JPH01273214A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、磁気記録装置に搭載される記録再生用磁気ヘ
ッドに関するものである。

【従来の技術】

パーソナルコンピュータ等の外部記憶装置として、近年
、フレキシブル・ディスクドライブ（ＦＤＤ　ＨＦＩｅ
ｘｉｂｌｅ　　Ｄｉｓｋ　　Ｄｒｉｖｅ　＞が広く利用
されている。 第８図に、そのようなフレキシブル・ディスクドライブ
における磁気ヘッドを示す、第８図において、１−１は
第１のヘッド基体（スライダー）、１−２は第２のヘッ
ド基体（スライダー）、２は磁気回路部材、３は記録再
生用ギャップ、４は記録再生用コイルリード線、５はコ
イル巻回用溝、Ｓｒ、Ｓｔはソール面、Ｗｌ　、Ｗ、は
ソール幅である。 記録再生用ギャップ３を隔てて配設された磁気回路部材
２を、第１のヘッド基体１−１と第２のヘッド基体１−
２とがサンドインチ状に挟持している。 磁気回路部材２には、例えば、Ｍｎ−Ｚｎフェライトが
用いられる。第１．第２のヘッド基体１−１．１−２に
は、例えばチタン酸バリウム等のような非磁性部材が用
いられる。 ソール面Ｓｔ、Ｓｔは、記録媒体の走行が円滑に行われ
るよう支持するためのものである。ソ−ル幅Ｗ、、Ｗｔ
が広くしである理由は、進入して来る記録媒体に、カー
ル（ｃｕｒｌ）等による物理的な変形があった場合、そ
れを矯正するためである。 もし、矯正を行わないと、その変形部が激しく磁気ヘッ
ドに接触し、耐久性の面で好ましくないからである。 記録、再生は次のようにして行われる。 記録時には、記録再生用コイルリード線４から供給され
た信号に応じて記録再生用ギャップ３に発生した漏れ磁
束が、記録再生用ギャップ３上を通過する記録媒体を磁
化する。 再生時には、磁化された記録媒体が記録再生用ギャップ
３の上方を通過する際、記録再生用コイルリード線４に
誘導電流を出力する。

【発明が解決しようとする課題】

（問題点） しかしながら、前記した従来の磁気ヘッドには、ソール
幅が広く、磁気ヘッドと記録媒体との隙間の取す方（ス
ペーシング）を小にすることが出来ないため、高密度記
録を良好に行うことが出来ないという問題点があった。 （問題点の説明） コンピュータの高性能化に伴い、記録媒体にも高密度記
録が要求されるようになって来ており、さまざまな試み
がなされている。 例えば、記録媒体の材質を００−γ−Ｆ−＊Ｏｓから、
メタルあるいはＢ１フェライトに変更して、高線記録密
度化を図ったり、トラッキングサーボの採用により高ト
ラツク密度化を図ったりといったことが試みられている
。 こうした高密度記録化に伴い、スペーシングを小にする
ことが望まれるようになった。なぜなら、スペーシング
が小であると、記録再生用ギャップ３における電磁変換
特性が良好となるのに対し、スペーシングが大であると
、電磁変換特性が悪く、Ｓ／Ｎ比が低下してしまうから
である。 ところが、磁気ヘッドにおいて、スペーシングの大、小
を決める重要な要素は、ソール幅である。 ソール幅が広いとスペーシングが大、ソール幅が狭いと
スペーシングが小という関係があることが知られている
。 スペーシングを小にしようとしてソール幅を狭くすると
、記録媒体の変形を矯正する作用はあまりないので、ス
ペーシングが変動し易く、場合によっては記録媒体が磁
気ヘッドに激しく接触して損傷させることがある。それ
ゆえ、耐久性という別の面で難点が出て来る。 耐久性を良くするためには、ソール幅を広くする必要が
あるが、そうすると、スペーシングは大とせざるを得な
い。 このように、高密度記録を良好に行うためスペーシング
を小にしようとソール幅を狭くすると、記録媒体の耐久
性に支障を生ずるという不都合が生じていた。 本発明は、以上のような課題を解決することを目的とす
るものである。 ［！Ｉｌｌ！！を解決するための手段］前記課題を解決
するため、本発明の磁気ヘッドでは、進入する記録媒体
の変形を矯正し得ると共に、スペーシングが小にできる
ようにするべく、次のような手段を講じた。 即ち、本発明では、記録媒体が進入する上流側のソール
幅が下流側のソール幅より広くされたソール面を備え、
且つ記録再生用ギャップが少なくとも先端より狭いソー
ル幅を有するソール面部位に対応した位置に設けること
とした。

