JPH01275641A - ポリマー粒子 - Google Patents

ポリマー粒子

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JPH01275641A
JPH01275641A JP63105347A JP10534788A JPH01275641A JP H01275641 A JPH01275641 A JP H01275641A JP 63105347 A JP63105347 A JP 63105347A JP 10534788 A JP10534788 A JP 10534788A JP H01275641 A JPH01275641 A JP H01275641A
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は特定の数平均粒径を有し、粒径分布がせまく、
かつ粒子の内部が三次元網目状組織となっているポリマ
ー粒子に関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする課8]従来より
ポリマー粒子が製造され、クロマトグラフィー用の充填
材、酵素固定用の担体、アフィニティークロマトグラフ
ィー用の担体、イオン交換樹脂用母材などとして利用さ
れている。
球状ポリマー粒子の製造方法として分散法とスプレー法
が知られている。
分散法では、界面活性剤を含む分散媒体中に小滴状に分
散させたポリマーの希薄溶液からその溶剤を揮発させる
ことによって固化させるか(特開昭58−24430号
公報参照)、この分散液に小滴の凝固剤を徐々に加えて
固化させるかする(特開昭57−159801号公報参
照)ことによってポリマー粒子かえられる。この方法で
は広い粒径分布を有する粒子かえられる上、固化した小
滴から溶剤、分散媒体および界面活性剤を除くために水
だけでなく有機溶剤による洗浄が必要である。
また分散法の別法として重合性モノマーを分散媒体中に
分散させたのち重合させることによってポリマー粒子を
つる方法も知られており、かかる方法によってえられた
粒子も広い粒径分布を有している。この粒子を電子顕微
鏡で拡大して観察するとさらに微小な球状粒子が凝集し
て粒子を形成している状態が見受けられる。この構造が
原因だと思われるが、この方法でえられた粒子の懸濁液
をマグネチックスクーラーなどで攪拌すると微小なポリ
マークズが多量に生じる。
スプレー法では、ポリマー溶液を凝固剤中に噴霧するこ
とによってポリマー粒子かえられる。
この粒子も広い粒径分布を持ち、また粒径も比較的大き
い(特開昭52−129788号公報参照)。
ところが、ポリマー粒子に粒径の小さいものが多く含ま
れると、吸着効率の良好なカラム状の吸着体として用い
たばあいに圧力損失が大きくなる、とくに血液中から血
漿蛋白質などを選択的に除去するというような用途に用
いると溶血などの問題が生ずる、分画分子量がシャープ
でなくなるので選択性がわるくなるなどの問題が生ずる
前記圧力損失に関する問題を改善するためにポリマー粒
子の粒径を大きくすると、比表面積(単位体積当りの粒
子の総表面積)が小さくなり、吸着速度が低下する問題
が生ずる。
ポリマー粒子の粒径分布を狭くして前記のごとき問題の
少ないものも製造されているが(特開昭57−1029
05号公報)、この粒子は三次元網目状構造ではなく、
微小な一次粒子が集合した粒子であり、機械的強度が必
ずしも充分でなく、−炭粒子が脱離するという問題があ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は前記諸問題の原因であるポリマー粒子の粒径分
布が広いなどの問題を解消するためになされたものであ
り、数平均粒径が300〜600pの範囲にあり、95
%以上の粒子が数平均粒径の±10%以内にあり、粒子
の内部が三次元網目状組織となっているポリマー粒子に
関する。
[実施例] 本発明のポリマー粒子を構成するポリマーの種類などに
はとくに限定はなく、ポリマー粒子を製造しうるちので
あるかぎりいかなるものも使用しうる。
このようなポリマーの具体例としては、たとえばセルロ
