JPH01263875A - 配線経路探索方式及び装置 - Google Patents

配線経路探索方式及び装置

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JPH01263875A
JPH01263875A JP63091711A JP9171188A JPH01263875A JP H01263875 A JPH01263875 A JP H01263875A JP 63091711 A JP63091711 A JP 63091711A JP 9171188 A JP9171188 A JP 9171188A JP H01263875 A JPH01263875 A JP H01263875A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、配線経路探索方式及び装置、更に具体的には
設計支援方式及びその装置に関し、特に電気回路を実装
するプリン]・板やLSI素子間の配線経路を決定する
ための、配線経路探索方式及び装置に関するものである
〔従来の技術〕
従来、配線経路探索方式の一つとして迷路法がよく知ら
れている。この方式によれば、配線禁止の情報を、ビッ
ト・マツプに展開し、マツプ画像データとして、イメー
ジ・メモリに貯えておき、与えられた配線の始点、終点
のピン・ペア情報を用い、■ピン・ペア毎に始点からマ
ツプ上で4方向、例えば東西南北の4方向に対し、配線
が引けるかどうか即ち既配線と衝突するかどうか及び配
線禁止領域どうかをマツプ情報を参照して更新し、始点
からの探索した順にラヘル付けする拡散処理を施し、終
点まで到達したら拡散処理を終Yし、逆に終点から始点
の方向にラベルを辿っていき配線経路を決定する。
マツプ上での各セルでの情報としてイメージ・メモリに
はマツプ情報の他にピン・ペア情報が貯えられている。
マツプ情報のみを示すと第6図に示すようになっている
第6図において、401はスルー・ホール配線に関する
いわゆるビアに関する情報であり、異なる配線層間を接
続するビアが使えるときには“1゛であり、使えないと
きには“0”である。402は配線禁止に関する情報で
あり、配線禁止のとき“l”であり、配線用のとき0”
である。403は配線経路に関する情報であり、配線経
路が発見できたとき“1”であり、そうでないとき“0
”となる。404は始点からの波の伝搬距離をあられず
ラベルが格納される。このうちラベルは距離に対応する
ようにたとえば1,2.・・・・・・、nのように前後
関係がわかる数あるいは記号が用いられる。
実際には上で述べたピン・ペア・アドレス計算、拡散、
バック・トレースの他に次のピン・ペアに対する処理を
行うための準備として、マツプ情報の一部であるラベル
を初期状態に戻すクリア処理が必要であり、これらの一
連の処理をピン・ペアの本数だけ繰り返す。
上述の拡散処理において、第7図(a)〜(C1に示す
ように始点を中心として先ず隣接する4方向に探索を行
う。すなわち、第7図(alでは中心の北、(blでは
西、fclでは南、+d)では東について探索を行う。
その4方向のうち配線が可能なセルを新たに始点として
、更にその隣接4近傍へと波が広がるように探索してい
く。
第7図において矢印は波の拡散方向を示す。斜線部分は
拡散における波の広がりのそれぞれのステップでの波頭
を示し、以下ウェーブ・フロントという。この波が最近
接のセルに対し1回拡散する処理を1ウエーブ・フロン
ト処理と呼び、障害物がなければ、1つのウェーブ・フ
ロントに含まれるセルの数は始点から数えて、1. 4
. 8.12゜16、・・・・・・のように増大する。
このとき、第n番目のウェーブ・フロントは始点からの
距離nのセルを探索することになる。
このようにして、波が終点に到達したとすると、その波
の通ったところを逆に辿って得られる経路は、始点と終
点を結ぶ最短経路である。従って、迷路法によると、始
点と終点を結ぶ経路が存在すれば、必ずそれを発見する
ことができ、さらにそれは最短な経路であるという特徴
がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、に述したような従来の方式にあっ一部は、配線
