JPH01267731A

JPH01267731A - セグメントオーバレイプログラムの作成方式

Info

Publication number: JPH01267731A
Application number: JP9739988A
Authority: JP
Inventors: Chieko Sakuma; 佐久間　千惠子
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1988-04-19
Filing date: 1988-04-19
Publication date: 1989-10-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はセグメントオーバレイプログラム（プログラム
を複数のセグメントに分割して作成し、プログラムの実
行時において各セグメントが参照される時点等で各セグ
メントを交互にメモリ上にローディングする方式のプロ
グラム。「ソースプログラム」や「目的プログラム」で
はなく単に「プログラム」という場合は、ロードモジュ
ールを示す）の作成方式に関し、特に計算機システムに
おける翻訳処理および結合編集処理に係るセグメントオ
ーバレイプログラムの作成方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のセグメントオーバレイプログラムの作成
方式では、プログラムのメモリ配置がセグメントに関し
てオーバレイ構造となるようにプログラム開発者がソー
スプログラムの設計を行い、ソースプログラム上に直接
的にセグメントオーバレイ記述（セグメントオーバレイ
プログラムを実現するための情報の記述）が行われてい
た。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のセグメントオーバレイプログラムの作成
方式では、プログラムのメモリ配置がセグメントに関し
てオーバレイ構造となるようにプログラム開発者がソー
スプログラムの設計を行い、ソースプログラム上に直接
的にセグメントオーバレイ記述が行われているので、以
下に示すような欠点がある。

・プログラム開発の初心者にとっては理解が困難なセグ
メントオーバレイプログラムに関する知識がソースプロ
グラムの設計において必要となる。

・実際に作成したセグメントオーバレイプログラムが所
望のものと適合しなかった場合（当初の設計と異なった
プログラムに変換する必要がある場合を含む）に、ソー
スプログラムの設計から再び行わなければならず、ソー
スプログラムの大規模な修正が必要となる。

・プログラム開発者がソースプログラム上に直接的にセ
グメントオーバレイ記述を行うためにその記述の誤りに
起因するセグメントオーバレイのタイミング（セグメン
トオーバレイプログラムの実行時における各セグメント
のローディングの順序等）の誤りが発生しやすくなる。

本発明の目的は、上述の点に鑑み、ソースプログラムの
設計時にプログラムのメモリ配置がセグメントに関して
オーバレイ構造となるように考慮する必要がなくなり、
ソースプログラム上に直接的にセグメントオーバレイ記
述を行う必要がないセグメントオーバレイプログラムの
作成方式を捉供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のセグメントオーバレイプログラムの作成方式は
、ソースプログラム上の分岐命令の中で外部参照を必要
とする分岐命令を疑似命令に置換して目的プログラムを
作成する翻訳プログラムと、この翻訳プログラムにより
置換された疑似命令をセグメントオーバレイ制御システ
ム実行時ルーチンへの分岐命令および直接分岐命令のい
ずれかに置換しセグメントオーバレイ制御システム実行
時ルーチンと前記翻訳プログラムにより作成された目的
プログラムとを自動的に結合編集してセグメントオーバ
レイプログラムを作成する結合編集プログラムとを有す
る。

〔作用〕

本発明のセグメントオーバレイプログラムの作成方式で
は、翻訳プログラムがソースプログラム上の分岐命令の
中で外部参照を必要とする分岐命令を疑似命令に置換し
て目的プログラムを作成し、結合編集プログラムが翻訳
プログラムにより置換された疑似命令をセグメントオー
バレイ制御システム実行時ルーチンへの分岐命令および
直接分岐命令のいずれかに置換しセグメントオーバレイ
制ｔｎシステム実行時ルーヂンと翻訳プログラムにより
作成された目的プログラムとを自動的に結合編集してセ
グメントオーバレイプログラムを作成する。

（実施例〕次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明のセグメントオルバレイプログラムの
作成方式の一実施例の構成を示すブロック図である０本
実施例のセグメントオーバレイプログラムの作成方式は
、ソースプログラムｌ　　（ＤＫ（ＤｉｓＫ）やＦＤ　
（Ｆｌｏｐｐｙ　　Ｄｉｓｋ）等に格納されている。セ
グメントオーバレイ制御システム実行時ルーチン４．ロ
ードモジュール９および目的プログラム５１．５２．・
・・、　５ｎも同様）と、翻訳プログラム２と、セグメ
ントオーバレイ制御システム実行時ルーチン４と、結合
編集プログラム６と、ロードモジュール９　（セグメン
トオーバレイプログラム）と、目的プログラム５１．５
２゜・・・、　５ｎとを含んで構成されている（目的プ
ログラム５２．・・・、　５ｎに対応するソースプログ
ラムは図示していない）。

