JPH01250858A - 液体クロマトグラフ‐質量分析装置 - Google Patents

液体クロマトグラフ‐質量分析装置

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JPH01250858A
JPH01250858A JP8031988A JP8031988A JPH01250858A JP H01250858 A JPH01250858 A JP H01250858A JP 8031988 A JP8031988 A JP 8031988A JP 8031988 A JP8031988 A JP 8031988A JP H01250858 A JPH01250858 A JP H01250858A
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column
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、液体クロマトグラフ−質量分析装置(LC
/’MS装置)に関する。ざらに詳しくは、液体クロマ
トグラフと質量分析装置とをサーモスプレィ−インター
フェイスを介して接続してなるLC/MSH置に関する
(ロ)従来の技術 最近、液体クロマトグラフィーにより分離される成分を
分取することなく直接質■分析装置へ導入して分析を行
なういわゆるLC/MSシステムが開発されるようにな
り、その中の一つとして、いわゆるサーモスプレーイン
ターフェイスで液体クロマトグラフ分離流路系と質】分
析装置系とを接続したサーモスプレーLC/MS装置が
知られている。ここでサーモスプレーインターフェイス
は、第2図に示すごとく液体クロマトグラフで分離され
た画分を、加熱されたキャピラリー状のベーパライザ1
0から真空ポンプで真空状態が維持された減圧室11内
にスプレーして目的成分のイオン化を行ない、このイオ
ン化された成分を小孔12から質量分析計内に電界移送
しうるよう構成されたものである。そして、上記目的成
分のイオン化を促進するために、電子ビームをスプレー
ざれた成分に照射できるよう構成されたもの及び減圧室
内での放電を起こすものも知られており、さらにイオン
化効率改善のために、このインターフェイス前段の流路
に、連発性の酢酸アンモニウムなどのバッファーを添加
できるよう構成したものも知られている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 通常の液体クロマトグラフにおいては、分離カラムの保
持力の改善、目的成分の分配係数の変化等の分離性の向
上のために、その移動相として、リン酸やリンR塩を含
有する溶液を用いることが汎用されている。
しかし、このようなリン酸類を含有する移動相を用いた
液体クロマトグラフ分離流路を上記LC/MS装置に適
用した場合には、サーモスプレーインターフェイス内に
持込まれるリン酸類が難揮発性であるが由に、ベーパラ
イザ10を閉塞したり減圧室内を汚染する不都合が生じ
、側底実用に供することができなかった。
従って、サーモスプレーLC/MSで分析を行なう場合
には、リン酸類含有移動相により液体クロマトグラフで
の分離が好都合に行なえる対象物であっても、これらリ
ン酸類を含有しない新たな移動相の選択や分離条件の再
検討が必要となる問題があり、このことが原因でLC/
MS分析に適用できない対象物も存在した。
この発明は、かかる状況下なされたものであり、ことに
リン酸類含有溶液を移動相として用いた液体クロマトグ
ラフ分離流路系を用いてサーモスプレーLC/MS分析
を可能とするLC/MS装置を提供しようとするもので
ある。
(ニ)課題を解決しようとする手段 かくしてこの発明によれば、試料導入部と分離カラムを
管路接続しリン酸類含有溶液を移動相として流通しうる
よう構成された液体クロマトグラフ分離流路系と、この
流路系における分離カラム後段の流路にサーモスプレー
インターフェイスを介して接続された質量分析装置系を
備えてなり、上記分離カラムとサーモスプレーインター
フェイスとの間の流路に、上記移動相中のリン酸類と反
応して不溶性リン酸塩を形成しうる沈澱剤溶液の供給路
を接続し、かつこの接続部とサーモスプレーインターフ
ェイスとの間に沈殿物除去手段を介設してなる液体クロ
