JPH01236061A - 医療ポンプ駆動装置 - Google Patents

医療ポンプ駆動装置

Info

Publication number
JPH01236061A
JPH01236061A JP63062935A JP6293588A JPH01236061A JP H01236061 A JPH01236061 A JP H01236061A JP 63062935 A JP63062935 A JP 63062935A JP 6293588 A JP6293588 A JP 6293588A JP H01236061 A JPH01236061 A JP H01236061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
flow velocity
negative pressure
positive pressure
balloon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63062935A
Other languages
English (en)
Inventor
Naritomo Kanai
金井 成等
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinsangyo Kaihatsu KK
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinsangyo Kaihatsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Shinsangyo Kaihatsu KK filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP63062935A priority Critical patent/JPH01236061A/ja
Publication of JPH01236061A publication Critical patent/JPH01236061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] [産業上の利用分野] 本発明は、人工心臓や大動脈内バルーンポンプなど医療
ポンプを駆動する装置に関し、特に医療ポンプに印加す
る流体1「の制御に関する。
[従来の技術] 医療ポンプに収縮及び膨張の動作を行なわせるため、こ
の種の医療ポンプを駆動する装置は、正圧と負圧とを流
体圧として交互に出力するように構成されている。
ところで、人工心臓や大動脈内バルーンポンプの駆動に
おいては、安全性及びイ8頼性を高めるため、様々な難
題を解決する必要がある。
例えば、大動脈内バルーンポンプは、膨張/収縮部分が
非常に薄い樹脂で構成されているので、必要以上に高い
圧力を印加すると破裂する恐れがあるし、印加圧力が小
さいと、膨張/収縮時の立上り/立下がりか遅くなり充
分な効果か得られない場合がある。しかし、好ましい圧
力は、使用するバルーンの種類や使用環境に応して大き
く異なる。
バルーンの膨張量を任意に変えたい場合もあるが、その
種の制御は非常に短しい。更に、万一、バルーンが破裂
した場合には、それを早く知る必要があるが、生体内に
位置するバルーンの破裂の有無を知るのは難しい。
また、人工心臓の駆動においては、ポンプのサック中に
血液が滞留すると血栓が生じる。血栓の発生をなくする
ためには、サックをその全ストロークに渡って常時動か
す必要がある。即ち、サックが充分に収縮しないと、サ
ック内で血液の一部が滞留し、血栓が生じる可能性が高
い。しかし、血栓をなくするために過大な駆動圧力を印
加すると、サックとストロークエンド壁との衝突によっ
て、血液がすりつぶされ、溶血が発生し易い。
[発明が解決しようとする問題点コ 従来の医療ポンプの駆動制御においては、生体の心電図
の検出や、駆動装置が出力する圧力の検出のみによって
駆動圧力の制御を行なっているので、上述のような1J
11題は充分に解決されていない。
また、駆動圧力波形の微妙な変化を検出して血液ポンプ
サックの停止の有無を検出する方法が提案されているが
、この方法は検出が難しく、しかも過大な圧力をポンプ
サックに印加する必要があるので好ましくない。
本発明は、上述の様々な粱題を確実に解決しうる医療ポ
