JPH0128269Y2 - - Google Patents

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JPH0128269Y2
JPH0128269Y2 JP183584U JP183584U JPH0128269Y2 JP H0128269 Y2 JPH0128269 Y2 JP H0128269Y2 JP 183584 U JP183584 U JP 183584U JP 183584 U JP183584 U JP 183584U JP H0128269 Y2 JPH0128269 Y2 JP H0128269Y2
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JP
Japan
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housing
cooling water
rotor
passage
cooling
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JP183584U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はロータリピストンエンジンの冷却装置
に関し、詳しくは軸流式の冷却装置を備えたロー
タリピストンエンジンにおけるコールドゾーン側
の冷却対策に関する。
(従来技術) 従来より、ロータリピストンエンジンの冷却装
置として、例えば実公昭52−14804号公報に開示
されているように、ロータハウジングおよびサイ
ドハウジングにロータの回転軸方向に冷却水通路
を貫設し、該冷却水通路に冷却水を流通させるこ
とにより、上記両ハウジングを冷却するようにし
た軸流式のものは知られている。そして、このよ
うな軸流式冷却装置を備えたロータリピストンエ
ンジンでは、第4図に示すようにロータハウジン
グaとサイドハウジングbとの合せ面のロータハ
ウジングa側に配設された環状のシール材cを、
ロータハウジングaの冷却水通路d内を流通する
冷却水によつて冷却することにより、該シール材
cの熱膨張を抑制してロータハウジングa内に形
成された作動室eの気密性を確保するようになさ
れている。
しかるに、上記従来のものでは、冷却水通路d
がロータハウジングaにロータの軸方向に貫設さ
れて、該冷却水通路d内の冷却水によつてロータ
ハウジングaの軸方向中間部が冷却されることか
ら、燃料の気化、霧化が行われるコールドゾーン
側においては作動室eが過冷却されることにな
り、その結果、気化、霧化が十分に行われず、コ
ールドゾーン側を経た後のホツトゾーン側での燃
焼が不十分なものとなり、排気ガス中のHC濃度
が増大するという問題がある。
(考案の目的) 本考案の目的は、軸流式冷却装置を備えたロー
タリピストンエンジンにおいてコールドゾーン側
では周流式の冷却構造を採用することにより、コ
ールドゾーン側のシール材の適正な冷却を確保し
ながら、コールドゾーン側でのロータハウジング
の軸方向中間部の冷却を抑制してコールドゾーン
側における作動室の過冷却を防止することにあ
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、軸流式の冷却装置を備え、ロータハウジング
とサイドハウジングとの合せ面に環状のシール材
を設けたロータリピストンエンジンにおいて、コ
ールドゾーン側のロータハウジングとサイドハウ
ジングとの合せ面に近接し、上記シール材に沿つ
て周流式の冷却水通路を形成したものである。
このことにより、上記周流式の冷却水通路内に
流通する冷却水によつて、コールドゾーン側のシ
ール材を適正に冷却するとともに、コールドゾー
ン側におけるロータハウジングの軸方向中間部の
冷却ひいてはコールドゾーン側にある作動室の冷
却を抑制するようにしたものである。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、周流式の冷却水
通路内を流通する冷却水によりコールドゾーン側
のシール材を適正に冷却するとともに、コールド
ゾーン側におけるロータハウジングの軸方向中間
部の冷却ひいてはコールドゾーン側にある作動室
の冷却を抑制することができるので、コールドゾ
ーン側でのシール材によつて作動室の気密性を確
保することができるとともに、該作動室の過冷却
を防止することができ、このことにより燃料の気
化、霧化を良好にしてコールドゾーン側を経た後
のホツトゾーン側での良好な燃焼性を確保して排
気ガス中のHC濃度の低減化を図ることができる
ものである。
(実施例) 以下、本考案の技術的手段の具体例としての実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図および第2図は本考案を2ロータタイプ
のロータリピストンエンジンAに適用した実施例
を示し、該ロータリピストンエンジンAは、第2
図に示すようにインタメデイエートハウジング
(サイドハウジング)2を中央にしてその両側に
トロコイド状内周面を有するフロントおよびリヤ
ロータハウジング3,4が設置され、さらにその
両側にフロントおよびリヤハウジング(サイドハ
ウジング)5,6が配置されて一体に固定されて
2つのケーシング1,1が形成され、該各ケーシ
ング1,1内を多角形状のロータ7,7が遊星回
転運動し、該ロータ7の回転によつてケーシング
1内に画成される3つの作動室8,8,8に吸
気、圧縮、爆発、膨張および排気の各行程を順に
行わせるものである。尚、9はロータ7,7を支
承する偏心軸、10はロータ7側面に装着された
サイドシール、11はロータ7の各頂部に装着さ
れたアペツクスシール、12はロータ7の各頂部
両側面に設けられたコーナシール、13は点火プ
ラグ、14は吸気ポート、15は排気ポートであ
る。
上記フロントハウジング5には、一端が上部前
面に開口し他端が途中で分岐してフロントハウジ
ング5のフロントロータハウジング3との合せ面
5aの右半面に開口する吸水通路16が設けられ
ているとともに、一端が同じく上部前面に開口し
他端が途中で分岐して上記合せ面5aの左半面に
開口する排水通路17が設けられている。また、
上記インタメデイエートハウジング2とフロント
およびリヤロータハウジング2〜4には、上記フ
ロントハウジング合せ面5aに開口する吸排水通
路16,17に対応して送り用、戻り用のウオー
タジヤケツト18…,19…が貫設されている。
さらに、リヤハウジング6には、リヤロータハウ
ジング4のリヤハウジング6との合せ面4aに開
口する送り用、戻り用の各ウオータジヤケツト1
8,19を連通する連通路20…が設けられてい
る。
而して、上記吸排水通路16,17、ウオータ
