JPH0127310Y2 - - Google Patents
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- JPH0127310Y2 JPH0127310Y2 JP13333783U JP13333783U JPH0127310Y2 JP H0127310 Y2 JPH0127310 Y2 JP H0127310Y2 JP 13333783 U JP13333783 U JP 13333783U JP 13333783 U JP13333783 U JP 13333783U JP H0127310 Y2 JPH0127310 Y2 JP H0127310Y2
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- JP
- Japan
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- frequency
- circuit
- break
- signal
- transmitting
- Prior art date
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Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
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Landscapes
- Bidirectional Digital Transmission (AREA)
- Transceivers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はスプリツト周波数で運用するCW送
受信機のフル・ブレークイン・キーイング回路に
おけるブレークイン信号の周波数判定回路の改良
に関するものである。
受信機のフル・ブレークイン・キーイング回路に
おけるブレークイン信号の周波数判定回路の改良
に関するものである。
ブレークイン・キーイング(Break−in
Keying)とは無線電信通信において、送信状態
と受信状態とを切替える手動操作を省略し、電鍵
を押下げることにより自動的に受信モードから送
信モードに転換して、電鍵の押下中は電波を発射
し、電鍵操作によりモールス符号等による通信を
行い、電鍵操作が終ると再び受信状態に自動復帰
する通信の形態をいい、電鍵操作時以外は常に受
信状態を保つているので、ブレークイン(割込呼
出し)に対して直ちに応答できる便宜があり、さ
らに詳しくはフル・ブレークイン方式とセミ・ブ
レークイン方式とに分類される。
Keying)とは無線電信通信において、送信状態
と受信状態とを切替える手動操作を省略し、電鍵
を押下げることにより自動的に受信モードから送
信モードに転換して、電鍵の押下中は電波を発射
し、電鍵操作によりモールス符号等による通信を
行い、電鍵操作が終ると再び受信状態に自動復帰
する通信の形態をいい、電鍵操作時以外は常に受
信状態を保つているので、ブレークイン(割込呼
出し)に対して直ちに応答できる便宜があり、さ
らに詳しくはフル・ブレークイン方式とセミ・ブ
レークイン方式とに分類される。
フル・ブレークイン・キーイングでは符号を形
成するドツトやダツシユの部分(マークと称す
る)を電鍵の押下げと同時に送信し、ドツトやダ
ツシユの中間部および文字と文字の中間のスペー
ス部では受信モードを保持するものである。
成するドツトやダツシユの部分(マークと称す
る)を電鍵の押下げと同時に送信し、ドツトやダ
ツシユの中間部および文字と文字の中間のスペー
ス部では受信モードを保持するものである。
これに対し、セミ・ブレークイン・キーイング
では電鍵の最初の押下げにより保持時定数を持つ
送信状態となり、符号の送信は電鍵の操作に従つ
て行われるが、スペース期間も電波は発射しない
が送信モードを保持しており、受信回路は動作を
停止している。そして送信(電鍵操作)が終つて
受信状態となるまでには保持時定数の例えば0.5
秒間を要することになる。そのため相手方送信の
出だしの部分を聞き損う恐れがあるが、送受信の
転換に保持時定数を持たせることは比較的容易で
あるし、電話送受信用のVOX(音声制御)回路と
共用できる便宜もあるので、比較的安価な機器に
多く使用されている。
では電鍵の最初の押下げにより保持時定数を持つ
送信状態となり、符号の送信は電鍵の操作に従つ
て行われるが、スペース期間も電波は発射しない
が送信モードを保持しており、受信回路は動作を
停止している。そして送信(電鍵操作)が終つて
受信状態となるまでには保持時定数の例えば0.5