ンプ駆動装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明においては、医療ポン
プを駆動する流体を通す流路中に、駆動流体の流速を検
出する検出手段を設ける。即ち、駆動流体の流速は、医
療ポンプの膨張/収縮の状態と非常に大きな関連がある
。例えば、大動脈内)<ルーンポンプを膨張させる場合
、バルーンに正圧を印加すると流速は急激に増大し、バ
ルーンの膨張量の増大に伴なって流速は徐々に減小し、
バルーンが完全に膨張すると流速は零になる。また、バ
ルーンに負圧を印加すると流速は急激に増大し、バルー
ンの収縮の進行に伴なって流速は徐々に減小し、バルー
ンが完全に収縮すると流速は零になる。つまり、駆動流
体の流速が実質上零になったか否かを検出することによ
り、医療ポンプが完全に膨張状態又は収縮状態になった
か否かを知ることができる。
本発明の1つの態様においては、駆動流体の流速が零に
なるタイミングを検出し、そのタイミングに同期して、
医療ポンプに印加する駆動流体の正圧と負圧との切換え
を行なう。
[作用] 人工心臓ポンプを駆動する場合、正圧を印加している時
にサックが実質上完全に収縮すると駆動流体の流速が零
になり、負圧を印加している時にサックが実質上完全に
膨張すると駆動流体の流速が零になる。従って、流速が
零になるタイミングに同期して正圧と負圧との切換えを
行なうと、駆動流体の圧力の大小に関わらず、サックは
、常に完全収縮状態と完全膨張状態の間の全ストローク
に渡って駆動され、しかも、完全収縮状態又は完全膨張
状態で休止することがなくなるので、血液のサック内で
の滞留は皆無になる。また、サックが過大収縮すること
がないので、サックとストロークエンド壁とによって血
液がすりつぶされる恐れはない。
また、本発明のもう1つの態様においては、駆動流体の
正圧と負圧とを切換える切換弁の出力に遮断弁を設ける
とともに、駆動流体の流速が零になるタイミングを検出
し、そのタイミングに同期して前記遮断弁を閉制御する
大動脈内バルーンポンプの場合、バルーンを膨張させる
タイミングになったら、バルーンに正圧を印加してなる
へく早くそれを膨張させ、所定の膨張状態になったらそ
れを維持し、次にバルーンを収縮させるタイミングにな
ったら、バルーンに負圧を印加してなるべく早くそれを
収縮させ、収縮状態になったらそれを維持するように制
御する。
駆動流体の流速が実質上零になるタイミングは、バルー
ンが完全に膨張した状態又は完全に収縮した状態と一致
するので、それに同期して遮断弁を閉しることにより、
圧力発生源が過大な正圧及び負圧を出力する場合であっ
ても必要以上の圧力がバルーンに印加される恐れがない
ので、バルーンに過大応力が加わらず、破裂等を生じる
可能性は皆無になる。また、流速が零になるタイミング
を知ることによって、バルーンの膨張/収縮に要する応
答時間が分かるので、その応答時間を基準にして、流速
が零になる前に遮断弁を閉じれば、バルーンの膨らみ状
態を100%以下の任意の状態に設定しうる。
また、本発明の更にもう1つの態様においては、例えば
発光素子などの異常報知手段を設けるとともに、駆動流
体の流速が零になるタイミングを検出し、そのタイミン
グに基づいて、ポンプの膨張/収縮の応答時間を測定し
、測定した応答時間が異常である時には異常報知手段を
付勢する。
これによれば、様々な異常を検出し、それを検出した時
にオペレータに報知できろ。即ち、通常であれば、ポン
プの膨張及び収縮は個々のポンプの種類や駆動圧力など
に応じて定まる所定時間内に完了する。ところが、バル
ーンポンプが破裂したり、駆動ホースに折れ、つぶれ、
詰まり等々が生じると、膨張及び/又は収縮に異常に長
い時間が必要になる。この応答時間は、ポンプに正圧又
は負圧を印加してから、流速が零になるまでの時間とし
て測定できる。従って、測定した応答時間が異常に長い
場合に報知手段を付勢すれば、各種異常の発生をオペレ
ータに知らせることができる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照した
実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第1図に、本発明を実施する一形式の医療ポンプ駆動装
置の流体回路の構成を示す。60L及び60Rが人工心
臓であり、60Bが大動脈内バルーンポンプである。人
工心臓60L、60Rは、可撓性のサックによって血液
