JPH01250679A - 弁の弁体案内構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は農水産設備、水処理設備、建築設備、プラント
設備、上水道等の管路に用いられて好適な弁の弁体案内
構造に関する。

［従来の技術］ 従来の弁として、例えば実公昭４８−２８３３５号公報
、実開昭５７−１３４４７８号公報に記載の如く、流体
流路と弁室を形成する弁箱と、弁箱に対し回転はするが
自軸方向には移動しない状態で結合され、弁箱内に位置
する部分に弁体用おねじ部を備える弁棒と、弁棒の上記
おねじ部に螺着されるめねじ部を備え、弁箱に対して弁
棒軸方向に移動はするが回転はしない状態で支持され、
弁箱の流体流路に連通ずる弁室内面に密着する弁室シー
ル部、および弁箱の流体流路内面に密着する弁座シール
部を備える弁体と、弁棒の弁箱外に位置する部分に固定
され、弁棒を介して弁体を駆動し、弁体の弁室シール部
と弁座シール部を対応する弁室内面と流体流路内面に対
して接離する操作部材とを有してなるものがある。

上記従来の弁にあっては、弁体の弁室シール部に対する
上側面部に係合突部を設けるとともに、弁箱の弁室を画
成する内面に上記弁体の係合突部を弁棒軸方向にスライ
ド可能に支持する案内溝を設けている。これにより、弁
体は弁棒の回転時に上記案内溝に案内されて・上下動し
、弁箱の流体流路を開閉する。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来の弁の弁体案内構造にあっては
、弁箱の弁室を画成する内面における、弁体の全開閉ス
トロークに相当する上下の長い範囲に前述の案内溝を設
ける必要がある。また、上記案内溝は弁体の弁室シール
部が干渉することのないように、弁室シール部の外径よ
り大きな内径を備えるものでなければならない。

したがって、弁箱における弁室の外径が弁棒軸方向の長
い範囲にわたって大となり、このことが例えば弁箱両端
部の管接合フランジ部と弁室外面との間隙寸法を大きく
し、管接合フランジ部におけるボルト・ナツトの装着作
業性を困難とする等により、弁の施工性を阻害する。

また、弁箱の弁室を画成する内面の広い範囲にＬ配室内
溝の凹凸面が形成されるから、■弁体に付与する回りＷ
め力の反作用に基づく応力、および■弁室内に浸入する
水圧に基づく応力が上記凹凸面に集中し、弁箱の変形、
破損を生じやすく耐久性が悪い。

本発明は、弁体を弁棒軸方向に沿って確実に案内する状
態下で、弁の施工性を向上するとともに、耐久性を向上
することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、流体流路と弁室を形成する弁箱と、弁箱に対
し回転はするが自軸方向には移動しない状態で結合され
、弁箱内に位置する部分に弁体用おねじ部を備える弁棒
と、弁棒の上記おねじ部に螺着されるめねじ部を備え、
弁箱に対して弁棒軸方向に移動はするが回転はしない状
態で支持され、弁箱の波体流路に連通ずる弁室内面に密
着する弁室シール部、および弁箱の流体流路内面に密着
する弁座シール部を備える弁体と、弁棒の弁箱外に位置
する部分に固定され、弁棒を介して弁体を駆動し、弁体
の弁室シール部と弁座シール部を対応する弁室内面と流
体流路内面に対して接離する操作部材とを有してなる弁
の弁体案内構造において、弁体の弁室シール部に対する
上側面部に上係合部を設けるとともに、弁体の弁室シー
ル部に対する下側面部に下保合部を設け、かつ弁箱の弁
室上部を画成する内面に上記弁体の上係合部を支持する
上案内部材を着脱できる状態にて設けるとともに、弁箱
の流体流路を画成する内面に上記弁体の下保合部を支持
する下案内部を設け、上案内部材の内径を弁室シール部
の外径より小さく設定し、弁体の全開時には該弁体を少
なくとも上案内部材にて支持し、弁体の全閉時には該弁
体を下案内部のみにて支持するようにしたものである。

