JPH01262878A - テニスラケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はテニスラケット又は同様のものに関する。

［従来の技術１ テニスラケットは、１９７４年１０月２２日付トーマス
・ビーに附与された米国特許第３．８４３．１２１号に
例として示されているように、グリッドを形成するよう
にラケットのフレーム内の開口を通って連続的に挿通さ
れる単一のストリングによって緊張されている。このよ
うな構造に於ては、ストリングはフレームに係合する部
分で極端な角度で曲げられている。グリッドがボールに
よって衝撃を受ける時にストリングがこれらの衝撃を受
けた部分で引伸ばされるが、ストリングがフレームと係
合する部分で固着されているから張力はストリング全体
には分布されない。従って、ストリング内の張力はグリ
ッドの全面積にわたって均一にはならないのである。

この問題を克服する為に、例えばサインズその他に附勢
された米国特許第４，９５１，１６５号によってストリ
ングがフレーム上を通過する箇所に丸められた部分を形
成してストリングが滑動するのを可能になすことが提案
されている。このような滑動の変形形態としてサインズ
はストリングがその上を通過するようになされた揺動機
素を提案している。これらの実施例では何れも剛性材料
が必要である。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は上述のような従来のテニスラケットの欠点を排
除して構造が簡単で性能の良好なテニスラケットを提供
することを目的とする。

［課題を解決する為の手段及び作用］ 本発明者によってラケットのストリングを衝撃吸収材料
上を通して張渡すことによって、予期されない利点が見
出されたのである。即ち、（１）ボールがストリングの
グリッドから更に速く離れるようにバウンドし、（２）
プレイヤーの手首に対するトルクが少なく、（３）ラケ
ットの撓みが少なく、従って振動が少なく、又与えられ
た距離に向うようにボールを打撃するのに必要な力が少
なくなされるのである。

上述のことを基礎に置いて、本発明は、握りが取付けら
れている周囲フレームと、前記フレームの平面内でこの
フレームに沿って間隔をおかれた関係で取付けられた多
数のガイドと、夫々のガイドが前記フレームに対して横
方向に凹形をなす外方に向く少なくとも１つの部分を有
し、自己潤滑性の衝撃吸収材料により構成されているこ
と＼、前記ガイドの凹形部分上に緊張されてフレーム内
にボールの衝撃吸収グリッドを形成するストリングとを
含むテニス又は同様のもの同じラケットより成っている
。

１つの実施例に於ては、ガイドはフレームを形成する一
対の横方向に対向して配置される部材の間に配置される
スプールの形状になされていて、他の実施例に於ては、
ガイドはフレームの外側に固定されてフレームを通る接
線方向の開口を有するボスの形状になされるのである。

更に他の実施例に於ては、ガイドがソケット内に配置さ
れるか、又はフレームの平面内でフレーム上を取囲むス
プールの形状になされるのである。

［実施例］ 本発明の例示的な実施例が添付図面に示されている。

第１図乃至第３図に示されている本発明の実施例は握り
１４が取付けられているオーバルヘッド（ｏｖａｌ　ｈ
ｅａｄ）即ちフレーム１２を有するテニスラケットより
成っている。

フレーム１２は間隔をおかれた一対の部材１６より成っ
ていて、これらの部材はフレームの平面に対して垂直な
方向に互いに対向して配置され、これらの部材の間に多
数の間隔をおかれたシーブ即ちガイド１８を支持してい
て、これらのガイドは夫々自己潤滑性の衝撃吸収材料よ
り成り、凹形面２０を有する中空の円筒形スプールを含
んでおり、前記凹形がフレームに対して外方に向くよう
になされてフレームに対して横方向に配置されている。

第３図及び第４図にて判るように、ガイド１８は夫々フ
レームの部材１６に固定されて、フレームの部材から垂
直に伸長して対向するフレームの部材に当接するように
なされたピン２２上で自由に回転するように取付けられ
ていて、これらのフレームの部材は、孔２３内に工大固
定されて附加的に孔内に接着剤により固定され得るピン
により共に固定保持されている。

