JPH01244356A - イオン活量の測定方法および装置 - Google Patents

イオン活量の測定方法および装置

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JPH01244356A
JPH01244356A JP63072434A JP7243488A JPH01244356A JP H01244356 A JPH01244356 A JP H01244356A JP 63072434 A JP63072434 A JP 63072434A JP 7243488 A JP7243488 A JP 7243488A JP H01244356 A JPH01244356 A JP H01244356A
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JP
Japan
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ion
ions
electrode
potential
measuring
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JP63072434A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ito
忠 伊藤
Osamu Tabata
修 田畑
Toshiyuki Taguchi
敏行 田口
Masaru Inagaki
大 稲垣
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はイオン活量の測定方法および装置、特にn個の
イオン選択性電位測定手段および参照電極を用いて検体
中に含まれるn種の異なるイオンの活量を測定する方法
および装置の改良に関する。
[従来の技術] 九叫立ヱ造 血液、直情または結晶あるいは尿中のナトリウムイオン
、カリウムイオン、水素イオン等の定東は臨床検査上重
要な位置を占めており、この目的のために、最近ではた
とえばイオン選択電極また効果トランジスタ(ISFE
T)等のイオン選択性電位測定手段を用いたイオン活量
測定装置に使用され、あるいはその研究がなされている
特に、生体内のナトリウムイオン、カリウムイオンおよ
び水素イオンの活量は非常に精密に制御されており、僅
かの変動が病気の診断に重要な意味をもってくる。しか
も、患者から採取できる検体量は限られている。このた
め、検体中に含まれる前記複数の異なるイオンの活量を
、同時にしかも精度よく測定する必要がある。
良i二弦薯 第6図には、イオン選択性電位測定手段を用いてナトリ
ウムイオン、カリウムイオン、水素イオン活量を測定す
る装置の一例が示されている。この装置は、ナトリウム
イオン電極10、カリウムイオン電極12、PH電極1
4および参照電極16が並列あるいは一体に設けられた
流路Aを有し、この流路Aに向は検体20を供給するこ
とにより、この検体20中に含まれるナトリウムイオン
、カリウムイオン、水素イオン活量を測定するよう形成
されている。
ところで、このような装置を用いた測定技術として、従
来より、ネルンストの式を利用したものが知られている
(a)ネルンストの式を利用した従来技術すなわち、ネ
ルンストの式を利用して、検体20のイオン活量を測定
する場合には、まず前記各イオンの活量が検体20のイ
オン活量より稀薄でかつその値が既に知られている低濃
度標準液30と、前記各イオンの活量が検体20のイオ
ン活量より濃厚で、しかもその値が既に知られている高
濃度標準液34と、洗浄液40とを用意する。
そして、バルブ32を開き、前記低濃度標準液30をロ
ーラポンプ44を用いて流路Aへ向は供給し、このとと
きナトリウムイオン電極10、カリウムイオン電極12
、PH電極14と参照電極16との間に発生する電位差
vNa、vに、■□を測定する。
次に、バルブ42を開き、洗浄液40を用いて流路Aを
洗浄した後、前記バルブ36を開き、高濃度標準液34
を同様にして流路Aへ向は供給し、ナトリウムイオン電
極10、カリウムイオン電極12、PH電極14と参照
電極16との電位差VNa、■6.VHを同様にして測
定する。
次に、このようにして求めた電位差と、既に知られてい
る低濃度標準液30および高濃度標準液34のイオン活
量とを次に示すネルンスト式に代入し、その代入式に基
づき、定数■(0)およびネルンスト感度Sを各電極1
0.12.14についてそれぞれ求める。
V=V (0) +5LO(]  (a)     ・
= (1)次に、洗浄液40を用いて各電極10.12
.14.16および流路Aを洗浄した後、バルブ22を
開き、検体供給装置24を作動さぜることにより、検体
20を流11Aに供給する。そして、ナトリウムイオン
電極10、カリウムイオン電極12、PH電極14と参
照電極16との間の電位差VNa、■6.■、を測定し
、測定された電位差を、定数V(0)、ネルンスト感度
Sが予め求められたネルンストの式(1)に代入する。
そして、この代入式を、aについて解くことにより、検
