JPH01244409A - 多心光コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は多心光コネクタに関する。

（従来の技術） 従来、多心光フアイバケーブル（又は多心光フアイバコ
ード、以下同し）の接続のために突き合せ形の多心光コ
ネクタが実用化されている。多心光コネクタには５心、
８心等各種のものがある。

この多心光コネクタは通常、突き合七部の形状によって
軸方向に垂直な面内の回転方向つまり円周方向の光ファ
イバの軸合精度を出すために、プラグ（又はフェルール
、以下同じ）の形状を角形にすると共に光ファイバを直
線状に配置しガイドピンにより相互のプラグの位置出し
を行なっている。

また、多心光コネクタの形状をコンパクトにするために
丸形プラグを使用し同心円状に光ファイバを配置した多
心光コネクタも実用化されている。

一般に、多心光フアイバケーブル内の隣接した光フアイ
バ間での光信号の漏れ結合（クロスト−り）に対する絶
縁性（アイソレーション）を高く維持するために、突き
合せ形の多心光コネクタでばグラブ端面上の光ファイバ
の配列ピッチが光ファイバの直径の数倍以上にとられて
いる。また、従来、光フアイバケーブルを布設する場合
には、光デイスプレィ等の単に所定の光エネルギを伝送
するだけの光エネルギ用光回線と、光情報信号を伝送す
る信号用光回線とは別個に布設され、夫々別個の光フア
イバケーブルで光エネルギと光情報信号が送られている
。

（発明が解決しようとする課題）１ しかしながら、従来の多心光コネクタにあっては、プラ
グ端面上で光ファイバの直線配列構造をとっているため
に多心光コネクタの形状が幅広になり大型化するという
問題点があり、また丸形プラグを使用した多心光コネク
タは円周方向の相互の位置出しがやりずらく、着脱を繰
り返ずと嵌合用ガイドピンでプラグを痛めやすいという
問題点がある。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、プラ
グの突き合せ面をその端面を痛めることなく容易に結合
できる多心光コネクタを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明によれば、端面の位
置出しをしてプラグ内に配列固定された複数の光ファイ
バを一括して突き合せ接続する多心光コネクタにおいて
、突き合せ端面の所定位置に１対のガイドピン嵌合穴が
設けられ、外周上の対応した所定位置に突出した位置出
しピンを有し、互いに端面が突き合される１対のプラグ
と、円周の長手方向に切り込みを有し、前記位置出しピ
ンを該切り込みに嵌挿して前記プラグの外周に空隙をも
って外嵌されるプラグ位置出し用ガイド−リングと、前
記プラグの突き合せの際に前記ガイドピン嵌合穴に嵌入
され前記プラグ相互の精密位置出しを行なう１対のガイ
ドピンとを備える多心光コネクタが提供される。

（作用） 多心光コネクタの相互に結合されるプラグに外嵌された
ガイドリングによって、プラグに設けられたプラグ位置
出し用ガイドピンの概略の位置出しを行ない、次にガイ
ドピンでプラグの突き合せ端面の精密位置出しを行なっ
て、プラグ相互の位置合せを容易に行なう。

（実施例） 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明の多心光コネクタの一実施例を示す断面
図である。多心光コネクタのプラグｌは金属、プラスチ
ック等から成り、第２図に示すように、大径部と小径部
を有し、大径部には円周方向の位置出しに使用する位置
出しピン１ａが突出して形成され、その端面にはガイピ
ン嵌合用穴１ｃが２ケ所に設けられ、小径部の外周はね
し部１ｂとなっている。第４図に示すように、プラグ１
には光フアイバ直径に合わせた大きさの所定数の細径孔
１ｄが軸方向に貫設されている。直径０．５φ胴のプラ
スチック光ファイバを使用した場合にはプラグ１の細径
孔は０．５１〜０．５２φ胴である。プラグ１内の光フ
ァイバの配列には、第４図に示すように、線部分と密部
骨があり、光エネルギを伝送する光ファイバ１４ｂは外
部ノイズが混入しても構わないことからプラグ１の中央
付近に配列ピッチを密にして配置され、一方、識別を必
要とするデジタル光信号等の光信号を伝送する光ファイ
バ１４ａは相互の漏れ結合を考慮してプラグ１の外側に
配列ピッチを疎にして配置され、光の漏れ結合に対して
光ファイバ１４ｂと比べて高性能を維持している。プラ
グ１の突き合せ面は、各光ファイバ１４ａ。