秒間を要することになる。そのため相手方送信の
出だしの部分を聞き損う恐れがあるが、送受信の
転換に保持時定数を持たせることは比較的容易で
あるし、電話送受信用のVOX(音声制御)回路と
共用できる便宜もあるので、比較的安価な機器に
多く使用されている。
フル・ブレークイン・キーイングでは電鍵を押
下げたマーク時以外は受信状態となつているので
あるから、電鍵操作修了と同時に受信することが
できて頭切れを生ずる心配はない。さらにスペー
ス期間も受信されているため、たとえ通信内容は
不明であつても何か信号が来ていることは判るの
で、ちよつと電鍵を止めて確認することにより、
緊急のブレークイン(割込通信)にも対応し得る
便宜があるものである。しかしながら、このよう
なフル・ブレークイン動作を行うためには受信回
路は常時動作状態のままとし、送受信の転換はア
ンテナ・リレーの動作によることになるため、マ
ーク時の送信電波の受信回路への回り込み防止と
送受切換時の回路のトランジエント防止等の高度
の技術が必要であり、アンテナ・リレーも電鍵操
作に対応し得るハイ・スピードで送信電力に耐え
る高周波用リード・リレーの如き高価格品を使用
する必要があるので、高度の性能の要求される通
信機にフル・ブレークイン・キーイング方式が使
用されている。
下げたマーク時以外は受信状態となつているので
あるから、電鍵操作修了と同時に受信することが
できて頭切れを生ずる心配はない。さらにスペー
ス期間も受信されているため、たとえ通信内容は
不明であつても何か信号が来ていることは判るの
で、ちよつと電鍵を止めて確認することにより、
緊急のブレークイン(割込通信)にも対応し得る
便宜があるものである。しかしながら、このよう
なフル・ブレークイン動作を行うためには受信回
路は常時動作状態のままとし、送受信の転換はア
ンテナ・リレーの動作によることになるため、マ
ーク時の送信電波の受信回路への回り込み防止と
送受切換時の回路のトランジエント防止等の高度
の技術が必要であり、アンテナ・リレーも電鍵操
作に対応し得るハイ・スピードで送信電力に耐え
る高周波用リード・リレーの如き高価格品を使用
する必要があるので、高度の性能の要求される通
信機にフル・ブレークイン・キーイング方式が使
用されている。
送信と受信が同一周波数の単一周波数送受信で
は当然ブレークイン周波数も同一であるから問題
がないが、送信と受信に別個の周波数を使用す
る、いわゆるスプリツト(split)周波数送受信
においては相手方はその送信周波数(当方の受信
周波数)でブレークインするであろうが、当方の
送信を傍受した局がブレークインする場合には傍
受周波数(当方の送信周波数)でブレークインす
るのが当然である。従つて他局からのブレークイ
ンが送信周波数で行われるか受信周波数で行われ
るかは予測することができず、フル・ブレークイ
ン方式の特長を完全に発揮するためには、前記の
ような受信周波数でのブレークイン検出のみなら
ず、送信周波数でのブレークインに対しても常時
監視する必要がある。
は当然ブレークイン周波数も同一であるから問題
がないが、送信と受信に別個の周波数を使用す
る、いわゆるスプリツト(split)周波数送受信
においては相手方はその送信周波数(当方の受信
周波数)でブレークインするであろうが、当方の
送信を傍受した局がブレークインする場合には傍
受周波数(当方の送信周波数)でブレークインす
るのが当然である。従つて他局からのブレークイ
ンが送信周波数で行われるか受信周波数で行われ
るかは予測することができず、フル・ブレークイ
ン方式の特長を完全に発揮するためには、前記の
ような受信周波数でのブレークイン検出のみなら
ず、送信周波数でのブレークインに対しても常時
監視する必要がある。
このような目的に対応する発明としては本出願
人が先に出願した、特願昭和58年第123860号「フ
ル・ブレークイン・キーイング方法」がある。
人が先に出願した、特願昭和58年第123860号「フ
ル・ブレークイン・キーイング方法」がある。
その趣旨は同出願明細書の特許請求の範囲に開
示されているように「送信周波数と受信周波数と
が夫々異なる無線通信のスプリツト運用時におい
て、キーイング信号と送信タイミングとをずらせ
て、送信周波数と受信周波数を交互あるいはラン
ダムに受信することを特徴とするフル・ブレーク
イン・キーイング方法。」であり、付図の第1図
にフル・ブレークイン・キーイングの従来回路
例、第2図にその動作タイミング波形図を、また
第3図に同発明回路例、第4図にその動作タイミ
ング波形図が開示されている。これら第1図と第
3図および第2図と第4図を比較して見ると、回
路構成および動作において相当に複雑化されてい
