JPH01258806A - 冷間圧延用クロムめっきロール - Google Patents
冷間圧延用クロムめっきロールInfo
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- JPH01258806A JPH01258806A JP8785888A JP8785888A JPH01258806A JP H01258806 A JPH01258806 A JP H01258806A JP 8785888 A JP8785888 A JP 8785888A JP 8785888 A JP8785888 A JP 8785888A JP H01258806 A JPH01258806 A JP H01258806A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、安価でしかも優れた耐摩耗性と耐肌荒れ性
を有し、主として鋼板の冷間圧延用に使用されるクロム
めっきロールに関する。
を有し、主として鋼板の冷間圧延用に使用されるクロム
めっきロールに関する。
(従来の技術)
冷間圧延ロールは、黒皮鋼板の平坦性向上や機械的性質
の向上を目的とするスキンバスミル用ロール、酸洗板を
冷圧するタンデムミルのロール、焼鈍材の機械的性質を
改善するテンパーミルのロール、鋼板表面に模様付けす
るエンボスロール、溝加工を行う成形ミルのロールなど
、その種類は多様である。
の向上を目的とするスキンバスミル用ロール、酸洗板を
冷圧するタンデムミルのロール、焼鈍材の機械的性質を
改善するテンパーミルのロール、鋼板表面に模様付けす
るエンボスロール、溝加工を行う成形ミルのロールなど
、その種類は多様である。
上記のような各種の冷間圧延ロールの耐摩耗性を向上さ
せるため、最近ではロール表面にクロムめっきを施した
ものが使用され、実績をあげている。
せるため、最近ではロール表面にクロムめっきを施した
ものが使用され、実績をあげている。
従来からピンチロールやテーブルロール、プライドルロ
ールなど、軽負荷ロールにはクロムめっきが行われてい
た。しかし、圧延ロールでは負荷が大きいためクロムめ
っきが剥離しやすく、実用化が遅れていたが、最近のめ
っき技術の向上によって、圧延ロールにもクロムめっき
ロールが採用されるようになってきた0例えば、本願出
願人の提案した、特願昭63−9405号の発明が、ロ
ールにクロムめっきを施す改良技術の一つである。
ールなど、軽負荷ロールにはクロムめっきが行われてい
た。しかし、圧延ロールでは負荷が大きいためクロムめ
っきが剥離しやすく、実用化が遅れていたが、最近のめ
っき技術の向上によって、圧延ロールにもクロムめっき
ロールが採用されるようになってきた0例えば、本願出
願人の提案した、特願昭63−9405号の発明が、ロ
ールにクロムめっきを施す改良技術の一つである。
一般に、冷間圧延用ロールとしては、鍛鋼焼入れロール
が使用されている0例えば、C:0.8%、Si :
1.0%、Mn : 0.6%、Cr : 3.0%、
Mo : 0.30%、残部Fe (本明細書において
、綱の組成についての%は全で重量%である)のような
組成の!2鋼が主で、表面硬度Hs95程度のものが多
い、即ち、ロールの強靭性、耐摩耗性を確保するため、
Cr。
が使用されている0例えば、C:0.8%、Si :
1.0%、Mn : 0.6%、Cr : 3.0%、
Mo : 0.30%、残部Fe (本明細書において
、綱の組成についての%は全で重量%である)のような
組成の!2鋼が主で、表面硬度Hs95程度のものが多
い、即ち、ロールの強靭性、耐摩耗性を確保するため、
Cr。
Mo、或いは更にW、V、Goなどの合金元素を添加し
、ロール胴部表層を焼入れして硬くしている。
、ロール胴部表層を焼入れして硬くしている。
上記の鍛鋼ロール以外に、析出炭化物で耐摩耗性を持た
せたNiグレン鋳鉄ロールや旧−〇r鋳鉄ロールが使用
されることもある。
せたNiグレン鋳鉄ロールや旧−〇r鋳鉄ロールが使用
されることもある。
最近普及しつつあるクロムめっきは、上記のような通常
使用されているロールに施すことが多く、クロムめっき
