JPH01258625A - 漢方エキス錠剤の製造法 - Google Patents

漢方エキス錠剤の製造法

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JPH01258625A
JPH01258625A JP63087533A JP8753388A JPH01258625A JP H01258625 A JPH01258625 A JP H01258625A JP 63087533 A JP63087533 A JP 63087533A JP 8753388 A JP8753388 A JP 8753388A JP H01258625 A JPH01258625 A JP H01258625A
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JP
Japan
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extract
tablets
chinese medicine
extract powder
chinese herbal
Prior art date
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Pending
Application number
JP63087533A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Ishihara
石原 俊博
Eiji Hirata
平田 永二
Nobuyuki Hitomi
信之 人見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は崩壊性の良好な漢方エキス錠剤の製造法に関す
る。
(従来の技術) 近年、国民の医療に対するニーズの多様化に伴なって漢
方薬の需要も大幅に増加してきている。
漢方薬は所望の配合生薬を煎出しこれを服用してきたが
、煎出液は変質し易いので服用の度毎に調製する必要が
あるなどの煩雑さが避けられなかった。そこで、現在て
は漢方薬の上記の欠点を克服した漢方エキス製剤、例え
ば、漢方エキス錠剤が盛んに用いられるようになってき
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
漢方エキス錠剤は漢方エキス粉末もしくはこれに賦形剤
を加えて圧縮成型して製造されるが、漢方エキス粉末は
錠剤に圧縮成型されるとエキス粉末粒子間の結合によっ
て錠剤の崩壊時間が長くなり、特にエキス粉末が粘性物
質を多く含む場合はその傾向が強いため、通常各種崩壊
剤を処方中に配合する必要がある。しかし、処方中のエ
キス濃度が高くなるにつれ、このような崩壊剤を配合し
てもなお満足できる崩壊性が得られないことがわかった
本発明者らは崩壊性の良好な漢方エキス錠剤の製造法に
関し種々検討を加えた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは検討を重ねた結果、漢方エキス粉末もしく
はその造粒品に、約20〜100メツシュに造粒した崩
壊剤を配合して錠剤を製造することにより崩壊性の良好
な漢方エキス錠剤を製造し得ることを見い出して本発明
を完成した。
以下に本発明について詳述する。
本発明に用いられる漢方エキス粉末としては、例えば、
「一般用漢方処方の手引き」〔厚生省薬務局監修、薬業
時報社発行(1975))などに記載の通常の漢方処方
から煎出し濃縮、乾燥して得られる漢方エキス粉末のみ
ならず1種または2種以上の生薬から得られる生薬エキ
ス粉末も包含される。具体例としては、例えば、桂枝萩
苓丸料エキス粉末、小柴胡湯エキス粉末、大柴胡湯エキ
ス粉末、へ味地黄丸料エキス粉末、防風通を散村エキス
粉末、補中益気湯エキス粉末、葛根湯エキス粉末、小青
竜湯エキス粉末、当帰荀薬散村エキス粉末、加味逍遥敷
料エキス粉末、猪苓湯エキス粉末、せ草湯エキス粉末な
どが挙げられる。
漢方エキス粉末の造粒品としては、上記漢方エキス粉末
の細粒または顆粒が用いられ、これらは常法に従って調
製される。
上記の漢方エキス粉末もしくはその造粒品に、約20〜
100メツシュに造粒した崩壊剤を、漢方エキス粉末も
しくはその造粒品100重量部に対して通常5〜25重
量部配合し、また必要に応じて滑沢剤などの医薬品添加
物をこれに加えて混合した後、錠剤に圧縮成型するか、
または所望により該錠剤を糖衣錠あるいはフィルムコー
テング錠などのコーティング錠とする。
崩壊剤は、例えばクロスカルメロースナトリウム、カル
ボキシメチルセルロース及びその塩、ヒドロキシプロピ
ルスターチ、カルボキシメチルスターチなど一般に崩壊
剤として用いられているものが用いられ、これを造粒し
て用いる。造粒は、圧縮成型時の粉体の混合性、流動性
などから約20〜100メツシュの範囲で任意に造粒し
たものが用いられる。また、造粒は上記崩壊剤を水で練
合し乾燥した後、所望の粒度(約20〜100メツシュ
)に篩過して整粒することによって行うことができる。
本発明においては、崩壊剤を造粒して用いることが特に
重要であり、これによって漢方エキス錠剤の崩壊性を改
良することができる。
〔発明の作用効果〕
本発明の製造法によって得られる漢方エキス錠剤は、以
下の試験例に示されるように崩壊剤を造粒操作を施さず
にそのまま用いる従来の製造法によって得られる漢方エ
キス錠剤(比較例1〜3)に比較して良好な崩壊性を示
す。
試験例(崩壊試験) 本発明の製造法によって得られた漢方エキス錠剤と、従
来の製造法によって得られた漢方エキス錠剤との崩壊性
を比較検討した。
[検体] (イ)実施例1〜5の各桂枝萩苓丸料エキス錠剤(本発
明の方法によって製造された錠剤)(ロ)比較例1の桂
枝萩苓丸料エキス錠剤(従来法によって製造された錠剤
) (ハ)実施例6および7の各小柴胡湯エキス錠剤(本発
明の方法によって製造された錠剤)(ニ)比較例2の小
柴胡湯エキス錠剤 (従来法によって製造された錠剤) (ホ)実施例8および9の各大柴胡湯エキス錠剤(本発