【作　　用】

磁気ヘッドに進入して来る記録媒体は、先ず幅の広いソ
ール面の上に進入する。上流側のソール面は広いので、
記録媒体にカール等による変形があっても、ここで矯正
される。 変形が矯正された上で下流側に進行して行くので、磁気
ヘッドの下流側での接触は、スペーシングの変動の少な
い安定なものとなる。従って、ここでソール面の幅が狭
くなっていても、磁気ヘッドと記録媒体とが激しく接触
するなどということはない。 ソール幅が狭くなると、スペーシングが小にできるが、
その狭くなっている個所つまり磁気ヘッドの中央より下
流側に記録再生用ギャップを設けているので、良好な記
録再生が可能となる。

【実　施　例】

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 （第１の実施例） 第１図に、本発明の第１の実施例にかかわる磁気ヘッド
を示す。第１図において、第８図と同じ符号のものは、
第８図と同じものである。そして、６は上流側ヘッド基
体（スライダー）、？−１゜７−２は磁気回路側ヘッド
基体（スライダー）、７−３は走行支持側ヘッド基体（
スライダー）、８はヘッド上流半部、９はヘッド下流半
部、Ｓ。 ないしＳ、はソール面、ＷｘないしＷ４はソール幅であ
る。 磁気ヘッドは、大きく分けてヘッド上流半部８と表ツド
下流半部９の２つの部分より構成される。 ヘッド上流半部８の主たる役目は、走行して入って来る
記録媒体の変形を矯正することである。 そのため、２つのソール面Ｓｓ、Ｓ４のソール幅Ｗ３　
、Ｗａは、従来の磁気ヘッドと同様に、広くしである（
例、１ｍｍ）＊ ヘッド下流半部９の主たる役目は、小さいスペーシング
で良好な記録再生を行うことである。そのため、磁気回
路部材２の上面に形成するソール面Ｓ、のソール幅Ｗ６
、および走行支持側ヘッド基体７−３の上面に形成する
ソール面Ｓｓのソール幅Ｗ、は、狭くする（例、０．３
　ｍｍ）　。 記録再生用コイル（図示せず）は、後に詳説する第６図
（イ）に示す柱状部２−１に巻回する。 コイル巻回用溝５は、コイルの巻回を可能にする隙間を
提供すると共に記録再生用コイルリード綿４を引き出す
ことが出来るようにするための溝である。 なお、走行支持側ヘッド基体７−３にもソール面Ｓ、を
設けて記録媒体を支持する理由は、走行を円滑にするた
めである。 第２図は、本発明の第１の実施例において、磁気記録媒
体が上下に設置された２つの磁気ヘッドの間を通過する
状態を示す、１０は記録媒体、１１はアッパーヘッド（
ｕｐｐｅｒ　ｈｅａｄ）　、１２はロウワーヘッド（ｌ
ｏｗｅｒ　ｈｅａｄ）である。 磁気ヘッドを前記のように構成すると、進入して来る記
録媒体１０の変形は、ヘッド上流半部８で矯正される。 従って、ヘッド下流半部９での磁気ヘッドと記録媒体と
の接触はスペーシングの変動の少ない安定なものとなる
。ヘッド下流半部９のソール面は狭く、スペーシングは
小に出来る。 従って、良好な記録再生が行われる。 （加工工程） 次に、第１図に示す磁気ヘッドの加工工程を説明する。 第５図に、上流半部８の加工工程を示す、第５図（イ）
は材料切り出し工程であり、チタン酸バリウムのような
非磁性部材から切り出す、第５図（ロ）は、チャンファ
リング加工により、記録媒体が接触する面の稜６−１を
滑らかにする斜面研磨工程である。第５図（ハ）は、ヘ
ッド下流半部９と接着剤で接合する面６−２を鏡面研磨
する接合面研磨工程である。 ヘッド下流半部９は、磁気回路部材２を中心とする磁気
回路側部分と、走行支持側ヘッド基体７−３から成る走
行支持側部分とから構成される。 第６図に、磁気ヘッドの下流半部における磁気回路側部
分の加工工程を示す。 第６図（イ）は、各構成要素が一体化される前の工程を
示す、記録再生用ギャップ３を介して配設した磁気回路
部材２の一方には、記録再生用コイルを−Ｓ回するため
の柱状部２−１が設けられている。磁気回路側ヘッド基
体？−１，７−２の材料としては、チタン酸バリウムの
ような非磁性材料を用いる。 第６図（ロ）は、各構成要素を一体化し、更にチャンフ
ァリング加工により斜面研磨する工程を示す、一体化は
、接着剤（例、エポキシ系接着剤）で接着することによ
って行う。 第６図（ハ）は、ヘッド上流半部８との接合面９−１を
鏡面研磨する工程である。 第７図に、磁気ヘッドの下流半部における走行支持側部
分の加工工程を示す、走行支持側部分は、走行支持側ヘ
ッド基体７−３により構成される。 走行支持側ヘッド基体７−３にも、やはりチタン酸バリ
ウムのよう非磁性材料が用いられる。第７図（イ）は切
り出し工程、第７図（ロ）は斜面研磨工程、第７図（ハ
）は接合面９−２鏡面研磨工程である。 （第２．第３の実施例） 第３図、第４図に、第２．第３の実施例にかかわる磁気
ヘッドを示す、これらの磁気ヘッドは、第８図の従来の
磁気ヘッドの外側を、下流に行くにしたがって徐々に狭
めたものである。 両者が相違するのは、ソール面の形状を上方から見た場
合、第３図では台形になるようにしたのに対し、第４図
では三角形になるようにした点だけである。 このような形状にすると、磁気ヘッドの上流側のソール
面は広いので、記録媒体の変形が矯正される。下流側の
ソール面は狭くなるので、スペーシングが小になる。

