給されていないことにより、パイロツトバルブ
6が常開(ノルマルオープン)の状態に保たれて
いることによつて得られている。
つぎに、何等かの原因で機関に過回転が生じた
とすると、これを検出して過速度トリツプ装置2
が開放するため、潤滑油管4から圧油がラインA
に供給される。しかし、圧油は逆止弁3を経て常
閉状態にあるリセツトバルブ1で停止されるの
で、パイロツトバルブ6へのパイロツト圧が高ま
ることになり、パイロツトバルブ6が切換るか
ら、過速度トリツプシリンダ5内の圧油が放出さ
れると同時にラインBからの圧油の供給が停止さ
れて、機関への燃料供給がしや断され、機関は停
止する。
一方、逆止弁3とリセツトバルブ1の間にあつ
て高まつたパイロツト圧は、逆止弁3の作用で閉
じ込められたままとなるので、機関停止の状態は
解除されることがない。
機関を再び起動するには、リセツトバルブ1を
操作してパイロツトバルブ6へのパイロツト圧を
機関室内(オイルタンク内)に放出する。
パイロツト圧が低下するとパイロツトバルブ6
は再び図示の状態に戻り、過速度トリツプシリン
ダ5に圧油が供給されるので、機関起動が可能と
なる。
以上の説明から明らかなように、この考案の装
置は、一旦、過回転が発生して機関を停止する
と、リセツトバルブを操作しない限り機関を起動
できる状態とならないから安全であり、さらに、
潤滑油圧の低下が原因で機関が停止したか、過速
度発生が原因で機関が停止したかを一見して判別
できるなど優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置を示す系統図、第2図はこ
の考案の装置の実施例を示す系統図である。図面
において、 A,B,C……ライン、1……リセツトバル
ブ、2……過速度トリツプ装置、3……逆止弁、
4……潤滑油管、5……過速度トリツプシリン
ダ、6……パイロツトバルブ、7……逆止弁、8
……潤滑油圧力低下トリツプシリンダ、9……パ
イロツトバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関室内への潤滑油戻開放を自在とした常閉の
    リセツトバルブ1と、過速度発生により開放する
    常閉の過速度トリツプ装置2と、前記リセツトバ
    ルブ1と過速度トリツプ装置2との間に過速度ト
    リツプ装置2からリセツトバルブ1方向への通油
    のみを可能として設けた逆止弁3とを具備し、潤
    滑油管4に接続したラインAと、前記逆止弁3と
    リセツトバルブ1との間の油圧をパイロツト圧と
    し、機関停止を自在とする過速度トリツプシリン
    ダ5への作動圧給排自動切換を自在とした常開の
    パイロツトバルブ6と、前記潤滑油管4に連通
    し、前記パイロツトバルブ6を経た前記過速度ト
    リツプシリンダ5方向への圧油流通を可能とした
    ラインBと、このラインBにおいてパイロツトバ
    ルブ6と潤滑油管4との間に設け、潤滑油管4か
    らパイロツトバルブ6方向への通油のみを可能と
    して設けた逆止弁7と、前記ラインA,Bとは別
    に、潤滑油圧力低下トリツプシリンダ8に潤滑油
    管4を接続したラインCとを具備してなる内燃機
    関の安全装置。
JP17878883U 1983-11-21 1983-11-21 内燃機関の安全装置 Granted JPS6087348U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6087348U JPS6087348U (ja) 1985-06-15
JPH0128284Y2 true JPH0128284Y2 (ja) 1989-08-29

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