JPH01277479A - シガレット製造機の中味たばこ量制御装置 - Google Patents

シガレット製造機の中味たばこ量制御装置

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JPH01277479A
JPH01277479A JP63103840A JP10384088A JPH01277479A JP H01277479 A JPH01277479 A JP H01277479A JP 63103840 A JP63103840 A JP 63103840A JP 10384088 A JP10384088 A JP 10384088A JP H01277479 A JPH01277479 A JP H01277479A
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    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/32Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
    • A24C5/34Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes
    • A24C5/3412Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes by means of light, radiation or electrostatic fields

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、シガレット製造機の中味なほこ制御装置に
係り、特に中味たばこの量を 常に均一に一定の所定値に維持することができる中味た
ばこ量制御装置に関する。
「従来技術] シガレットの原価を引下げることは、シガレット生産者
の利益を増大さぜる上で極めて重要であり、このために
多大な研究がなされている。
原価を引下げるための一つの方法は、シガレット製造機
の生産性が向上されることであり、現在では、1分間に
8000本のシガレットを生産することがてきるシガレ
ット製造機が実用化されようとしている。原価を下げる
ための他の方法は、生産される個々のシガレットの中味
たばこの重量が減少されることである。このことは当然
のことではあるが、特に、近年、葉たばこの価格が上昇
しているため、シガレットの中味たばこ量がわすかても
少なくなれば、それに伴い利益を大きくすることができ
る。しかし単に、中味たばこ量が減少される場合には、
シガレットとしての所定の品質が保なれなくなってしま
うこととなる。そこて、シガレットとしての所定の品質
を保ちながら、原価を引下げる為に、生産される個々の
シガレットの中味たばこ重量のバラツキを減少させてシ
ガレットの製造に用いられる中味たばこの総重量を減少
させる方法が考えられている。
このことを更に詳しく述べると、現在のシガレットの製
造工程では、シガレットの中味たばこ重量及びその重量
のバラツキに相当する標準偏差が測定され、良品として
規定される最低限の重量に、この標準偏差に通常は3で
ある定数を乗じた値を加えた重量を目標値としてシガレ
ットが製造されている。そのなめ、シガレットの中味た
ばこ重量のバラツキが減少されることによって、製造上
の目標値、即ちシガレットの製造に用いられる中味たば
この総重量が必然的に減少される。
シガレットの中味たばこ量のバラツキを減少させる為に
シガレット製造機が確実に保持固定され、これによって
摩耗によって生じるカタつき等が最少限に留められてい
る。しかしシガレットの中味たばこ量のバラツキを減少
させる為に重要なことは、精度の高い中味たばこ量制御
装置がシガレット製造機に装着されることであり、その
なめに従来から多くの装置が考案され実用化されている
その一つの方法が特公昭40−14560号公報(US
P3288147)に開示されている。
この方法では、刻みたばこの重量と空気透過性との間の
相関関係を利用し、空気透過性を指標として、中味なほ
こ量が制御されている。しかしこの方法ては、刻みたば
こを吸引するための元圧が変動したり、刻みなばこの粒
度及び組成が変わった場合には、この影響を受けて刻み
たばこの重量と空気透過性との相関性か乱れる等の欠点
があり、この為にシガレットの中味たばこ量のバラツキ