設計において柔軟性に欠ける而がある。すなわち、従来
の方式によると、配線経路が存在すれば必ず発見できる
のであるが、必ず最短経路を得るために、折れ曲がりの
回数、反ルール長、ビアの数等が多くなってしまい、配
線率があまりよくない場合が多い。
ここで反ルール長とは、例えば配線層を2つ持つプリン
ト版の場合、1層を縦方向の配線、もう1層を横方向の
配線を通ず層と決めて配線したとき、決められたのとは
違う向きに走る配線の長さのことである。
配線率を上げるためには、最短経路を得るよりは少しぐ
らい配線長が長くなっても、ビアの故、反ルール長、折
れ曲がり数等の配線品質を上げる方が有効である場合が
多く、従来の方式ではその要求を満足できないのが問題
となっていた。
本発明の目的は、上述のような問題を解決することので
きる配線経路探索方式及び装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、回路配線経路を求める配線探索方式配線の間
隔を中位とする格子状に分割された、配線領域を示すマ
ツプ上で、波状に配線経路を探索する手段として、 配線の始点、終点を示すピン・ペア情報、マツプ情報、
及びウェーブ・フロント・アドレスを貯えておく手段と
、 波が進む速度を示す情報を貯えておく手段と、配線の始
点、終点の情報からマツプの実アドレスを生成する手段
と、 マツプの実アドレスを基に、4方位の各方向近傍のウェ
ーブ・フロント・アドレスを生成し、マツプ情報及び波
が各方向に進む速度を示す情報を参照、更新する手段と
、 参照したマツプ情報及び波が各方向に進む速度を示す情
報を基に、波が拡散する速度を計算する手段と、 波が拡散する速度を基に隣接するセルを処理すべき時間
を求める手段と、 複数あるウェーブ・フロントの内、処理すべき時間に相
当するウェーブ・フロントにセル・了トレスを書き込む
手段と、 7iGあるウェーブ・フロントの内、先に処理すべきも
のから順に拡散処理を行う手段とを備えることを特徴と
している。
本発明の配線経路探索装置は、 少なくとも、配線の始点、終点を示すピン・ペア情報、
マツプ情報、ウェーブ・フロント・アドレス、及び波が
進む速度を示す情報を貯えておくイメージ・メモリと、 配線の始点、終点の情報からイメージ・メモリのマツプ
の実アドレスを生成するピン・ペア・アドレス処理部と
、 ピン・ペア・アドレス処理部から与えられるマツプの実
アドレスを基に、4方位の各方向近傍のウェーブ・フロ
ント・アドレスを生成し、イメージ・メモリのマツプ情
報及び波が各方向に進む速度を示す情報を参照し、更新
すると共に、参照した情報を基に、波が拡散する速度を
計算し、その速度を基に隣接するセルを処理すべき時間
を求め、複数あるウェーブ・フロントの内、処理すべき
時間に相当するウェーブ・フロントにセル・アドレスを
書き込み、複数あるウェーブ・フロントの内、先に処理
すべきものから順に処理を行う拡散処理部と、 拡散処理部での1ピン・ペア処理終了後、マツプに付与
されたラベルを参照して経路を定めるバック・トレース
処理部と、 バック・トレース処理終了後、次のピン・ペア処理に備
えてマツプ情IIの一部である既配線やラヘルを初期状
態に戻すクリア処理部と、全体の制御を行うプロセッサ
と、 イメージ・メモリ、処理部、プロセッサの間のデータ転
送を制御するインタフェース回路とをmえることを特徴
としている。
〔作用〕
本発明は、設計者が、配線長、ビア数、反ルール長、折
れ曲がり数、配線混雑度等のうち、どれをどれほど重視
するかをパラメータとして与え、そのパラメータにした
がって、マツプ−Lの各セルを彼が1j11過する速度
を変化させることにより、設計者の要求に添った経路を
発見することが可能である。
〔実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図〜第5図は本発明の詳細な説明に供する図である
まず、本発明に従う配線経路探索の基本について説明す
る。
通常の迷路法配線経路探索では、ウェーブ・フロン[・
を2つ用意しておき、現在処理中のウェーブ・フロント
にあるセルが拡散して得られる新しい波を、もう一方の
ウェーブ・フロントに占き、それら2つのウェーブ・フ
