JPH01270158A - 半二重セション管理処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 多重化された複数の半二重セションを使用してデータ転
送を行う処理システムにおいて、効率的なデータ転送を
可能とした半二重セション管理処理方式に関し。

半二重セションの属性（受信専用または送信専用）を事
前に定義させることなく２両システムで発生する呼量に
応した転送処理を実現することを目的とし。

半二重セションの属性を入出力属性とし、これらの半二
重セションを、確立順序に従った順序性を持たせて管理
するセション管理処理手段と、空きセションの選択にあ
たって、セション確立順序の昇順または降順のいずれか
の順序に従って空きセションを探し、最初に検出した空
きセションを選択するセション選択制御手段とを備え、
送受信する一方のシステムではセション確立順序の昇順
に、他方のシステムではセション６１！立順序の降順に
空きセションを選択するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、多重化された複数の半二重セションを使用し
てデータ転送を行う処理システムにおいて、効率的なデ
ータ転送を可能とした半二重セション管理処理方式に関
する。

〔従来の技術〕

ネットワークシステムにおいて通信を行う場合には、そ
の通信を行う論理ユニット間を論理的に結合する。この
論理的な結合がセションである。

多重化された複数の半二重セションを使用したデータ転
送を、効率よく実行するためのポイントは。

セション上での送信要求の衝突をできるだけ減らすこと
である。セション上で送信要求が衝突した場合、非優先
局側の要求をリジェクトし、後で再送しなおさなければ
ならないので、そのオーバヘッドが増大する。

従来、このような半二重セション上での送信要求の衝突
をできるだけ減らすために、セション毎に、送信専用ま
たは受信専用の属性を、互いのシステムで対応づけて管
理し、送信専用セションを用いて送信要求を制御するよ
うにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の方式には１次のような問題があった。

（ａｌ　　セション毎にユーザによる属性定義が必要と
なる０両端のシステムに発生する呼量のバランスは、ユ
ーザ毎に異なる。そのため、受信専用セションと送信専
用セションの本数を、それぞれ何本にするかをユーザが
定義する必要があるが、その本数の予測が困難であり、
定義が煩わしい。

［ｂｌ　　両端で発生する呼量のバランスが１時間帯で
著しく変化する場合、有効に使用されないセションが存
在し、効率のよいデータ転送ができない。

例えば、相手システムで送信要求がなく、自システムに
は５大量の送信要求が発生している場合。

受信専用セションは使用されず、自システムの送信要求
が滞留してしまう。

本発明は上記問題点の解決を図り、半二重セションの属
性（受信専用または送信専用）を事前に定義させること
なく１両システムで発生する呼量に応じた転送処理を実
現することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の構成例を示す。

第１図において、１０はＣＰＵおよびメモリなどからな
る処理装置、１１はセションの確立・解放を行うセショ
ン管理処理部、１２は確立された各セションの管理情報
を１＠序性を持たせて保持するセション管理キュー、１
３はメツセージの送信要求に対し、その送信を行うため
の空きセションを選択するセション選択制御部、１４は
半二重セションを使用してデータを送受信する送受信制
御部を表す。

セシぢン管理処理部１１は、運用開始時に、あらかじめ
定められた数の半二重セションを、相手システムとの間
で確立する。このとき、確立する半二重セションの属性
をすべて入出力属性とする。

すなわち、互いのシステムが、セションを受信。

送信のどちらにも使えるような属性にする。そして、セ
ション管理キュー１２により、これらの半二重セション
を、Ｗ１立）＠序に従った順序性を持たせて管理する。

なお、第１図に示すセション管理キュー１２におけるＢ
ｌ、Ｂ２．・・・は、それぞれ各セションの管理情報を
持つセション管理ブロックである。

セション選択制御部１３は、送信処理に使用するセショ
ンの選択にあたって、セション確立順序の昇順またはＢ
ｌ順のあらかじめ定められたいずれかの順序に従って空
きセションを探し、最初に検出した空きセションを選択
する。すなわち、セション管理キュー１２の順序に従っ
て、空きセションを探し、それを選択する。そして１選
択したセションを送受信制御部１４に通知し、そのセシ
ョンを使用してメツセージの送信を行う。

