JPH01279210A - 偏波保持光ファイバ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は偏波保持光ファイバに関するものであり、同光
ファイバのｔ軸位ｔを外部から把握できるようにしたも
のである。

（従来技術） 非軸対称の断面構造を有する偏波保持光ファイバとして
は、従来は第１１図、第１２図のようなものがあった。

：ｊＳｔＸ図のものはコアＡの両側に二つの円形の応力
付与体Ｂを有するものであり、通称ＰＡＮＤＡ型と呼ば
れる偏波保持光ファイバである。

第１２図のものは応力付与体ＢがコアＡの外周に設けら
れ、しかも応力付与体Ｂが楕円形のものであり、通称楕
円ジャケット型と呼ばれる偏波保持光ファイバである。

なお、第１１図、第１２図においてＣはクラッド、Ｄは
被覆である。

第１１図の二つの応力付学体ＢはコアＡと一直線上に並
んでおり、この直線方向をＸ軸とし、Ｘ軸に垂直な方向
をＹ軸とすると、応力付与体ＢはＸ軸方向ではコアＡを
外周方向に引張り、Ｙ軸方向ではコアＡを圧縮する方向
に応力を与える。この結果、コアＡはＸ軸方向、Ｙ軸方
向で屈折率が異なるいわゆる複屈折性を有する。このよ
うな複屈折型の光ファイバはＸ軸、Ｙ軸方向に電界の振
動方向を有する二つの直線偏光を、夫々の偏光状態を保
存して伝帳することができる。これが偏波保持光ファイ
バの原理である。第１２図の場合は楕円ジャケットの長
軸がＸＭ、そのｘｍに垂直な方向がＹ軸となる。

偏波保持光ファイバを使用するときは通常は、前述のＸ
軸（これを主軸という）或はＹ軸方向へ電界が振動する
直線偏光のうち、どちらか一方向だけを使用することが
多い０例えばＸ軸方向へ振動する電界成分を有する直線
偏光を偏波保持光ファイバに入射し、これを保存しつつ
伝帳させて同光ファイバから再び直線偏光を取り出すに
は１通常は第７図の主軸位置判別用光学系により判別す
る。即ち、光源Ｅから出た光を偏光板Ｆを通して直線偏
光にし、それをレンズＧで集光して偏波保持光ファイバ
Ｈに入射する。出射側では出射されてきた光をレンズエ
で平行光にし、偏光板Ｊを通してディテクタＫにて検知
する。

この場合、入射偏光の偏波面（偏光の電界の振動するｆ
面）を、Ｘ軸またはＹ軸に一致させるには入射、出射両
側の偏光板Ｆ、Ｊを光軸を中心に回転させ、受光パワー
が最大になるようにして行なう。

（従来技術の問題点） 従来の偏波保持光ファイバでは次のような問題があった
。

（１）、入射偏光の偏波面が光ファイバのＸ軸に一致し
ているのかＹ軸に一致しているかわからない（）、出射
側のレンズＩ、偏光板Ｊが必要であるため、出射側の光
学素子構成が複雑になり、その上、レンズＩ、偏光板Ｊ
を透過する間に損失が生じて光埴が低ｒしてしまう。

（唆、コアＡと応力付与体Ｂの配列が第８図すのように
なっている偏波保持光ファイバＮに、同図ａのようにＦ
ＣコネクタＭをキーＬが光ファイバＮの主軸Ｘと同じ方
向又は主軸Ｘと適宜の角度で取り付けたいときは、第７
図のような方法でせっかく主軸Ｘを見つけても、作業時
に同光ファイバＮを第７図の主軸位置判別用光学系から
取り外さなければならないため、主＃ＩＸの位置が不明
となり、コネクタの取付けが困難であった。

（発明の目的） 本発明の目的は偏波保持光ファイバの主軸位置を、外部
から目視により把握できるようにすることにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の偏波保持光ファイバは非軸対称構造の偏波保持
光ファイバにおいて、第１図〜第６図のように、被覆１
におけるおける偏波主軸（Ｘ軸）の位置又は同主軸から
適宜角度ずれた位置に１着色部２が形成されてなるもの
である。

（発明の作用） 本発明の偏波保持光ファイバは被覆１のうち、偏波主軸
の位置がわかる箇所に着色部２が形成されているので、
同着色部２を見れば偏波主軸Ｘの方向を確認することが
できる。