体20に含まれるナトリウムイオン、カリウムイオン、
水素イオン活量を測定していた。
しかしながら、前記ネルンストの式(1)は、各イオン
電極10,12.14が測定対象とするイオン以外のイ
オン(妨害イオン)の影響を完全に無視できる電極であ
る場合に初めて成立する式である。従って、妨害イオン
の影響を完全に無視できることが少ないイオン選択性電
極を用いた実際の装置では、検体20中に含まれる複数
のイオンのイオン活量を要求される精度で正確に測定す
ることがむずかしいという問題があった。
(b)ニコルスキー・アイゼンマンの式を利用した従来
技術 また前述したネルンストの式を用いた従来技術の問題を
解決するものとして、次式で示すニコルスキー・アイゼ
ンマンの式を用いた測定技術が知られている。
V=V (0) +S、LO(J  (a  +Σk 
、a )+      1    1J  J ・・・ (2) ここにおいて、Siは測定対象イオンであるiイオンに
対する感度、a はiイオンの活量、a、は測定対象外
の影響を及ぼずイオンの活量(妨害イオンの活IL) 
、K、、は選択係数、Σは影J 響を及ぼすjイオンについての総和を表す。
通常、この種の測定に用いられるナトリウムイオン電f
!10は、カリウムイオンの影響を受は易く、PH電極
14はナトリウムイオンやカリウムイオンの影響を受け
やすい、また、カリウムイオン電極12も、ナトリウム
や水素イオンの影響を無視できない場合がある。
このような場合に、前記ナトリウムイオン電極10、カ
リウムイオン電極12、PH電!f!14と参照電極1
6との間の電位差■Na、■K、VIIを、前記第2式
に代入すると、この代入式は次のように表わされる。
vNa=VNa(O)+ S  LOCI(a  +k   a  +k   a
  )Na     Na   NaK  K   N
aHHV、=VK(0)十 S  Loa(a  +k   a  +k  a  
)に    に  KNa  Na   に;111■
tl ”■H(0) + S  LO(1(a  +k   a  +k  a 
 )It     II   1lNa  Ha   
IIK  K・・・(3) ところで、この式を用いてナトリウムイオン、カリウム
イオン、水素イオンの活量aNa、aに、a を求める
ためには、定数V  (0) 、Vk(0)、II  
                    Na■(0
)と9個の選択係数K  、・・・KHKの合計tl 
                   NaK12個
の未知の定数を求める必要がある。
このためには、ナトリウムイオン、カリウムイオンおよ
び水素イオンの活量が全て既知の4種類の異なる標準液
を用い、ナトリウムイオン電極10、カリウムイオン電
極12、PH電極14と参照電極16との間に発生ずる
電位差V。、V8゜■11を測定し、この測定値を前記
第3式に代入することで、合計12個の関係式を得る必
要がある。
そして、これらの関係式を、12個の未知の定数あるい
は選択係数についての12元連立方程式と考えて解けば
、原理的にはこれら合計12個の定数VNa(0)、v
k(0)、■H(0)、KNaK、・・・KIIK’求
めることができるはずである。
しかし、第3式からも明らかなように、これらの連立方
程式は、未知数について非線形な連立方程式であるため
、未知の定数V  (0) 、Vk(0)、Na V、、(0)および未知の選択係数に、(但しi、j−
Na、に、11)を解析的に簡単に求めることかできな
い、このため、前記第3式を用いて妨害イオンの影響を
補正し、各イオンの活”Na’ aK ’ aIIを測
定することは極めて困難であるという問題があった。
また、前記第3式に示す選択係数KNaK、・・・KI
IKは、厳密には定数ではなく、その値はイオン活量に
依存している。このため、第4図に示すように、イオン
選択性$ai10.12.14と参照電極16との間の
電位差V  、V  、V、、は、実Na    に 際にはイオン活量の対数に対してニコルス−q−、アゼ
ンマンの式よりも緩やかに変化することが多い。
このため、前記第3式を数値計算で解いても十分な精度
で各イオン活−1a、a  、a  を測定Na   
K   II することが出来ないという問題があった。
し発明の目的] 本発明は、このような従来の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、各イオン選択性電位測定手段と、参
照電極との間の電位差に基づき、目的とするイオンのイ
オン活量を妨害イオンの影響を補正して正確に測定する
ことができるイオン活量の測定方法および装置を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の方法は、n個(但し
、nは2以上の整数)のイオン選択性電位測定手段およ
び参照電極を用いて検体中に含よれるn種の異なるイオ
ンのイオン活Jl a 1 、a 2・・・anを測定
する方法において、 検体に対する前記各イオン選択性電位測定手段と、参照
電極との電位差V  、V2・・・Voを求め、これら
の電位差V  、V2・・・voを、各イオン活量3.