ジヤケツト18,19、連通路20、および上記
偏心軸9により駆動されるウオータポンプ(図示
せず)によつて軸流式の冷却装置Cが構成されて
おり、ウオータポンプから送られた冷却水を吸水
通路16から送り用ウオータジヤケツト18、連
通路20、戻り用ウオータジヤケツト19を介し
て排水通路17に流通し該排水通路からウオータ
ポンプに戻すことにより冷却水でケーシング1の
ホツトゾーン側を冷却するようにしている。
また、上記フロントおよびリヤロータハウジン
グ3,4のサイドハウジング2,5,6との合せ
面3a,4aにおいて、上記ウオータジヤケツト
18,19の内周側および外周側には第3図に示
すように環状のシール溝21が刻設され、該シー
ル溝21には環状のシール材22が装着されてい
て作動室8の気密性を確保するようにしている。
そして、上記フロントおよびリヤロータハウジ
ング3,4において、コールドゾーン側の前後両
合せ面3a,3aまたは4a,4aに近接して円
周方向に延びる周流式の冷却水通路23が形成さ
れている。該冷却水通路23は、第3図に示すよ
うに、内周側と外周側シール溝21,21の間で
シール材22,22に沿つてシール溝21より若
干深く形成されていて、該前後の冷却水通路3
a,3aまたは4a,4aは周方向両端部で連通
孔24により連通されている。また、リヤロータ
ハウジング4の左側の連通孔24はリヤハウジン
グ6の連通路20に連通されているとともに、フ
ロントおよびリヤロータハウジング3,4の右側
の連通孔24,24はインタメデイエートハウジ
ング2を介して連通されており、かつフロントロ
ータハウジング3の左側の連通孔24はフロント
ハウジング5の排水通路17に連通されている。
すなわち、リヤハウジング6の連通路20内の冷
却水の一部はリヤロータハウジング4の後側冷却
水通路23あるいは左側の連通孔24を介して前
側冷却水通路23の左側端部に入り、両通路2
3,23を右側に流れて右側の連通孔24を介し
て合流したのちフロントロータハウジング5後側
冷却水通路23あるいは右側の連通孔24を介し
て前側冷却水通路23の右側端部に入り、両通路
23,23を左側に流れて左側の連通孔24を介
して合流しフロントハウジング5の排水通路17
に導かれる。
したがつて、上記実実施例においては、ケーシ
ング1のホツトゾーン側では吸排水通路16,1
7、ウオータジヤケツト18,19、連通路20
およびウオータポンプにより軸流式の冷却装置C
を構成したので、該冷却装置Cを流通する冷却水
によりケーシング1のホツトゾーン側を効率良く
冷却することができる。一方、ケーシング1のコ
ールドゾーン側では、フロントおよびリヤロータ
ハウジング3,4の前後両合せ面3a,3aまた
は4a,4aに近接して周流式の冷却水通路23
を形成したので、該冷却水通路23を流通する冷
却水によりケーシング1のコールドゾーン側を冷
却することができる。
その際、上記周流式の冷却水通路23はシール
溝21より若干深く設けられているに過ぎず、フ
ロントおよびリヤロータハウジング3,4の軸方
向中間部まで形成されていないので、該中間部の
冷却を適度に行うことになり、該中間部の内方に
位置するコールドゾーン側の作動室8が過冷却さ
れることを防止できる。そのことにより、作動室
8における燃料の気化、霧化が促進され、その結
果、ホツトゾーン側での混合気の燃焼が良好に行
われ、排気ガス中のHC濃度を低減することがで
きる。
しかも、上記冷却水通路23は環状のシール材
22に沿つて形成されているので、該シール材2
2を有効に適正に冷却することができ、該シール
材22の熱膨張を抑制して作動室8の気密性を確
保することができる。
尚、本実施例ではロータハウジングにシール材
および周流式の冷却水通路を設けているが、サイ
ドハウジングに設けたものであつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を例示し、第
1図はロータリピストンエンジンの縦断側面図、
第2図はケーシングの分解斜視図、第3図は要部
断面図、第4図は従来例の第3図相当図である。 A……ロータリピストンエンジン、2……イン
タメデイエートハウジング、3……フロントロー
タハウジング、3a……合せ面、4……リヤロー
タハウジング、4a……合せ面、5……フロント
ハウジング、6……リヤハウジング、16……吸
水通路、17……排水通路、18……ウオータジ
ヤケツト、19……ウオータジヤケツト、20…
…連通路、C……冷却装置、22……シール材、
23……冷却水通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸流式の冷却装置を備え、ロータハウジングと
    サイドハウジングとの合せ面に環状のシール材を
    設けたロータリピストンエンジンにおいて、コー
    ルドゾーン側のロータハウジングとサイドハウジ
    ングとの合せ面に近接し、上記シール材に沿つて
    周流式の冷却水通路が形成されていることを特徴
    とするロータリピストンエンジンの冷却装置。
JP183584U 1984-01-10 1984-01-10 ロ−タリピストンエンジンの冷却装置 Granted JPS60114241U (ja)

Priority Applications (1)

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JP183584U JPS60114241U (ja) 1984-01-10 1984-01-10 ロ−タリピストンエンジンの冷却装置

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JP183584U JPS60114241U (ja) 1984-01-10 1984-01-10 ロ−タリピストンエンジンの冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS60114241U JPS60114241U (ja) 1985-08-02
JPH0128269Y2 true JPH0128269Y2 (ja) 1989-08-29

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JP183584U Granted JPS60114241U (ja) 1984-01-10 1984-01-10 ロ−タリピストンエンジンの冷却装置

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JPS60114241U (ja) 1985-08-02

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