室と駆動流体室とに区分され、血液室の入口と出口には
弁が設けられている。駆動流体室に印加する圧力を脈動
させることにより、サックが拍動、即ち膨張/収縮を繰
り返し、血液が血液室を介して、その入口から出口に向
かって送られる。人工心11m60L、60Rの各駆動
流体室には、それぞれ駆動チューブ2a及び2bが接続
されている。
バルーンポンプ60Bは、駆動チューブ2cに印加する
流体圧を脈動させることにより、生体の大動脈内に挿入
される先端のバルーン部分が膨張及び収縮し、生体の心
臓の働きを助ける。
この例では、駆動装置の出力ホース12に、駆動チュー
ブ2a、2b及び2cのいずれかを選択的に接続可能に
なっている。具体的には後述するが、この駆動装置の動
作には、人工心臓モートとバルーンモートとが備わって
おり、出力ホース12に接続するポンプの種類に応じて
、スイッチで駆動装置の動作モードを切換えて駆動する
ように構成しである。
この例では、駆動装置の流体回路は、流体アイソレータ
AGAによって2つに区分されている。流体アイソレー
タAGAの一次側(第1図の左側)には空気が充填され
、二次側にはヘリウムガスが充填される。
まず、流体アイソレータAGAの一次側の流体回路を説
明する。コンプレッサ71の出力端が、電磁弁51の入
力端に接続され、電磁弁51の出力端は蓄圧タンクAC
I内に開放されている。また、真空ポンプ72の出力端
が電磁弁54の入力端に接続され、電磁弁54の出力端
が蓄圧タンクAC2内に開放されている。これらの電磁
弁51及び54は、調圧弁として機能する。
また、蓄圧タンクACI及びAC2の内空間に、それぞ
れ、電磁弁52及び55の入力端が開放されており、電
磁弁52の出力端と電磁弁55の出力端は、パイプ50
によって互いに結合されている。このパイプ50の一端
が、流体アイソレータAGAの一次側の端子に接続され
ている。蓄圧タンクACI及びAC2の内部には、流体
圧を検出するための圧力センサPS1及びPS2がそれ
ぞれ配置されている。
流体アイソレータAGAは、ダイアフラムを含む可動部
によってその一次側と二次側とを気密に分離している。
ダイアフラムの偏移によって、アイソレーター次側の流
体圧変化が二次側の流体回路に伝達される。
流体アイソレータAGAの二次側の流体回路には、ヘリ
ウ11タンクHT Aが備わっている。ヘリウムタンク
FITA内のヘリウムガスは、調圧弁53及び電磁弁5
9を介して、流体アイソレータAGAの二次側流路に供
給される。電磁弁58は、二次側流体を排気するための
利用される。流体アイソレータAGAの二次側のパイプ
49は、電磁弁56を介して、出力ホース12に接続さ
れている。
電磁弁56は、バルーンモートにおいて、遮断弁として
利用される。
出力ホース12の一部分を第2a図に拡大して示す。第
2a図を参照すると、流速センサのセンサチップ9が、
内周面に表面が露出する形で、出力ホース12の壁内に
埋め込まれている。センサチップ9と電気的に接続され
たリード線lOは、出力ホース12の外側に引き出され
ている。また、絶縁と固定のために、リート線10の周
囲はエポキシ樹脂11で固めである。
第2b図に、センサチップ9の構成を示す。第2b図を
参照すると、シリコン単結晶15の上に酸化膜17が形
成され、その上にヒータ部14が形成されている。また
、シリコン単結晶15上の別の位置には、白金フィルム
16が固着され、その上に温度センサ部13が形成され
ている。
第4図に、センサチップ9を接続した流速検出回路AF
Dの構成を示す。第4図を参照して流速検出の原理を説
明する。温度センサ部13及びヒータ部14は、各々抵
抗体であり、前者は外気、即ちヘリウムガスの温度に応
じた抵抗値を示す。
また後者は、その発熱量とその周囲の熱抵抗とに応じた
抵抗値を示すが、熱抵抗はヘリウムガスの流速に応じて
変化する。つまり、出力ホース12内を流れるヘリウム
ガスの流速に応じて、ヒータ部14の抵抗値が変わる。
第4図に示す回路においては、差動増幅器AMPの2つ
の入力端の電圧が略等しい平衡状態に常時維持される。
流速が大きくなり、ヒータ部14の温度が下がってその
抵抗値が小さくなると、増幅器AMPの非反転側の入力
端子の電圧が高くなり、増幅器AMPの出力電圧が高く
なり、トランジスタQ1の出力電圧がより高くなって、
ヒータ部14に流れる電流が増大し、ヒータ部14の抵
抗値が増大するので、回路は平衡状態に戻る。従って、
この回路の出力端子の電圧(Sva)は、ヒータ部14
