JPH01250373A - 6H−ジベンゾ[b,d]ピラン−6−オン誘導体,その製法及び用途 - Google Patents

6H−ジベンゾ[b,d]ピラン−6−オン誘導体,その製法及び用途

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JPH01250373A
JPH01250373A JP8061088A JP8061088A JPH01250373A JP H01250373 A JPH01250373 A JP H01250373A JP 8061088 A JP8061088 A JP 8061088A JP 8061088 A JP8061088 A JP 8061088A JP H01250373 A JPH01250373 A JP H01250373A
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dibenzo
pyran
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JP8061088A
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Hajime Nakayama
一 中山
Masatoshi Ishikura
石倉 正俊
Yutaka Ueda
裕 上田
Kunihiro Imai
今井 国弘
Megumi Terajima
寺島 恵
Akio Suzui
明男 鈴井
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TOYO PHARMA- KK
Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
TOYO PHARMA- KK
Daiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬品として有用で新規な611−ジベンゾ[
b、dlピラン−6−オン誘導体に関する。
〔従来の技術〕
食生活の欧米化に伴い近年糖尿病患者が激増し、その治
療対策は急務である。糖尿病治療薬としては従来よりイ
ンシュリンや血糖降下剤が広く用いられているが、糖尿
病は単なる糖代謝異常のみならず種々の合併症を随伴す
る疾患であるため、前記の薬物のみでは不十分である。
網膜症、白内障、神経障害、腎症等の糖尿病に於ける各
種合併症の成因として、グルコースの代謝経路であるポ
リオール経路を介した細胞内ソルビトールの蓄積が注目
されている。このポリオール経路の第一段階であるアル
ドース・ポリオール間の変換を触媒する酵素をアルドー
ス還元酵素といい、この酵素がポリオール経路の律速酵
素と考えられている。このアルドース還元酵素を阻害し
、ソルビトールの産生や蓄積を低下させることにより、
前述のごとき糖尿病合併症の予防や治療が可能でおる(
R,G、シュジルミツシュ等:ニューイングランド・ジ
ャーナル・オブ・メディスン(New Eng、J、H
ed、 ) 、  308巻、119〜125頁(19
83) : J 、 H,キノシタ等:メタボリズム(
)1etabolism) 、 28巻(1) 、  
462〜469頁(1979) )。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、種々の化合物についてアルドース還元酵
素阻害作用に関する研究を行った結果、特定の6H−ジ
ベンゾ[b、dlピラン−6−オン誘導体がアルドース
還元阻害剤として有効であることを見出し本発明に到達
した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はすなわち式(I> 〔但し、式中R1,R2,R3,R4%Rs。
R6,R7,R8は水素原子、低級アルキル基。
低級アルコキシ基 又は式(]Ia−C) −05(hM       (IIa)−OPO(OM
)2     (IIb)−OCH2GO2M    
(IIC>(但し、式中Mは水素原子、アルカリ金属原
子又はアンモニウム基である)で表わされる基であり、
かつR1−R8の中、少なくとも1つは式(IIa〜C
)のいずれかで表わされる基である〕 で示される6N−ジベンゾ[b、dlピラン−6−オン
誘導体とその製法及び用途である。上記式(I)化合物
は新規化合物であり次のようにして製造することかでき
る。すなわち 式(III) (但し、式中X1.X2.X3.X4.X5゜X8.X
7.X8は水素原子、低級アルキル基。
低級アルコキシ基、又はヒドロキシ基であり、かつX1
〜×8の中の少くとも1つはヒドロキシ基である) で示されるヒドロキシ−6日−ジベンゾ[b、dlピラ
ン−6−7Jン誘導体を硫酸エステル化、リン酸エステ
ル化もしくはグリコール酸エーテル化を行うか、又は上
記エステル化もしくはエーテル化を行った物質にアルカ
リ金属イオンもしくはアンモニウムイオンを作用するこ
とによって得られる。なお本明細書において「低級」な
る詔は、この語が付された基の炭素原子数が6個以下、
好ましくは4個以下であることを意味する。
本発明化合物の原料となる式(II)の化合物は天然成
分として存在することもある。例えば3,4゜8、9.