ることが明らかである。
示されているように「送信周波数と受信周波数と
が夫々異なる無線通信のスプリツト運用時におい
て、キーイング信号と送信タイミングとをずらせ
て、送信周波数と受信周波数を交互あるいはラン
ダムに受信することを特徴とするフル・ブレーク
イン・キーイング方法。」であり、付図の第1図
にフル・ブレークイン・キーイングの従来回路
例、第2図にその動作タイミング波形図を、また
第3図に同発明回路例、第4図にその動作タイミ
ング波形図が開示されている。これら第1図と第
3図および第2図と第4図を比較して見ると、回
路構成および動作において相当に複雑化されてい
ることが明らかである。
第1図は従来のフル・ブレークイン・キーイン
グの回路図、第2図はその動作タイミング波形図
であつて、前記特願昭58−123860に開示の第1
図、第2図と全く同じである。第1図の回路構成
については前記特願の明細書に詳細されているの
で、ここでは詳述を避けるが、フル・ブレークイ
ン・キーイング動作時の送信回路と受信回路の各
部の動作タイミングは最終的に本考案回路の動作
の適否の判断上で重要な意味を持つので、第3図
の送受信回路の制御電圧系統図と第4図の送受信
回路の周波数制御系統図とを参照して少し詳しく
説明しておく。第3図と第4図は同一の構成部分
であるが、重ねて記入すると複雑化するので機能
別に分離して図示したものである。
グの回路図、第2図はその動作タイミング波形図
であつて、前記特願昭58−123860に開示の第1
図、第2図と全く同じである。第1図の回路構成
については前記特願の明細書に詳細されているの
で、ここでは詳述を避けるが、フル・ブレークイ
ン・キーイング動作時の送信回路と受信回路の各
部の動作タイミングは最終的に本考案回路の動作
の適否の判断上で重要な意味を持つので、第3図
の送受信回路の制御電圧系統図と第4図の送受信
回路の周波数制御系統図とを参照して少し詳しく
説明しておく。第3図と第4図は同一の構成部分
であるが、重ねて記入すると複雑化するので機能
別に分離して図示したものである。
第3図と第4図において、太鎖線で囲つたフ
ル・ブレークイン制御回路の部分は従来回路では
第1図の回路例が、本発明回路では第5図の回路
例がそれぞれ適応し、外部接続の端子記号もすべ
て一致する。
ル・ブレークイン制御回路の部分は従来回路では
第1図の回路例が、本発明回路では第5図の回路
例がそれぞれ適応し、外部接続の端子記号もすべ
て一致する。
先づ第1図の従来のフル・ブレークイン制御回
路の各出力が第3図のフル・ブレークイン・キー
イング送受信機の構成においてどのような動作を
するかにつき簡単に説明すると、電鍵Kをダウン
するとRX8Vが直ちにオフとなり、TX13.5V
とTX8V′とが第2図の動作タイミング図に
示すように、電鍵操作にわずかに遅れてオンとな
る。このタイミングのずれは受信回路2への受信
波の回り込みを防ぐために受信の増幅段21,2
3やミクサ段22の一部または全部の動作を停止
してから送信を行うためである。送受転換のアン
テナ・リレー1は送信回路3の出力段31と同じ
のタイミングで動作し、接点1aがアンテナを
送信側に接続すると、接点1bが受信入力を接地
して送信の回り込みを防ぐことになつており、原
理的には受信回路は常時動作が望ましいが、高利
得の半導体回路では回路の制御も必要である。電
鍵アツプ時には送信回路は不動作になつてから受
信回路を動作状態とするようになつている。また
これだけでは切替のトランジエントでクリツク音
を発生するから、立上り、立下りを鈍らせたRX
ミユート信号′を音声出力段24に加えてクリ
ツク音の発生を防止している。
路の各出力が第3図のフル・ブレークイン・キー
イング送受信機の構成においてどのような動作を
するかにつき簡単に説明すると、電鍵Kをダウン
するとRX8Vが直ちにオフとなり、TX13.5V
とTX8V′とが第2図の動作タイミング図に
示すように、電鍵操作にわずかに遅れてオンとな
る。このタイミングのずれは受信回路2への受信
波の回り込みを防ぐために受信の増幅段21,2
3やミクサ段22の一部または全部の動作を停止
してから送信を行うためである。送受転換のアン
テナ・リレー1は送信回路3の出力段31と同じ
のタイミングで動作し、接点1aがアンテナを
送信側に接続すると、接点1bが受信入力を接地
して送信の回り込みを防ぐことになつており、原
理的には受信回路は常時動作が望ましいが、高利
得の半導体回路では回路の制御も必要である。電
鍵アツプ時には送信回路は不動作になつてから受
信回路を動作状態とするようになつている。また
これだけでは切替のトランジエントでクリツク音