ース、セルロース誘導体、再生セルロースなどのセルロ
ース系ポリマー、絹フィブロインなどの絹糸ポリマー、
キトサンなどのキチン系ポリマー、コラーゲン、アガロ
ース、アルギン酸塩、カラギーナン、ゼラチン、デンプ
ンのごとき天然系ポリマー;ポリアクリロニトリル、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル
−ビニルスルホン酸共重合体などのアクリロニトリル系
ポリマー;ポリメチルメタクリレート、メチルメタクリ
レート −ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体、
ポリメチルメタクリレートステレオコンプレックス、ヒ
ドロキシエチルメタクリレート −スチレン共重合体な
どの(メタ)アクリレート系ポリマー;ポリスチレン、
スチレン−ブタジェン共重合体、スチレン−クロロメチ
ルスチレン共重合体などのスチレン系ポリマー;ポリビ
ニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体
などのビニルアルコール系ポリマー;その他ポリアミド
、ポリエステル、ポリエーテル、ポリウレタン、ポリス
ルホンなどの縮合系ポリマーなど、それぞれのポリマー
に適した溶剤に溶解させてポリマー溶液を製造しうる合
成系ポリマーなどがあげられる。
前記ポリマー粒子を構成するポリマーが、たとえばセル
ロース系ポリマーのばあいには、血球成分や血漿蛋白質
の非特異吸着が比較的少ないなどの特徴を有するポリマ
ー粒子かえられるため、血液中から血漿蛋白質などを選
択的に除去するというような用途に好適に使用されうる
粒子かえられる。また、スチレン−ブタジェン共重合体
やスチレン−クロロメチルスチレン共重合体などのよう
に、他の基、たとえばイオン交換性基を導入したり架橋
させたりしうるポリマーを使用したばあいには、イオン
交換樹脂用母材や機械的強度の大きい粒子や機械的強度
の大きいイオン交換樹脂用母材、アフィニティークロマ
トグラフィー用担体などに使用しうる粒子かえられる。
さらにポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体などのように活性水酸基を有するポリマー
を使用したばあいには、圧力損失の小さいアフィニティ
ークロマトグラフィー用担体などに使用しうる粒子かえ
られる。
本発明のポリマー粒子は、球状(はぼ真球のもののみな
らず、短径/長径が0.8程度までの楕円状のものの回
転体などをも含む概念である)の粒子であり、数平均粒
径(楕円状回転体のばあいには体積平均粒径、すなわち
長径の2乗に短径を乗じた値の3乗根として求める)が
300〜800加の範囲にあり、95%以上の粒子が数
平均粒径の±10%以内のものである。
前記数平均粒径が300遍未満になると、たとえば血液
中から血漿蛋白質を選択的に除くための吸着体用のポリ
マー粒子として、とくに血漿蛋白質を直接血液潅流法に
よって吸着除去するための吸着材として使用したばあい
などの圧力損失が大きくなり、溶血がおこりやすくなる
などの問題が生じやすくなる。また800 虜をこえる
と比表面積が小さくなり、吸着速度が遅くなり、血液′
の循環量の割に不要物の吸着除去量が少なくなる。
また、前記数平均粒径の±10%以内の粒子の割合が9
5%未満しかないばあいには、前記のごとき吸着体用の
吸着材として使用したばあいには圧力損失が大きくなっ
たり、溶血がおこりやすくなったりしやすくなる。
本発明のポリマー粒子の表面の状態にはとくに限定はな
く、スキン層が存在していてもよく、網目状組織となっ
ていてもよく、スキン層と網目状組織との中間の状態で
あってもよいが、その内部は三次元網目状組織となって
いる。
三次元網目状組織とは、前記のように重合性モノマーの
液滴を重合させた粒子がさらに微小な粒子の重合体(集
合体)であるのに対して、文字通り、海綿のように有孔
面が三次元的に連続した構造または繊維が三次元的に連
続した構造となっている組織を意味する。
ポリマー粒子内部の三次元網目状組織を構成する網目の
大きさ、空孔率などにもとくに限定はないが、網目の大