10−ペンタヒドロキシジベンゾ(b、dlピラン−6
−オン、ウロリチンA及びB (Urolithin 
A、B)、オータムナリオール(Autum nari
ol ) 。
オータムナリニオール(Autum nariniol
 ) 、アルタナリオール(Alterinariol
) 、 フルタスイゾール(Altenuisol) 
、ファシカリフエロール(Fas−ciculifer
ol )等がおる。またハートレイ(Hur−tley
)縮合反応により、(置換)−2−プロ七安息香酸とレ
ゾルシン、オルシノール又は70口グルシン等のポリヒ
ドロキシベンゼンから合成することもできる(例えばり
、 FarkaS、 et、 at、 、 chem、
 Ber、1974.用ム3874−77)。またベン
ゾキノンカルボン酸メチルエステルとレゾルシンモノメ
チルエーテルとの環化による合成法も知られている(例
えばP、Mueller、et、al、、He1v、C
him、Acta、1979,62゜2833−40)
式(III)化合物を硫酸エステル化するには、通常の
硫酸化試薬、例えばクロルスルホン酸、塩化スルフリル
、三酸化硫黄トリメチルアミン錯体。
スルファミン酸、ピロ硫酸アルカリ等が用いられる。
またリン酸エステル化するには、通常のリン酸化試薬、
例えば塩化ホスホリル、塩化ピロホスホリル、塩化リン
酸ジフェニル、二塩化リン酸モルホリド、三塩化リン、
五塩化リン等が用いられる。
硫酸エステル化、又はリン酸エステル化を円滑に進行さ
せるには、ピリジン、ジメチルアニリン。
トリエチルアミン等の第3アミンの存在が好ましい。
グリコール酸エーテル化するには、通常の方法で行われ
る。例えばアルカリとモノハロゲノ酢酸エステルとを用
いて反応したのち、加水分解する。
硫酸エステル化物、リン酸エステル化物、又はグリコー
ル酸エーテル化物を鉱酸でp115付近に調整すること
により、夫々遊離酸となり、これを無機12基でpH8
付近に調整することにより、夫々無機塩塩基となる。こ
れらはいずれも公知の方法。
たとえば濃縮乾固その他の方法で単離し、再結晶等で精
製することができる。ここで用いる鉱酸としては、塩酸
、TiA酸、リン酸等があり、無機塩基としては水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化
アンモニウム等の水酸化アルカ1ハ (重)炭酸ナトリ
ウム、(重)炭酸カリウム、(重)炭酸アンモニウム等
の(重)炭酸アルカリ等がおる。
化合物(I>中、硫酸エステル及びリン酸エステルは中
性、特に酸性溶液では加水分解を受は易いが、アルカリ
性溶液中ではかなり安定である。
またグリコール酸エーテルは酸性又はアルカリ性溶液中
どちらでもかなり安定である。これらの塩類は一般に水
溶性であり、メタノールにもかなり溶解する性質がある
また本発明は式(I>で示される化合物を含有する医薬
品をも含む。このような医薬は通常用いられるキャリア
ーを用い、常法にしたがって錠剤。
カプセル剤、注射剤、散剤、丸剤、顆粒剤、串刺。
点眼剤等に使用してもよい。
本発明にかかわる式(I)で示される化合物及びその出
発物質である式(I[I)で示される化合物を例示する
と次のごとくである。
なお第1表、第2表においてメチル基はエチル基、プロ
ピル基、ブチル基等と置換することができる。
次に実施例を挙げて本発明の化合物、その製造法及びア
ルドース還元酵素阻害作用を詳しく説明するが、本発明
は下記実施例に限定されるものではない。
実施例 (化合物([1)の製造・・・hurtley法)(置
換)−2−プロ七安息香酸0.05モル、レゾルシン、
オルシノール又はフロログリシン0.1モル、及びN−
NaOH0,1モルの混合物を撹拌加熱溶解し、10%
Cu5Oa溶液5dを加え1〜5時間還流した後、2N
−F+C1C11ioを加え、さらに30分間還流する
。冷接沈澱をン戸数し順次水、1%NaHCO3溶液、
水で洗浄し、エタノール又はDMFで再結晶し第1表A
−1に示される化合物を得た。
(化合物(I)の製造) 例1 水冷撹拌下クロルスルホン12.33g(0,02モル
)を無水ピリジン40rnl中に滴下し、3−ヒドロキ
シ−6H−ジベンゾ[b、dlピラン−6−オン(第1