a2・・・anの対数の線形式の形で表されす る補正式に代入し、検体中に含まれるn種の異なるイオ
ンのイオン活量a  、a  ・・・a を演算側2n 定することを特徴とする。
なお、本発明においては、前記各電位差V1、V2・・
・Voを、次式で表される補正式に代入し、これらの代
入式に基づきn種のイオンのイオン活量a、a2・・・
dnを演算測定することが好ましい。
v  =v  (0) +に11Laga11+ K 
  L Oga 12・・・十に1oLoga1゜V 
 = V  (0) + K 21 LO(] a 2
1+ K   LOQ a 22・・・十に2oLOg
a2゜V  =V  (0) +Ko1LOQao1n
n +K  LO(lao2”’+KnnLOgann・・
・ (4) なお、V、(0)、K、(但し、i、j=1.2・・・
n)はそれぞれ定数を表す。
また、本発明の装置は、異なるn個のイオン選択性電位
測定手段および参照電極を備えたイオン活量の測定装置
において、 前記n個のイオン選択性電位測定手段と参照電極との間
の電位差V i 、 V 2・・・Voを測定する電位
差測定手段と、 前記各イオン選択性電位測定手段および参照電極に向け
、イオン活量が既知の異なるm種(但し、1≦rn≦n
+1)の標準液、検体および洗浄媒体を供給する供給手
段と、 前記m種の標準液のイオン活量を入力する入力手段と、 前記電位差測定手段による測定値と、入力された前記m
種の標準液のイオン活量を用いて、前記第4式で表され
る補正式に基づき検体中に含まれるn種のイオンのイオ
ン活ia1 、a2・・・anを演算測定する演算手段
と、 を合み、前記演算手段は、 入力された前記In種の標準液のイオン活量を記憶する
第1の記憶部と、 前記各標準液について、前記電位差測定手段により測定
される各イオン選択性電位測定手段と参照電極との間の
電位差V i 、 V 2・・・Voを記憶する第2の
記憶部と、 前記検体について、前記電位差測定手段により測定され
る各イオン選択性電位測定手段および多照電極の電位差
Vi 、 y2・・・Voを記憶する第3の記憶部と、 前記第1および第2の記憶部に記憶されているデータを
、前記補正式に代入し、その代入式に基づきV、(0)
 、K、の各定数を演算する定数演算部と、 測定された各定数および前記第3の記憶部に記憶された
電位差V  、V2・・・Voを、前記補正式に代入し
、この代入式に基づき検体中に含まれるn種のイオンの
イオン活量a  、a  ・・・a を演2n 算する活量演算部と、 を含み、前記n個のイオン選択性電位測定手段のうち全
部または一部のイオン選択性電位測定手段か妨害イオン
により影響を受ける場合でも、検体中に含まれるn個の
イオンのイオン活量を正確に測定することを特徴とする
なお、前記前記演算手段は、定数演算部の演算したV、
(0) 、K、、の各定数を記憶する第4の記+   
       1J 憧部を含むことが好ましい。
本l旦Ωヱ上A 第4図には、カリウムイオン選択性電極のカリウムイオ
ン活量を、ナトリウムイオンを妨害イオンとして測定し
た場合のデータが示されている。
同図において、実線は実験データを表し、点線はニコル
スキー・アイゼンマンの式を用いて計算した補正データ
を表し、−点鎖線は測定点間を線形式で近似して求めた
補正データである。
同図からも萌らかなように、イオン活量の対歇に対する
イオン選択性電極の応答は、妨害イオンの影響をうける
測定範囲において、ニコルスキー・アイゼンマンの関係
よりも緩やかである。
本発明者は、この点に着目し、非線形のニコルスキー・
アイゼンマンの式で近似するよりも線形式で近似するこ
とを検討した。
まず、第1のイオンを測定するための第1のイオン選択
性電極またはイオン感応性電界効果トランジスタが妨害
イオンである第2、第3、・・・第nのイオンの影響を
受け、また第2のイオンを測定するための第2のイオン
選択性電極またはイオン感応性電界効果トランジスタが
妨害イオンである第1のイオン、第3イオン・・・第n
のイオンの影響を受け、同様に第nのイオンを計測する
ための第nのイオン選択性電極またはイオン感応性電界
効果トランジスタが妨害イオンである第1、第2・・・
第(n−1)のイオンの影響を受けるときを想定する。
このとき、各イオン選択性電極またはイオン感応性電界
効果トランジスタと参照電極との間の電位差を各イオン
活量の対数の線形式の形で表わされる補正式に代入すれ
ば、妨害イオンの影響を十分補正し、ニコルスキー・ア
イゼンマンの関係を利用した場合よりも各イオンのイオ
ン活量を正確に測定できることを確認した。
たとえば、第1番目(但し、iは1≦i≦n)のイオン
電極と参照電極との電位差を■0、溶液中の1イオンの