送受信する一方のシステムで、セション管理キュー１２
をセション確立順序の昇順に作成した場合５他方のシス
テムでは、セション管理キュー１２をセション確立順序
の降順に作成し、それぞれキューの先頭から空きセショ
ンを′５Ａ沢するようにしている。なお１両システムで
、セション管理キュー１２をセション確立順序の昇順に
作成し、空きセションを選）尺するときに、一方のシス
テムでは、キューの先頭から空きセションを探し、他方
のシステムではキューの最後から逆向きに空きセション
を探すようにしてもよい。

〔作用〕

本発明では、多重化された半二重セションの属性を、す
べて入出力属性とし１両システムでこれらのセションの
対応関係を把握しておく。送信要求が発生すると、一方
のシステムは、対応づけられたセションを昇順に選択し
、他方のシステムは。

降１ｊ１代に選択して送信を行う。

従って１両システムで発生する時世が、一方では多く、
他方では少なくて、偏っている場合であっても、セショ
ン上での送信要求の衝突が起きるのは、あらかじめ確立
されている他の全セションがビジーになったときだけあ
る。すなわち、衝突が発生する確率は、呼量のバランス
に影響されることはなり、確立されているセションの総
数と互いの送信要求の数にだけ影響される。従って、ユ
ーザは、あらかじめ確立しておくセションの総数を定義
するだけでよく、受信専用、送信専用の定義は不要で、
しかも全セションを有効に活用して効率のよいデータ転
送を行うことができるようになる。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例、第３図は本発明の一実施例
処理説明図を示す。

第２図において、２０Ａ、２０Ｂは各々通信を行うシス
テム、８１〜Ｓｎはそれぞれデータ転送に用いられるセ
ション、ＬＬはシステム２ＯＡにおけるセション管理キ
ュー１２Ａのリンク、Ｌ２はシステム２０Ｂにおけるセ
ション管理キュー１２Ｂのリンク、ＭＡＩ、ＭＡ２．Ｍ
Ｂｌ、ＭＢ２は送信要求のメツセージを表す。

各セション８１〜Ｓｎは１両システムにおいて。

送信・受信可能な入出力属性を持つ。システム２０Ａ、
２０Ｂは、これらのセション８１〜Ｓｎの確立処理が完
了した順序を１両システムで対応をとり、セション管理
キューＬ２Ａｉ２Ｂによって管理する。

この例では、システム２ＯＡ側は、セション確立順序の
昇順にセション管理キュー１２ＡのリンクＬ１をはり、
システム２０Ｂ側は、セション確立順序の降順にセショ
ン管理キュー１２ＢのリンクＬ２をはっている。

昇順のキューを作るか、降順のキューを作るかは、ネッ
トワーク上のアドレスを比較して決定するとよい。こう
すれば、ネットワーク上のアドレスばあらかしめ一意に
決定されているため、外部かられざわざ順序を指定しな
くても、どのシステム間も互いに逆の順序で、自動的に
キューを作成することができる。他の方法としては、セ
ションを確立するための指令が投入されたシステムか。

投入されなかったシステムかによって、昇順にするか降
順にするかを決定することもできる。

システム２ＯＡにおいて、メツセージＭＡＩ。

メツセージＭＡ２の送信要求が、この順番で発生すると
、セション管理キュー１２Ａの先頭から空きセションを
探すので、それぞれセション３１゜セション８２力く割
り当てられる。