ロントを交ηに入れ換えながら使用することにより処理
を進める。
これに対し、本発明では更に多くのウェーブ・フロント
を用いる。
ずなわら、回路配線経路を求める探索方式において、 配線の間隔を単位とする格子状に分割された、配線領域
を示すマツプ上で、波状に配線経路を探索する手段とし
て、 配線の始点、終点を示すピン・ペアの情報、ビア、配線
禁止、配線経路、配線混雑度、優先配線領域、始点から
の経路を表すラベル情報等のマツプ情報、及びウェーブ
・フロント・アドレスを貯えておく手段と、 ビア、反ルール方向、折れ曲がり、混雑した領域等を波
が進む速度を示す情報を貯えておく手段と、 配線の始点、終点の情報からマツプの実アドレスを生成
する手段と、 マツプの実アドレスをもとに、東西南北4近傍のウェー
ブ・フロント・アドレスを生成し、マツプ情報及び波が
各方向に進む速度を示す情報を参照、更新する手段と、 参照したマツプ情報及び波が各方向に進む速度を示す情
報を基に、東西南北4方向及び他層方向に波が拡散する
速度を計算する手段と、波が拡散する速度をもとに隣接
するセルを処理すべき時間を求める手段と、 複数あるウェーブ・フロントの内、処理すべき時間に相
当するウェーブ・フロン1−にセル・アドレスを書き込
む手段と、 複数あるウェーブ・フロントの内、先に処理すべきもの
から順に拡散処理を行う手段とを備える。
更に、第3図〜第5図を参照して説明する。
第3図は、水力式の原理を示す説明図である。
第3図においてlOはイメージ・メモリ上にあるマツプ
であり、矩形で示されるセルはイメージ・メモリ上にあ
るマツプのセルに対応する。
いま、ウェーブ・)1コントにセル11のアドレスがセ
ットされているとし、このセルから拡散する場合につい
て述べる。なお、マツプlOは配線層2層のプリント板
の第1層であるとし、そのx−yルールによる優先配線
方向は、第3図における横方向であるとする。
まず、セル11を中心に隣接する4つのセルのアドレス
およびビア方向すなわち第2層方向のセルのアドレスを
発生ずる。
次に、その5つの方向の拡散それぞれについて、反x−
yルール方向かどうか、ビアを通過するかどうか、進行
方向が以l1iiと変わるかどうか、混雑しているかど
うか等を調べ、それらを基に各方向の隣接セルを、次に
処理すべき時間を決定する。
第4図は、それらの処理に必要なデータの一例である。
20はビア、配線禁止、配線経路、始点からの経路を表
すラベル情報等を示すマツプである。
21は配線混雑度、優先配線領域等を示すマツプであり
、各セル上を通過する波を進行を遅らせたいときは、こ
のマツプに遅延時間を書き込んでおく。
22は配線の始点、終点を示すピン・ペア・リス1−1
23は設計者がどういう経路を望んでいるかを示すパラ
メータ、24は複数あるウェーブ・フLJン1−である
ここに、設計者によって与えられたパラメータは、例え
ばビア方向への拡散には3単位時間かかる、反ルール方
向には2単位時間かかる等の情filであり、後述する
ように、0番のウェーブ・フ1:Iントの各セルについ
てそのセルに関する情報及び、その隣接セルに関する情
報を参照して各隣接セルを処理すべき時間を決定する。
第5図に、第4図のピン・ペア・リスト22のパラメー
タの一例を示す630はビアを通過するときは7単位時
間かかるということを示し、31は第1層で反ルール方
向に拡散するときは、lセル進むのに4単位時間かかる
ということを示し、32は第2層で反ルール方向に拡散
するときは、1セル進むのに4単位時間かかるというこ
とを示し、33ば配線が折れ曲がる方向に拡散するとき
は、lセル進むのに2単位時間進むということを示して
いる。
以」−のような情報を用い、隣接するセルを処理する時
間を決定する。第3図に示した例の場合、x−yルール
方向のセル12及びセル13は次のウェーブ・フロント
で処理し、反x−yルール方向のセル14及びセル15
は4単位時間後のウェーブ・フロントで処理し、ビア方
向のセルは、7単位時間後のウェーブ・フロントで処理
する。
このように、本方式では、ウェーブ・フロン[をさらに
多く用意しておき、例えば16個用意した場合、現在処
理しているウェーブ・フロントを0番とし、残りのウェ
ーブ・フロントを1〜15番とする。
