JPH01245727A - 有料方式デコーダ及びその初期情報設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は短時間で有料放送を視聴可能にする有料方式デ
コーダ及び有料方式デコーダの初期情報設定方法に関す
る。

［従来の技術］ ＣＡＴＶや通信衛星放送による有料放送ザービスでは信
号のスクランブル技術を用いて有料番組の分配サービス
を実施している。この有料放送システムは、送信側のシ
ステムオペレータ（管理センタ）と受信側の複数の契約
加入台とで構成され、前記スクランブル技術は加入者以
外の者が不正に視聴をするのを防止する目的で使用され
る。従って、加入者の受信装置は、ＣＡＴＶコンバータ
又は衛星受信機などの受信装置とスクランブルを解除し
て正常な映像や音声を再生するデコーダとから構成され
る。加入者のデコーダでスクランブルを解除できるよう
にするためには、スクランブル解除のためのアルゴリズ
ムが必要で、−殻内には、管理センタから加入者のデコ
ーダに対し所要のコード（以下鍵という）を何らかの方
法で送イ」することによりデコーダ内に上記アルゴリズ
ムをラフ１〜ウエア的に生成するという手段がとられて
いる。

そのため、有料放送を受Ｕたいという申込みがあると、
システムオペレータは、加入者宅に受信装置を設置し、
この受信装置に対し管理センタから信号伝送路を介して
スクランブルを解くためのアルゴリズムの鍵を送イ４し
、有料放送の視聴が可能となるような初期設定を行ねな
りれはならない。

従来の初期設定方法の一つ（こは、アルゴリズムの動作
のオンオフ制御のみによる不正視聴防止方式がある。こ
れは、加入者宅に受信装置が設置された後管理センタの
コンピュータによって当該受信装置に対しオン制御され
るための指令信号を与えることにより視聴可能とするも
のである。

更に高度な不正視聴防止のための初期設定方法どしては
、加入契約に伴い、加入者宅に受信装置が設置された後
前記コンピュータによって、加入者ごとに異なる契約条
件とスクランブルを解くためのコード（両方を含む情報
を以下個別情報という）を個々の加入者別に送付する方
法がある。この初期設定の方式は、個々の加入者のティ
ア選択やペイバービュー選択が可能となるように高度で
多様なサービス及び契約形態の方式と組み合されて運用
される場合に適用される。

［発明が解決しようとする課題］ 前述しＩＣ通り有料方式システムによる番組分配システ
ムでは、オンオフ制御や個別情報の送付という初期設定
のための処置が行われて初めて放送番組の視聴が可能に
なり、従来の初期設定はかなりの手間と時間を要し、更
に初期設定の処置のための管理、連携を必要とした。従
って未加入者が早急に有料放送の視聴を希望して申込み
を行ったとしても、視聴できるまでかなりの時間を要し
、希望する番組を視聴することができないというｄ３そ
れを有し、社会的要求に沿わないという問題を提起する
。

またＣＡＴＶシステムとは異なり、衛星放送システムの
如く加入者数が大規模となり、加入者の存在する地域が
広範囲にわたるものでは、システムオペレータによる従
来の初期設定は非常に困難となり、それに要する時間も
まずまず増大Ｊるという問題を有する。

上記のような有料放送の受信のため必要とされる初期設
定で生じる問題は、加入者の利便性を大いに損ない、こ
のことは有料放送の普及発展に対しても大ぎな阻害要因
となる。

本発明の目的は、有料放送を受信するために必要なスク
ランブル解除アルゴリズムのための初期設定を簡単な方
法で短時間に、しかも流通販売店において行うことがで
きるようにした有料方式デコーダ及び有料方式デコーダ
の初期情報設定方法を提供することにある。

また本発明の目的は、初期設定に使用される個別情報を
、定常的にデコーダに入力される個別情報と同じ形式で
暗号化することによってセキュリティ等の高い有料デコ
ーダの初期情報設定方法を提供することにある。

し課題を解決するための手段］ 本発明に係る右旧方式デコーダは、映像／音声信号のス
クランブルを解除することのできる機能をハード的に備
えているものであることを前提どし、遠隔操作器として
デコーダ本体に対し別体で旧つ付加的に構成された、デ
コーダに対して前記スクランブルを解くための個別情報
を初期設定するための情報入力装置を備え、この情報入
力装置から与えられる個別情報を処理し、メモリに記憶
ざＶる信号処理手段をデコーダ内に有するように構成さ
れる。

また本発明に係る有料方式デコーダの初期情報設定方法
は、前記構成の有料方式デコーダを用いるものとし、希
望者から有料放送受信の申込みがあったとぎに、これを
受けた販売店等の担当者が電話回線等を介して放送局の
管理センタから使用するデコーダ固有の初期個別情報を
得、この情報を前記情報入力装置を使用してデコーダに
入力せしめ、以って極めて短時間に初期設定を行い、有
料放送受信を短時間に視聴可能にするものである。