活量をa すると、本発明の補正式は、前記第(4)式
で示すように表される。
このように、本発明の補正式は、各イオン活量の対数の
線形和の形で表わされている。このため、この補正式に
含まれる未知の定数ViO)、K+         
  1J を求めるためには、イオン活量が既知の(n+1>種の
標準液についての電位差をそれぞれ測定しておけば、こ
の補正式中に含まれる定数V(0)、K ・を解析的に
しかも容易に求めることができる。
J なお、予め測定対象以外のイオンの影響が無視できるこ
とがわかっているイオン選択性電極またはイオン感応性
電界効果トランジスタがあればこの標準液の個数は減ら
ずことができる。 このようにして、本発明によれば、
前述したニコルスキー・アイゼンマンの補正式を用いた
従来の技術に比べ、その補正式の定数を解析的にしかも
容易に決定することができるため、本発明の補正式を用
いれば、妨害イオンの影響を補正し、検体中に含まれる
各イオンの活量を容易に求めることが可能となる。
また、イオン活量の対数に対するイオン選択性電極の応
答は、実際にはニコルスキー・アイゼンマンの関係より
も緩やかである点に着目し、本発明では、前記第4式で
表されるように、各イオンの対数の線形式で表される補
正式を用いて第4図−点鎖線で示す補正データを求めて
いる。
したがって、イオン選択性電極またはイオン感応性電界
効果トランジスタが妨害イオンの影響を受けても、ニコ
ルスキー・アイゼンマンの関係を用いた従来技術に比べ
、測定値に含まれる誤差を大幅に少なくし、各イオンの
活量を正確に測定することが可能である。
[作用] 本発明は以上の構成からなり、次のその作用を説明する
本発明の最も特徴とする点は、ある目的のイオンを計測
するためのイオン選択性電位測定手段、例えばイオン選
択性電極またはイオン感応性電界効果トランジスタが、
必要な精度を得るには不十分な選択性しか有しない場合
、すなわちイオン選択性電極またはイオン感応性電界効
果1−ランジスタの妨害イオンの影響が無視できない場
合、その妨害イオンな測定対象とするイオン選択性電極
またはイオン感応性電界効果トランジスタを用いて得ら
れるデータを使ってイオン選択性電極またはイオン感応
性電界効果トランジスから得られるデータを補正し、し
かもこのとき用いる補正式として、これらのイオン活量
の対数の線形和で表わされる線形式を用いた点にある。
このように、本発明によれば、補正式としてイオン活量
の対数の線形式を用いているため、妨害イオンの補正を
解析的にしかも容易に行うことができる。
さらに、このような補正式を用いて得られるデータは、
第4図の一点鎖線で示すように、ニコルスキー・アイゼ
ンマンの関係を用いた従来の測定データより大幅に誤差
が少なくなり、検体中に含まれる各種イオンの活量を正
確に測定することができる。
また、本発明の装置を用いて、このようなイオン活量の
測定を行う場合には、まず妨害イオンの補正を行うに必
要な複数種類の標準液を用意し、これら各標準液の既知
のイオン活量を第1の記憶部に記憶する。
次に、これら各標準液についての各イオン選択性電位測
定手段と参照電極との間の電位差を、電位差測定手段に
より測定し、これを第2の記憶部に記憶する。
同様にして、検体についても、各イオン選択性電位測定
手段と参照電極との間の電位差を演算し、これを第3の
記憶部に記憶する。
次に、定数演算部を用いて、前記第1および第2の記憶
部に記憶されたデータを前記第4式に代入し、その代入
式に基づき補正式中の各定数を演算する。このとき、演
算されたこれらの定数は、第11の記憶部に記憶するこ
とが好ましい。
そして、演算された各定数と、前記第3の記憶部に記憶
されたデータを前記補正式(4)に代入し、この代入式
に基づき検体中に含まれるn種のイオンのイオン活量を
演算する。
このようにして演算されたイオン活量は、必要に応じて
メモリに記憶してもよく、また表示部上に直接表示して
もよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、妨害イオンの影
響を補正する補正式として、イオン活量の対数の線形和
の形で表わされる線形式を用いている。このため、イオ
ン活量が既知の複数種類の標準液を用意し、イオン選択
性電位測定手段と参照電極との間の電位差を各標準液に
ついてそれぞれ測定することにより、補正式に含まれる
定数を解析的にしかも容易に決定することがてきる。し
たがって、イオン選択性電位測定手段、例えばイオン選
択性電極やイオン感応性電界効果トランジスタが必要な
精度を得るには不十分な選択性しか有しない場合、すな
わち妨害イオンの影響を無視することができない場合で