フレーム１２はボール衝撃吸収グリッド２６を形成する
ように夫々のガイド１８の廻りにストリング２４を緊張
させることによって緊張固定されている。

使用に際し、ボール打撃グリッド２６は衝撃される面積
部分に衝撃及び張力を発生させるが、この衝撃はガイド
１８によって吸収されると共に、ストリングがガイド１
８の廻りに折曲部を有していない中断されない曲線を通
過している為に張力がストリング全体にわたって伝達さ
れるようになされるのである。

第５図乃至第７図に示される第１の変形実施例は固体の
周囲フレーム３２を有し、これの外面３４がフレームの
平面内にあり又その周囲に間隔をおかれた通路３５を有
する通常のラケット３０より成っていて、これらの通路
はフレームの平面内でフレームを通り外面まで貫通して
いる。自己潤滑性の衝撃吸収材料より成る半体シープ即
ちボス３６の形態の間隔をおかれた半円筒形の一連のガ
イドがラケット３０の外面３４上に支持されている。夫
々のボス３６はフレームに対して外方に向（凹形周面を
有する。又夫々のボス３６は何れかの２つの通路の間の
最短距離に等しい円筒形の直径を有し、これによって通
路がボスに対して実質的に接線をなすようになっている
。第８図より判るように、夫々のボス３６は剥離可能の
保護材料３７の上張りシート（剥がしカバー）を支持す
る別個の機素になすことが出来、ボスがフレーム３２上
に固定されるのを可能にしている。

第６図及び第７図にて判るように、ラケット３０はフレ
ーム３２の外面３４に対してボス３６を夫々２つの隣接
する開口３５の間で固定させるようになっている。従っ
て、ラケット３０は、ボール衝撃グリッド４２を形成す
るように通常の方法でストリング４０を通路３５を通し
てボス３６の廻り張掛けることによって緊締されるので
ある。

所望の場合には、ボス３６は何れかの２つの通路３５の
間の距離に応じて直径を変化させてストリング４０が通
路に接触しないで通路を通過するようになしてフレーム
３２に衝撃力が伝達されるのを阻止出来るようになし得
る。

既述の実施例に於けるように、使用に際してグリッド２
６を打撃するボールによってストリングに発生された衝
撃力はボス３６によって吸収され、ストリングがボス３
６の廻りを張掛けられて、張力に影響を与える角度を有
する曲げ部分がない為に張力がストリング２４全体にわ
たって均一に分布されるのである。

第９図乃至第１２図に示される第２の変形実施例は、固
体の周囲フレーム５１を有するラケット５０より成って
いて、多数の間隔をおかれた外方に開放する凹部即ちソ
ケット５２を有し、これらのソケットが夫々側壁５４及
びフレームの平面内の中央に配置される隆起部５８を有
する底部５６を有するようになされている。多数の間隔
をおかれた通路６０がフレーム５１の周囲でこのフレー
ムを通って伸長していて、隣接する一対の通路が夫々の
ソケット５２内に開放されている。夫々凹形の周面６４
を有する円筒形のスプールより成るガイド６２は１つづ
つ隆起部５８を跨いで夫々のソケット５２内に配置され
ていて、スプールが隣接する通路６０の間に位置するよ
うになされている。周囲溝６５が夫々のガイド６２の周
面６４の中央に配置されている。夫々のガイド６２の廻
りに順次ストリング６６を張掛けるようにラケット５０
の通路６０を挿通させることによってガイド６２がソケ
ット５２内に保持されるのである。溝６５の半径はスト
リング６６の半径よりも僅かに大きくなされ、これによ
ってストリングは溝に沿って滑動するけれども、横方向
の運動が禁止されるようになされている。勿論、溝６５
と同様の溝が既述の実施例のガイド２０又はボス３６に
よって形成されることが出来、これらの溝が凹形を有す
ることが出来る。

この第２の変形実施例の構造は圧力がガイド６２からフ
レーム５１に対して直接に内方に伝達されるのを許し、
又ガイドの回転運動を可能になしている。

第１３図に示される変形形態に於ては、外方に開放され
るチャンネル７０がフレーム５１の平面内でこのフレー
ムの廻りに周囲方向に形成されている。チャンネル７０
は一対の対向して配置される側壁７２及び中央に位置す
る長手方向の隆起部７６を有する底部７４を有する。ガ
イド６２は前述と同様にストリング６６によってチャン
ネル７０内に保持されるのである。