の表面を通るヘリウムガスの流速に応じて定まる。
第3図に、実施例の医療ポンプ駆動装置の電装部の構成
概略を示す。第3図を参照すると、この回路にはマイク
ロコンピュータ100が備わっている。第4図に示した
流速検出回路AFDと、4つの圧力センサPsi、PS
2.PS3.PS4がA/D変換器110を介して、マ
イクロコンピュータ100に接続されている。タイミン
グ信号生成回路130は、バルーンモートにおいて、バ
ルーンポンプ60Bに印加する圧力の正圧と負圧との切
換えタイミングを示す信号を生成する。この信号は、生
体に接続された心電計120からのR波信号に基づいて
生成される。
電磁弁51,52,54,55,56,57.58及び
59は、ドライバ150を介して、マイクロコンピュー
タ100の出力ポートに接続されている。
操作ボード140は、図示しないが、様々な入力用のキ
ースイッチと多数の表示器を備えている。
キースイッチには、駆動圧力を調整するキー、拍動周期
を調整するキー、バルーンモードと人工心臓モードを切
換えるモードキー、バルーンポンプの膨らみ量調整モー
ドを指定するモードキー及びバルーンの膨らみ量を設定
するテンキーが備わっている。
また、マイクロコンピュータ100の出力ポートには、
異常表示用の発光ダイオードLEDが接続されている。
第7a図、第7b図及び第7C図に、第3図のマイクロ
コンピュータ100の主要動作の内容を示す。なお、第
7C図に示す処理は、マイクロコンピュータ100の内
部タイマによって定周期で発生するタイマ割込要求に応
答して割込みで実行される。以下、各図を参照して、マ
イクロコンピュータ100の動作を説明する。
まず、第7a図を参照する。電源がオンすると、初期化
を行なう。即ち、内部メモリの内容をクリアし、出力ポ
ートを初期レベルに設定し、各種パラメータを初期値に
設定し、タイマや割込みのモ一ド設定を行なう。
ステップ1では、フラグF1の状態を識別する。
このフラグF1は、人工心臓を駆動する動作モード、即
ち人工心臓モートの時に1に設定され、大動脈内バルー
ンポンプを駆動する動作モード、即ちバルーンモードの
時にOにクリアされる。ステップ2以降の第7a図に示
す処理が、人工心臓モードの処理であり、第7b図に示
す処理がバルーンモートの処理である。
まず、人工心臓モードの処理を説明する。ステップ2で
は、電磁弁52の状態を識別する。電磁弁52が開状態
、即ち人工心臓ポンプ60L(又は60R)に正圧を印
加する時には、ステップ3に進み、そうでなければ、即
ち負圧を印加する時にはステップ5に進む。
正圧を印加する時には、次のように処理する。まず、ス
テップ3で、流速信号Svaのレベルをしきい値THo
 と比較する。このしきい値THoは非常に小さい値で
ある。出力ホース12を通るヘリウムガスの流速が実質
上界の場合、即ち、3va (THoならステップ4を
実行する。つまり、電磁弁52を閉じて電磁弁55を開
き、人工心臓に印加する圧力を正圧から負圧に切換える
また、収縮時間タイマTMsysの内容をレジスタRs
ysにストアし、拡張時間タイマTMdiaの内容をク
リアする。
負圧を印加する時には、次のように処理する。まず、ス
テップ5で、流速信号Svaのレベルをしきい値T H
o と比較する。出力ホース12を通るヘリウムガスの
流速が実質上界の場合、即ち、SvaくTHoならステ
ップ6を実行する。つまり、電磁弁52を開いて電磁弁
55を閉じ、人工心臓に印加する圧力を負圧から正圧に
切換える。
また、拡張時間タイマTMdiaの内容をレジスタRd
iaにストアし、収縮時間タイマTMsysの内容をク
リアする。
つまり、この実施例においては、人工心臓の収縮期と拡
張期との切換えは、ヘリウムガスの流速が実質上界にな
った状態、即ち人工心臓が完全な拡張状態又は収縮状態
になった時に行なわれる。従つて、人工心臓の拡張動作
が完了すると、休止することなく直ちに収縮動作に移行
し、収縮動作が完了すると、休止することなく直ちに拡
張動作に移動する。
このため、この実施例では、人工心臓の拡張/収縮は生
体の状態に対して非同期であり、人工心臓の動作の拡張
期、収縮期及び拍動周期は、人工心臓ポンプの拡張速度
及び収縮速度に応じて定まる。
またこの実施例においては、拍動周期を設定した周期に
維持するために、人工心臓の拡張期及び収縮期の時間を
測定し、拍動周期が設定した周期と一致するように、人
