JPH01261462A - デニム用綿糸の染色用染料、これを用いる染色法、ならびに染色物 - Google Patents

デニム用綿糸の染色用染料、これを用いる染色法、ならびに染色物

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JPH01261462A
JPH01261462A JP63089251A JP8925188A JPH01261462A JP H01261462 A JPH01261462 A JP H01261462A JP 63089251 A JP63089251 A JP 63089251A JP 8925188 A JP8925188 A JP 8925188A JP H01261462 A JPH01261462 A JP H01261462A
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隆幸 中山
Kimitoshi Kato
加藤 公敏
Hiroshi Suwa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デニム用綿糸の染色に関し、詳細には、デニ
ム周線経糸のような綿糸を染色する染料および染料組成
物、この染料または染料組成物を用いる綿糸の染色法、
ならびにこの染料または染料組成物を用いて着色された
染色物に関するものである。
デニムは、衣料用生地としての綿の感触や丈夫さ等が好
まれ、作業用、婦人用スボン、子供服等に広く使用され
ている。
このようなデニムで作られたジーンズは、以前から、ブ
ルージーンズと称される衣料が広く普及している。ブル
ージーンズが、このように多用されているのは、インジ
ゴ染料により染色された生地が独特の色合いと、経時的
な色合いの変化が好まれ、この変化を応用した悪性を重
視した衣料品の開発が可能なためである。
しかし、近年ではファッションの多様化、個性化に伴い
、ブルージーンズのみでなく、黄色、緑色、黒色など所
謂カラージーンズの需要が増大してきた。そのためジー
ンズ用生地であるデニムもグレー色から黒色などの各種
の色調に着色することが要望されている。
〔従来の技術〕
カラージーンズの流行により要請されるカラーデニム層
線経糸の染色には、硫化染料、建染染料、反応染料また
はナフトール染料が使用されている。しかし、これらの
染料を使用して染色されたカラージーンズは、その染色
物の諸性質がインジゴによる染色物とは異なり、染色生
地から衣料におよぶ商品としての価値は、従来のブル−
ジーンズと異なることになる。
上述のように、ブルージーンズはその特有の色合いや諸
性質が衣料として好まれており、このような性能はカラ
ージーンズについても同様に望まれている。硫化染料、
建染染料、反応染料またはナフトール染料等による染色
物ではこのような性能は得られない。
例えば、上記のような染料を用いる場合は、従来から広
(用いられているインジゴを使用するブルージーンズ用
ロープ染色設備で加工するには、これら染料とインジゴ
染料の染着挙動が余りにも異なるため、このような染色
加工には適用し難い、しかも、これら染料は塩素による
ブリーチで殆ど脱色効果が期待出来ず、したがって、イ
ンジゴと通常の黄色および赤色スレン染料を配合したブ
ラック染めの綿経糸からなるブラックデニムに、ブリー
チを施すと青色のみが脱色され黄色が残り著しく商品価
値が損なわれる。すなわち、インジゴ染料と他の硫化染
料、建染染料、ナフトール染料、反応染料等との配合に
よるロープ染色物は、これらの染料がインジゴと異なり
塩素によるブリーチで脱色効果が非常に小さいため、ブ
ルーデニムにおけるようなフェーディング効果が期待出
来ず商品価値の面で著しく見劣りがする。
以上のように、従来、インジゴと同様の染着挙動を示し
