JPH01264119A - シールド電線の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シールド電線の製造方法に関し、特に発泡絶
縁体の絶縁心線とドレンワイヤとの外周に金属テープを
一括巻回するシールド電線の製造方法に関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来、同軸リボンケーブルまたはフラットケーブル等の
ケーブルコアに用いられるシールド電線を製造する方法
としては、各々の送出機から繰り出された絶縁心線とそ
の絶縁心線の外径より小さいドレンワイヤとを長手方向
に並列に配置し、その絶縁心線とドレンワイヤとが接触
しながら同時に通過できるようにそれらの外径より僅か
に大きいヒョウタン型等の形状をした１ケの共用孔を有
するテーピング用ダイスを設け、そのテーピング用ダイ
スの共用孔に前記絶縁心線およびドレンワイヤを通過さ
せる。次に、そのテーピング用ダイスの共用孔を通過し
た直後の絶縁心線とドレンワイヤとの外周にテーピング
機で金属テープを横巻きにより一括巻回する方法が知ら
れている。

［発明が解決しようする課題］ しかし、前記した従来のシールド電線の製造方法に使用
されるテーピング用ダイスでは、巻回される絶縁心線と
ドレンワイヤとの外周の形状と対応させた形状の１ケの
共用孔を設けた構造であるため、絶縁体が柔軟性を有す
る発泡プラスチックからなる絶縁心線とドレンワイヤと
を並列に配置してそのテーピング用ダイスを通過させる
と、その絶縁心線の発泡絶縁体にドレンワイヤがめり込
み、そのめり込んだ状態のままでそれらの外周に金属テ
ープを横巻きにより一括巻回することから、その巻回さ
れたシールド電線の絶縁心線とドレンワイヤとが長手方
向で並列に配置されず、その所定の位置からずれてしま
うという問題がある。この所定の位置からずれたシール
ド電線は、同軸リボンケーブルまたはフラットケーブル
等のケーブルコアとしては電気特性およびそれらのケー
ブル端末にコネクタを取付ける場合等に問題があり使用
することができない。更に、シールド電線の絶縁心線と
ドレンワイヤとが所定位置からずれる二゛とにより、テ
ーピング用ダイスと絶縁心線またはドレンワイヤとの間
で摩擦が発生し、絶縁心線またはドレンワイヤが断線す
るという問題がある。

本発明は前記した従来技術の欠点を改善し、発泡絶縁体
からなる絶縁心線とドレンワイヤとを一括巻回させた新
規なシールド電線の製造方法の提供を目的とするもので
ある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、絶縁心線とドレンワイヤとを長手方向に配置
し、その絶縁心線およびドレンワイヤの各々の形状に対
応させた夫々の専用孔を有するテーピング用ダイスのそ
の専用孔に前記絶縁心線とドレンワイヤとを通過させ、
その通過直後の絶縁心線とドレンワイヤとの外周に金属
テープを横巻きまたは縦添えにより一括巻回させるよう
に構成したものである。

［作　　用］ 本発明では、絶縁心線およびドレンワイヤの各々の形状
に対応させた夫々の専用孔を有するテーピング用ダイス
のその専用孔にその絶縁心線とドレンワイヤを通過させ
、その通過させた前記絶縁心線とドレンワイヤとの外周
に金属テープを横巻きまたは縦添えにより一括巻回する
ようにしたので、絶縁心線にドレンワイヤがめり込むこ
とはないので、それらの外周に金属テープが巻回された
シールド電線の絶縁心線とドレンワイヤとは長手方向で
所定の位置関係を常に保持することができる。更に、シ
ールド電線の絶縁心線とドレンワイヤとは長手方向での
位置ずれがなくなることから、テーピング用ダイスとの
間で摩擦が発生せず、絶縁心線またはドレンワイヤの断
線を解決できる。

［実　施　例］ 第１図は本発明のシールド電線の製造方法の一実施例を
示し、第２図は本発明により製造されたシールド電線の
一実施例を示し、第３図は本発明に使用されるテーピン
グ用ダイスの一実施例を示すものである。１は導体、２
は発泡絶縁体、３は絶縁心線、４はドレンワイヤ、５は
金属テープ、６はシールド電線、７は絶縁心線用孔、８
はドレンワイヤ用孔、９はテーピング用ダイス、１０．
１１は送出機、１２はガイドロール、１３はガイドバイ
ブ、１４はテーピング機、１５は引取機、１６は巻取機
である。