翻訳プログラム２は、ソースプログラムｌ上の分岐命令
の中で外部参照を必要とする分岐命令を疑似命令に置換
して出力する疑イ以命令５！換手段３を含んで構成され
ている。

結合編集プログラム６は、目的プログラム５１゜５２、
・・・、　５ｎ上の疑似命令をセグメントオーバレイ制
御システム実行時ルーチン４への分岐命令および直接分
岐命令のいずれか（ロードモジュール９上の分岐命令、
内容は後述）に置換する分岐命令７ｔ　１０手段７と、
セグメントオーバレイ制御システム実行時ルーチン４を
目的プログラム５１．５２．・・・。

５０と自動的に結合編集する結合編集手段８とを含んで
構成されている。

第２図を参照すると、ロードモジュール９の実行時にお
けるセグメントオーバレイ制御システム実行時ルーチン
４の処理は、セグメントオーバレイステップ１０と、分
岐内容判定ステップ１１と、目的アドレスＪＵＭＰステ
ップ１２と、目的アドレスＣＡＬＬステップ１３と、メ
モリ上戻り先存在判定ステップ１４と、セグメントオー
バレイステップ１５と、戻りアドレスリターンステップ
１６とからなる。

第３図は、疑似命令置換手段３によりソースプログラム
（ソースプログラム１を含む）上の分岐命令が目的プロ
グラム５１．５２．・・・、　Ｓｎ上の疑似命令に置換
（変換）される場合の態様の一例を表す変換表を示す図
である。

第４図は、分岐命令１１１手段７により目的プログラム
５１．５２．・・・、　５ｎ上の疑似命令がロードモジ
ュール９上の分岐命令に置換（変換）される場合の態様
の一例を表す変換表を示す図である。

次に、このように構成された本実施例のセグメントオー
バレイプログラムの作成方式の動作について説明する。

翻訳プログラム２は、ロードモジュール９のメモリ配置
（セグメントに関してオーバレイ構造となるようなメモ
リ配置）を意識することなく記述されたソースプログラ
ム１を入力しその翻ミ）シ処理を行う。

ここで、翻訳プログラム２内の疑（身命装置ＩＭ　’Ｔ
’段３は、ソースプログラム１　（翻訳プログラム２の
翻訳処理における翻訳単位）上に存在しない外部参照名
に対して分岐することを指示する分岐命令（外部参照を
必要とする分岐命令）を疑似命令に置換する。

例えば、ｒＧｏ　　Ｔｏ　　行き先」およびｒＪＵＭＰ
　　行き先」等の単純分岐命令はｒ＠ＯＶ　Ｊ　ＭＰ　
行き先」という疑似命令に置換され、ｒＣＡＬＬ　　呼
び先」等のサブルーチン呼出し命令は「＠０ＶＣＡＬＬ
　　呼び先」という疑似命令に置換される（第３図参照
）。

このように、翻訳プログラム２は、疑似命令置換手段３
によりソースプログラム１上の外部参照を必要とする分
岐命令が疑似命令に置換された翻訳結果を目的プログラ
ム５１として出力する（目的プログラム５２．・・・、
　５ｎも同様に対応するソースプログラム（翻訳ｆｉｔ
位）上の外部参照を必要とする分岐命令が疑似命令に置
換された翻訳結果として出力される）。

結合編集プログラム６は、目的プログラム５１゜５２、
・・・、　５ｎを入力しそれらの結合編集処理を行う。

ここで、ｒ古合搗集プログラム６は、まず目的フ。

ログラム５１．５２．・・・、　５ｎを利用者（プログ
ラム開発者等）が指定するメモリ配置（セグメントに関
してオーバレイ構造となるようなメモリ配置）に基づい
て結合する（複数のセグメントが作成される）。

結合編集プログラム６内の分岐命令置換手段７は、目的
プログラム５Ｌ　５２．・・・、　５ｎ上で疑似命令と
して出力されている各分岐命令についてその分岐先がそ
の疑似命令が存在するセグメント以外のオーバレイモジ
ュール（メモリ　（図示せず）に常駐しないセグメント
）に存在するか否かを判断する。

この判断で目的プログラム５１．５２．・・・、　５ｎ
上で疑似命令として出力されている分岐命令の分岐先が
その疑似命令が存在するセグメント以外のオーバレイモ
ジュールに存在する場合には、分岐命令置換手段７はそ
の疑似命令をセグメントオーバレイ制御システム実行時
ルーチン４への分岐命令（ロードモジュール９上の分岐
命令）に置換する。