ガイド１８、ボス３６及びガイド６２は夫々ナイロン、
テフロン（商標名）又はデルリン（商標名）又は同様の
重合材料のような自己潤滑性の衝撃吸収材料によって形
成されていて、これによって平滑な、摩擦が小さく摩耗
の少ない面を与えるようになされている。このような材
料は、他の型式の種々の応力に耐えるように選択された
フレーム１２の材料とは必然的に異なるものである。

本発明が他のスポーツに使用されるスカッシュラケット
又は同様の構造のラケットにも応用可能であって、フレ
ームの形状はオーバル形状より他の、例えば円形の形状
になすことが出来る。

［発明の効果］ 本発明は上述のように構成されているから、ラケットの
ストリングを衝撃吸収材料によって形成されたボス又は
ガイド上を通して張渡すことによ張掛けてラケットの孔
に挿通することによって、従来のラケットでは達成出来
なかった予期されない利点即ち（１）ボールがストリン
グのグリッドから更に速く離れるようにバウンド出来、
（２）プレイヤーの手首に対するトルクが少なくなるよ
うに出来、（３）ラケットの撓みが少なく、従って振動
が少なく、与えられた距離に向うようにボールを打撃す
るのに必要な力が少なくなる優れた効果を得られるので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるテニスラケットの１つの実施例を
示す正面図。 第２図は第１図の線２−２に沿う断面図。 第３図は第２図に示されたラケットの断面を示す分解断
面図。 第４図は第３図に示されたスプール及びピンの配置を示
す斜視図。 第５図は本発明の第１の変形実施例を示す正面図。 第６図は線６−６の方向に見た第５図のラケットの部分
的側面図。 第７図は第６図に示されたラケットの部分的斜視図。 第８図は第５図のラケットの取付は可能のボスを示す斜
視図。 第９図は本発明の第２の変形実施例を示す正面図。 第１０図は第９図の部分１０の拡大断面図。 第１１図は第１０図の線１１−１１に沿う断面図。 第１２図は第１０図及び第１１図のスプールの斜視図。 第１３図は第９図乃至第１２図のラケットの実施例の変
形形態を示す部分的側面図。 １０、３０．５０・・・ラケット １２．３２．５１・・・フレーム １４・　・　・　・　・　・握り １６・・・・・・間隔をおかれた部材 １８．６２・・・・・ガイド ２０．６４・・・・・凹形の周面 ２２・・・・・・ピン ２３・・・・・・孔 ２４．４０．６６・・・ストリング ２６・・・・・・衝撃吸収グリッド ３４・・・・・・外面 ３５．６０・・・・・間隔をおかれた通路３６・・・・
・・半体シーブ即ちボス ３７・・・・・・剥離可能の保護材料シート５２・・・
・・・ソケット ５４．７２・・・・・側壁 ５６．７４・・・・・底部 ５８．７６・・・・・隆起部 ６５・・・・・・周囲方向溝 ７０・・・・・・チャンネル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、テニス等のラケットに於て、 握りが取付けられている周囲フレームと、前記フレーム
   の平面内でこのフレームに沿って間隔をおかれた関係で
   取付けられ、夫々前記フレームに対して横方向に凹形を
   なす外方に向く少なくとも１つの部分を有し、夫々自己
   潤滑性の衝撃吸収材料より構成されている多数のガイド
   と、 前記ガイドの凹形部分内で前記ガイドの廻りに緊締され
   て前記フレーム内のボールの衝撃吸収グリッドを形成す
   るストリングと、 を含むテニス等のラケット。 ２、夫々の前記ガイドが重合材料によって形成されてい
   る請求項１記載のラケット。 ３、前記ラケットが一対の対向して配置される部材を含
   み、これらの部材の間に前記ガイドが配置されている請
   求項１記載のラケット。 ４、前記ガイドが自由に回転可能のスプールであって、
   夫々の前記スプールが凹形の周面を有する請求項３記載
   のラケット。 ５、多数のピンが前記フレームの前記対向して配置され
   る部材を相互連結し、前記スプールが夫々の前記ピン上
   で自由に回転可能になされている請求項４記載のラケッ
   ト。 ６、前記フレームがこれを貫通する多数の間隔をおかれ
   た通路をこのフレームの平面内に有し、前記ガイドが夫
   々隣接して対をなす通路の間で前記フレームの外面に固