表A>  2.12i11 (0,01モル)を加えた
後、3時間撹拌加熱還流する。反応液を減圧濃縮後少量
のエチルアルコールを加えて冷却する。析出物を枦集後
、炉果物を水に溶かしN −K OHでp118に調整
した後、45℃以下で減圧濃縮する。残渣を水−エチル
アルコールから再結晶して白色結晶の6■−ジベンゾ[
b、dlピラン−6−オン−3−硫酸エステルカリウム
塩1.95(Jを得た(第2表1)。
融点   284〜286℃ 赤外線吸収スペクトル   νco : 1740cn
r1例2 例1において使用したクロルスルホン酸の代りに粉末化
したスルフ1ミン酸1.94(] (00,02モルを
加え3時間撹拌加熱還流する。以後例1と同様に処理し
て白色結晶1.48gを)りた。得られた化合物の融点
及び赤外線吸収スペクトルは例1で得た6■−ジベンゾ
[b、d]ピラン−6−オン−3−硫酸エステルカリウ
ム塩と一致した。
例3 例1において使用したクロルスルホン酸の代りにピロ硫
酸カリウム5.1(1(0,02モル)を加え100℃
で5時間撹拌する。減圧濃縮した残渣に過剰の硫酸バリ
ウムを冷水にg!濁して加えた後、炭酸ガスを導入し、
析出する沈澱を枦去し、ン戸液を減圧濃縮する。これを
例1と同様に処理して上記エステルのカリウム塩1.3
7gを得た。この化合物の融点及び赤外線吸収スペクト
ルは例1と一致した。
例4 例1において使用したクロルスルホン酸の代りに三酸化
硫黄トリメチルアミン錯体3. IO(0,02モル)
を加え室温で24時間攪拌する。反応液を例1と同様に
処理することにより白色結晶1.74gを得た。jqら
れた化合物の融点及び赤外線吸収スペクトルは例1で1
9られた化合物と一致した。
例5 水冷撹拌下クロルスルホン酸2.330 (0,02モ
ル)を無水ピリジン40m1中に滴下し、3−ヒドロキ
シ−8,9−ジメトキシ−6H−ジベンゾ[b、dlピ
ラン−6−オン(第1表D>  2.72(1(0,0
1モル)を加えた後、3時間加熱還流する。反応液を減
圧濃縮後、少量のエチルアルコールを加えて冷却する。
析出物を枦集後、ン戸染物を少量の水に溶かしN−KO
HでpH8に調整後、45℃以下で減圧濃縮する。
残渣を水−エタノールから再結晶して白色結晶の8.9
−ジメトキシ−6■−ジベンゾ[b、dlピラン−6−
オン−3−硫酸エステルカリウム塩(第2表4>  2
.059を19だ。
融点   300℃以上 赤外線吸収スペクトル(KBr) νCO: 1700Cm−1 核磁気共鳴スペクトル(da −DMSO)δ3.9.
 4.0 (s、  s、 3ft、 3Fl、メトキ
シ水素)δ7.1〜8.3 (m、 5N、芳香族水素
)例6 例5においてN−KOHの代りにN−Na01−1を用
いて同様に処理することにより白色結晶の8.9−ジメ
トキシ−6[1−ジベンゾ[b、dlピラン−6−オン
−3−硫酸エステルナトリウム塩(第2表5>  1.
90(+を得た。融点、赤外線吸収スペクトル、核磁気
共鳴スペクトルは前例と同じである。
例7 例5においてN−KOHの代りに希アンモニア水を用い
て同様に処理することにより微淡黄色結晶の8.9−ジ
メトキシ−6]1−ジベンゾ[b、dlピラン−6−オ
ン−3−硫酸エステルアンモニウム塩1.72g(第2
表6)を得た。赤外線吸収スペクトル、核磁気共鳴スペ
クトルは前例と同様である。
例8 水冷撹拌下クロルスルホンM 2.33Q (0,02
モル)を無水ピリジン40d中に滴下し、1,3−ジヒ
ドロキシ−8,9−ジメトキシ−6日−ジベンゾ[b、
dlピラン−6−オン(第1表F)  2.880(0
,01−E/Lz)を加えた後、3時間撹拌加熱還流す
る。反応液を減圧濃縮後少量のエチルアルコールを加え
て冷却する。析出物を枦集後、ン戸果物を少量の水に溶
かしN −K OHでpH8に調整後、45℃以下で減
圧濃縮する。残渣を水−エチルアルコールから再結晶し
て白色結晶の8,9−ジメトキシ−6■−ジベンゾ[b
、dlピラン−6−オン−1,3−ジ硫酸エステルカリ
ウム塩(第2表8>  2.13gを得た。
融点   300℃以上 赤外線吸収スペクトル(KBr) νCO: 1740Cm−1 核磁気共鳴スペクトル(ds −DMSO>δ3.9.