導体１は銀メツキ軟銅線からなり、この導体１の外周に
は発泡ふっ素樹脂等の発泡絶縁体２が押出し被覆され、
絶縁心線３が設けられる。ドレンワイヤ４は銀メツキ軟
銅線等のメツキ軟銅線からなり、金属テープ５はアルミ
箔テープまたはアルミ箔ポリエステルラミネートチーブ
等の金属箔テープからなる。

各々の送出機１０．１１から繰り出された絶縁心線３と
ドレンワイヤ４とをガイドロール１２により長手方向に
並列に配置する。次に、ガイドバイブ１３の先端には第
３図に示すようにこの絶縁心線３とドレンワイヤ４の各
々の外径より僅かに大きいと共にそれらの丸型の形状に
対応させた絶縁心線用孔７、ドレンワイヤ用孔８の専用
孔を存するテーピング用ダイス９が設けられ、その絶縁
心線用孔７とドレンワイヤ用孔８にその絶縁心線３とド
レンワイヤ４とをガイドバイブ１３を通してから通過さ
せる。そして、その通過させた直後の絶縁心線３とドレ
ンワイヤ４との外周にガイドバイブ１３の外周に設けた
テーピング機１４により金属テープ５を横巻きにより一
括巻回させる。

第２図に示すようにこの巻回されたシールド電線６は引
取機１５に引取られ巻取機１６で巻取られる。

このように、発泡絶縁体の絶縁心線とドレンヮイヤとを
長手方向に並列配置し、その絶縁心線およびドレンワイ
ヤの各々の形状に対応させた２つの専用孔を有するテー
ピング用ダイスのその専用孔に絶縁心線とドレンワイヤ
とを通過させ、その通過させた直後の絶縁心線とドレン
ワイヤとの外周に金属テープを横巻きにより一括巻回す
るシールド電線の製造方法であるから、発泡絶縁体の絶
縁心線にドレンワイヤがめり込むことはないので、それ
らの外周に金属テープが巻回されたシールド電線の絶縁
心線とドレンワイヤとは長手方向で所定の位置関係を常
に保持することができた。更に、シールド電線の絶縁心
線とドレンワイヤとは長手゛方向での位置ずれがなくな
るから、テーピング用ダイスとの間で摩擦が発生せず、
絶縁心線またはドレンワイヤの断線を解決できた。

なお、本発明の実施例では、テーピング用ダイスに絶縁
心線用とドレンワイヤ用の２つの専用孔を設けたが、ケ
ーブルコア、ドレンワイヤの本数に応じて適宜設けられ
るものである。

［発明の効果］ 以上説明してきたように本発明のシールド電線の製造方
法によれば、絶縁心線およびドレンワイヤの各々の形状
に対応させた夫々の専用孔を有するテーピング用ダイス
のその専用孔にその絶縁心線とドレンワイヤとを通過さ
せた後、金属テープを横巻きまたは縦添えに一括巻回す
るようにしたので、絶縁心線にドレンワイヤがめり込む
ことはないから、それらの外周に金属テープが巻回され
たシールド電線の絶縁心線とドレンワイヤとは長手方向
で所定の位置関係を常に保持できるという効果がある。

更に、シールド電線の絶縁心線とドレンワイヤとは長手
方向での位置ずれがなくなるから、テーピング用ダイス
との間で摩擦が発生せず、絶縁心線またはドレンワイヤ
の断線を解決できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシールド電線の製造方法の一実施例を
示す概略説明図であり、第２図は本発明により製造され
たシールド電線の一実施例を示す断面説明図であり、第
３図は本発明に使用されるテーピング用ダイスの一実施
例を示す断面説明図である。 ■＝導体、　　　　　　　　２：発泡絶縁体、３：絶縁
心線、　　　　　　４：ドレンワイヤ、５：金属テープ
、　　　　　６：シールド電線、７：絶縁心線用孔、　
　　　８：ドレンワイヤ用孔、９：テーピング用ダイス
、１０．１１　　：送出機、１２ニガイドロール、　　
　　１３ニガイドパイプ、１４：テーピング機、　　　
１５：引取機、１Ｂ＝巻取機。 ９６一

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、絶縁心線とドレンワイヤとを長手方向に配置し、そ
   の絶縁心線およびドレンワイヤの各々の形状に対応させ
   た夫々の専用孔を有するテーピング用ダイスのその専用
   孔に前記絶縁心線およびドレンワイヤを通過させ、その
   通過直後の絶縁心線とドレンワイヤとの外周に金属テー
   プを一括巻回することを特徴とするシールド電線の製造
   方法。