１４ｂが細径孔に挿入され光学接着剤等により固定され
た後に平滑に研磨される。プラグ１′も同様にして構成
される。

ガイドリング４は金属、硬質プラスチック等から成り、
プラグ１及びプラグ１”の外径に対して空隙つまりクリ
アランスをもった内径に形成され、プラグ１の大径部の
厚さとプラグ１゛の大径部の厚さを加えた厚さに対応し
た長さを有している。

また、ガイドリンク４は直径上に１対の押えピン７．７
を貫入する１対の貫通孔を有し、第３図に示すように、
プラグ１の位置出しピン１ａ及びプラグ１°の位置出し
ピンｌａ’が共に挿入される切り込み（又はスリット）
４ａを有している。ガイドリング４は、１対の押えピン
７．７が外側本体５の）一部に固定されるので押えピン
７．７がガイドリング４の１対の貫通孔に挿入されると
軸方向及び円周方向の動きが制限される。しかし、多少
は動きの自由度がある。

１対のガイＩ−ピン１０はプラグ１とプラグ１”の最終
的な精密位置決め、つまり各光ファイバの精密軸合−Ｕ
を行なう。押しばねＩＮ；１組立時にプラグ固定部十Ａ
３及びリング２を介してプラグ１“の大径端を押し上げ
、プラグ１゛をプラグ１に突き合一せるぽねである。キ
ャンプ１８は下部がスリーブ１７を介して光ファイバ１
４゛に当接され上部が外側本体５のＦ端に袋着され、プ
ラグ１”をほこり等から保護する。内側本体９は夫々外
周にねし部９ａ皮び９ｂが形成された大径部及び小径部
とから成り、中央に段イ」貫通孔を有しその一部にねじ
部９Ｃが形成されている。外側本体５はプラグ１及び１
′を収納するものであり、上部に１対の押えピン７．７
を挿入する１対の貫通孔が半径方向に設りられている。

結合用袋ナソｔ□　６はねし部６ａが内側本体９のねし
部９２１に螺合され、外側本体５と内側本体９を結合す
る。符号１５は取付壁であり、符号１６は弾性リングで
ある。

次に、本発明の多心光コネクタの組立手順について第１
図を参照して説明する。

まず、光フアイバケーブル１４．１４”の光ファイバ１
４ａ、１４ｂを夫々プラグ１．１′の細径孔に挿入固定
し、端面を研磨する。内側本体９の中央の貫通孔に光フ
アイバケーブル１４及びプラグ１を通し、内側本体９を
取付壁１５に螺着し、プラグ１のねじ部１ｂを内側本体
９のねじ部９Ｃに螺合し、プラグ１を内側本体９に固定
する。プラグ１の位置出しピン１ａをガイドリング４の
切り込、７ｊ、４ａに嵌挿させて、ガイドリング４をプ
ラグ１の外周に嵌め込む。ここで、１対のガイドピン１
０．１０の一端をプラグ１のガイドピン嵌合穴ＩＣ１Ｉ
Ｃに挿入する。

次に、外側本体５の中央の段付孔内に、第１図に示すよ
うに、押しばね１１を挿入配置し、その上にプラグ固定
部材３及びリング２を配置する。

光フアイバケーブル１４”及びプラグ１”をリング２及
びプラグ固定部材３の貫通孔に通し、１対の押えピン７
．７を夫々外側本体５の上部に半径方向に切設された貫
通孔に通し同時にガイドリング４を内側に撓Ｔ１−．せ
でその貫通孔にも通ず。次いで、プラグ１′の位置出し
ピンｌａ’をガイドリング４の切り込み４ａに嵌挿しプ
ラグ１とプラグ１゛の概略の位置出しをしながら、プラ
グ１に挿入されている１対のガイドピン１０．１０の他
端をプラグ１′のガイドピン嵌合穴に挿入してプラグ１
とプラグ１”との最終的な高精度の位置出しをする。こ
こで〜結合用袋ナツト６で内側本体９に外側本体５を結
合し固定する。この状態でプラグ１゛は押しばね］１の
押圧力によりプラグ１に結合され、プラグ１とプラグ１
゛の両端面が突き合される。

