JPH0124919Y2 - - Google Patents

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JPH0124919Y2
JPH0124919Y2 JP3998983U JP3998983U JPH0124919Y2 JP H0124919 Y2 JPH0124919 Y2 JP H0124919Y2 JP 3998983 U JP3998983 U JP 3998983U JP 3998983 U JP3998983 U JP 3998983U JP H0124919 Y2 JPH0124919 Y2 JP H0124919Y2
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JP
Japan
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coil
shield
inductance
tap
turns
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JP3998983U
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JPS59145016U (ja
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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は空心リアクトルに関するものであ
る。
たとえば、電力系統に使用される交流フイルタ
は、リアクトル、コンデンサおよび抵抗によつて
構成される。これらの構成において、リアクトル
についてはインダクタンスのみでなく、それ自体
の抵抗分を前記したフイルタ用の抵抗に使用され
ることがあり、そのためリアクトルに実効抵抗が
指定されることがある。
従来のこの種の空心リアクトルを第1図に示
す。すなわち、1は空心のコイル、2は銅、アル
ミニウムなどからなる導電性のシールドで、たと
えばバイプ状に構成されており、コイル1の周囲
に配置する。通常はこれを鉄製のタンク内に収納
する。また、コイル1の一部(この例では中央
部)にタツプコイル3を設け、タツプ接続の変更
によりタツプコイル3の挿入排除を行ない、コイ
ル1の全巻回数の変更、すなわちインダクタンス
の調整をする。たとえばインダクタンス変化量1
%のタツプで±3%の調整範囲といつた指定がな
される。なお、タツプ接続の変更は変圧器におけ
る場合と同様に無電圧タツプ切換器が使用され
る。
しかしながら、この空心リアクトルは、さらに
細かいインダクタンス調整が困難であるという欠
点がある。すなわち、通常この種のリアクトルの
全巻回数は、百ターン前後から数百ターン程度の
設計がなされることが多い。いまインダクタンス
変化1%のタツプが指定されたとすると、インダ
クタンスは巻回数の2乗に比例するので、1%の
タツプコイルを少なくとも1ターン以上とするた
めには、コイルの全巻回数は200ターン以上必要
となる。すなわち、 (200ターン+1ターン/200ターン)2 ×100−1001(%) である。
タツプコイルの巻回数としては、1末満のター
ン数を確実にインダクタンスに反映させる工作は
難しいので、通常は整数ターンとされる。したが
つて、200ターン未満の設計コイルでは1%を超
えるタツプコイルしか製作できず、また200ター
ン以上でも1%に近いタツプを選択するのはタツ
プコイルの巻回数が少ないので難しいといつた欠
点があり、より具体的なケースでは顧客の承諾を
得て製作可能なインダクタンス変化量としてい
た。しかし、フイルタ用リアクトルとしてはその
性格上もつと細かいインダクタンス調整が望まれ
ているのである。
したがつて、この考案の目的は、インダクタン
スを連続的に調整することができる空心リアクト
ルを提供することである。
この考案の第1の実施例を第2図に示す。すな
わち、この空心リアクトルは、空心のコイル4を
円筒状のシールド5で包囲し、このシールド5は
周方向に3分割され、各片6a〜6cの相互は可
とう導体7a〜7cで電気的に接続されて全体と
して1ターンの短絡コイルを構成し、また各片6
a〜6cは図示しない装置で半径方向に移動でき
るように保持されている。したがつて、シールド
5の最小径は分割部8a〜8cの間隙がなくなる
まで縮めることができ、また最大径は可とう導体
7a〜7cが伸びる範囲まで拡大でき、この範囲
内で連続的に変化できる。このシールド5は銅、
アルミニウム等の非磁性導電性を有している。
このように構成したため、良く知られているよ
うにシールド5の内径を減じてコイル4に近付け
るとインダクタンスは減少し、逆に内径を増して
コイル4から遠ざけるとインダクタンスは増加す
るので、シールド5の径を変更することによりイ
ンダクタンスの調整ができ、したがつて従来のタ
ツプコイル3は不要となる。さらに、つぎのよう
な効果がある。
(a) タツプコイルの不要により、タツプコイルリ
ードの配線やタツプ切換器が不要となる。
(b) シールド5は内径を連続的に変化させ得るの
で、インダクタンスの連続可変が行なえる。
(c) シールド5は接地されているので、充電部に
触れずまた電流しや断もせずに通電中にインダ
クタンス調整ができる。
一方、シールド5の各片6a〜6cは可とう導
体7a〜7cで接続されているので、コイル4の
外周に1ターンの短絡回路が構成されており、コ
イル4との電磁結合により誘起される短絡電流に
より、コイル4から発生した磁束をシールド内に
完全に封じ込めることができる。
なお、実施例ではシールドを3分割としたが、
分割数は限定されず、シールドのサイズや重量お
よびインダクタンス調整範囲等の設計的要求に応
じて選択する。
この考案の第2の実施例を第3図に示す。すな
わち、この空心コイルはシールド5aの1箇所を
分割し、この分割縁9a,9bを相互に径方向に
ずらし、また可とう導体10でその端部同志を電
気的に接続している。この実施例はシールド5a
を全体に内側に押圧したり、あるいは分割縁9
a,9bの一方を円周接線方向に引張ることによ
り、シールド5aの内径を減少させることがで
き、また逆の動作により径を拡大することができ
る。その効果は第1の実施例と同様である。
この考案の第3の実施例を第4図に示す。すな
わち、この空心コイルは、シールド5bを4分割
し、各片11a〜11dを周方向に重ねるととも
に、各片11a〜11dを相互に可とう導体12
a〜12dにより電気的に接続したもので、その
他は第1の実施例と同様である。
以上のように、この考案の空心リアクトルは、
シールドを周方向に分割してシールドの径を可変
するとともに、分割部を可とう導体で接続したた
めシールド効果は従来例と同等である上に、イン
ダクタンスを連続的に調整することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の断面図、第2図はこの考案の
第1の実施例の平面図、第3図は第2の実施例の
平面図、第4図は第3の実施例の平面図である。 4……空心のコイル、5,5a,5b……シー
ルド、8a〜8c……分割部、9a,9b……分
割縁、7a〜7c,10,12a〜12d……可
とう導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空心のコイルと、このコイルの周囲に配置され
    た円筒状であつて周方向に分割されて内径を変更
    調整できる非磁性導電性シールドと、このシール
    ドの分割部を短絡する可とう導体とを備えた空心
    リアクトル。
JP3998983U 1983-03-18 1983-03-18 空心リアクトル Granted JPS59145016U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3998983U JPS59145016U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 空心リアクトル

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JP3998983U JPS59145016U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 空心リアクトル

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JPS59145016U JPS59145016U (ja) 1984-09-28
JPH0124919Y2 true JPH0124919Y2 (ja) 1989-07-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6236853B2 (ja) * 2013-04-25 2017-11-29 アイシン精機株式会社 中空筒型リアクトル装置、中空筒型コンバータ装置、および中空筒型電源装置

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JPS59145016U (ja) 1984-09-28

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