をそれほど減少させることができなかった。
他の方法として米国特許第2937280号、同第28
61683号に開示されている方法がある。この方法で
は、刻みたばこ量と静電容量との間の相関関係を利用し
、静電容量を指標として、中味たばこの量が制御されて
いる。しかし、この方法では、静電容量が刻みたばこの
水分や温度の影響を受けやすく、刻みたばこの重量と静
電容量との相関性が乱れるという欠点があるため、シガ
レットの中味たばこ量のバラツキはやはり余り減少され
ず、そのなめ現状では、はとんど実用に供されていない
更に他の方法として、放射線、特にストロンチウム90
の発するベータ線透過性と刻みたばこの密度との間の相
関関係を利用し、放射線の透過性を指標として刻みたば
この量が制御される方法がある。この方法には、放射線
を取扱う上での安全性確保の問題或いは、検出手段であ
るイオン箱から出力される電流が極めて微弱であること
からその後段に設けられた増幅器に生じるドリフト及び
その応答性等による問題かあるか、放射線の透過性と刻
みたばこの密度との間に極めて優れた相関関係を有する
ため、現在では、はとんどのシガレット製造機の中味た
ばこ量制御装置にこの方法が取り入れられている。
[発明が解決しようとする課題] シガレッ1−の中味たばこ量のバラツキを発生させる原
因は、例えは、刻みたばこの供給ドラムの偏芯や、有孔
サクションベルトに刻みたばこが吸着する際のすべり、
トリマー装置のカタツキ、刻みを積層する壁の不均一な
摩滅、シガレットを成型する際のずベリ等数多く存在す
る。そのため、棒状シガレットの密度に対応する信号の
バラツキについて周波数分析を行なうと、0.001H
zというような小さい振動数(変動周期が長い)のもの
から10H2,100Hzというような大きい振動数(
変動周期が短い)まで各振動数が連続的に含まれ、いわ
ゆる「ホワイトノイズ」の状態にあることが知られてい
る。
従って、シガレットの中味たばこ量のバラツキを減少さ
せるなめには、より応答の早い制御装置を用いて応答速
度よりも遅い密度信号のバラツキを除去する方法が考え
られる。
そこて1950年代には、放射線密度検出器を利用した
シガレットの中味タバコ量制御装置が考案され、それ以
来、制御応答速度を向上させる為に多大な研究がなされ
ている。
放射線を利用したシガレットの中味たばこ量の制御装置
は、例えば、米国特許2954775号明細書に開示さ
れている。この装置には、放射線密度検出器の信号に応
じて刻みたばこの供給装置の速度を制御する方法がとり
いれられている。しかし、この方法は、大きい慣性を持
つ供給装置全体の速度が制御される必要があるため、あ
る特定の限界値以上に応答速度は、向上されず、略0゜
01Hzより小さい振動数の重量変動バラツキしか除去
することができなかった。
より速い応答速度を実現する為に、日本国特公昭38−
15949(USP  3089497)号明細書に開
示されるに放射線密度検出器の信号に応じて刻みたばこ
層の厚さを加減する方法が考案されている。この方法で
は、駆動モーターが正転成いは、逆転されてトリマーが
移動されて刻みたばこ量が制御されるなめ、トリマーを
移動させるための慣性が小さく、放射線密度検出器で重
量の変化が検出されてからトリマーが駆動されるまでの
時間(遅延時間)が比較的短い特徴がある。
従って、前述した方法に比べてはるかに遠い応答速度が
得られ、略0.IHzより小さい振動数の変動が除去さ
れ得るようになり、この方法は、現在のほとんどのシガ
レット製造機に搭載されて実用化されている。
更により速い応答速度を実現をする為、前記方法がトリ
マーをモータにより駆動しているに対し日本国特開昭5
1−95198号明細書(usp4036238)に開
示されるように、電気油圧サーボ装置により高速で1〜
リマ−を上下する方式が考案され、この方法により略0
.5Hzよりも小さい振動数の変動が除去される。
さらに速い応答速度を実現をする為に日本国特開昭60
−234574号明細書(LIS 5erial No
、4036238)に開示されるように更に他の放射線
密度検出器をトリマーの直後に配置して、前記遅延時間
をできるたけ減少さぜるための方法が提案され、この方
法を利用することによってさらにIH2よりも小さい振
動数の変動が除去され得るようになった。
然しなから、この高速の制御装置が開発された後におい
ても、より正確でしかもより早い応答速度を有する高性
