JPH01271233A - 積層緩衝材及びその製造方法 - Google Patents

積層緩衝材及びその製造方法

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JPH01271233A
JPH01271233A JP63099720A JP9972088A JPH01271233A JP H01271233 A JPH01271233 A JP H01271233A JP 63099720 A JP63099720 A JP 63099720A JP 9972088 A JP9972088 A JP 9972088A JP H01271233 A JPH01271233 A JP H01271233A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2枚の積層フィルム間に多数の独立した中空
室を有する透明性、層間接着性及びガスバリヤ−性に優
れた積層緩衝材及びその製造方法に関するものである、 〔従来の技術及びその問題点」 表面に多数の突起状中空室を有する積層緩衝材を豐造す
るために、従来より、熱可明性樹脂フィル/、の表面に
エンボスを施し、このエンボス化にフィルムを少なくと
も一方に用いた2枚の熱i+fr2J性樹脂フィルムを
111i層接着させる方法は知1:+れている。このよ
うな積層緩衛材は、包装用材料、緩衝用材料、断熱用材
料として広く利用されている。
しかしながら、ポリオレフィン系樹脂は−・般にガスバ
リヤ−性に劣るため、これを素材として形成された積層
緩衝材は圧力が加わると、中空室内の空気が核力津によ
り大気に抜は去り、中空室内の封入空気の量が減少し、
その緩衝特性が失われるという欠点を有していた。
かかる欠点を改良するため、両表面/1がポリオレフィ
ン系樹脂、中間層がガスバリヤ−性樹脂、両表面層と中
間層との間が接着性樹脂層よりなる5層フィルムを用い
て積JCIj緩衝材を作る試みもなされている。しかし
、このような5層積層フィルムの場合、その製造装置が
複雑になる上、均一な多層成形が困離で、かつ適当な接
着材料の選択が雌しい等の問題がある。
一般に、ポリオレフィン系樹脂とガスバリヤ・−性樹脂
とは相互に全く接着性がないため5両者の積層フィルム
を得るには、中間に接着層を介在させる必要があり、ポ
リオレフィン系樹脂、ガスバリヤ−性樹脂の他に接着材
樹脂が必要となる。従って、このような;3種の溶融樹
脂を押出すためには、押出機が3台必要となる。又、3
種の溶融樹脂粉、前記した如き5暦からなるガスバリヤ
−性積層フィル15とするには、5)t’lに分配積層
する積層袋?tが必要であるが、この5層の積層装置は
非常に複雑で高価であるばかりでなく、この高価な積層
装置を使用しでも、3種類の樹脂の溶融粘度の差、樹脂
圧力の差等により、均一な5層M4+11成のフィルl
〜を安定して得ることはむつかしく、高度の運転技術が
要求される。すなわち、:3種類の樹脂が合流する時、
各々の粘度、圧力、流速がほぼ均一でないと、フローマ
ークの発生、肉厚の不均一、ガスバリヤ−性樹脂層の分
布不均一等の問題が発生する。
さらに、ポリオレフィン系樹脂とガスバリヤ−性樹脂の
組合せによっては、適当な接着材がまだ見つかっていな
いものもある。現にポリエチレンとメタキシレン基含有
ポリアミド樹脂(以下MXナイロンと略す)の場合、適
当な接着材はまだ見つかっていない。一方、ポリオレフ
ィン系樹脂にガスバリヤ−性樹脂を少量単純に押出機の
スクリューにてブレンドした場合は、ガスバリヤ−性樹
脂が微細粒子状でポリオレフィン系樹脂に分散するため
、ポリオレフィン系樹脂とガスバリヤ−性樹脂の混合比
によって、直線的にガスバリヤ−性が変化するだけであ
る。さらに、このブレンドフィルムの場合、分散してい
る微細粒径が大きいものから小さいものまでII+広く