（実施例） 第１図〜第３図は本発明の偏波保持光ファイバの各種実
施例である。これらは光ファイバの被覆１における偏波
主軸（Ｘ輌）と一定の角度をなす箇所に１着色部２が帯
状に形成されているものである。この着色部２の幅は５
０ＩＬｍで左右等しく、偏波主軸（Ｘ軸）との角度ずれ
は１度以下であるー 着色部２の位置は主軸と同じ位置とか、第４図のように
主軸から９０度ずれた方向、或は主軸から適宜の角度ず
れた方向でもよい。

着色部２は第５図のように被覆ｌに１つだけ設けてもよ
い。

５６色部２は第１図〜第５図のように被ｍ　ｌの内部に
設けるのではなく、第６図のように被１１の外側に塗布
するなどして設けてもよい。

本発明の偏波保持光ファイバは第２図〜第６図のように
被覆１が一層のものでもよいが、例えば第１図のように
二層以上のものでもよい、又、同光ファイバには第３図
のように応力付与体３が楕円であるものとか、その他の
非軸対称断面構造を有するもの等、全てが含まれる。

本発明の偏波保持光ファイバにおける被覆１の材質は、
ＵＶ硬化型樹脂又は熱硬貨性シリコーンが適する。

第１図の偏波保持光ファイバは例えば第９図のようにし
て製作する。これは次のようにするものである。

ＶＡＤ法にて作成した単一モードファイ／へ用母材ｉｏ
（外径４０ｍｍφ、コア径２．７ｍｍφ、長さ１００ｍ
組コアの比屈折率差＝０．３％）のコア１１の両側に穴
１２をあけ、この穴１２にＢドープ石英ロッドを挿入し
て一体化した後、２０００℃に加熱した円筒形のカーボ
ンヒータ１３で加熱して、ファイバ外径１２５ｐｍφ、
長さ１０に腸に線引する。このとき、−次被覆用ダイス
１４の一次被覆用樹脂供給管１５から、被覆１として熱
硬化性のシリコーン樹脂を供給して外径が２５０蓼ｍφ
になるように塗布し、被覆硬化用管状電気炉１６で硬化
させる。

更に下部に２本の着色樹脂供給管１７が設けられ、その
供給管１７のある方向が単一モードファイバ用母材１０
の応力付与体（この応力付与体のロッドは第７図に示さ
れていないが、同図の左右に配こされている）の方向と
一致しているダイス１８を用い、同ダイス１８のシリコ
ン樹脂供給管１９から熱硬化性樹脂を供給すると共に二
本の着色樹脂供給管１７から熱硬化性樹脂に赤色の着色
材をＵぜたものを供給しながら光ファイバ２０を通過さ
せて、同着色樹脂を光ファイバ２０の外径が２６０ｇｍ
φになるように塗布し、その樹脂を下方の管状電気炉２
１により硬化させた。

なお第９図において２２は母材支持石英管、２３は偏波
保持光ファイバ、２４は同ファイバを巻取る巻取り機で
ある。

第９図の方法で製造された偏波保持光ファイバ２３の主
軸方向を、第７図の主軸位置判別用光学系で探したとこ
ろ、主軸方向が着色部２のある方向と一致していること
が確認された。

なお１着色部２を設けたことによる光フアイバ特性への
影響は全くない。

（発明の効果） 本発明の偏波保持光ファイバは、主軸位置を目視により
容易に確認できるので次のような効果がある。

（１）第８図ａのようなキーＬを有するコネクタＭを、
キーＬの位δが偏波主軸（Ｘ軸）と一定角度になるよう
に取付は付けることが容易になる。

（２）偏波面が光ファイバのＸ軸、Ｙ軸のいずれに一致
しているのかを容易に判別することができる。

（３）直線偏光の入射が容易であり、従来の光学系の出
射側の偏光板が不要となるため構成が簡潔になり、又、
偏光板Ｊを透過しないので損失が生じて光量が下るとい
ったこともない。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の偏波保持光ファイバの各種例
の断面図、第７図は偏波保持光ファイバの主軸位置判別
用光学系の説明図、第８図ａは偏波保持光ファイバにキ
ー溝付ＦＣコネクタを接続した状態の説明図、同図すは
同図ａにおける光ファイバの部分説明図、第９図は本発
明の偏波保持光ファイバの製造例の説明図、第１Ｏ図は
第９図におけるダイスの詳細図、第１１図は従来のＰＡ
ＮＤＡ型偏波保持光ファイバの断面図、第１２図は従来
の楕円ジャケット型偏波保持光ファイバの断面図である
。 ｌは被覆 ２は着色部 Ｘ軸は偏波主軸

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非軸対称構造である偏波保持光ファイバにおいて、被覆
   １における偏波主軸（Ｘ軸）の位置又は同主軸から適宜
   角度ずれた位置に、着色部２が形成されてなることを特
   徴とする偏波保持光ファイバ。