も、その影響を簡単に補正し、検体中に含まれる各イオ
ンのイオン活量を測定することができる。
特に、この種のイオン活量測定装置では、イオン選択性
電極またはイオン反応性電解効果トランジスタなどの電
位測定手段を、長期にわたって使用すると、そのイオン
選択性が低下してくるが、本発明によれば、妨害イオン
の補正を前記補正式を用いて容易に行うことができるの
で、イオン選択性の低下の度合があまり大きくない場合
には前記測定手段を取り変えずにそのまま使用すること
ができ、従来より長期に亘ってイオン選択性電極やイオ
ン感応性電解効果トランジスタなどの電位測定手段を使
用することができ、経済的である。
さらに、本発明に用いられる補正式は、従来の制定技術
に用いられていたニコルスキー・アイゼンマンの関係式
に比べて、妨害イオンの補正をより正確に行うことがで
きるため、従来の測定技術に比べ検体中に含まれる各種
イオンのイオン活量をより正確に測定することができる
[実施例コ 次に本発明の好適な実施例を、血液、血清、血漿、ある
いは尿中のナトリウムイオン、カリウムイオンおよび水
素イオンの活量を測定する装置を例に取り説明する。
通常、ナトリウムイオンを計測するナトリウムイオン電
極は、カリウムイオンおよび水素イオンの影響を受け、
PH主電極ナトリウムイオンおよびカリウムイオンの影
響を受は易い、またカリウムイオン電極は水素イオンお
よびナトリウムイオンの影響が無視できない場合がある
本実施例においては、各イオン電極が測定対象とするイ
オン以外のイオンの影響を補正するため、本発明に基づ
く補正式(4)を次式に示す形で用いている。
V  =V  (0) +に11LOgaNaa   
1 +に12 LO(laK+に13LOgallV=v(
0)十に21LOgaNa + K 22 toga K + K 2310(la
 I+V、、 =V3(0) +に31LO(l aN
a+に32LOQ aに+に33LO(la■・・・(
5) ここにおいて、VNa、■に、VHはそれぞれナトリウ
ムイオン電極、カリウムイオン電極およびPH主電極、
参照電極との間の電位差を表し、aNa、aK−aII
はそれぞれナトリウムイオン、カリウムイオン、水素イ
オンの活量を表す。また、■ (0)、v2(0)、v
3(0)、KIJ(但しi、j=1.2.3)は定数を
表す。
本実施例では、これら未知の12個の定数を求ぬるため
に、ナトリウムイオン、カリウムイオンおよび水素イオ
ンの活量が既に知られており、しかもその値がそれぞれ
異なる4種の標準液を用意し、これら各標準液について
、ナトリウムイオン電極、カリウムイオン電極およびP
H主電極、参照電極との間の電位差■Na、V K 、
V Hを測定する。
そして、測定されたこれらの電位差VNa、■3、■I
+と、4種の標準液についてのナト1戸ンムイオン、カ
リウムイオンおよび水素イオンの活量aNa、a  、
a  と、を前記方程式(5)に代入する。
   H この代入式は、イオン活JiaNa、aに、allの対
数の線形和の形で表され、12個の定数、ずなわち、V
  (0) 、V2 (0) 、v3(0) 、KIJ
(但しi、J=1.2.3)についての12元1次連立
方程式となる。そして、このような1次連立方程式は解
析的に容易に解くことができる。従って、本実施例によ
れば、この代入式に基づき前記12個の定数、すなわち
V  (0) 、V2(0)、V3(0) 、K、(但
しi、J=1.2.3)の各定数を簡単に求めることが
できる。
このようにして、前記補正式(う)の定数を求めた後、
検体についてナトリウムイオン電極、カリウム電極およ
びPH主電極参照電極との間の電位差を測定し、この測
定値を補正値(5)に代入する。そして、これらの代入
式をaについて解けば、検体のナトリウムイオン、カリ
ウムイオン、水素イオンの活、fa  、  、a を
求めることHa   K   H ができる。
以E説明したようにして、本実施例によれば、それぞれ
のイオン選択性電極の測定対象以外のイオンの影響を容
易に補正でき、イオン活量の測定値に含まれる誤差を最
小限とすることができる。
第1図には、このような測定を行うイオン活量測定装置
の好適な一例が示されている。なお同図において、前記
第6図に示す従来技術と対応する部材には同一符号を付
してその説明は省略する。
本実施例の測定装置は、流路Aの途中に設けられた測定
槽60を有し、この測定槽60内には、参照電極16と
、ナトリウムイオン電極10、カリウムイオン電極12
、PH電極14の各検知部が並列に配列された状態で設
けられている。
また、実施例の装置には、ナトリウムイオン、カリウム
イオン、水素イオンの活t a N a、 Kallが
予め知られた第1〜第4までの異なる4種類の標準液7