能なシガレットの中味たばこの制御装置が求められてい
る。
この発明の目的は、略10Hzより小さい振動数の変動
を除去する性能を有し、しかも高精度で中味たばこを制
御することができる高性能なシガレット製造機の中味た
ばこ制御装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明によれば、刻みたばこを有孔シガレットコンベ
アに吸着し、移送する移送手段と、前記コンベヤ上の刻
みたばこの量を調整するためにトリミング操作を施すト
リミング手段と、トリミング操作を施された刻みたばこ
を巻紙で包み込んで連続棒状シガレットを形成するシガ
レット形成手段とを備えて成るシガレット製造機におい
て、上記トリミング操作を施す前に配置され、前記刻み
たばこの密度を検知する第1の放射線密度検出器と、 前記シガレット形成手段の下流に配置され、連信号の高
周波成分のみを取出すバイパスフィルタとこの高周波成
分信号を所定時間遅延させる遅延回路とを有し、結果と
して前記第1の信号の瞬時の変動に相当するフィードフ
ォワード制御信号を信号を積分する積分器を有し、結果
として前記第2の信号の平均の変動に相当するフィード
バック制御信号を発生させるフィルドパック制御回路と
、前記フィードフォワード制御信号とフィードパ提供さ
れる。
1作用] この構成によれは、第2の放射線密度検出器のフィード
バック制御の特徴と、第1の放射線密度検出器のフィー
ドフォーフード制御の特徴を有利に結合させることによ
って、検出信号に対して高遠度で応答される制御系か提
供され、しかも、フィードフォーワード制御系に遅延回
路が設けられ、第1の放射線密度検出器で刻みたばこの
密度が検出されてから刻みたばこがトリミングされるま
でに要する刻みたばこの転送時間が制御系の機械的並び
に電気的遅れを考慮して補償されることから、より正確
に中身たばこを制御することができる。
[実施例] この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は、この発明の中味たばこ量制御装置を具備する
シガレット製造機を示している。図において、刻みたば
こは、チムニ100を通って上方に吸引される。吸引さ
れた刻みたばこは、吸引室102の下面に配置された有
孔シガレットコンベア103の下面に吸着されて積層さ
れる。積層された刻みたばこは、同図において、左方向
に運ばれ、トリミング装置104の直前に設けられた第
1の放射線密度検出器106によりその密度か測定され
る。測定された結果に基づいて、刻みたばこは、トリミ
ング装置104で適当な層厚に調整される。次に、適当
な層厚に調整された刻みたばこは、巻紙ロール108か
ら供給される布テープ110に重ねられた巻紙上に移さ
れる。そしてこの巻紙によって刻みたばこは、包み込ま
れ、巻き紙は、のり付は機112によって糊付けされる
この糊つけ部分がヒータ114により乾燥されて、棒状
のシガレットに形成される。形成された棒状シガレット
は、更に左方向に移動され、第2の放射線密度検出器1
16で密度が測定された後、切断器118によって最終
的に個々のシガレットに切断される。この切断されたシ
ガレットは、図示しないコンベアに移されて運搬され、
トレイに積めこまれる。
第2図には、第1の放射線密度検出器106′の構造が
示されている。この検出器106は、概略的には、放射
線を発生ずる放射線源106aと、この放射線源106
aからの放射線が入射されるイオン箱106bとから構
成され、これらは、所定距離能れて対向されている。イ
オン箱106bと放射線源106aの間のケース内には
、放射線の通路を規定する窓孔106c、106dが配
置され、各窓孔106c、106dは、互いに所定距離
能されて対向されている。各窓孔1.06 c、106
dの内側には、好ましくは、チタン箔等の金属膜層10
6e、106fがそれぞれ貼られて、これら金属膜層1
06eと106fの間には、有孔シガレットコンベア1
03上の刻みなばこTがトリミングされた後に通過され
るチャンネルが形成されている。尚、放射線源106a
、と窓孔106cとの間には、放射線を必要としないと
き、不要の放射線が外部に漏れないように、シャッタ1
06gが設けられている。
この第1の放射線密度検出器106は、下記のように動
作される。
放射線源106aからの放射線は、シャッタ106gが
開かれている際には、窓孔106Cの金属薄M 106
