JPH01277189A - 冷凍庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は例えばアイスクリーム等の冷凍商品を収納す
る冷凍ショーケース等の冷凍庫の改良に関する。

（従来の技術） 一般に、例えばアイスクリーム等の冷凍商品を収納・展
示する冷凍ショーケース等の冷凍庫として特公昭５８−
１０６６５号公報に示す構成のものが知られている。こ
れは、第３図に示すような構成になっている。第３図中
で、１は冷凍庫本体、２は冷凍庫本体１の庫内である。

この場合、冷凍庫本体１は上面を開口させた外箱３と内
箱４との間に断熱材５を装着させた断熱パネルによって
形成させている。さらに、内箱４には庫内冷却用の庫内
冷却器６を形成する冷媒配管７を配設させている。

また、冷凍庫本体１の上部には断面略台形の透視展示部
８を形成させている。この透視展示部８の内部には上部
に照明装置９を配設させている。

さらに、この透視展示部８の背面には透明なガラス板１
０を配設させている。また、この透視展示部８の前面に
は商品出入れ目１１を形成させている。この商品出入れ
目１１には開閉扉（透視扉）１２を装着させている。こ
の場合、開閉扉１２は第４図に示すように矩形状の枠体
１２ａ内に透明なガラス、［１２ｂを装着させて形成さ
せている。

さらに、この枠体１２ａの外面下端部には把手１２Ｃを
取付けているとともに、この枠体１２ａの両側には転動
ローラ１３・・・を装着させている。

また、透視展示部８の両側板には開閉扉１２の開閉動作
をガイドする略く字状のガイド溝１４を形成させている
。このガイド溝１４には上傾斜部１４ａと下傾斜部１４
ｂとを形成させている。さらに、このガイド溝１４内に
開閉扉１２の転動ローラ１３・・・を挿入させている。

そして、開閉扉１２の開操作時には第３図中に実線で示
すように開閉扉１２によって透視展示部８の商品出入れ
口１１を閉塞させる閉塞位置から同図中に仮想線で示す
ように開閉扉１２の転動ローラ１３・・・をガイド溝１
４に沿って転動させながら開閉扉１２を上方向に引上げ
て透視展示部８の商品出入れ目１１を開放させる開放位
置まで移動させるようにしている。

一方、冷凍庫本体１の庫内２の上面開口部には合成樹脂
材料によって形成させた１対の透明板１５．１６を装着
させている。これらの透明板１５．１６はく字状に連結
させている。また、−方の透明板１５の外端部は冷凍庫
本体１の背壁の上端部に回動自在に支持させているとと
もに、他方の透明板１６の外端部は揺動自在なアーム１
７を介して開閉扉１２の枠体１２ａの下端部に連結させ
ている。そして、開閉扉１２の閉塞時にはこれらの透明
板１５．１６によって冷凍庫本体１の庫内２の上面開口
部を覆うとともに、開閉扉１２の開操作時にはこの開閉
扉１２に連動して透明板１５．１６を透明板１６の外端
部側を持上げる方向に移動させ、冷凍庫本体１の庫内２
の冷凍商品を出入れ可能にしている。

しかしながら、上記従来構成のものにあっては開閉扉１
２の閉塞時には合成樹脂材料によって形成させた１対の
透明板１５．１６によって冷凍庫本体１の庫内２の上面
開口部を覆うようにしているので、冷凍庫本体１の庫内
２の熱が透視展示部８側に漏洩し易く、冷凍庫本体１の
庫内２の冷却効率が低下し易い問題があった。さらに、
透明板１５．１６の板面に結露し易い問題があるので、
排水構造が必要になり、冷凍庫本体１の構成が複雑化す
る問題があった。また、透明板１５．１６の板面に結露
したドレン水の氷結等により、透明板１５．１６の板面
が曇り易いので、冷凍庫本体１の庫内２の冷凍商品が見
えなくなり、中身商品の展示効果が悪い問題があった。