マトグラフ−質量分析装置が提供される。
この発明の前記課題を解決すべく、移動相中のリン酸類
がサーモスプレーインターフェースに導入される前段で
これを不溶性塩の形態で除去されるよう沈澱剤溶液供給
路と沈殿物除去手段を設けたものである。
上記沈澱剤溶液としては、リン酸と不溶性塩を形成でき
るカチオン供給性化合物が用いられ、ことにそれ自体が
移動相(通常、水又は水−有機溶剤系)中に易溶解性で
あり、かつ不溶性塩形成後において残存するアニオン成
分がサーモスプレーインターフェイスや質量分析装置系
に悪影響を与えない化合物が適している。かかる化合物
としては、酢酸カルシウム及びギ酸カルシウムが挙げら
れる。また、移動相に溶解して用いるリン酸類としては
、リン酸アンモニウム又はリン酸−リン酸アンモニウム
が好ましい。とくにこれらを用いかつ上記沈勇剤として
酢酸カルシウムを選択した場合には、沈澱反応により水
不溶性のリン酸カルシウムが形成されると共に、酢酸ア
ンモニウムが形成されこれはインターフェイスにおける
分離成分のイオン化効率を向上させるよう作用するため
、最も好ましい組合せである。
なお、これら移動相中のリン酸類の使用濃度及び沈澱剤
の供給量は、液混合により迅速に不溶性リン酸塩が形成
されるように決定される。
一方、沈殿物除去手段としては、上記反応で生じた不溶
性リン酸塩を捕捉するが移動相及び溶解成分を通過でき
る種々の捕捉材が用いられ、例えば、メングランフィル
ターや液体クロマトグラフィーで汎用されているいわゆ
るプレカットカラム等が使用可能である。例えば、リン
酸カルシウムのストークス径が約15膚であるので10
所程度のメツシュのメングランフィルターを組み込んだ
流路が適している。
なお、この発明の液体クロマトグラフ分離流路系におけ
る他の構成要素や質量分析装置系については当該分野で
公知のものを種々適用することができる。とくに、イオ
ン化効率をより向上させる点で、沈殿物除去手段とサー
モスプレーインターフェイスとの間に、酢酸アンモニウ
ム溶液供給路を接続することは一つの好ましい態様であ
る。
(ホ)作 用 リン酸類を含有する移動相に、沈澱剤溶液が混合される
ことにより、リン酸類は不溶性リン酸塩として析出する
。この析出物は次いで沈殿物除去手段により移動相から
物理的に除去されるため、サーモスプレーインターフェ
ースへの導入が防止されることとなる。
(へ)実施例 第1図に示す1は、この発明の一実施例の液体クロマト
グラフ−質量分析装置を示すものである。
図において、LC/MS装置1は、リン酸アンモニウム
水溶液41からポンプ42、試料導入部2及び液体クロ
マトグラフ用分離カラム3を介してサーモスプレーイン
ターフェイス5に接続される液体クロマトグラフ分離流
路系4と、サーモスプレーインターフェイス5の後段に
接続され、イオン化空91、分離部92及び検出部93
を備えた質量分析装置系9を備えてなる。
そして、分離流路系4における分離カラム3の後段には
沈澱剤溶液である酢酸カルシウム水溶液61の供給路6
が接続され、さらにこの後段には、10pのメツシュの
メンブランフィルターを含むカップリングもしくはプレ
カットカラム(沈殿物除去手段)7が介設されさらにこ
の後段に酢酸アンモニウム水溶液81の供給路8が接続
されている。
また、サーモスプレーインターフェイス5は第2図に示
すごとく、流路4の端部に接続されるベーパライザ10
と、減圧至11と、先端に小孔12を有するすりばち状
のイオンサンプリングコーン15と、減圧至11内を高
真空に保つための真空ポンプ接続管14と、ベーパライ
ザ10を加熱するためのヒータ13とを備えてなり、減
圧苗11内に発生したイオンを小孔12を通じて質量分
析装置系9へ電界移送しうるよう構成されたものである
かかるLC/MS装置1により、分離分析が効率良く行
なわれる過程について以下説明する。
まず、分析するに際し、ポンプ42.62を駆動して、
リン酸アンモニウム水溶液41を移動相として分離流路
系4内に所定流」(通常0.5〜1.5mf/分)で流
通させかつカラム3後段において供給路6を通じて酢酸
カルシウム水溶液61を所定流口(通常、移動相総流量
として211/分となるように調整)で注入しておく。
この際イオン化効率向上用の酢酸アンモニウム水溶液8
1は注入しなくてもよい。
この状態において、リン酸アンモニウム水溶液41は試