0.72.74.76が用意され、これら各標準液70
.72.74.76は、バルブ80.82.84.86
を開くことにより供給口62を介して測定1W60内へ
供給され、各電極10.12.14の検知部および参照
電極16へ導かれるよう形成されている。
また、バルブ22.42を開くことにより、検体20、
洗浄液(または洗浄用エア)40が同様に供給口62を
介して測定槽60内へ供給されるよう形成されている。
なお、実施例においては、各電極10.12.14.1
6が別体として形成されているが、これらのうちのいく
つかは必要に応じて一体化されたi造とすることもでき
る。また、前記測定PR60は器状である必要はなく、
流路の一部として形成しても良い。
また、前記各電極10.12.14の検知部と、参照電
極16に、前記各標準液70.72.74.76または
検体20を供給した時に、これら各ナトリウムイオン電
極10、カリウムイオン電極12、PH電fi14のそ
れぞれと参照電極16との間に発生する電位差vNa、
V K 、V□は電位差検出回路88によって検出され
る。そして、検出された電位差は演算表示装置90へ向
は出力される。
第2図には、この演算表示装置90の具体的な構成が示
されており、実施例の演算表示装置90は、A/D変換
器92、I10ポート94、記憶装置98、演算部10
0、CP U 1.02、操作卓104、表示部106
を含み、これらはパスライン96を介して相互に接続さ
れている。
ここにおいて、前記記憶装置98には、第1の記憶部9
8a、第2の記憶部98b、第3の記憶部98c、第4
の記憶部98dを構成する各記憶領域が設けられている
。また、前記操作卓104は、前記各標準液70.72
.74.76中に含まれる既知のナトリウムイオン、カ
リウムイオン、水素イオン活”Na’ aK ’ al
lを入力するために用いられる。また、前記演算部10
0は、定数演算部100aと活量演算部100bとを含
む。
本実施例の装置は以上の構成から成り、次にその作用を
第3図に示すフローチャートに従って説明する。また、
前記演算部100は、定数演算部100aと活量演算部
100bとを含む。
本実施例においては、前記各標準液70.72.74.
76中に含まれるナトリウム、カリウム、水素の各イオ
ン活量が予め知られている。従って、前記補正式(5)
中の定数を決定するために、これら4つの標準液70.
72.74.76のそれぞれについてのナトリウムイオ
ン、カリウムイオン、水素イオンの活jiE aN a
、aに、aHを操作卓104を用いて入力する。このよ
うにして入力された各標準液70.72.74.76の
それぞれのイオン活量は、第1の記憶部98aに記憶さ
れる。
次に、バルブ80〜86を操作し、供給口62から測定
W460内へ各標準液を、第1の標準液70、第2の標
準液72、第3の標準液74、第4の標準液76の順で
順次供給する。このとき、各標準液の供給が終了するご
とに、洗杼エアまたは洗浄液40を用いて、測定槽60
、各型f!10.12.14.16および流路Aをその
都度洗浄する。
このようにして、各標準液70.72.74.76が供
給されたときに、前述した検出口#I88を用いて検出
されるナトリウムイオン電Fi110、カリウムイオン
電極12、PHイオン電極14と参照電極16との電位
差vNa、■6、vllは、A/D変換器72、I10
ボート94を介して第2の記憶部98bに記憶される。
これにより、この第2の記憶部98bには、各標準液7
0.72.74.76のそれぞれについての電位差■N
a。
■に、■IIが記憶されることになる。
次に、洗浄用エアまたは洗浄液40を用いて、測定槽6
0、各電極10.12.14.16および流#IAを洗
浄した後、検体20を測定槽60へ向は供給する。
そして、このときナトリウムイオン電極10、カリウム
イオン電極12、PH電極14と参照電極16との間の
それぞれの電位差VNa、vK、■、1は、電位差挟出
回r!@88により検知され、A/D変換器92、I1
0ボート94を介して第3の記憶部98cに記憶される
。これにより、第3の記憶部98cには、検体40に含
まれる各イオンについての電位差■ 、■ 、■11の
値が記憶Na    K されることになる。
また、本実施例において、演算部100には前記補正式
(5)が備えられており、定数演算部1、 OOaは、
第1の記憶部98a、第2の記憶部98bに記憶されて
いるデータを補正式(5)に代入し、この代入式に基づ
き、補正式(5)中に含まれる12個の定数V  (0
) 、V2(0)、V3(0) 、K、j(但しi、j
=1.2.3)を演算する。そして、演算された12個
の定数は、第4の記憶部98dに記憶される。