を発生するから、立上り、立下りを鈍らせたRX
ミユート信号′を音声出力段24に加えてクリ
ツク音の発生を防止している。
送信回路3のミクサ32や低電力段33はTX
′で制御するが、さらにTXミユートが加え
てあるのは、送信符号のエンベロープが方形波形
に近いと受信音にキークリツクを伴うのみなら
ず、送信波の専有帯域幅を広げる等の不都合があ
るので、故意に立上り、立下りを鈍らせるために
TXミユート3が必要である。原発振器34とサ
イドトーン発振器35は常時動作とし、制御を加
えないのが普通である。サイドトーンをスピーカ
25に供給するバツフア・アンプ36を電鍵符号
で制御することにより電鍵操作をモニタしてい
る。
′で制御するが、さらにTXミユートが加え
てあるのは、送信符号のエンベロープが方形波形
に近いと受信音にキークリツクを伴うのみなら
ず、送信波の専有帯域幅を広げる等の不都合があ
るので、故意に立上り、立下りを鈍らせるために
TXミユート3が必要である。原発振器34とサ
イドトーン発振器35は常時動作とし、制御を加
えないのが普通である。サイドトーンをスピーカ
25に供給するバツフア・アンプ36を電鍵符号
で制御することにより電鍵操作をモニタしてい
る。
以上に述べたようにフル・ブレークイン・キー
イングを円滑に実用するためには、送受の各構成
回路間の微妙な動作タイミングを設定する必要が
あり、第1図に例示のような複雑な回路構成とな
つているものである。
イングを円滑に実用するためには、送受の各構成
回路間の微妙な動作タイミングを設定する必要が
あり、第1図に例示のような複雑な回路構成とな
つているものである。
第4図は第3図と同じフル・ブレークイン・キ
ーイング送受信機の周波数制御系統を示すブロツ
ク図である。受信周波数は受ミクサ22への注入
周波数によつて決まり、送信周波数は送信ミクサ
32への注入周波数によつて決定される。これら
の注入周波数を発生する局部発振器には現在では
ほとんどPLL(Phase Locked Loop)制御の
VCO(Voltage Controlled Oscillator)が使用さ
れ、VCOの周波数はPLL回路内のPD
(Programable Divider)にデジタル値の周波数
データを入力することにより設定する。この周波
数データを作るにも各種の方法があるが、第4図
では最近多く使用されCPU(Central Processor
Unit)を使用している。これらPLL・CPUおよ
び周波数制御回路(図には省略)については本出
願と直接の関係がないので説明は省略するが、ス
プリツト周波数運用時に必要な送信周波数と受信
周波数の転換はCPUに加える送受判定信号がH
レベルであるかLレベルであるかによつて行つて
いる。第1図回路が供給する送受判定信号は受信
状態は+13.5VR1を通したHレベルであり、受信
時にはキーダウンでR1の出力部を接地するから
Lレベルである。このように運用周波数を決定す
るPLL発振回路のVCO発振周波数はキーのアツ
プかダウンかにより決定されるゆえ、他局よりの
ブレークインはキーアツプ時(受信周波数)のみ
受信され、送信周波数でのブレークインには不感
であり、この点に問題があつた。
ーイング送受信機の周波数制御系統を示すブロツ
ク図である。受信周波数は受ミクサ22への注入
周波数によつて決まり、送信周波数は送信ミクサ
32への注入周波数によつて決定される。これら
の注入周波数を発生する局部発振器には現在では
ほとんどPLL(Phase Locked Loop)制御の
VCO(Voltage Controlled Oscillator)が使用さ
れ、VCOの周波数はPLL回路内のPD
(Programable Divider)にデジタル値の周波数
データを入力することにより設定する。この周波
数データを作るにも各種の方法があるが、第4図
では最近多く使用されCPU(Central Processor
Unit)を使用している。これらPLL・CPUおよ
び周波数制御回路(図には省略)については本出
願と直接の関係がないので説明は省略するが、ス
プリツト周波数運用時に必要な送信周波数と受信
周波数の転換はCPUに加える送受判定信号がH
レベルであるかLレベルであるかによつて行つて
いる。第1図回路が供給する送受判定信号は受信
状態は+13.5VR1を通したHレベルであり、受信
時にはキーダウンでR1の出力部を接地するから
Lレベルである。このように運用周波数を決定す
るPLL発振回路のVCO発振周波数はキーのアツ
プかダウンかにより決定されるゆえ、他局よりの
ブレークインはキーアツプ時(受信周波数)のみ
受信され、送信周波数でのブレークインには不感
であり、この点に問題があつた。