工心臓に印加する駆動圧力を調整している。
ステップ7においては、Rsys+Rdiaの値をレジ
スタPRmにストアする。レジスタRsysには、ステ
ップ6でタイマTMsysをクリアしてから次にステッ
プ3で流速零を検出するまでの時間、即ち収縮動作に要
した応答時間(収縮期)の値が保持され、レジスタRd
iaには、ステップ3でタイマTMdユaをクリアして
から次にステップ6で流速零を検出するまでの時間、即
ち拡張動作に要した応答時間(拡張期)の値が保持され
ているので、レジスタP ’Rm しこは、実際の人工
心臓の拍動周期の値がストアされる。
そして、Rsys > Rss十ΔPRなら、ステップ
8からステップ9に進んで、正圧設定値Pspに微小値
ΔPsを加算する。
また、Rsys < R85−ΔPRならステップ10
からステップ11に進んで、正圧設定値Pspがら微小
値ΔPsを減算する。
同様に、Rdia > Rds+ΔPRなら、ステップ
12からステップ13に進んで、負圧設定値Psnに微
小値ΔPsを加算する。
また、Rdia < Rds−ΔPRなら、ステップ1
4からステップ15に進んで、負圧設定値Psnから微
小値ΔPsを減算する。
ここで、Rss及びRdsは、それぞれ、収縮期及び拡
張期の立上り(又は立下がり)応答時間の設定値である
。つまり、操作ボード140で設定した収縮期よりも測
定した収縮期が長ずざると正圧の設定値を増大し、測定
した収縮期が短かすぎると正圧の設定値を減小させる。
また、設定した拡張期よりも測定した拡張期が長ずざる
と負圧の設定値を増大し、測定した拡張期が短かすぎる
と負圧の設定値を減小させる。
この人工心臓モードにおけるヘリウl\ガスの流速。
駆動圧力及び電磁弁52.55の開閉の変化を第5図に
示すので参照されたい。
次に、第7b図に示すバルーンモートを説明する。ステ
ップ21では、タイミング信号生成回路130が出力す
る同期信号Siを検出するまで待つ。心電計120が検
出するR波に同期した所定のタイミングで、バルーンの
拡張開始を示す同期信号Siが出力される。同期信号S
1を検出すると、次のステップ22に進む。
ステップ22では、電磁弁52を開いて電磁弁55を閉
し、バルーンポンプに印加する圧力を負圧から正圧に切
換えるとともに、電磁弁(遮断弁)56を開いてバルー
ンポンプに実際に正圧を印加する。またこの時、拡張期
タイマT M iをクリアする。
次のステップ23では、フラグFvolの状態を識別す
る。このフラグF volは、バルーンの100%の拡
張を行なうモードでは0であり、膨らみ量の調整を行な
うモードでは1になる。
フラグF volがOの時には次のように処理する。
まず、ステップ26で流速信号Svaのレベルを調べ、
流速が実質上界になるまで待つ。流速が零になると、ス
テップ27で電磁弁56を閉じ、駆動系の出力とバルー
ンポンプとの間の流路を遮断する。
つまり、バルーンの拡張を行なう時に、バルーンが10
0%拡張すると、検出される流速が零になるので、その
時に電磁弁56を閉じることにより、バルーンの100
%の拡張状態を維持すると同時にそれ以上の過大圧力が
バルーンに印加されるのを防止する。
ステップ28では、拡張期タイマT M iの内容をレ
ジスタRtiにストアする。従って、レジスタRtiに
は、バルーンに正圧を印加し始めてからバルーノが10
0%拡張するまでに要した応答時間(拡張期)の値が保
持される。
ステップ29では、タイミング信男生成回路130が出
力する同期信号Sdを検出するまで待つ。
心電計120が検出するR波に同期した所定のタイミン
グで、バルーンの収縮開始を示す同期信号Sdが出力さ
れる。同期信号Sdを検出すると、次のステップ30に
進む。
ステップ30では、電磁弁52を閉じて電磁弁55を開
き、バルーンポンプに印加する圧力を正圧から負圧に切
換えるとともに、電磁弁56を開いてバルーンポンプに
実際に負圧を印加する。またこの時、収縮期タイマTM
dをクリアする。
次のステップ31では、流速信号Svaのレベルを調べ
、流速が実質上界になるまで待つ。流速が零になると、
ステップ32で電磁弁56を閉じ、駆動系の出力とバル
ーンポンプとの間の流路を遮断する。
つまり、バルーンの収縮を行なう時に、バルーンが0%
まで収縮すると、検出される流速が零になるので、その
時に電磁弁56を閉じることにより、バルーンの収縮状
態を維持すると同時にそれ以上の過大応力(負圧)がバ
ルーンレこ印加されるのを防止する。