ロール用としてロールそのものの材質や硬度を検討する
には到っていない。
使用されているロールに施すことが多く、クロムめっき
ロール用としてロールそのものの材質や硬度を検討する
には到っていない。
これらの従来から使用されているロールは、特にクロム
めっきを施す場合に、下記のような難点がある。
めっきを施す場合に、下記のような難点がある。
まず、鍛鋼焼入れロールは合金元素の添加が多く、しか
も焼入れ時の焼割れ防止のために清浄度の良い鋼を使用
する必要もあって、非常に高価である。これにクロムめ
っきを施す場合には、更に問題がある。即ち、クロムめ
っき皮膜の密着性を上げるために、めっきの前処理とし
て電解エツチングを行うことがあるが、そのとき合金成
分が多く高硬度の鍛鋼ロールは水素脆性をおこしやすい
。
も焼入れ時の焼割れ防止のために清浄度の良い鋼を使用
する必要もあって、非常に高価である。これにクロムめ
っきを施す場合には、更に問題がある。即ち、クロムめ
っき皮膜の密着性を上げるために、めっきの前処理とし
て電解エツチングを行うことがあるが、そのとき合金成
分が多く高硬度の鍛鋼ロールは水素脆性をおこしやすい
。
これを防ぐにはめっき処理の後に脱水素のためのベーキ
ング処理(例えば、200°CX1hrの加熱)という
余分の工程を必要とする。
ング処理(例えば、200°CX1hrの加熱)という
余分の工程を必要とする。
鋳鉄ロールの場合は、ロール表面の組織上の理由から、
クロムめっきの密着性はa網ロールよりも一層劣る。即
ち、鋳鉄ロールは、黒鉛および炭化物の分散した組織で
あるから、上記のエツチングにより炭化物が分解してス
マット (遊離黒鉛)となって表面を覆うため、めっき
皮膜の密着性が低下し、ロール寿命の延長が期待できな
い。
クロムめっきの密着性はa網ロールよりも一層劣る。即
ち、鋳鉄ロールは、黒鉛および炭化物の分散した組織で
あるから、上記のエツチングにより炭化物が分解してス
マット (遊離黒鉛)となって表面を覆うため、めっき
皮膜の密着性が低下し、ロール寿命の延長が期待できな
い。
溝付ロールなどの成形ロールでは、溝が浅い場合は焼入
れロールを表面加工して溝を付けるが、溝が深いものは
焼入れ前の柔らかい母材段階でロール加工してその後焼
入れする。前者では、硬い表面の加工が難しく、後者で
は焼割れや加熱時のスケール発生などの問題がある。
れロールを表面加工して溝を付けるが、溝が深いものは
焼入れ前の柔らかい母材段階でロール加工してその後焼
入れする。前者では、硬い表面の加工が難しく、後者で
は焼割れや加熱時のスケール発生などの問題がある。
(発明が解決しようとする課題)
本発明の目的は、上述した従来の冷間圧延用ロールの問
題点、特に、表面にクロムめっきを施して使用するロー
ルの問題点を解決し、素材そのものが安価で、しかもめ
っき処理性に優れ、長期間の使用に耐えるクロムめっき
ロールを提供することにある。
題点、特に、表面にクロムめっきを施して使用するロー
ルの問題点を解決し、素材そのものが安価で、しかもめ
っき処理性に優れ、長期間の使用に耐えるクロムめっき
ロールを提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明者は、冷間圧延用ロールとしての耐摩耗性は主と
して表面のクロムめっき皮膜で改善するという前提のも
とに、ロール材質を改善して、上記の目的を達成した。
して表面のクロムめっき皮膜で改善するという前提のも
とに、ロール材質を改善して、上記の目的を達成した。
本発明の要旨は、下記の■と■にある。
■ 表面の硬さがショアー硬度(Hs)で60〜85の
鍛鋼または鋳鋼製のロールにクロムめっきを施した冷間
圧延用クロムめっきロール。
鍛鋼または鋳鋼製のロールにクロムめっきを施した冷間
圧延用クロムめっきロール。
■ 上記の鍛鋼または鋳鋼ロールが、重量%で0.1〜
1.2%(7)C,0,15〜0.80%のSt、 0
.30〜1.70%のMn、1.5%以下のCrを含み
、残部がFeおよび不可避の不純物から成る組成を有す
る冷間圧延用クロムめっきロール。
1.2%(7)C,0,15〜0.80%のSt、 0