きさは0.1− to、+n程度が好ましく、また内部
に直径が10虜を越える空洞部分を局部的に有してもよ
い。空孔率は50〜95%程度が好ましい。
前記網目状組織の網目の大きさがo、t 廁未満になる
と、吸着体用の吸着材として用いたばあいに血液中の前
記不要物の吸着速度が小さくなるのみならず、これら不
要物の吸着除去が充分行なわれなくなるなどの傾向が生
じる。また10爛をこえると、カラムに充填して使用す
る際などの輸送時や充填時などに粒子が変形したり、破
砕したりしやすくなる傾向が生じ、粒子の機械的強度が
充分でなくなる傾向にある。
ポリマー粒子表面にスキン層が存在するばあい、スキン
層の厚さとしてO11〜10−程度のものが通常えられ
る。このようにポリマー粒子表面にスキン層のあるポリ
マー粒子は、表面の孔径が比較的小さいので、排除限界
分子量がおよそ100万以下のクロマトグラフィー用粒
子、またはイオン交換樹脂用母材粒子として適したもの
になる。
またポリマー粒子表面が網目状組織のばあい、網目状組
織には通常0.O1〜5虜程度の孔径の孔が存在する。
このようにポリマー粒子表面が網目状組織のばあいには
排除限界分子量がおよそ100万以上のクロマトグラフ
ィー用粒子、あるいは固定化酵素の担体として適したも
のになる。
つぎに本発明のポリマー粒子の製法をセルロース系ポリ
マーを用いたばあいについて説明する。
本発明のポリマー粒子の1種であるセルロース系粒子は
、セルロース、セルロース誘導体などを溶解させたセル
ロース系溶液を、たとえば特開昭62−191033号
公報に記載の装置および方法(振動法と乾湿式凝固法と
を組合わせた方法)を適用することにより製造されうる
前記セルロース系溶液を調製する際に用いる溶剤として
は、セルロースの溶剤となる、たとえば銅アンモニア水
溶液、ジメチルスルホキシドとホルムアミドとの混合液
、チオシアン酸カルシウム水溶液など、また代表的なセ
ルロース誘導体である酢酸セルロースの溶剤となる、た
とえばジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、
アセトンなどがあげられる。
これらの溶剤には、えられるセルロース系粒子の表面に
スキン層を形成するか否か、スキン層を形成するばあい
にはその厚さをどの程度にするか、内部の網目状組織の
孔の大きさをどの程度にするかなどを調節するために、
メタノール、エタノール、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、グリセリン、水、無機塩類、ポリエチ
レングリコール、ポリビニルピロリドンなどを加えても
よい。
このようにして調製された5〜20%(重量%、以下同
様)程度のセルロース系溶液は、たとえば特開昭82−
191033号公報に記載のごとき装置を用いてほぼ均
一な大きさの小液滴として気相中に噴出せしめられ、は
ぼ球形になる飛行距離以上を飛行せしめられたのち凝固
剤と接触せしめられる。このようにして製造されるセル
ロース系粒子はほぼ真球の粒子である。
前記凝固剤はポリマーの非溶剤からなるが、小滴を構成
する溶剤と溶けあい、小滴が自然にぬれるような表面張
力を有するものが好ましい。
このような凝固剤の具体例として、たとえば水、水と前
記良溶剤または非溶剤との混合液、水と界面活性剤との
混合液などがあげられる。
一般にポリマー溶液中のポリマーの濃度が高く、非溶剤
の割合が少なく、水のように凝固力の強い凝固液を使用
するとスキン層を形成させることができ、また凝固を遅
くして、ポリマーを密に凝集させることによって粒子内
部の網目状組織の網目の大きさを小さくすることができ
る。
ポリマー溶液中のポリマー濃度が低く、非溶剤の割合が
多く、凝固力の比較的弱い凝固液を使用すると、表面ま
で網目状組織を有する粒子を形成させることができる。
前記説明においてはセルロース系ポリマーを用いてポリ
マー粒子を製造したが、他のポリマーを用いるばあいに
も上記のように適当な溶剤にポリマーを溶解させたポリ
マー溶液を用い、該ポリマーの非溶剤を凝固液として使
用し、前記と同様の方法でポリマー粒子を製造しうる。
ポリマーの溶剤、非溶剤および凝固剤は、たとえば「日
