JPH0125241Y2 - - Google Patents

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JPH0125241Y2
JPH0125241Y2 JP1983164306U JP16430683U JPH0125241Y2 JP H0125241 Y2 JPH0125241 Y2 JP H0125241Y2 JP 1983164306 U JP1983164306 U JP 1983164306U JP 16430683 U JP16430683 U JP 16430683U JP H0125241 Y2 JPH0125241 Y2 JP H0125241Y2
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JP
Japan
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tank
hot water
pipe
water supply
opening
Prior art date
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JP1983164306U
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JPS6073060U (ja
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  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、給湯用タンクに関するものであ
る。給湯用タンクとは、20ないし90℃の温水を供
給するためのタンクである。
給湯用タンクには、供給した温水を返して使用
する循環式のものと、供給した温水を返さない非
循環式のものとがある。そして、両者は構造を異
にする。非循環式のものは、実開昭54−85542号
の考案が示すように、タンクに溢水管を設け、溢
水管を通してタンク内の上部に溜つたガスを逃が
して来た。この構造は、云わば開放式のタンクで
あつて、タンクの上部に溜つた水蒸気をも逃がす
ものであるから、熱損失を大きくする。しかし、
非循環式の給湯タンクは一般に小形のものである
から、熱損失の絶対量が小さいために、このよう
な構造でも差支えないとされて来た。
ところが、循環式の給湯タンクは、一般に大形
であるから、タンク上部の水蒸気を逃がすと、熱
損失が大きくなる。そこで、循環式の給湯タンク
は、開放式の構造としないで、密閉式の構造とさ
れて来た。循環式の給湯タンクは、給水口と排水
口、並びに給湯管と返湯管とを備え、給湯管と返
湯管との間にはタンクの外部に温水循環装置が付
設された構造のものである。
もつとも、循環式の給湯タンクの中にも、開放
式と見られるものがある。実開昭52−103452号公
報に記載の考案は、ボイラーの頂部に空気抜管を
付設し、空気抜管からボイラー上部のガスを逃が
すことを提案している。しかし、この提案では、
空気抜管に格別の工夫が施こされないと、上部に
溜つた水蒸気がすべて逃げることになり、熱損失
が大きくなる。従つて、この提案は、そのままで
は循環式の給湯タンクとして実用に適したものと
なり得ない。
この考案者は、密閉式のタンクでは、タンクの
下部に付設されている加熱管が激しく腐蝕される
ものであることに気付いた。その理由を検討する
と、その腐蝕は、水の中に溶解している酸素によ
つて惹き起こされるように考えられた。そこで、
水に溶解している酸素を不活性にすることを検討
した。しかし、水中の酸素を不活性にすることは
容易でなかつた。そころが、タンクに通気管を設
け、タンク内上部の気体をタンク外へ逃がすよう
にすると、加熱管の腐蝕が改善されることを見出
した。しかし、タンクの頂部に通気孔を設けて、
タンク上部の気体を逃がすようにしたのでは、同
時に水蒸気も逃がすことになるから、熱の損失を
招くことになる。ところが、この場合、タンク上
部の気体に通ずる管をタンク内で下方へ延ばし、
タンクの下部を貫いてタンク外へ導くようにし、
その管を大気中で開放させるようにすると、水蒸
気の逃げが少なくなるとともに、加熱管の腐蝕が
少なくなることを見出した。この考案は、このよ
うな知見に基づいてなされたものである。
この考案は、給湯用タンクに蓋を付して、タン
クを密閉式のものとする点では従来のものと同じ
であるが、タンク内に通気管を付設して、タンク
内の水蒸気を逃がさないようにしながら、上部気
体をタンク外へ自由に排出させることを骨子とす
るものである。
この考案は、給水口と排水口、並びに給湯管と
返湯管とを備え、かつ加熱装置を備えてなるタン
クにおいて、タンクに非通気性の蓋を付設すると
ともに通気管を付設し、通気管をタンク内で上限
水位またはそれよりも上方で開口させて下方に延
ばし、タンクの下部を貫いてタンク外へ導き、通
気管を大気中で開放させてなる給湯用タンクに関
するものである。
この考案を実施の一例について図面によつて説
明すると、次のとおりである。第1図は、この考
案に係るタンクの一部切欠斜視図であり、第2図
及び第3図は、何れもこの考案に係る他のタンク
の縦断面図である。
第1図のタンクは、単位板1によつて構成され
ている。単位板1は、直角四辺形の基板11の周
りに直立接合縁12を付設したものである。単位
板1は、直立接合縁同志をつき合わせにして接続
されてタンクの側壁及び底壁を構成している。こ
うして構成された側壁と底壁とが、アングル材を
介してさらに接続されることによつて、タンクが
構成される。タンクには蓋2が付設されている
が、蓋2も単位板1とほぼ同様な構造の単位板で
構成され、非通気性のものである。
第1図において、3は給水口、4は排水口、5
は給湯管、6は返湯管、7は加熱装置、8は通気
管、81はタンク内の開口、82は通気管のタン
ク壁貫通部、83は大気中の開口、9はタンク外
に設けられた温水の循環装置、10はタンク内の
上限水位である。
第1図に示した給湯用タンクは、建物の屋上に
設けられる。このタンクは、側壁を共通にして、