、かつ性能も同様の染料は未だ紹介されておらず、従っ
て、このような性能を有する新規の染料を用いる綿糸の
染色法、および染色された綿デニムやこのようなデニム
を用いたカラージーンズも存在していない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、インジゴ染料と同様の染着挙動を示し
、かつブリーチにおけるような脱色効果もインジゴと同
様の性能を示す染料および染料組成物を提供することで
ある。
また、本発明の第2の目的は、上記の染料や染料組成物
を使用するデニム周線経糸のロープ染色法を提供するこ
とである。
さらに、本発明の第3の目的は、上記の染料または染料
組成物を使用し黄色および赤色、またはインジゴ系染料
との配合によるグレー色から黒色までの色調に染色した
カラーデニム用経糸のような染色物を提供することであ
る。
このような本願発明の目的は、特定のキノフタロン誘導
体を染色色素として使用することにより達成した。すな
わち、キノフタロン誘導体単独で使用すれば、単色で固
有の色に着色することが可能で、インジゴと混合して使
用することによってグレー色から黒色に着色することが
可能である。
このような染料を使用することにより、インジゴ染料染
色法と同様の染色方法により、染料の染着状態や染色物
の経時的変化もインジゴ染料に類イ以する染色物かえら
れる。このキノフタロン誘導体単独またはキノフタロン
誘導体とインジゴとを含有する染料組成物を使用する綿
糸の染色は、次の方法で可能である6例えば、多数の単
糸を一本のローブ状に揃えてトウの形にし、球状に巻き
、この球状経糸を同時に多数本引き出して、絞りロール
とニアリング装置を付帯させた数対の染浴槽へ導き、短
時間の染色と酸化の工程を繰り返すことにより漸次濃厚
に染色してい(連続的染色法であり、ローブ状のデニム
周線経糸を、キノフタロン誘導体を含有する染浴に浸漬
し、絞り、空気酸化を繰り返して染色する方法によりグ
レー色から黒色のカラージーンズを得ることができる。
〔課題を解決するための手段] −Sにブルージーンズ用デニムの綿経糸は、多数の単糸
を一本のローブ状に揃えてトウの形にし球状に巻き、こ
の球状経糸を同時に多数本引き出して、還元された形の
インジゴの液の入った数対の染浴槽へ導き、短時間の浸
漬と絞り、酸化の工程を繰り返すことにより連続的に染
色される。
本発明者等らは、キノフタロン誘導体が、通常、セルロ
ーズ繊維の染色法では木綿に染着性がないが、驚くべき
ことに前記のようなデニム周線経糸の染色工程の繰り返
しにより、−i式(I)または(n)で表わされるキノ
フタロン誘導体は漸次濃厚な赤色に、−最大(nl)ま
たは(IV)で表わされるキノフタロン誘導体は漸次I
ffな黄色に染色されること、すなわち、これらのキノ
フタロン誘導体がインジゴと同様の染着挙動を示し、浸
漬、絞り、空気酸化を繰り返すことによるデニム周線経
糸のローブ染色が可能であることを見出した。しかも染
色物は耐光性が良好で、かつインジゴ系染料と同様、塩
素によるプリーチで脱色効果や、染色物の経時的変化も
インジゴと同様の性質を示すことを見い出した。染着挙
動がインジゴと近似しているので、インジゴとの組合せ
による黒色を始めとする配合色の色出しが可能でり、カ
ラージーンズの要望に対応できることを見出し、本発明
を完成させるに到った。
本発明に使用するキノフタロン誘導体は、−最大(I)
又は(n) (式中、XはH,BrまたはC7!原子を、YはHl−
Cool?または−NHR基(ここで、Rはアルキル基
を示す)を示す)で表わされる赤色系キノフタロン誘導
体であり、また、本発明の染料組成物はこれら誘導体の
一種以上とインジゴを含有してなるもの、あるいは−最
大(I[[)または(IV)(式中、XはH,、Brま
たはCI原子を、YはHl−GOOR又は−COOCz