［作用］ 本発明によれば、操作部材による弁棒の回転時に、弁体
は、■弁全開側にあっては少なくとも１−案内部材にて
案内されて上下動し、■弁中間開度にあっては上案内部
材と下案内部にて案内されて上下動し、■弁全閉側にあ
っては下案内部のみにて案内されて上下動し、結果とし
て弁箱の流体流路を開閉する。

ここで、本発明にあっては、上案内部材が弁箱の弁室り
部を画成する内面に着脱できる状態で設けられ、かつＦ
案内部材の内径を弁室シール部の外径より小さく設定し
た。したがって、弁体が備えるト係合部の外径を弁室シ
ール部の外径に近似もしくはそれ以下の値に設定でき、
結果として、弁箱における弁室の外径を弁棒軸方向の長
い範囲にわたって小さくできる。このことは、例えば弁
室の外面と管接合フランジ部との間隙寸法を大きくとる
ことを可能とし、管接合フランジ部に対するボルト・ナ
ツトの装着組立性を良好とする等により、弁の施り性を
向上できる。なおこの時、弁箱に対し弁体を着脱する場
合には、上案内部材が弁箱の内面に対し取外しできるか
ら、弁体の弁室シール部が小内径の−Ｆ案内部材に干渉
することなく弁体を確実に着脱できる。

また、本発明にあっては、弁体を弁棒軸方向に案内する
案内部を、弁室側のト案内部材と、流体論路側の下案内
部とに分割したから、弁箱の弁室を画成する内面の広い
範囲に案内部形成のための凹凸面を形成する必要がない
、このことは、■弁体に付与する回り止め力の反作用に
基づく応力、および（の弁室内に浸入する水圧に基づく
応力が弁箱内面に集中しにくくなり、弁箱の変形、破損
を防１トできることとなる。

すなわち、弁体を弁棒軸方向に沿って確実に案内する状
８下で、弁の施工性を向上するとともに、耐久性を向上
することができる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は第１
図のＨ−ＩＩ線に沿う断面図、第３図は第１図の分解図
、第４図は第１図のＩＶ−■線に沿う断面図、第５図は
下案内部を模式的に示す断面図、第６図は第５図のＶｌ
−Ｖｌ線に沿う断面図である。

弁１０は、第１図〜第３図に示す如く、弁箱１１と、弁
棒１２と、弁体１３と、キャップ（操作部材）１４とを
有している。

弁箱１１は、ハウジング１５と、上案内部材１６と、ボ
ンネット１７と、弁棒量は板１８の４者にて構成され、
ハウジング１５、ポンホー２ト１７、弁棒量は板１８を
固定ポルト１９にて結合し、上案内部材１６をハウジン
グ１５と弁棒量は板１８の間に保持している。ハウジン
グ１５は流体流路１５Ａを形成するとともに、弁室１５
Ｂを形成し、流体流路１５Ａの両端部に管接合フランジ
部１５ｃを備え、弁室１５Ｂの上端部に組立フランジ部
１５Ｄを備えている。

弁体１２は、中間フランジ部１２Ａを上案内部材１６と
弁棒量は板１８の間に保持され、弁箱１１に対し回転は
するが自軸方向には移動しない状態で結合されている。

弁棒１２は、弁箱１１の内部（ハウジング１５の弁室１
５Ｂ）に位置する下端部に弁体用おねじ部１２Ｂを備え
ている。

ブ「体１３は、ゴＰ棒１２の上記おねじ部１２Ｂに螺着
されるめねじナツト（めねじ部）２１を一体に備える。

弁体１３は、後に詳述する案内構造により、ゴを箱１１
に対して弁棒軸方向に移動はするが回転はしない状態で
支持される。

また、弁体１３は、第１図において１字状をなす弁室シ
ール部２２と弁座シール部２３を備えている。弁室シー
ル部２２は弾性シール材からなり、弁体１３が上下動す
るに際して弁室１５Ｂのリング状内面に対して接離し、
弁締切り時に弁室１５Ｂの内面に密着する。弁座シール
部２３も弾性シール材からなり、弁体１３が上下動する
に際して流体流路１５ＡのＵ字状内面に対して接離し、
ＪＴ締切り時に流体流路１５Ａの内面に密着する。

