JPH01265263A - 画像形成用トナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気プリンター、マグネットグラフィー、又は
それを応用した複写機に用いられる電子画像用のカラー
トナーに関する。

〔従来の技術〕

磁気ヘッドにて磁気記録媒体に磁気潜像を形成し、磁性
トナーを付着することにより顕像化せしめ、被印刷物に
転写、定着を行う一連の装置において、カラー画像を得
ることは一般に難しいとされている。

その理由はトナーに用いる強磁性体が、−数的に純鉄、
フェライトが主流でいずれも、黒色、茶色のような非常
に濃い色をしているため、それらの表面番こＹ、Ｍ、Ｃ
等を含有した樹脂をコーティングしても美しいカラー画
像を得ることはできないところにあった。

強磁性体量を極力減らし、樹脂量を増やす方法も考えら
れるが、上記の問題点は何等変わるものではなく、さら
に安定したトナー付着ができないという問題点も発生す
る。

さらに、強磁性を有する有機樹脂の出現により上の問題
点は大きく改善されるが、現状においては実用化に程遠
い。

〔発明が解決しようとする課題及び目的〕本発明は従来
のかかる欠点を解決するためのもので、その目的とする
ところは、磁気記録方式を用いたプリンター、複写機、
印刷機においてカラー画像形成のための、トナーを提供
するものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に用いられるカラートナー粒子は、強磁性体上に
、Ｃ（シアン）、Ｍ（マゼンタ）、Ｙ（イエロー）、Ｂ
（ブラック）等の有色昇華性染料を含有した樹脂をコー
ティングしたものでその構造は第１図に示す。

ここで使用される強磁性体は、主成分としてフェライト
、純鉄、酸化クロム、コバルト及びコバルト合金等から
なり、場合によっては樹脂との混合物からなる０粒径は
約１ｕｍから５０ｕｍぐらいがよく、望ましくは、５ｕ
ｍから２０ｕｍである。小さ過ぎる場合、トナー凝集が
おこったり、流動性が悪化して、画像形成において、か
ぶりの原因となる。又、大き過ぎる場合は高印字品質の
観点にそぐわなくなるが、大型の印刷物で印字品質がお
とせる場合は上の限りではない。

又、昇華性染料のバインダーとして用いる樹脂は、一般
に、ニトロセルロース、エチルセルロース、アクリル樹
脂等で、数ミクロン厚みにコーティングされる。

さらに、昇華性染料はほぼ、同じ温度で昇華しその昇華
温度は７０Ｃ〜２５０Ｃであることが望ましい、７００
以下の場合、通常雰囲気で昇華してしまい実用的でない
、又、２５００以上の場合はコーティングした樹脂、ト
ナーバインダーが溶ける可能性があり問題がある。

次に、本カラートナーを用いた画像形成方法を第２図に
より説明する。

まず、所定厚みの磁気記録媒体に８１気ヘツドにより、
潜像書き込みを行う、（第２図Ａ）次！こ本発明のカラ
ートナーを潜像部に付着させる。（ｔ５２図Ｂ） 次にカラートナーを磁気記録媒体に磁気的に付着した状
態で紙の裏面から加熱し、昇華性染料を紙に転写する。

（第２図Ｃ） 磁気記録媒体上に残ったトナーをクリーニング除去する
。（第２図Ｄ） ここに示した一連の工程をＣ，Ｍ、Ｙ等のカラートナー
について行い、所望のカラー画像形成を得ることができ
る。

〔作用〕

上記のようなカラートナーを用いることにより、磁気プ
リンター等のような磁気記録印字方式においても、カラ
ー画像が得られるという利点を・有する。

〔実施例１〕 フェライト磁性粉（１０ｕｍ程度）にエチルセルロース
の２％トリクロロエチレン溶液にシアン昇華性染ネ４０
．０５ｇを溶解し、噴霧乾燥機で造粒した。マゼンタ、
イエロー粒子についても同様の方法により、製造した。

次に、このように製造したカラートナーを用いて画像形
成実験を行った。

まず、アルミ上に１５ｕｍの非磁性Ｎ１−Ｐメツキを施
し、鏡面研磨後、７ｕｍ厚のＣｏ−Ｎ１−ｐ膜（保持力
３５０エルステツド）をメツキ法により成膜した。それ
を、鏡面研磨して磁気記録媒体とした。

上記の磁気記録媒体に磁気ヘッドを用いて潜像形成した
後、本発明のカラートナーを潜像部に付着させ、磁気記
録媒体に磁気的に付着した状態で紙の裏面から加熱し、
昇華性染料を、紙に転写して、カラー印刷を行なった。

その結果良好なカラー転写ができた。

〔実施例２〕 １０ｕｍ程度の純鉄粉とエチルセルロースを、トリクロ
ロエチレン溶液に分散し、溶解し、シアン昇華性染料を
溶解して噴霧乾燥機でカラートナーを造粒した。マゼン
タ、イエロー粒子ニついても同様の方法により、製造し
た。

実施例１と同様の方法により、カラー印刷を行なった。

又、紙には、あらかじめ、ナイロンコーティングを施し
ておいた。その結果、印字後の昇華性染・料の自然昇華
を押えることができ安定カラー画像が得られた。

〔実施例３〕 純鉄を溶融して、アトマイザ−により、１０ｕｍの球状
純鉄粉を造粒した。

その純鉄粉と、ニトロセルロース粉を溶剤に分散、溶解
したのち、流動コーティング法により、３ｕｍ厚にコー
ティングした。

そのカラートナーを用いて実施例１に示すような紙への
昇華性染料の転写を行なった。

転写後、磁気記録媒体上に残ったトナー除去を球状トナ
と一般の非球形トナーをもちいてクリーニングのしやす
さを評価した。その結果球形トナーは除去が非常に容易
になることが判明した。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明のカラートナーにより、高速
マルチコピー性能、高印字品質等の利点を有する磁気プ
リンター、磁気印字複写機および印刷機等にカラー機能
の付加価値を与えることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のカラートナー構成を示した断面図で
ある。 第２図は本発明のカラートナーを用いた画像形成方法の
実施例を示す図である。 第２図Ａは磁気記録媒体上への磁気ヘッドによる潜像書
き込みを示す図である。 第２図Ｂはカラートナー付着状態を示す図である。 第２図Ｃは紙への転写方法を示す図である。 第２図りはトナー除去方法を示す図である。 以上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士　鈴木喜三部　他１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 強磁性体粉表面に昇華性染料を含有した樹脂を被覆した
   ことを特徴とする画像形成用トナー。