t140R基(ここで、Rはアルキル基を示す)を示す
)で表わされる黄色系キノフタロン誘導体をさらに含有
するものである。
また、本発明の染色方法は上記の一般式(1)または(
II)で表わされる赤色系キノフタロン誘導体、または
−最大(I)または(n)で表わされる赤色系キノフタ
ロン誘導体と、さるには−綴代(lit)または(TV
)で表わされる黄色系キノフタロン誘導体とインジゴ染
料を含有してなる染料組成物を使用して、デニム周線経
糸をローブ状として、上記誘導体または組成物を含有す
る染浴に浸漬し、絞り、空気酸化を繰り返して染色する
ことを特徴とするデニム用経糸のローブ染色法である。
さらに本発明の染色物は、このような方法で着色された
染色物である。
本発明の黄色系キノフタロン誘導体は上記の一般式(I
II)または(IV)で表わされるものであり、具体的
につぎのような化合物が挙げられる。
すなわち、2−フタロイルメチリジン−3−ヒドロキシ
キノリン、2−フタロイルメチリジン−3−ヒドロキシ
−4−ブロモキノリン、2−(エトキシエトキシカルボ
ニルフタロイルメチリジン)−3−ヒドロキシキノリン
、2−(メトキシカルボニルフタロイルメチリジン)−
3−ヒドロキシキノリン、2−フタロイルメチリジン−
3−ヒドロキシ−4−クロロキノリン、2−ナフタロイ
ルメチリジン−3−ヒドロキシキノリンが例示される。
これらの誘導体は、広い範囲での黄色系の色相を示し、
単独の使用でイエロージーンズの要望に応えることがで
きる。
また、赤色系キノフタロン誘導体は、上記の一般式で表
わされるものであり、具体的につぎのような化合物が例
示される。
式I および 式■ が例示される。
これらの誘導体は広い範囲で赤色系の色相を示し、単独
の使用でレッドジーンズのようなカラージーンズの要望
に応えることができる。
本発明の染料組成物に関しては、上記の赤色系キノフタ
ロン誘導体を、赤色系キノフタロン誘導体と黄色系キノ
フタロン誘導体およびこれらの赤色系キノフタロン誘導
体、赤色系キノフタロン誘導体と黄色系キノフタロン誘
導体のそれぞれとインジゴ染料を含有してなるものであ
り、キノフタロン誘導体は一種でも、また所望の色調に
合わせ二種以上を混合して使用してもよい。
この一種以上の赤色系および黄色系キノフタロン誘導体
とインジゴ染料を含有してなる組成物において、種々の
配合比率によりグレー色から黒色に着色可能な各種組成
物を調整できる9例えば、ブラックジーンズを得るため
には、2−フタロイルメチリジン−3−ヒドロキシ−4
−ブロモキノリンと式■の化合物とインジゴを約3:6
:1の比率で含有してなる染料組成物が通用できる。
染料組成物は、インジゴと赤色系および黄色系キノフタ
ロン誘導体との配合比率は特に限定されないが、所望の
色相に応じてインジゴと赤色系キノフタロン誘導体およ
び黄色系キノフタロン誘導体とを、各々任意の割合で含
有し、これに各種の染料組成物への添加剤、例えば、無
水芒硝のような中性′s機基塩1〜20部リグニン系分
散剤のようなアニオン系界面活性剤を20部以下を含有
させて調製される。このような方法で得られる染料組成
物は、通常、粉状品として提供されるが、組成物の形態
は使用目的に応じて粉状品、顆粒品、ペースト品等の所
望に応じ、各種の形態のものとして提供することができ
る。
上記の誘導体または組成物を使用する本発明の染色方法
は、デニム周線経糸をローブ状とし、上記の一般式(1
)または(n)の赤色系キノフタロン誘導体、あるいは
この赤色系および前記の黄色系キノフタロン誘導体、あ
るいは赤色系キノフタロン誘導体または赤色系および黄
色系キノフタロン誘導体とインジゴを含有する染浴に浸
漬し、絞り、空気酸化を繰り返してデニム周線経糸のロ
ーブ染色を実施する。
これらの赤色系及び黄色系キノフタロン誘導体を含有す