 4.0(s、  S、 3tl、 311.メトキシ
水素)67.0〜8.3 (m、 4H,芳香族水素)
例9 例7においてN−KOHの代りにN−NaOHを用いて
同様に処理することにより白色結晶の8.9−ジメトキ
シ−611−ジベンゾ[b、dlピラン−6−オン−1
,3−ジ硫酸エステルナトリウム塩(第2表9>  2
.11aを得た。
融点   300℃以上 赤外線吸収スペクトル(KBr) v co : 1740cm−1 核磁気共鳴スペクトル(ds−DMSO>δ3.9. 
4.0 (s、  s、 3H,3tf、メトキシ水素
)δ7.0〜8.3 (m、 4H,芳香族水素)゛例
10 例6においてN −K OHの代りに希アンモニア水を
用いて同様に処理することにより微淡黄色結品の8,9
−ジメトキシ−6H−ジベンゾ[b、dlピラン−6−
オン−1,3−ジUIL酸エステルアンモニウム塩(第
2表10 )  1.85CIを得た。
赤外線吸収スペクトル(KBr) νco : 1740cm−1 核磁気共鳴スペクトル(ds −DMSO)δ3.9.
 4.0(s、  s、 3H,3H,メトキシ水素)
67.0〜8.3 (m、 4H,芳香族水素)例11 1.3−ジヒドロキシ−8,9−ジメトキシ−6H−ジ
ベンゾ[b、dlピラン−6−オン(第1表F)2.8
8g(0,01モル)及び無水ピリジン4(7の混合物
を氷水で冷却しながら、オキシ塩化リン3,5g(0,
02モル)を撹拌下漬下し、3時間室温で撹拌する。水
10〜2Mを加え過剰のオキシ塩化リンを分解した後、
減圧下水及びピリジンを留去し、残渣に少量のエチルア
ルコールを加えて冷却する。
析出物を例7の如く処理するとジメトキシ−611−ジ
ベンゾ[b、dlピラン−6−オン−1,3−ビス(リ
ン酸エステルジナトリウム塩)(第2表11)2.11
gが得られた。
例12 氷水で冷却した無水ピリジン40d中にオキシ塩化リン
3.50 (0,02モル)を撹拌滴下し、ついで水0
.2(It (0,01モル)を加え、3時間撹拌して
塩化ピロホスホリルを得る。これに1.3−ジヒドロキ
シ−8,9−ジメトキシ−6■−ジベンゾ[b、dlピ
ラン−6−オン(第1表F >  2.88(] (0
0,01モルを加え室温で12時間撹拌する。水を加え
て過剰の塩化ホスホリルを分解した後、減圧濃縮し残渣
に少量のエチルアルコールを加えて冷却する。析出物を
前例と同様に処理すると8,9−ジメトキシ−6H−ジ
ベンゾ[b、dlビラン−6−オン−1,3−ビス(リ
ン酸ニスデルジナトリウム塩) (第2表11)1.8
09が得られた。
例13 1.3−ジヒドロキシ−8,9−ジメトキシ−6H−ジ
ベンゾ[b、d]ピラン−6−オン(第1表F)2.8
8g(0,01モル)、ブロモ酢酸エチル4.og(0
、024モル)及びヨウ化ナトリウム0.1gを、無水
エタノール65m1と金属ナトリウム0.46CI (
0,02アトム)からつくったナトリウムエトキシド溶
液中に加え、6時間撹拌還流する。放冷後、i濾過し、
溶媒を留去し、残渣に水を加え再び留去する。残渣をエ
タノールから再結晶すると8,9−ジメトキシ−6H−
ジベンゾ[b、dlピラン−6−オン−1,3−ジイロ
キシ酢酸エチルが得られる。
mp 170〜172゜ Y=2.2(J(48,0%) IRνK” Cm−1: 1750.1710 (GO
)上記化合物0.5(lを酢酸10威に溶かし、10%
Hα10ml1を加え、1時間加熱還流する。放冷後、
析出した沈殿を酢酸から再結晶すると8,9−ジメトキ
シ−6H−ジベンゾ[b、dlピラン−6−オン−1,
3−ジイロキシ酢酸(第2表12)が得られる。
mp 300”以上 Y=0.3[J (68,2%) I Rl/ KB’ Cm−1: 1780 (Go 
>ト1−NMR(DMSO−d 6 )  :3.9 
 (3H,s、 0Cf−h )4.0  (3tl、
  S、 OCH3)4.8  (2tl、  S、 
CH2)4.85 (2H,S、 CH2) 6.5  (2H,m、 aromaticH)7.5
  (t)f、  s、 aromatictl )8
.7  (1N、  s、 aromaticH)(ア
ルドース還元酵素阻害作用) 7週齢のウィスター(W i 5tar )系雄性ラッ
トをエーテル麻酔下に犠殺し、直ちに水晶体を摘出した
水晶体はi、omM2−メルカプトエタノール及び1.