（発明が解決しようとする課題） 従来構成のものにあっては冷凍庫本体１の庫内２の熱が
透視展示部８側に漏洩し易く、冷凍庫本体１の庫内２の
冷却効率が低下し易い問題があるとともに、排水構造が
必要になり、冷凍庫本体１の構成が複雑化し、かつ冷凍
庫本体１の庫内２の冷凍商品が見えなくなり、中身商品
の展示効果が悪い等の問題があった。

この発明は上記事情に着目してなされたもので、冷凍庫
本体の庫内の冷却効率を向上させて省エネルギー化を図
ることができるとともに、冷凍庫本体の構成の簡略化お
よび冷凍庫本体の庫内の中身商品の展示効果の向上を図
ることができる冷凍庫を提供することを目的とするもの
である。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） この発明は冷凍庫本体の庫内の上面開口部を覆う透視熱
線反射フィルム製のカバーを設け、冷凍庫本体の上部に
形成させた透視展示部の透視扉の把手側にカバーの一端
を着脱可能に取付けるとともに、冷凍庫本体側にカバー
の他端を固定状態または着脱可能に取付けたものである
。

（作用） 透視展示部の透視扉の閉塞時には透視熱線反射フィルム
製のカバーによって冷凍庫本体の上面開口部を覆うこと
により、冷凍庫本体の庫内側の熱が透視展示部側に漏洩
することを防止して冷凍庫本体の庫内の冷却効率を向上
させるとともに、カバーへの結露を防止して冷凍庫本体
の構成の簡略化および冷凍庫本体の庫内の中身商品の展
示効果の向上を図り、さらに透視展示部の透視扉の開操
作時には透視扉に連動させて冷凍庫本体の上面開口部か
らカバーを自動的に引上げるようにしたものである。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を第１図および第２図を参照
して説明する。なお、第１図および第２図中で第３図お
よび第４図と同一部分には同一の符号を付してその説明
を省略する。

すなわち、この実施例は冷凍庫本体１の庫内２の上面開
口部を覆う透視熱線反射フィルム製のカバー２１を設け
、冷凍庫本体１の上部に形成させた透視展示部８の開閉
扉（透視扉）１２の把手１２ｃ側にカバー２１の一端を
着脱可能に取付けるとともに、冷凍庫本体１側にカバー
２１の他端を着脱可能に取付けたものである。この場合
、透視熱線反射フィルム製のカバー２１は高透明熱線遮
断フィルム（例えば、帝人株式会社の商品名：レフチル
）等のように輻射による熱の伝達を制御して断熱性を向
上させる伸縮自在な選択透過性フィルムによって形成さ
せている。

さらに、このカバー２１の一端は例えば開閉扉１２の枠
体１２ａの下端部に形成させた図示しない係合溝に係脱
可能に係合させる係合部材２２、或いは接離自在なテー
プ、マグネット等を介して開閉扉１２の枠体１２ａの下
端部に着脱可能に連結させている。また、このカバー２
１の他端は例えば冷凍庫本体１の背壁の上端部に形成さ
せた係合孔２３に係脱可能に係合させる係合部材２４、
或いは接離自在なテープ、マグネット等を介して冷凍庫
本体１の背壁の上端部に着脱可能に連結させている。こ
の場合、冷凍庫本体１の上面開口部の周縁部位には内壁
面側に凹陥状の段部２５を形成させている。そして、カ
バー２１の一端を開閉扉１２の枠体１２ａの下端部から
取外した場合には第２図に示すようにカバー２１を巻回
させた状態で冷凍庫本体１の背壁上端部の段部２５内に
カバ−２１全体を収納させるようにしている。

そこで、上記構成のものにあっては透視展示部８の開閉
扉１２の閉塞時には透視熱線反射フィルム製のカバー２
１によって冷凍庫本体１の上面開口部を覆うようにした
ので、冷凍庫本体１の庫内２側の熱が透視展示部８側に
漏洩することを防止することができ、冷凍庫本体１の庫
内２の冷却効率を向上させて省エネルギー化を図ること
ができる。