料導入部2及び分離カラム3を通じてインターフェース
5方向へ移送されるが、カラム3後段での酢酸カルシウ
ム水溶液61との混合により下記の反応: 2  (NH4)  3  PO4 +30a  (CHs CO2)2 → 6NH40COCH3 十Ca 3 (PO4)2 L が生じ、移動相中のリン酸根は不溶性のリン酸カルシウ
ムとして析出し移動相中にこの沈澱粒子が浮遊した状態
で移送され、プレカットカラム7に導入される。そして
プレカットカラム7は、このリン酸カルシウム粒子を捕
捉するよう作用するため、上記反応で生じた酢酸アンモ
ニウムを含みリン酸類が実質的に含有されない移動相が
通過してインターフェイス5内に導入されることとなる
従って、インターフェイス5内へのリン酸類の導入が防
止でき、リン酸類によるベーパライザの閉塞や減圧室の
汚染等の弊害を生じることなく移動相のインターフェイ
ス5内への連続導入状態が確保されることとなる。
この状態において、分析を意図する試料を試料導入部2
より流路内に注入する。これにより、試料は分離カラム
3へ導入されて各成分のカラム内での保持時間の異なり
に基づいて分離され、順次インターフェイス5へ移送さ
れるが、移動相中のリン酸根は前述のごとく除去される
ため、これによる弊害を招くことなくインターフェイス
5内で各分離成分のイオン化及び溶媒との分離が迅速に
行なわれることとなる。ことにこの実施例においては、
移動相中のリン酸類と沈澱剤との組合せが、リン酸アン
モニウムと酢酸カルシウムであるために沈澱反応によっ
て水溶性の酢酸アンモニウムが副生し、これはインター
フェイスに持込まれて各分離成分のイオン化効率を向上
すべく働くため、質量分析装置系での応答性も改善され
ることとなる。ただし、イオン化効率をより向上して応
答性をさらに改善するためには、酢酸アンモニウム水溶
液81をインターフェイス5の前段で注入するのが好ま
しい。
(ト)発明の効果 この発明のLC/MS装置においては、リン酸類含有溶
液を移動相として用いた液体クロマトグラフィ後の連続
質量分析を可能とするものである。
従って、液体クロマトグラフィによる分離にリン酸類含
有溶液を移動相として必要とするためにLC/MS分析
を行なうことが従来困難あるいは不可能であった種々の
対象物についてのLC/MS分析が可能となり、その有
用性は極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例のLC/’MS装置を示
す構成説明図であり、第2図は同じくそのサーモスプレ
ーインターフェイスを示す構成説明図である。 1・・・・・・LC/MS装置、2・・・・・・試料導
入部、3・・・・・・液体クロマトグラフ用分離カラム
、4・・・・・・液体クロマトグラフ分離流路、5・・
・・・・サーモスプレーインターフェイス、6.8・・
・・・・供給路、 7・・・・・・カップリングもしくはプレカットカラム
、9・・・・・・質量分析装置系、 41・・・・・・リン酸アンモニウム水溶液、61・・
・・・・酢酸カルシウム水溶液、81・・・・・・酢酸
アンモニウム水溶液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、試料導入部と分離カラムを管路接続しリン酸類含有
    溶液を移動相として流通しうるよう構成された液体クロ
    マトグラフ分離流路系と、この流路系における分離カラ
    ム後段の流路にサーモスプレーインターフェイスを介し
    て接続された質量分析装置系を備えてなり、上記分離カ
    ラムとサーモスプレーインターフェイスとの間の流路に
    、上記移動相中のリン酸類と反応して不溶性リン酸塩を
    形成しうる沈澱剤溶液の供給路を接続し、かつこの接続
    部とサーモスプレーインターフェイスとの間に沈殿物除
    去手段を介設してなる液体クロマトグラフ−質量分析装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110857934A (zh) * 2018-08-22 2020-03-03 株式会社岛津制作所 液相色谱分析装置及方法、流动相供给装置及方法

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