る染浴は、アルカリ剤として、例えば、苛性ソーダ、ま
たは苛性ソーダとソーブ灰混合のアルカリを加え調製す
る。染浴中の前記キノフタロン誘導体の濃度は、所望の
染色物の濃度に応して決められる。一般に濃厚原液を1
0〜50g/ lの範囲で別浴として準備し、この濃厚
原液を用いて染浴中の濃度が0.5〜10g/ lの染
色浴をそれぞれ調製する。
また、アルカリの使用量は前記キノフタロン誘導体を溶
解し得る量から少過剰使用すれば良い。
ただし、染浴中において前記キノフタロン誘導体は、必
ずしも完全に溶解す・る必要はない。
本発明の方法では、前記キノフタロン誘導体を単独で使
用し赤色および黄色の色相の染色物な得るほか、インジ
ゴと併用して、染色物の色相を、例えば、グレー色〜黒
色の所望の色相にすることができる。
このためには、前記キノフタロン誘導体とインジゴ染料
とを同一の染浴に併存させて染色する方法、および前記
キノフタロン誘導体を含有する染浴とインジゴ染料を含
有する還元浴を別々に調製して両塔を使用して染色する
方法が挙げられる。
同一の染浴にキノフタロンgi K体とインジゴ染料を
併存させる染浴では、それぞれ個別に準備されたキノフ
タロン誘導体とインジゴ染料を使用しても、本発明の染
料組成物を使用してもよい。
個1に準備された赤色系と黄色系キノフタロン誘導体と
インジゴ染料とを使用する場合は、先ずインジゴ染料を
、所望の色相に応じて必要量を使用し、インジゴ染料を
還元するに必要なアルカリ、例えば苛性ソーダとハイド
ロサルファイドのような還元剤を添加し、室温ないしは
70゛Cで還元して還元浴を!Jl製し、ついで、この
インジゴ染料の還元浴に赤色系と黄色系キノフタロン誘
導体を加えて3者を併存させた染浴を調製する。また、
本発明の染料組成物を使用する場合も還元に必要な量の
還元剤とアルカリを加えて染浴を調製する。
また、染料として赤色系と黄色系キノフタロン誘導体の
みを含有する染浴、およびインジゴ染料のみを含有する
還元浴をそれぞれ別に調製して染色する方法では、キノ
フタロン誘導体を含有する染浴は前記のようなアルカリ
を加える方法で調製し、インジゴ染料を含有する還元浴
は染浴とは別浴の濃厚還元槽に苛性ソーダとハイドロサ
ルファイドを添加し、前記と同様、室温ないしは70°
Cで還元してa厚還元浴を調製し、この還元浴から適度
の濃度の染浴に導く。
本発明の染色方法の代表的実施態様はつぎの通りである
。すなわち、−1G的なブルージーンズ角線経糸と同様
に、多数の単糸を一本のロープ状に揃えてトウの形にし
球状に巻いた球状経糸を使用し、この球状経糸を同時に
多数本引き出して、前記のように調製された染浴または
還元液を入れた数対の染浴槽に短時間の浸漬をし、つい
で絞り、さらに空気酸化の工程を繰り返すことにより連
続的に染色される。
また、赤色系と黄色系キノフタロン誘導体を含有する染
浴およびインジゴ染料を含有する還元浴のそれぞれ別浴
による場合は、デニム周線経糸をインジゴ還元液のみを
含む染浴槽へ浸漬、マングルで絞ったのちに空気酸化す
る工程を数回繰り返し紺色に染色した後、赤色系と黄色
系キノフタロン誘導体のアルカリ溶解液またはアルカリ
溶液とハイドロサルファイドを含む染浴に浸漬させて赤
色および黄色を上掛は染色する。このような方法をデニ
ム経糸の所望の色相に応じて、数回繰り返して上掛は染
色する。
このような方法によってデニム周線経糸の配合色出しが
可能である。この方法は作業性の点から好ましい。
本発明の方法において、キノフタロン誘導体は、特に還
元操作を加えることなくアルカリ溶解液へデニム周線経
糸を浸漬を繰り返すことにより、漸次濃厚に染色するこ
とが可能であるが、インジゴの場合と同様の還元操作を
与えることにより、より染着効果を増大させることは出
来る。
〔作用および効果] 綿デニム経糸の連続的なロープ染色において本発明の方