分布し、粒径が可視光線の波長と近いものが多数存在す
るため、その粒子により可視光線が散乱し、白濁したフ
ィルムとなる。
多層フィルムにおいては、そのガス透過係数は次式によ
って決まる。
1/P=ri、/P1+n、/P、       (1
,)P:多層フィルムのガス透過係数 Pl:ポリオレフィン樹脂のガス透過係数P2:ガスバ
リャー材のガス透過係数 n1:ポリオレフィン樹脂の全厚に対する割合02:ガ
スバリヤ−材の全厚に対する割合nユ+n2=1 従って、多層フィルムの場合は、全厚中にごく薄いガス
バリヤ−層が存在するだけで、急激なガスバリヤ−効果
のあるフィルt1が得られる。ポリオレフィン系樹脂と
ガスバリヤ−性樹脂とのガス透過係数の比が大きければ
大きい程その効果は顕著である。ガスバリヤ−材の厚み
を変えて、多層フィルムのガス透過性を測定すると、第
1図の曲Mlのようになる。一方、単純混合樹脂フィル
ムでは、第1図の曲線2のようになる。これらの図より
、ガスバリヤ−性樹脂を開示使用した場合、多層フィル
ムの方が単純混合樹脂フィルムよりもガスバリヤ−効果
のあることが解かる。
ガスバリヤ−材はポリオレフィン系樹脂に比べ高価なた
めにその使用量は少ない方が良く、そして、多層構成に
すれば少ない量で十分なガスバリヤ−性が得られる。
〔目   的〕
本発明の第1の目的は、多層構成にするための複雑、高
価な積層装置及び接着用樹脂を必要とせずに、単層構成
で多層構成と同等のガスバリヤ−効果を有するフィルム
を形成するとともに、このフィルムを素材とした積層緩
衝材を提供することにある。
本発明の他の目的は、ポリオレフィン系樹脂と少量のガ
スバリヤ−性樹脂とを特殊な混合状態とすることにより
透明性1層間接着性及びガスバリヤ−性に優れるフィル
ムを形成するとともに、このフィルムを素材とした積層
緩衝材を提供することにある。さらに、本発明の他の目
的は、それら積層緩衝材を安価に製造する方法を提供す
ることにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明によれば、2枚の熱可塑性樹脂フィルム間に多数
の独立した中空室を形成した積層緩衝材において、該2
枚のフィルムの少なくとも一方に、ポリオレフィン系樹
脂とガスバリヤ−性樹脂とからなり、該ガスバリヤー性
樹脂は、上記ポリオレフィン系樹脂中に複数の分散され
たJn状で存在する樹脂フィルムを用いたことを特徴と
する積層緩衝材が提供される。また1本発明によれば、
ポリオレフィン系樹脂とガスバリヤ−性樹脂をそれぞれ
別個に溶融状態で押出し、スタティックミキサーに通し
、フィルム化するフィルム形成工程と。
該フィルムの表面にエンボスを施すエンボス化工程と、
該エンボス化フィルムを少なくとも一方に用いて2枚の
熱可塑性樹脂フィルムを1!を層接着する積層工程から
なるM層緩衝材の製造方法が提供される。
本発明による積層緩衝材は、補助成分として配合したガ
スバリヤ−性樹脂が、その素材フィルム内に層状に分散
されて多数存在するため、単一層のフィルムを積層して
形成したにもかかわらず、実質上多層構成のフィルム髪
素材として用いて形成した積層緩衝材と同等の作用効果
を示すものである。
一般に、2種類の熱可初性樹脂A、Bを押出機のスクリ
ューにて加熱溶融混合した場合の相分布を顕微鏡で見る
と、第2図に示すように、基材樹脂Aをマトリックスと
し、その中に添加樹脂Bが粒子状で混合分散した状態に
なる。また、樹脂Bの粒子直径dの分布状態は第3図に
示すように分布111が広い状態となる。よってスクリ
ューで混合した場合は、ヘイズの原因となる直径10分
の1ミクロンからlOミクロン位までの樹脂8粒子が必
ず多数存在することどなる。2即lう、このような混合
状態の樹脂から形成、されたフィルムけ添加構1nf 
11のために白〜を生じる。