ステップ33では、収縮期タイマTMdの内容をレジス
タRtdにストアする。従って、レジスタRt、dには
、バルーンに負圧を印加し始めてからバルーンが0%に
収縮するまでに要した応答時間(収縮期)の値が保持さ
れる。
このバルーンモードにおけるバルーンの膨らみ量。
駆動圧力、ヘリウ11ガスの流速、電磁弁52,55及
び56の開閉状態の変化を第6図に示すので参照された
い。
バルーンの膨らみ量の調整を行なうモードでは、フラグ
F volが1になるので、バルーンの拡張期において
、ステップ23からステップ24に進む。
ステップ24では、拡張期タイマTMiを拡張時間の設
定値Tisと比較し、TMi≧Tisになるまで待つ。
但し、Tisの値は、拡張時間を保持するRtiの値よ
り小さい。
この動作モードでは、TMi≧Tisになると、即ちバ
ルーンが所定の膨らみ量になると、電磁弁56を閉じて
駆動系の出力とバルーンポンプとの間の流路を遮断する
。このモードにおける電磁弁56の動作は、第6図に一
点鎖線で示しである。
次に、第7c図に示すタイマ割込処理を説明する。ステ
ップ41では、流速信号Sva、圧力信号DPP及びD
PNをA/D変換器110を介してサンプリングする。
ステップ42では、サンプリングした正圧DPPを設定
圧力Pspと比較する。DPP<Pspならステップ4
3で電磁弁51を開いて蓄圧タンクAC1内の圧力を上
げ、そうでなければステップ44で電磁弁51を閉じる
ステップ45では、サンプリングした負圧DPNを設定
圧力Psnと比較する。DPN>Psnならステップ4
6で電磁弁54を開いて蓄圧タンクAC2内の圧力を下
げ(絶対値を上げる)、そうでなければステップ47で
電磁弁54を閉しる。
ステップ48では、人工心臓モードとバルーンモ一ドと
の切換えの識別を行なう。バルーンモードならフラグF
1を0にクリアし、人工心臓モードならフラグF1を1
にセットし、電磁弁56を開く。従って、人工心臓モー
ドにおいては、電磁弁56は常時開状態になる。
ステップ51では、操作ボード140の多数のキースイ
ッチの状態を調べ、変化があった場合には所定の入力処
理を実行する。
ステップ52では、バルーンの膨らみ量の設定値INF
が更新されたか否かを調べる。膨らみ量は、テンキーに
よって、2桁の数値として入力される。
例えば50であれば、50%の膨らみ量の指定になる。
ステップ53では、指定された設定値INFに基づいて
、バルーンの拡張時間の設定値Tisを設定する。Ti
sには、Rti X INF/ 100の値がストアさ
れる。レジスタRtiにはバルーンが100%の拡張を
した時の応答時間が保持されているので、INFの指定
に応じたバルーンの膨らみ量が得られるような時間がT
isに設定される。
ステップ54では、レジスタRtiの内容と参照値T 
e lとを比較し、ステップ55ではレジスタRtdの
内容と参照値Te2とを比較し、ステップ56ではPR
mの内容と参照値Te3とを比較する。
各レジスタRti、 Rtd及びPRmには、それぞれ
バルーンの拡張時間、収縮時間及び人工心臓の拍動周期
が保持されているが、異常が生じた場合、例えば、バル
ーンポンプの破裂、駆動ホースの折れ、つぶれ、詰まり
等々か生じると、圧力印加が開始されてから駆動流体(
ヘリウムガス)の流速が零になるまでに各レジスタの内
容は異常に大きくなる。そこで、レジスタRti、 R
td及びPRmのいずれかの値が異常に大きくなった場
合には、ステップ57で発光ダイオードLEDを付勢し
、異常の発生を報知する。
なお、上記実施例においては、検出した流速が零になっ
た時に100%の駆動ストロークに達したものとみなし
ているが、例えば流速センサを設ける位置のちがいや、
医療ポンプの特性上の流速変化波形のちがいによって、
検出流速の零のタイミングと、実際の駆動ストロークが
100%になるタイミングとの間にずれが生じる場合に
は、それらを一致させるために時間的な補正を行なって
もよい。また、その補正時間は、拍動周期や拡張/収縮
時間に対する比率として設定してもよい。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、医療ポンプを駆動する流
体の流速を検出することにより、医療ポンプの拡張/収
縮動作の完了タイミングを把握できるので、次のような
効果が得られる。
人工心臓を駆動する場合: (1)膨張/収縮動作の休止期間がなくなるので、ポン