【発明の効果】

以上述べた如く、本発明の磁気へラドでは、磁気ヘッド
に進入して来る記録媒体の変形を幅の広いソール面を有
する上流側で矯正し、ソール面の幅が狭い下流側でスペ
ーシングの小なる記録再生を行うものとした。 そのため、接触が安定していて耐久性があり、且つ高密
度記録に耐え得る良好な記録再生を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図・・・本発明の第１の実施例にかかわる磁気ヘッ
ド 第２図・・・本発明の第１の実施例において、磁気記録
媒体が磁気ヘッドを通過する状態を示す図 第３図・・・本発明の第２の実施例にかかわる磁気ヘッ
ド 第４図・・・本発明の第３の実施例にかかわる磁気ヘッ
ド 第５図・・・磁気ヘッドの上流半部の加工工程を示す図 第６図・・・磁気ヘッドの下流半部における磁気回路側
部分の加工工程を示す図 第７図・・・磁気へラドの下流半部における走行支持側
ヘッド基体の加工工程を示す図 第８図・・・従来の磁気ヘッド 図において、１−１は第１のヘッド基体、■−２は第２
のヘッド基体、２は磁気回路部材、２〜１は柱状部、３
は記録再生用ギャップ、４は記録再生用コイルリード線
、５はコイル巻回用溝、６は上流側ヘッド基体、？−１
．７−２は磁気回路側ヘッド基体、７−３は走行支持側
ヘッド基体、８はヘッド上流半部、９はヘッド下流半部
、Ｓ。 ないしＳ、はソール面、ＷｌないしＷ、はソール幅であ
る。 ＄　１　図 ＄　２　図 第　　３　区 第　４　　図 （イ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ロ
）（ハ） 第　７（２１ 第　８　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録媒体が進入する上流側のソール幅が下流側のソール
   幅より広くされたソール面を備え、且つ記録再生用ギャ
   ップが少なくとも先端より狭いソール幅を有するソール
   面部位に対応した位置に設けられたことを特徴とする磁
   気ヘッド。