JPH01255820A

JPH01255820A - 内視鏡

Info

Publication number: JPH01255820A
Application number: JP63083005A
Authority: JP
Inventors: Nobuyuki Sakamoto; 坂本　信之; Eiichi Fuse; 栄一布施; Morihide Mizumoto; 水元　守秀; Yasuhiro Ueda; 康弘植田; Yoshio Shishido; 宍戸　芳雄; Takeaki Nakamura; 剛明中村; Noriyasu Aoki; 義安青木; Kazuhiro Misono; 和裕御園; Toshiaki Nishigori; 錦織　俊明; Atsushi Miyazaki; 敦之宮崎
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1988-04-06
Filing date: 1988-04-06
Publication date: 1989-10-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は流体の噴射による推力を利用して挿入部を浮上
しながら誘導するようにした内視鏡に関する。

［従来の技術］流体の噴射による推力を利用して挿入部を浮上しながら
誘導するこれまでの内視鏡はたとえば特開昭６２−２５
１６３９号公報のようにその挿入部の先端付近に噴射口
を設け、この噴射口がら高圧流体をジェット噴射するこ
とにより生じる推力で挿入部を浮上させる。そして、こ
の浮上した状態で、検査対象内部の観察やその挿入部の
誘導を行なう。したがって、内視鏡の湾曲操作機能以上
に容品に挿入部の誘導が行なえるたφ、たとえば大きな
空洞内での誘導や大きな段差を乗り越えさせることがで
きる等の利点がある。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、前述のように挿入部の先端付近から流体
をジェット噴射させるために、先端部にＵ字管からなる
ノズルを設けたものは、挿入部の外径が太く′なり、狭
い空間には挿入できない。

また、特にノズルが先端部から突出している構造の内視
鏡は、検査時に他の障害物と干渉しやすく、ノズルや他
の障害物を破損させやすいという事情がある。

また、挿入部の側面に噴射口を開口させ、この噴射口か
ら高圧流体を噴射することにより生じる推力で挿入部を
浮上させる構造の内視鏡は、挿入部の外側面からノズル
等の突出物がなく、挿入部を細径化できるが、噴射口か
ら高圧流体を噴射し、挿入部を浮上させるためには外部
装置の高圧流体供給源から大量の高圧流体を送気する必
要がある。

しかし、前記高圧流体供給源と噴射口とを結ぶ送気チュ
ーブの管路径、耐久性等により送気可能な流量には、あ
る程度の限度があり、流量を増加させることは困難であ
った。

本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは、噴射口から高圧流体を噴射することに
より、外気を吸引し、噴射による推力と吸引による浮上
刃の相乗効果によって、高圧流体の供給流量を増加させ
ることなく噴射口からの噴射流量を増加させ、挿入部を
浮上させることができるとともに、また挿入部を細径化
できる内視鏡を提供することにある。

［課題を解決するだめの手段および作用コ課題を解決す
るために本発明は、挿入部に設けた噴射口から流体を噴
射し、この噴射による推力を利用して挿入部を浮上する
ようにした内視鏡において、一端を前記噴射口内に吸出
し口として突出させ、他端を吸入口として前記挿入部の
外部に開口した吸入管を設け、噴射口から高圧流体を噴
射すると、吸出し口に負圧が生じ、吸込口から外気を吸
込む、噴射口からの噴射流量を増加させることにある。

そして、噴射による推力と吸引による浮上刃の相乗効果
によって、挿入部を安定した状態で浮上する。

［実施例コ第１図ないし第３図は本発明の第１の実施例を示すもの
である。この実施例の内視鏡１は第３図で示すように長
尺な挿入部２と操作部３からなり、操作部３には図示し
ない外部装置に接続するケーブル４が連結されている。

また、挿入部２は手元側から可撓管部５、湾曲管部６、
および先端構成部７を順次連結してなり、湾曲管部６は
操作部３に設けた湾曲操作機構を湾曲ノブ８で操作する
ことにより遠隔的に湾曲操作されるようになっている。

挿入部２の先端構成部７は第１図および第２図で示すよ
うに構成されている。すなわち、先端構成部７は先端部
本体１０の前面部に照明窓１１．１１と観察窓１２を設
け、照明窓１１のカバーガラス１３にはライトガイドフ
ァイバ１４が連結されている。また、観察窓１２の対物
光学系１５にはイメージガイドファイバ１６が連結され
ている。

ライトガイドファイバ１４は挿入部２およびケーブル４
内を通じて導びかれている。そして、ライトガイドファ
イバ１４は外部の光源に連結される。

また、イメージガイドファイバ１６は挿入部２内を通じ
て操作部３の接眼部９における接眼光学系に連結されて
いる。

また、先端部本体１０の下側面部には噴射口１７が設け
られている。この噴射口１７は先端部本体１０に設けた
凹陥部からなる旋回室１８に連通しており、この旋回室
１８と噴射口１７との間には絞り部１つが設けられてい
る。また、前記旋回室１８の内側面には接続口体２０が
設けられ、この接続口体２０には前記挿入部２に内装さ
れた送気チューブ２１が接続されている。すなわち、送
気チューブ２１を通じて噴射する高圧流体の供給を受け
るようになっている。さらに、前記先端部本体１０には
長軸方向に対して直交するように、径方向に吸入管２２
が貫通して設けられている。