これに対しで1本発明で用いる積層用素材フィルムの場
合、樹脂Aとガスバリヤ−性樹脂13の混僑状態は第4
図に示したように、ポリ号しフイン系樹1指Aをマトリ
ックスとし、その中にガスバリヤ−性樹脂11がJa層
状物して複数で分散した状態になる。この場合、ガスバ
リヤ−性樹脂13からなる層状物は、フィルム面に沿・
ってほぼζV行に存在し、フィルム内に多IMを構成す
る。フィルム上方から見たガスバリヤ−性樹脂Bからな
る層状物の+lIhは、第5図に示すような分布状態に
なり、11の分布中は非常に狭くなる。
前記した如きフィルム内に多層構成を有する本発明で用
いる積層用素材フィルムは、ポリオレフイン系樹脂とガ
スバリヤ−性樹脂をそれぞれ溶融状態で押出し合流させ
た後、スタティックミキサーで両者を特殊混合し、環状
ダイヌはrダイを通(6,てフィルム化することに、上
、って11ンるJ−とができる。
スタティックミキサーは、邸仙部のない静的混合器であ
り、パイプ内に四角状の板を右方向に180°ねじり曲
げた右エレメントと左方向に180’ねじり曲げた左ニ
レメン1−を交互に多数配設した構造をイ↑する。この
スタティックミキサーの説明図を第6図に示す。第6同
において、1はパイプを示し1.2は右エレメント、3
は左エレメントを示す、流体は矢印方向に流通していく
うちに特殊混合される。このスタティックミキサー紀州
いる場合。
流体は次の3つの作用を受けて混合される。
(1)流体の分割 流体は1つのエレメントを通過するごとに2分割され、
分割数をS、エレメント数をnとすると。
5−20の関係が成立する。
(2)流れの反転 右エレメントと左エレメントが交互に配置されているこ
とから、各エレメントを通過するごとに流れが反転する
(3)流れの転換 エレメントのねじれ面に沿】で、中心部より壁部へ、壁
部より中心部へと流れが移動する。
本発明において、ポリオレフィン系樹脂Aとガスバリヤ
−性樹脂口を溶融状態で合流させ、これをスタティック
ミキサーを通過させる時には、第4図に示したように、
樹脂A中に樹脂Bが層状に多数分散される。この場合、
その層状物の長軸方向は樹脂の流れ方向と一致する。ま
た、層状物の巾11は、エレメント数とパイプの内径に
よりコントロールされ、この巾りをコントロールするこ
とにより、ヘイズがなく透明性にすぐれたフィル15を
得ることができる。本発明の場合、スタティックミキサ
ーのエレメント数nは、5〜15、好ましくは8〜12
であり、パイプの内径りは、10〜50+++m、好ま
しくは20〜40++mである。また、層状物の巾りは
10〜10000/7Il、好ましくは100〜100
0μ馬である。
本発明で用いるVCC開用素材フィルム、前記のように
、そのフィルム内にガスバリヤ−性樹脂からなる多層構
成を有するため、ガスバリヤ−性の特性において著しく
改善された1)のである。次に、フィルムのガスバリヤ
−性について述べる。
−・般に、ポリオレフイン系樹脂にh+較すると5ノー
イロン、エチレン/ビニルアルコール共重合体等のガス
バリヤ−性樹脂は、数f倍から数千倍のガスバリヤ−・
性がある。ポリエチレンとMXナイロンの酸素透過係数
の比は約fi00倍である。ポリエチレンとMXナイ1
コンのスクリューによる混合の場合は、第2図に示した
ように、MXナイロンは粒子状で分散されているため、
ガスはポリエチレン内をスムースに拡散できるので、ガ
スバリヤ−性はMXナイロンの混合比に従って、直線的
に変化するだUである。しかし、スタティックミキサー
による特殊混合の場合は第4図に示すように、 MXナ
イロンは層状で分散しているため、ガスはスムースには
透過できず、多層フィルムと同等のガスバリヤ−性能が
得られる6すなわち、ポリエチレンとMXナイロンのス
タティックミキサーによる特殊混合の場合は、 MXナ
イロンを10vo1%の配合にしただけで、前記(1)
