JPH0126793Y2 - - Google Patents

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JPH0126793Y2
JPH0126793Y2 JP7706385U JP7706385U JPH0126793Y2 JP H0126793 Y2 JPH0126793 Y2 JP H0126793Y2 JP 7706385 U JP7706385 U JP 7706385U JP 7706385 U JP7706385 U JP 7706385U JP H0126793 Y2 JPH0126793 Y2 JP H0126793Y2
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JP
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roll
squeezing
circular hole
liquid
hole
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JP7706385U
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Description

【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕 本考案は、絞りロールに関する。 〔考案の技術的背景〕 従来、布等の連続しぼり工程などにおいて不織
布で作られた絞りロールが使用され、布等の生地
からの脱液が行われている。このような絞りロー
ルによる脱液処理は、第5図に示す如く、周面同
志で接触しながら連続回転する絞りロール1間に
布2等を挿入することにより行われている。而し
て、絞りロール1は、中心部に円孔を有する円板
状素材の多数枚を同芯状に圧接し、円孔の連続に
より形成された孔に回転軸3を挿入し、この孔内
を多孔質素材の復元力による吸液作用により布2
等から脱液するよになつている。 〔背景技術の問題点〕 しかしながら、従来の絞りロール1では、互に
接触している絞りロール1の接点の中心部(所謂
ニツプの頂点)に布2が達するまでは絞りロール
1自体が圧縮されるので、圧力による布2及び絞
りロール1の放液が行われる。このニツプの頂点
を過ぎると絞りロール1の復元力が働き、吸引効
果(スポンジ効果)による吸液が行われる。しか
し、現実にはニツプの頂点に達するまでに放液が
起きて絞りロール1の内部の水の流動抵抗が増大
し、絞りロール1の変形が阻害される問題があつ
た。 〔考案の目的〕 本考案は、吸液作用を増大して極めて高い絞り
率を得ることができる絞りロールを提供すること
をその目的とするものである。 〔考案の概要〕 本考案は、吸液体にその軸芯と平行な長手方向
に沿つて複数本の長孔を穿設したことにより、吸
液作用を増大して極めて高い絞り率を得ることが
できる絞りロールである。 〔考案の実施例〕 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。第1図は、本考案の一実施例の一部破
断正面図、第2図は同実施例の要部の側面図であ
る。図中10は、中心部に円孔を有する円板状素
材11の多数枚を同芯状に圧接してなるロール本
体である。円孔が連続して形成された軸孔12に
は、回転軸13が貫挿されている。各々の円板状
素材11には、軸孔12を囲む配置で複数個の長
孔14が形成されている。長孔14は偶数個と
し、軸孔12の軸芯に対して各各の長孔14が対
称的に配置されているのが望ましい。ロール本体
10から突出した回転軸13の両端部には、固定
具15が取付けられている。円板状素材11の材
質は、ロール本体10の周面からの吸液作用を十
分に発揮することができる不織布、織布、皮革等
に設定されている。 このように構成された絞りロール20によれ
ば、第3図に示す如く、例えば支持ロール21の
周面に所定の線圧でこの絞りロール20を接触さ
せ、両者を連続回転しながら接触部22に被処理
体の生地等を挿入して脱液を行う。この場合、絞
りロール20と支持ロール21の接触部22の所
謂ニツプの頂点に達するまでは、絞りロール20
のロール本体10の部分が収縮し、ニツプ後半の
復元に伴う吸引効果(スポンジ効果)により生地
等から吸液が行われる。吸液された水は軸孔12
を通つて速やかに外部に排出される。而して、ニ
ツプの頂点を過ぎて生地等が接触部22から外部
に導出する領域では、収縮したロール本体10の
部分が復元しようとする。この時ロール本体10
の内部には復元力が発生し、その結果、生地等か
ら一旦吸収された液は、ロール本体10が復元す
る際にも生地等の方には逆流せず、次のニツプ時
に長孔14を通つて外部に排出される。このた
め、吸液・排水作用を高めて絞り率を著しく向上
させることができる。 因みに、実施例の絞りロール20の絞り率を確
認するために、絞りロール20と支持ロール21
間の線圧を15Kg/cm、25Kg/cm、35Kg/cmの三種
類に変化させて、被処理体の生地を下記表に示す
六種類のものに設定して、脱液時にロール本体1
0内に含まれる含水率を調べたところ、同表に併
記する結果を得た。これと比較するために従来の
絞りロールと支持ロール21を用いて実施例と同
様の含水率試験を行つたところ、同表に併記した
結果を得た。 同表の含水率の差から明らかなように、実施例
の絞りロール20は、比較例のものに比べて遥か
に高い絞り率を有することが判る。 なお、絞りロール20の直径は両者とも150mm
φとし、支持ロール21の直径は両者とも130mm
φとした。また、両絞りロール20の硬度も夫々
JIS A 86に設定し、生地の送り速度は25.3m/
minとした。 なお、実施例では、長孔14をロール本体10
の内部に形成したものについて説明したが、第4
図に示す如く、回転軸25の周面に軸孔12の内
周面に接するようにして形成しても良い。或は、
回転軸25とロール本体10の接触部であつてロ
ール本体10側に長孔14を形成するようにして
もよい。
【表】
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案に係る絞りロールに
よれば、吸液作用を増大して極めて高い絞り率を
得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の一部破断正面
図、第2図は、同実施例の要部の側面図、第3図
は、同実施例の作用を示す説明図、第4図は、本
考案の他の実施例の構造を示す説明図、第5図
は、従来の絞りロールの使用状態を示す説明図で
ある。 10……ロール本体、11……円板状素材、1
2……軸孔、13……回転軸、14……長孔、1
5……固定具、20……絞りロール、21……支
持ロール、25……回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不織布、織布、皮革の何れか一種からなり中心
    部に円孔を有する円板状素材の多数枚を同芯状に
    圧接してなると共に、その軸芯と平行な長手方向
    に沿い、かつ、前記円孔を囲むように配置された
    複数本の長孔と、前記円孔内に密接して貫挿され
    た回転軸とを具備することを特徴とする絞りロー
    ル。
JP7706385U 1985-05-23 1985-05-23 Expired JPH0126793Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7706385U JPH0126793Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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JP7706385U JPH0126793Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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JPS61198294U JPS61198294U (ja) 1986-12-11
JPH0126793Y2 true JPH0126793Y2 (ja) 1989-08-10

Family

ID=30619783

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