JPH01232634A

JPH01232634A - 電子銃用カソード支持構体

Info

Publication number: JPH01232634A
Application number: JP63058281A
Authority: JP
Inventors: Hidemasa Komoro; 小諸　英正
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1988-03-14
Filing date: 1988-03-14
Publication date: 1989-09-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、カラー受像管用電子銃憂こおいて、特多こイ
ンライン形カラー受像管に使用される電子銃用カソード
構体に関Ｔる。

〔従来の技術〕

カラー受像管用電子銃は、特殊用途を除いて、現在、殆
んどインライン形電子銃が使用されている。それは、イ
ンライン形電子銃は、３色の各電子銃が水平ｆこ一列に
並べられ、かつ中央の電子銃の中心軸が管軸と一致する
よう憂こ配列されているため、静コンバーゼンスを制御
するコンバーゼンスヨークは外側の２つの電子ビームの
移動を制御するだけでよいので構造が簡単ｊこなること
、また、動コンバーゼンスも垂直方向を考慮する必要が
ないので、垂直方向の動コンバーゼンス補正が省略でき
ること、など極めて経済性醗こ秀れている点が評価され
ているためである。

インライン形電子銃のこのような秀れた特徴を効果的に
発揮するため、インライン形電子銃を構成する３個のカ
ソードは、等間隔Ｅこ、かつ水平−列に正しく配列され
、また電子銃の各電極との中心軸と正しく一致するよう
配列されねばならない。

もし、カソード相互間の寸法精度や、カソードと電子銃
電極との中心軸の一致度等が悪いと、カラー受像管のフ
ォーカス特性がかえって低下してしまい、インライン形
カラー受像管の折角の秀れた特徴が著しく減殺されてし
まうことになる。

このようなことから、従来、３個のカソードが相互に正
確な位置関係を確保できる一体形カンード支持構造のも
のが提案されている。

第２図は、３色すなわち３個のカソードを１体１こまと
めた構造の電子銃用カソード支持構体の従来の一例を示
し、図（５）はその斜視図、図の）は図囚のＡ　−Ａ’
視要部断面図である。

同図において、１はその中にヒータ２を収容した円筒形
カソードで、図示されていない電子放射物質を頂面に設
けたカップを有するカソードスリーブ３と、これを保持
するスリーブ保持体４とからなる。

このように構成されたカソード１は、３色用に夫々同一
に構成され、これを保持するアイレット５を介して枠体
６の中−こ−列に、かつ等間隔ｆこ配置し、これ１こ絶
縁体７１例えば結晶化ガラスの粉末を充填し、高温雰囲
気の中で加熱して溶融させ、これを冷却固化させること
によって、３個のカソード１を一体に固定したカソード
組立体が作られる。

そして、上記カソードの中心軸がＧｌ電極８の中心軸と
一致するように、廿ボート９を介しビードガラス１０Ｉ
こ固定されている支持体１１の接合部１２を上記枠体６
の側壁１こ溶接接合してカソード支持構体を完成してい
る。なお、図中１４は上記溶接接合する溶接点、１５は
０．ＩＪＬ極８の電子ビーム通過孔を示す。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術によれば、カソードを有するアイレットを
枠体の中に一列、かつ等間隔に配置し。

これｉこ結晶化ガラスの粉末を充填したものを、高温雰
囲気の中で加熱するものであるので、上記アインット、
枠体および結晶化ガラスが夫々複雑に熱膨張して歪を起
し、これら部品番こよって組立てられたカソード組立体
の寸法精度の劣化は免れることができない。

そのため、ビードガラスＩこ固定される支持体の接合部
とこれと接合される枠体とのクリアランスが不適正とな
り、両者間の溶接が不良または不可能となる事態も生じ
、自動組立に著しい不都合を来していた。また、カソー
ドの中心軸と電子銃の中心軸とを一致させる裕度が極め
て狭くなるため、両者の中心軸を正しく一致させること
ができず。

電子ビームのフォーカス特性の劣化を来し、カラー受像
管の品質を著しく悪くする原因にもなっていた。

本発明の目的は、上記従来の欠点に鑑み、前記熱膨張に
よる歪によって、カソード組立体の寸法精度が低下して
も、カソードと対向する電極の中心軸とを常に容易に一
致させることができ、また自動組立を容易になしうる電
子銃用カソード支持構体を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的は、ビードガラスに固定きれる支持体と、こ
れに接合される枠体との間に、中心軸と直角方向に両者
の位置関係を調整するのに必要な大！！すを有するクリ
アランスを設けると共に、両者の開放端に中心軸と直角
方向に折り曲げたＬ字状の接合部を夫々設けること多こ
よって達成される。