更に本発明に係る右利方式デ」−ダの初期情報設定方法
は、前記初期設定方法において、管理センタから送られ
てくる前記個別情報を、定常的にデコーダに入力される
個別情報と同じＩｎ号形式で暗号化づるように構成され
る。

［実施例］ 以下に本発明の実施例を添付図面に従って説明する。

第１図乃至第３図は本発明に係る有料方式デコーダの初
期設定方法の第１実施例について示し、第１図は有れ方
式デコーダを含む衛星放送システムの構成図、第２図は
初期設定の手順を示す説明図、第３図はデコーダ及び遠
隔操作器の外観図である。

第１図において、放送事業者（管理センタ）１はスクラ
ンブルされた映像／音声信号２、番組情報３、個別情報
４等のデータを多重化して、通信衛星５を経由して放送
する。広い地域に散在する個々の契約加入壱はそれぞれ
が有する受信装置のＢＳアンテナ６、ＢＳチューナ７で
放送電波を受信する。有料方式デコーダ（以下デコーダ
という）８には、ＢＳチューナ７からスクランブルされ
た映像／音声信号とスクランブルを解くための個別情報
と番組情報とが伝送される。デコーダ８では、番組情報
及び個別情報を伝送信号処理回路９で処理し、セキュリ
ティ回路１０において個別情報がデコーダ８の固有のＩ
Ｄ番号と一致するが否かを判断し、一致と判定された個
別情報を次の契約期間のために一旦メモリ１２に記憶す
る。デコーダ８の初期設定時においては、契約期間の個
別情報はメモリ１２に記憶されていない。後述するよう
な方法によって初期設定が行われ、初期の個別情報がデ
コーダ８のメモリ１２に入力された場合において、この
個別情報と番組情報の契約条件とが一致したとぎには、
当該個別情報と個別鍵１１を用いてスクランブルを解除
するための鍵がセキユリデイ回路１０で復号される。こ
のようにして得られたスクランブルを解除するための鍵
を用いて映像／音声デスクランブル処理回路１３で映像
及び音声に対してデスクランブルが行われ、スクランブ
ルが解かれた映像及び音声の各信号はテレビ受信Ｉａ１
６に送られ、その表示部及びスピーカで映像及び音声と
して再生される。デコーダ８の内部には、更にマイクロ
プロセツサ１４、表示回路１５、受光部１９を備える入
力インタフェース１８が設けられているが、これらの回
路部はデコーダ８の後述する初期設定の際に使用される
ものである。

次に第１図及び第２図を参照して初期設定の手順とそれ
に伴うデコーダ８の動作について説明する。第２図にお
いて、視聴者２６が受信を希望する（フロー△）とぎ、
例えば機器販売店２７にその受信装置の購入を申し込む
。販売店２７の担当者は、直ちに納入予定の第１図に示
されたデコーダ８のＩＤ（識別）番号を読み取り、販売
店２７に備え付りの例えばブツシュホン２１を用いて電
話回線２０等の通信回線を経由して放送事業者１を呼び
出し、契約代行（フローＢ）を申し込む。

この際回部に金融機関２８に対して料金振替依頼等の契
約代行（フローＣ）も行われる。管理センタ１は、ＩＤ
番号雪の情報と引換えに、直ちに初期個別情報２２を機
器販売店２７に電話回線２０を経由して伝送する（フロ
ーＤ）。機器販売店２７の担当者は初期個別情報２２を
受けとり、これを店に備えられた個別情報入力用のキ□
−パッド２３のテンキー２４を用いてデコーダ８に入力
する。

このキーバッド２３はデコーダ８とは別体なものとして
形成された例えば赤外線を利用する遠隔操作器である。

個別情報入力用キーバッド２３で入力される初期個別情
報等は赤外線２５を介してデコーダ８０入カインターフ
エース１８の受光部１９で受信され、更にマイクロプロ
セッサ１４で処理される。処理されたデータは表示回路
１５に送られて、ここで表示可能な映像信号に変換され
た後テレビ受信機１６の表示部にて表示され、入力した
初期個別情報に係るデータの確認が行われる。

確認された上記データはマイクロプロセッサ１４によっ
てセキュリティ回路１０へ送られ、ここでデコーダ８の
ＩＤ番号と入力したＩＤ番号の一致を判定し、一致して
いるとぎは入力された初期個別情報をメモリ１２に記憶
する。これにより機器販売店２７によるデコーダ８の初
期設定が終了し、このデコーダ８を加入した視聴者２６
の家に配置すれば（フローＥ）、前述したデコーダ８の
動作に基づいて、直ちに有料衛星放送を受信し再生する
ことができる。

