JPH01245090A - コークス炉端フリュー昇温用セラミックバーナ - Google Patents

コークス炉端フリュー昇温用セラミックバーナ

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JPH01245090A
JPH01245090A JP7259988A JP7259988A JPH01245090A JP H01245090 A JPH01245090 A JP H01245090A JP 7259988 A JP7259988 A JP 7259988A JP 7259988 A JP7259988 A JP 7259988A JP H01245090 A JPH01245090 A JP H01245090A
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JP
Japan
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silicon carbide
coke
mullite
flue
end flue
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Pending
Application number
JP7259988A
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English (en)
Inventor
Tadahisa Arahori
忠久 荒堀
Tsutomu Okada
勉 岡田
Tatsuhiko Shigematsu
重松 達彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、室炉式コークス炉でコークスを製造するに際
し、不均一乾留を改善するための窯口部端フリューの昇
温用バーナに関するものである。
(従来の技術) 鉄鋼業におけるコークスの製造目的は、高炉の操業が能
率よく行われるのに適した、品質の安定したコークスを
高炉に供給することである。したがって、コークスの役
割は、■高炉内の通気をよくするためのスペーサの役割
、■還元剤としての役割、■燃焼による熱源としての役
割、■銑鉄およびスラグに熱を与える熱交換媒体として
の役割、等がある。特に高炉上部に装入されてから下部
に到達するまでに損傷が少なくもとの形状が維持される
ような、硬く緻密で反応性の低いコークスが要望される
ところで、コークスを製造するコークス炉は、蓄熱室上
部に炭化室と燃焼室が交互に並べられて炉団をなしてい
る。そして炭化室は長さが12〜16m、高さが4〜7
m、幅が400〜450 tmで石炭装入量が12〜3
0L程度の大きさで、コークスの押出しを容易にするた
めに、コークガイド車のある側が押出器のある側よりも
40〜75w幅を広くとっている。すなわち、コークス
炉は石炭を乾留する炭化室と、燃料ガスを燃焼させる燃
焼室と、燃焼ガスの余熱を利用するための蓄熱室、およ
び蓄熱室下の水平煙道から成り、燃焼室は多数のフリュ
ーに細分化されている。
しかして、上記した構成のコークス炉の加熱には発熱量
の高いコークス炉ガス、または発熱量の低い高炉ガスが
使用されている。コークス炉ガスを用いて加熱する場合
は蓄熱室では空気だけを予熱し、コークス炉ガスは蓄熱
室を通らないで各フリューに供給される。一方、高炉ガ
スを用いて加熱する場合は、高炉ガスと空気が水平煙道
を経てそれぞれ別の蓄熱室で予熱されてフリューに入る
そして、フリュー内で高炉ガスと空気が混合されて燃焼
し、燃焼廃ガスはさらに別の蓄熱室に引落とされ、蓄熱
室内の蓄熱レンガを加熱して水平煙道を経て煙道にぬけ
る。このようなコークス炉では予熱、蓄熱を繰返し熱効
率を高めるため、20〜30分ごとにガスの流れの方向
を転換させている。
(発明が解決しようとする課題) 室炉式コークス製造法は周知の通り、原料炭を装入した
炭化室を両端の燃焼室からレンガ璧を介して加熱してコ
ークスを製造する方法であるが、この方法で製造される
コークスは炭化室の炉長、炉高、炉幅の3方向で大きな
品質偏差、乾留温度偏差のあることが知られている。
従って、最近ではコークス炉の乾留熱効率化とコークス
品質の安定化が重要視されるに伴い、上記コークス炉内
の品質および乾留温度改善が大きな課題となっている。
特に炉長方向の品質偏差および乾留温度差に関していえ
ば、コークスを押出す押出機側、およびコークスを受け
る消火車側の窯口部における偏差が際立って大きく、こ
れら窯口部の不均一乾留の改善をはからなければコーク
ス炉の乾留効率化とコークス品質の安定化はあり得ない
とさえ言えるほどである。