キャップ１４は、弁棒１２の外部に位置するＬ端部に固
定されてボックススパナが着脱でき、弁棒１２を介して
弁体１３を上下動し、弁体１３の弁室シール部２２と弁
座シール部２３を対応する弁室１５Ｂの内面と流体流路
１５Ａの内面に対して接離する。

しかして、弁体１３の弁室シール部２２に対する上側面
部の円周方向４位置には弁棒軸方向に沿う上係合部２４
が設けられ、弁体１３の弁室シール部２２に対する下側
面部の円周方法４位置には弁棒軸方向に沿う下係合部２
５が設けられる。他方、弁箱１１の弁室１５Ｂの上部を
画成する内面には、前述の上案内部材１６の下面の円周
方向４位置に設けられる上案内部２６が着脱できる状態
にて装着され、上記弁体１３の上係合部２４を弁棒軸方
向にスライド可能に支持する（第４図参照）、なお、上
案内部材１６はハウジング１５に設けられる係着凹部１
．　ＯＯに係着されて回り止めされる、また、弁箱１１
の流体流路１５Ａを画成する内面の円周方向４位置には
、上記弁体１３の下係合部２５をｊｔ棒軸方向にスライ
ド可能に支持する下案内部２７が設けられる（第５図、
第６図参照）。

ここで、■上案内部材１６が備える上案内部２６の内径
には弁室シール部２２の外径（止水径）Ｄより小さく設
定され、■弁体１３が備えるＦ係合部２４の外径Ｈは弁
室シール部２２の外径（止水径）Ｄに近似もしくはそれ
以下の値に設定される。

しかして、弁１０にあっては、弁体１３の全開時には該
弁体１３を少なくとも上案内部２６（上案内部２６のみ
、もしくは上案内部２６と下案内部２７の両方）にて支
持し、弁体１３の全閉時には該弁体１３を下案内部２７
のみにて支持する。

次に、上記実施例の作用について説明する。

上記実施例によれば、キャップ１４による弁棒１２の回
転時に、弁体１３は、■弁全開側にあっては少なくとも
上案内部２６にて案内されて上下動し、（φ弁中間開度
にあっては上案内部２６と下案内部２７にて案内されて
上下動し、＠弁全閉側にあっては下案内部２７のみにて
案内されて上下動し、結果として弁箱１１の流体流路１
５Ａを開閉する。

ここで、上記実施例にあっては、上案内部材１６がハウ
ジング１５の弁室上部を画成する内面に着脱できる状態
で設けられ、かつ上案内部材１６が備える上案内部２６
の内径Ｋを弁室シール部２２の外径りより小さく設定し
た。したがって、弁体１３が備える上係合部２４の外径
Ｈを弁室シール部２２の外径りに近似もしくはそれ以下
の値に設定でき、結果として、ハウジング１５における
弁室１５Ｂの外径Ｇを弁棒軸方向の長い範囲にわたって
小さくできる。このことは、例えば弁室１５Ｂの外面と
管接合フランジ部１５ｃとの間隙寸法文を大きくとるこ
とを可能とし、管接合フランジ部１５Ｃに対するボルド
ーナツトの装着組立性を良好とする等により、弁１０の
施工性を向トできる。なおこの時、／＼ウジング１５に
対し弁体１３を着脱する場合には、上案内部２６を備え
る上案内部材１６が／＼ウジング１５の内面に対し取外
しできるから、弁体１３の弁室シール部２２が小内径の
、Ｅ案内部２６に干渉することなく弁体１３を確実に着
脱できる。