法を適用すれば赤色と黄色、又はインジゴとの配合によ
るグレー色を始めとし黒色までも色出しが可能である。
得られた染色物は耐光性が良好で、かつ塩素漂白による
脱色機能を有し、経時的な色調の変化はほとんど差がな
い。
染色された綿糸はこれを経糸として、未染色糸または染
色糸と綾織としカラーデニムを製造し、これを用いるカ
ラージーンズとしての市場の要請に対応できるものであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。なお、例中、部
は重量部を示す。
実施例1 ミツイインジゴ ピュアー已X(三井東圧染料社製 イ
ンジゴ)50部、固型カセイソーダ40部、ハイドロサ
ルファイド45部および水を加えて1000部とした液
を70°Cにて15分間加熱してインジゴの濃厚還元液
を得る。この液60部をハイドロサルファイド1部、カ
セイソーダ0.5部および水を加えて1000部とし、
インジゴの染色浴を調製する。
この中へ湯洗したデニム周線経糸を室温で30秒間浸漬
し、マングルで絞ったのち90秒間ニアリングする。こ
の浸漬、絞り、ニアリングの工程を6回繰り返す0次に
この経糸を式■ の染料1部、弐■ Bl+ の染料1.5部、固形カセイソーダ1.5部および水を
加えて1000部としたこれらのキノフタロンの染浴に
室温で30秒間浸漬し、マングルで絞ったのち90秒間
ニアリングする。
この工程を2回継続する。水洗したのち乾燥すると黒色
のデニム周線経糸が得られる。この染色物は耐光が優れ
ており、10%の有効塩素を含む次亜塩素酸ソーダの3
g/2液に浸漬して40°Cで20分間処理すると脱色
効果が得られた。
実施例2 式゛■で表わされる赤色系キノフタロン2部と式■で表
される黄色キノフタロン誘導体6部、ミツイインジゴピ
エアーEX(三井東圧染料社製 インジゴ)12部、ハ
イドロサルファイド20部、固形カセイソーダ20部お
よび水を加えて1000部とした液を70’Cにて15
分加熱して濃厚還元液を得る。
この液100部をハイドロサルファイド1部、カセイソ
ーダ0.5部および水を加えて1000部とし、染色浴
を調製する。この中へ湯洗したデニム周線経糸を室温で
30秒間浸漬し、マングルで絞ったのち90秒間ニアリ
ングする。この浸漬、絞り、ニアリングの工程を3回繰
り返したのち水洗、乾燥すると黒色のデニム周線経糸が
得られる。
この染色物は耐光が優れており、10%の有効塩素を含
む次亜塩素酸ソーダの3g/2液で40°Cl2O分間
処理すると脱色効果が得られた。
実施例3 実施例2においてインジゴピュアーEXおよび式■の黄
色のキノフタロンを除いた他は実施例2と同様の条件で
処理した場合、黄色のデニム周線経糸が得られた。この
染色物は耐光が優れており、10%の有効塩素を含む次
亜塩素酸ソーダの3g/2液で40°Cにて20分間処
理すると淡黄白色に脱色する。
実施例4 インジゴピュアーEX 60部に式■ の赤色キノフタロン10部、2−フタロイルメチリジン
−3−ヒドロキシ−4−ブロモキノリン30部に無水芒
硝5部を加えて配合し、染料組成物を調製した。
この染料組成物20部、固形苛性ソーダ20部、ハイド
ロサルファイド20部および水を加えて1000部とし
た液を70°Cで15分間加熱して濃厚還元液を調整す
る。この調整液250部にハイドロサルファイド1部、
固形苛性ソーダ0.5部を加え、水で1000部とし染
浴を調製した。この染浴の中に湯洗したデニム周線経糸
を室温で30秒間浸漬し、マングルで絞ったのち90秒
間ニアリングする。この浸漬、絞り、ニアリングの工程
を6回繰り返したのち水洗、乾燥すると黒色のデニム用
経糸が得られる。
この染色物は甜光が優れており、10%の有効塩素を含
む次亜塩素酸ソーダの3 g/ l液で40°Cl2O
分間処理すると脱色され全体的に濃度が淡くなり色相は
グレー色であった。