.30〜1.70%のMn、1.5%以下のCrを含み
、残部がFeおよび不可避の不純物から成る組成を有す
る冷間圧延用クロムめっきロール。
本発明において、めっきを施すロール(以下、ロール母
材という)として鋳鋼または鍛鋼を選ぶのは、クロムめ
っき皮膜の密着性の点からである。
材という)として鋳鋼または鍛鋼を選ぶのは、クロムめ
っき皮膜の密着性の点からである。
第1表は、第1図に示すような試験方法(クロムめっき
ロールを、545C製、Hs4Qのロールと組み合わせ
て転勤)で、ロール母材を変えてめっき皮膜の密着性を
評価した結果である。なお、クロムめっキハ、ロール母
材表面をアルカリ液で脱脂してからクロムめっき液中で
ロールを陽掻として電解処理し、その後ロール母材を陰
極として下記の条件で施した。めっき厚はlOμ−であ
る。
ロールを、545C製、Hs4Qのロールと組み合わせ
て転勤)で、ロール母材を変えてめっき皮膜の密着性を
評価した結果である。なお、クロムめっキハ、ロール母
材表面をアルカリ液で脱脂してからクロムめっき液中で
ロールを陽掻として電解処理し、その後ロール母材を陰
極として下記の条件で施した。めっき厚はlOμ−であ
る。
クロムめっき液組成:
Crys 230g/ l、HtSOa 2.2 g/
1液温i 50 ℃ 電解処理条件:25^/d■2×4分 クロムめっき条件: 30 A/dm” X 25
分第1表 第1表に示されるとおり、鋳鋼と鍛鋼のロールのめっき
皮膜密着性が、鋳鉄に較べて井常に優れている。
1液温i 50 ℃ 電解処理条件:25^/d■2×4分 クロムめっき条件: 30 A/dm” X 25
分第1表 第1表に示されるとおり、鋳鋼と鍛鋼のロールのめっき
皮膜密着性が、鋳鉄に較べて井常に優れている。
次に、ロール母材の表面硬度について述べる。
従来、圧延用ロールは、耐摩耗性を上げるためにHs9
0以上の表面硬度をもたせるのが常識である。
0以上の表面硬度をもたせるのが常識である。
しかし、クロムめっきロールでは、めっき皮膜がHvl
OOQというような高い硬度をもち、これが耐摩耗性改
善に寄与するから、ロール母材そのものはさほど高い硬
度を要しない、即ち、ロール母材は、圧延面圧に耐える
だけの硬さをもっていればよく、むしろクロムめっき皮
膜との密着性が重要である、というのが本発明者の認識
である。
OOQというような高い硬度をもち、これが耐摩耗性改
善に寄与するから、ロール母材そのものはさほど高い硬
度を要しない、即ち、ロール母材は、圧延面圧に耐える
だけの硬さをもっていればよく、むしろクロムめっき皮
膜との密着性が重要である、というのが本発明者の認識
である。
第2図は、ロール母材の硬度とロール面圧をかえて、第
1図の試験方法で5 X 10’転勤後のロール面の凹
み(塑性流動)の発生状況をみたものである。
1図の試験方法で5 X 10’転勤後のロール面の凹
み(塑性流動)の発生状況をみたものである。
ロール母材:0.8%C−0,3%5t−0,4%Mn
fim(焼戻し温度によって硬度Hs40〜80に
調整)クロムめっき;アルカリ脱脂し、クロムめっき液
中で電解処理した後、lOμ閣厚にめっき第2図に示す
ように、ロール母材硬度がHs60以上であれば、面圧
80kgf/■−2以上でも凹みの発生はなく、通常の
冷間圧延には何ら支障はない、−方、硬度が高い方が、
当然のことながら高い面圧に耐えられる。しかし、硬度
を高くするためには、焼入れ性改善の合金元素の添加が
必要になり、また、苛酷な熱処理も必要になるから、ロ
ール価格の上昇と焼割れ等の問題をひきおこし、溝付ロ
ールなどでは加工が難しくなるなどの弊害がある。
fim(焼戻し温度によって硬度Hs40〜80に
調整)クロムめっき;アルカリ脱脂し、クロムめっき液
中で電解処理した後、lOμ閣厚にめっき第2図に示す
ように、ロール母材硬度がHs60以上であれば、面圧
80kgf/■−2以上でも凹みの発生はなく、通常の
冷間圧延には何ら支障はない、−方、硬度が高い方が、
当然のことながら高い面圧に耐えられる。しかし、硬度
を高くするためには、焼入れ性改善の合金元素の添加が