 eを通過して層状の刻みたばこTに照射される。照射
された放射線は、そこを通過する刻みたばこの密度に対
応して透過され、窓孔106dの金属薄膜106fを通
過してイオン箱106bに入射される。放射線が入射さ
れたイオン箱106bには、高電圧電源106hから電
圧が印加されていることから、このイオン箱内には、侵
入した放射線強度、即ち、測定された刻みかばこTの密
度に応じて電離電流が発生され、電離電流は、増幅器1
061に供給され、増幅される。
この信号電流によってトリミング装置が制御駆動される
。このように、第1の放射線密度検出器106で検出さ
れた出力は、シガレットが形成される以前の層状の刻み
たばこの密度信号を示している。
第3図は、第2の放射線密度検出器116の構造を示し
ている。検出器116は、上述したように既に多くのシ
ガレット製造機において使用されている。この検出器1
16は、概略的には放射線源116aとイオン箱116
bがら構成され、それらは、互いに対向されて所定路@
離されて配置される。放射線源116aとイオン箱11
6bの間には、棒状に形成されたシガレットSが配置さ
れる。さらに放射線源116aと棒状シガレットの間に
は、放射線を遮断するだめのシャッター116cか配置
されている。またこの放射線密度検出器116には、棒
状シガレットSの密度を検出するための放射線源116
a及びイオン箱116bの他に、シガレット密度の目標
値として参照するだめの基準用の基準用の標準密度物体
116e、放射線源116d及びイオン箱116fか設
けられており、放射線源116dとイオン箱116fは
、基準用の標準密度物体116eを介して対向されて配
置されている。また、この標準密度物体116eの密度
を検出するイオン箱116fと、前に述べたシガレット
の密度を検出するイオン箱116bとは、リード線によ
って電気的に接続されている。
この第2の放射線密度検出器116は、次に説明するよ
うに動作される。
放射線源116aから発せられる放射線は、棒状シガレ
ットSに入射され、その密度に対応して透過されてイオ
ン箱116bに入射される。イオン箱116bの外周に
は、高電圧電源116hによって負の電圧が印加されて
いることから、放射線が入射された際、その入射強度に
応じて電離電流が発生される。
一方、基準用の放射線源116dから発射された放射線
も上記と略同様に動作される。即ち、この放射線源11
6dからの放射線は、基準密度物体116eを貫通して
イオン箱116fに照射される。イオン箱116fの外
周には、高電圧電源により外周に正の電圧が印加されて
いることから、放射線が入射された際、イオン箱116
fには、目標値に対応した電離電流が発生される。上記
したイオン箱116bに印加された負の電圧によって発
生された電離電流、及びイオン箱116fに印加さらな
正の電圧によって発生された電離電流は、各イオン箱1
16b、116fの後部に接続されたリード線によって
電気的に合成され、その合成された電流が検出器内の上
部に配置された増幅器116gに送られる。このような
電気的接続によって棒状シガレットSが基準の密度であ
るときには、増幅器116gで発生される出力信号が零
となるように調整され、棒状シガレットSの密度が高い
ときは、増幅器116gで発生される出力信号は負とな
り、逆に棒状シガレットSの密度が低いときは、増幅器
116gの出力は正となるように調整される。従って、
増幅器116gに発生される出力信号は、基準密度に対
する棒状シガレットSの密度の偏差に対応される。
第4図は、この発明のたばこ中味制御装置の制御回路を
示し、この図において、第1図乃至第3図に記した部分
と同一の部分には、同一の符号が記されている。
既に述べたように、刻みたばこTは、チムニ100内を
吸収されて上昇し、吸気室102の下面に配置された有
孔シガレットコンベア103の下面に吸着されて積層さ
れ、図中の矢印方向に移動されて、第1の放射線密度検
出器106て刻みたばこ層の密度が測定される。この第
1の放射線密度検出器106に備えられた放射線源10
6aより発せられる放射線は、この刻みたばこTを貫通
してイオン箱106bに入射される。イオン箱106b
には、高電圧が与えられており、微弱な電離電流がその
出力に発生され、そのi弱な電流信号は、増幅器106
1により増幅された後に基準電圧発生器200からの基
準信号と加え合わされて、増幅器202に導かれる。こ