プ動イ1に無駄がなくなり、送血能力が向上する。また
、血栓の防止にも股上つ。
(2)サック内の血液を略100%送り出すので、サッ
ク内に血液が滞留することがなく、サック内に血栓が生
じる恐れがない。
(3)サックの収縮しすぎによって、血液のすりつぶし
が生じる恐れがない。
大動脈内バルーンポンプを駆動する場合=(1)バルー
ンの100%の拡張及び完全な収縮に必要な圧力のみが
印加されるので、過大応力の印加によるバルーンの破裂
が生じる恐れがなく、極めて安全である。
(2)バルーンの100%の拡張に対する膨らみ量を任
意に設定できるので、1種類のバルーンで様々な補助比
率が設定できる。
また、医療ポンプの拡張/収縮動作に要する時間が測定
できるので、駆動系や医療ポンプ自体の故障や不調をす
ばやく検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一実施例の医療ポンプ駆動装置の流体回路の
構成を示すブロック図である。 第2a図は第1図の出力ホース12の一部を拡大して示
す縦断面図、2b図は第2a図のセンサチップ9を示す
一部破断拡大斜視図である。 第3図は、第1図の駆動装置を制御する電装部の構成を
示すブロック図である。 第4図は、第3図の流速検出回路AFDの構成を示す電
気回路図である。 第5図及び第6図は、それぞれ、第1図の駆動装置の人
工心臓モー1く及びバルーンモードにおける駆動動作を
示すタイムチャートである。 第7a図、第7b図及び第7c図は、第3図のマイクロ
コンピュータ100の動作の主要部を示すフローチャー
トである。 2a、2b、2c:駆動ホース 9:センサチップ(流速検知手段) 10:リード線     11:エボキシ樹脂12:出
力ホース(接続手段) 13:温度センサ部   14:ヒータ部15:シリコ
ン単結晶 16:白金フィルム51.52,54,55
,56:電磁弁52.55:(切換弁手段) 56: (遮断弁手段)  71:コンプレッサ72:
真空ポンプ 51.71:(正圧発生手段) 54.727  (負圧発生手段) 60L、60R:人工心臓 60B:大動脈内バルーンポンプ 100:マイクロコンピュータ(電子制御手段)120
:心電計 130:タイミング信号生成回路 140:操作ボート LED:発光ダイオード(報知手段) AFD :流速検出回路 AGA:流体アイソレータ HT A :ヘリウ11タンク ACI、AC2:蓄圧タンク 出願人 アイシン精機株式会社 他1名声7c図 タイマ褒]友Σ 4] Sva  サ〕ブりンフパ DPP  γンデリン7′ DPN  ?ンプリシク゛ DPP< Psp?   NO

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)正圧発生手段;負圧発生手段;医療ポンプの駆動
    圧力室に接続された流路を有する接続手段;前記正圧発
    生手段の出力する圧力と負圧発生手段の出力する圧力の
    いずれか一方を前記接続手段に印加する切換弁手段;及
    び前記切換弁手段を切換え制御して前記接続手段に正圧
    と負圧とを交互に印加する拍動制御手段を備える医療ポ
    ンプ駆動装置において: 前記接続手段内に配置され駆動流体の流速に応じた電気
    信号を出力する流速検知手段;及び前記流速検知手段が
    出力する電気信号を監視して、流速が実質上零になるタ
    イミングを識別し、識別したタイミングに同期して、前
    記接続手段に印加する正圧と負圧との切換えを行なう、
    電子制御手段; を備える医療ポンプ駆動装置。
  2. (2)正圧発生手段;負圧発生手段;医療ポンプの駆動
    圧力室に接続された流路を有する接続手段;該接続手段
    の流路中に配置された遮断弁手段;前記正圧発生手段の
    出力する圧力と負圧発生手段の出力する圧力のいずれか
    一方を前記接続手段に印加する切換弁手段;及び前記切
    換弁手段及び遮断弁手段を切換え制御して前記接続手段
    に正圧と負圧とを交互に印加する拍動制御手段を備える
    医療ポンプ駆動装置において: 前記接続手段内に配置され駆動流体の流速に応じた電気
    信号を出力する流速検知手段;及び前記流速検知手段が
    出力する電気信号を監視して、流速が実質上零になるタ
    イミングを識別し、識別したタイミングに同期して、前