必要になり、また、苛酷な熱処理も必要になるから、ロ
ール価格の上昇と焼割れ等の問題をひきおこし、溝付ロ
ールなどでは加工が難しくなるなどの弊害がある。
圧延用ロールは、摩耗や肌荒れが生じると胴部を研削し
て再使用するのであるが、初経から廃却までのいわゆる
有効径の範囲でHs60以上を確保しておけばよく、焼
入れ深度を考慮すれば表面硬度はHs85までで充分で
ある。
て再使用するのであるが、初経から廃却までのいわゆる
有効径の範囲でHs60以上を確保しておけばよく、焼
入れ深度を考慮すれば表面硬度はHs85までで充分で
ある。
ロール母材の鋼種は、上記の表面硬度が確保されるもの
であればできるだけ安価なものがよい。
であればできるだけ安価なものがよい。
合金成分の添加も最小限度に抑える。望ましいのは、0
.1〜1.2%のC,0,15〜0.80%のSi、
0.30〜1270%のMn、1.5%以下のCrを含
み、残部がFeおよび不可避の不純物から成る鋳鋼また
は12mである。
.1〜1.2%のC,0,15〜0.80%のSi、
0.30〜1270%のMn、1.5%以下のCrを含
み、残部がFeおよび不可避の不純物から成る鋳鋼また
は12mである。
上記の組成の中、Cは焼入れ性を確保して所望の硬度を
得るために0.1%以上とするが、1.2%を超えると
靭性が低下し焼入れ性もかえって悪くなるので上限を1
.2%にしている。Siは脱酸成分であるとともに、焼
入れ性向上にも役立つ、但し、多量に存在すると靭性低
下を招くので0.15〜0.40%が適正含有量である
。 Mnは脱酸、脱硫成分として必要で、また焼入れ性
改善元素として強度、靭性の向上に役立つ、この効果を
得るために0.30%以上を要する。しかし、1.70
%を超えて含有させても効果の増加割合が小さく、コス
トを上げるだけになる。 Crは焼入れ向上に顕著な効
果がある。
得るために0.1%以上とするが、1.2%を超えると
靭性が低下し焼入れ性もかえって悪くなるので上限を1
.2%にしている。Siは脱酸成分であるとともに、焼
入れ性向上にも役立つ、但し、多量に存在すると靭性低
下を招くので0.15〜0.40%が適正含有量である
。 Mnは脱酸、脱硫成分として必要で、また焼入れ性
改善元素として強度、靭性の向上に役立つ、この効果を
得るために0.30%以上を要する。しかし、1.70
%を超えて含有させても効果の増加割合が小さく、コス
トを上げるだけになる。 Crは焼入れ向上に顕著な効
果がある。
しかし多量の添加は、安価なロールを提供しようという
本発明の目的に反するから、せいぜい1.5%までに止
める。1.5%を超える含有量では、靭性低下のおそれ
もある。
本発明の目的に反するから、せいぜい1.5%までに止
める。1.5%を超える含有量では、靭性低下のおそれ
もある。
本発明のロールの製造方法は次のとおりである。
まずロール母材の製造方法は、従来のロールの製法でよ
い、即ち、例えば電気炉で溶解し成分調整して、鋳鋼の
場合は所定形状に鋳造し熱処理して硬度を調整する。鍛
鋼の場合は、造塊し鍛造して熱処理する。
い、即ち、例えば電気炉で溶解し成分調整して、鋳鋼の
場合は所定形状に鋳造し熱処理して硬度を調整する。鍛
鋼の場合は、造塊し鍛造して熱処理する。
クロムめっきは、これまでにも例示したように、脱脂し
て電解エツチング(クロムめっき液中でロールを陽極と
して゛電解処理)をしてからめっきを施すのが望ましい
。
て電解エツチング(クロムめっき液中でロールを陽極と
して゛電解処理)をしてからめっきを施すのが望ましい
。
(実施例1)
黒皮鋼板圧延のスキンバスミルのロールとして、第2表
に示す5種類のロールを作製した。
に示す5種類のロールを作製した。
第2表
ロールのサイズは630■−φX 1950閣!である
。
。
このロールを第3表の条件で処理して厚さ10μ−5表
面硬度Hv1000のクロムめっきを施した。
面硬度Hv1000のクロムめっきを施した。
(以下、余白)
第3表
こうして製造したロールをスキンバスミルに組み込んで
黒皮鋼板(JIS 5PHC,板厚3.0 mm)の圧
延に供し、めっき層の摩耗、剥離等によってロール寿命