の増幅器202で増幅されて基準密度と刻みたばこ層の
実測密度との偏差に対応される極性及び大きさを有して
いる出力信号が発生される。
第1の放射線密度検出器106で密度が検出された刻み
たばこは、さらに図中で左方向に移動されてトリミング
円盤104aで層厚が調整される。
層厚が調整された刻みたばこTは、巻紙によって包みこ
まれ、その巻紙がのり付けされて棒状シガレットが形成
される。そして棒状シガレットは、次に第2の放射線密
度検出器116によって再びその密度が測定される。上
述したように、第2の放射線密度検出器116では、一
方の放射線源]16aから発生された放射線は、棒状シ
ガレットSを貫通してイオン箱106bに入射され、他
方の放射線源116dから発射された放射線は、基準密
度物体116eを貫通して、イオン箱106fに入射さ
れている。これらのイオン箱106b、106fの外周
にはそれぞれ逆極性の電圧が印加され、これらのイオン
箱は、その後部で電気的に接続されて増幅器116gに
導かれている為に、増幅器116gから増幅されて基準
物体の密度と棒状シガレットSの実測密度との偏差に対
応した極性及び大きさを有する出力信号がこの増幅器1
16gから発生される。この増幅器116gの出力信号
は、増幅器204で増幅されて積分器222に導かれ、
積分器222で積分される。この積分器222からの積
分出力信号は、棒状シガレットの密度と基準密度との差
信号の総和を示し、この値が常に零となるように後段の
操作端が駆動されることによって、シガレットの密度を
常に一定に保つことができる。積分器222の出力信号
は、増幅器224によって増幅され、加算器226に導
かれる。
一方、第1の放射線密度検出器106で検出された検出
信号を増幅した増幅器202の出力信号は、キャパシタ
251、抵抗252及びボルテージフロア253によっ
て構成されるバイパスフィルタに供給され、このフィル
タによって増幅器からの出力信号に含まれる高周波成分
のみが取出され、低周波成分の通過が阻止される。従っ
て、出力信号の瞬時変化のみがこのフ、イルターから出
力される。このフィルタの時定数は、好ましくは略1分
程度に設定される。又、スイッチ205はキャリブレー
ション時にこのフィルタにフィルタリンク作用を生じさ
せないようにする為に設けられている。
このようにして直流成分が除去され信号は、増幅器25
4、増幅器255で増幅され、後に詳述する遅延回路4
00で所定時間遅延されて加算器226に導かれる。
上記加算器226の出力は、増@’422Bで増幅され
た後、更に増幅器230で増幅されて、電気油圧サーボ
弁232に導かれる。電気油圧サーボ弁は、それに印加
される電圧即ち、増幅器230からの出力信号に応じて
、ギヤポンプ234から発生される油圧の流れが選択的
にシリンダ236の上下に供給さtし、シリフタ236
内のピストン238が上下動される。このピストン23
8の上下動は、リンク240、軸242、リンク244
及び連結棒246を介してトリミング装置104のトリ
ミング円板104aに伝達される。トリミング円板10
4aの位置は、差動変圧器248によって検出され、差
動変圧器248には、発振器250が発生ずる数kHz
の基準交流電圧信号がその一次コイル側に印加されてい
る。従って、ピストン238の上下動に応じて作動変圧
器248の2次コイル側から相互誘導作用によって出力
電気信号が発生されて増幅器257に導かれ、増幅器2
57の出力は17発振器250の出力信号により作動さ
れるスイッチ259により半波部分かアースされ、他の
残りがローパスフィルタ256により平滑されて、増幅
器258に導かれることによって直流増幅される。この
増幅器258の出力信号は、第3の入力信号として加算
器226に印加される6 以上の構成により、加算器226の第1の入力と第2の
入力の和が正のとき、すなわち中味たばこの量が少ない
ときには、加算器226の出力に電圧が発生するので、
増幅器230の出力は除々に正の方向に増加し、電気油
圧サーボ弁に油の流れを変えてピストン238を押しあ
げ、リンク240、軸242、リンク244及び連結棒
246を介してトリミング円盤104aを下げるために
中味たばこ量は、増加される。そして第3の信号が第1
の放射線密度検出器からの信号(第1の信号)と第2の
放射線密度検出器からの信号(第2の信号)の和に等し
くなるまでトリミング円盤は、下げられる。また中味た