本化学会編、化学便覧、丸首■(1984)J 、  
rJ、Brandrup & E、M、1mmergu
t。
editors:John Wlly & 5ons、
 New York、ポリマー ハンドツ・ツク(Po
lymer Handbook) (1975)Jなど
により選択することができる。
このようにしてえられたポリマー粒子にイオン交換性基
などの他の基を導入したり架橋させたりするサイトが存
在するばあいには、そののち他の基を導入したり架橋さ
せたりすればよい。
このようにしてえられた本発明のポリマー粒子は特定の
平均粒径および特定の粒径分布を有し、かつ粒子内部が
三次元網目状組織を有するため、クロマトグラフ用充填
材、酵素固定用担体、アフィニティクロマトグラフィー
用担体、イオン交換樹脂用母材などの用途に使用するこ
とができ、これらの用途に使用したばあいには圧力損失
、吸着速度、分離速度、選択性などの点で優れたものと
なる。
つぎに本発明のポリマー粒子を実施例に基づき説明する
が、本発明がこれら実施例に限定されないことは勿論で
ある。
実施例に 酢酸セルロースを濃度が12.5%となるようにジメチ
ルスルホキシド/プロピレングリコールが重量比で47
8の混合液に溶解させた。
ノズルの前方51Ilのところに2cmの間隔を離して
、巾5ams液滴の進行方向の長さ25cmの大きさの
平行平板状の電極を設置し、該電極とノズルとの間にg
oovの直流電圧を印加した。このノズルに設けた直径
250J!Mのオリフィスから、145℃に保持した前
記溶液を7.8m/secの線速で3850Hzの振動
を加えながら吐出させ、該溶液の均一な液滴を形成させ
、空気中を約31飛行させたのち、23℃の10%メタ
ノール水溶液中へ侵入させて凝固させ、二酢酸セルロー
スの粒子をえた。
えられた二酢酸セルロース粒子を50℃、0.6%の力
性ソーダ水溶液に投入して、2時間撹拌したのち回収し
、中和・水洗して、はぼ100%再生された再生セルロ
ース粒子をえた。
えられた再生セルロース粒子の数平均粒径を下記方法に
より測定したところ、430廊であり、粒子がすべて平
均粒径±5%以内にあった。
えられた再生セルロース粒子内の液体をエタノールで置
換してから炭酸ガス臨界点乾燥(■日立製作新製の臨界
点乾燥器HCP−2を使用)させ、金を蒸着させたのち
走査型電子顕微鏡で観察したところ、表面に厚さ約0.
2側のスキン層があり、内部は孔径が約0.2〜2廓の
多孔質三次元網目状組織であった。
前記再生セルロース粒子を内径14am、長さ7■のカ
ラムに充填し、ヘパリンを30ユニット/ml加えた牛
の新鮮血を37℃に保温して流し、徐々に流量を大きく
して圧力損失を測定したところ、線速の増加と共にほぼ
直線的に圧力損失が大きくなったが、gem/winの
ときでも50mm1gで、そのまま1時間連続運転して
もこの値はほとんど変わらず、直接血液潅流可能であっ
た。
前記再生セルロース粒子をエピクロルヒドリンと反応さ
せ、ついでn−ヘキシルアミンと反応させて、n−ヘキ
シルアミン固定化セルロース粒子をえた。この粒子の選
択性を下記方法により測定したところ、リゾチーム、ア
ルブミンに対する吸着率はそれぞれ73%および8%で
あった。
(数平均粒径および粒径分布) 数百側(約500〜1000個)の粒子の光学顕微鏡像
を画像処理装置(■ニレコ製のルーゼックス■)を使用
して処理して求める。
(選択性) pH7,4に調整した0、025Mリン酸緩衝液にリゾ
チームおよびアルブミンをそれぞれ3 e、g/ ml
および7.3mg/mlの濃度になるように溶解させた
各々の液6容量に対し、沈降体積として1容量の割合に
なるようにセルロース系粒子に血漿蛋白質に吸着性を有
するリガンドを固定したものを加え、37℃で2時間振
温したのち、上澄液の濃度を測定してそれぞれの吸着率
を求める。
(直接血液潅流の可能性の判定) ヘパリンを30ユニット/ ml加えた牛の新鮮血を3
7℃に保温して、粒子を充填した長さ7cmx内径14
■φのカラムに徐々に流量を増加させながら線速度が8
cm/sinになるまで流して、この間に圧力損失が1