が尽きる(交換、補修が必要になる)までの圧延量を調
べた。その結果を第2表中に示す。
黒皮鋼板(JIS 5PHC,板厚3.0 mm)の圧
延に供し、めっき層の摩耗、剥離等によってロール寿命
が尽きる(交換、補修が必要になる)までの圧延量を調
べた。その結果を第2表中に示す。
この結果から、クロムめっきffi鋼ロールの耐久性が
極めて優れていることがわかる。
極めて優れていることがわかる。
(実施例2)
焼鈍鋼板のテンパーミル用ロールとして、第4表のロー
ル(サイズ700m5φx 1730mm l )を製
作した。めっき条件は第3表に示したと同しである。
ル(サイズ700m5φx 1730mm l )を製
作した。めっき条件は第3表に示したと同しである。
第4表
上記のロールを使用して、JIS 5PCCの焼鈍ずみ
冷延鋼板の調質圧延を行った。ロール補修までに圧延で
きたtll板量を第4表中に示す。
冷延鋼板の調質圧延を行った。ロール補修までに圧延で
きたtll板量を第4表中に示す。
第4表の高合金a鋼ロールは、従来から使用されている
ものである。これにクロムめっきを施すことによって、
ロール寿命は大きく向上するが、そのためには、ベーキ
ング処理(ここでは、200”CX2hrの加熱)が必
要である。これに対して、本発明の低合金鍛鋼ロールは
、ベーキング処理なしで同等の寿命を得ている。含有さ
れる合金成分を見ても本発明のロールが安価であること
が明らかである。
ものである。これにクロムめっきを施すことによって、
ロール寿命は大きく向上するが、そのためには、ベーキ
ング処理(ここでは、200”CX2hrの加熱)が必
要である。これに対して、本発明の低合金鍛鋼ロールは
、ベーキング処理なしで同等の寿命を得ている。含有さ
れる合金成分を見ても本発明のロールが安価であること
が明らかである。
(実施例3)
黒皮鋼板の溝成形用ロールとして、第5表のロール(サ
イズ550a+sφX 1300su+ 1 )を製作
した。
イズ550a+sφX 1300su+ 1 )を製作
した。
めっき条件は第3表に示したと同じである。
第5表
上記のロールは、母材熱処理後に切削バイトにより表面
が加工され深さ1OIIIIIの波型溝形状を有してい
る。母材を低合金鋳鋼にすれば、この表面加工が容易で
ある。上記のロールを使用して、JISSPHCの黒皮
鋼板の成形圧延を行った。ロール補修までに圧延できた
鋼板の量を第5表に併記する。
が加工され深さ1OIIIIIの波型溝形状を有してい
る。母材を低合金鋳鋼にすれば、この表面加工が容易で
ある。上記のロールを使用して、JISSPHCの黒皮
鋼板の成形圧延を行った。ロール補修までに圧延できた
鋼板の量を第5表に併記する。
第4表の結果と同じく、従来から使用されている高合金
鍛鋼ロールもクロムめっきすることによって寿命が向上
する。しかし、めっき剥離によるロール替えのために、
圧延量は1000トツに止まっている。これに対して、
本発明の低合金鋳鋼ロールにクロムめっきを施したもの
は、めっき密着性がよくロール寿命が大幅に向上してい
る。
鍛鋼ロールもクロムめっきすることによって寿命が向上
する。しかし、めっき剥離によるロール替えのために、
圧延量は1000トツに止まっている。これに対して、
本発明の低合金鋳鋼ロールにクロムめっきを施したもの
は、めっき密着性がよくロール寿命が大幅に向上してい
る。
(発明の効果)
実施例からも明らかなように、本発明は、従来の高価な
高合金鋼や合金鋳鉄を使用しないで、これらと同等以上
の寿命をもつ冷間圧延用のロールを提供するものである
。
高合金鋼や合金鋳鉄を使用しないで、これらと同等以上
の寿命をもつ冷間圧延用のロールを提供するものである
。
本発明のロールは、母材が必要以上に硬くないから、溝
成形ロールにする加工も容易である。そして、密着性の
よいクロムめっきが施されていることによって、耐摩耗
性および耐肌荒れ性が、従来のクロムめっきロールより
優れている。
成形ロールにする加工も容易である。そして、密着性の
よいクロムめっきが施されていることによって、耐摩耗
性および耐肌荒れ性が、従来のクロムめっきロールより
優れている。