そして、0番のウェーブ・フロントに書かれているセル
の全てについて、そのセルを隣接する各々のセルに拡散
が可能かどうか、また可能な場合各方向に拡散するのが
どれほど好ましいかもしくは好ましくないかを設計者に
よって与えられたパラメータにしたがって判定し、各隣
接セルを処理するまでの遅延時間を決定する。
次に、その遅延時間を1〜15単位時間に量子化し、そ
れをウェーブ・フロントの1〜15番に対応させ、その
処理すべき時間に相当するウェーブ・フロントに各セル
のアドレスを書き込む。
そして、現在処理しているウェーブ・)1コントの処理
が終わるとその内容をクリアした後つy−−ブ・フロン
トの番号を15番とし、1〜15番のウェーブ・フロン
トを1番ずつすらし0〜14番とし、0番のウェーブ・
フ1コントについて新たに処理を始める。
この処理を、波が終点に到達するか、もしくは次に処理
すべきウェーブ・フロンl−が空になり配線経路が存在
しないことが明らかになるまで操り返す。
次に、第1図及び第2図を参照し一ζ説明する。
第1図は、本発明の実施例を示す配線経路探索装置のブ
ロック図である。この装置は、図に示すように、イメー
ジ・メモリ61と、インタフェース回路62と、マイク
ロ・プロセッサ63と、データフロー・パイプライン・
プロセッサ64〜67から成る。
イメージ・メモリ61は、配線の始点、終点を示すピン
・ペア情報と、ビア、配線禁止、配線経路、配線混雑度
、優先配線領域、始点からの経路を表すラベルを示す情
報等のマツプ情報と、ウェーブ・フロント・アドレス、
及びビア、反ルール方向、折れ曲がり方向、混雑した領
域等を波が進む速度を示す情報等を貯えておくメモリで
ある。
プロセッサ64〜67は、ビン・ペア・アドレス処理部
、拡散処理部、バック・トレース処理部、及びクリア処
理部を構成する。
ビン・ペア・アドレス処理部は、配線の始点、終点の情
報からイメージ・メモリ61のマツプの実アドレスを生
成する処理部である。また、拡散処理部は、ビン・ペア
・アドレス処理部から与えられるマツプの実アドレスを
基に、東西南北4近傍のウェーブ・フロント・アドレス
を生成し、イメージ・メモリ61のマツプ情報及び波が
各方向に進む速度を示す情報を参照、更新すると共に、
参照したマツプ情報及び波が各方向に進む速度を示す情
報を基に、東西南北4方向及び他層方向に波が拡散する
速度を計算し、その速度を基に隣接するセルを処理すべ
き時間を求め、複数あるウェーブ・フロントの内、処理
すべき時間に相当するウェーブ′・フ「】ントにセル・
アドレスを書き込み、71数あるウェーブ・フロントの
内、先に処理すべきものから順に処理を行う処理部であ
る。
更に、パック・トレース処理部は、拡散処理部での1ピ
ン・ペア処理後、マツプに付与されたラベルを参照して
経路を定める処理部であり、クリア処理部は、バック・
トレース処理終了後、次のピン・ペア処理に備えてマツ
プ情報の一部である既配線やラベルを初期状態に戻す処
理部である。
マイクロ・プロセッサ63は、全体の制御を行うもので
あり、また、インタフェース回路62は、イメージ・メ
モリ61、各処理部、マイクロ・プロセッサ63等間の
データ転送を制御する。
上述の各プロセッサ64〜67は、例えば日本電気株式
会社(NEC)の製造に係るイメージ処理プロセッサμ
PD7281であり、リング上のパイプライン・バスに
より複数のプロセッサを縦続接続した構成を取っている
各プロセノザ間のデータの授受は非同期ノ\ンドシェー
クは月によって行われ、このとき受は渡されるデータは
、データの行き先プロセッサ番号を示すフィールド、機
能識別フィールド、制御フィールド、データ値フィール
ドから構成される。各プロセッサは各々自分固有のブロ
モ・ノサ番号を予め設定されており、その番号と入力デ
ータの持つ行き先ブロセノザ番号とが一致した場合にそ
のデータをプロセソザ内部に取り込み、機能識別フィー
ルドに応じた処理を施し、新しく行き先プロセッサ番号
を付U変えて外部へ送り出す。かかるプロセッサの詳細
は、特開昭58−70360号公報に記載されている。
インタフェース回路62はプロセンサ67からの入力デ
ータの内行き先のプロセッサ番号を参照し、データの行
き先をメモリ61プロセツサ64〜67、マイクロ・プ