明の方法によって製造された錠剤)(へ)比較例3の犬
柴胡湯エキス錠剤 (従来法によって製造された錠剤) [試験方法コ 第11改正日本薬局方一般試験法の崩壊試験法に従って
行った。
[試験結果] 、1プ 9′〜1表 第1表から明らかなように、本発明の製造法によって得
られた漢方エキス錠剤は、崩壊剤を造粒操作を施さずに
そのまま用いる用いる従来の製造法によって得られた漢
方エキス錠剤に比較して良好な崩壊性を示した。
(実施例) 以下に実施例、比較例および製造例を挙げて、本発明を
更に具体的に説明する。
実施例1 桂枝侠苓丸料エキス錠剤: 以下の処方により桂枝侠苓丸料エキス錠剤を製造した。
(処方) 成     分     配合比(重量%)桂枝萩苓丸
料エキス粉末 (製造例1)85 カルボキシメチルセルロース カルシウムにチリン化学工 業社製)を24−32メツシコに造粒 したもの             6合成ケイ酸アル
ミニウム     8 ステアリン酸マグネシウム    1 合  計          100 上記各成分を混合し、1錠170mg(直径7.5mm
)に打錠成型して桂枝萩苓丸料エキス錠剤を製造した。
実施例2.3.4.5 桂枝萩苓丸料エキス錠剤: 実施例1の処方中、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウムを夫々32−42メツシュ、42−60メツシュ、
60−80メツシュ、ao−iooメツシュに造粒して
用いる以外は実施例1と同様にして対応する桂枝萩苓丸
料エキス錠剤を得た。
実施例6 小柴胡湯エキス錠剤: 以下の処方により小柴胡湯エキス錠剤を製造した。
(処方) 成     分     配合比(重量%)小柴胡湯エ
キス粉末 (製造例2)75 クロスカルメロースナトリウ ム(A型、旭化成工業社製) を24−80メツシュに造粒したもの   15合成ケ
イ酸アルミニウム     7 ステアリン酸マグネシウム    1 結晶セルロース         2 合  計          100 上記各成分を混合し、1錠300mg(直径10mm)
に打錠成型して小柴胡湯エキス錠剤を製造した。
実施例7 小柴胡湯エキス錠剤: 実施例6の処方中、小柴胡湯エキス粉末の代りに小柴胡
湯エキス顆粒を用いる以外は実施例6と同様にして対応
する小柴胡湯エキス錠剤を得た。
上記顆粒は、製造例2て得られた小柴胡湯エキス粉末に
水を噴霧し、造粒、乾燥した後、12−24メツシュに
篩過して調製した。
実施例8 大柴胡湯エキス錠剤: 以下の処方により大柴胡湯エキス錠剤を製造した。
(処方) 成     分     配合比(重量2)大柴胡湯エ
キス粉末 (製造例3)75 カルボキシメチルセルロース カルシウムにチリン化学工 某社製)を24−32メツシュに造粒 したもの            15合成ケイ酸アル
ミニウム     7 ステアリン酸マグネシウム    1 結晶セルロース         2 合  計         100 上記各成分を混合し、1錠300mg(直径10mm)
に打錠成型して大柴胡湯エキス錠剤を製造した。
実施例9 大柴胡湯エキス錠剤: 実施例8の処方中、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウムを42−60メツシュに造粒して用いる以外は実施
例8と同様にして対応する大柴胡湯エキス錠剤を得た。
比較例1 桂枝侠苓丸料エキス錠剤: 実施例1の処方中、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウムな造粒操作を施さずにそのまま用いる以外は実施例
1と同様にして桂枝侠苓丸料エキス錠剤を得た。
比較例2 小柴胡湯エキス錠剤: 実施例6の処方中、クロスカルメロースナトリウムな造
粒操作を施さずにそのまま用いる以外は実施例6と同様
にして小柴胡湯エキス錠剤を得た。
比較例3 大柴胡湯エキス錠剤: 実施例8の処方中、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウムな造粒操作を施さずにそまま用いる以外は実施例8
と同様にして大柴胡湯エキス錠剤を得た。
製造例1 桂枝萩苓丸料エキス粉末の製造: 桂枝、萩苓、牡丹皮、桃仁、荀薬の各刻み生薬4kgを
混合し、水200fLを加えて煎出した。遠心分離によ
って滓を除去した煎出液を減圧下に濃縮し、次いで、噴
霧乾燥して桂枝萩苓丸料エキス粉末を得た。
製造例2 小柴胡湯エキス粉末の製造: 柴胡7kg、半夏5kg、負零3kg、大東3kg、人
参3kg、甘草2kg、主要1kgの各刻み生薬を混合
し、水240文を加えて煎出した。遠心分離によって滓
を除去し −た煎出液を減圧下に濃縮し、次いで、噴霧
乾燥して小柴胡湯エキス粉末を得た。
製造例3 大柴胡湯エキス粉末の製造: 柴胡6kg、半夏4kg、負零3kg、荀薬3kg、大
東3kg、枳実2kg、主要1kg、大黄1kgの各刻
み生薬を混合し、水230!:Lを加えて煎出した。遠
心分離によって滓を除去した煎出液を減圧下に濃縮し、
次いで、噴霧乾燥して大柴胡湯エキス粉末を得た。
、=−’L/’

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 漢方エキス粉末もしくはその造粒品に、約20〜100
    メッシュに造粒した崩壊剤を配合して圧縮成型すること
    を特徴とする崩壊性の良好な漢方エキス錠剤の製造法。
JP63087533A 1988-04-08 1988-04-08 漢方エキス錠剤の製造法 Pending JPH01258625A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2012224581A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Rohto Pharmaceutical Co Ltd 医薬組成物

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