式より、 1/P:0.9/Po+0.1/Pa/600の関係式
が成立し、P=Po/60.9となり、約61倍のガス
バリヤ−性が得られる。
本発明で用いる特殊混合樹脂層よりなる単層フィルムの
場合は、その表面に添加したガスバリヤ−性樹脂Bが存
在するようになるが、この場合、ガスバリヤ−性樹脂が
表面に露出すると、フィルムの表面状態が良くない、ガ
スバリヤ−性樹脂が吸湿性のものであるとその樹脂の吸
水や結晶化が起る等の不都合が発生する可能性がある。
従って、このような不都合を回避するためには、そのフ
ィルムの片面又は両面にそのポリオレフィン系樹脂と同
−又は同種のポリオレフィン樹脂からなるフィルムを外
層として積層接着させるのが好ましい。
この場合、そのフィルム間の相互の接着は、それらフィ
ルムが同−又は同種の樹脂からなるため容易かつ強固に
行うことができる。一般に、特殊混合樹脂層よりなる単
層フィルム中のポリオレフィン系樹脂の割合が60vo
Q%以上あれば十分な接着が達成される。特殊混合樹脂
層よりなるフィルムの片面に外層ポリオレフィン系樹脂
層を積層したものを用いて積層緩衝材を得る場合、その
外層ポリオレフィン系樹脂層が外表面を形成するように
すなわち、外層を有しない特殊混合樹脂層面を接着面と
して積層接着させるのが好ましい。
本発明で使用するポリオレフィン系樹脂としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等のオレフィンの単独又は共重合体の他、
アクリル酸、無水マレイン酸等をポリオレフィンにグラ
フト重合した変性ポリオレフィン系樹脂等があげられる
また本発明で使用されるガスバリヤ−性樹脂としては1
例えば、MXナイロンの他、エチレン−酢酸ビニル共重
合体のケン化物、エチレン−ビニルアルコール共重合体
、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニ
リデン樹脂、ポリアクリロニトリル共重合体、ナイロン
6、ナイロン6.6等があげられる。
前記MXナイロンとしては、例えば、メタキシリレンジ
アミン単独又はメタキシリレンジアミン及び全量の30
%以下のパラキシリレンジアミンを含む混合キシリレン
ジアミンと、炭素数6〜10のα・ω−脂肪族ジカルボ
ン酸とから得られる構成単位を少なくとも70モル%以
上含有する重合体が挙げられる。
これらの重合体の例としては、ポリメタキシリレンアジ
パミド、ポリメタキシリレンアパミド、ポリメタキシリ
レンアジパミド等のような単独重合体、メタキシリレン
/パラキシリレンアジパミド共重合体、メタキシリレン
/パラキシリレンアジパミド共重合体、メタキシリレン
/パラキシレンナゼラミド共重合体のような共重合体及
びこれらの単独若しくは共重合体の成分と、ヘキサメチ
レンジアミンのような脂肪族ジアミン、ピペラジンのよ
うな脂環式ジアミン、パラ−ビス−(2−アミノエチル
)ベンゼンのような芳香族ジアミン、テレフタル酸のよ
うな芳香族ジカルボン酸、ε−カプロラクタムのような
ラクタム、ω−アミノヘプタン酸のようなω−アミノカ
ルボン酸、パラ−アミノ安息香酸のような芳香族アミノ
カルボン酸等との共重合体を例示することができる。
ガスバリヤ−性樹脂の配合量は、ポリオレフィン系樹脂
とガスバリヤ−性樹脂との総和(Vol)に対し、一般
的には1〜40voQ%であり%1〜25voQ%の添
加により十分なガスバリヤ−性を有する素材フィルムを
得ることができる。
次に、第7図に、特殊混合樹脂層の単層フィルムを素材
として形成される本発明の積層緩衝材を製造するための
装置を模式的に示す、第7図において、10はポリオレ
フィン系樹脂の押出機、11はガスバリヤ−性樹脂の押
出機、12はスタイツクミキサー、13.14はTダイ
、24は冷却ロール、25は加圧ロール、26はエンボ