ロセッサ63へ振り分けるスイッチとして機能する。イ
ンタフェース回路62からメモリ61へは、データ識別
番号、メモリ・アドレス値、データ値、制御信号が出力
され、逆にメモリ61からインタフェース回路62へ読
みだしデータ、制御信号が返される。マイクロ・プロセ
ッサ63はブIIセッサ64〜67、メモリ61、イン
タフェース回路62の初期設定、実行制御を行う。マイ
クロ・プロセッサ63としては一例として市販の汎用プ
ロセッサを用いる。
ごのように、本実施例装置は、配線の始点、終点を示す
ピン・ペア情報、 ビア、配線禁止、配線経路、配線混雑度、優先配線領域
、始点からの経路を表す ラベルを示す情報等のマツプ情報、 ウェー1゛・フロント・アドレス、及びビア、反ルール
方向、折れ曲がり方向、i’Yfl 雑した領域等を波
が進む速度を示す情報、 等を貯えておくイメージ・メモリ61と、配線の始点、
終点の情報からイメージ・メモリ61のマツプの実アド
レスを生成するピン・ペア・アドレス処理部としてのプ
ロセッサ64と、ピン・ペア・アドレス処理部から与え
られるマツプの実アドレスをもとに、東西南北4近傍の
ウェーブ・フロント・アドレスを生成し、イメージ・メ
モ’J61のマツプ情報及び波が各方向に進む速度を示
す情報を参照、更新すると同時に、参照したマツプ情報
及び波が各方向に進む速度を示す情報を基に、東西南北
4方向及び他層方向に波が拡散する速度を計算し、その
速度をもとに隣接するセルを処理すべき時間を求め、複
数あるウェーブ・フロンI・の内、処理すべき時間に相
当するウェーブ・フロントにセル・アドレスを書き込み
、複数あるウェーブ・フロントの内、さきに処理すべき
ものから順に処理を行う拡散処理部としてのプロセッサ
65と、 拡散処理部での1ピン・ペア処理終了後、マツプに付与
されたラベルを参照して経路を定めるバック・トレース
処理部としてのプロセッサ66と、バック・トレース処
理終了後、次のピン・ペア処理に備えてマツプ情報の一
部である既配線やラベルを初期状態に戻すクリア処理部
としてのプロセッサ67と、 全体の制御を行うマイクロ・プロセッサ63と、イメー
ジ・メモリ61、各処理部、マイクロ・プロセッサ63
等の間のデータ転送を制御するインタフェース回路62
から構成されている。
第1図の構成においてマイク1コ・プロセッサ63から
初期設定を行った後、プロセッサ64〜67に起動をか
けると処理が開始され、メモリ61の内容が更新される
。処理が終了すると終了通知をプロセッサ64〜67か
らマイクロ・プロセッサ63に発行する。
更に、第2図のフローチャートをも用いて動作を説明す
る。
既述した如く、イメージ・メモリ61には、マツプ情報
、ピン・ペア情報、ウェーブ・フロン1−情報、拡散の
速度を変化させるパラメータ情報等が格納されている。
プロセッサ64は、ビン・ペアのアドレス計算を行い、
イメージ・メモリ61のマツプ」二に始点及び終点のマ
ークをつける(第2図のステップ101)。
始点のアドレスは次の拡散処理プロセッサ65に受は渡
され、プロセッサ65は始点のアドレス値から、東西南
北に対応する4 VA接のマツプ・アト1/スを求め、
配線可能であるかどうかのチエ’7りを行い、可能あれ
ばマツプ上に経路情報とラベルを書き込み、その隣接セ
ルを処理すべき時間を求め、イメージ・メモリ61の適
当な位置に、その隣接セルのつ工−ブ・フロント・アド
レスを書き込む(第2図のステップ102)。
■ビン・ペアの処理が終了すると、次のバック・トレー
ス・プロセッサ66に起動をかける。プロセッサ66は
、マツプ上のラベルを終点から順に拡散の進んだ方向と
逆向きに辿り、始点までの経路を決定する(第2図のス
テップ103)。
プロセッサ67は、プロセッサ66での処理が終了する
と、マツプ上の経路情報やレベル等を消去しく第2図の
ステップ104)、次のビン・ペアの処理の準備をする
以上の処理を全てのビン・ペアについて繰り返す(第2
図のステップ105)。
配線設計において、上記構成では、迷路法を利点を1員
なうことなく、配線率の向上などの要求に応えることが
でき、対応性に優れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、配線経路探索の