ばこ量が多いときには、上記の場合とは逆の動作かなさ
れることで中身たばこ量は制御される。
以上の構成において発生される第2め信号、すなわち第
2の放射線密度検出器116にによって発生される信号
は、密度の偏差に対応した信号を積分器222で積分し
たものである。これに対し第1の信号、すなわち第1の
放射線密度検出器106によって発生された信号は、密
度の偏差に対応した信号である。従って第2の信号と第
1の信号とが異なる場合、短い時間で考えた場合、第1
の信号は、第2の信号に比べて優勢であっても、第2の
信号は、積分されて除々に増加されるため、ついには、
その信号が第1の信号よりも大きくされる。このなめ、
周期の短い変動は、第1の信号によって、また周期の長
い変動は、第2の信号によってシガレットの中味たばこ
量か制御される。
また、この発明において、第1の検出器106は、トリ
ミング装置でトリミングされる直前に配置されているが
、このことについてさらに詳しく説明する。実際の制御
装置では、第1の放射線密度検出器106で信号が測定
されその信号に基づいてトリミング装置が駆動されて中
身タバコがトリミングされるまでにずくなからず時間の
遅れ、即ち、機械的及び電気的な動作遅れ時間Td  
(遅延時間)が生じる。この時間の遅れTdによってシ
ガレットの中身たばこ量は、正確に制御されることが困
難となる。特に、振動数の高い制御を行なう際には、そ
の遅れ時間Tdは、無視できないほどの値となる。そこ
で、このシガレット製造機では、第1の放射線密度検出
器106は、トリミング装置の直前に配置され、それに
よ1て第1の検出信号をトリミング装置にフィードフォ
ーワードさせることでシガレットの中身たばこ量が制御
されている。然しなから、第1図及び第4図を参照して
説明したフィートフォーワード制御系では、第1の放射
線密度検出器106からトリミング装置104まで制御
対象物である中身タバコがコンベア103中を転送され
る。従って、第1の放射線密度検出器106でその密度
が検出された制御対象物である中身タバコが実際にトリ
ミング装置104でトリミングされるまで、その制御対
象物である中身タバコを転送する為の転送時間1tが必
要とされる。本実施例のごときトリミング装置が高速で
作動する場合には、この転送時間Ttは、遅延時間Td
に比べて大きく、両者が等しくなるようにフィードフォ
ーワード制御系の増幅器254の応答速度を調整する場
合には、フィードフォーワード制御系の応答速度を最大
とすることかできず、応答周波数特性が悪化してしまう
問題かある。そこで、本発明の制御装置では、機械的及
び電気的な動作遅れを考慮した略転送時間Ttと遅40
0で遅らせ、第1の放射線密度検出器106からトリミ
ング装置104まで制御対象物である号からハイ・“パ
スフィルターで取出された中身タバコの密度の瞬時値変
化に相当する高周波成分は、単に差時間△■のみ遅らさ
れるに過ぎず、フィードフォーワード制御系の応答性が
低下するような事態を防止することができる。
第4図に示された遅延回路400の一例を第5図を参照
して説明する。
第5図に示すように基準電源電圧Vrefによって動作
される遅延回路400においては、最大転送時間Tt(
Td・0)だけ入力信号に遅延を与えることかできる。
この回路400においては、バイパスフィルターから取
出された高周波出力信号は、入力端子401を介して入
力され、増幅器402によつてその振幅が調整される。
この振幅調整された信号は、アナログ遅延素子403、
例えは、BBD等の電荷転送素子に供給され、所定の差
時間Δ丁たけ遅延されて出力端子404から出力される
アナログ遅延素子403には、クロック405が接続さ
れ、このクロック405には、このクロック405の発
信周波数を調整する為の可変抵抗四R406に接続され
ている。従って、可変抵抗回路406の可変抵抗を調整
することによってクロック405の発信周波数が調整さ
れ、このクロック405からのクロック信号によって信
号を転送するアナログ遅延素子403の転送速度が調整
され、結果として差時間へ■が調整される。
第5図に示された遅延回路400は、アナログ信号をそ
のまま遅延して出力しているが、変形例としてA/D変
換気でアナログ信号をディジタル信号に変換してこのデ
ィジタル信号を遅延素子で遅延し、再ひD/A変換器で
ディジタル信号からアナログ信号に変換されても良い。
第6図を参照して刻みたばこの層厚を制御するトリミン