実施例5 実施例1の式Hの化合物に替えて式■ のオレンジ色のキノフタロンを用い同様な継続染色を行
い、水洗、乾燥すると実施例1と同様に黒色のデニム周
線経糸が得られ、その耐光性も優れており、10χ有効
塩素を含む次亜塩素酸ソーダの3g/2液で40°Cl
2O分間処理すると脱色効果が見られ、その色相はグレ
ー色であった。
実施例6 実施例3において、式■の化合物に替えて式■の化合物
を用い同様な条件で処理した場合、オレンジ色のデニム
周線縦糸が得られ、この染色物は実施例3と同様耐光性
も優れており、10χを効塩素を含む次亜塩素酸ソーダ
の3 g/ l液で40°Cl2O分間処理すると淡オ
レンジ色に脱色する。
比較例 代表的な黄色系建染染料のC,1,Vat Red 3
1(Mik−ethren Red F1a s/f:
三井東圧染料株式会社製)とIndigo Pure 
EX (三井東圧染料株式会社製)を用い、実施例2と
同様の方法で綿経糸を染色した、実施例2で得られた綿
糸と比較するため染着状態の観察およびつぎの方法によ
る脱色試験を行った。
染着状B:カッターナイフで染色糸を切断し繊維断面を
観察した。
脱色試験;10χ有効塩素を含む次亜塩素酸ソーダの3
 g/ l Nで40°Cl2O分間処理する。
結果を表1に示す。
表1 比較例      実施例 特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I )又は(II) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、XはH、BrまたはCl原子を、YはH、−C
    OOR又は−NHR(ここで、Rはアルキル基を示す)
    を示す)で表される赤色系キノフタロン誘導体を含有し
    てなるデニム用綿糸の染色用染料。 2)請求項1記載の一般式( I )又は(II)で表され
    る赤色系キノフタロン誘導体の一種以上とインジゴ染料
    とを含有してなることを特徴とするデニム用綿糸の染色
    用染料。 3)請求項1記載の一般式( I )又は(II)で表され
    る赤色系キノフタロン誘導体の一種以上と一般式(III
    )又は(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、XはH、BrまたはCl原子を、YはH、−C
    OOR又は−COOC_2H_4OR基(ここで、Rは
    アルキル基を示す)を示す)で表される黄色系キノフタ
    ロン誘導体の一種以上とを含有してなることを特徴とす
    るデニム用綿糸の染色用染料。 4)請求項3記載の一般式( I )又は(II)で表され
    る赤色系キノフタロン誘導体の一種以上と一般式(III
    )又は(IV)で表される黄色系キノフタロン誘導体の一
    種以上およびインジゴ染料とを含有してなることを特徴
    とするデニム用綿糸の染色用染料。 5)デニム用綿経糸をロープ状として、請求項1記載の
    染料、請求項2記載の染料、請求項3記載の染料または
    請求項4記載の染料を含有する染浴に浸漬し、絞り、空
    気酸化を繰り返して染色することを特徴とするデニム用
    綿糸のロープ染色法。 6)請求項5記載の染色法で染色されたデニム用綿糸。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0431906A2 (en) * 1989-12-06 1991-06-12 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Cotton rope-dyeing methods
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