    記遮断弁手段を閉制御する電子制御手段; を備える医療ポンプ駆動装置。
  3. (3)正圧発生手段;負圧発生手段;医療ポンプの駆動
    圧力室に接続された流路を有する接続手段;前記正圧発
    生手段の出力する圧力と負圧発生手段の出力する圧力の
    いずれか一方を前記接続手段に印加する切換弁手段;及
    び前記切換弁手段を切換え制御して前記接続手段に正圧
    と負圧とを交互に印加する拍動制御手段を備える医療ポ
    ンプ駆動装置において: 前記接続手段内に配置され駆動流体の流速に応じた電気
    信号を出力する流速検知手段;少なくとも1つの報知手
    段;及び 前記流速検知手段が出力する電気信号を監視して、流速
    が実質上零になるタイミングを識別し、識別したタイミ
    ングに基づいてポンプの膨張/収縮の応答時間を測定し
    、測定した応答時間が異常であると、前記報知手段を付
    勢する、電子制御手段; を備える医療ポンプ駆動装置。
JP63062935A 1988-03-16 1988-03-16 医療ポンプ駆動装置 Pending JPH01236061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63062935A JPH01236061A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 医療ポンプ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63062935A JPH01236061A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 医療ポンプ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01236061A true JPH01236061A (ja) 1989-09-20

Family

ID=13214650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63062935A Pending JPH01236061A (ja) 1988-03-16 1988-03-16 医療ポンプ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01236061A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6357058A (ja) 血液ポンプの駆動装置
JP5861631B2 (ja) 医療用膨張・収縮駆動装置
EP1185203A1 (en) System and method of controlling pressure in a surgical tourniquet
US6082105A (en) Drive device for medical appliances
US6296605B1 (en) High-pressure drive system
JP2008264586A (ja) バルーンポンプ駆動装置
JP6241304B2 (ja) 電子血圧計、および、接続カフ種判定方法
JP3767008B2 (ja) 医療用膨張・収縮駆動装置
JPH01236061A (ja) 医療ポンプ駆動装置
JP2015146894A5 (ja)
JP4415957B2 (ja) 医療用膨張・収縮駆動装置
JP3804092B2 (ja) 医療用膨張・収縮駆動装置
JP2013042912A (ja) 医療用膨張・収縮駆動装置
JP3766995B2 (ja) 医療機器用駆動装置
JP3582216B2 (ja) 医療機器用駆動装置の監視装置
JP3766997B2 (ja) 医療用膨張・収縮駆動装置
JP2014187999A (ja) 医療用膨張・収縮駆動装置
JP7308077B2 (ja) 自動血圧測定装置
JP2012213468A (ja) 医療用膨張・収縮駆動装置
JP7103339B2 (ja) Iabp駆動装置
JPH03202069A (ja) バルーンポンピング装置
KR20170134043A (ko) 혈액 펌프 카테터 시스템
JP6932969B2 (ja) Iabp用バルーンカテーテルの駆動装置
JPH09182785A (ja) 医療機器用駆動装置
JPS6357057A (ja) 医療用ポンプの駆動装置