一方式である迷路法の、配線経路が存在する場合かなら
ずそれを発見できるという特徴を失うことなく、配線結
果に対する設計打の希望を反映した配線経路を得ること
ができるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置構成図、第2図は
本発明に従う処理の手順を示すフ1−1−ナヤ−1・、 第3図は本発明の配線経路探索の原理説明に供する図、 第4図は本発明で用いるデータの一例を示す図、第5図
は設計者によって与えられるパラメータの一例を示す図
、 第6図はイメージ・メモリに格納されているマツプ情報
のフォーマットを示す図、 第7図のウェーブ・フロントから4方向への拡散を説明
するための図である。 11−15・・・セル 20、21・・・マツプ 22・・・ビン・ペア・リスト 23・・・パラメータ 24・・・ウェーブ・フロント 61・・・イメージ・メモリ 62・・・インタフェース回路 63・・・マイクロ・プロセッサ 64〜67・・・データフロー・パイプライン・プロセ
ッサ 代理人弁理士   岩  佐  義  幸第1図 第3図 第2図 20マツプ          2コマ、プ第4図 第6図 (aン 第7 (b) (dン 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回路配線経路を求める配線探索方式において、 配線の間隔を単位とする格子状に分割された、配線領域
    を示すマップ上で、波状に配線経路を探索する手段とし
    て、 配線の始点、終点を示すピン・ペア情報、マップ情報、
    及びウェーブ・フロント・アドレスを貯えておく手段と
    、 波が進む速度を示す情報を貯えておく手段と、配線の始
    点、終点の情報からマップの実アドレスを生成する手段
    と、 マップの実アドレスを基に、4方位の各方向近傍のウェ
    ーブ・フロント・アドレスを生成し、マップ情報及び波
    が各方向に進む速度を示す情報を参照、更新する手段と
    、 参照したマップ情報及び波が各方向に進む速度を示す情
    報を基に、波が拡散する速度を計算する手段と、 波が拡散する速度を基に隣接するセルを処理すべき時間
    を求める手段と、 複数あるウェーブ・フロントの内、処理すべき時間に相
    当するウェーブ・フロントにセル・アドレスを書き込む
    手段と、 複数あるウェーブ・フロントの内、先に処理すべきもの
    から順に拡散処理を行う手段とを備えることを特徴とす
    る配線経路探索方式。
  2. (2)少なくとも、配線の始点、終点を示すピン・ペア
    情報、マップ情報、ウェーブ・フロント・アドレス、及
    び波が進む速度を示す情報を貯えておくイメージ・メモ
    リと、 配線の始点、終点の情報からイメージ・メモリのマップ
    の実アドレスを生成するピン・ペア・アドレス処理部と
    、 ピン・ペア・アドレス処理部から与えられるマップの実
    アドレスを基に、4方位の各方向近傍のウェーブ・フロ
    ント・アドレスを生成し、イメージ・メモリのマップ情
    報及び波が各方向に進む速度を示す情報を参照し、更新
    すると共に、参照した情報を基に、波が拡散する速度を
    計算し、その速度を基に隣接するセルを処理すべき時間
    を求め、複数あるウェーブ・フロントの内、処理すべき
    時間に相当するウェーブ・フロントにセル・アドレスを
    書き込み、複数あるウェーブ・フロントの内、先に処理
    すべきものから順に処理を行う拡散処理部と、 拡散処理部での1ピン・ペア処理終了後、マップに付与
    されたラベルを参照して経路を定めるバック・トレース
    処理部と、 バック・トレース処理終了後、次のピン・ペア処理に備
    えてマップ情報の一部である既配線やラベルを初期状態
    に戻すクリア処理部と、 全体の制御を行うプロセッサと、 イメージ・メモリ、処理部、プロセッサの間のデータ転
    送を制御するインタフェース回路とを備えることを特徴
    とする配線経路探索装置。
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