なお、このような第4の記憶部98dへのデータの演算
記憶動作(第3図において、Bで示す動作)は、前述し
た第3の記憶部98cへのデータの演算記憶動作(第3
図において、Aで示す動作)に先立って行ってもよい。
次に、実施例の活量演算部100bは、第3の記憶部9
8cに記憶された検体20についての電位差VNa、V
K、v■と、第4の記憶部98eに記憶された定数V 
 (0) 、V  (0) 、V3(0)、に、(但し
i、J=1.2.3)を補正式(5)に代入し、この代
入式に基づき検体20についての、ナトリウムイオン、
カリウムイオン、水素イオン活量aNa、aK、a■を
演算し、この値を表示部106に表示する。
このようにして、本発明によれば、各イオン選択性電極
10.12.14が妨害イオンの影響を受ける場合にお
いても、その影響を、簡単に補正し、検体20中に含ま
れるナトリウムイオン、カリウムイオン、水素イオンの
各活量a N a、aに、allを少ない誤差で正確に
測定することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、妨害イオンの
影響を補正するための補正式(5)において、イオン選
択性電極10.12.14と参照電極16との間の電位
差が、イオン活量の対数についての線形式の形で表され
ている。このため、予めイオン活量が既知のいくつかの
標準液70.72.74.76を測定することにより、
補正式(5)中の未知の定数を解析的に容易に決定する
ことかできる。従って、妨害イオンの影響を容易に補正
することができるため、妨害イオンの影響に伴う誤差を
籠小眼にとどめ、検体20中に含まれる各イオン、すな
わちナトリウムイオン、カリウムイオン、水素イオンの
イオン活量を正確に測定することができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものでなく、本
発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が可能である。
例えば、前記実施例においては、イオン選択性電位測定
手段として、イオン選択性電極10.12.14を用い
た場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限らず、
例えばイオン感応性電界効果トランジスタを用いること
もできる。
また、前記実施例においては、流路Aに測定槽60を設
ける場合を例にとり説明したが、例えは第5図に示すよ
うに、基板18上に各イオン電極】0.12.14およ
び参照電極16が集約して配置され、しかも各イオン電
極10.12.14の検知部および参照電極16上に滴
下するだけで被検液を保持でき、しかも被検液をこれら
イオン電極10.12.14の検知部および参照電極1
6に接触させることができる構造のときには、前記測定
槽60は必ずしも必要ではない。この場合、供給口62
は、標準液70.72.74.76、検体20、洗浄エ
アまたは洗浄液40を、各イオン電極10.12.14
の検知部および参照電極16上に滴下あるいは吹き付け
ることができるよう配置すればよい。
また、前記実施例においては、本発明を血液、血清、血
漿、尿中に含まれるイオンのイオン活量の測定用として
用いた場合を例にとり説明したが、本発明はこれらの用
途に限られるものでなく、これ以外にも各種用途、例え
ば食品中のイオンの測定、あるいは工場排水液管理など
にも適用することかできる。
また、測定するイオンの種類も、前述したナトリウムイ
オン、カリウムイオン、水素イオンに限るものでなく、
必要に応じて他のイオンのイオン活量の測定を行うこと
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されたイオン活緻測定装置の好適
な一例を示すブロック回路図、第2図は第1図に示す演
算表示装置の具体的な構成を示すブロック回路図、 第3図は第1図および第2図に示す実施例の動作を示す
フローチャート図、 第4図はイオン選択性電極の応答がニコルスキー・アイ
ゼンマンの関係には厳密に従わないことを示す実験デー
タの説明図、 第5図は本実施例に用いられるイオン選択性電極の他の
配置の一例を示す説明図、 第6図は従来のイオン活量測定装置の一例を示す説明図
である。 10 ・・・ ナトリウムイオン電極 12 ・・・ カリウムイオン電極 14 ・・・ 水素イオン電極 16 ・・・ 参照電極 20 ・・・ 検体 60 ・・・ 測定槽 62 ・・・ 供給口 ア0.72.74.76 ・・・ 標準液90 ・・・