OmM NA相 (酸化型nicotinamide 
adeninedinucleotide phosp
hate)を含む100mMナトリウム−カリウム−リ
ン酸緩衝液(pH6,8>にてホモジナイズした。つい
で12.00Orpmで15分間遠心分離、その上清を
アルドース還元酵素活性測定の検体とした。また以上の
操作はすべて4℃で行い検体は一80℃で保存した。
アルドース還元酵素の活性の測定はカドア(に八DOへ
)らの方法(Biophysical Chemist
ry 8(197B) 81−85参照)に準じて行っ
た。すなわち補酵素として0.1mM NAD凹(還元
型nicO1inamideadenine (lin
tJcIeotide phosphate>及び基質
として2.0mM  DL−グリセルアルデヒドを含む
100mMナトリウム−カリウム−リンMffl衝液(
pll 6.2>  970Bgに、本発明化合物の各
種濃度溶液を10μ9添加し、ついで上記検体20μg
を加え、25℃で反応を行った。対照として基質のみを
欠いたものを用い、340nmにおいて吸光度の減少を
200秒間測定した。また、試料溶液を加える代りに溶
媒のみを加えて、上記と同様に反応させ測定したものを
コントロール値とした。吸光度の測定はUV−260(
株式会社島津製作所製)を用いた。その結果、アルドー
ス還元酵素に対する阻害活性は第3表に示したようにl
X10″″6Mで50〜98%阻害が認められた。
第3表 (急性毒性) 上記各側で得られた6■−ジベンゾ[b、dlピラン−
6−オン誘導体試料の経口投与での急性試験をウィスタ
ー(WiStar)系ラットを用いて行ったところ、L
Dsoはいずれも1Mkg以上であった。
(発明の効果) 以上の結果から明らかなように、本発明の6]]−ジベ
ンゾ[b、dlピラン−6−オン誘導体はアルドース還
元酵素阻害活性を有し、かつ安全性の高(X糖尿病合併
治療薬として有用である。
出願人  東洋〕1ルマー株式会社 大阪曹達株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔但し、式中R_1、R_2、R_3、R_4、R_5
    、R_6、R_7、R_8は水素原子、低級アルキル基
    、低級アルコキシ基 又は式(IIa〜c) −OSO_3M(IIa) −OPO(OM)_2(IIb) −OCH_2CO_2M(IIc) (但し、式中Mは水素原子、アルカリ金属原子又はアン
    モニウム基である)で表わされる基であり、かつR_1
    〜R_8の中、少なくとも1つは式(IIa〜c)のいず
    れかで表わされる基である〕 で示される6H−ジベンゾ[b,d]ピラン−6−オン
    誘導体。
  2. (2)式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (但し、式中X_1、X_2、X_3、X_4、X_5
    、X_6、X_7、X_8は水素原子、低級アルキル基
    、低級アルコキシ基、又はヒドロキシ基であり、かつX
    _1〜X_8の中の少くとも1つはヒドロキシ基である
    ) で示されるヒドロキシ−6H−ジベンゾ[b,d]ピラ
    ン−6−オン誘導体を硫酸エステル化、リン酸エステル
    化もしくはグリコール酸エーテル化を行うか、又は上記
    エステル化もしくはエーテル化を行った物質にアルカリ
    金属イオンもしくはアンモニウムイオンを生ずる物質を
    作用させることを特徴とする上記式( I )で示される
    6H−ジベンゾ[b,d]ピラン−6−オン誘導体の製
    法。
  3. (3)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、式中R_1、R_2、R_3、R_4、R_5
    、R_6、R_7、R_8は水素原子、低級アルキル基
    、低級アルコキシ基 又は式(IIa〜c) −OSO_3M(IIa) −OPO(OM)_2(IIb) −OCH_2CO_2M(IIc) (但し、式中Mは水素原子、アルカリ金属原子又はアン
    モニウム基である)で表わされる基であり、かつ少なく
    ともR_1〜R_8の中、1つは式(IIa〜c)のいず
    れかで表わされる基である〕 で示される6H−ジベンゾ[b,d]ピラン−6−オン
    誘導体を有効成分として含有するアルドース還元酵素阻
    害剤。
JP8061088A 1988-03-31 1988-03-31 6H−ジベンゾ[b,d]ピラン−6−オン誘導体,その製法及び用途 Pending JPH01250373A (ja)

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