ところで、コークス炉の窯口部は通常の操業を行う限り
、装入炭の嵩密度が低く、かつ端フリューの温度が炉長
方向のフリュー温度の平均値より100℃近く、あるい
はそれ以上低いことに加え、炉蓋からの放熱もあるため
に中央部より乾留が大幅に遅れ、コークスの乾留温度が
低く、コークス品質も大きく劣ることになる。
そこで近年、コークス炉窯口部の昇温対策として、端フ
リューに燃料ガス導入用のノズルを別途増設する方法が
提案されているが(「鉄と鋼j Vo172.5843
.1986) 、端フリューに燃料ガスのみを導入する
場合は、燃焼に要する空気量の制約を受けるため、導入
できる燃料ガス量はわずかであり、十分な端フリューの
温度上昇は得られなかった。
本発明は、従来の前記窯口部コークスの乾留遅れおよび
品質低下を改善するためになされたものであり、端フリ
ューに別途加熱機構を付与することによって窯口部コー
クスの積極的な乾留促進を図る方法において、有効なセ
ラミックバーナを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、コークス炉におけ
る端フリューに設置されて端フリューを昇温するバーナ
であって、前記端フリュー内に臨ませる燃料ガスノズル
及び燃焼用空気ノズルを、ムライト(3AI20.・2
SiO□)を主成分とし、炭化珪素(SiC)を5〜3
0体積%含有して成るセラミックスで形成したものであ
る。
(作  用) 本発明において、燃料ガスノズル及び燃焼用空気ノズル
をムライトを主成分とし、炭化珪素を5〜30体積%含
有して成るセラミックスで形成したのは以下の理由によ
る。
端フリューバーナは、炉壁から操入されるが、炉内部で
生じる条件は、最高約1250℃まで加熱され、20〜
30分毎に約150℃の温度差で加熱フリュー切替えに
よる熱サイクルが生じる。したがって、バーナノズルに
要求される特性としては、約1250℃に耐える耐熱性
、ガスの燃焼停止に伴う耐熱衝撃性、長期間に亘って使
用するため耐クリープ性等が必要となる。本発明の如く
、空気、燃料を導入する場合、燃料ノズルは更に高温、
熱衝撃、酸化にさらされているものと推定される。従っ
て通常の鋼およびステンレス鋼製のバーナでは、酸化お
よびクリープ変形してほとんど機能を果たさない。
そこで、セラミックスを採用するのであるが、本発明で
はセラミックスのうち特にムライト−炭化珪素複合材を
採用することとしている。
これは本発明者の種々の検討から得られた結果によるも
のであり、以下詳細に説明する。
セラミックスは一般に耐熱性を有した材料であるが、耐
熱衝撃性は材質によってかなり異なる。
耐熱衝撃性は一般に次式で表せる。
Eα 但し、k:熱伝導率 S二強   度 シ:ポアッソン比 E:ヤング率 α:膨張係数 すなわち、耐熱衝撃性を高めるためには、高熱伝導率、
高強度、低熱膨張率、低ヤング率の特性を備える必要が
ある。代表的なセラミックスの耐熱衝撃性を下記第1表
に示す。
上記第1表より明らかなように、酸化物系セラミックス
のうちでは、アルミナ(Al2O2) 、ジルコニア(
ZrO□)は膨張係数が高いために劣っているが、ムラ
イトは比較的良好である。一方、非酸化物系セラミック
スのうちでは、窒化珪素(SiJ<)が優れている。し
かしながら、非酸化物系セラミックスは使用雰囲気での
酸化が問題となる。すなわち、窒化珪素または炭化珪素
が酸化によって酸化珪素(SiOg)のガラス相を生成
し、損傷するからである。
この酸化損傷は炭化珪素よりも窒化珪素の方が著しい。
また、炭化珪素と窒化珪素の複合材も開発されているが
、本質的には変わらない。
一般にセラミックスの強度を高めるとヤング率も増加す
るため、耐熱衝撃性を向上させるには、膨張係数低下と
ともに熱伝導率を高めることが重要な手法である。
そこで、本発明者は酸化物セラミックスの中では、安定
で比較的耐熱衝撃性の高いムライトに、熱伝導率の高い
炭化珪素を添加したムライト−炭化珪素複合材を開発し
た。炭化珪素をムライトに混合し焼成した場合には単独
では酸化されやすい炭化珪素が、ムライトとの組み合わ
せでは極めて酸化されにくいことを見い出して、この複
合材を開発するに至った。このバーナはムライトおよび
炭化珪素粉末を混合して成形および焼成したもので1、
耐熱衝撃性に優れているとともに、耐熱性、耐クリープ
性にも優れている。
しかし、第1図に示すように炭化珪素の添加量が5体積
%未満ではほとんど添加効果が無<、30体積%を超え
ると炭化珪素の酸化が生じ劣化する。
また、組織観察から、炭化珪素が30体積%以下の材料
では、炭化珪素粒子がムライトの粒界に存在し、通常ム
ライトの粒界に存在する微量のガラス相で炭化珪素粒子