第1図はクロムめっきロールの寿命を調べる転勤試験の
概念図、 第2図はロール母材の表面硬度とロール面圧がクロムめ
っきロールの凹みに与える影響を調べた結果を示す図、
である。
概念図、 第2図はロール母材の表面硬度とロール面圧がクロムめ
っきロールの凹みに与える影響を調べた結果を示す図、
である。
Claims (2)
- (1)表面の硬さがショアー硬度(Hs)で60〜85
の鍛鋼または鋳鋼製のロールにクロムめっきを施した冷
間圧延用クロムめっきロール。 - (2)クロムめっきを施すロールが、重量%で0.1〜
1.2%のC、0.15〜0.80%のSi、0.30
〜1.70%のMn、1.5%以下のCrを含み、残部
がFeおよび不可避の不純物から成る鍛鋼または鋳鋼ロ
ールである特許請求の範囲第1項記載の冷間圧延用クロ
ムめっきロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63087858A JPH0688051B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 冷間圧延用クロムめっきロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63087858A JPH0688051B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 冷間圧延用クロムめっきロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01258806A true JPH01258806A (ja) | 1989-10-16 |
JPH0688051B2 JPH0688051B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=13926583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63087858A Expired - Lifetime JPH0688051B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 冷間圧延用クロムめっきロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688051B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2012180586A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-09-20 | Kobe Steel Ltd | 耐スポーリング性に優れた亜鉛めっき鋼板用圧延ロール |
WO2020121657A1 (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | Jfeスチール株式会社 | 圧延用ワークロールおよびこれを備えた圧延機ならびに圧延方法 |
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JPS61129205A (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 耐摩耗圧延ロ−ル |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP63087858A patent/JPH0688051B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN113195123A (zh) * | 2018-12-12 | 2021-07-30 | 杰富意钢铁株式会社 | 轧制用工作轧辊及具备其的轧制机以及轧制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0688051B2 (ja) | 1994-11-09 |
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