JPH01244825A - コントロールケーブル用ライナーの製造法 - Google Patents

コントロールケーブル用ライナーの製造法

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JPH01244825A
JPH01244825A JP178689A JP178689A JPH01244825A JP H01244825 A JPH01244825 A JP H01244825A JP 178689 A JP178689 A JP 178689A JP 178689 A JP178689 A JP 178689A JP H01244825 A JPH01244825 A JP H01244825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
mechanical strength
polymeric compound
crystalline portion
flexibility
Prior art date
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Pending
Application number
JP178689A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Yoshioka
吉岡 俊一
Yasuo Seki
康夫 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Cable System Inc
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Cable System Inc filed Critical Nippon Cable System Inc
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Publication of JPH01244825A publication Critical patent/JPH01244825A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Flexible Shafts (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコントロールケーブル用ライナーの製造法に関
する。さらに詳しくは、金属と同程度の強度の高配向ポ
リマーから構成されてなるコントロールケーブル用ライ
ナーの製造法に関する。
[従来の技術] コントロールケーブルは、−膜内に導管中に内索を挿通
することにより構成されており、内索と導管の内表面と
の摩擦を軽減し、内索および導管を摩耗から防ぐために
ライナーと称されるパイプが導管の内側に配置されてい
る。かかるライナーの材料としては、滑性および耐摩耗
性にすぐれかつ可撓性に富み、しかも機械強度、寸法安
定性、熱安定性などにすぐれた材料であることが要求さ
れ、従来は汎用樹脂であるポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリアセタール、ポリエステル、ポリアミドなどが
用いられている。これらの材料を用いて導管の内側に弾
性率が向上したライナーを設ける方法としては、従来よ
り熱風などにより導管の内側に設けられる熱可塑性樹脂
チューブを外部から加熱し、かかる樹脂の分子鎖の熱運
動を活発にして延伸しやすく、かつ融解、流動には至ら
ない高度に配向させうる適正温度に加熱したのち、延伸
し、ついで冷却して樹脂チューブを硬化させる方法が採
用されている(特開昭57−200718号公報)。
しかしながら、かかる方法では空気の境膜を有し、また
熱可塑性樹脂の熱伝導率が低いため、加熱効率がわるい
のみならず、熱可塑性樹脂チューブの厚さ方向に大きな
温度勾配を生じ、チューブ全体を延伸配向に適切な温度
に均一に加熱することができなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本′発明の目的は、コントロールケーブルのライナーに
要求される諸特性をすべて具備しており、とくに機械強
度、可撓性、耐久性にすぐれたライナーを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は結晶性高分子化合物からなるチューブを誘電加
熱により加熱延−伸することを特徴とするコントロール
ケーブル用ライナーの製造法に関する。
[作用および実施例] 第1図は本発明の製造法によってえられたライナーを用
いたコントロールケーブルの一実施態様の概略斜視図で
ある。第1図において、(1)は本発明の製造法によっ
てえられたライナーであり、導管(2)の内側に配置さ
れている。ライナー(1)の中には内索(3)が挿通さ
れている。ライナー(1)は導管(a中に挿入されても
よく、またライナー(1)の周囲に導管(2)として形
成されてもよい。
前記ライナー(1)は、結晶性高分子化合物からなるチ
ューブの非結晶部分を誘電加熱により選択的に加熱延伸
することによってえられる。えられたライナー(1)は
、高配向ポリマーであり、結晶質部の機械強度が保持さ
れたまま非結晶質部の配向性が大幅に向上しており、そ
の結果、炭素鋼に匹敵するほどの軸方向の機械的強度を
有し、かつ可撓性、寸法安定性および圧縮強度にもすぐ
れたものである。また結晶化度が高くなるので耐熱性も
原料ポリマーである結晶性高分子化合物に比して向上し
ている。
前記結晶性高分子化合物としては熱可塑性の結晶性高分
子化合物の誘電体であればよく、たとえばポリオキシメ
チレン、ポリオキシエチレンなどのポリエーテル、ナイ
ロンなどのポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアクリロニトリルなどのポリエステル、ポリビニル
アルコール、ポリビニリデンフルオライドなどのビニル
ポリマーなどがあげられる。
前記ライナー(1)は、たとえば結晶性高分子化合物の
チューブを空気加熱などの外部加熱によって融点よりも
低い温度(たとえばポリオキシメチレン(融点的180
℃)のばあいは120〜160℃)にし、マイクロ波の
周波数、たとえば13MHz〜18GHzで誘電加熱し
て連続的に延伸することによりえられる。延伸倍率は最
高40倍程度まで可能であるが、10〜30倍の範囲に
するのが好ましい。なお熱収縮を少なくするためには、
結晶性高分子化合物の融点からあまり低くない温度で短
時間アニーリングすればよい。
かくしてえられる高配向ポリマーからなるライナー(1
)は、結晶性高分子化合物全体が均一に加熱され、延伸
されたものであるため、未延伸の結晶性高分子化合物に
比して引張強度および引張弾性率において20〜30倍
にも向上し、線膨張率も100aのオーダーと無視でき
るものであり、しかも可撓性、圧縮強度が格段に向上し
たものである。さらに、原料ポリマーの性質をそのまま
受継いでいるので、軽量性にすぐれかつ錆の発生もない
ものである。
たとえば、結晶性高分子化合物としてポリオキシメチレ
ンを用いたばあいには、えられたライシーの引張強度は
100〜isokgaと炭素鋼(約198kg榴)に匹
敵するものであり、また引張弾性率も2000〜BOO
OkgJと金属並みの値を有しており、線膨張率につい
ては10−6のオーダーと金属にも勝るものであり、従
来法である特開昭57−200718号公報に開示され
た熱風加熱法によってえられたもの(引張り強度: 3
5kgJ、引張り弾性率7850 kg右、線膨張係数
ニアX10−6℃−1)と比較して、格段に諸物性にす
ぐれたものである。しかもポリオキシメチレンの本来有
している耐クリープ性、耐疲労性、滑性および耐摩耗性
にもすぐれている。
[発明の効果] 本発明の製造法によれば、汎用ポリマーでは到底えられ
ない炭素鋼に匹敵する機械的特性を有し、かつ滑性およ
び可撓性にすぐれた高配向ポリマーからなるライナーか
えられ、かかるライナーはとくに高荷重下での使用、た
とえばクラッチ、ブレーキなどのコントロールケーブル
に使用するときに従来技術では達成しえなかったすぐれ
た耐久性を発揮するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造法によってえられたライナーを組
み込んだコントロールケーブルの一実施態様の概略斜視
図である。 (図面の符号) (1)ニライナー (2):導管 (3):内索

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 結晶性高分子化合物からなるチューブを誘電加熱に
    より加熱延伸することを特徴とするコントロールケーブ
    ル用ライナーの製造法。 2 結晶性高分子化合物がポリエーテル、ポリアミド、
    ポリエステルまたはビニルポリマーである特許請求の範
    囲第1項記載のライナーの製造法。
JP178689A 1989-01-06 1989-01-06 コントロールケーブル用ライナーの製造法 Pending JPH01244825A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008273028A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nippon Shokubai Co Ltd 積層体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57200718A (en) * 1981-06-02 1982-12-09 Chuo Kagaku Kogyo Kk Manufacture of outer casing for control cable
JPS58109651A (ja) * 1981-12-24 1983-06-30 日本電信電話株式会社 プラスチツクの延伸方法

Patent Citations (2)

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