ス形成用吸引ドラム、29は積層緩衝材を示す。
この装置においては、押出機10及び押出機11よりそ
れぞれポリオレフィン系樹脂及びガスバリヤ−性樹脂が
溶融状態で押出され、これらの樹脂はそれぞれライン1
8.19を通った後、通路Pで合流し。
スタティックミキサー12で混合され、前記し、たよう
な特殊混合樹脂流となる。この特殊混合樹脂流は2つの
流れに分配され、その一つはライン22を通ってTダイ
13に導かれ、一方、他の1つはライン23に通ってT
ダイ14に導かれ9.それぞれTダーイ13.14から
フィルム状で押出される。Tダイ13から押出されたも
の27は、冷却ロール24を通った後、エンボス形成用
吸引ドラケ26に送られ、ここで多表面に多数の突起状
部分が形成された〕−ンボス化フィルムに吸収成形され
る。このエンボス化フィルムは、Tダイ14から押出さ
れたフィルム28と吸引ドラム2G上で積層されるとと
も峠、加圧ロール25で熱圧着され5表面に多数の独立
した突起状中空室を有する積層緩衝材29が形成される
また、第8図に、特殊混合樹脂JFIの片面又は両面に
外層としてポリオレフィン系樹脂層を一体に積層接着し
た多層フィルムを素材として形成される積層緩衝材を製
造するための装置を模式的に示す。
なお、第8図に示した符号において、第7図において示
したのど同一のちのは同一の意味を示す。
この装置においでは、押出機10及び押出機11よりそ
れぞれポリオレフィン系樹脂及びエンボス性樹脂が溶融
状態で押出され、押出機10からのポリオレフイン系樹
脂は2つの流れに分配され、・その1つはライン18を
通る流才しとなる。一方押出機11から押出されガスバ
リヤ−性樹脂はライン19を通る流オbとなる。そして
、これらの樹脂は通路Pで合流し、スタティックミキサ
・−12により、iMfi4dしたような特殊混合樹脂
流となる。この特殊混合樹脂流は2つの流才しに5)配
され、その1つけライン22を通って積層装置15に導
かれ、一方、他の1つはライン23を通って積層装置1
6に導かれる。また、これらの積層装置15.16には
、ライン17からのポリオレフィン系樹脂流が、−P、
れぞれライン20及び21を通って導入される。そして
、積層装置15及び16において、特殊混合樹脂流とポ
リオレフィン系樹脂とは層状で積層された後、そわぞt
l、Tダイ13.14で111方向に伸ばされ、ここか
ら多層フィルム状で押出される。、Tダイ1:3から押
出されたもの2゛7は、冷却ロール24を通った後、エ
ンボス形式用吸引ドラム26に送られ、ここで多表面に
多数の突起状部分が形成されたエンボス化フィルムに吸
引成形される。このエンボス化フィルムは、Tダイ14
から押出されたフィルム28と吸引ドラノ、26上で積
層されるとともに、加圧ロール25で熱圧着さ」15、
表面に多数の独立した突起状中空室を有する積)tIJ
緩衝材29に形成される。
第9図〜第11図に本発明の積層緩衝材の説明断面図を
示す。
第9図は、特殊混合樹脂層からなる2枚の+11.、 
IC’jフィルム30.30を、その間に中空室32を
形成して積層接着した構造のものを示す。
第1図は、特殊混合樹脂層30の両面に外層としてポリ
オレフィン系樹脂層31を一体に積層した2枚のフィル
ム35.36を、その間に中空室32を形成して、その
特殊混合樹脂層30が接着面及びポリ第1/フイン系樹
脂31が外面表面となるよう番、″積層接着した構造の
ものを示す。
なお、第9図−第11図に示した積層緩衝材を構成する
各フィルムの厚さは、通常、10〜1ooop蓮である
また1本発明の積層a衝打の構造は、第9図〜第11図
に示したものに限定されるものではなく、例えば、積層
材の両方の外面に突起状の中空室を形成とた構造のもの
や、積層する2枚のフィルムのうち、一方のフィルム、
例えば第10図及び第11図において、フィルム34.