例えば、ｒ＠ＯＶＪＭＰ　　行き先（分岐先）」という
疑似命令は、分岐先が存在するオーバレイモジュールの
識別情報であるオーバレイモジュール番号を特定のレジ
スタ（レジスタＲＩとする）に格納するｒＭＯＶ　　Ｒ
１，オーバレイモジュール番号」という実命令（ａ械語
（ここではアセンブラ言語で示している）の命令）１行
き先のアドレスを他の特定のレジスタ（レジスタＲ２と
する）に格納するｒＭＯＶ　　Ｒ２，行き先（行き先の
アドレス）」という実命令およびセグメントオーバレイ
制御システム実行時ルーチン４への分岐（単純分岐）を
行うｒ　、Ｊ　Ｍ　Ｐ　　セグメントオーバレイ制御シ
ステム実行時ルーチン」という実命令に置ＩＱさレル。

また、ｒ＠０ＶＣＡＬＬ　　呼び先」という疑似命令は
、分岐先が存在するオーバレイモジュールのオーバレイ
モジュール化・号をレジスタＲ１に格納するｒＭＯＶ　
　Ｒ１，オーバレイモジュール番号」という実命令、ａ
Ｐび先（分岐先）のアドレスをレジスタＲ２に格納する
ｒ　Ｍ　ＯＶＲ２，呼び先」という実命令およびセグメ
ントオーバレイ制御システム実行時ルーチン４への分岐
（サブルーチン呼出し）を行うｒＣＡＬＬ　　セグメン
トオーバレイ制１１ｔｌシステム実行時ルーチン」とい
う実命令に置換される（第４図参照）。

上述の分岐命令置換手段７による１ｉｌＵｔで目的プロ
グラム５１．５２．　　・・・、　Ｓｎ上でＨＱ命令と
して出力されている分岐命令の分岐先がそのｒＪ　（Ｉ
Ｉ命令が存在するセグメント以外のオーバレイモジュー
ルに存在しない場合（疑似命令が存在するオーバレイモ
ジュールと同一のオーバレイモジュールに分岐先が存在
する場合またはメモリに常駐するセグメントに分岐先が
存在する場合）には、分岐命令置換手段７は疑似命令を
直接分岐命令（セグメントオーバレイ制御システム実行
時ルーチン４を介さず直接的に分岐先に分岐することを
指示するロードモジュール９上の分岐命令）にｆｆ１ａ
する。

例えば、ｒ＠ＯＶＪＭＰ　　行き先（分岐先）」という
疑似命令は、直接的に行き先のアドレスに分岐するｒＪ
ＭＰ　　行き先（行き先のアドレス）」という実命令に
置換される。また、ｒ＠ＯＶ　ＣＡＬＬ　　呼び先（分
岐先）」という疑似命令は、直接的に呼び先のアドレス
に分岐するｒＣＡＬＬ呼び先（呼び先のアドレス）」と
いう実命令に置換される（第４図参照）。

さらに、上述の分岐命令置換手段７による判断で目的プ
ログラム５１．５２．・・・、　５ｎ上で疑似命令とし
て出力されている分岐命令の分岐先がその疑似命令が存
在するセグメント以外のオーバレイモジュールに存在す
る場合には、結合編集プログラム６内の結合編集手段８
は、セグメントオーバレイ制御システム実行時ルーチン
４を自動的に（利用者等による指示を必要とせずに）目
的プログラム５１、５２．・・・、　５ｎと結合編集す
る。

結合編集プログラム６は、このような結合［処理を行い
、結合編集結果としてセグメントオーバレイプログラム
であるロードモジュール９を出力する。

このようにして作成されたロードモジュール９の実行時
におけるセグメントオーバレイ制御システム実行時ルー
ヂン４の処理は、以下に示すように行われる（第２図参
照）。

まず、目的の分岐先の存在するオーバレイモジュールの
セグメントオーバレイ（メモリ上に存在するオーバレイ
モジュール（分岐先の存在するオーバレイモジュールと
同時に実行されることのないオーバレイモジュール）の
退避および分岐先の存在するオーバレイモジュールのメ
モリへのローディング）を行う　（ステップ１０）　。

次に、分岐命令の内容が１ｐ−純分岐であるかサブルー
チン呼出しであるかをｉ：Ｉ＋定する（ステップ１１）
。

この判定で分岐命令の内容が単純分岐である場合には、
目的アドレス（目的の分岐先のアドレス）に単純分岐（
ＪＵＭＰ）Ｌ　（ステップ１２）、処理を終了する。

ステップ１】の判定で分岐命令の内容が鎖線分岐ではな
くサブルーチン呼出しである場合には、目的アドレスに
対するサブルーチン呼出しくＣＡＬＬ）を行う（ステッ
プ１３）。