また、カバー２１への結露を防止することができるので
、冷凍庫本体１に格別に排水構造を設ける必要がなく、
冷凍庫本体１の構成の簡略化を図ることができる。

さらに、従来のように透明板に結露したドレン水が氷結
するおそれがないので、カバー２１の曇りを防止でき、
冷凍庫本体１の庫内２の中身商品の展示効果の向上を図
ることができる。

また、カバー２１の一端を係合部材２２を介して開閉扉
１２の枠体１２Ｈの下端部に着脱可能に連結させている
とともに、カバー２１の他端を係合部材２４を介して冷
凍庫本体１の背壁の上端部に着脱可能に連結させている
ので、透視展示部８の開閉扉１２の開操作時には開閉扉
１２に連動させて冷凍庫本体１の上面開口部からカバー
２１を自動的に引上げることができ、冷凍庫本体１の庫
内２の中身商品の出入れ作業の作業性の向上を図ること
ができる。

さらに、例えば開閉扉１２の開閉を頻繁に行なう場合に
はカバー２１の一端側の係合部材２２を開閉扉１２の枠
体１２ａの下端部から取外し、カバー２１を巻回させた
状態で冷凍庫本体１の背壁上端部の段部２５内にカバ−
２１全体を収納させることができるので、使い勝手を一
層向上させることができる。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではない
。例えば、上記実施例ではカバー２１の他端を冷凍庫本
体１の背壁の上端部に形成させた係合孔２３に係脱可能
に係合させる係合部材２４、或いは接離自在なテープ、
マグネット等を介して冷凍庫本体１の背壁の上端部に着
脱可能に連結させた構成のものを示したが、カバー２１
の他端を冷凍庫本体１の背壁の上端部に固定状態で連結
させてもよい。また、上記実施例ではカバー２１を選択
透過性フィルムによって形成させた構成のものを示した
が、選択透過性フィルムとは別材料によって形成させた
可撓性を備えたベースフィルム上に選択透過性フィルム
を接合させてカバー２１を形成させてもよい。さらに、
その他この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
できることは勿論である。

［発明の効果］ この発明によれば冷凍庫本体の庫内の上面開口部を覆う
透視熱線反射フィルム製のカバーを設け、冷凍庫本体の
上部に形成させた透視展示部の透視扉の把手側にカバー
の一端を着脱可能に取付けるとともに、冷凍庫本体側に
カバーの他端を固定状態または着脱可能に取付けたので
、冷凍庫本体の庫内の冷却効率を向上させて省エネルギ
ー化を図ることができるとともに、冷凍庫本体の構成の
簡略化および冷凍庫本体の庫内の中身商品の展示効果の
向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の一実施例を示すもので
、第１図は冷凍庫全体の概略構成を示す縦断面図、第２
図はカバーの収納状態を示す要部の縦断面図、第３図お
よび第４図は従来例を示すもので、第３図は冷凍庫の要
部の概略構成を示す縦断面図、第４図は透明板の取付は
状態を示す斜視図である。 １・・・冷凍庫本体、２・・・庫内、８・・・透視展示
部、１２・・・開閉扉（透視扉）、１２Ｃ・・・把手、
２１・・・カバー。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図 第　３　図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷凍庫本体の上部に透視展示部を形成させ、この展示部
   に開閉可能な透視扉を配設させた冷凍庫において、前記
   冷凍庫本体の庫内の上面開口部を覆う透視熱線反射フィ
   ルム製のカバーを設け、前記透視扉の把手側に前記カバ
   ーの一端を着脱可能に取付けるとともに、前記冷凍庫本
   体側に前記カバーの他端を固定状態または着脱可能に取
   付けたことを特徴とする冷凍庫。