JPH0125586B2

JPH0125586B2 -

Info

Publication number: JPH0125586B2
Application number: JP8495484A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Mizukami
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-04-25
Filing date: 1984-04-25
Publication date: 1989-05-18
Also published as: JPS60227790A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は舞台、演壇等の上方に架設するスクリ
ーンであり、詳しくは奥行きを感じさせる縦ダー
ツを有するスクリーンであつて、しかも特定場所
に常設せず、特設舞台等に一時的に設置する簡易
スクリーンに関するものである。

（従来の技術）従来の縦ダーツを有する簡易スクリーンの構成
は第３図に示す如く、縦ダーツの奥行き幅の長尺
天布Ａの下面にジグザグ或は波状に形成したスク
リーン布帛Ｂの上端に縫着したものであつた。

（発明が解決しようとする問題点）上記の様に従来簡易スクリーンはスクリーン布
帛Ｂが天布Ａと一体的に縫着してあるため、ダー
ツ形状は特定し、設置場所に相応した縦ダーツス
クリーンを選択するための多様のスクリーンが必
要なこと、及び天布Ａとスクリーン布帛Ｂとが直
交して縫着されているため、両布共に整然と折り
畳むことは不可能であり、無理に畳むとしわが生
じ製品価値を低下せしめ、運搬、整理に不便極ま
りないものであつた。

本発明は斯る欠点を除去し、縦ダーツを多様に
現出できると共に、整然と折り畳むことのできる
縦ダーツ用簡易スクリーンを提供せんとするもの
である。

（問題点を解決するための手段）本発明は上述の欠点を解決するため、前後に並
設した一対のテープ及び一定幅の後布と前方へ弛
ませた一定長のダーツ布とを交互に形成したスク
リーン布帛より成り、後布上端を後テープへ連続
的に縫着し、ダーツ布の中央上端を前テープに後
布幅間隔で止着したことを特徴とするものであ
る。

（作用）本発明に係る簡易スクリーンはダーツ布上端を
張つた状態で前後テープの間隔を変えることによ
り、前後テープの間隔に相応した奥行きを有する
縦ダーツを現出することができ、奥行きの異なつ
た前後方向及び左又は右方向の縦ダーツを自在に
設定できる。

そして、前後テープを合わせれば横ダーツとも
なり、更に、この横ダーツの状態でスクリーンの
長手方向へ折り畳んで行けば一枚布を畳むが如き
整然と折り畳めるのである。

（実施例）以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。

第１図は本発明スクリーンの斜視図であり、
１，２は同一のテープで前後を隔てて平行に置か
れている。３はスクリーン布帛であり、適宜上下
長を持つ長尺帯を一定幅の後布４と前方へ弛ませ
た一定長のダーツ布５とを交互に形成してある。

そして、該スクリーン布帛３の後布４の上端部
を後テープ１へ間隙をあけず連続的に縫着６し、
一方前テープ２へダーツ布５の中央上端部を後布
４の幅間隔で止着７してある。従つて、前後テー
プ１，２の間隔を適当にあけ、且つダーツ布５の
上端を張つた状態とすれば、ダーツ布５は前方へ
突出し、下方部イは開くため、布帛３は縦ダーツ
を形成する。

そして、前後テープ１，２の間隔を変えて前後
テープ１，２の両端を舞台上に架設して縦ダーツ
スクリーンを設定するのである。

後布４の上端が後テープ１へ縫着してあるた
め、布帛３の重量を充分に後テープ１で支承で
き、又連続的に縫着してあるため、前後テープ
１，２を横移動して両者の間隔を変化させても、
前テープ２に止着７したダーツ布５の中央が常に
折り返し点となるから、前後テープ１，２の間隔
に関係なくダーツ布５の上端は常に緊張し、美麗
な縦ダーツを形成できる。

更に、ダーツ布５の中央上端を後布４の幅間隔
で前テープ２に止着７してあるから、ダーツ布５
上端の前方突出角度が後テープ１へ縫着６した後
布４に対し、総てのダーツ布５が同一となり、し
かも０度の横ダーツの状態から90度の前後方向の
最も奥行きのある縦ダーツまで整然と形成できる
のである。

そして、０度の横ダーツの状態は前後テープが
合わさつた状態であり（第２図）、後布４及びダ
ーツ布５も重ね合わさつているため、このまま長
手方向へ折り畳めば一枚の布帛を折るが如く折り
畳むことができる。

尚、図中８はベルベツト式フアスナーである。

（効果）本発明は以上の通り、一つのスクリーンにより
あらゆる奥行き角度を有する縦ダーツの現出が可
能であると共に、横ダーツとしても使用でき、更
に折り畳みも整然と為し得るから、整理、運搬を
必要とする特設の簡易スクリーンとして最適であ
ると共に、製品価値も高める効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２
図は折り畳み得る状態となつた同一部平面図、第
３図は従来スクリーンの平面図である。符号、１は後テープ、２は前テープ、３はスク
リーン用布帛、４は後布、５はダーツ布、６は縫
着、７は止着。

Claims

【特許請求の範囲】

１前後に並設した一対のテープ及び一定幅の後
布と前方へ弛ませた一定長のダーツ布とを交互に
形成したスクリーン布帛より成り、後布上端を後
テープへ連続的に縫着し、ダーツ布の中央上端を
前テープに後布幅間隔で止着したことを特徴とす
る縦ダーツ用簡易スクリーン。