プラグ１′がカイトリング４内で軸方向に移動可能に構
成されているので、光ファイハゲープル１４”の軸方向
に外力が加わってプラグ１“が引かれ衝撃を受けても、
プラグ１゛の軸方向の移動により衝撃が緩衝され、その
結果プラグ１゛が外力によって直ちに損傷するという事
態を回避出来る。以上述べた組立手順を変更して本発明
の多心光コネクタを組立てることも出来る。

以上のようにして構成された本発明の多心光コネクタに
おいては、プラグ１とプラグ１゛とが自動的に位置出し
されるので多心光ファイバの各光ファイバの線香を必要
とせず、前述した直径０．５φｍｍのプラスチック光フ
ァイバの場合には結合損失１ｄＢの多心光コネクタが実
現できる。また、プラグ１及びプラグ１゛の密部分の光
ファイバ１４ｂの配列ピッチを１ｍｍ以下に設定し、線
部分の光ファイバｌｌａの配列ピッチを１．５＋ｍｎに
設定してプラグ１及び１゛を構成すると、光フアイバ配
列面の一辺が通常の均一の配列ピッチの多心光コネクタ
のプラグのものに比べて２／３に小型化できる。

このため、多心光コネクタの仕上り直径で１０％程度小
型化できる。また、プラグ１．１′の光ファイバの間隔
が０．１〜０．２　ｍｍの場合でも光漏れ結合に対する
アイソレーションが６０ｄＢ以上確保できる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、端面の位置出し
をしてプラグ内に配列固定された複数の光ファイバを一
括して突き合せ接続する多心光コネクタにおいて、突き
合せ端面の所定位置に１対のガイドピン嵌合穴が設けら
れ、外周上の対応した所定位置に突出した位置出しピン
を有し、互いに端面が突き合される１対のプラグと、円
周の長手方向に切り込みを有し、前記位置出しビンを該
切り込みに嵌挿して前記プラグの外周に空隙をもって外
嵌されるプラグ位置出し用ガイドリングと、前記プラグ
の突き合せの際に前記ガイドピン嵌合穴に嵌入され前記
プラグ相互の精密位置出しを行なう１対のガイドピンと
を備えることにより、プラグの突き合せ端面を痛めずに
プラグ相互の位置出しを容易に行なうことができ、−捨
型の多心光コネクタの信顛性を向上できると共にコンパ
クト化がはかれるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の多心光コネクタの一実施例を示す断面
図、第２図は第１図のプラグ１を示す部分断面側面図、
第３図は第１図のプラグ１にガイドピン１０を外嵌した
状態を示す正面図、第４図は第１図のプラグ１の突き合
せ端面を示す正面図である。 １．１′・・・プラグ、ｌａ、ｌａ’・・・位置出しビ
ン、２・・・リング、３・・・プラグ固定部材、４・・
・ガイドリング、５・・・外側本体、６・・・結合用袋
ナツト、７・・・押えピン、９・・・内側本体、１０・
・・ガイドピン、１１・・・押しばね、１４．１４’　
・・・光フアイバケーブル（コーＦ）、１４ａ・・・疎
部の光ファイバ、１４ｂ・・・密部の光ファイバ、１５
・・・取付壁、１６・・・弾性リング、１７・・・スリ
°−ブ、１８・・・キャップ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 端面の位置出しをしてプラグ内に配列固定された複数の
   光ファイバを一括して突き合せ接続する多心光コネクタ
   において、突き合せ端面の所定位置に１対のガイドピン
   嵌合穴が設けられ、外周上の対応した所定位置に突出し
   た位置出しピンを有し、互いに端面が突き合される１対
   のプラグと、円周の長手方向に切り込みを有し、前記位
   置出しピンを該切り込みに嵌挿して前記プラグの外周に
   空隙をもって外嵌されるプラグ位置出し用ガイドリング
   と、前記プラグの突き合せの際に前記ガイドピン嵌合穴
   に嵌入され前記プラグ相互の精密位置出しを行なう１対
   のガイドピンとを備えることを特徴とする多心光コネク
   タ。