3Gを表面にポリオレフィン系樹脂層を形成したガスバ
リヤ−性樹脂フィルムとした構造や、第10図及び第1
1図において、フィルム33及び34のうりの一方ある
いはフィルム35及び36のうちの一方をそれぞれ特殊
混合樹脂層30からなるフィルムから形成した構造のも
のとすることができる。
本発明の16層tlHUr4の製造器Jおけるフィルム
面への1ンボス加I】−及び2つのフィルムの積層加工
は、従来公知の方法に従って行うことができ、種々の形
状及び構造の猜層綴術椙を得ることができる。
〔作用及び発明の効果1 本発明の特殊混合樹脂層を含む積層緩衝材は、前記のよ
うに、その特殊混合樹脂層が内部多層構造を有するため
、従来の多層フィルムから形成されたものと同等のガス
バリヤ−性機能を有するものである。
本発明のMJt’l緩衝材は、透明性、ガスバリヤ−性
1層間接着性にすぐれる上、加重が加えられた場合でも
ガスバリヤ−性が高いため、独立した中空室内の空気が
抜けにくく、長期間優れた緩衝特性を保持し、包装分野
を始めとした種々の分野において利用される。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
尚、以下において示した素材フィルムの合皮及び酸素透
過率の測定方法及び積層緩衝材のクリーム試験法は、次
の通りである。
(1)合皮: 〔(拡散透過光ff1)/(全透過光1f)) X 1
00(%)*JIS−に−6714又はASTM D8
83−62Tによる日本電色工業株式会社製デジタル曇
度計NDH−20を使用してtlり定した。
尚、この1l11定に用いたサンプルは、実施例1〜4
及び比較例1〜4においては、同一組成で厚み50戸に
tA整したフィルムであり、また実施例5〜6において
は、同−組成及び同一層比の全厚み50声のフィルムで
ある。
(2)酸素透過率: モダンコントロール社製0XTRAN100使川、測定
温度20℃、内側相対湿度lOO%、外側相対湿度65
%(3)クリープ試験 積層緩衝材を100aa角に切り、数枚重ね合わせ、上
方より2kgfの加重を加え、高さを100aaに設定
し、15日経過後の高さ減少率を求める。測定条件は、
湿度:23℃、湿度65%R1+である。
実施例1〜4及び比較例1 第7図に示すような装置を用いて第9図に示した構造の
積層緩衝材の製造を行った。この場合、ポリオレフィン
系樹脂としてポリエチレン(メルトインデックス2.0
g/10m1n)、ガスバリヤ−性樹脂としてポリメタ
キシレンアジパミド(以下N−MXD6と略す)をそれ
ぞれ用いた。スタティックミキサーは内径φ30mmで
、そのエレメント数7とした。
製造条件は次の通りである。
(ポリオレフィン系樹脂押出機) シリンダー内径:50mm シリンダー温度:260”C シリンダー吐出斌:10kg/hr (ガスバリヤ−樹脂押出Ja) シリンダー内径: 30+++m シリンダー温度=260℃ (積層緩衝材の構造) 第9図における方法 a ・・・10閣 b ・・・ 41m d′・・・30声 e′・・・20μI 突起状部間の距離: 10mm 比較例2 ポリエチレン中にN−MXD6LIT15vo1%にな
るように原料でブレンドし、これをポリオレフィン系樹
脂押出機より押し出した。尚、スタティックミキサーは
取りはずし、また、ガスバリヤ−性樹脂の押出機は停止
した。それ以外は実施例1と同様にして積層緩衝材を得
た。
以上のようにして得られた各積層緩衝材の物性を第1表
に示す。
第1表 実施例5〜6及び比較例3 第8図に示すような装置を用いて第11図に示した構造