グ円盤104aを駆動するための駆動装置を次に説明す
る。図において、ピストン238は、外枠306に固定
して設けられたシリシタ236内を上下に摺動可能に設
けられていて、油圧がパイプ300を通してシリング室
236aに加圧されるときは、ピストン238を下方に
押し下け、このときビス1〜ン238の反対側のシリン
グ室236bにある油は、パイプ302を通りリターン
パイプ304を通してタンク内に排出される。
反対に、パイプ302を通してシリング室236bに加
圧されるときにはピストン238を上方に押し」二げ、
シリンタ室り36a内の油は、パイプ300、リターン
パイプ304を逆してタンク内に排出される6リターン
パイプ304の出口にはフィルタ308が設けられてい
る。
上記油圧系は一定の油圧に保たれている。この設定され
た圧力を越える油圧がギヤポンプから与えられるときに
は、油圧は、ギヤポンプ234がら電気油圧サーボ弁2
32に至るパイプ310の途中に分岐されて設けられた
パイプ312を通してレリーフパイプ314を作動させ
リターンパイプ316、フィルタ308を通してタンク
に排出される。油圧系内の油圧は圧力調整ねじ318を
通ることによって調整される。
ピストン238の上下の移動は、ピストン238に枢着
された連結棒320に伝達される。連結棒320の他端
はリンク240に軸支されていて、ピストン238の上
下移動はリンク240の軸242とともに回転揺動され
る。軸242は外枠306に軸支されている。軸242
に伝えられた回転揺動は、軸244の端に固着されてい
るリンク242を介してこのアームの他端に軸支された
連結軸246を縦方向に上下移動させる。連結軸246
の」1下移動によってトリミング円板104aが上下動
される。
軸242の他端には、リンク330か軸支されており、
軸242の回転はリンク330を回転揺動する。リンク
330にはリンク332が取付けられていてリンク33
0の回転揺動によってリンク332は、」1下に運動さ
ぜられる。リンク332には、作動変圧器248の中央
コアが更に固定され、このコアはリンク332と同様に
上下動させられる。
作動変圧器248は、コアが上に移動すると例えば移動
量に比例して正電圧を発生し、下に移動すると負電圧を
発生するように構成されている。
言替えると、連結軸246が上方に移動されるとき差動
変圧器248から正電圧が、連結軸246が下方に移動
されるとき負電圧かそれぞれ発生される。
なお、ギヤポンプ234には、自在継手338を介して
モータ336が連結されている。
し発明の効果] この発明の第2の放射線密度検出器は、他の空気透過性
を利用した密度検出器や、静電容量の変化を利用した密
度検出器とは異なり、検出信号か正確で、極めて安定し
た測定が可能であるので、目標値と測定値との偏差を積
分し、その結果をフィードバックさせることにより生産
されるシガレットの平均密度を制御している。
の信号に基づいてトリミング装置が駆動されるまでにず
くなからず時間の遅れ(遅延時間)が存在する。この無
駄時間が制御性能を悪化させる欠点がある。これは、制
御系全体の応答を目安として無駄時間の]15以上速く
すると、制御系が発振してしまうためである。
日本国特開昭60−234574号明細書(USS、 
N、 705877)に開示された装置はこの遅れ時間
を極少にすることにより系の応答を向上させようとする
ものてあった。
この発明にさらに設けられているフィードフォーワード
制御は、開ループとして設けられていることから、目標
値に対する誤差を積分するようなことはできないが、制
御系の応答速度は、検出端である第1の放射線密度検出
器と操作端であるトリマーとの間を刻みたばこが移動す
る時間以内に速くすることができる6 日本国特公昭40−14560号明細書にみるように空
気小室の圧力変動をベローズにより位置の変動に変換し
油圧装置によりフィードフォーワードの制御を試みた例
はあるが、信号の信頼性にとぼしく、油圧装置の速度も
機械式のもので十分でなくおおきな効果をあげられなか
った。
この発明によれば、放射線密度検出器のフィードバック
制御の長所と、操作端として高速で応答する電気油圧サ
ーボ機構と、さらにフィードフォーワード制御の特徴を
有利に組合わせることによって検出信号に対して、高速
度で応答する理想的な制御系を得ることができる。しか
も、フィードフォーワード制御系では、刻みたばこの密
度が検出された後トリミングされるまでの転送に要する