上記のデコーダ８とキーバッド２３の関係、更にＢＳチ
ューナ７、テレビ受像機１６との関係を外観として示す
と第３図のようになる。

第４図は本発明の第２実施例を示す第３図と同様な図で
ある。本図において前記実施例で説明した同一の要素に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。この実施例
では、キーバッド２３とデコーダ８との間の伝送媒体と
してワイヤ等のケーブル３０が使用され、デコーダ８の
入力インタフェースの入力端としてコネクタ３１が使用
される。

また他の変更実施例として、デコーダ８の加入者が使用
する番組視聴用のテンキー付き遠隔操作器を初期設定用
のキーバッドとして兼用させることも可能である。また
第２図のフローＤ、Ｅにおいて販売店２７のｌｑ当者の
手を介さず、モデム、電話器カプラー等を利用して管理
センタ１からデコーダ８に直接に個別情報を入力させる
ように構成することも可能である。

前記各実施例において、管理センタ１から送られるデコ
ーダ８に固有の個別情報２２はデータバケツ１〜の構成
を有し、ＩＤ番号を除く主要データは暗号化されている
ので、この個別情報を改ざんすることはできない。上記
個別情報は、契約後足期的に電波によって加入者のデコ
ーダに送付されてくる個別情報と同じデータバケツ１〜
構成、暗号アルゴリズムを採用している。

上記のような個別情報は個々の加入者ごとに使用される
もので、他の加入者ににって不正に入手され、不正視聴
に悪用されることを避けねばならない。このために、ス
クランブルを解くための鍵を含む個別情報は、更にデコ
ーダに内蔵される個　　４有鍵で暗号化し送付すること
によりセキュリティとアドレッサビリティを確保してい
る。

［発明の効果］ 以上の説明で明らかなように本発明によれば、機器販売
店において受信希望の申込みを受は付りるとほぼ同時に
初期設定を行えるようにデコーダを構成したため、視聴
可能になるまでの時間を極めて短縮Ｊ−ることができ、
有料方式デコーダの初期設定のための放送事業者の労力
、時間、管理を軽減することができる。また、視聴希望
者は申込みを行うと極めて短時間で視聴を開始すること
ができ、その利便性は高いものとなる。更に本発明＝　
　１３　− によるデコーダの初期設定方法によれば、７２１〜時、
誤って初期設定がなされた時、長期間使用していなかっ
たデコーダをすぐに再使用する時などに有効に初期設定
を行うことができ、有料放送運用上好ましいものとなる
。また初期設定のための個別情報を暗号化したのでセキ
ュリティを高いものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る有料方式デコーダを含む有料放送
システムの構成図、 第２図は初期設定の手順を示す説明図、第３図はデコー
ダとキーバッドの関係を示す外観図、 第４図は他の実施例に係る第３図と同様な外観図である
。 ［符号の説明］ １・・・放送事業者（管理センタ） ５・・・通信衛星 ８・・・右斜方式デコーダ １４・・・マイクロプロセッサ 一１／１．− １８・・・入力インタフェース １９・・・受光部 ２０・・・電話回線 ２３・・・個別情報入力用キーバッド

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）スクランブルされた映像／音声信号のスクランブ
   ルを解除する機能を有する有料方式デコーダにおいて、 前記デコーダとは別体であつて、前記データに対して前
   記スクランブルを解くための個別情報を初期設定するた
   めの情報入力装置を備え、前記デコーダ内に前記情報入
   力装置から供給される個別情報を処理し、この個別情報
   をデコーダの記憶手段に記憶させる信号処理手段を含む
   有料方式デコーダ。
2. （２）有料放送受信の希望が生じたときに通信回線を介
   して放送局側の管理センタから使用デコーダに固有の個
   別情報を得る段階と、 得られた個別情報を情報入力装置を操作して前記デコー
   ダに入力する段階と、 前記デコーダ内部の信号処理手段が、入力された個別情
   報に基づいて初期設定を行う段階とから成る請求項（１
   ）に記載された有料方式デコーダの初期情報設定方法。
3. （３）有料放送受信の希望が生じたときに通信回路線を
   介して放送局側の管理センタから使用デコーダに固有の
   個別情報を定常的にデコーダに入力させる個別情報と同
   じ暗号化形式で得る段階と、得られた暗号化形式の前記
   個別情報を情報入力装置を操作して前記デコーダに入力
   する段階と、前記デコーダ内部の信号処理手段が、入力
   された個別情報に基づいて初期設定を行う段階とから成
   る請求項（１）項に記載された有料方式デコーダの初期
   情報設定方法。