本願考案は上述した点の改善を目的としたもの
であり、従来回路の変更を極小部分にとどめ、し
かも送信周波数と受信周波数のブレークイン信号
の存在が検出でき、さらにブレークインが送信周
波数であるか受信周波数であるかを容易に判別で
きる回路の提供を目的とする。
であり、従来回路の変更を極小部分にとどめ、し
かも送信周波数と受信周波数のブレークイン信号
の存在が検出でき、さらにブレークインが送信周
波数であるか受信周波数であるかを容易に判別で
きる回路の提供を目的とする。
送信周波数と受信周波数とがそれぞれ異なる無
線通信のスプリツト周波数運用時において、送信
周波数と受信周波数を交互あるいはランダムに受
信するフル・ブレークイン・キーイング方法にお
いて、ブレークイン信号の周波数が送信周波数で
あるか受信周波数であるかを判定する判定信号回
路に、キーイングのマーク信号の前縁は遅延が少
なく、マーク信号の後縁には所定量の遅延が行わ
れるごとき方向性時定数回路を設けると共に、方
向性時定数回路を通した周波数判定信号と方向性
時定数回路を通さない周波数判定信号と周波数判
定信号を送信に固定する判定信号の選択切換スイ
ツチを設けた構成である。
線通信のスプリツト周波数運用時において、送信
周波数と受信周波数を交互あるいはランダムに受
信するフル・ブレークイン・キーイング方法にお
いて、ブレークイン信号の周波数が送信周波数で
あるか受信周波数であるかを判定する判定信号回
路に、キーイングのマーク信号の前縁は遅延が少
なく、マーク信号の後縁には所定量の遅延が行わ
れるごとき方向性時定数回路を設けると共に、方
向性時定数回路を通した周波数判定信号と方向性
時定数回路を通さない周波数判定信号と周波数判
定信号を送信に固定する判定信号の選択切換スイ
ツチを設けた構成である。
第5図は本考案の一実施例を示すフル・ブレー
クイン・キーイングの制御回路であり、第6図の
動作タイミング図と併せて説明をする。
クイン・キーイングの制御回路であり、第6図の
動作タイミング図と併せて説明をする。
判定信号回路に設けた方向性時定数回路は回路
に直列の時定数抵抗R0とR0に並列のダイオード
D0,R0の出力側に回路に並列の時定数コンデン
サC0とより成り、ダイオードD0の逆方向性の入
力信号に対してはR0C0の時定数を持つが、D0の
順方向性の入力信号に対してはR0が極めて小さ
くなるので時定数はほとんど持たないものであ
る。そこで第5図の例では入力側にD0のカソー
ドが接がつているから、L→Hの入力信号(キー
アツプ時)に対してはD0の内部抵抗(逆抵抗)
は極めて大きく、R0C0による出力のL→Hの立
上りを遅延させる。またH→Lの入力信号(キー
ダウン時)に対してはD0の低い順抵抗によりR0
を短絡した形なので信号の遅延はほとんど生じな
い。出力側のG0はインバータを2個直列として
あるが、R0C0の時定数を保持するに十分な高入
力インピーダンスと入出力同極性の条件を満す他
の回路であつてもさしつかえ無い。この回路の出
力のタイミング図は第6図の送受判定信号のごと
く、キーイングのタイミングに対して、キーアツ
プ時の出力が直ちに〔受信判定〕とならずに、
R0C0による遅延時間だけ〔送信判定〕を維持す
るので、この間は回路は既に受信状態に復してい
るのにCPU→PLL(VCO)は送信周波数で動作し
ており、受信ミクサ22にも〔送信注入周波数〕
が加わり、送信周波数で受信をする。従つて送信
周波数でのブレークインがあればこの区間に検出
される。さらに次のキーダウンまでの残りの区間
は従来通り〔受信判定〕となるから、この区間で
受信周波数でのブレークインが検出される。以上
の説明から明らかなように、キーアツプの受信状
態内を〔送信判定〕と〔受信判定〕で半分ずつに
分けるようにR0C0を定めることが望ましいので、
必要があればキーイング・スピードに合わせて時
定数を変更できるようにするとよい。それには時
定数抵抗R0を可変とするのが便利である。この
方向性時定数回路の出力は動作選択スイツチSの
s接点を経て送受判定信号を送出する。スイツチ
Sのb接点は電鍵回路のH・Lレベルをそのまま
送出するので第1図の従来回路と同じ通常のフ
ル・ブレークイン・キーイング動作となり、スイ
ツチSのc接点は出力をLレベルに固定するの
で、送信・受信とも送信周波数で行うことにな
る。そこで、スプリツト周波数での運行に際して
はスイツチSはaの位置とし、ブレークイン信号
を感じたら、電鍵操作を一時中止してスイツチS
をbとcに倒して見て、ブレークインがbで聞こ
えれば現在の受信と同一の周波数であると判定
し、またcで聞こえれば送信周波数と同一の周波
数であると判定することができるものである。ま