この吸入管２２の一端は前記旋回室１８を貫通して噴射
口１７内に突出しており、吸出し口２３として形成され
、吸入管２２の他端は先端部本体１０の上側面部から外
部に開口しており、吸入口２４として形成されている。

そして、送気チューブ２１を介して旋回室１８の内部に
高圧流体を噴射すると、高圧流体は旋回室１８の内部で
旋回したのち、噴射口１７から先端部本体１０の下方へ
噴射し、この噴射口１７からの高圧流体の噴射により生
じる推力で挿入部２を浮上させるようになっている。ま
た、前記噴射口１７から高圧流体が噴射すると、吸入管
２２の吸出し口２３に負圧が生じ、この負圧によって吸
入口２４から外気を吸込んで、供給される高圧流体とと
もに噴射口１７から噴射するようになっている。

なお、前記送気チューブ２１は挿入部２およびライトガ
イドケーブル４を通じて外部装置の、たとえばコンプレ
ッサなどに接続され、送気チューブ２１を通じて行なう
高圧流体の供給動作は内視鏡１の操作部３に設けたスイ
ッチ釦３ａを操作することにより行なうことができる。

また、外部の装置に設けた操作部を利用して行なっても
よい。

次に、この内視鏡１の作用を説明する。第３図で示すよ
うに検査対象物２５の内部に段差２６があるような場合
、その内視鏡１の挿入部２の先端が段差２６を越えるた
めにはその湾曲管部６を湾曲させるだけでは足りない。

そこで、送気チューブ２１を通じて、たとえば高圧の空
気を供給し、噴射口１７から噴射させる。したがって、
挿入部２の側方、つまり挿入部２の長軸方向と略直角方
向に噴射する。高圧流体が噴射口１７から先端部本体１
０の下方へ噴射し、この噴射口１７からの高圧流体の噴
射により生じる推力で挿入部２を浮上させることができ
るが、前記噴射口１７から高圧流体が噴射すると、吸入
管２２の吸出し口２３に負圧が生じ、この負圧によって
吸入口２４から外気を吸込んで、供給される高圧流体と
ともに噴射口１７から噴射する。したがって、噴射口１
７からの噴射による推力と吸引による浮上刃の相乗効果
により挿入部２を上方に浮上させる。

ここで、高圧噴射による推力は次式で示される。

Ｆ　＝　ｐ　Ｑ　ν＋　（Ｐ　１Ｐ　ｏ　）　Ａ但し　
ρ：噴射流体の密度Ｑ：噴射流体の流量シ：噴射流体の相対噴射速度Ｐｏ：大気圧Ｐｌ　：噴射口の出口圧力Ａ：噴射口断面積Ｆ：噴射推力これにより噴射流量が増せば推力も増すと考えられる。

さらに、噴射口１７と吸入口２４が対称的に配置されて
いるため、空気が先端部本体１０を径方向に貫通して流
通し、安定した状態で浮上し、挿入部２の振れを防止す
ることができ、挿入性の向上と観察視野の画像のぶれを
防止を防止できる。したがって、第３図で示すように浮
上させながら、挿入部２の先端を段差２６を越えさせる
ことができる。また、このようにして挿入部２を浮上さ
せながら、検査対象物２５の内部の、たとえば天井面に
近付けて充分に観察することもできる。

このように、挿入部２の先端部本体１０に噴射口１７を
設けることによって、挿入部２の外周に噴射ノズルを設
けた内視鏡のように、突出物がなく、挿入部２を細径化
できる。

第４図は本発明の第２の実施例を示すもので、先端構成
部７の先端部本体１０に設けた吸入管２７を中途部から
直角に折曲し、一端の吸出し口２８を噴射口１７に突出
させ、他端の吸引口２９を先端部本体１０の前面部に開
口させ、先端部本体１０の前面部から外気を吸入するよ
うにしたものであり、第１の実施例と同様の効果がある
。

［発明の効果］以上説明したように、本発明は挿入部に設けた噴射口か
ら流体を噴射し、この噴射による推力を利用して挿入部
を浮上するようにした内視鏡において、一端を前記噴射
口内に吸出し口として突出させ、他端を吸入口として前
記挿入部の外部に開口した吸入管を設け、噴射口からの
高圧流体の噴射により吸出し口に負圧を生じさせ、吸込
口から外気を吸込むようにしたから、噴射による推力と
吸引による浮上刃の相乗効果によって、挿入部を安定し
た状態で浮上させることができる。また従来の内視鏡の
ようにノズルが挿入部の外側に突出しないから挿入部の
細径化を図ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１の実施例を示すもの
で、第１図は挿入部の先端部の一部断面した側面図、第
２図は挿入部の先端部の斜視図、第３図は使用状態の説
明図、第４図は本発明の第２の実施例を示す挿入部の先
端部の一部断面した側面図である。１・・・内視鏡、２・・・挿入部、７・・・先端構成部
、１７・・・噴射口、２２．２７・・・吸入管、２３．
２８・・・吸出し口、２４．２９・・・吸入口。

Claims

【特許請求の範囲】

挿入部に流体を噴射する噴射口を設け、この噴射口から
の噴射による推力を利用して挿入部を浮上するようにし
た内視鏡において、一端を前記噴射口内に吸出し口とし
て突出させ、他端を吸入口として前記挿入部の外部に開
口した吸入管を設けたことを特徴とする内視鏡。