1005nHをこえないものを直接血液潅流が可能であ
ると判定した。
実施例2 ポリアクリロニトリルを濃度が9%となるようにジメチ
ルスルホキシド/プロピレングリコールが重量比で70
/ 30の混合液に溶解させた。
ノズルの前方5■■のところに2cmの間隔を離して、
巾が5cm、液滴の噴出方向の長さが10c+aの大き
さの平行平板状の電極を設置し、該電極とノズルとの間
に800vの直流電圧を印加した。
このノズルに設けた直径120屡のオリフィスから、1
03℃に保持した前記溶液を6 ra/secの線速で
1000Hzの振動を加えながら吐出させ、該溶液の均
一な液滴を形成させ、空気中を約3ffl飛行させたの
ち、23℃の0.1%中性洗剤(ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレート)水溶液中へ侵入させて凝固さ
せ、ポリアクリロニトリルの粒子をえた。
えられたポリアクリロニトリル粒子の数平均粒径を実施
例1と同様の方法により測定したところ、460虜で、
粒子がすべて平均粒径±6%以内にあった。
えられたポリアクリロニトリル粒子を室温で真空乾燥さ
せ、金を蒸着させたのち走査型電子顕微鏡で観察したと
ころ、表面に厚さ約0.1虜のスキン層があり、内部は
孔径が約0.2〜1爛の均一な多孔質三次元網目状組織
であった。
前記ポリアクリロニトリル粒子を用いて実施例1と同様
にして圧力損失を測定したところ、線速の増加と共にほ
ぼ直線的に圧力損失が大きくなったが、3cm/win
のときでも30MmHgで、そのまま1時間連続運転し
てもこの値はほとんど変わらず、直接血液潅流可能であ
った。
実施例3 ポリメチルメタクリレートを、濃度が約17%となるよ
うにジメチルスルホキシド/プロピレングリコールが重
量比で83/ 37の混合液に溶解させた。
ノズルの前方5mmのところに2co+の間隔を離して
、巾5 am、液滴の噴出方向の長さが1OCIIlの
大きさの平行平板状の電極を設置し、該電極とノズルと
の間に800vの直流電圧を印加した。このノズルに設
けた直径120項のオリフィスから、101℃に保持し
た前記溶液を7.1m/secの線速で930Hzの振
動を加えながら吐出させ、該溶液の均一な液滴を形成さ
せ、空気中を約3m飛行させたのち、23℃の0.1%
中性洗剤(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト)水溶液中へ侵入させて凝固させ、ポリメチルメタク
リレートの粒子をえた。
えられたポリメチルメタクリレート粒子の数平均粒径を
実施例1と同様の方法により測定したところ、470遍
で、粒子がすべて平均粒掻出8%以内にあった。
えられたポリメチルメタクリレート粒子を室温で真空乾
燥させ、金を蒸着させたのち走査型電子顕微鏡で観察し
たところ、表面に厚さ約0.2遍のスキン層があり、内
部は孔径が約0.2〜0.51Mの均一な多孔質三次元
網目状組織であった。
前記ポリメチルメタクリレート粒子を用いて実施例1と
同様にして圧力損失を測定したところ、線速の増加と共
にほぼ直線的に圧力損失が大きくなったが、8cm/w
inのときでも30mmHgで、そのまま1時間放置し
てもこの値はほとんど変わらず、直接血液潅流可能であ
った。
実施例4 ポリスチレンを、濃度が15%となるようにN−メチル
−2−ピロリドン/プロピレングリコールが重量比で6
8/ 32の混合液に溶解させた。
ノズルの前方5mmのところに2ca+の間隔を離して
、巾5atas液滴の噴出方向の長さが10cmの大き
さの平行平板状の電極を設置し、該電極とノズルとの間
に800■の直流電圧を印加した。このノズルに設けた
直径100μmのオリフィスから、124℃に保持した
前記溶液を7.6+/secの線速で850Hzの振動
を加えながら吐出させ、該溶液の均一な液滴を形成させ
、空気中を約311飛行させたのち、23℃の0.1%
中性洗剤(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト)水溶液中へ侵入させて凝固させ、ポリスチレンの粒
子をえた。
えられたポリスチレン粒子の数平均粒径を実施例1と同