の!!i層緩衝材の製造を行った。この場合。
ポリオレフィン系樹脂としてポリエチレン(メルトイン
デックス2.0g/lomin)、ガスバリヤ−性樹脂
としてポリメタキシレンアジパミド(以ドN−MXD6
と略す)をそれr、tt、用いた。スタティックミキサ
−は内径φ3()1で5そのエレメント数7とした。
製造条件は次の通りである。
(ポリオレフィン系樹脂押出機) シリンダー内径:50i、iIl+ シリンダー・温度=260で シリンダー吐出M:10kg/hr (ガスバリヤ−樹脂押出機) シリンダー内径=30111Ill シリンダー湿度:260℃ (積層縁?#絹の構造) 第11図における方法 a ・・40+s+ l)・・・4m C・・・15 pta d・・・15戸 r3−=10nm f・・・io。
突起状部間の距離: lOm 比較例/1 ポリエチレン中にN −M X l)6が15vo1%
&:、なるように〃に料でノ[ノンドし、これをガスバ
リヤ−性樹脂押出機より押し出した。尚、スタティック
ミキサーは取りはずした。それ以外は実施例5と同様に
して積層緩衝材を得た。
以上のようにして得らオtた各積層緩衝材の物性を第2
表に示す、 第2表 tl:特殊混合層とポリエチレン層又は特殊混合層どう
しの層間剥離で、0は剥離が不可能、Xは可能な場合で
ある。
*2:表面フィルム(ポリエチレン)厚を:30pm、
裏側フィルム(ポリエチレン)厚を20趣で製造した。
【図面の簡単な説明】
第1図はポリオレフイン系樹脂とガスバリヤ−性樹脂よ
りなるフィルムに於いて、スクリューによるjp純混合
単層フィルムと多層フィルムのガスバリヤ−性の違いを
説明する図である。第2図はスゲリューによるポリオレ
フィン系a Iff?とガスバリヤ−性樹脂のlit純
混合状態を表した説明図であり、第3図は単純混合樹脂
フィルム中に分散しているガスバリヤ−性樹脂Bの粒子
直径の分布状態を表した図である。第4図は本発明によ
る特殊混合樹脂フィルム内のガスバリヤ−性樹脂Bの分
散状態を表した説明図であり、第5図はそのフィルム中
に分布するガスバリヤ−性樹脂Bからなる層状物の巾り
の分布状態を表した図である。第6図はスタティックミ
キサーの説明図を示す。第7図は本発明の積層緩衝材を
製造するための装置の模式図であり、第8図はその変更
例である。第9図は本発明の積層緩衝材の1つの例につ
いての断面構造図、第10図及び第11図はその変更例
を示す。 1・・・パイプ、2・・・右エレメント、3・・・左ニ
レメン+−,io・・・ポリオレフイン系樹脂押出機、
11・・・ガスバリヤ−性帰脂押出機、12・・・スタ
ティックミキサー、・、13,1.4・・・1’ダイ、
14.15・・・積層’!A’?!、、24・・・冷却
0−・ル、25・・加圧ロール、2G・・・エンボス形
成用吸すロばラム、2り・積層緩衝材、A・・・ポリオ
レフィン系樹脂、口・・ガスバリヤ−性樹脂。 特許出願人 日本スチレンベ・−パー株式会社代 理 
人 弁理士 池浦敏明(ほか1−名)第2図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚の熱可塑性樹脂フィルム間に多数の独立した
    中空室を形成した積層緩衝材において、該2枚のフィル
    ムの少なくとも一方に、ポリオレフィン系樹脂とガスバ
    リヤー性樹脂とからなり、該ガスバリヤー性樹脂は、上
    記ポリオレフィン系樹脂中に複数の分散された層状で存
    在する樹脂フィルムを用いたことを特徴とする積層緩衝
    材。
  2. (2)2枚の熱可塑性樹脂フィルム間に多数の独立した