〔作用〕

本発明は、上記の構成になっているため、ビードガラス
ｉこ固定される支持体と、これに接合されるカソード組
立体の枠体との接合裕度を犬きくとることができる。

それによって、カソード組立体が前記熱膨張の歪を受は
複雑Ｅこ変形し１寸法精閲が低下しても。

これと上記枠体とを適正な位置関係で溶接接合できるの
で、両者の接合ｆこ係る従来の問題は生じない。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図によって説明する。第
１図は、本発明のカソード支持構体を示し、囚はその斜
視図、（Ｂｌは囚のＡ　−Ａ’視要部断面図で、第２図
と同一符号のものは同一部品を示す。

第１図において、その中にカソード１を有するアイレッ
ト５は３色用に夫々同−に構成される。

そして、枠体２１の中に一列に、かつ等間隔ｆこ配置さ
れ、これを絶縁体７、例えば結晶化ガラスＩこより固定
し、カソード組立体を作る。また、２２は升ボート９を
介しビードガラス１０ｆこ固定された支持体で、これに
上記枠体２１を溶接接合してカソード支持構体を完成す
る。

本発明においては、特に上記枠体２２と上記支持体２１
との間のクリアランスを十分にとり、かつ１両者の接合
部を夫々Ｌ字状に形成した点に特徴がある。

すなわち、上記支持体２２と上記枠体２１との間１こ中
心軸と直角方向のクリアランス２３を設ける。そして、
このクリアランス２３は、上記カソード組立体の寸法精
度が低下した場合でも、カソード１の中心軸と電子銃の
中心軸とを一致させるとき５両者の位置関係を適正に維
持するのに必要かつ十分な間隔に調整し、保持される。

また、上記枠体２１と上記支持体２２の開放端ｆこ、中
心軸の直角方向ｆと折り曲げたＬ字状の接合部２４．２
５を夫々設ける。この接合部で両者を接触させ１両者の
最適な位置関係を確認した後、溶接点２６で溶接接合し
、カソード支持構体を完成する。

以上の実施例は、Ｌ字状の接合部２４．２５を枠体２１
および支持体２２の外側に夫々折り曲げて形成した場合
について述べたが、内側ｆこ折り曲げて形成しても本発
明と同一の技術思想１こある。

また、上記り字状の接合部は、本発明実施例の４個所に
限るものでないことも明白である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、カソード組立体を構成する枠体と、こ
れを支持固定する支持体との位置関係を。

両者の中心軸と直角方向に必要なだけ調整でき、かつ両
者の最適位置関係で確実Ｅこ溶接接合できるので、カソ
ード組立体の寸法精度が多少低下していても、カソード
の中心軸と電極の中心軸とを常に一致きせることができ
、かつ両者の自動組立を容易ｆこなしうる効果がある。

従って、カソード支持構体に基因する電子銃のフォーカ
ス特性の劣化は低減し、かつ生産性も向上するなど秀れ
た効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子銃用カソード支持構体の一実施例
を示し、囚は斜視図、　ＣＢ）は囚の要部断面図、第２
図は従来の電子銃用カソード支持構体の一例を示し、囚
は斜視図、（Ｂ）は（５）の要部断面図を示す。１・・・カソード、　　　　　　　５・・・アイレット
。７・・・絶縁体、２１・・・枠体。２２・・・支持体、　　　　　　　２３・・・クリアラ
ンス。２４．２５・・・接合部、　　　　２６・・・溶接点。第１図（Ａ）２４．２５：棲古部

Claims

【特許請求の範囲】

１、カソード組立体を絶縁物を介して保持する枠体と、
この枠体の外側に配置され、ビードガラスとの固定部を
有する支持体とを固定してなる電子銃用カソード支持構
体において、前記枠体及び前記支持体のそれぞれの開放
端に中心軸と直角方向に延在する接合部を設け、両者の
前記接合部を固定してなることを特徴とする電子銃用カ
ソード支持構体。