また、Ｌ記実施例にあっては、弁体１３を弁棒軸方向に
案内する案内部を、弁室側の上案内部材１６が備える上
案内部２６と、流体流路側の下案内部２７とに分割した
から、弁箱１１の弁室１５Ｂを画成する内面の広い範囲
に案内部形成のための凹凸面を形成する必要がない、こ
のことは、■弁体１３に付与する回り止め力の反作用に
基づく応力、および■弁室１５Ｂに浸入する水圧に基づ
く応力が弁箱１１の内面に集中しにくくなり、弁箱１１
の変形、破損を防止できることとなる。

すなわち、弁体１３を弁棒軸方向に沿って確実に案内す
る状態下で、弁ＩＯの施工性を向上するとともに、耐久
性を向上することができる。

なお、本発明の実施において、上案内部材を弁箱のフラ
ンジ部（ハウジング１５の組立フランジ部１５０）に取
着する場合には、弁箱本体の内面に案内部形成のための
凹凸面（／＼ウジング１５の係着凹部１００）を全く形
成することなく、耐久性をより向上できる。

また、本発明の実施において、操作部材はハンドル等で
あってもよい。

［発明の効果］ 以トのように、本発明によれば、弁体を弁棒軸方向に沿
って確実に案内する状態下で、弁の施工性を向、ヒする
とともに、耐久性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は第１
図の１１−　Ｉｔ線に沿う断面図、第３図は第１図の分
解図、第４図は第１図のＴＶ−ＴＶ線に沿う断面図、第
５図は下案内部を模式的に示す断面図、第６図は第５図
の■−■線に沿う断面図である。 １０・・・弁、 １１・・・弁箱、 １２・・・弁棒。 １２Ａ・・・中間フランジ部、 １２Ｂ・・・弁体用おねじ部、 １３・・・弁体、 １４・・・キャップ（操作部材）、 １５・・・ハウジング（弁箱本体）。 １５Ａ・・・流体流路、 １５Ｂ・・・弁室、 １５０・・・組立フランジ部、 １６・・・１案内部材、 ２１・・・めねじナツト（めねじ部）。 ２２・・・弁室シール部。 ２３・・・弁座シール部、 ２４・・・Ｌ係合部、 ２５・・・下係合部、 ２６・・・上案内部、 ２７・・・下案内部。 特許出願人　積水化学工業株式会社 代表者　　廣１）椰 第１図 一〇 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）流体流路と弁室を形成する弁箱と、弁箱に対し回
   転はするが自軸方向には移動しない状態で結合され、弁
   箱内に位置する部分に弁体用おねじ部を備える弁棒と、
   弁棒の上記おねじ部に螺着されるめねじ部を備え、弁箱
   に対して弁棒軸方向に移動はするが回転はしない状態で
   支持され、弁箱の流体流路に連通する弁室内面に密着す
   る弁室シール部、および弁箱の流体流路内面に密着する
   弁座シール部を備える弁体と、弁棒の弁箱外に位置する
   部分に固定され、弁棒を介して弁体を駆動し、弁体の弁
   室シール部と弁座シール部を対応する弁室内面と流体流
   路内面に対して接離する操作部材とを有してなる弁の弁
   体案内構造において、弁体の弁室シール部に対する上側
   面部に上係合部を設けるとともに、弁体の弁室シール部
   に対する下側面部に下係合部を設け、かつ弁箱の弁室上
   部を画成する内面に上記弁体の上係合部を支持する上案
   内部材を着脱できる状態にて設けるとともに、弁箱の流
   体流路を画成する内面に上記弁体の下係合部を支持する
   下案内部を設け、上案内部材の内径を弁室シール部の外
   径より小さく設定し、弁体の全開時には該弁体を少なく
   とも上案内部材にて支持し、弁体の全閉時には該弁体を
   下案内部のみにて支持することを特徴とする弁の弁体案
   内構造。