た実用上はブレークイン信号の聞こえる方のスイ
ツチのbまたはcの位置で応答すれば間違いなく
ブレークインした使用者の周波数で交信ができ、
応答要件が終了後はスイツチをaにもどせば元通
りのスプリツト周波数運用を継続できる便宜があ
る。
に直列の時定数抵抗R0とR0に並列のダイオード
D0,R0の出力側に回路に並列の時定数コンデン
サC0とより成り、ダイオードD0の逆方向性の入
力信号に対してはR0C0の時定数を持つが、D0の
順方向性の入力信号に対してはR0が極めて小さ
くなるので時定数はほとんど持たないものであ
る。そこで第5図の例では入力側にD0のカソー
ドが接がつているから、L→Hの入力信号(キー
アツプ時)に対してはD0の内部抵抗(逆抵抗)
は極めて大きく、R0C0による出力のL→Hの立
上りを遅延させる。またH→Lの入力信号(キー
ダウン時)に対してはD0の低い順抵抗によりR0
を短絡した形なので信号の遅延はほとんど生じな
い。出力側のG0はインバータを2個直列として
あるが、R0C0の時定数を保持するに十分な高入
力インピーダンスと入出力同極性の条件を満す他
の回路であつてもさしつかえ無い。この回路の出
力のタイミング図は第6図の送受判定信号のごと
く、キーイングのタイミングに対して、キーアツ
プ時の出力が直ちに〔受信判定〕とならずに、
R0C0による遅延時間だけ〔送信判定〕を維持す
るので、この間は回路は既に受信状態に復してい
るのにCPU→PLL(VCO)は送信周波数で動作し
ており、受信ミクサ22にも〔送信注入周波数〕
が加わり、送信周波数で受信をする。従つて送信
周波数でのブレークインがあればこの区間に検出
される。さらに次のキーダウンまでの残りの区間
は従来通り〔受信判定〕となるから、この区間で
受信周波数でのブレークインが検出される。以上
の説明から明らかなように、キーアツプの受信状
態内を〔送信判定〕と〔受信判定〕で半分ずつに
分けるようにR0C0を定めることが望ましいので、
必要があればキーイング・スピードに合わせて時
定数を変更できるようにするとよい。それには時
定数抵抗R0を可変とするのが便利である。この
方向性時定数回路の出力は動作選択スイツチSの
s接点を経て送受判定信号を送出する。スイツチ
Sのb接点は電鍵回路のH・Lレベルをそのまま
送出するので第1図の従来回路と同じ通常のフ
ル・ブレークイン・キーイング動作となり、スイ
ツチSのc接点は出力をLレベルに固定するの
で、送信・受信とも送信周波数で行うことにな
る。そこで、スプリツト周波数での運行に際して
はスイツチSはaの位置とし、ブレークイン信号
を感じたら、電鍵操作を一時中止してスイツチS
をbとcに倒して見て、ブレークインがbで聞こ
えれば現在の受信と同一の周波数であると判定
し、またcで聞こえれば送信周波数と同一の周波
数であると判定することができるものである。ま
た実用上はブレークイン信号の聞こえる方のスイ
ツチのbまたはcの位置で応答すれば間違いなく
ブレークインした使用者の周波数で交信ができ、
応答要件が終了後はスイツチをaにもどせば元通
りのスプリツト周波数運用を継続できる便宜があ
る。
本考案のフル・ブレークイン制御回路に方向性
時定数回路と確認用のスイツチを設けたことで、
ブレークイン信号の周波数の判別を行える効果は
大きく、また別のフル・ブレークイン回路におい
てもその効果は制限されることなく適用範囲が広
くて実施が容易であり、実用効果は大きい。
時定数回路と確認用のスイツチを設けたことで、
ブレークイン信号の周波数の判別を行える効果は
大きく、また別のフル・ブレークイン回路におい
てもその効果は制限されることなく適用範囲が広
くて実施が容易であり、実用効果は大きい。
第1図はフル・ブレークイン制御回路の従来
例、第2図は第1図回路の動作タイミング図、第
3図はフル・ブレークイン・キーイング送受信機
の制御電圧系統図の例、第4図はフル・ブレーク
イン・キーイング送受信機の周波数制御の系統図
の例、第5図は本考案の一実施例を示すフル・ブ
レークイン制御回路図、第6図は第5図回路の動
作タイミング図である。 C0,C1,C2,C3,C4,C5……コンデンサ、D0
……ダイオード、G0,G1,G2,G3,G4,G5……
インバータ、K……電鍵、Q0,Q1,Q2,Q3,
Q4,Q5,Q6,Q7,Q8……トランジスタ、R0,
R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R10,
R11,R12,R13,R14,R15,R16,R17……抵抗、
S……スイツチ、1……アンテナ・リレー、1
a,1b……リレー接片、2……受信回路、3…
…送信回路、21,23……受信増幅段、22…