操作室101に連設されている。その共通の側壁
に加熱装置7及び給湯管5が付設され、給湯管5
には循環装置9が連結される。循環装置9は操作
室101の中にある。
タンクには通気管8が付設される。通気管8
は、側壁上の貫通部82を通つてタンクの内と外
とに跨つている。タンク内では、通気管8の開口
81が、上限水位10に位置し、開口81から下
方に延びている。貫通部82は、タンクの側壁下
部に位置し、給湯管5の開口よりも、また返湯管
6の開口よりも下方に位置している。通気管8の
大気中の開口83は、貫通部82よりも下方に位
置し、タンクの底よりも下にある。
第2図の給湯用タンクは、第1図のものに似て
いるので、対応する部分を同じ符号で示してい
る。タンクの蓋2にはマンホール21が設けられ
ているが、マンホール21は非通気性にされてお
り、従つて蓋2は全体として非通気性のものであ
る。通気管8は、タンク内の開口81が上限水位
10より上方にあつて、開口81から下方に延
び、次いで側壁下部にある貫通部82を経てタン
ク外に出て、大気中の開口83に連なつている。
開口83は多数の小孔で構成され、大よそタンク
の底と同じ高さに位置している。
第2図のタンクは、断熱性をよくするために、
単位板がサンドイツチ構造のもので構成され、内
部に発泡した合成樹脂から成る断熱材層が付設さ
れている。101は人の出入りできる操作室であ
つて、扉102が設けられている。
第3図の給湯用タンクは、単位板で構成されて
いなくて、サンドイツチ構造の貼り合わせ板で構
成されている。このタンクも、対応する部分を同
じ符号で示している。通気管8は、底壁上の貫通
部82を経てタンク外に出て、大気中の開口83
に連なつている。開口83はタンクの底よりも下
方に位置している。
通気管8は、溢水管の一部を構成している。溢
水管の流入がわは管91であつて、吸込口92が
下端に位置し、上端93が水位の上限を定めるよ
うになつており、管91の上方はさらに短管94
で覆われている。短管94には孔95が穿設され
て、温水の流入を容易にしている。
また、タンク内には浮子102を付した浮蓋1
03が付設されて、温水面からの蒸気の逃散を防
いでいる。給水口3と返湯管6との先には、バツ
フルプレート104が付設されている。
この考案によれば、タンクに非通気性の蓋を付
設したので、温水表面からの水蒸気の逃散が防が
れている。また、タンクには通気管を付設し、タ
ンク内で上限水位またはそれよりも上方で開口さ
せているので、温水を排出しないで、温水上の気
体部分だけを通気管に導くことができる。通気管
はタンクの下部を貫いて、タンク外へ導かれ、タ
ンクの下方で大気中に開放されているので、暖か
い気体又は水蒸気は冷えてから外へ排出され、ま
た主として酸素が排出されることになる。このた
め、タンクに付設した金属部品、例えば鉄製ボル
ト、ステンレス製板、銅製パイプ等の腐蝕が防が
れる。かくして、この考案は、熱の損失を大きく
しないで、金属部品の腐蝕を防ぎ、タンクを永く
使用できるものとする点で、効果のあるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る給湯用タンクの一部
切欠斜視図である。第2図及び第3図は、この考
案に係る他の給湯用タンクの縦断面図である。 図において、3は給水口、4は排水口、5は給
湯管、6は返湯管、7は加熱装置、8は通気管、
9は温水循環装置、10は上限水位である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水口と排水口、並びに給湯管と返湯管とを備
    え、かつ加熱装置を備えてなるタンクにおいて、
    タンクに非通気性の蓋を付設するとともに、通気
    管を付設し、通気管をタンク内で上限水位または
    それよりも上方で開口させて下方に延ばし、タン
    クの下部を貫いてタンク外へ導き、通気管を大気
    中で開放させてなる給湯用タンク。
JP16430683U 1983-10-24 1983-10-24 給湯用タンク Granted JPS6073060U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16430683U JPS6073060U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 給湯用タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16430683U JPS6073060U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 給湯用タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6073060U JPS6073060U (ja) 1985-05-23
JPH0125241Y2 true JPH0125241Y2 (ja) 1989-07-28

Family

ID=30360260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16430683U Granted JPS6073060U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 給湯用タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6073060U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912502Y2 (ja) * 1976-02-03 1984-04-16 ダイキン工業株式会社 温水ボイラ−
JPS5485542U (ja) * 1977-11-30 1979-06-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6073060U (ja) 1985-05-23

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