転送時間か機械的及び電気的時間遅れを考慮して補償さ
れることから高遠度でしかも正確に応答する理想的な制
御系を得ることができる。
その結果、従来の制御装置の約10倍の速度で制御がな
され、結果として、シガレットの中味たばこ量のバラツ
キは、通常2.5%程度あるものか、この発明が実施さ
れることにより、1.8%にも低下させることができる
。本願の比較例として第4図に示される制御装置におい
てフィードフォワード系に遅延回路が組込まれない制御
装置も考察しなところ、シガレットの中味たばこ量のバ
ラツキは、2.0%に低下させることができることが判
明しているが、この比較例との比較からも本発明によれ
ばシガレットの中味たばこ量のバラツキをより低下させ
ることができる。
言替えるならば、通常シガレットの重量は、重量−不良
品限界−3,0×バラツキ で決定されるので、従来装置に比して略1.7%の中味
たばこ量を節減することが可能となる。
上記したように、この発明によって極めて速い応答性で
高い精度をもつ制御系が構成され、シガレットの重量の
バラツキを最少にすることがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の中味たばこ制御装置を備えたシガ
レット製造機の正面図、第2図は、第1の中味たばこ制
御装置の断面図、第3図は、第2の中味たばこ制御装置
の断面図、第4図は、この発明の中味たばこ制御装置の
電気回路図、第5図は、第4図に示された遅延回路の一
例に係る回路図及び第6図は、中味たばこ制御装置の構
成要素である油圧サーボ弁の斜視図を示す。 106.116.、、放射線密度検出器、20019.
標準電圧発生器、222.、、積分器。 232、、、電気油圧サーボ弁、400.、、遅延回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、刻みたばこを有孔シガレットコンベアに吸着し、移
    送する移送手段と、前記コンベヤ上の刻みたばこの量を
    調整するためにトリミング操作を施すトリミング手段と
    、トリミング操作を施された刻みたばこを巻紙で包み込
    んで連続棒状シガレットを形成するシガレット形成手段
    とを備えて成るシガレット製造機において、 上記トリミング操作を施す前に配置され、前記刻みたば
    この密度を検知する第1の放射線密度検出器と、 前記シガレット形成手段の下流に配置され、連続棒状シ
    ガレットの密度を検知する第2の放射線密度検出器と、 前記第1の放射線密度検出器から送出される第1の信号
    の高周波成分のみを取出すハイパスフィルタとこの高周
    波成分信号を所定時間遅延させる遅延回路とを有し、結
    果として前記第1の信号の瞬時の変動に相当するフィー
    ドフォワード制御信号を発生させるフィードフォワード
    制御回路と、前記第2の放射線密度検出器から送出され
    る第2の信号を積分する積分器を有し、結果として前記
    第2の信号の平均の変動に相当するフィードバック制御
    信号を発生させるフィードバック制御回路と、前記フィ
    ードフォワード制御信号とフィードバック制御信号を加
    算する加算器とを備え、この加算信号により前記トリミ
    ング手段を制御することを特徴とするシガレット製造機
    の中味たばこ制御装置。
JP63103840A 1986-10-31 1988-04-28 シガレット製造機の中味たばこ量制御装置 Granted JPH01277479A (ja)

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EP19890104938 EP0339250B1 (en) 1988-04-28 1989-03-20 A device for controlling the content of tobacco on a cigarette manufacturing machine
DE1989607986 DE68907986T2 (de) 1988-04-28 1989-03-20 Vorrichtung zur Kontrolle des Tabakfüllguts in einer Zigarettenherstellungsmaschine.

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