 演算表示装置 98 ・・・ 記憶装置 98a  ・・・ 第1の記憶部 98b  ・・・ 第2の記憶部 98c  ・・・ 第3の記憶部 98d  ・・・ 第4の記憶部 100 ・・・ 演算部 100a ・・・ 定数演算部 100b ・・・ 活量演算部 104 ・・・ 操作卓 106 ・・・ 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)n個(但し、nは2以上の整数)のイオン選択性
    電位測定手段および参照電極を用いて検体中に含まれる
    n種の異なるイオンのイオン活量a_1、a_2…a_
    nを測定する方法において、検体に対する前記各イオン
    選択性電位測定手段と、参照電極との電位差V_1、V
    _2…V_nを求め、これらの電位差V_1、V_2…
    V_nを、各イオン活量a_1、a_2…a_nの対数
    の線形式の形で表される補正式に代入し、検体中に含ま
    れるn種の異なるイオンのイオン活量a_1、a_2…
    a_nを演算測定することを特徴とするイオン活量の測
    定方法。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の方法において、前記
    各電位差V_1、V_2…V_nを、次式で表される補
    正式に代入し、これらの代入式に基づきn種のイオンの
    イオン活量a_1、a_2…a_nを演算測定すること
    を特徴とするイオン活量の測定方法。 V_1=V_1(0)+K_1_1Loga_1_1+
    K_1_2Loga_1_2…+K_1_nLoga_
    1_nV_2=V_2(0)+K_2_1Loga_2
    _1+K_2_2Loga_2_2…+K_2_nLo
    ga_2_nV_n=V_n(0)+K_n_1Log
    a_n_1+K_n_2Loga_n_2…+K_n_
    nLoga_n_nなお、V_i(0)、K_i_j(
    但し、i、j=1、2…n)はそれぞれ定数を表す。
  3. (3)異なるn個のイオン選択性電位測定手段および参
    照電極を備えたイオン活量の測定装置において、 前記n個のイオン選択性電位測定手段と参照電極との間
    の電位差V_1、V_2…V_nを測定する電位差測定
    手段と、 前記各イオン選択性電位測定手段および参照電極に向け
    、イオン活量が既知の異なるm種(但し、1≦m≦n+
    1)の標準液、検体および洗浄媒体を供給する供給手段
    と、 前記m種の標準液のイオン活量を入力する入力手段と、 前記電位差測定手段による測定値と、入力された前記m
    種の標準液のイオン活量を用いて、次式に示す補正式に
    基づき検体中に含まれるn種のイオンのイオン活量a_
    1、a_2…a_nを演算測定する演算手段と、 V_1=V_1(0)+K_1_1Loga_1_1+
    K_1_2Loga_1_2…+K_1_nLoga_
    1_nV_2=V_2(0)+K_2_1Loga_2
    _1+K_2_2Loga_2_2…+K_2_nLo
    ga_2_nV_n=V_n(0)+K_n_1Log
    a_n_1+K_n_2Loga_n_2…+K_n_
    nLoga_n_n[なお、V_i(0)、K_i_j (但し、i、j=1、2…n)はそれぞれ定数を表す] を含み、前記演算手段は、 入力された前記m種の標準液のイオン活量を記憶する第
    1の記憶部と、 前記各標準液について、前記電位差測定手段により測定
    される各イオン選択性電位測定手段と参照電極との間の
    電位差V_1、V_2…V_nを記憶する第2の記憶部
    と、 前記検体について、前記電位差測定手段により測定され
    る各イオン選択性電位測定手段および参照電極の電位差
    V_1、V_2…V_nを記憶する第3の記憶部と、 前記第1および第2の記憶部に記憶されているデータを
    、前記補正式に代入し、その代入式に基づきV_i(0
    )、K_i_jの各定数を演算する定数演算部と、 測定された各定数および前記第3の記憶部に記憶された
    電位差V_1、V_2…V_nを、前記補正式に代入し
    、この代入式に基づき検体中に含まれるn種のイオンの
    イオン活量a_1、a_2…a_nを演算する活量演算
    部と、 を含み、前記n個のイオン選択性電位測定手段のうち全
    部または一部のイオン選択性電位測定手段が妨害イオン
    により影響を受ける場合でも、検体中に含まれるn個の
    イオンのイオン活量を正確に測定することを特徴とする
    イオン活量測定装置。
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