JPH01240131A - リールシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、釣り竿にリールを取り付けるためのリール
シートの改良に関するものである。

（従来技術） 釣り竿へのリールの取り付けは、釣り竿の手前側に固着
させたリールシートによって行われるのであるが、従来
使用せられているリールシートにあっては、その前方部
にリールの脚部先端部を差し入れるフードを固定する一
方、その後方部にリールの脚部後端部を固定するための
押圧式又は螺子式の固定具を取り付けた構成となってい
るのである。

（発明が解決しようとする課Ｒ） このようなリールシートは、釣り竿の製造段階で、予め
設定された標準位置に固着させられてしまう状態となる
のであるが、従来のような構成のり−ルシートを釣り竿
に取り付けた場合、釣り竿に対するリールの取り付は位
置は常時固定なものとなってしまい、釣りの方法や、対
象魚の違いや、釣り人の好み等によって、リールの取り
付は位置を多少変更させて使用したいような場合にも、
その変更は不可能であるという不便さがあるのである。

この発明は、従来の構成のリールシートにみられたこの
ような不便さを解消しようとするものである。

〔構成〕

（課題を解決するための手段、作用） この発明は、リールシートの基盤部に対して、リールの
脚部先端を差し入れ固定させるフード、並びにリールの
脚部後端を押圧固定させる固定具を前後移動可能状態で
配置させる一方、基盤部の下方部に凹凸部を連続的に形
成するとともに、フードの基部に、凹凸部への係合凸部
を形成し、フードの上方向への持ち上げ時にあっては、
凹凸部と凸部との係合により、フードの固定を図り得る
構成とすることによって、一定の範囲内で、釣り竿に対
するリールの取り付は位置を前後に変更させ得るように
しようとするものである。

（実施例） 図面にもとづいて、この発明に係るリールシートの構成
を説明すると、リールシート本体ｌは、第１図乃至第４
図に示すとおり、釣り竿への取り付は筒体部７、該筒体
部７の上面に形成せられる基盤部２、該基盤部２に対し
て前後移動可能な状態で配置せられるとともに、リール
の脚部先端部の差し入れ口８を有するフード３、並びに
リールの脚部後端部を任意の位置で固定するための固定
具４をもって構成せられるとともに、基盤部２の下面縁
部には、鋸刃状の凹凸部５が形成せられており、フード
３の基部に形成した凸部６を、凹凸部５に係合させるこ
とにより、移動可部な状態にあるフード３の固定を図り
得る構成となっているのである。

すなわち、基盤部２は、筒体部７の上面部に配置せられ
るとともに、その両側部にガイド溝９が形成せられてお
り、フード３の下端内側部に形成した延出部１０を、ガ
イド溝９内に差し入れることによって、基盤部２上を自
由に移動し得るように配置せられているとともに、基盤
部２の下面部に形成した連続的な凹凸部５に、フード３
の延出部１０の手前側端部を上方向に折り曲げ屈曲させ
ることによって形成した凸部６を、該凹凸部５の自由な
位置に係合させることによって、必要な個所での固定が
図られる構成となっており、また、フード３を下方向に
押し下げることによって、フード３に形成した凸部６と
凹凸部５との係合状態が解除せられ、フード３全体を基
盤部２上を任意の個所に移動させ得る構成となっている
のである。

また、フード３は、第４図に示すとおり、その内側部に
、下方方向に向けた形の坂バネ１１が組み込まれた構成
となっており、その先端部を基盤部２の上面部に押圧接
触させた構成となっているのである。従って、通常の状
態にあっては、フード３自体は、基盤部２上の何れかの
位置で固定状態となっており、その位置移動に際しては
、フード３を下方向に押し下げ、その係合状態を解除し
た後に、必要な位置に移動させるという９領により行い
得るのである。なお、基盤部２へのフード３の取り付け
は、第３図に示すとおり、基盤部２の前方からフード３
を差し入れ、板バネ１１の先端部が、基盤部２の上面先
端部に形成した凹部１２に嵌合した状態となるまで差し
入れることによってなされるのである。なお、該板バネ
１１は、リールの取り付は時以外に、フード３が不必要
に移動するのを防止するためのものであって、リール０
脚部先端をフード内に差し入れた場合にあっては、リー
ルの脚部自体が楔の役割を果たし、フード３自体は必然
的に上方に押上られた格好となって固定状態となるため
、本発明の実施上、必ずしも不可欠なものではない。

また、固定具４は、基盤部２上を前後方向に自由に移動
させえるとともに、その上面に取り付けた操作レバ一部
１３を下方方向に押し下げることによって、下方部に取
り付けた爪板の先端部が、基盤部２の上面に形成した凹
凸部１４に入り込み、任意の位置で固定具４全体を口・
ツクし得る構成となっており、リールシートへのリール
の取り付けに際しては、リールの脚部後端部を固定する
役割を果たすのである。なお、この発明を実施する場合
における該固定具４の構成は、必ずしも上記のようなも
のに限定される必要はなく、従来一般に使用せられてい
る螺子の固定具をもって構成することも可能である。

〔効果〕

（発明の効果） この発明に係るリールシートは、上記のような構成であ
って、釣り人の好みや、釣り方や、対象魚等の違いによ
って、リールの取り付は位置を任意に調整し得るという
（Ｆ利さかあるのである。しかも、フード３の固定を、
フード３を上方向に持ち上げることによって行い得る構
成となっているため、フード３内へのリール脚部の差し
入れにより、リール脚部が楔の役割を果たし、その固定
状態が確実なものとなり、釣りを行っている最中に、不
用意にフード３が移動し、釣り竿からリールが外れると
いった事態を完全に防止し得るという利点があるのであ
る。

【図面の簡単な説明】

添付図面は、この発明の一実施例を示すものであって、
第１図はリールシートの全体を示す斜視図、第２図はフ
ードの移動状態を示す斜視図、第３図は基盤部並びにフ
ードの構成状態を示す斜視図、第４図は基盤とフードと
の揺台状態を示す一部切欠斜視図である。 １・・・リールシート本体、２・・・基盤部、３・・・
フード、４・・・固定具、５・・・凹凸部、６・・・係
合凸部 特許出廟人　株式会社がまかつ 代　理　人　弁理士　大西　健

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）リールシート１の基盤部２に対して、フード３並び
   に固定具４を前後移動可能状態で配置させるとともに、
   基盤部２の下方部に凹凸部５を形成する一方、フード３
   の基部に、凹凸部５への係合凸部６を形成し、フード３
   の上方向への持ち上げ時にあっては、凹凸部５と凸部６
   との係合により、フード３の固定を図り得るように構成
   したことを特徴とするリールシート。