    中空室を形成した積層緩衝材において、該2枚のフィル
    ムの少なくとも一方に、ポリオレフィン系樹脂とガスバ
    リヤー性樹脂からなる樹脂層と、該樹脂層の少なくとも
    一方の面に外層として一体に積層された該ポリオレフィ
    ン系樹脂と同一ないし同種のポリオレオィン系樹脂から
    なる外層樹脂層との積層体からなり、該ガスバリヤー性
    樹脂は該樹脂成分であるポリオレフィン系樹脂中に複数
    の分散された層状で存在する樹脂フィルムを用いること
    を特徴とする積層緩衝材。
  3. (3)ポリオレフィン系樹脂とガスバリヤー性樹脂をそ
    れぞれ別個に溶融状態で押出し、スタテックミキサーに
    通し、フィルム化するフィルム形成工程と、該フィルム
    の表面にエンボスをを施すエンボス化工程と、該エンボ
    ス化フィルムに熱可塑性樹脂フィルムを積層接着する積
    層工程からなる積層緩衝材の製造方法。
  4. (4)該積層工程において、該エンボス化フィルムに積
    層される熱可塑性樹脂フィルムが、ガスバリヤー性樹脂
    フィルムである請求項3の方法。
  5. (5)該ガスバリヤー性樹脂フィルムが、ポリオレフィ
    ン系樹脂中にガスバリヤー性樹脂を複数の分散された層
    状で存在させた樹脂フィルムである請求項4の方法。
  6. (6)ポリオレフィン系樹脂とガスバリヤー性樹脂をそ
    れぞれ別個に溶融状態で押出し、スタテックミキサーに
    通し、得られた層状樹脂流の少なくとも一方の面に該ポ
    リオレフィン系樹脂と同一ないし同種の溶融状態のポリ
    オレフィン系樹脂を外層として層状に接融させ、全体を
    一体にフィルム化するフィルム形成工程と、該フィルム
    の表面にエンボスを施すエンボス化工程と、エンボス化
    フィルムを少なくとも一方に用いて2枚の熱可塑性樹脂
    フィルムを積層接着する積層工程からなる積層緩衝材の
    製造方法。
  7. (7)ポリオレフィン系樹脂とガスバリヤー性樹脂をそ
    れぞれ別個に溶融状態で押出し、スタティックミキサー
    に通してフィルム化するとともに、該フィルムの少なく
    とも一方の面に該ポリオレフィン系樹脂と同一ないし同
    種のポリオレフィン系樹脂からなるフィルムを外層とし
    て熱圧着するフィルム形成工程と、該フィルムの表面に
    エンボスを施すエンボス化工程と、該エンボス化フィル
    ムを少なくとも一方に用いた2枚の熱可塑性樹脂の積層
    工程からなる積層緩衝材の製造方法。
  8. (8)該積層工程において、該エンボス化フィルムに積
    層される他方の熱可塑性樹脂フィルムが、ガスバリヤー
    性樹脂フィルムである請求項6又は7の方法。
  9. (9)該ガスバリヤー性樹脂フィルムが、ポリオレフイ
    ン系樹脂中にガスバリヤー性樹脂を複数の分散された層
    状で存在させた樹脂フィルムである請求項8の方法。
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JPH0384753A (ja) * 1989-08-28 1991-04-10 Sony Corp カッテングマシン
KR20160040634A (ko) * 2013-07-31 2016-04-14 프레지스 이노베이티브 패키징 엘엘씨 층간 접착성이 향상된 다층 필름

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