   定される半円筒形のボスであって、これにより前記通路
   が実質的に前記ボスに接線をなし、夫々の前記ボスが凹
   形の半周面を有するようになされている請求項１記載の
   ラケット。 ７、前記フレームがこのフレームの平面内でこれに沿っ
   て周囲上に間隔をおかれている多数の外方に開放された
   ソケットと、夫々の前記ソケット内に開放されて前記フ
   レーム内にある一対の間隔をおかれた通路とを含み、前
   記ガイドが夫々凹形の周面を有する多数のスプールを含
   み、前記スプールが夫々１つづつ前記ソケット内に、且
   つ前記ソケット内に開放する夫々隣接して対をなす通路
   の間に位置するようになされている請求項１記載のラケ
   ット。 ８、夫々の前記ソケットの底部が前記フレームの平面内
   で中央に配置される隆起部を有し、夫々の前記スプール
   が前記隆起部を跨いで位置している請求項７記載のラケ
   ット。 ９、前記フレームがこのフレームの平面内でこれに沿っ
   て周囲上に配置される外方に開放されるチャンネル及び
   前記チャンネル内に開放されるようになされて前記フレ
   ーム内にある多数の対をなす間隔をおかれた通路を含ん
   でいて、前記ガイドが夫々の隣接して対をなす通路の間
   に１つづつ配置される凹形の周面を有する多数のスプー
   ルを含んでいる請求項１記載のラケット。 １０、前記チャンネルが一対の対向して配置される側壁
   及び底部を有し、前記底部が中央に配置される長手方向
   の隆起部を有し、夫々の前記スプールが前記隆起部を跨
   いで位置している請求項９記載のラケット。 １１、夫々の前記ガイドの外方に向く凹形の部分が前記
   フレームの平面内に位置して、前記ストリングの半径よ
   りも僅かに大きい半径を有する中央に配置される溝を含
   んでいる請求項１記載のラケット。 １２、テニスラケット又は同様のものに使用する為の、
   一対の横方向に対向して配置される部材を含むフレーム
   と、前記部材の間で間隔をおかれた関係で前記フレーム
   に沿って自由に回転するように位置決め可能で、前記フ
   レームの平面に垂直な平面内で周囲方向に凹形をなす多
   数のスプールと、夫々のガイドが自己潤滑性の衝撃吸収
   材料より構成されていることゝより成るもの。 １３、夫々の前記ガイドが重合材料によって形成されて
   いる請求項１２記載のラケット。１４、前記凹形面が前
   記ストリングの半径よりも僅かに大きい半径を有する中
   央に配置された周囲溝を含んでいる請求項１２記載のラ
   ケット。 １５、テニスラケット等に使用する為の、多数の間隔を
   おかれた通路を有するフレームであって、前記通路が前
   記フレームの平面内でこれを貫通するようになされてい
   る前記フレームと、前記フレームの外面上で夫々の隣接
   する２つの前記通路の間でこのフレームに固定可能でこ
   れにより前記通路が実質的に前記ガイドに接線をなすよ
   うになされるガイドであって、前記ガイドが夫々凹形の
   半円形面及び平らな基部を有する半円筒形のボスを含み
   、夫々の前記ガイドが自己潤滑性の衝撃吸収材料によっ
   て構成されていることより成るもの。 １６、夫々の前記ガイドが重合材料によって形成されて
   いる請求項１５記載のラケット。１７、前記平らな基部
   が剥離可能の保護材料の上張りシートを有する接着剤を
   支持している請求項１５記載のラケット。 １８、前記ボスの前記凹形面が前記ストリングの半径よ
   りも僅かに大きい半径を有する中央に配置される半周溝
   を含んでいる請求項１５記載のラケット。 １９、テニスラケット等に使用する為の、多数の間隔を
   おかれた通路を有するフレームであって、前記通路が前
   記フレームの平面内でこれを貫通するようになされてい
   る前記フレームと、前記フレームの平面内でこのフレー
   ムに沿って周囲方向に間隔をおかれた多数の外方に開放
   するソケットと、前記通路の間で前記ソケット内に受入
   れられ得る凹形の周面を有するスプールを含むガイドと
   を含んでいるいるもの。 ２０、前記ガイドの凹形面が前記ストリングの半径より
   も僅かに大きい半径を有する中央に配置された周囲溝を
   含んでいる請求項１９記載のガイド。