…受信ミクサ段、24……音声出力段、25……
スピーカ、31……送信出力段、32……送信ミ
クサ、33……送信低電力段、34……原発振
器、35……サイドトーン発振器、36……サイ
ドトーンバツフア・アンプ。
例、第2図は第1図回路の動作タイミング図、第
3図はフル・ブレークイン・キーイング送受信機
の制御電圧系統図の例、第4図はフル・ブレーク
イン・キーイング送受信機の周波数制御の系統図
の例、第5図は本考案の一実施例を示すフル・ブ
レークイン制御回路図、第6図は第5図回路の動
作タイミング図である。 C0,C1,C2,C3,C4,C5……コンデンサ、D0
……ダイオード、G0,G1,G2,G3,G4,G5……
インバータ、K……電鍵、Q0,Q1,Q2,Q3,
Q4,Q5,Q6,Q7,Q8……トランジスタ、R0,
R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R10,
R11,R12,R13,R14,R15,R16,R17……抵抗、
S……スイツチ、1……アンテナ・リレー、1
a,1b……リレー接片、2……受信回路、3…
…送信回路、21,23……受信増幅段、22…
…受信ミクサ段、24……音声出力段、25……
スピーカ、31……送信出力段、32……送信ミ
クサ、33……送信低電力段、34……原発振
器、35……サイドトーン発振器、36……サイ
ドトーンバツフア・アンプ。
Claims (1)
- 送信周波数と受信周波数とが異なる無線通信の
スプリツト周波数運用時に、ブレークイン信号の
周波数判定を、判定信号回路の出力がLレベルで
は送信周波数と同一周波数を検出し、Hレベルで
は受信周波数を検出するフル・ブレークイン・キ
ーイング回路を設けた無線通信機において、前記
判定信号回路は抵抗とコンデンサからなる時定数
回路と、前記抵抗に並列接続してカソードは電鍵
側に接続したダイオードと、ダイオードのアノド
は2個直列のインバータと接続した構成であり、
該判定信号回路は電鍵のマーク信号の立上りの遅
延は少なく、立下りは所定量の遅延が行なわれる
ごとき方向性時定数回路であり、該判定信号発生
回路と、電鍵から直接Hレベルを検出する受信専
用判定回路と、送信周波数判定用Lレベルの接地
回路とを選択する切換スイツチを設け、ブレーク
イン信号の周波数を常時判定できることを特徴と
するフル・ブレークイン・キーイング回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13333783U JPS6040153U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | フル・ブレ−クイン・キ−イング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13333783U JPS6040153U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | フル・ブレ−クイン・キ−イング回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6040153U JPS6040153U (ja) | 1985-03-20 |
JPH0127310Y2 true JPH0127310Y2 (ja) | 1989-08-15 |
Family
ID=30300814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13333783U Granted JPS6040153U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | フル・ブレ−クイン・キ−イング回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040153U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06114507A (ja) * | 1992-10-09 | 1994-04-26 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造ドラム用のブラシ装置 |
-
1983
- 1983-08-29 JP JP13333783U patent/JPS6040153U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6040153U (ja) | 1985-03-20 |
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