様の方法により測定したところ、440J!mで、粒子
がすべて平均粒径±5%以内にあった。
えられたポリスチレン粒子を室温で真空乾燥させ、金を
蒸着させたのち走査型電子顕微鏡で観察したところ、表
面に厚さ約0.2虜のスキン層があり、内部は孔径が約
0.2〜2ρの多孔質三次元網目状組織で、かつ約20
.の空洞を局部的に有していた。
前記ポリスチレン粒子を用いて実施例1と同様にして圧
力損失を測定したところ、線速の増加と共にほぼ直線的
に圧力損失が大きくなったが、gas/gainのとき
でも25MmHgで、そのまま1時間連続運転してもこ
の値はほとんど変わらず、直接血液潅流可能であった。
比較例1 均一な液滴の形成条件を変更して実施例1と同様にして
、数平均粒径が290廟で100%の粒子が数平均粒径
の±5%以内にある実施例1とほぼ同じ断面構造の再生
セルロース粒子をえた。
この粒子を用いて実施例1と同様にして圧力損失を測定
したところ、線速が5cm/1nのところですでに10
0mmHgをこえていた。
比較例2 均一な液滴の形成条件を変更して実施例゛2と同様にし
て、数平均粒径が290遍で100%の粒子が数平均粒
径の±5%以内にある実施例2とほぼ同じ断面構造のポ
リアクリロニトリル粒子をえた。この粒子を用いて実施
例1と同様にして圧力損失を測定したところ、線速が5
cm/ff1inのところですでに10hmHgをこえ
ていた。
比較例3 均一な液滴の形成条件を変更して実施例3と同様にして
、数平均粒径が274胴で100%の粒子が数平均粒径
の±7%以内にある実施例3とほぼ同じ断面構造のポリ
メチルメタクリレート粒子をえた。この粒子を用いて実
施例1と同様にして圧力損失を測定したところ、線速が
5(至)/akinのところですでに100mmHgを
こえていた。
比較例4 均一な液滴の形成条件を変更して実施例4と同様にして
、数平均粒径が280虜で100%の粒子が数平均粒径
の±5%以内にある実施例4とほぼ同じ断面構造のポリ
スチレン粒子をえた。
この粒子を用いて実施例1と同様にして圧力損失を測定
したところ、線速が5cm/glnのところですでに1
00+i+++lIgをこえていた。
比較例5 数平均粒径が450虜で、89%の粒子が数平均粒径の
±10%以内にある市販の再生セルロース粒子を用いて
実施例1と同様にして圧力損失を測定したところ、線速
か2cm/m1nですでに圧力損失が100mIIIH
gをこえ、そののちさらに圧力損失が大きくなったので
実験を中止した。
以上の結果から、直接血液潅流時の圧力損失に関係する
のはポリマーの種類というよりはポリマー粒子の粒径お
よびその分布であることがわかる。この結果はポリマー
粒子の表面エネルギーが大きいポリマー(セルロース)
では圧力損失が小さくなり、表面エネルギーの小さいポ
リマー(ポリメチルメタクリレートやポリスチレン)で
は圧力損失が大きくなるという従来がらの通説と異なっ
た結果であり、表面エネルギーの小さいポリマー粒子で
も直接血液濯流用吸着体粒子として使用しうることを示
すものである。
[発明の効果] 本発明のポリマー粒子は特定の数平均粒径および特定の
粒径分布を有し、かつ粒子内部が三次元網目状組織であ
るため、たとえば血液中から血漿蛋白質を選択的に直接
血液潅流法によって吸着除去するなどの用途に用いたば
あいには、微粒子の発生がなく、圧力損失が小さく、溶
血などの問題が生じにくくなるなどの効果が達成される
特許出願人  鐘淵化学工業株式会社 手続補正書印発)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 数平均粒径が300〜600μmの範囲にあり、9
    5%以上の粒子が数平均粒径の±10%以内にあり、粒
    子の内部が三次元網目状組織となっているポリマー粒子
JP63105347A 1988-04-27 1988-04-27 アフィニティクロマトグラフィー用ポリマー粒子 Expired - Lifetime JPH0740025B2 (ja)

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