一方、システム２０Ｂにおいて１メソセ一ジＭＢ１．メ
ツセージＭＢ２の送信要求が発生すると。

セション管理キュー１２Ｂの先頭から空きセシぢンを探
すので、セションＳｎ側から順番に、セションの割り当
てが行われる。

第３図（イ）は、第１図に示すセシづン管理処理部１１
の処理の例を示している。以下の説明における■〜■は
、第３図（イ）に示す処理■〜■に対応する。

■　運用開始時に、相手システムとの通信により。

セション確立処理を行う。

■　セション確立に成功した場合、自システムと相手シ
ステムとのネットワーク上の７ドレスの大小を比較する
。

■　自システムのアドレスが相手システムのものより小
さい場合、処理■を実行し、相手システムのアドレスの
ほうが小さい場合には、処理■を実行する。

■　セション管理キューを確立順序の昇順に作成する。

すなわち、新しく確立したセションの管理ブロックを、
キューの最後に接続する。

■　相手システムのアドレスが小さい場合、セション管
理キューを確立順序の降順に作成する。

すなわち、新しく確立したセションの管理ブロックを、
キューの先頭に挿入する。

■　所定の数だけセションを確立したかどうかを判定し
、まだの場合には、処理■へ制御を戻して、同様に次の
セションの確立処理を行う、全ヤシジンの確立処理が終
了したならば、処理を終了する。

第３図（ロ）は、第１図に示すセション選択制御部１３
の処理の例を示している。以下の説明におけるΦ〜■は
、第３図（ロ）に示す処理Φ〜■に対応する。

■　送信要求があり、空きセションを選択する場合、ま
ず、セション管理キューの先頭のセション管理ブロック
をポイントする。

■　セション管理ブロック中の使用中フラグのオン／オ
フを調べ、空きセションであるかどうかを判定する。使
用中フラグがオンで空きセションでないことがわかった
場合、処理■へ制御を手多す。

■　使用中フラグがオフの場合、その使用中フラグをオ
ンにする。

■　そのセションを送信要求の処理に割り当てる。

■　現在、ポイントしているブロックが空きセションで
ない場合、キューが終了したかどうかを判定する。

■　キューが終了していない場合１次のセション管理ブ
ロックへポインタを進め、処理■へ制御を戻して、同様
に空きセションを探す。

■　キューが終了した場合、送信要求に対する処理を、
空きセションができるまで待たせる。

〔発明の効果〕

以上説明したように４本発明によれば１次の効果がある
。

ｆａｔ　　セションの属性を事前に定義する必要がない
ため、ユーザの負担を軽減することができる。また、チ
ューニングも、セション数の増減だけを考えればよく、
簡単になる。

山）両システムの呼量に応じた柔軟な転送が可能になる
０例えば、ある時間帯では１片方向にしかデータが流れ
ず、他のある時間帯では、逆方向にしかデータが流れな
いシステムでも、セションを有効に利用し、効率よくデ
ータ転送を行うことができる。また０両システムが同等
の呼量の場合にも、妥当なセション数（両システムで単
位時間当たりに発生する呼量の合計）を用意すれば、は
とんど送信要求の衝突が発生しない転送が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成例。 第２図は本発明の一実施例。 第３図は本発明の一実施例処理説明図を示す。 図中、１０は処理装置、１１はセション管理処理部、１
２はセション管理キュー、１３はセション選択制御部５
１４は送受信制御部を表す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　多重化された複数の半二重セションを使用してデータ
   転送を行う処理システムにおいて、 あらかじめ確立する半二重セションの属性を入出力属性
   とし、これらの半二重セションを、確立順序に従った順
   序性を持たせて管理するセション管理処理手段（１１）
   と、 送信処理のための空きセションの選択にあたって、セシ
   ョン確立順序の昇順または降順のあらかじめ定められた
   いずれかの順序に従って空きセションを探し、最初に検
   出した空きセションを選択するセション選択制御手段（
   １３）とを備え、送受信する一方のシステムではセショ
   ン確立順序の昇順に、他方のシステムではセション確立
   順序の降順に空きセションを選択するようにしたことを
   特徴とする半二重セション管理処理方式。