サブルーチン呼出しの対象となったサブルーチンの所定
の処理が終了した後にそのサブルーチンからそのサブル
ーチンを呼び出したメインルーチンに戻る場合には、そ
の戻るべきメインルーチン内の戻り先を有するセグメン
トがメモリ上に存在するか否かを判定する（ステップ１
４）。

この判定で戻り先ををするセグメントがメモリ上に存在
しない場合には、戻り先を有するセグメント（オーバレ
イモジュール）のセグメントオーバレイ　（メモリ上に
存在するオーバレイモジュール（戻り先を有するオーバ
レイモジュールと同時に実行されることのないオーバレ
イモジ１−ル）の退避および戻り先を有するオーバレイ
モジュールのメモリへのローディング）を゛行う　（ス
テップ１５）。

ステップ１４の判定で戻り先を有するセグメントがメモ
リ上に存在する場合またはステップ１５のセグメントオ
ーバレイが終了した場合には、メインルーチン内の戻り
先（戻りアドレス）にリターンする（ステップ１６）。

上述のように、セグメントオーバレイ制御システム実行
時ルーチン４は、分岐先のアドレスの存在するオーバレ
イモジュールがメモリ上にロードされているか否かを判
別しロードされていない場合にはそのオーバレイモジュ
ールに係るセグメントオーバレイを行いそのオーバレイ
モジュールをメモリ上にロードしその後にそのオーバレ
イモジュール内の目的アドレスに分岐するシステムサブ
ルーチンである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、ソースプログラム（翻訳
単位）上の外部参照を必要とする分岐命令を疑似命令に
置換して目的プログラムを作成する翻訳プログラムと、
セグメントオーバレイ１ｌＮＩ　？）ＩＩシステム実実
行シル−チン翻訳プログラムにより作成された目的プロ
グラムとを結合編集してセグメントオーバレイプログラ
ムを作成する結合編集プログラムとを設けることにより
、以下に示すような効果がある。

・ソースプログラムの設計時にプログラムのメモリ配置
がセグメントに関してオーバレイ構造となるように考慮
する必要がなくなる。

・ソースプログラムの設計においてセグメントオーバレ
イを意識する必要がないために、プログラム開発の初心
者でも容易にセグメントオーバレイプログラムの作成が
できる。

・プログラム開発者がソースプログラム上に直接的にセ
グメントオーバレイの記述を行う必要がないために、そ
の記述の誤りに起因するセグメントオーバレイのタイミ
ングの誤りが発生しなくなる。

・実際に作成したセグメントオーバレイプログラムが所
望のものと適合しなかった場合に、ソースプログラムの
設計から再び行う必要がなく、ソースプログラムの大規
模な修正が不要になる（当初の設計と異なったプログラ
ムに変換すること（設計変更）にも柔軟に対応できる）
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第２図は第１図中のロードモジュールの実行時における
セグメントオーバレイ制御システム実行時ルーチンの処
理を示す流れ図、第３図は第１図中の疑（身命令出力手段によりソースプ
ログラム上の分岐命令が目的プログラム上の疑似命令に
置換（変換）される場合の態様の一例を表す変換表を示
す図、第４図は第１図中の分岐命令置換手段により目的プログ
ラム上の疑似命令がロードモジュール上の分岐命令に置
換（変換）される場合の態様の一例を表す変換表を示す
図である。図において、１・・・ソースプログラム、２・・・翻訳プログラム、３・・・疑似命令置換手段、４・・・セグメントオーバレイ制御システム実行時ルー
チン、６・・・結合編集プログラム、７・・・分岐命令置換手段、８・・・結合編集手段、９・・・ロードモジュール、５１〜５ｎ・目的プログラムである。

Claims

【特許請求の範囲】ソースプログラム上の分岐命令の中で外部参照を必要と
する分岐命令を疑似命令に置換して目的プログラムを作
成する翻訳プログラムと、この翻訳プログラムにより置換された疑似命令をセグメ
ントオーバレイ制御システム実行時ルーチンへの分岐命
令および直接分岐命令のいずれかに置換しセグメントオ
ーバレイ制御システム実行時ルーチンと前記翻訳プログ
ラムにより作成された目的プログラムとを自動的に結合
編集してセグメントオーバレイプログラムを作成する結
合編集プログラムと、を有することを特徴とするセグメントオーバレイプログ
ラムの作成方式。