が被覆されるため、炭化珪素が酸化に対して安定である
ことが判明した。
そこで本発明ではムライトに炭化珪素を5〜30体積%
含有したセラミックスでノズルを形成することとしたの
である。
本発明に係るセラミックバーナは、端フリュー内に臨ま
せる燃料ガスノズル及び燃焼用空気ノズルを、ムライト
を主成分とし、炭火珪素を5〜30体積%含有して成る
セラミックスで形成したため、耐熱性、耐熱衝撃性、耐
クリープ性に優れ、長期間に亘って使用できる。
(実 施 例) 以下本発明を第2図に基づいて説明する。
第2図において、1は端フリューの炉壁であり、該炉壁
1に所要の開孔2.3を設け、夫々燃料ガスノズル4と
燃焼用空気ノズル5を端フリュー内に臨ませている。
そして、これら両ノズル4.5から燃料ガスと空気を端
フリュー内に導入し、燃焼量を任意に調節して所定の温
度まで端フリューを昇温させるのである。
しかして、本発明に係るセラミックバーナ6の前記両ノ
ズル4.5は、平均粒径0.4 μmのムライトを主成
分とし、平均粒径0.5μmの炭化珪素を5〜30体積
%をボールミル中に入れ湿式粉砕と同時に混合する方法
で混ぜ合わせ、CIP法(等方加圧成形法)で成形した
後、無酸化雰囲気中で1600℃で焼成する方法によっ
て作製した。
端フリューセラミックバーナ6の各ノズル4.5の構造
は第2図、材質は下記第2表に示すとおりとした。実操
業のコークス炉に1週間使用してバーナの状況を調査し
た。この結果、ステンレス鋼、窒化珪素(Si3Na)
 、炭化珪素(SiC) 、ムライト−50体積%炭化
珪素については酸化損傷が発生し、またアルミナ、ムラ
イトにはクラックが発生していた。一方、本発明品につ
いては、何ら損傷も無くクリープ変形も無かったことか
ら、本発明品の効果が確認できた。
第2表 セラミックバーナ鱈吏用結果 C:クランク発生  ○:酸(uM耳  OK=間面ナ
シすなわち、従来の燃料ガスのみを別途導入する方法で
は、空燃比の制約を受けるために端フリューの昇温効果
としてはたかだか20℃程度であり、炉長方向フリュー
温度の平均値よりも100℃近く低い端フリューに対し
て十分な上昇幅とは言えず、したがって窯口部コークス
の乾留遅れを改善する効果としては不十分であった。
これに対し、本発明バーナを使用した場合には燃焼ガス
と同時に空気も吹込むために基本的には空燃比の制約は
なく、いくらでも燃焼量を増大させることが可能であり
、また任意のカロリーの燃料ガスをも長期間に亘って使
用できることになる。
但し、端フリューの温度上昇幅の最大値は、窯口部レン
ガの熱膨張による歪によって制約を受けることになる。
すなわち、窯口と炉蓋の間に隙間ができて乾留ガスがも
れ、黒煙発生トラブルとなるために操業ができなくなる
からである。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、コークス炉における端フ
リューに設置されて端フリューを昇温するバーナであっ
て、前記端フリュー内に臨ませる燃料ガスノズル及び燃
焼用空気ノズルを、ムライトを主成分とし、炭化珪素を
5〜30体積%含有して成るセラミックスで形成するこ
とにより、耐熱性、耐熱衝撃性、耐クリープ性に優れ、
長期間に亘って使用できることとなり、従って乾留の均
一化による生産性の向上および乾留熱量の低減に大きな
効果が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はムライト−炭化珪素複合セラミックスの特性図
、第2図は本発明の一実施例の概略図である。 4は燃料ガスノズル、5は空気ノズル。 N1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コークス炉における端フリューに設置されて端フ
    リューを昇温するバーナであって、前記端フリュー内に
    臨ませる燃料ガスノズル及び燃焼用空気ノズルを、ムラ
    イト(3Al_2O_3・2SiO_2)を主成分とし
    、炭化珪素(SiC)を5〜30体積%含有して成るセ
    ラミックスで形成したことを特徴とするコークス炉端フ
    リュー昇温用セラミックバーナ。
JP7259988A 1988-03-25 1988-03-25 コークス炉端フリュー昇温用セラミックバーナ Pending JPH01245090A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102838358A (zh) * 2012-08-15 2012-12-26 郑州华泰节能陶瓷有限公司 重结晶碳化硅锅炉燃烧器及其制备方法

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